JPH0565739B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0565739B2
JPH0565739B2 JP1073612A JP7361289A JPH0565739B2 JP H0565739 B2 JPH0565739 B2 JP H0565739B2 JP 1073612 A JP1073612 A JP 1073612A JP 7361289 A JP7361289 A JP 7361289A JP H0565739 B2 JPH0565739 B2 JP H0565739B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
ring
shaped material
filament
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1073612A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02253060A (ja
Inventor
Takahisa Ueda
Takeshi Mitsuyoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pillar Packing Co Ltd filed Critical Nippon Pillar Packing Co Ltd
Priority to JP7361289A priority Critical patent/JPH02253060A/ja
Priority to EP19900104761 priority patent/EP0388766B1/en
Priority to DE9090104761T priority patent/DE69000114D1/de
Publication of JPH02253060A publication Critical patent/JPH02253060A/ja
Publication of JPH0565739B2 publication Critical patent/JPH0565739B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Sealing Material Composition (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、例えば、排気管の継手用ガスケツ
トやフランジ用ガスケツト、包みガスケツトの中
心弾性体等の各種静止面間のシールに用いられる
ガスケツト及びその製造方法に関する。
(ロ) 従来の技術 従来、上述のガスケツトとしては、例えば、第
9図に示すように、多数本の各線条体15……を
一体的に編成して成形した円筒形状のガスケツト
16がある。
このガスケツト16は、断面丸形状を有する多
数本の金属製の各線条体15……により帯状又は
袋状の金網を編成し、この金網を渦巻状に巻回し
てリング状素材を形成した後、このリング状素材
を適宜加圧手段により加圧して成形している。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 しかし、上述のガスケツト16を製造する場
合、多数本の各線条体15……を機械的にニツト
編して金網を編成するので、リング状素材の加圧
成形に要する加工時間よりも金網の編成作業に手
間と時間がかかり、製造作業のスピードアツプを
図ることができず、コストアツプとなる問題点を
有している。
また、断面丸形状を有する金属製の線条体15
は加圧してもほとんど変形せず、成形前後におい
て線条体15の断面形状は略同一形態を保持する
ので、隣接する各線条体15……間に無数の〓間
が形成され素材密度が粗くなる。
従つて、第9図に示すように、排気管を構成す
る内管9と外管10とのシール部11にガスケツ
ト16を圧入した場合、内管9の外周面9aとガ
スケツト16との接触関係および外管10の内周
面10aとガスケツト16との接触関係が線接触
となり、かつ、ガスケツト16の素材密度が粗い
ため素材の〓間から漏洩が生じやすく、高いシー
ル性が得られない問題点を有している。
上述の問題点を解決する他の手段としては、膨
脹黒鉛やバーミキユライト(vermiculite、ヒル
石)等の耐熱シートもしくは金属箔を単体、又
は、前述の金網とを複合してガスケツトを加圧成
形した場合、この部分の強度が劣り、振動、ガス
エロージヨンにて失われる問題点を有している。
この発明は、緊密に成形したガスケツトとシー
ル部との面接触により高いシール性を得ることが
でき、しかも、成形が容易であり、製造作業の能
率アツプと量産化とを図ることができるガスケツ
ト及びその製造方法の提供を目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この発明の第1発明は、扁平なテープ状連続体
に形成された金属製の線条体を、多数回重ね巻き
してリング状素材を形成し、該リング状素材が加
圧手段により加圧されて、ガスケツトの一部又は
全部と対応する形状に形成したガスケツトである
ことを特徴とする。
この発明の第2発明は、扁平なテープ状連続体
に形成した線条体を長さ方向にカール加工し、上
記線条体を巻き軸の外周面に多数回重ね巻きし
て、該線条体の隣接する各カール部を互いに交絡
させてリング状素材を形成した後、上記リング状
素材を加圧手段により加圧してガスケツトの一部
又は全部と対応する形状に成形するガスケツトの
製造方法であることを特徴とする。
(ホ) 作用 この発明の第1発明のガスケツトは、扁平なテ
ープ状連続に形成された金属製の線条体を緊密に
圧接して素材密度を高めると共に、ガスケツトの
外周面側に露出する扁平な線条体とシール部の静
止面とを互いに面対偶で密着してシール性を高め
る。
この発明の第2発明のガスケツト製造方法は、
扁平なテープ条連続体に形成した金沿製の線条体
をカールさせて巻き軸の外周面に多数回重ね巻き
することで、隣接する線条体の各カール部を互い
に交絡させてリング状素材を形成することがで
き、この交絡状態にあるリング状素材を加圧手段
により均等に力圧して成形することで、隣接する
線条体が緊密に圧接してガスケツト自体の素材密
度を高めると共に、扁平した形成した金属製の線
条体は様々な方向に変形しやすく、ガスケツトの
成形作業を容易にする。
(ヘ) 発明の効果 この発明の第1発明のガスケツトによれば、隣
接する扁平なテープ状連続体の線条体を緊密に圧
接して素材密度を高くしているので、ガスケツト
それ自体のシール性が高められると共に、ガスケ
ツトとシール部の静止面とが互いに面対偶で密着
するため、高いシール性を得ることができる。
第2発明のガスケツト製造方法によれば、扁平
なテープ条連続体に形成した線条体が様々な方向
に変形して、隣接する線条体と線条体とが緊密な
状態に圧接され、従来例(第9図参照)の断面丸
形状の線条体15で構成するガスケツト16より
も素材密度を高めることができ、しかも、線条体
を巻回してリング状素材を形成した後、このリン
グ状素材を加圧手段により加圧して成形するの
で、従来例のような編み機等による機械的な編成
作業および編成工程が不要となり、製造工程を簡
素化して、製造作業の能率アツプと量産化とを図
ることができる。
加えて、上述の線条体を単体又は少量の充填材
等を使用することで、その用途目的に応じた要求
特性を満足させることができる。
(ト) 実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は排気管のシールに用いられるガスケツト
及びその製造方法を示し、第1図、第2図におい
て、このガスケツト1は、扁平なテープ状連続体
に形成したステンレス製の線条体2を巻き軸3に
多数回重ね巻きしてリング状素材4を形成した
後、このリング状素材4を均等に加圧して円筒形
状に成形している。
上述のガスケツト1の製造方法は、第2図のイ
に示すように、例えば、ステンレス等の金属素材
により形成された断面丸形状の細い線条体2を、
第2図のロに示すように、圧延ローラ等(図示省
略)により連続的に圧延加工して扁平なテープ状
連続体に形成する。
さらに第2図のハに示すように、上述の扁平な
テープ状連続体に形成された線条体2に張力を与
えながら適宜部材に各部を押付けて牽引し、この
後、線条体2から張力を取り除くことで自然にカ
ール加工される。
次に第2図のニに示すように、上述の如くカー
ル加工された線条体2の基端部を巻き軸3の外周
面に固定し、この巻き軸3を矢印方向に回転して
線条体2を連続的に多数回重ね巻きすると共に、
巻回される線条体2の各カール部2a……を互い
に交絡させてリング状素材4を形成する。
次に第2図のホに示すように、上述の如く巻回
されたリング状素材4を巻き軸3から引き抜いた
後、このリング状素材4を金型5により加圧成形
する。
すなわち、上述の金型5を構成する中型6と外
型7とを同心円状に配置して、これら両型6,7
により形成される空間部にリング状素材4を装填
した後、この両型6,7に嵌合する押し型7aと
底型6aとをセツトしてリング状素材4を均等に
加圧して圧縮することで、第3図および第4図に
示すように、扁平に形成した金属製の線条体2が
様々な方向に変形して、隣接する線条体2と線条
体2とが緊密な状態に密着し、第1図に示すよう
に、円筒形状のガスケツト1を成形することがで
きる。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下、上述のガスケツト1の使用状態を説明す
る。
第3図に示すように、例えば、排気管8を構成
する内管9の外周面9aと、外管10の内周面1
0aとの対向面間に形成されるシール部11にガ
スケツト1を強制的に圧入することで、第4図に
示すように、内管9の外周面9aとガスケツト1
の内周面側に露出する扁平な線条体2とが面対偶
で接触し、かつ、外管10の内周面10aとガス
ケツト1の外周面側に露出する扁平な線条体2と
が面対偶で面接触する。
すなわち、多数回巻回した線条体2を緊密に圧
接してガスケツト1それ自体の素材密度を高め、
かつ、ガスケツト1の内外周面に露出する扁平な
テープ状連続体の線条体2とシール部11の各周
面9a,10aとを互いに面対偶で密着させてシ
ールする。
このように多数回巻回した線条体2を緊密に圧
接して素材密度を高くしているので、ガスケツト
1それ自体のシール性が高められると共に、ガス
ケツト1の内外周面とシール部11の各周面9
a,10aとが互いに面対偶で密着するため、高
いシール性を得ることができる。
しかも、上述の製造方法によりガスケツト1を
製造する場合、金型5を構成する中型6と外型7
とでリング状素材4を加圧すると、扁平なテープ
状連続体に形成したステレンレス製の線条体2が
様々な方向に変形して、隣接する線条体2と線条
体2とが互いに緊密な状態に圧接され、従来例
(第9図参照)のガスケツト16よりも素材密度
を高めることができる。
さらに、扁平に形成した線条体2を多数回巻回
してリング状素材4を形成した後、このリング状
素材4を金型5を構成する中型6と外型7とで加
圧して成形するので、従来例のような編み機等に
よる機械的な編成作業および編成工程が不要とな
るため、製造工程を簡素化して、製造作業の能率
アツプと量産化とを図ることができる。
加えて、上述の線条体2を単体又は少量の充填
材を使用することで、その用途目的に応じた要求
特性を満足させることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応にお
いて、 この発明の加圧手段は、実施例の金型5と、金
型5を構成する中型6及び外型7と対応するも、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定さ
れるものではない。
例えば、第5図〜第8図に示すように、上述の
製造方法により成形するガスケツト1を、金属製
ニツトメツシユ製の円筒形ガスケツト12や円錐
形ガスケツト13の一部に複合したり、或いは、
環状形ガスケツト14の全部に用いるも、さら
に、金属包みガスケツト20の中心部に用いるも
よい。
第5図に示す円筒形ガスケツト12は、筒形状
に形成したガスケツト本体12aの一端側周縁部
に、上述の加圧成形したガスケツト1を一体的に
接合して構成している。
第6図に示す円錐形ガスケツト13は、円錐形
状にガスケツト本体13aを形成し、このガスケ
ツト本体13aの外周面に形成した環状凹部13
bに、前述の製造方法により成形したガスケツト
1を一体的に嵌め込んで構成している。
第7図に示す環状形ガスケツト14は、環状に
加圧成形したガスケツト1の内周部に、断面〓形
に形成したグロメツトリング14aを一体的に嵌
着して構成している。
第8図に示す金属包みガスケツト20は、環状
に加圧形成したガスケツト1を中芯として金属薄
板(例えば、ステンレス薄板)21で囲繞して構
成している。この金属包みガスケツト20によれ
ば、クツシヨン機能を有し、900℃以上の高温雰
囲気に適用できる特徴を有する。
以上のようにガスケツト1を構成することで、
円筒形ガスケツト12、円錐形ガスケツト13、
環状形ガスケツト14、金属包みガスケツト20
は、シール部分の静止面に対してガスケツト1が
面対偶で密着し、上述の実施例と同様のシール効
果が得られると共に、扁平に形成した線条体2は
変形しやすく、これら各ガスケツト12,13,
14,20の一部又は全部と対応した形状に成形
することが容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の円筒形状に成形したガスケツ
トの斜視図、第2図のイ〜ホはガスケツトの成形
工程図、第3図はガスケツトの使用状態を示すシ
ール部拡大縦断側面図、第4図は第3図に示すシ
ール部の部分拡大縦断側面図、第5図は金属製ニ
ツトメツシユ製の円筒形ガスケツトと複合した他
の実施例を示す縦断側面図、第6図は金属製ニツ
トメツシユ製の円錐形ガスケツトと複合した他の
実施例を示す縦断側面図、第7図は環状形ガスケ
ツトの全部を成形した他の実施例を示す縦断側面
図、第8図は金属包みガスケツトの中芯を形成し
た他の実施例を示す縦断側面図、第9図は従来例
を示すガスケツトのシール部拡大縦断側面図であ
る。 1……ガスケツト、2……線条体、2a……カ
ール部、3……巻き軸、4……リング状素材、5
……金型、8……排気管、9……内管、9a……
外周面、10……外管、10a……内周面、11
……シール部、12……円筒形ガスケツト、13
……円錐形ガスケツト、12a,13a……ガス
ケツト本体、13……円錐形ガスケツト、14…
…環状形ガスケツト、20……金属包みガスケツ
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 扁平なテープ状連続体に形成された金属製の
    線条体2を、多数回重ね巻きしてリング状素材4
    を形成し、該リング状素材4が加圧手段5により
    加圧されて、ガスケツトの一部又は全部と対応す
    る形状に形成した ガスケツト。 2 扁平なテープ状連続体に形成した金属製の線
    条体2を長さ方向にカール加工し、上記線条体2
    を巻き軸3の外周面に多数回重ね巻きして、該線
    条体2の隣接する各カール部2aを互いに交絡さ
    せてリング状素材4を形成した後、上記リング状
    素材4を加圧手段5により加圧してガスケツトの
    一部又は全部と対応する形状に成形する ガスケツトの製造方法。
JP7361289A 1989-03-24 1989-03-24 ガスケット及びその製造方法 Granted JPH02253060A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7361289A JPH02253060A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 ガスケット及びその製造方法
EP19900104761 EP0388766B1 (en) 1989-03-24 1990-03-13 Gasket material and method of manufacturing the same
DE9090104761T DE69000114D1 (de) 1989-03-24 1990-03-13 Dichtungsmaterial und verfahren zu dessen herstellung.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7361289A JPH02253060A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 ガスケット及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02253060A JPH02253060A (ja) 1990-10-11
JPH0565739B2 true JPH0565739B2 (ja) 1993-09-20

Family

ID=13523331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7361289A Granted JPH02253060A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 ガスケット及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02253060A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2600789Y2 (ja) * 1991-12-19 1999-10-25 スズキ株式会社 内燃機関用ガスケット
DE102013005688A1 (de) * 2013-04-03 2014-10-09 Robert Kopetzky Verfahren zur Herstellung eines Drahtformkörpers sowie Drahtformkörper
DE102013005685A1 (de) * 2013-04-03 2014-10-09 Robert Kopetzky Verfahren und Umformeinrichtung für einen Drahtformkörper sowie Drahtformkörper

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6393440A (ja) * 1986-10-07 1988-04-23 Chuo Spring Co Ltd 金属ワイヤ圧縮成形品の成形方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6393440A (ja) * 1986-10-07 1988-04-23 Chuo Spring Co Ltd 金属ワイヤ圧縮成形品の成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02253060A (ja) 1990-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2558415A1 (en) Self-energized gasket and manufacturing method therefor
JPH0152095B2 (ja)
JPH0565739B2 (ja)
CA2818651C (en) Cylindrical gasket, method for manufacturing the same, and insertion-type exhaust pipe joint using the cylindrical gasket
JPS6393440A (ja) 金属ワイヤ圧縮成形品の成形方法
JPH0219286B2 (ja)
JPS5925858B2 (ja) ハニカム触媒体カセット成形方法
JPH0584811B2 (ja)
US9845876B2 (en) Gasket and method of producing gasket
JPH0330575Y2 (ja)
JPH021581Y2 (ja)
JP2006029368A (ja) 球帯状シール体及びその製造方法
JPH0425670A (ja) リング状パッキンおよびその製造方法
JPS60192168A (ja) 筒状耐熱ガスケツト
JPH0619881Y2 (ja) パッキン
JPH0210247Y2 (ja)
JPS6084476A (ja) 編組パツキング及びその製造方法
JPS5925856B2 (ja) ハニカム触媒体カセット成形方法
JPH03177660A (ja) うず巻形ガスケット
JPH0451256Y2 (ja)
JP4175971B2 (ja) ピストンリング
EP0388766B1 (en) Gasket material and method of manufacturing the same
JPS5925857B2 (ja) ハニカム触媒体カセット成形方法
SU1588965A1 (ru) Уплотнение фланцевого соединени
JP2001330154A (ja) 膨張黒鉛製リングパッキンおよびその製造方法