JP2004324742A - 液圧装置 - Google Patents

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Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Satoru Shimada
悟 島田
Takahiro Yamano
孝寛 山野
Junko Seki
純子 関
Takahiko Ito
孝彦 伊東
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Abstract

【課題】油圧シリンダ等の液圧アクチュエータで発生したエネルギを回生利用することが可能である液圧装置を提供すること。
【解決手段】本発明の液圧装置は、液圧アクチュエータ10と、液圧アクチュエータの吐出側に接続された流路38と、この流路に接続されたエネルギ蓄積装置46と、液圧アクチュエータとエネルギ蓄積装置との間における前記流路に介設された逆止弁44と、この逆止弁と液圧アクチュエータとの間における前記流路から分岐するアンロード流路66と、アンロード流路に介設された開閉弁68と、液圧アクチュエータによるエネルギとエネルギ蓄積装置の蓄積エネルギとを制御すべく開閉弁の開閉を制御する制御手段42とを備えることを特徴とする。この構成によれば、液圧アクチュエータによるエネルギをエネルギ蓄積装置により蓄積でき、同時に、液圧アクチュエータで発生されるエネルギをも制御できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エネルギ回生が可能な液圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、立体駐車装置には、自動車が載置される昇降テーブルを昇降させて所望の箇所に自動車を駐車させるエレベータ方式のもの、いわゆるリフトパークがある。この方式の立体駐車装置においては、昇降テーブルを昇降させるために油圧シリンダが用いられている。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−26774号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の立体駐車装置における油圧シリンダは、油圧ポンプからの作動油によって駆動されるが、作動油は油圧シリンダに供給された後、リターンラインを経てそのまま作動油タンクに戻されるのが一般的である。すなわち、従来構成においては、油圧シリンダで発生したエネルギを回収するというメカニズムは有しておらず、エネルギの有効利用という観点に欠けていた。
【0005】
特に、立体駐車装置においては、昇降テーブルを持ち上げた状態では大きな位置エネルギを有することとなっているが、そのエネルギを昇降テーブルの下降時の制動やその他の負荷の駆動等に利用していなかった。
【0006】
かかる問題点は他の装置における油圧装置ないしは液圧装置においても同様に存するものである。
【0007】
そこで、本発明の目的は、油圧シリンダ等の液圧アクチュエータで発生したエネルギを回生利用することが可能である液圧装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による液圧装置は、動作液体によりエネルギを発生する液圧アクチュエータと、液圧アクチュエータの吐出側に接続された流路と、前記流路に接続され、前記流路を流れる動作液体の持つエネルギを蓄積するエネルギ蓄積装置と、液圧アクチュエータとエネルギ蓄積装置との間における前記流路に介設された、エネルギ蓄積装置から液圧アクチュエータへの流れを阻止する弁と、弁と液圧アクチュエータとの間における前記流路から分岐するアンロード流路と、アンロード流路に介設された第1の開閉弁と、液圧アクチュエータにより発生されるエネルギとエネルギ蓄積装置に蓄積されるエネルギとを制御すべく第1の開閉弁の開閉を制御する制御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、液圧アクチュエータで発生されたエネルギをエネルギ蓄積装置により蓄積できるので、エネルギの有効利用が可能であり、また、そのエネルギ蓄積装置へのエネルギ蓄積を制御する過程で、液圧アクチュエータで発生されるエネルギの量、その他の状態をも同時に制御することが可能となる。
