JPH045484A - 圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は気体を圧縮してタンク等に貯留し適宜気体を供
給するための圧縮機に関する。

（従来の技術） 通常、圧縮機のシリンダヘッドには吸込弁と吐出弁とか
配設されており、シリンタ内のピストンの吸込行程時に
吸込弁を介して吸込ポートから気体をシリンタ内に吸込
し、圧縮行程時にシリンタ内の気体を圧縮して吐出弁を
介して吐出ポートからタンク等に送って気体を貯留させ
ている。

小型の圧縮機ては構造を簡略化して組付性を向上させる
ために、シリンダヘッドを弁座部材とシリンダカバーと
から構成し、シリンダと弁座部材との間にパツキンを兼
ねた吸込弁を介装させ、さらに、弁座部材とシリンダカ
バーとの間にパツキンを兼ねた吐出弁を介装させて、シ
リンダカバー、弁座部材および多弁をボルトによって一
体に固定したものがある。

たとえば、この種の圧縮機としては実公昭６］−１３７
５４号公報で開示されたものがある。この圧縮機を第５
図を用いて概略説明すると、ピストン１か摺動自在に嵌
合しているシリンダ２の上部に吸込弁３を介装させて弁
座部材４を配置し、弁座部材４に吐出弁５を介装させて
シリンダカバー６を配置して、図示しないボルト等によ
り一体に固定しているものである。多弁３゜５の外側に
は弾性ゴム等のコーチインク７．８か施されており、こ
のコーチインク７．８かパツキンの役目をしてシリンダ
２と弁座部材４および弁座部材４とシリンダカバー６と
の間のシールを行なワている。吸込弁３はシリンダカバ
ー６に設けられている図示しない吸込室とシリンダ２内
とを連通ずるために弁座部材４に形成されている吸込ポ
ート９を塞ぐように弁座部材４のシリンダ２側に当接さ
れており、吐出弁５はシリンダ２内とシリンダカバー６
に設けられている図示しない吐出室とを連通ずるために
弁座部材４に形成されている吐出ポート１０を塞ぐよう
に弁座部材４のシリンダカバー６側に当接されている。

そして、ピストン１か下降する吸込行程時には図示しな
い吸込室から吸込ポート９を通り吸込弁３を介してシリ
ンダ２内に気体か吸い込まれ、ピストン１か上昇する圧
縮行程時には気体かシリンダ２内て圧縮されて吐出ポー
ト１０を通り吐出弁５を介して図示しない吐出室に送ら
れ、さらに図示しないタンク等に供給される。

（発明か解決しようとする課題） シカしなから上記従来の圧縮機ては次のような問題点を
有していた。

弁座部材４はシリンダ２内の圧力か直接前わるため高い
剛性か必要であり、この剛性を確保するために弁座部材
４はある程度厚く形成されている。そのため、弁座部材
４に形成されている吐出ポート１０か圧縮行程時に気体
を残留させてしまうチットボリュームとなってしまい、
体積効率を低下させているという問題点かあった。

また、小型圧縮機では性能を低下させることなく設置ス
ペースの削減や運び易さを向上させるために軽量小型化
か強く望まれている。

本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものて、その目
的とするところは圧縮効率の向上が図れ、かつ、軽量小
型化か図れる圧１ｉｉｉ機を提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の圧縮機は、シリンダとシリンタカバーとの間に
弁座部材を配置し、弁座部材に形成した吸込ポートのシ
リンダ側の開口部に弁部を位置させて吸込弁をシリンダ
と弁座部材の間に介装し、弁座部材に形成した吐出ポー
トのシリンダカバー側の開口部に弁部を位置させて吐出
弁を弁座部材とシリンダカバーとの間に介装してなるシ
リンダヘッドを有する圧縮機てあって、前記弁座部材に
おけるシリンダカバーに対面する側の一端面を傾斜させ
て形成し、該弁座部材の厚さの薄い側に吐出ポートを形
成してなるものである。

（作用） 以上の構成とすると、一端面を傾斜させた弁座部材の厚
さの薄い側に吐出ポートを形成したのでその分吐出ポー
トの長さか短くなってプツトボリュームか小さくなり、
圧縮効率を高めることかできる。また、弁座部材の傾斜
に合わせてシリンダカバーを傾斜させて取付けることに
よりシリンダヘッド全体の高さを低くすることかてきる
。

