JPH0676771U - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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Publication number
JPH0676771U
JPH0676771U JP2203393U JP2203393U JPH0676771U JP H0676771 U JPH0676771 U JP H0676771U JP 2203393 U JP2203393 U JP 2203393U JP 2203393 U JP2203393 U JP 2203393U JP H0676771 U JPH0676771 U JP H0676771U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gasket
net
shaped
cylindrical
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP2203393U
Other languages
English (en)
Inventor
雅美 井上
精造 服部
初男 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0676771U publication Critical patent/JPH0676771U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本考案は、簡単に製造でき、使用時における
ワイヤの突出等による形状破壊やワイヤの酸化腐食等に
よる耐久性の劣化を生じる恐れのない、高温負荷の下で
常に激しい振動を加えられるような箇所に使用するため
のガスケットガスケットを提供する。 【構成】 本考案によるガスケットは、まず帯状の黄銅
製ネットの少なくとも一面にシート状黒鉛を添えた帯状
のガスケット素材3を渦巻状に巻いて円筒状に形成す
る。次いで、この円筒状のガスケット素材の外面4をそ
の内面5に対して傾斜した面となるように形成し、この
傾斜面の内面に近接する側の端部にグロメット6を施す
ことにより作成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の排気管継手のように高温負荷の下で常に激しい振動を加 えられしかも熱膨脹により大きく延び縮みするような箇所に使用するためのガス ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
高温負荷で常に激しい振動を加えられる箇所に使用されるガスケットとしては 、鋼製のネットチューブの中に雲母薄板材料を充填させ、これを所定数巻いて筒 状にしたものを適宜形状のものに押圧成形したガスケットが特公昭60−532 24号に開示されている。また、ネットチューブにステンレス製ネットチューブ を適用し、充填材として金属薄板、金属箔、合成樹脂板、マイカ板等を用いたガ スケットが実開昭56−132352号に提案されている。
【0003】 しかしながら、これらのガスケットでは、ネットチューブ内に耐熱性密封材料 を充填させねばならず、その外形形状も球面状の外面と段付き内面との組合せ形 状となるように作成しなければならないものであった。そのため製造が繁雑とな り、また、鋼製やステンレス製ネットチューブを用いているため、ネットチュー ブを形成する鋼製またはステンレス製ワイヤの剛性または復元力が大きく、製造 後に鋼製またはステンレス製ワイヤが耐熱性密封材料の表面に突出してしまい易 いものであった。このため、従来のこの種のガスケットでは突出したワイヤがフ ランジ面に直接接触し、振動による形状破壊や、伝達される熱によるネットチュ ーブの酸化腐食等を生じ易く、耐久性の乏しいものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、簡単に製造でき、使用時に振動や熱膨脹による移動が加えられても ワイヤの突出等による形状破壊やワイヤの酸化腐食等による耐久性の劣化を生じ る恐れのないガスケットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によるガスケットは、まず帯状の黄銅製ネットの少なくとも一面にシー ト状黒鉛を添えた帯状のガスケット素材を渦巻状に巻いて円筒状に形成する。次 いで、この円筒状のガスケット素材の外面をその内面に対して傾斜した面となる ように形成し、この傾斜した外面の内面に近接する側の端部にグロメットを施す ことにより作成される。
【0006】
【作用】
本考案のガスケットは、ガスケット素材が黄銅製ネットにシート状黒鉛を単に 添えて巻回するだけであり、従来におけるようなネットチューブ内に耐熱性密封 材料を充填する作業に比較すると時間的、設備的にも簡単に行なうことが可能と なる。
【0007】 シート状黒鉛はその物理的特性により特別の手段を用いることなしに黄銅製ネ ットの網目内を完全に充填する。一方、芯材となるネットを構成する黄銅製ワイ ヤは従来用いていた鋼製またはステンレス製ワイヤに比較すると剛性または復元 力が小さく、使用時のワイヤの突出によるガスケットの破壊等を回避する。
【0008】 シート状黒鉛の大きな弾性および黄銅製ネットの小さな剛性または復元力を用 いることにより、ガスケットの内面を平面に、そして外面を平面に対して傾斜し た面に形成する、すなわち内面側のフランジ面をそのままに、外面側のフランジ 面を単純な傾斜面に形成することでフランジ面間のシールを行なえ、フランジ面 の加工成形を容易にする。
