JPH0564691A - シート用クツシヨン体の製造方法 - Google Patents

シート用クツシヨン体の製造方法

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JPH0564691A
JPH0564691A JP25574391A JP25574391A JPH0564691A JP H0564691 A JPH0564691 A JP H0564691A JP 25574391 A JP25574391 A JP 25574391A JP 25574391 A JP25574391 A JP 25574391A JP H0564691 A JPH0564691 A JP H0564691A
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seat cover
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mold pad
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Haruo Nishioka
春夫 西岡
Kazunari Koie
和成 鯉江
Masayuki Kato
政幸 加藤
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールドパッドの表面にシートカバーを接着
してシート用クッション体を製造する工程において、シ
ートカバーの縫合せ部を左右に蛇行したり、曲げ変形し
たりすることなく適正な状態で、モールドパッドに接着
する。 【構成】 下型4にセットしたシートカバー2に対して
モールドパッド1を圧締接着する際には、シートカバー
2の縫合せ部7,7に形成した袋部10,10内に挿通
された芯棒8,8により、縫合せ部7を直線状に保持し
た状態でモールドパッド1の溝部5,5内に押込んで、
モールドパッド1の表面にシートカバー2を接着させた
後、袋部10内から芯棒8を抜きとることにより、シー
ト用クッション体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モールドパッドの表
面にシートカバーが被着されてなる、車両用等のシート
用クッション体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、モールドパッドの表面にシー
トカバーが被着されてなる、車両用等のシート用クッシ
ョン体の製造においては、図6に示すように、下型21
にセットしたシートカバー22に対して、予め接着剤2
3を塗布したモールドパッド24を上方から圧締するこ
とによりモールドパッド24の表面にシートカバー22
を接着するに際し、モールドパッド24の溝部25,2
5に対応する凸条部26,26が設けられた下型21上
には、シートカバー22の縫合せ部27,27を各凸条
部26の頂縁26aに位置合せした状態でシートカバー
22をセットし、モールドパッド24の溝部25内にシ
ートカバー22の縫合せ部27を押込んで溝部25に接
着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の場合、シー
トカバー22のセット時に縫合せ部27をまっすぐに延
ばして、下型21の凸条部26の頂縁26aに一致させ
るようにしても、モールドパッド24の圧締時に、図7
に示すように、縫合せ部27が左右に蛇行した状態とな
って、凸条部26の頂縁26aからずれてしまうことが
多く、そのまま、縫合せ部27がモールドパッド24の
溝部25内に押込められて接着固定されるため、製品の
シート用クッション体は、シートカバー22の縫合せ部
27がモールドパッド24の溝部25の底面から離れた
状態となり、外観や品質が不良となるという問題があっ
た。本発明の課題は上記問題を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のシート用クッション体の製造方法は、シー
トカバーの縫合せ部に縫い目に沿って形成した袋部内に
芯棒を予め挿通した状態で、前記シートカバーを下型上
にセットし、次に、予め接着剤が塗布されたモールドパ
ッドを前記シートカバー上に重ね合わせて上方から圧締
し、前記袋部を前記芯棒とともに前記モールドパッドの
溝部内に押込んで前記モールドパッドを前記シートカバ
ーに接着した後に、前記袋部内から前記芯棒を抜き取る
構成とされる。
【0005】
【作用】シートカバーを下型にセットし、予め接着剤が
塗布されたモールドパッドを前記シートカバー上に重ね
合わせて上方から圧締するに際し、前記シートカバーの
縫合せ部に縫い目に沿って形成した袋部内に芯棒を予め
挿通して前記縫合せ部を補強すると、前記シートカバー
の前記袋部が左右に蛇行したり曲げ変形したりすること
なく、前記芯棒によって直線状に保持された状態のま
ま、前記モールドパッドの溝部内に押込められる。前記
シートカバーと前記モールドパッドとを接着した後、前
記袋部内の前記芯棒を抜き取ると、前記シートカバーの
前記縫合せ部が前記モールドパッドの前記溝部内に正常
な状態で挿入されたシート用クッション体が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図1〜図5
を参照して説明する。
【0007】モールドパッド1の表面にシートカバー2
が被着されてなる、本例の車両用等のシート用クッショ
ン体Cの製造においては、予め接着剤3を塗布したモー
ルドパッド1を下型4にセットしたシートカバー2上に
重ね合わせて、上方から圧締することにより、モールド
パッド1の表面にシートカバー2を接着する。
【0008】モールドパッド1の表面には2つの直線状
の溝部5,5が並行状に凹設されている。
【0009】下型4にはモールドパッド1の2つの溝部
5にそれぞれ対応して2つの直線状の凸条部6,6が並
行状に凸設されている。
【0010】シートカバー用の複数枚の裁断片を縫合わ
せて形成されたシートカバー2には中央寄りの2つの縫
合せ部7,7がモールドパッド1の2つの溝部5に、そ
れぞれ対応するように設けられている。
【0011】したがって、モールドパッド1の表面に接
着されるシートカバー2は、2つの縫合せ部7が下型4
の2つの凸条部6の頂縁6aに、それぞれ位置合せされ
た状態で下型4上にセットされる。そして、両縫合せ部
7を左右に蛇行したり、歪んだりすることなく、モール
