JPH0566638U

JPH0566638U - カメラのリモコン装置

Info

Publication number: JPH0566638U
Application number: JP006151U
Authority: JP
Inventors: 幸聖小迫
Original assignee: 旭光学工業株式会社
Priority date: 1992-02-17
Filing date: 1992-02-17
Publication date: 1993-09-03
Also published as: US5317354A

Abstract

(57)【要約】【目的】透光部および発光素子の数を増やすことな
く、カメラの複数の方向においてリモコン操作が可能で
あり、かつ該カメラがリモコン操作によって撮影可能な
状態にあることを撮影者に知らせることができるカメラ
のリモコン装置を得ること。【構成】リモコン用赤外光を発するリモコン送信機
と、このリモコン用赤外光を受信する受光部を有するカ
メラ本体とを備え、この受光部による上記リモコン用赤
外光の受信に基づいてカメラ本体のシャッタをレリーズ
させるカメラのリモコン装置において、上記受光部に隣
接させて設けられた、リモコン操作による撮影が可能で
あることを示す発光部と、上記受光部およびこの発光部
の位置に対応させ、上記カメラ本体のケーシングの一つ
の面に設けられた第１の透光部と、上記カメラ本体のケ
ーシングの上記一つの面以外の面に設けられた第２の透
光部と、上記受光体および発光体にその一端部を臨ま
せ、他端部を上記第２の透光部に臨ませた光ファイバと
を有するカメラのリモコン装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カメラのリモコン装置に関する。

【０００２】

【従来技術およびその問題点】

近年、カメラから離れた場所でカメラのレリーズ等を操作できるカメラのリモコン装置において、カメラの前後両方向からリモコン操作が可能なものが知られている。そのカメラの基本的な構成は、リモコン送信機からのリモコン用赤外光（電気的なパルス信号を有する赤外光）を受信する受光素子（受光部）を、カメラの被写体側から送信されるリモコン用赤外光を受信できるようにカメラ本体の前壁に設けられた透光部に対応させて配置し、かつカメラの後方から送信されるリモコン用赤外光も受信できるように、その一端を受光素子に臨ませた光ファイバーの他端をカメラの後方に設けられた透光部に臨ませて配置するというものである。従来、この構成に加えて、カメラがリモコン操作による撮影可能な状態にあることを撮影者に知らせるために、カメラの前壁に設けられたさらに別の透光部に対応させ設けられた発光ダイオード等の発光素子（発光部）を点灯、点滅させるものがあった。しかしながら、カメラがリモコン操作による撮影可能な状態にあることをカメラの前後両方向に知らせるためには、カメラの後壁に透光部と、それに対応する発光素子をさらに設ける必要がありカメラの小型化およびコスト面で不利であった。

【０００３】

【考案の目的】

本考案は、従来のリモコン装置についての以上の問題意識に基づき、透光部および発光素子の数を増やすことなく、カメラの複数の方向においてリモコン操作が可能であり、かつ該カメラがリモコン操作によって撮影可能な状態にあることを撮影者に知らせることができるカメラのリモコン装置を得ることを目的とする。

【０００４】

【考案の概要】

本考案は、リモコン用赤外光を発するリモコン送信機と、このリモコン用赤外光を受信する受光部を有するカメラ本体とを備え、この受光部による上記リモコン用赤外光の受信に基づいてカメラ本体のシャッタをレリーズさせるカメラのリモコン装置において、上記受光部に隣接させて設けられた、リモコン操作による撮影が可能であることを示す発光部と、上記受光部およびこの発光部の位置に対応させ、上記カメラ本体のケーシングの一つの面に設けられた第１の透光部と、上記カメラ本体のケーシングの上記一つの面以外の面に設けられた第２の透光部と、上記受光体および発光体にその一端部を臨ませ、他端部を上記第２の透光部に臨ませた光ファイバとを有することを特徴としている。

【０００５】

【実施例】

以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図１から図３は、本考案によるカメラのリモコン装置の実施例を示している。カメラ本体１０は、撮影者がリモコン送信機２０の送信ボタン２１を押したときに該リモコン送信機２０から送信されるリモコン用赤外光の受信に基づいてシャッタをレリーズする。

【０００６】カメラ本体１０は、そのケーシングの前壁および後壁に、赤外光および可視光を透過させる透光部１１、透光部１２をそれぞれ有している。透光部１１に対応するカメラ本体１０内の位置には、発光素子１３（発光部）と受光素子１４（受光部）が互いに隣接して設けられている。発光素子１３は、カメラ本体１０がリモコン操作による撮影が可能な状態にあるときに発光し、撮影者に撮影が可能であることを知らせるものである。受光素子１４は、リモコン送信機２０から送信されるリモコン用赤外光を受信するものであり、その受信に基づいてカメラ本体１０のシャッタがレリーズされる。これら発光素子１３と受光素子１４は、シャッタ制御回路１６に接続しており、このシャッタ制御回路１６によって上述した発光素子１３を発光させる動作および受光素子１４がリモコン用赤外光を受信した際のシャッタ１７をレリーズさせる動作が制御されている。また、これら発光素子１３と受光素子１４は、カメラ本体１０内の固定部１５に固定されている。

【０００７】一方、カメラ本体１０内には光ファイバー１８が設けられている。この光ファイバー１８は、その一端部の端面を透光部１２に臨ませ、他端部の端面を隣接する発光素子１３および受光素子１４に対して光ファイバー１８が光伝達可能範囲に入るように臨ませ、公知の手段によってカメラ本体１０内に固定されている。

【０００８】以上の構成によって、リモコン送信機２０が送信するリモコン用赤外光が、カメラ本体１０の前方向すなわち撮影被写体側から送信された場合には、このリモコン用赤外光は透光部１１を通って受光素子１４に到達し、カメラ本体１０の後方向から送信された場合には透光部１２を通って、さらに光ファイバー１８を通って受光素子１４に到達する。よって、撮影者は、カメラ本体１０の前後方向からのリモコン操作が可能である。一方、発光素子１３の光は、透光部１１を通ってカメラ本体１０の前方に向かい、さらに光ファイバー１８を通り、透光部１２を通ってカメラ本体の後方に向かう。よって、撮影者は、カメラ本体１０の前後方向において、カメラ本体１０がリモコン操作による撮影可能な状態にあることを確認できる。

【０００９】なお、互いに隣接する発光素子と受光素子は、カメラ本体のケーシング後壁に設けられた透光部に対応させて設けられてもよい。その場合には当然ながら、それら発光素子及び受光素子にその一端部を臨ませる光ファイバの他端部は、ケーシング前壁に設けられた透光部に臨ませることになる。

【００１０】また、各透光部をカメラ本体ケーシングの何れの面に設けてもよい。

【００１１】

【考案の効果】

以上の説明から明かなように本考案のカメラのリモコン装置によれば、透光部および発光素子の数を増やすことなく、カメラの複数の方向においてカメラのリモコン操作が可能であり、かつ該カメラがリモコン操作によって撮影可能な状態にあることを確認することができる。したがって、カメラの小型化さらには部品点数減少による生産コストの削減を実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を適用したカメラのリモコン装置の実施
例を示す、図２および図３のＡ−Ａ線に沿う、制御回路
を概略的に含ませた部分断面図である。

【図２】同実施例のカメラ本体とリモコン送信機を示し
た斜視外観図である。

【図３】同実施例のカメラ本体とリモコン送信機を図２
とは異なった角度から視た斜視外観図である。

【符号の説明】

１０カメラ本体１１透光部１２透光部１３発光素子（発光部）１４受光素子（受光部）１５固定部１８光ファイバー２０リモコン送信機２１送信ボタン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】リモコン用赤外光を発するリモコン送信
機と、このリモコン用赤外光を受信する受光部を有する
カメラ本体とを備え、この受光部による上記リモコン用
赤外光の受信に基づいてカメラ本体のシャッタをレリー
ズさせるカメラのリモコン装置において、上記受光部に隣接させて設けられた、リモコン操作によ
る撮影が可能であることを示す発光部と；上記受光部お
よび発光部の位置に対応させ、上記カメラ本体のケーシ
ングの一つの面に設けられた第１の透光部と；上記カメ
ラ本体のケーシングの上記一つの面以外の面に設けられ
た第２の透光部と；上記受光体および発光体にその一端
部を臨ませ、他端部を上記第２の透光部に臨ませた光フ
ァイバと；を有することを特徴とするカメラのリモコン
装置。