JPH0568410U - 多段式コンパクト容器 - Google Patents

多段式コンパクト容器

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JPH0568410U
JPH0568410U JP802392U JP802392U JPH0568410U JP H0568410 U JPH0568410 U JP H0568410U JP 802392 U JP802392 U JP 802392U JP 802392 U JP802392 U JP 802392U JP H0568410 U JPH0568410 U JP H0568410U
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次夫 勝間田
隆文 佐藤
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釜屋化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】蓋体を必要以上に大きく開けることなく、中板
を容易に持ち上げることのできる多段式コンパクト容器
を提供する。 【構成】中板20の一対の蝶番部21、21の間に軸部
40よりも内寄りに位置する垂下片22を設け、中板2
0の一対の蝶番部21、21を収納配置する容器本体1
0の切欠部11に、閉蓋時において垂下片22の下端に
弾性的に当接する当接面17を設ける。容器本体10の
切欠部11には中板20の蝶番部21に当接して中板2
0の最大開度を蓋体30の最大開度よりも小さくする当
接段部16を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器本体と蓋体と中板とが一端において同軸的に枢着された多段式 コンパクト容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の多段式コンパクト容器として、図7および図8に示すよう に、蓋体と連動させて中板を自動的に持ち上げるようにした構造の多段式コンパ クト容器が知られている(実開昭60−57314号公報)。
【0003】 図7および図8に示す多段式コンパクト容器は、化粧料を収納する容器本体1 と、パフPを収納する中板2と、蓋体3とをそれぞれ蝶番部において相互に開閉 自在に枢着し、前記中板2の2個の蝶番脚4、4間にボス5を突設し、蓋体3の 蝶番部6の先端に蓋体3を回動した際に前記中板2のボス5に係合して、中板2 を蓋体3と同一方向に回動させる凸出部7を突設した構成とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の多段式コンパクト容器においては、中板2を蓋体3 に連動させて持ち上げることができるという利点がある半面、中板2を持ち上げ るために蓋体3を90度以上に大きく開けなければならないという欠点があった 。即ち、従来例は、図7に示すように蓋体3を90度以上開いてから蝶番部6の 先端に設けた凸出部7が中板2のボス5に係合を開始する構造であるため、図8 に示すように、中板2を持ち上げるためには、蓋体3をさらに大きく開けざるを 得ず、中板2の回動操作性の点で改良すべき余地が残されていた。
【0005】 本考案は、蓋体を必要以上に大きく開けることなく、中板を容易に持ち上げる ことのできる多段式コンパクト容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、容器本体と中板と蓋体とを一端において軸部を介して同軸 的に枢着し、かつ、前記容器本体と前記蓋体とを他端において着脱可能に係合し た多段式コンパクト容器であって、前記中板の一対の蝶番部の間には前記軸部よ りも他端寄りに位置する垂下片を設け、当該中板の一対の蝶番部を収納配置する 容器本体の切欠部には、閉蓋時において前記垂下片の下端に弾性的に当接する当 接面を設けたことを前記課題の解決手段とした。なお、前記容器本体の切欠部に は前記中板の蝶番部に当接して前記中板の最大開度を前記蓋体の最大開度よりも 小さくする当接段部を設けることが望ましい。
【0007】
【作用】
本考案にかかる多段式コンパクト容器においては、他端において容器本体と蓋 体との係合を解くと、蓋体同様に中板の回動も可能となり、その結果、容器本体 側の当接面に弾性的に当接していた垂下片の弾性復帰作用によって垂下片が容器 本体側の当接面を基台として中板を持ち上げる。したがって、蓋体を開方向に回 動させると同時に中板の自由端が自動的に持ち上がる。その結果、中板を容易に 起こして容器本体内部の化粧料等を容易に取り出せるようになる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の一実施例を、図1ないし図5を参照して説明する。
【0009】 図中、符号10は容器本体、符号20は中板、符号30は蓋体を示している 。これら容器本体10、中板20、蓋体30は後壁部において同軸的に枢着され ている。
