JPH0754631Y2 - 圧縮機の吐出弁装置 - Google Patents

圧縮機の吐出弁装置

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JPH0754631Y2
JPH0754631Y2 JP1990017012U JP1701290U JPH0754631Y2 JP H0754631 Y2 JPH0754631 Y2 JP H0754631Y2 JP 1990017012 U JP1990017012 U JP 1990017012U JP 1701290 U JP1701290 U JP 1701290U JP H0754631 Y2 JPH0754631 Y2 JP H0754631Y2
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JP
Japan
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valve
discharge valve
discharge
compressor
retainer
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JP1990017012U
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JPH03108882U (ja
Inventor
健二 大友
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリー圧縮機等に用いられる吐出弁装置
に関する。
(従来の技術) 従来、実公昭57-15400号公報に開示され且つ第4図に示
すように、弁押え(S)の板厚方向に貫通穴(H)を設
けることにより、吐出弁(V)がフルリフトした状態か
ら着座側に向けて離れようとするとき、この吐出弁
(V)の背面にドーム内のガスが導けるようにして、充
填油の粘性等により弁が密着したり弁の反面に負圧が生
じたりするのを防止し、弁離れを良くして吐出弁の応答
性を改善できるようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、以上のものでは、弁押え(S)の板厚方向に貫
通穴(H)を設けているため、該弁押え(S)の強度が
低下し、その板厚を、貫通穴を設けない通常のものより
も厚くする必要が生じ、材料コストがかさむと共に、肉
厚増加により加工性も悪くなり、全体としてコストアッ
プになる問題がある。
本考案の目的は、弁押えの強度向上により板厚の薄肉化
を図りながら吐出弁の応答性を改善できる圧縮機の吐出
弁装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) そこで、本考案では、上記目的を達成するため、頭部に
吐出孔(1)を覆う弁部(2)を、基部に固定部材への
取付部(3)をもつ薄板状の吐出弁(4)と、この吐出
弁(4)のフルリフトを規制する当接面(5)をもつ板
状の弁押え(6)とを備えた圧縮機の吐出弁装置におい
て、前記弁押え(6)の長手方向に、前記当接面(5)
から反弁側に凹入し、一端が端部エッジ部(7)を介し
て外方に開放され、他端が前記取付部(3)に至る凹入
部(81)を有するリブ(8)を設けることにした。
(作用) 吐出弁(4)が弁押え(6)の当接面(5)に当接され
るフルリフト時、吐出弁(4)の背面とリブ(8)との
間に、一端が端部エッジ部(7)を介して外方に開放さ
れ且つ他端が前記取付部(3)に至る凹入部(81)によ
り隙間が形成される。
このため、吐出弁(4)が弁押え(6)の当接面(5)
に当接された状態でも、この凹入部(81)により形成さ
れる隙間に端部エッジ部(7)開放部からガスを常に導
入させられるので、フルリフト状態から吐出弁(4)が
着座側に向けて離れようとするとき、この凹入部(81)
により形成される隙間に導入されるガスによって吐出弁
(4)に背圧を良好に作用させられ、この背圧により当
接面(5)から容易に離れられる。
特に、前記凹入部(81)は、長手方向に前記端部エッジ
部(7)から前記取付部(3)に至る長さを有するの
で、吐出弁(4)にかかる背圧面積を充分大きくとれ、
該吐出弁(4)の離反をさらに良好に行えるのである。
又、前記凹入部(81)を有する長手方向のリブ(8)に
より、弁押え(6)の剛性を高めることができ、しか
も、凹入部(81)を有するリブ(8)なので、その板厚
も通常のものよりも薄くできながら剛性を高めることが
