JPH0564548U - 防振ゴム - Google Patents

防振ゴム

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JPH0564548U
JPH0564548U JP1289092U JP1289092U JPH0564548U JP H0564548 U JPH0564548 U JP H0564548U JP 1289092 U JP1289092 U JP 1289092U JP 1289092 U JP1289092 U JP 1289092U JP H0564548 U JPH0564548 U JP H0564548U
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JP
Japan
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vibration
rubber
peripheral wall
receiving portion
load receiving
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Pending
Application number
JP1289092U
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English (en)
Inventor
英生 塚田
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム状弾性材製の防振ゴム本体6を有して入
力振動を減衰させる防振ゴムにおいて、入力振動の大小
に拘らず常に優れた防振効果を発揮させる。 【構成】 剛材製のケース1に設けた周壁3と、防振ゴ
ム本体6に設けたストッパ部8とによって、防振ゴム本
体6の荷重受け部7の弾性変形量を段階的に制限し、入
力荷重の大小に応じて高低三段階のばね定数を設定す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防振ゴムの改良に関する。本考案の防振ゴムは例えばOA用または 家電製品用の防振ゴムとして用いられる。
【0002】
【従来の技術】
公知の防振ゴムはゴム状弾性材製の防振ゴム本体を有しており、この防振ゴム 本体により唯一のばね定数が設定されている。 したがって比較的小さな振動を減衰させるべくばね定数を低めに設定した場合 には比較的大きな振動が入力したときにこれに対処することができない。例えば 防振ゴムがその上にオーディオ機器を載せるものであり、このオーディオ機器の 作動中に生じる比較的小さな振動を減衰させるべくばね定数を低めに設定した場 合には、オーディオ機器の運搬または設置の際に生じる比較的大きな振動(落下 による衝撃等)が入力したときにこれに対処することができない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑み、比較的小さな振動が入力したときに低いばね定数を もってこれに対処し、比較的大きな振動が入力したときに高いばね定数をもって これに対処し、入力振動の大小に拘らず常に優れた防振効果を発揮する防振ゴム を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の防振ゴムは、底壁および周壁を備えた剛材 製のケースと、前記ケースに収容されたゴム状弾性材製の防振ゴム本体とよりな り、前記防振ゴム本体が前記周壁の内側に溝を介して配置された荷重受け部と、 前記荷重受け部の更に内側に配置されたストッパ部とよりなり、前記荷重受け部 が荷重を受けて弾性変形したときに前記周壁に接触してから前記ストッパ部に接 触するものであることを特徴とする。
【0005】
【作用】
本考案の防振ゴムには入力荷重の大小に応じて高低三段階のばね定数が設定さ れる。
【0006】
【実施例】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0007】 図1に示すように、当該防振ゴムは底壁2および周壁3を備えた剛材製のケー ス1と、このケース1に収容されたゴム状弾性材製の防振ゴム本体6とを有して いる。ケース1の底壁2は円盤形であってこの円盤の中心に孔4が開けられ、こ の孔4に当該防振ゴムを取付部材(図示せず)に固定するためのボルト5が差し 込まれている。周壁3は底壁2の外周縁から直角に曲げられて環状に成形されて いる。 防振ゴム本体6はケース1の周壁3の内側に環状の溝9を介して配置された環 状の荷重受け部7と、この荷重受け部7の更に内側に配置されたストッパ部8と を有している。荷重受け部7は図上上半分を先窄まりのテーパ状に成形され、図 上上方から荷重を受けたときに弾性変形して、先ず、図2に示すようにケース1 の周壁3に接触し、次いで、図3に示すようにストッパ部8に接触するようにな っている。
【0008】 荷重受け部7が周壁3およびストッパ部8の何れにも接触していない図1の段 階においては、該荷重受け部7の変形の自由度が大きいために、ばね定数は比較 的低く設定されている。これに対して荷重受け部7が周壁3に接触した図2の段 階においては、該荷重受け部7の外周方向への弾性変形が周壁3により制限され るために、ばね定数は幾分高めに変更される。また荷重受け部7が周壁3および ストッパ部8の双方に接触した図3の段階においては、該荷重受け部7の外周方 向への弾性変形が周壁3により制限されるとともに図上下方向への弾性変形がス トッパ部8により制限されるために、ばね定数は更に高めに変更される。当該防 振マウントはこのように入力荷重の大小に応じてばね定数を高低三段階に切り換 える機能を有しており、よって入力振動の大小に応じて常に適切な防振効果を発 揮する。