【0010】 前記容器本体10は、図1に示すように、上面に化粧料Kを収納する凹状の化 粧料収納室10aを備えた偏平薄形容器であって、後壁部の真ん中に切欠部11 を形成するとともに、その切欠部11の両脇に軸ピン40を挿通させた蝶番部1 2(図3参照)を形成する一方、前壁部の真ん中に凹部13を形成して、凹部1 3の奧面にフック14を突設し、凹部13内に開蓋操作用の押圧釦15を前後に 摺動自在に収納している。また、切欠部11の奧面下端には両内側面に延びる当 接段部16が形成されている。この当接段部16は、中板20の蝶番部21の背 面に当接して、中板20の最大開度を蓋体30の最大開度よりも小さく設定する 役目を有する。
【0011】 前記中板20は、図1に示すように、前記化粧料収納室10aの開口部を覆う 大きさおよび形状の薄板部材であって、当該化粧料収納室10aの上方に配置さ れるものである。この中板20の上面にはパフPを配置する一方、中板20の裏 面には鏡41が貼着されている。かかる中板20の後端部には、図2に示すよう に、容器本体10の後壁部の切欠部11内に収納配置される左右一対の蝶番部2 1、21が設けられている。この蝶番部21、21には前記軸ピン40が挿通さ れており、軸ピン40により中板20、容器本体10が同軸的に枢着されている 。
【0012】 また、図1に示すように、中板20の後端部にはそれら蝶番部21、21の間 に位置しかつ蝶番部21の軸心よりも前方に位置する垂下片22が垂設されてお り、この垂下片22は容器本体10の切欠部11の当接段部16に向けて延びて いる。そして、垂下片22の下端部22aは閉蓋時において前記当接段部16の 上面に突設された凸部(当接面)17の上面に弾性的に当接している。かかる垂 下片22は、凸部17と共に後述するように中板20を自動的に持ち上げる機構 の一部を構成する。
【0013】 さらに、図1に示すように、中板20の自由端中央は中板20の自由端を容器 本体10の前壁部の凹部13奧面の上端に係止する係止部23とされるとともに 、図2に示すように、凹部13の両脇に位置する中板20の自由端は容器本体1 0の前壁部上面に乗る形で当接する前部24とされている。この前部24は閉蓋 時に後述する蓋体30の自由端の縁部に設けられた段部34によって容器本体1 0の前壁部上面に押圧されるようになっている。
【0014】 前記蓋体30は、図1に示すように、容器本体10の上面を覆う大きさ及び形 状とされており、蓋体30の後壁部には中板20の一対の蝶番部21、21の間 に位置して容器本体10の切欠部11に収納配置される蝶番部31が設けられて いる。この蝶番部31には軸ピン40が挿通されており、軸ピン40により蓋体 30が容器本体10及び中板20と共に同軸的に枢着されている。
【0015】 また、この蓋体30の自由端には容器本体10側のフック14に係合し得るフ ック32(図4参照)を有する係止片33が設けられており、この係止片33の 両脇には閉蓋時に中板20の前部24を容器本体10の前壁部上面に押圧する段 部34が穿設されている。
【0016】 次に、上記構成の多段式コンパクト容器の作用を説明する。
【0017】 図1に示すように、閉蓋時においては、蓋体30側のフック32と容器本体1 0側のフック14とが互いに係合し、中板20の垂下片22が容器本体10の当 接面である凸部17上面に弾性的に当接し、中板20の前部24が蓋体30の自 由端の段部34により容器本体10の前壁上面に押圧されている。その結果、中 板20が容器本体10内でぐらつくような不具合は発生しない。
【0018】 押圧釦15を凹部13の奧方に摺動操作すると、フック14、32同士の係合 が解除され、蓋体30が開放可能となる。図4に示すように、蓋体30を開方向 に回動させると、蓋体30の自由端の段部34が中板20の前部24から離れる 結果、中板20も開方向に回動可能となり、蝶番部31の軸心よりも前方に位置 する垂下片22の弾性復帰力によって垂下片22が当接面である凸部17を土台 にして中板20の自由端側を持ち上げる。
【0019】 このように、蓋体30を開方向へ回動させると同時に、中板20も自動的に持 ち上がる構造となっているので、後は手を使って中板20を容易に開方向に回動 させて開くことができる。
【0020】 図5に示すように、蓋体30を最大開度にした場合、中板20は回動の途中に おいて中板20の蝶番部21の背面が容器本体10の当接段部16の外面に当接 して所望の位置に固定されるようになっている。即ち、本実施例の多段式コンパ クト容器は、中板20の最大開度が蓋体30の最大開度よりも小さくなる工夫が なされている。これにより、中板20が蓋体30の裏面に入り込んで、中板20 が蓋体30の裏面から取り出しにくくなるといった不具合が生じる恐れがなくな る。