【0010】
また、本発明による液圧装置は、液圧アクチュエータにより発生されたエネルギにより動作される、所要量の慣性を有する慣性体を備えることが好ましい。この慣性体ないしは質量体(mass)は、液圧アクチュエータにより動作されることで、位置エネルギ又は運動エネルギを持つこととなり、このエネルギを回生させることが可能となる。
【0011】
更に、本発明による液圧装置は、慣性体の動作や位置等の状態を検知する第1の検知手段を備え、制御手段が第1の検知手段により検知された結果に応じて第1の開閉弁の開閉制御を行うようになっていることが好適である。慣性体の持つエネルギを無駄なくエネルギ蓄積装置に取り込むためである。
【0012】
また、慣性体の動きが予め分かっているような場合には、制御手段はクロックタイミングに応じて第1の開閉弁の開閉制御を行うようにしてもよい。
【0013】
第1の開閉弁の開閉は、条件によっては反復的に開閉することも可能である。
【0014】
本発明による液圧装置は、更に、エネルギ蓄積装置の下流側の前記流路に介設された第2の開閉弁と、第2の開閉弁の下流側に設けられた負荷とを備える構成とすることが有効である。これにより、第2の開閉弁を開ポジションとして、液圧アクチュエータとエネルギ蓄積装置から動作液体を負荷に流入させ、動作流体のエネルギを負荷で実際に利用することが可能となる。
【0015】
なお、エネルギ蓄積装置に蓄積されたエネルギの量、その他の状態は、動作液体の圧力により左右されるため、エネルギ蓄積装置に蓄積されたエネルギの状態を検知する第2の検知手段を設けておき、制御手段は、第2の検知手段により検知された結果に応じて第2の開閉弁の開閉制御を行い、エネルギ蓄積装置のエネルギを負荷に対応した適正な状態に保持するようにすることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明をエレベータ方式の立体駐車装置における油圧装置に適用した実施形態を示している。図中、符号10は、立体駐車装置の昇降テーブル(慣性体)11を昇降させるための油圧シリンダ(液圧アクチュエータ)を示している。油圧シリンダ10は複動型であり、シリンダチューブ12の上端部と下端部とにそれぞれ作動油の流入出ポート14,16が設けられている。
【0018】
油圧シリンダ10に対しては、電動モータ18により駆動される油圧ポンプ20から圧送される作動油が給排される。より詳細には、油圧ポンプ20の吸入ポート22は流路24を介して作動油タンク26に接続され、また、油圧ポンプ20の吐出ポート28からは流路30が延びており、この流路30は流れ方向切換え制御弁32に接続されている。制御弁32は、好ましくは、4ポート3ポジション型のスプール式ソレノイド制御弁であり、流路30は制御弁32のPポートに接続される。この制御弁32のAポートと油圧シリンダ10のポート16との間は流路34により接続され、Bポートと油圧シリンダ10のポート14との間は流路36により接続されている。また、制御弁32のRポートからは流路38が延び、最終的には作動油タンク26へと通じている。
【0019】
制御弁32は、ソレノイド40a,40bへの通電を制御することで、そのポジションを切り換えることができる。中立ポジション32bでは、全てのポートが閉じられ、第1ポジション32aでは、PポートとAポートとが連通し且つRポートとBポートとが連通する。また、第2ポジション32cでは、PポートとBポートとが連通し且つRポートとAポートとが連通する。従って、制御弁32のポジションを切り換えることで、油圧ポンプ20からの作動油を油圧シリンダ10のポート14,16のいずれか一方に選択的に供給することができ、他方のポートからは作動油が作動油タンク26に戻される。なお、制御弁32のソレノイド40a,40bへの通電制御はコントローラ(制御手段)42によって行われ、非通電状態では制御弁32は中立ポジション32bに維持される。
【0020】
制御弁32のRポートからの流路38には、作動油の制御弁32側への逆流を阻止する逆止弁44が介設されている。また、逆止弁44の下流側で、アキュムレータ(エネルギ蓄積装置)46が流路38に接続されている。更に、その下流側にて、流路38には開閉弁(第2の開閉弁)48が介設されている。開閉弁48はソレノイド式であり、ソレノイド50への通電をコントローラ42により制御することで、開ポジションと閉ポジションとを切り換えることが可能となっている。開閉弁48の下流側の流路38は負荷52に接続されているが、本実施形態では、負荷52は、発電機54を駆動するための油圧モータ56となっている。油圧モータ56の流出ポート58は作動油タンク26に接続されている。
【0021】
なお、符号60は逆止弁であり、油圧モータ56が動作中に開閉弁48が閉じられた際、油圧ポンプ56の流入ポート62への作動油の供給が停止され、油圧モータ56が急激に停止することを防止するためのものである。また、発電機54からの出力電力はインバータ回路64を介して電動モータ18に補助的に供給されるようになっている。電動モータ18の主電源については図示していない。
【0022】
また、流路38には、制御弁32と逆止弁44との間で、アンロード流路66が接続されており、このアンロード流路66は作動油タンク26に接続されている。アンロード流路66には開閉弁(第1の開閉弁)68が介設されている。この開閉弁68も開閉弁48と同様にソレノイド式であり、そのソレノイド70への通電制御はコントローラ42によって行われる。
【0023】
更に、本実施形態においては、油圧ポンプ20からの流路30と、逆止弁44からアキュムレータ46までの間の流路38との間に、流路72が接続されている。この流路72には、油圧ポンプ20の側から順に逆止弁74及びソレノイド式の開閉弁76が介設されている。また、流路72には、逆止弁74の上流側で、ソレノイド式開閉弁78を有するアンロード流路80が接続されている。これらの開閉弁76,78の開閉制御もコントローラ42による。
【0024】
なお、図1において、符号82は、昇降テーブル11の上昇・下降の速度と位置を検知するためのセンサであり、符号84は、流路38を通る作動油の流量(流速)を検知する流量センサであり、符号86は、アキュムレータ46内の圧力を検知する圧力センサである。これらのセンサ82,84,86からの信号はコントローラ42に入力され、コントローラ42はその信号から昇降テーブル11の状態を認識する。これらのセンサ82,84,86はそれぞれ昇降テーブル11の状態を検知する手段(第1の検知手段)であり、これらのセンサ82,84,86の全てをコントローラ42に接続してもよいが、そのうちの一つのみを接続してもよい。また、昇降テーブル11の状態を検知することができれば、他の型式のセンサと置換してもよい。
【0025】
次に、以上のような構成の油圧装置について説明する。
【0026】
まず、初期状態においては、制御弁32は中立ポジション32bにあり、開閉弁48,76は閉ポジション、開閉弁68,78は開ポジションとなっている。この状態で電動モータ18に電力を供給して油圧ポンプ20を駆動させると、油圧ポンプ20からの作動油は流路30,72及びアンロード流路80を通って作動油タンク26に戻される。
【0027】
そして、昇降テーブル11を上昇させる場合には、コントローラ42からの信号により制御弁32を第1ポジション32aに切り換えると共に、開閉弁78を閉ポジションとする。その結果、油圧ポンプ20からの作動油は流路30,34を通って油圧シリンダ10の下側のポート16に流入し、作動油の持つエネルギはピストンロッド88を上昇させるエネルギとして利用され、ピストンロッド88の上端に結合された昇降テーブル11はピストンロッド88と共に上昇する。これと同時に、油圧シリンダ10の上側のポート14からは作動油が押し出され、流路36,38及びアンロード流路66を通って作動油タンク26に戻される。
【0028】
この際、センサ82又は流量センサ84或いは両センサ82,84からの信号によりコントローラ42が昇降テーブル11の上昇速度が所定速度よりも速いと判断したならば、コントローラ42は開閉弁68のソレノイド70への通電を制御して、開閉弁68を開閉を反復させ、油圧シリンダ10に対して給排される作動油の流量を制御し上昇速度を抑制する。
【0029】
昇降テーブル11が所望の位置にまで上昇したならば、コントローラ42はその状態をセンサ82からの信号により知り、制御弁32を中立ポジション32bに戻し、また、開閉弁78も開ポジションに戻す。この状態では、昇降テーブル11は位置が初期状態よりも高くなっているので、位置エネルギが増した状態となる。
【0030】
