JPH021581Y2 - - Google Patents

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JPH021581Y2
JPH021581Y2 JP1984081987U JP8198784U JPH021581Y2 JP H021581 Y2 JPH021581 Y2 JP H021581Y2 JP 1984081987 U JP1984081987 U JP 1984081987U JP 8198784 U JP8198784 U JP 8198784U JP H021581 Y2 JPH021581 Y2 JP H021581Y2
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tube
short
flexible tube
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curved
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JP1984081987U
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は配管に生ずる熱伸縮による歪あるいは
振動を管自体に付与された可撓性で吸収し得る可
撓管に関するものである。
〔従来技術〕
従来、可撓管としては薄板状片を螺旋巻きし、
その重なり部分を係合するように折り曲げて形成
した螺旋管と、第5図に示すように薄肉管をバル
ジ加工等により山部1と谷部2を連続的に形成し
たベローズ管が用いられている。
しかしながら、これらはすぐれた可撓性を有
し、熱伸縮による歪あるいは振動を吸収し得る反
面、前者の可撓管は螺旋巻きされる重なり部分に
おいて管内を通る気体などのシール性に劣る不具
合があり、後者の可撓管はその変位を山部1およ
び谷部2の引張りおよび圧縮変形で吸収するた
め、繰り返しの変形によつて生じる応力で往々に
して該部分が破損し、耐久性に劣る不具合があ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述の不具合に鑑み、熱伸縮による歪
あるいは振動を吸収する可撓性を有するととも
に、シール性、耐久性にすぐれた可撓管を得るこ
とを技術課題とするものである。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するため、以下の技術
的手段(構成)を採るものである。
すなわち、複数個の短管をそれぞれその端部に
おいて互いに係合させて連接した可撓管であつ
て、一方の短管端部にはその径方向外側に曲折す
る曲状縁が形成されており、該曲状縁には他方の
短管端部に形成された径方向内側に曲折する曲状
縁が係合して順次連接せしめられており、各曲状
縁間には中空状の弾性コアと該コアの外周面に配
されたシール材とから成る中空弾性シールリング
が該曲状縁間を密封しかつ該短管の相対変位を許
容するように配されていることを特徴とする可撓
管である。
上述した構成において、短管はその両端部に径
方向外側に曲折する曲状縁を備えた小径管とその
両端部に径方向内側に曲折する曲状縁を備えた大
径管との組合わせからなるもの、あるいは一方の
端部に径方向内側に曲折する曲状縁を備えた小径
管部と他方の端部に径方向外側に曲折する曲状縁
を備えた大径管部とから短管が使用される。
〔作用〕
本考案は上述の手段を採ることにより、熱伸縮
などによる歪あるいは振動は可撓管の連接部に配
した中空弾性シールリングと短管の回動摺接によ
つて吸収できるため、可撓管に応力の発生がなく
耐久性が向上し、また中空弾性シールリングがそ
の弾性によつて可撓管の変位に追従するため、シ
ール性が向上するものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面において詳細に説
明する。
10は可撓管で、該可撓管10は複数の金属製
の短管11をそれぞれ連接して構成されている。
12,13は短管11を構成する小径管と大径
管で、該小径管12と大径管13を交互に嵌合し
て連接することによつて、可撓管10を形成する
ものである。
14は可撓管10の連接部で、該連接部14は
短管11の端部に設けられた半円形の曲状縁15
と該曲状縁15間に挾持せしめた中空弾性シール
リング16とから構成されている。
ここで、短管11の端部に設ける曲状縁15
は、カーリング加工あるいはロータリスエージ加
工などによつて小径管12は径方向外側に、また
大径管13は径方向内側に曲折して互いに対向
し、かつ係合するよう形成するものである。
また、中空弾性シールリング16は中空状の弾
性コア17と該コア17の外周に配したシール材
18とから構成されるものである。
このようにして構成された可撓管10は、熱伸
縮による歪あるいは振動を連接部14の中空弾性
シールリング16の弾性変形および該中空弾性シ
ールリング16と短管11との回動摺接で吸収す
るものである(第2図参照)。
第3図イ,ロは、中空弾性シールリング16の
詳細を示すものである。
すなわち、第3図イに示す中空弾性シールリン
グ16は、金属製のコイルを弾性コア17とし、
その外周に可撓性を有し、かつ耐熱性にすぐれる
膨張黒鉛シートと金属メツシユを一体化したテー
プ状のシール材18を螺旋状に巻き付けた態様を
示すものである。
また、第3図ロに示す中空弾性シールリング1
6は金属製の環状管に円周方向にスリツトを入れ
たものを弾性コア17とし、その外周に第3図イ
と同様にテープ状のシール材18を螺旋状に巻き
付けた態様を示すものである。
ここで、シール材18は膨張黒鉛シートと金属
メツシユの一体化品に限らず、アスベスト材、ふ
つ素樹脂材なども用いることができ、またこれら
を弾性コア17に配する態様は、テープ状に形成
して螺旋状に巻き付ける他、スリツト入チユーブ