【0021】 なお、閉蓋する場合には、中板20と共に蓋体30を閉方向に回動させ、フッ ク32、14を係合させれば、図1に示すように、蓋体30と容器本体10が前 壁部側で係合し、中板20の前部24が蓋体30の自由端の段部34によって容 器本体10の前壁部上面に押圧され、中板20の垂下片22が容器本体10の凸 部17の上面に弾性状態に当接する。
【0022】 本実施例のコンパクト容器によれば、中板20の垂下片22の弾性復帰作用に よって、閉蓋状態から蓋体30を開き始めると同時に中板20も自動的に持ち上 がる構造としたので、従来に比較して中板20の開操作を簡単に行うことができ る。また、閉蓋時においては、蓋体30の自由端の段部34によって中板20の 前部24を容器本体10の前壁部上面に押圧する構造としたので、中板20のぐ らつきを防止することができる。さらに、容器本体10の段部17の作用によっ て中板20の最大開度を蓋体30の最大開度と異ならしめる構造としたので、中 板20が蓋体30の裏面に入り込んで中板20が取り出せなくなることを防止す ることができる。
【0023】 図6は本考案の多段式コンパクト容器の他実施例を示すもので、本実施例の多 段式コンパクト容器は、容器本体10内部にパフ収納室18を形成すると共に、 中板20の上面に化粧料収納部25を設け、蓋体30の裏面に鏡41を設けた点 が前記実施例と異なる。本実施例の多段式コンパクト容器においても前記実施例 と同様な作用効果を奏することができる。
【0024】 なお、垂下片22の下端22aに弾性的に当接する当接面は凸部17に限らず 、垂下片22の下端22aが弾性的に当接する面であればよく、容器本体10の 後壁部上面であってもよい。
【0025】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る多段式コンパクト容器によれば、中板側に 設けた垂下片の弾性復帰作用によって、閉蓋状態から蓋体を開き始めると同時に 中板の自由端側を自動的に持ち上げることができ、これにより中板の開操作を容 易に行うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す多段式コンパクト容器
における図3のA−A線矢視断面図である。
【図2】同多段式コンパクト容器における図3のB−B
線矢視断面図である。
【図3】同多段式コンパクト容器の背面図である。
【図4】同多段式コンパクト容器の作用を示す断面図で
ある。
【図5】同多段式コンパクト容器の作用を示す断面図で
ある。
【図6】本考案の他の実施例を示す多段式コンパクト容
器の断面図である。
【図7】本考案の従来例を示す多段式コンパクト容器の
断面図である。
【図8】本考案の従来例を示す多段式コンパクト容器の
断面図である。
【符号の説明】
10 容器本体 11 切欠部 16 当接段部 17 凸部(当接面) 20 中板 21 蝶番部 22 垂下片 22a 下端 30 蓋体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体(10)と中板(20)と蓋体
    (30)とが一端において軸部(40)を介して同軸的
    に枢着され、かつ、前記容器本体と前記蓋体とが他端に
    おいて着脱可能に係合された多段式コンパクト容器にお
    いて、前記中板(20)の一対の蝶番部(21、21)
    の間には前記軸部よりも他端寄りに位置する垂下片(2
    2)が設けられ、当該中板(20)の一対の蝶番部を収
    納配置する容器本体(10)の切欠部(11)には、閉
    蓋時において前記垂下片(22)の下端(22a)に弾
    性的に当接する当接面(17)が設けられていることを
    特徴とする多段式コンパクト容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体(10)の切欠部(11)
    には、前記中板(20)の蝶番部(21)に当接して前
    記中板(20)の最大開度を前記蓋体(30)の最大開
    度よりも小さくする当接段部(16)が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の多段式コンパクト容
    器。
JP1992008023U 1992-02-24 1992-02-24 多段式コンパクト容器 Expired - Lifetime JP2577834Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247618A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Yoshida Industry Co Ltd 化粧用コンパクトケース

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58138504U (ja) * 1982-03-15 1983-09-17 吉田工業株式会社 コンパクト容器
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