【0009】 端部に設けられるグロメットは、黄銅製ネットが熱負荷を直接受けるのを防止 し、従来のステンレス製ワイヤに比較して相対的に耐熱性の劣る黄銅製ネットを 防護する。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例によるガスケットは、図1に示すように、帯状に形成された黄 銅製ネット1と黄銅製ネット1の少なくとも一面に添えられたシート状黒鉛2と からなるガスケット素材3から作成される。
【0011】 ガスケット素材3は、図2に示すように、渦巻状に巻かれて円筒状に形成され る。この円筒状のガスケット素材3は、図3に示すように、外面4が内面5に対 して適当に傾斜した面となるように押圧成形される。外面4が内面5に近接する 側の端部(この端部は後述する使用時に一対の管状部材の突き合わせ端が位置す る側にある)にはグロメット6が設けられる。
【0012】 上述の如く形成された本ガスケットは、図4に示すように、軸方向に延びる管 状部材7a,7bの一対のフランジ面8および9間に装着される。フランジ面8 は通常の円筒形状の面を有する。フランジ面9はフランジ面8の外周側に対面す るように位置しかつ円筒面8に対して適当に傾斜するよう形成された面に形成さ れる。フランジ面9はその内方から開口端部に向かって漸次に大きな直径となる ように傾斜されており、その傾斜角αはガスケットの外面4の傾斜角β(図3参 照)と同等または僅少小さな角度となるように形成される。
【0013】 本ガスケットの装着に際し、フランジ面8および9は相互に軸方向に近接する 方向へ移動され、フランジ面8および9間に装着された本ガスケットは、フラン ジ面9によりフランジ面8へ圧縮されて密封作用を行なう。この密封作用は熱膨 脹によりフランジ面7および8が相互に近接する方向に動く場合は強まり、また 温度が下がりフランジ面7および8が相互に離間する方向に動く場合は弱まるこ とになるが、シート状黒鉛の弾性によりガス洩れを防ぐ。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、黄銅製ネットにシート状黒鉛を添えたガスケット素材を用い ることにより、従来に比べて非常な簡単かつ容易にガスケットを作成することが でき、より安価にガスケットを提供できるものである。
【0015】 また、耐熱性密封材料としてシート状黒鉛を用いることにより、黄銅製ネット の網目内を完全に充填することができ、しかも芯材として黄銅製ネットを用いる ことにより、使用時のワイヤの突出によるガスケットの機械的破壊やワイヤの酸 化腐食等を防止できるものである。
【0016】 更に、黄銅製ネットの小さな剛性または復元力とシート状黒鉛の大きな弾性と により、従来の加工の面倒なフレア形や段付きのフランジ面を用いずに、単純な 円筒面と簡単な傾斜面とによりフランジ面を形成できるものである。
【0017】 更に、管状部材の突き合わせ端が位置する側の端部にグロメットを施している ことにより、黄銅製ネットが熱負荷を直接受けるのを防止し、従来のステンレス 製ワイヤに比較して相対的に耐熱性の劣る黄銅製ネットを防護することができる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で用いられるガスケット素材を
示す斜視図である。
【図2】図1に示すガスケット素材により形成された円
筒状のガスケット素材を示す断面図である。
【図3】図2に示す円筒状のガスケット素材を押圧成形
して形成されたガスケットを示す図2と同様な断面図で
ある。
【図4】図3に示すガスケットの使用状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 黄銅製ネット 2 シート状黒鉛 6 グロメット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の黄銅製ネットの少なくとも一面に
    シート状黒鉛を添えた帯状のガスケット素材を渦巻状に
    巻いて円筒状に形成し、該円筒状のガスケット素材の外
    面をその内面に対して傾斜した面となるように形成し、
    この傾斜した外面の内面に近接する側の端部にグロメッ
    トを施したことを特徴とするガスケット。
JP2203393U 1993-04-05 1993-04-05 ガスケット Pending JPH0676771U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2203393U JPH0676771U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2203393U JPH0676771U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0676771U true JPH0676771U (ja) 1994-10-28

Family

ID=12071661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2203393U Pending JPH0676771U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ガスケット

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JP (1) JPH0676771U (ja)

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