JPH0738786U - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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Publication number
JPH0738786U
JPH0738786U JP075641U JP7564193U JPH0738786U JP H0738786 U JPH0738786 U JP H0738786U JP 075641 U JP075641 U JP 075641U JP 7564193 U JP7564193 U JP 7564193U JP H0738786 U JPH0738786 U JP H0738786U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
upper case
coil spring
lower case
density foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP075641U
Other languages
English (en)
Inventor
佑 益永
博史 水川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurashiki Kako Co Ltd
Original Assignee
Kurashiki Kako Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kurashiki Kako Co Ltd filed Critical Kurashiki Kako Co Ltd
Priority to JP075641U priority Critical patent/JPH0738786U/ja
Publication of JPH0738786U publication Critical patent/JPH0738786U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、防振装置が組み立て後容易に
分解しないようにされていながら、偏荷重が作用しても
防振性能が損なわれることがなく、しかも内蔵されてい
るコイルばねに錆びが発生しにくい防振装置を提供す
る。 【構成】 コイルばね1と、このコイルばね1の両端に
それぞれ嵌合されかつ各外縁端部が移動可能に重なり合
う2個のキャップ状の下ケース2と上ケース3と、ベー
ス取付具5と架台取付具6とを備えた防振装置11にお
いて、下ケース2と上ケース3のどちらか一方の外縁端
部に輪状突起2aまたは3aを設け、他方のケースに、
前記下ケース2と上ケース3の各外縁間の隙間をなくす
厚みの、耐侯性を有する低密度発泡体4を貼りつけ、こ
の低密度発泡体4を前記輪状突起2aまたは3aに係合
したものとなす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は防振装置に係り、特にエアコンディショナー、送風機などの空調機器 を防振支持するのに適する防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の防振装置の一例としては、実開昭53−133081号公報に 開示されているものが知られている。この防振装置31は図4に示すように、コ イルばね21の両端にそれぞれ嵌合されかつ各外縁端部が移動可能に重なり合う 2個のキャップ状の下ケース22と上ケース23のいずれか一方のケースの外縁 端部に舌片24を間欠的に設け、この舌片24に係脱自在の係合片25が他方の ケースの外縁端部に間欠的に設けられている。そして、下ケース22と上ケース 23の両端にベース取付具26と架台取付具27が設けられて構成されている。
【0003】 この防振装置31は、ベース取付具26を、基礎上に設置されるベース12に 嵌め込み、架台取付具27を、防振すべき空調機器を載置する架台13に嵌め込 んで使用されるものである。
【0004】 ところで、このような従来の防振装置は、内蔵されるコイルばね21をたわま せながら下ケース22と上ケース23を適宜回転させて舌片24に係合片25を 係止させるように組み立て、組み立て後はコイルばね21のばね作用により、下 ケース22と上ケース23が容易に離脱しないようにされている。(図4参照) しかしながら、下ケース22と上ケース23の各外縁端部には、それぞれ舌片 24、係合片25の突起が設けられているため、両ケース外縁部間の隙間が小さ く、使用時には、図5に示すように上ケース23上に載置される空調機器の荷重 の関係で上ケース23が偏心したり、傾斜した時に上ケース23と下ケース22 とが接触し、防振性能が損なわれるという欠点があった。
【0005】 また、下ケース22と上ケース23との外縁間には隙間があり、外気との絶縁 がされていないため、使用環境によっては、コイルばね21に錆びが発生すると いう別の欠点もあった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、上記の欠点を解消するためになされたもので、防振装置組 み立て後下ケースと上ケースが容易に離脱しないようにされていながら、両ケー スの偏心や傾きに対しても、防振性能が損なわれることがなく、しかも内蔵され ているコイルばねに錆びが発生しにくい防振装置を提供することを目的とするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための、本考案の構成を実施例である図面の符号を援用 して説明すると、本考案は、コイルばね1と、このコイルばね1の両端にそれぞ れ嵌合されかつ各外縁端部が移動可能に重なり合う2個のキャップ状の下ケース 2と上ケース3と、ベース取付具5と架台取付具6とを備えた防振装置11にお いて、下ケース2と上ケース3のどちらか一方の外縁端部に輪状突起2aまたは 3aを設け、他方のケースに、前記下ケース2と上ケース3の各外縁間の隙間を なくす厚みの、耐侯性を有する低密度発泡体4を貼りつけ、この低密度発泡体4 を前記輪状突起2aまたは3aに係合した防振装置である。
