JP2980260B2 - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
密閉型電動圧縮機Info
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- JP2980260B2 JP2980260B2 JP3162746A JP16274691A JP2980260B2 JP 2980260 B2 JP2980260 B2 JP 2980260B2 JP 3162746 A JP3162746 A JP 3162746A JP 16274691 A JP16274691 A JP 16274691A JP 2980260 B2 JP2980260 B2 JP 2980260B2
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- Japan
- Prior art keywords
- suction
- compression element
- muffler
- flexible cap
- communication pipe
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷蔵庫等に使用される密
閉電動圧縮機に関し特に低騒音に関するものである。
閉電動圧縮機に関し特に低騒音に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型電動圧縮機(以下、圧縮機
という)は吐出ガスの脈動がなく、又、吸入ガスのふき
かえしがなく、騒音の低いものが求められ、その要求レ
ベルは、毎年厳しくなっている。
という)は吐出ガスの脈動がなく、又、吸入ガスのふき
かえしがなく、騒音の低いものが求められ、その要求レ
ベルは、毎年厳しくなっている。
【0003】以下図面を参照しながら、従来の圧縮機の
一例について説明する。図4は特開昭52−13001
3号公報に示されている圧縮機の断面図である。密閉容
器1内には圧縮要素2と電動要素3とが一体に組合わせ
た結合体4が配設されている。
一例について説明する。図4は特開昭52−13001
3号公報に示されている圧縮機の断面図である。密閉容
器1内には圧縮要素2と電動要素3とが一体に組合わせ
た結合体4が配設されている。
【0004】圧縮要素2はシリンダ5とシリンダ内を往
復運動するピストン6と、電動要素3の回転子3aと一
体に回転するクランクシャフト7と、クランクシャフト
7の回転により回転運動を往復運動に換えるコンロット
8とより成っている。
復運動するピストン6と、電動要素3の回転子3aと一
体に回転するクランクシャフト7と、クランクシャフト
7の回転により回転運動を往復運動に換えるコンロット
8とより成っている。
【0005】9は密閉容器1に溶接されたチューブであ
る。10は密閉容器1に気密的に溶接されて電動要素3
に電気を導くハーメチックターミナルである。11は密
閉容器1の底面が平面1a、1bに成形され、その平面
に溶接された脚である。12はサスペンションスプリン
グ13を介して弾性的に結合体4を支持するスナブバー
である。このスナブバー12は密閉容器1の底面に平面
1a、1bを形成して、その平面に溶接されている。
る。10は密閉容器1に気密的に溶接されて電動要素3
に電気を導くハーメチックターミナルである。11は密
閉容器1の底面が平面1a、1bに成形され、その平面
に溶接された脚である。12はサスペンションスプリン
グ13を介して弾性的に結合体4を支持するスナブバー
である。このスナブバー12は密閉容器1の底面に平面
1a、1bを形成して、その平面に溶接されている。
【0006】図5は実開平1−3086号公報に示され
ている圧縮機の平面図である。図5にて、吐出ガスと、
吸入ガスの流れについて説明する。
ている圧縮機の平面図である。図5にて、吐出ガスと、
吸入ガスの流れについて説明する。
【0007】吐出ガスは吐出マフラー15から吐出チャ
ンバー16、吐出管17、を通り吐出チューブ18から
吐出される。吸入ガスはサクション管19からもどり、
密閉容器1内にたまり吸入管20から吸入チャンバー2
1に入ってからシリンダ5内へ導かれる。
ンバー16、吐出管17、を通り吐出チューブ18から
吐出される。吸入ガスはサクション管19からもどり、
密閉容器1内にたまり吸入管20から吸入チャンバー2
1に入ってからシリンダ5内へ導かれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、吐出ガスの脈動を小さくする工夫をして
いないので脈動がとりきれなくて大きい。又、吸入ガス
のふきかえしがある。従って、騒音が大きいという課題
を有していた。
うな構成では、吐出ガスの脈動を小さくする工夫をして
いないので脈動がとりきれなくて大きい。又、吸入ガス
のふきかえしがある。従って、騒音が大きいという課題
を有していた。
【0009】本発明は、上記課題に鑑み、騒音の低い圧
縮機を提供するものである。
縮機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明の圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内
に配設された圧縮要素と、前記圧縮要素の吐出チャンバ
ーと、前記吐出チャンバーと吐出マフラーとを接続する
連通管と、圧力脈動によって伸縮するフレキシブルキャ
ップとを備え、前記吐出チャンバーの内部に前記フレキ
シブルキャップを配設し、前記フレキシブルキャップと