ドパッド1の溝部5内に押込んで接着させるため、シー
トカバー2には2本の芯棒8,8が以下のように用いら
れている。
【0012】シートカバー2の各縫合せ部7は2枚の前
記裁断片の端縁を重ね合わせて、それぞれ1対の平行な
縫い目9〜9によって縫合わせることにより形成され、
両縫い目9間には縫い目9に沿って袋部10,10がそ
れぞれ形成されている。袋部10内にはシートカバー2
とモールドパッド1との接着に先立って、芯棒8が予め
挿通される。
【0013】芯棒8は適度の剛性および曲げ弾性を有す
る樹脂製等で形成されており、シートカバー2の各縫合
せ部7が各袋部10内の各芯棒8によって、曲げ変形が
規制されている。
【0014】袋部10は芯棒8が挿通された状態で縫合
せ部7全体をモールドパッド1の溝部5内に押込むこと
ができる程度の大きさに設けられている。そして、各芯
棒8の一端は、各袋部10の末端から外方へそれぞれ突
出しており、袋部10内から芯棒8を抜き取ることがで
きるようになっている。
【0015】なお、袋部10内に芯棒8を挿通する場
合、2枚の前記裁断片の端縁間に芯棒8を挟み込んだ状
態で、2本の平行な縫い目9を形成することにより、芯
棒8を袋部10内に挿通する方法のほか、予め平行な縫
い目9を形成して袋部10を作成してから、この袋部1
0内に芯棒8を差込む方法等が用いられる。
【0016】芯棒8が袋部10内に挿通されたシートカ
バー2は、芯棒8を下型4の凸条部6の頂縁6aに載置
するようにして、下型4にセットすることにより、芯棒
8によって直線状に保持されている縫合せ部7が凸条部
6の頂縁6aに自動的に位置合せされる。
【0017】次に、予め接着剤3が表面に塗布されたモ
ールドパッド1を、下型4上のシートカバー2上に重ね
合わせ、上方から圧締することにより、モールドパッド
1とシートカバー2とを接着する。例えば、モールドパ
ッド1の上方に設置された図示しない上型を下降動作さ
せることにより、モールドパッド1をシートカバー2に
押付けて、モールドパッド1の表面にシートカバー2を
圧締接着する。
【0018】ここで、モールドパッド1の圧締により、
下型4の凸条部6がモールドパッド1の溝部5内に嵌ま
り込むと、凸条部6の頂縁6a上に位置するシートカバ
ー2の縫合せ部7がそのままの形態を保持して、モール
ドパッド1の溝部5内に押込められる。
【0019】すなわち、シートカバー2の縫合せ部7の
袋部10が芯棒8により直線状に保持された状態のま
ま、芯棒8とともに、モールドパッド1の溝部5内に押
込められるようになり、シートカバー2の縫合せ部7が
左右に蛇行したり曲げ変形したりすることなく、モール
ドパッド1の溝部5内に挿入されて、溝部5に接着され
る。
【0020】モールドパッド1の表面にシートカバー2
を接着した後には、袋部10内に挿通された芯棒8がモ
ールドパッド1の溝部5の末端から外方へ突出した状態
となっているので、この芯棒8を袋部10内から抜き取
り、シート用クッション体C内に硬質の芯棒8による異
物感が生じないようにする。
【0021】以上により、シートカバー2の縫合せ部7
がモールドパッド1の溝部5に沿って適正な状態で接着
されて、外観および品質が良好なシート用クッション体
Cが製造される。
【0022】本例によれば、下型4にセットしたシート
カバー2に対してモールドパッド1を圧締するときに、
シートカバー2の縫合せ部7が左右に蛇行したり、曲げ
変形したりすることなく、モールドパッド1の溝部5内
に押込められるようになり、シートカバー2の縫合せ部
7がモールドパッド1の溝部5に適正な状態で接着され
るので、製造されたシート用クッション体Cの形態安定
性が良好となり、外観が良好で品質が安定した製品を製
造することができる。
【0023】また、本例によれば、シートカバー2を下
型4にセットする際に、袋部10内に挿入した芯棒8に
より、シートカバー2の縫合せ部7の位置決めが容易と
なる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、シートカバーの縫合せ
部をこの縫合せ部が左右に蛇行したり曲げ変形したりす
ることなく、モールドパッドの溝部内に適正な状態で挿
入して縫合せ部を溝部に接着させることができるように
なり、外観が良好で、かつ、形態安定性が良いシート用
クッション体を製造することができ、製品の品質向上を
図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシート用クッション体の製
造方法において、下型にセットされたシートカバーに対
して、モールドパッドを圧締接着する前の状態を示す縦
断面図である。
【図2】シートカバーの袋部内に芯棒を挿通した状態を
示す要部の拡大斜視図である。
【図3】シートカバーの縫合せ部を下型の凸条部の頂縁
に位置合せした状態を示す要部の拡大斜視図である。
【図4】圧締接着により、モールドパッドの溝部内にシ
ートカバーの縫合せ部の袋部を押込んだ状態を示す要部
の拡大縦断面図である。
【図5】モールドパッドの表面にシートカバーを接着し
た後、芯棒を抜き取る途中の状態を示す斜視図である。
【図6】従来例のシート用クッション体の製造方法にお
いて、下型にセットされたシートカバーに対して、モー
ルドパッドを圧締接着する前の状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】同上の従来例において、シートカバーの縫合せ
部が下型の凸条部の頂縁からずれた状態の一例を示す要
部の斜視図である。
【符号の説明】
1 モールドパッド 2 シートカバー 4 下型 5 溝部 7 縫合せ部 8 芯棒 9 縫い目 10 袋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートカバーの縫合せ部に縫い目に沿っ
    て形成した袋部内に芯棒を予め挿通した状態で、前記シ
    ートカバーを下型上にセットし、次に、予め接着剤が塗
    布されたモールドパッドを前記シートカバー上に重ね合
    わせて上方から圧締し、前記袋部を前記芯棒とともに前
    記モールドパッドの溝部内に押込んで前記モールドパッ
    ドを前記シートカバーに接着した後に、前記袋部内から
    前記芯棒を抜き取ることを特徴とするシート用クッショ
    ン体の製造方法。
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