JPH0564506U - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

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JPH0564506U
JPH0564506U JP519792U JP519792U JPH0564506U JP H0564506 U JPH0564506 U JP H0564506U JP 519792 U JP519792 U JP 519792U JP 519792 U JP519792 U JP 519792U JP H0564506 U JPH0564506 U JP H0564506U
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pressure
negative regulator
variable displacement
displacement pump
construction machine
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幸男 佐古
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建設機械のアクチュエータを急操作した場合
に、機体の揺れやオペレータに対するショックを緩和す
る。 【構成】 可変容量ポンプ11の吐出圧をアクチュエー
タへ切り替える方向切替弁12,12…を設け、その下
流位置に可変容量ポンプ11の吐出圧を検出するセンサ
ー16を設ける。可変容量ポンプ11の最大流量を制限
するネガティブレギュレータ22は、電磁比例減圧弁1
8の二次圧により作動し、センサー16の検出値に基づ
き電磁比例減圧弁18の二次圧を変化させて、ネガティ
ブレギュレータ22の応答に時間差を生じさせるような
制御装置17を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は建設機械の油圧回路に関するものであり、特に、ネガティブレギュ レータを設けて可変容量ポンプの最大流量を制限するようにした建設機械の油圧 回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の此種建設機械の油圧回路を図3に示す。可変容量ポンプ1から吐出され る圧力油は方向切替弁2,2…によって各アクチュエータ(図示せず)へ送られ るが、方向切替弁2,2…が中立位置のときは、センターバイパスライン3を通 過して、その一部は絞り弁4を通りタンク5へ戻り、残りの圧力油はパイロット ライン6からネガティブレギュレータ7へ導出される。
【0003】 このネガティブレギュレータ7が作動すると可変容量ポンプ1の最大流量が制 限され、方向切替弁2,2…が中立位置にあるときには可変容量ポンプ1の吐出 量を最小にする。ここで、アクチュエータを操作するために方向切替弁2,2… を操作すれば、センターバイパスライン3からパイロットライン6を通過してネ ガティブレギュレータ7へかかる圧力が低下し、可変容量ポンプ1の流量制限が 解除されて吐出量が増大する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来の建設機械の油圧回路にはネガティブレギュレータ7を設けてあ り、方向切替弁2,2…が中立位置にあるときには流量を制限してエネルギの消 耗を低下させ、アクチュエータを作動するときはネガティブレギュレータ7の作 動を停止し、可変容量ポンプ1の吐出量を増大させている。然し、アクチュエー タを作動するときに方向切替弁2,2…を急激に操作すると、バイパスライン3 からパイロットライン6へ流入する圧力油が減少し、ネガティブレギュレータ7 の作動が急停止して可変容量ポンプ1の吐出量が急激に増加する。従って、アク チュエータへの駆動圧力も急変して、建設機械本体の揺れやオペレータに対する ショックが大となる欠陥があった。
【0005】 そこで、油圧回路にネガティブレギュレータを設けた建設機械のアクチュエー タを急操作した場合に、機体の揺れやオペレータに対するショックを緩和するた めに解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決する ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために提案されたものであり、アクチュエータ の方向切替弁が中立位置のときに、可変容量ポンプの吐出圧をバイパスさせて最 大流量を制限するネガティブレギュレータを設けた建設機械の油圧回路に於いて 、前記方向切替弁の下流位置に可変容量ポンプの吐出圧を検出するセンサーを設 け、且つ、電磁比例減圧弁の二次圧によりネガティブレギュレータを作動させる とともに、前記センサーの検出値に基づき電磁比例減圧弁の二次圧を変化させて ネガティブレギュレータの応答に時間差を生じるような制御装置を設けたことを 特徴とする建設機械の油圧回路を提供するものである。
【0007】
【作用】
この考案は、方向制御弁の下流位置に設けたセンサーがセンターバイパスライ ンを通過する可変容量ポンプの吐出圧を検出し、制御装置へ電気信号を出力する 。制御装置はこのセンサーの検出値に基づき電磁比例減圧弁の二次圧を変化させ る。従って、方向切替弁を中立位置の状態から急操作したときはセンサーの出力 値が急変するため、制御装置では電磁比例減圧弁の二次圧の変化に時間差を生じ させ、アクチュエータがある程度駆動されてから、可変容量ポンプの吐出量を元 の状態に戻し、建設機械の揺れやオペレータへのショックを緩和する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図2に従って詳述する。尚、説明の都合上 、従来技術と同一の構成部分も同時に説明する。図1は建設機械の油圧回路を示 したものであり、可変容量ポンプ11から吐出される圧力油は方向切替弁12, 12…によって各アクチュエータ(図示せず)へ送られ、例えば掘削機のブーム やバケット等を作動させる。この方向切替弁12,12…が図示した中立位置に あるときは、可変容量ポンプ11から吐出した圧力油はセンターバイパスライン 13を通って絞り弁14を通過し、タンク15へ戻る。