次に、昇降テーブル11を下降させる場合には、開閉弁78を閉じ、制御弁32を第2ポジション32cとする。これによって、油圧ポンプ20からの作動油は油圧シリンダ10の上側のポート14に供給され、ピストンロッド88及び昇降テーブル11は下降する。また、油圧シリンダ10の下側のポート16から作動油が排出され、流路36,38及びアンロード流路66を流れる。この流路36,38,66を流れる作動油の流れを制御しない場合には、昇降テーブル11は高速で下降することとなる。そこで、コントローラ42はセンサ82又は流量センサ84或いはその両方からの信号に応じて、昇降テーブル11を所定の下降速度とすべく、開閉弁68を閉じる。これにより、作動油はアンロード流路66へは流れずに、アキュムレータ46に送られ、アキュムレータ46内の圧力が上昇すると共に、作動油の流れが制限されて昇降テーブル11の下降が制動される。
【0031】
アキュムレータ46に蓄積される圧力、別言するならばアキュムレータ46に蓄積されるエネルギは、流路36,38を流れる作動油の持つエネルギに他ならない。このエネルギは、昇降テーブル11が下降することにより、その位置エネルギに相当するエネルギと、昇降テーブル11の慣性によるエネルギとが加えられた大きなものとなっており、従来であれば熱として消費されていたが、本実施形態ではアキュムレータ46に蓄えられ、有効利用が可能となっている。
【0032】
更に、アキュムレータ46に蓄積されたエネルギないし圧力は圧力センサ(第2の検知手段)86によって検知されるが、コントローラ42はこのセンサ86からの信号に基づき、開閉弁48及び開閉弁68の開閉を反復的に行うと共に、その開閉の周期(Duty)を変化させることで、作動油の流速を制御し昇降テーブル11の下降を所望速度に制動することが可能となる。
【0033】
なお、昇降テーブル11の下降の状態は予め分かっているため、コントローラ42に内蔵されているクロックを利用し、昇降テーブル11が特定の位置から下降を開始したことをセンサ82により検知したならば、その状態に適したクロックタイミングに応じて開閉弁48及び開閉弁68の開閉を制御してもよい。
【0034】
このように、本実施形態では、油圧シリンダ10が発生したエネルギで昇降テーブル11に位置エネルギを与え、そして昇降テーブル11の下降時には慣性による運動エネルギが発生するが、これらの位置エネルギや運動エネルギをアキュムレータ46に蓄積させると共に、その蓄積量を制御しつつ昇降テーブル11の下降速度も制御することが可能となる。
【0035】
アキュムレータ46に蓄積されたエネルギは、開閉弁48を閉ポジションから開ポジションに切り換えることで、作動油の流れに随伴して下流側の負荷52へと移行する。このようにして、負荷でアキュムレータ46に蓄積されたエネルギが有効に利用されることとなる。本実施形態では、負荷52は油圧モータ56及び発電機54であり、アキュムレータ46からの作動油が油圧モータ56に流入すると、発電機54により発電が行われる。すなわち、従来では無駄に消費されていたエネルギが電力エネルギとして回生される。この電力はインバータ回路64で調整された後、電動モータ18の補助電力として使用することができる。
【0036】
なお、開閉弁48の開閉の切換えのタイミングについては種々考えられるが、圧力センサ86による検知値に応じて行うことが好ましい。すなわち、アキュムレータ46の負荷圧力(負荷52が必要とする圧力)は上流から送られてくる作動油の圧力に左右されるため、その負荷圧力を適正な範囲に制御するために、コントローラ42は、圧力センサ86からの信号によりアキュムレータ46内の圧力が所望の負荷圧力範囲の上限を越えたと判断したならば、開閉弁48を開とし、その結果、圧力が下がり負荷圧力範囲の下限を下回ったと判断したならば、開閉弁48を閉じるよう制御するのである。
【0037】
開閉弁76については、例えば油圧装置の始動時にアキュムレータ46に蓄圧されていない場合等に用いられる。すなわち、そのような状態では、油圧ポンプ20を始動させて作動油をアキュムレータ46に送っても、アキュムレータ46の圧力が足りないため前述したような制動操作を行うことはできないので、制御弁32を切り換える前に油圧ポンプ20の始動と同時に開閉弁76を開け且つ開閉弁78を閉じることで、アキュムレータ46の圧力を上げておくのである。これにより、例えば始動時に昇降テーブル11が最上位置にあっても、アキュムレータ46に蓄圧されるまでは制御弁32は第2ポジション32cにならず、急激な下降を防止することができる。
