JPH0563802U - 泥漿鋳込成形型 - Google Patents

泥漿鋳込成形型

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JPH0563802U
JPH0563802U JP1525392U JP1525392U JPH0563802U JP H0563802 U JPH0563802 U JP H0563802U JP 1525392 U JP1525392 U JP 1525392U JP 1525392 U JP1525392 U JP 1525392U JP H0563802 U JPH0563802 U JP H0563802U
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JP
Japan
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sludge
mold
upper mold
air
casting
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Application number
JP1525392U
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English (en)
Inventor
伸晃 岸
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 泥漿を下型から鋳込空間へ供給する際、上方
へ湾曲形成された上型部分にエアーがたまって、着肉不
良になるのを防止する。 【構成】 上向きに湾曲した上型2部分に、エアー抜き
用の開口部10を形成し、該開口部10に泥漿不透過の
気液分離材11を配設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、陶磁器製品の泥漿鋳込成形型における上型構造に関し、例えば便器 の鋳込成形に利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば便器を鋳込成形して作製する場合に用いる成形型は、上型、下型 、左型、右型に分割されたものであり、これら分割された成形型によって鋳込空 間が形成されている。そして、泥漿は、下型に形成した泥漿給排水管から前記鋳 込空間全体に亘って供給されて、成形型内面に所定厚みの着肉がなされた後、未 着泥漿は泥漿給排水管から排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、例えば便器の排水路を形成する上型の内面は上方へ湾曲形成されてい るので、泥漿の供給の際にこの湾曲部分に空気がこもり、着肉不良部分になる場 合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る泥漿鋳込成形型は、上向きに湾曲した上型部分にエアー抜き用の 開口部を形成し、該開口部に泥漿不透過の気液分離材を配設したものである。
【0005】
【作用】
上方に湾曲した上型部分にエアー抜き管を設けているので、泥漿を下型から供 給する際にもこの湾曲部分にエアーがたまることがなくて、鋳込空間内にエアー がこもらないので、成形型内面全体に亘って、泥漿を一様に着肉することができ る。
【0006】
【実施例】 以下、本考案に係る泥漿鋳込成形型の実施例について、図面を参照して説明す る。 図1は便器本体の生素地体を成形する際に用いる成形型を示す断面図である。 成形型1は、上型2、下型3、左型4、右型5からなり、泥漿は下型3に形成 された泥漿給排水管6から前記成形型1によって囲まれた鋳込空間7内に供給さ れる。
【0007】 上型2において便器の排水路を形成する部分の内面は、上方へ湾曲する湾曲部 8となされ、この湾曲部の頂上付近には上型2の外方へ連通するエアー抜き管9 が設けられている。このエアー抜き管9の開口部10には、上型2の内面と面一 に気液分離材11が配設されている。気液分離材11は、エアーは連通するが泥 漿は通過しないものであり、例えばネット、スポンジ等の材料で作られたもので ある。
【0008】 上記構成からなる成形型1において、泥漿を前記泥漿給排水管6から鋳込空間 7へ充填すると、この泥漿は成形型1の内面及び型間の隙間に沿って所定の厚み で着肉していく。一方で、泥漿の供給圧によって鋳込空間7内のエアーは鋳込空 間7の上方部へ溜まっていくが、このエアーはエアー抜き管9から成形型1の外 へ放出されるので、泥漿は上型2の前記湾曲部8にも十分供給される。このため 、この湾曲部8にも他の成形型1の内面と同じ厚みで一様に着肉することができ る。このとき、このエアー抜き管9の開口部10は、上型2面と面一にされ、し かも気液分離材11が配設されているので、エアーは連通するが泥漿はこの開口 部10から外へは通過されない。しかる後に、鋳込空間内7での未着泥漿は泥漿 給排管6を介して外部へ排出され、前記上、下、右、左からなる成形型1は脱型 される。
【0009】 そして、このように脱型した便器本体の生素地体を取り出し、図2に示すよう に、仕上げとして排水通路に連通する着肉部等を切除して、排水口13等を形成 し、便器本体の生素地体の成形を完了する。最後に、このように成形した便器本 体の生素地体の上部に、便鉢15内の空間に洗浄水を供給するために別途成形し たリム通水路部14(二点鎖線)を接合して、洋風便器素地を完成する。
【0010】 なお、上記実施例は便器の鋳込について示したが、これに限定されるものでな く、泥漿が下方から供給される場合に、上型部分に湾曲部を有している鋳込成形 品であれば勿論適用される。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、泥漿の供給の際に鋳込空間に空気がこも らないので、上方に湾曲した上型部分の着肉不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る泥漿鋳込成形型の実施例である便
器の成形型を示す断面図である。
【図2】本考案に係る泥漿鋳込成形型によって成形を完
了した生素地体と、その上部にリム通水路部を取り付け
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2…上型 9…エアー抜き管 10…開口部 11…気
液分離材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陶磁器製品の泥漿鋳込成形型において、
    上向きに湾曲した上型部分にエアー抜き用の開口部を形
    成し、該開口部に泥漿不透過の気液分離材を配設したこ
    とを特徴とする泥漿鋳込成形型。
JP1525392U 1992-02-04 1992-02-04 泥漿鋳込成形型 Pending JPH0563802U (ja)

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JPH0563802U true JPH0563802U (ja) 1993-08-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998030761A1 (fr) * 1997-01-13 1998-07-16 Toto Ltd. Appareil de w.c. a chasse d'eau et dispositif de moulage par coulee dudit appareil

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63237903A (ja) * 1987-03-26 1988-10-04 トヨタ自動車株式会社 スリツプキヤステイング成形法
JP3124801B2 (ja) * 1991-10-31 2001-01-15 株式会社リコー 中間給紙装置

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