【0009】 センターバイパスライン13を通る圧力油は絞り弁14によって高められるが 、その油圧はセンサー16にて検出される。即ち、各アクチュエータを作動して いるときは方向切替弁12,12…からセンターバイパスライン13へ流入する 圧力が減少し、アクチュエータが停止して方向切替弁12,12…が中立位置に なったときは、センターバイパスライン13へ流入する圧力が増加する。前記セ ンサー16で検出したバイパスライン13の圧力は電気信号として制御装置17 へ送られる。
【0010】 ここで、符号18は電磁比例減圧弁であり、ソレノイド19へ通電することに より電磁比例減圧弁18のスプールが移動し、油圧源20からパイロットライン 21へ圧力油が流入する。このとき、電磁比例減圧弁18の二次圧が減圧されて パイロットライン21へ流入する。そして、パイロットライン21へ流入した電 磁比例減圧弁18の二次圧でネガティブレギュレータ22を作動させ、可変容量 ポンプ11の最大流量を制限する。
【0011】 而して、前記センサー16の検出値が一定値以上になったとき、即ち、方向切 替弁12,12…が中立位置になったときには、制御装置17からソレノイド1 9へ一定電圧を通電して電磁比例減圧弁18のスプールが切り替わり、二次圧が パイロットライン21へ流入する。然るときはネガティブレギュレータ22が作 動し、可変容量ポンプ11の吐出量を最小に制限する。従って、アクチュエータ が作動していないときのエネルギーの消耗を低下させることができる。
【0012】 一方、アクチュエータを作動させるために方向切替弁12,12…を切り替え た場合は、センターバイパスライン13の油圧が低下してセンサー16の検出値 が一定圧以下になる。然るときは、制御装置17から電磁比例減圧弁18のソレ ノイド19へ通電を停止し、電磁比例減圧弁18のスプールが元の位置へ戻って パイロットライン21の圧力油はタンク15へ戻る。
【0013】 ここで、オペレータが方向切替弁12,12…の切り替え操作を急激に行った 場合、図2(A)に示すように、センサー16の検出値が急激に低下する。然し 、制御装置17からソレノイド19への通電を瞬時に停止せず、タイムラグをお いて停止すれば、パイロットライン21の圧力油がタンク15へ戻るのが遅れ、 図2(B)に示すように、電磁比例減圧弁18の二次圧は時間t1 だけ遅れて低 下する。従って、ネガティブレギュレータ22の応答に時間差が生じ、アクチュ エータに流れ始める圧力油の油圧が最小に抑えられ、時間t1 を経過した後に可 変容量ポンプ11の吐出圧が通常の状態になる。即ち、急激にアクチュエータを 起動しようとしたときに、応答に時間差が生じて、建設機械の機体の揺れやオペ レータのショックが低減される。
【0014】 又、オペレータが方向切替弁12,12…の切り替え操作を急激に行ったとき に、制御装置17からソレノイド19への通電電圧を徐々に低下すれば、パイロ ットライン21の圧力油が徐々にタンク15へ戻り、図2(C)に示すように、 電磁比例減圧弁18の二次圧が時間t2 の間に徐々に低下する。従って、ネガテ ィブレギュレータ22の応答に時間差が生じ、アクチュエータに流れ始める圧力 油の油圧が最小油圧から徐々に上昇し、時間t2 を経過した後に可変容量ポンプ 11の吐出圧が通常の状態に戻る。即ち、急激にアクチュエータを起動しようと したときに、徐々にアクチュエータが起動するので、建設機械の機体の揺れやオ ペレータのショックが低減される。
【0015】 而して、アクチュエータの特性に合わせ、前述した二通りの電磁比例減圧弁の 制御を使い分け、或いは組み合わせて建設機械の油圧回路を制御する。 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、そして、この考案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記一実施例に詳述したように、方向切替弁の下流位置に設けたセン サーの検出値に基づき電磁比例減圧弁の二次圧を変化させているため、ネガティ ブレギュレータの応答に時間差が生じる。このため、建設機械のアクチュエータ を急激に起動操作した場合であっても、アクチュエータへ流れる圧力油の油圧は 急激には上昇せず、時間差をおいて通常の油圧状態に至る。
【0017】 従って、建設機械のアクチュエータを使用しないときには可変容量ポンプの流 量を制限してエネルギーの消耗を低下し、アクチュエータを急激に起動操作した ときでも機体への揺れを低減し、オペレータへのショックが緩和される。 斯くして、建設機械の操作性が向上する等諸種の実用的価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の建設機械の油圧回路図。
【図2】(A)はセンサーの検出値の変化と時間との関
係を示すグラフ、(B)及び(C)は電磁比例減圧弁の
二次圧の変化と時間との関係を示すグラフ。
【図3】従来の建設機械の油圧回路図。
【符号の説明】
11 可変容量ポンプ 12 方向切替弁 16 センサー 17 制御装置 18 電磁比例減圧弁 22 ネガティブレギュレータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの方向切替弁が中立位置
    のときに、可変容量ポンプの吐出圧をバイパスさせて最
    大流量を制限するネガティブレギュレータを設けた建設
    機械の油圧回路に於いて、前記方向切替弁の下流位置に
    可変容量ポンプの吐出圧を検出するセンサーを設け、且
    つ、電磁比例減圧弁の二次圧によりネガティブレギュレ
    ータを作動させるとともに、前記センサーの検出値に基
    づき電磁比例減圧弁の二次圧を変化させてネガティブレ
    ギュレータの応答に時間差を生じるような制御装置を設
    けたことを特徴とする建設機械の油圧回路。
JP1992005197U 1992-02-12 1992-02-12 建設機械の油圧回路 Expired - Lifetime JP2546242Y2 (ja)

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