状に形成して嵌着する方法あるいは円筒状に形成
して弾性コア17に一体に巻き上げる方法も採れ
るものである。
このように中空弾性シールリング16を形成す
ることにより、弾性コア17およびシール材18
がその弾性により、可撓管10の変形時において
もその変形に円滑に追従できるため、高いシール
性を付与できるものである。
第4図は、他の実施例の可撓管10を示すもの
である。
すなわち、該態様は短管11を前述した実施例
の如く小径管12と大径管13とから構成する代
りに、一つの短管11を部分的に絞り(もしくは
拡径)加工を施して一端を小径部19に、他端を
大径部20に形成した異径管より構成し、これを
同様に連接することによつて可撓管10を形成し
たものである。
このように構成しても、同様の効果が得られる
ものである。
本実施例では可撓管10の径を同一にした態様
を示したが、これらに限らず短管11の径を逐次
大きくしてこれを連接することにより、径の異な
る可撓管10を形成することもできるものであ
る。
〔発明の効果〕
本考案は上述の手段を採ることにより、以下の
作用効果を有するものである。
すなわち、複数個の短管をそれぞれその端部に
おいて互いに係合させて連接した可撓管であつ
て、一方の短管端部にはその径方向外側に曲折す
る曲状縁が形成されており、該曲状縁には他方の
短管端部に形成された径方向内側に曲折する曲状
縁が係合して順次連接せしめられており、各曲状
縁間には中空状の弾性コアと該コアの外周面に配
されたシール材とから成る中空弾性シールリング
が該曲状縁間を密封しかつ該短管の相対変位を許
容するように配されているという構成を採ること
により、可撓管に生ずる熱伸縮による歪、あるい
は振動を各曲状縁間に配された中空弾性シールリ
ングの弾性変形によつて吸収することができるの
で、可撓管に応力の蓄積はなく耐久性が向上す
る。
また、可撓管を構成する各短管間に相対変位が
生じた場合でも、当該変位を各曲状縁間で許容す
ることができるばかりでなく各曲状縁間に配され
た中空弾性シールリングはその弾性によつて各短
管の相対変位に追従することができるため、シー
ル性は常に保たれる。
本考案の可撓管は、上述した作用効果を奏する
ため、振動、相対変位を生ずる配管、例えば自動
車の排気管などの一部分に継手として使用するこ
とにより優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の可撓管を示す一部縦断面
図、第2図は、本考案の可撓管の作用説明図、第
3図イ,ロは、本考案の可撓管に用いる中空弾性
シールリングを示す斜視図、第4図は、本考案の
他の実施例の可撓管を示す一部縦断面図、第5図
は、従来の可撓管を示す一部縦断面図である。 10:可撓管、11:短管、12:小径管、1
3:大径管、14:連接部、15:曲状縁、1
6:中空弾性シールリング、17:弾性コア、1
8:シール材、19:小径部、20:大径部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数個の短管をそれぞれその端部において互
    いに係合させて連接した可撓管であつて、一方
    の短管端部にはその径方向外側に曲折する曲状
    縁が形成されており、該曲状縁には他方の短管
    端部に形成された径方向内側に曲折する曲状縁
    が係合して順次連接せしめられており、各曲状
    縁間には中空状の弾性コアと該コアの外周面に
    配されたシール材とから成る中空弾性シールリ
    ングが該曲状縁間を密封しかつ該短管の相対変
    位を許容するように配されていることを特徴と
    する可撓管。 (2) 一方の短管はその両端部に径方向外側に曲折
    する曲状縁を備えた小径管であり、他方の短管
    はその両端部に径方向内側に曲折する曲状縁を
    備えた大径管であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の可撓管。 (3) 短管は一方の端部に径方向内側に曲折する曲
    状縁を備えた小径管部と他方の端部に径方向外
    側に曲折する曲状縁を備えた大径管部とから成
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の可撓管。
JP8198784U 1984-06-04 1984-06-04 可撓管 Granted JPS60194689U (ja)

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JP8198784U JPS60194689U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 可撓管

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JPS60194689U JPS60194689U (ja) 1985-12-25
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JP8198784U Granted JPS60194689U (ja) 1984-06-04 1984-06-04 可撓管

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JP2904740B2 (ja) * 1996-04-09 1999-06-14 株式会社三五 フレキシブル管
KR20040040777A (ko) * 2002-11-08 2004-05-13 김용한 샤워기용 연결호스의 보호장치

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JPS60194689U (ja) 1985-12-25

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