【0038】
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
【0039】
例えば、上記実施形態に係る装置では作動油を用いているが、水等の動作液体を用いた液圧装置にも本発明は適用可能である。また、上記実施形態は、エレベータ式立体駐車装置における昇降テーブルを昇降させるための油圧シリンダに係る油圧装置に関するものであるが、油圧シリンダや油圧モータ、揺動形アクチュエータ等の油圧アクチュエータ(液圧アクチュエータ)が用いられる油圧装置(液圧装置)全般に本発明は適用可能である。
【0040】
また、エネルギ蓄積装置としてはアキュムレータの他、フライホイールが取り付けられた油圧モータの如きものもある。
【0041】
負荷についても、発電以外、電気エネルギに変換せずにエネルギを再利用できるような負荷が考えられる。
【0042】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、液圧装置において従来無駄に消費していたエネルギを回生利用することが可能となり、省エネルギ効果に優れたものとなる。また、そのエネルギ回生に伴ってエネルギを発生される液圧アクチュエータの制御をも可能となる。従来であれば、液圧アクチュエータの制御のために別個の液圧回路を用意する必要があったが、本発明ではそのような回路も不要とし、液圧装置全体の簡略化を図り、コスト削減にも寄与することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施形態に係る油圧装置を示す回路図である。
【符号の説明】
10…油圧シリンダ(液圧アクチュエータ)、20…油圧ポンプ、26…作動油タンク、30,34,36,38…流路、32…制御弁、42…コントローラ(制御手段)、44…逆止弁、46…アキュムレータ(エネルギ蓄積装置)、48…開閉弁(第2の開閉弁)、52…負荷、66…アンロード流路、68…開閉弁(第1の開閉弁)。

Claims (7)

  1. 動作液体によりエネルギを発生する液圧アクチュエータと、
    前記液圧アクチュエータの吐出側に接続された流路と、
    前記流路に接続され、前記流路を流れる動作液体の持つエネルギを蓄積するエネルギ蓄積装置と、
    前記液圧アクチュエータと前記エネルギ蓄積装置との間における前記流路に介設された、前記エネルギ蓄積装置から前記液圧アクチュエータへの流れを阻止する弁と、
    前記弁と前記液圧アクチュエータとの間における前記流路から分岐するアンロード流路と、
    前記アンロード流路に介設された第1の開閉弁と、
    前記液圧アクチュエータにより発生されるエネルギと前記エネルギ蓄積装置に蓄積されるエネルギとを制御すべく前記第1の開閉弁の開閉を制御する制御手段と
    を備える液圧装置。
  2. 前記液圧アクチュエータにより発生されたエネルギにより動作される、所要量の慣性を有する慣性体を備える請求項1に記載の液圧装置。
  3. 前記慣性体の状態を検知する第1の検知手段を備え、前記制御手段は前記第1の検知手段により検知された結果に応じて前記第1の開閉弁の開閉制御を行うようになっている請求項2に記載の液圧装置。
  4. 前記制御手段はクロックタイミングに応じて前記第1の開閉弁の開閉制御を行うようになっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の液圧装置。
  5. 前記制御手段は、第1の開閉弁を反復的に開閉すべく前記第1の開閉弁の開閉制御を行うようになっている請求項1〜4のいずれか1項に記載の液圧装置。
  6. 前記エネルギ蓄積装置の下流側の前記流路に介設された第2の開閉弁と、
    前記第2の開閉弁の下流側に設けられた負荷と
    を備え、前記負荷は、前記第2の開閉弁が開ポジションにある時、前記液圧アクチュエータと前記エネルギ蓄積装置から動作液体が流入されるようになっている請求項1〜5のいずれか1項に記載の液圧装置。
  7. 前記エネルギ蓄積装置に蓄積されたエネルギの状態を検知する第2の検知手段を備え、前記制御手段は前記第2の検知手段により検知された結果に応じて前記第2の開閉弁の開閉制御を行うようになっている請求項6に記載の液圧装置。
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