可能になる。
(実施例) 第1図〜第3図に示すものはロータリー式の圧縮要素
(10)のフロントヘッド(11)に設けた吐出弁装置であ
って、静止部材となる前記フロントヘッド(11)に凹所
(12)を設けて、この凹所(12)に、頭部にシリンダ室
(9)に通じる吐出孔(1)を覆う弁部(2)を、基部
に前記凹所(12)の底部に取付ける取付部(3)をそれ
ぞれもった薄板状の吐出弁(4)と、この吐出弁(4)
のフルリフトを規制する湾曲形状の当接面(5)をもつ
板状の弁押え(6)とを、ボルト(13)で共締めして固
定している。
そして、図示しないが前記シリンダ室(9)に内装する
ローリングピストンの回転で圧縮を行い、その吐出行程
で前記吐出弁(4)をリフトさせてシリンダ室(9)の
圧縮ガスを前記圧縮要素(10)を収容する高圧ドーム内
に開放し、吸入行程に移行すると前記吐出弁(4)を再
び吐出孔(1)側に着座させるようにしている。
以上の構成で、前記弁押え(6)の長手方向に、前記当
接面(5)から反弁側に凹入し、前記吐出弁(4)の弁
部(2)側に位置する一端が、端部エッジ部(7)を介
して外方の高圧ドーム内に開放され、他端が前記吐出弁
(4)の取付部(3)に至る凹入部(81)を有するリブ
(8)を、プレス成形等により一体的に設ける。
これにより、吐出行程で前記吐出弁(4)がリフトされ
て背面が弁押え(6)の当接面(5)に密着した状態か
ら、吸入行程に移って該吐出弁(4)が当接面(5)か
ら離れて着座側に移動しようとするとき、ドーム内のガ
スが、リブ(8)の凹入部(81)と吐出弁(4)の背面
とにより形成される長手方向に延びる隙間に端部エッジ
部(7)から導入されるため、該弁(4)は当接面
(5)から容易に離反でき、該弁(4)の閉じ遅れによ
る圧縮効率の低下が未然に防止できるのである。
この場合、吐出弁(4)の背面にガスを導く構造が、弁
押え(6)の長手方向に延びるリブ(8)の凹入部(8
1)により構成されているので、吐出弁(4)にかかる
背圧面積を、長手方向に前記端部エッジ部(7)から前
記取付部(3)に至る長さとして充分大きくとれるの
で、該吐出弁(4)の離反を良好に行えるのである。
さらに、前記凹入部(81)を有するリブ(8)により、
弁押え(6)の剛性を高めることができ、さらに、その
板厚を通常のものよりも薄くすることができ、それだけ
コストダウンが図れるのである。
尚、上記実施例では、ロータリー式の圧縮要素(10)へ
の適用例を示したが、その他、レシプロ式やスクロール
式の圧縮要素にも同様に適用できる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、弁押え(6)の板厚を薄
くしながら強度を向上してコストダウンが図れながら、
吐出弁(4)の応答性を改善して、該弁(4)の閉じ遅
れによる圧縮効率の低下を未然に防止できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる吐出弁装置の長手方向の断面
図、第2図は同弁部の横断面図、第3図は同平面図、第
4図は従来例の断面図である。 (1)……吐出孔 (2)……弁部 (3)……取付部 (4)……吐出弁 (5)……当接面 (6)……弁押え (7)……頭部エッヂ部 (8)……リブ (81)……凹入部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頭部に吐出孔(1)を覆う弁部(2)を、
    基部に固定部材への取付部(3)をもつ薄板状の吐出弁
    (4)と、この吐出弁(4)のフルリフトを規制する当
    接面(5)をもつ板状の弁押え(6)とを備えた圧縮機
    の吐出弁装置において、前記弁押え(6)の長手方向
    に、前記当接面(5)から反弁側に凹入し、一端が端部
    エッジ部(7)を介して外方に開放され、他端が前記取
    付部(3)に至る凹入部(81)を有するリブ(8)を設
    けたことを特徴とする圧縮機の吐出弁装置。
JP1990017012U 1990-02-22 1990-02-22 圧縮機の吐出弁装置 Expired - Lifetime JPH0754631Y2 (ja)

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JPH03108882U JPH03108882U (ja) 1991-11-08
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