前記連通管とをフレキシブルキャップの入口と連通管の
出口との間に隙間をあけて接続したものである。
するために本発明の圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内
に配設された圧縮要素と、前記圧縮要素の吐出チャンバ
ーと、前記吐出チャンバーと吐出マフラーとを接続する
連通管と、圧力脈動によって伸縮するフレキシブルキャ
ップとを備え、前記吐出チャンバーの内部に前記フレキ
シブルキャップを配設し、前記フレキシブルキャップと
前記連通管とをフレキシブルキャップの入口と連通管の
出口との間に隙間をあけて接続したものである。
【0011】更に、密閉容器と、密閉容器内に配設され
た圧縮要素と、前記圧縮要素の吸入マフラーと、リード
とを備えると共に、前記吸入マフラーの吸入穴を前記リ
ードで開閉するという構成を備えたものである。
た圧縮要素と、前記圧縮要素の吸入マフラーと、リード
とを備えると共に、前記吸入マフラーの吸入穴を前記リ
ードで開閉するという構成を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成により吐出ガスの脈動に
ついて、吐出ガスの脈動と連動して伸縮するフレキシブ
ルキャップで脈動を低くする。一方、吸入ガスのふきか
えしについて、吸入マフラーカバーの吸入穴をリードで
開閉してガスのふきかえしをおさえることができる。
ついて、吐出ガスの脈動と連動して伸縮するフレキシブ
ルキャップで脈動を低くする。一方、吸入ガスのふきか
えしについて、吸入マフラーカバーの吸入穴をリードで
開閉してガスのふきかえしをおさえることができる。
【0013】
【実施例】以下の本発明の一実施例の圧縮機について図
1から図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一部品は同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じと
ころは省略する。図において、密閉容器1と、電動要素
3と、圧縮要素2の吐出マフラー15と、フレキシブル
キャップ31と、連通管35とを備えると共に、吐出チ
ャンバー30は膨脹型で、この内部に前記フレキシブル
キャップ31を配設して前記フレキシブルキャップ31
と前記連通管35とを、フレキシブルキャップ31の入
口32と連通管35の出口36との間に隙間33をあけ
て接続している。
1から図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同
一部品は同一符号を用いて説明し、構成、動作の同じと
ころは省略する。図において、密閉容器1と、電動要素
3と、圧縮要素2の吐出マフラー15と、フレキシブル
キャップ31と、連通管35とを備えると共に、吐出チ
ャンバー30は膨脹型で、この内部に前記フレキシブル
キャップ31を配設して前記フレキシブルキャップ31
と前記連通管35とを、フレキシブルキャップ31の入
口32と連通管35の出口36との間に隙間33をあけ
て接続している。
【0014】以上のような構成において、吐出ガスは吐
出マフラー15から連通管35を通ってフレキシブルキ
ャップ31に入るが、吐出ガスの脈動と連動して伸縮す
るフレキシブルキャップ31によって脈動は低くなる。
出マフラー15から連通管35を通ってフレキシブルキ
ャップ31に入るが、吐出ガスの脈動と連動して伸縮す
るフレキシブルキャップ31によって脈動は低くなる。
【0015】一方、吸入ガスのふきかえしについては、
吸入ガスはサクション管19からもどり、密閉容器1内
にたまり吸入マフラー43の吸入穴37からリード38
を押し開いて吸入マフラー43に入り、次に吸入第2マ
フラー39に入ってからパス穴40からシリンダ内へ導
かれる。41はリード38を吸入マフラー43に止めて
いるリベットである。
吸入ガスはサクション管19からもどり、密閉容器1内
にたまり吸入マフラー43の吸入穴37からリード38
を押し開いて吸入マフラー43に入り、次に吸入第2マ
フラー39に入ってからパス穴40からシリンダ内へ導
かれる。41はリード38を吸入マフラー43に止めて
いるリベットである。
【0016】尚、吸入第2マフラー39のカバー39a
を気密的にとりつけ吸入マフラー43をカバー39aに
固着している。
を気密的にとりつけ吸入マフラー43をカバー39aに
固着している。
【0017】以上のような構成において、バルブの閉じ
おくれなどによる吸入ガスのふきかえしが発生しても、
吸入穴37がリード38で閉じられて騒音が洩れない。
おくれなどによる吸入ガスのふきかえしが発生しても、
吸入穴37がリード38で閉じられて騒音が洩れない。
【0018】従って、厳しくなっている要求レベルに達
する騒音の低い圧縮機となる。
する騒音の低い圧縮機となる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、密閉容器と、密
閉容器内に配設された圧縮要素と、前記圧縮要素の吐出
チャンバーと、前記の吐出チャンバーと吐出マフラーと
を接続する連通管と、圧力脈動によって伸縮するフレキ
シブルキャップを備えると共に、前記吐出チャンバーの
内部に前記フレキシブルキャップを配設して前記フレキ
シブルキャップと前記連通管とをフレキシブルキャップ
の入口と連通管の出口との間に隙間をあけて接続した。
更に、密閉容器と、密閉容器内に配設された圧縮要素
と、前記圧縮要素の吸入マフラーと、リードとを備える
と共に、前記吸入マフラーの吸入穴を前記リードで開閉