【0008】
【作用】
上記のように構成した防振装置11において、下ケース2と上ケース3は、ど ちらか一方のケースに設けられた突起2aまたは3aと、他方のケースに貼りつ けられた低密度発泡体4により係合されているので、防振装置11組み立て後下 ケース2と上ケース3が容易に離脱することはない。また、下ケース2と上ケー ス3のどちらか一方の外縁端部にしか係止のための突起がなく、両ケース外縁間 に介装された弾性体は低密度発泡体であるので、使用時に、上ケース3上に載置 される空調機器の荷重の関係で上ケース3が偏心したり、傾斜した時でも上ケー ス3と下ケース2とは柔らかく接触し、防振性能が損なわれることはない。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の第1実施例の縦断面図 である。この図において、1はコイルばねであり、このコイルばね1の両端に、 各外縁端部が移動可能に重なり合う2個のキャップ状の下ケース2と上ケース3 がそれぞれ嵌合されている。
【0010】 ここで、上ケース3の外縁部の内径を下ケース2の外縁部の外径より大とし、 上ケース3の外縁端部には内向きの輪状突起3aが設けられており、下ケース2 の外縁端部付近の外周面には合成ゴムEPDM(エチレンプロピレンジエンモノ マー)の低密度発泡体(密度0.148)が合成樹脂系粘着剤により貼りつけら ている。
【0011】 5はベース取付具、6は架台取付具であり、この各上面5a、6a中央にそれ ぞれ円柱状突起5b、6bを突設した、断面が略コの字状のゴム状弾性体である 。
【0012】 そして、ベース取付具5と架台取付具6は、その各円柱状突起5b、6bが下 ケース2と上ケース3の各通孔2b、3bにそれぞれ弾入され、下ケース2と上 ケース3の両端に固定される。
【0013】 図2は本考案の第2実施例の縦断面図である。下ケース2の外縁端部には外向 きの輪状突起2aが設けられており、上ケース3の外縁端部付近の内周面には合 成ゴムEPDMの低密度発泡体(密度0.148)が合成樹脂系粘着剤により貼 りつけらている。
【0014】 なお、耐侯性を有する低密度発泡体4の材料として合成ゴムEPDMを記載し たが、これに限定されるものではなく、耐侯性を有する柔らかい材料であればよ い。また、低密度発泡体4は、下ケース2または上ケース3のどちらか一方に合 成樹脂系粘着剤により貼りつけらているが、粘着剤のかわりに接着剤を用いても よい。
【0015】 そして、このように構成された防振装置11は、図3に示すように、ベース取 付具5を、基礎B上に設置されるベース12に嵌め込み、架台取付具6を、防振 すべき空調機器Aを載置する架台13に嵌め込んで使用されるものである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるときは、下ケースと上ケースは、どちらか 一方のケースに設けられた突起と、他方のケースに貼りつけられた低密度発泡体 により係合されているので、防振装置11組み立て後下ケースと上ケースが容易 に離脱することはない。また、下ケースと上ケースのどちらか一方の外縁端部に しか係止のための突起がなく、両ケース外縁間に介装された弾性体は低密度発泡 体であるので、使用時に、上ケース上に載置される空調機器の荷重の関係で上ケ ースが偏心したり、傾斜した時でも上ケースと下ケースとは柔らかく接触し、防 振性能が損なわれることはない。
【0017】 しかも、下ケースと上ケースとの各外縁間には耐侯性を有する弾性体が介装さ れ、外気との絶縁がされているため、コイルばねに錆びが発生しにくく、コイル ばねの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の第2実施例の縦断面図である。
【図3】本考案の実施例に係る防振装置の使用状態を示
す図である。
【図4】従来の防振装置の縦断面図である。
【図5】従来の防振装置の使用時、上ケースが傾斜した
状態を示す図である。
【符号の説明】
1 コイルばね 2 下ケース 2a 突起 3 上ケース 3a 突起 4 低密度発泡体 5 ベース取付具 6 架台取付具 A 空調機器 B 基礎

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルばね(1)と、このコイルばね
    (1)の両端にそれぞれ嵌合されかつ各外縁端部が移動
    可能に重なり合う2個のキャップ状の下ケース(2)と
    上ケース(3)と、ベース取付具(5)と架台取付具
    (6)とを備えた防振装置(11)において、下ケース
    (2)または上ケース(3)のどちらか一方の外縁端部
    に輪状突起(2a)または(3a)を設け、他方のケー
    スに、前記下ケース(2)と上ケース(3)の各外縁間
    の隙間をなくす厚みの、耐侯性を有する低密度発泡体
    (4)を貼りつけ、この低密度発泡体(4)を前記輪状
    突起(2a)または(3a)に係合したことを特徴とす
    る防振装置。
JP075641U 1993-12-17 1993-12-17 防振装置 Pending JPH0738786U (ja)

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JP075641U JPH0738786U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 防振装置

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JPH0738786U true JPH0738786U (ja) 1995-07-14

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