（実施例） つぎに、本発明の圧縮機の実施例を第１図ないし第４図
に基づいて説明する。なお、本実施例では空気を圧縮し
て貯留する空気圧縮機について説明する。

この空気圧縮機のシリンダヘッド１１は、シリンダ１２
の上部に配置される弁座部材１３およびシリンダカバー
１４と、シリンダ１２と弁座部材１３との間に介装され
る吸込弁１５と、弁座部材１３とシリンダカバー１４と
の間に介装される吐出弁１６とから概略構成されている
。

シリンダ１２内には図示しないモータ等の駆動源により
駆動されるピストン１７が摺動自在に嵌合している。

シリンダ１２の上部に配置されている弁座部材１３はシ
リンダカバー１４に対面する側である上端面か図中の水
平面に対して所定角度傾斜させた形状となっている。そ
して、厚さか厚い側（図中左側）には吸込口１８を介し
て図示しなしｚサイレンサ等に連通される吸込室１９か
形成されており、吸込室１９とシリンダ１２内とは弁座
部材１３に形成されている吸込ポート２０により連通さ
れている。

シリンダ１２と弁座部材１３との間に介装されている吸
込弁１５は弁機能とシール機能をの２つの機能を有する
ものてあり、中央には前記吸込ポート２０を塞ぐように
位置する舌片状の弁部１５ａか形成されており、外側に
は取付部１５ｂか形成されている。取付部１５ｂの両面
にはシリコンゴム等の弾性材料を塗布または焼き付は等
により一体にコーティング２１か施されていて、これに
よりシリンダ１２と弁座部材１３との間のシールか行わ
れる。弁部１５ａは吸込ポート２０のシリンダ１２側の
開口部を塞いており、吸込室１９側からシリンダ１２内
への空気の流動は開弁して許容するか逆方向の空気の流
動は閉弁して規制するものである。なお、弁部１５ａは
開弁したときにシリンダ１２に形成されている段部から
なるストップ２２に当接してたわみ量か一定に規制され
る。

弁座部材１３の厚さの薄い側には吐出ポート２３か形成
されており、吐出ポート２３はシリンダ１２内と前記シ
リンダカバー１４に形成されている吐出室２４とを連通
させている。前記吸込弁１５の弁部１５ａには吐出ポー
ト２３に対応させてシリンダ１２内と吐出ポート２３と
を連通させる連通孔１５ｃか形成されている。なお、こ
の連通孔１５ｃを形成する代りに、吐出ポート２３のシ
リンダ１２側に弁部１５ａの幅より大きな溝を形成して
シリンダ１２内と吐出ポート２３を連通させるようにし
てもよい。

弁座部材１３とシリンダカバー１４との間に介装されて
いる吐出弁１６は前記吸込弁１５と同一の形状であるた
め共用化させているか、説明の便宜上人なる符号を付し
ている。吐出弁１６の弁部１６ａは吐出ポート２３の吐
出口側の開口部を塞ぐように配置されておりシリンダ１
２内から吐出室２４への空気の流動は開弁して許容する
か逆方向への空気の流動は閉弁して規制するものである
。弁部１６ａは開弁したときにシリンダカバー１４に形
成されている段部からなるストップ２５に当接してたわ
み量か一定に規制される。また、吐出弁１６の取付部に
施されているコーチインク２６により弁座部材１３とシ
リンダカバー１４との間のシールか行われる。

シリンダカバー１４に形成されている吐出室２４は吐出
口２７を介して図示しない貯留タンクと連通されており
、この吐出口２７から圧縮された空気か図示しない貯留
タンクに供給される。

弁座部材１３、シリンダカバー１４および多弁１５．１
６はボルト２８が貫通してシリンダ１２に締付けること
により一体に固定される。この際、多弁Ｉｓ、Ｉｌｌを
共用化しているために吐出弁１６が斜めに取付けられる
のを考慮してボルト２８を挿通する孔１５ｄ、１６ｄの
径を大きくしておく必要かある。そのため、ボルト２８
と孔１５ｄ、１６ｄとの隙間によってかたつきか生して
多弁１５，１６の位置決めかできないためシリンダ１２
と弁座部材Ｉ３の間および弁座部材１３とシリンダカバ
ー１４の間に吸込弁１５および吐出弁１６の位置決めを
行うガイドピン２９．３０かそれぞれ配設されている。

以上の構成の空気圧縮機に係る作用を説明する。

まず、空気圧縮機の圧縮作用を概略説明すると、ピスト
ン１７か下降する吸込行程時には空気か吸込室１９から
吸込ポート２０を流れ吸込弁１５を開弁させてシリンダ
１２内に吸入される。つぎに、ピストン１７か上昇する
圧縮行程では、圧縮された空気か吸込弁１５の連通孔１
５ｃおよび吐出ポート２３を流れて吐出弁１６を開弁さ
せて吐出室２４に送られる。そして、吐出室２４から吐
出口２７を通って圧縮された空気は図示しない貯留タン
クに供給される。

このシリンダヘッド１１を有する圧縮機ては、弁座部材
１３の厚さの薄い側に吐出ポート２３を配置したため吐
出ポート２３の長さが短くなりチットボリュームを小さ
くすることかてきて、圧縮効率を高めることかできる。

また、シリンダカバー１４も弁座部材１３の傾斜に合わ
せて傾斜させて取付けたため、その分シリンタヘット１
１の高さを低くすることかてきて、小型軽量化か図れる
。

また、弁座部材１３に吸込室１９を形成したため吸込ポ
ート２０の長さを短くてきて吸込効率も高めることかで
きる。

なお、本実施例ては弁座部材１３とシリンダカバー１４
とは別部材であるか、弁座部材Ｉ３をシリンダカバーに
兼用させることかできる。この場合、シリンダカバーに
弁座部材１３を使用すると吐出ポート２３か外部と連通
してしまうため、この吐出ポート２３にスリープ等を挿
入して密閉すればよい。このように、各部品を兼用化す
ることにより組何か容易となり部品コストも低減するた
め大幅なコストの低減か図れる。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明は吸込弁および吐出弁
か当接する弁座部材の一端面を傾斜させて、弁座部材の
厚さの薄い側に吐出ポートを形成したためデッドボリュ
ームを小さくすることかできて圧縮効率の向上か図れる
。さらに、弁座部材を傾斜させてシリンダカバーをその
傾斜に合わせて組み付けることによりシリンダヘッドの
高さも低くすることかできて、シリンダヘッドの軽量小
型化か図れる。

これにより、性能を向上させてかつ軽量小型化か図れた
圧縮機を提供することかてきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の圧縮機のシリンダヘッドの
縦断面図、 第２図は第１図に示すシリンダヘッドに使用される吸込
弁の平面図、 第３図は第１図に示すシリンダヘッドに使用される弁座
部材の底面図、 第４図は第１図に示すシリンダヘッドに使用される吐出
弁とボルトの関係を示す図、第５図は従来の圧縮機のシ
リンダヘッドの一例を示す縦断面図である。 １１・・・シリンダヘッド　１２・・・シリンタ１３・
・・弁座部材　　　　】４・・・シリンダカバー１５・
・・吸込弁　　　　　１６・・・吐出弁２０・・・吸込
ポート　　　２３・・・吐出ポート第１図 特許出願人　　　　　トキコ株式会社 （ほか２名） ５Ｇ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）シリンダとシリンダカバーとの間に弁座部材を配
   置し、弁座部材に形成した吸込ポートのシリンダ側の開
   口部に弁部を位置させて吸込弁をシリンダと弁座部材の
   間に介装し、弁座部材に形成した吐出ポートのシリンダ
   カ バー側の開口部に弁部を位置させて吐出弁を弁座部材と
   シリンダカバーとの間に介装してなるシリンダヘッドを
   有する圧縮機であっ て、前記弁座部材におけるシリンダカバーに対面する側
   の一端面を傾斜させて形成し、該弁座部材の厚さの薄い
   側に吐出ポートを形成してなることを特徴とする圧縮機
   。