【0009】 図4および図5は本考案の第二の実施例を示している。すなわち、上記第一の 実施例では図3の状態においてケース1の周壁3の上端と荷重受け部7の上端が 同じ高さ位置に位置しており、よって当該防振ゴムの上に載せた機器(例えばオ ーディオ機器)の底面が平面的なものである場合に該底面が周壁3の上端に直接 接触して防振が利かなくなる不都合がある。これに対して当該第二の実施例では 周壁3の高さが第一実施例の場合よりも予め低く設定されており、荷重受け部7 がストッパ部8に接触した図5の状態において周壁3の上端が荷重受け部7の上 端より低い位置に位置するようにしてある。したがって当該第二の実施例によれ ば、機器の底面が平面的なものであっても該底面が周壁3の上端に直接接触する ことがなく、防振効果を維持することができる。
【0010】 図6および図7は本考案の第三の実施例を示している。すなわち、上記第二の 実施例と同じ目的をもって周壁3の高さが第一実施例の場合よりも予め低く設定 され、該周壁3の上端が外周方向に屈曲形成され、該上端にゴム状弾性材製の第 二のストッパ部10が接着されている。この第二のストッパ部10は周壁3の内 面に接着された皮膜部11を介して防振ゴム本体6と一体に繋っている。
【0011】 上記第一ないし第三の実施例に共通して、荷重受け部7がストッパ部8に接触 するとこの両者7,8に囲まれて環状の空間12形成される。しかしてこの空間 12密封空間であって空気を内包しており、よって振動の減衰に有効な空気ばね として機能する。また反対に空間12内の空気が荷重受け部7の作動の邪魔とな るときはこの空気を大気開放するための通気孔(図示せず)を設ければ良い。
【0012】
【考案の効果】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、入力荷重の大小に応じて高低三段階の ばね定数を設定する構成であるために、入力振動の大小に拘らず常に優れた防振 効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係る防振ゴムの半裁断面
【図2】同防振ゴムの作動を示す半裁断面図
【図3】同防振ゴムの作動を示す半裁断面図
【図4】本考案の第二実施例に係る防振ゴムの半裁断面
【図5】同防振ゴムの作動を示す半裁断面図
【図6】本考案の第三実施例に係る防振ゴムの半裁断面
【図7】同防振ゴムの作動を示す半裁断面図
【符号の説明】
1 ケース 2 底壁 3 周壁 4 孔 5 ボルト 6 防振ゴム本体 7 荷重受け部 8 ストッパ部 9 溝 10 第二のストッパ部 11 皮膜部 12 空間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁2および周壁3を備えた剛材製のケ
    ース1と、前記ケース1に収容されたゴム状弾性材製の
    防振ゴム本体6とよりなり、前記防振ゴム本体6が前記
    周壁3の内側に溝9を介して配置された荷重受け部7
    と、前記荷重受け部7の更に内側に配置されたストッパ
    部8とよりなり、前記荷重受け部7が荷重を受けて弾性
    変形したときに前記周壁3に接触してから前記ストッパ
    部8に接触するものである防振ゴム。
JP1289092U 1992-02-07 1992-02-07 防振ゴム Pending JPH0564548U (ja)

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JP1289092U JPH0564548U (ja) 1992-02-07 1992-02-07 防振ゴム

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JPH0564548U true JPH0564548U (ja) 1993-08-27

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001153168A (ja) * 1999-11-30 2001-06-08 Nok Vibracoustic Kk 緩衝ストッパ
JP2016169785A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社ブリヂストン 防振装置
EP3128219A1 (en) 2015-08-06 2017-02-08 Teac Corporation Electronic apparatus and housing support structure

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188719A (ja) * 1982-04-30 1983-11-04 Nissan Motor Co Ltd パワ−ユニツトのマウント装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981013