するという構成を備えたものであり、吐出ガスの脈動に
ついて、吐出ガスの脈動と連動して伸縮するフレキシブ
ルキャップで脈動を低くする。一方、吸入ガスのふきか
えしについて、吸入マフラーカバーの吸入穴をリードで
開閉してガスのふきかえしをおさえる。以上により、厳
しくなっている要求レベルに達する騒音の低い圧縮機に
することができる。
閉容器内に配設された圧縮要素と、前記圧縮要素の吐出
チャンバーと、前記の吐出チャンバーと吐出マフラーと
を接続する連通管と、圧力脈動によって伸縮するフレキ
シブルキャップを備えると共に、前記吐出チャンバーの
内部に前記フレキシブルキャップを配設して前記フレキ
シブルキャップと前記連通管とをフレキシブルキャップ
の入口と連通管の出口との間に隙間をあけて接続した。
更に、密閉容器と、密閉容器内に配設された圧縮要素
と、前記圧縮要素の吸入マフラーと、リードとを備える
と共に、前記吸入マフラーの吸入穴を前記リードで開閉
するという構成を備えたものであり、吐出ガスの脈動に
ついて、吐出ガスの脈動と連動して伸縮するフレキシブ
ルキャップで脈動を低くする。一方、吸入ガスのふきか
えしについて、吸入マフラーカバーの吸入穴をリードで
開閉してガスのふきかえしをおさえる。以上により、厳
しくなっている要求レベルに達する騒音の低い圧縮機に
することができる。
【図1】図3の吐出マフラー部の拡大断面図
【図2】図3の吸入マフラー部の拡大断面図
【図3】本発明の一実施例における密閉型電動圧縮機の
平面断面図
平面断面図
【図4】従来の圧縮機の側面断面図
【図5】従来の圧縮機の平面断面図
1 密閉容器 15 吐出マフラー 17 吐出管 18 吐出チューブ 19 サクション管 30 吐出チャンバー 31 フレキシブルキャップ 32 フレキシブルキャップ入口 33 隙間 34 固着 35 連通管 36 連通管出口 37 吸入穴 38 リード 40 パス穴 43 吸入マフラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 39/00 101
Claims (3)
- 【請求項1】 密閉容器と、密閉容器内に配設された圧
縮要素と、前記圧縮要素の吐出チャンバーと、前記吐出
チャンバーと吐出マフラーを接続する連通管と、圧力脈
動によって伸縮するフレキシブルキャップとを備え、前
記吐出チャンバーの内部に前記フレキシブルキャップを
配設し、前記フレキシブルキャップと前記連通管とをフ
レキシブルキャップ入口と連通管の出口との間に隙間を
あけて接続したことを特徴とする密閉型電動圧縮機。 - 【請求項2】 密閉容器と、密閉容器内に配設された圧
縮要素と、前記圧縮要素の吸入マフラーと、前記吸入マ
フラーの吸入穴に取付られたリードとを有することを特
徴とする密閉型電動圧縮機。 - 【請求項3】 密閉容器と、密閉容器内に配設された圧
縮要素と、前記圧縮要素の吸出チャンバーと、前記吐出
チャンバーと吐出マフラーとを接続する連通管と、前記
吐出チャンバーの内部に設けられ圧力脈動によって伸縮
するフレキシブルキャップと、前記圧縮要素の吸入マフ
ラーと、この吸入マフラーの吸入穴に取付られたリード
とからなり、前記フレキシブルキャップと連通管とを、
フレキシブルキャップの入口と連通管の出口との間に隙
間をあけて接続したことを特徴とする密閉型電動圧縮
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162746A JP2980260B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 密閉型電動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3162746A JP2980260B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 密閉型電動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510260A JPH0510260A (ja) | 1993-01-19 |
JP2980260B2 true JP2980260B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15760477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3162746A Expired - Fee Related JP2980260B2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 密閉型電動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980260B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104763612A (zh) * | 2015-03-27 | 2015-07-08 | 广州万宝集团压缩机有限公司 | 一种排气消音器和制冷压缩机 |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP3162746A patent/JP2980260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510260A (ja) | 1993-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |