JPH0525852Y2 - - Google Patents

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JPH0525852Y2
JPH0525852Y2 JP10381389U JP10381389U JPH0525852Y2 JP H0525852 Y2 JPH0525852 Y2 JP H0525852Y2 JP 10381389 U JP10381389 U JP 10381389U JP 10381389 U JP10381389 U JP 10381389U JP H0525852 Y2 JPH0525852 Y2 JP H0525852Y2
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JP
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mold
boss portion
boss
casting mold
casting
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、衛生陶器等を造形するための鋳込
成形型の改良に関するものである。
(従来技術及びその課題) 従来、例えば第3図イに平面図で、第3図ロに
側面図で示すような洋風便器51は、便器本体5
2の上面側に便座53が開閉可能に取り付けら
れ、かつ後方側にロータンク54が取り付けられ
るが、便座53等を取り付けるために取付ボルト
55を挿通するためのボルト孔52a,52aを
便器本体52に形成しておく必要があり、このよ
うな便器本体52は例えば第4図に示すような鋳
込成形型を用いて鋳込成形されるものであり、上
型56、下型57、側型58等の割型を合型させ
て内部に鋳込空間Sを形成させ、この鋳込空間S
内に泥漿を圧入させ、鋳込空間Sの内壁面に泥漿
を着肉させて造形されており、前記ボルト孔52
a,52aをこの造形時に形成させるために、例
えば第5図に示すように上型56の内面側には突
出状にボス部1が設けられている。
このようなボス部1は造形時に泥漿等を圧入す
る時、及び脱型時等に折れやすく、又、目詰まり
が生じやすいものであり、従来、ボス部1が折れ
た場合には上型56全体を交換せねばならず、型
代が増し、製造コストが増大してしまうという問
題点があつた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、ボス部のみを良好に交換することので
きる鋳込成形型を提供せんことを目的とし、その
要旨は、ボルト挿通用の孔等を有する衛生陶器等
を造形するための鋳込成形型であつて、該鋳込成
形型には、前記孔を形成するための突出したボス
部が設けられているとともに、該ボス部は型本体
に対し着脱交換可能に構成されていることであ
る。
(作用) 型本体に突出状に設けられたボス部は着脱可能
に構成されているため、ボス部が折れた時、又は
目詰まり等を生じた時には容易にボス部のみを取
り外して交換することができ、従来のように型全
体の交換を必要とせず、製造コストを低減させる
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は鋳込成形型の要部拡大断面構成図であ
り、第2図はボス部の斜視構成図である。
本例におけるボス部は前述した第5図のような
上型56の内面側に突出状に設けられるものであ
り、例えば洋風便器のボルト孔52a,52aを
鋳込成形時に形成させるためのものである。
ボス部1は、その外周部が多孔質樹脂体2にて
構成されており、その長手方向中心部にはスクリ
ユー部材3が縦方向に内装されており、スクリユ
ー部材3の上端部には外周に雄ネジを形成したニ
ツプル4が一体化されている。
前記多孔質樹脂体2は内部に10mμ程度の連続
した多数の細孔を有し合成樹脂にて形成されたも
のであり、又、前記スクリユー部材3はボス部1
の補強部材を兼ねるものであり、スクリユー状に
形成されており、その外周部にはエアを通すこと
のできる螺旋状のエア流入路が上方から下方に向
かつて連続して形成されている。一方、上型56
の型本体内には外部と連通したホース6が埋設さ
れており、ホース6の先端部には約20mm程度の内
径を有する金属製のソケツト5が連結されてい
る。このソケツト5は型本体56の内周面側に埋
設されたものであり、このソケツト5に前記ニツ
プル4を螺合させて型本体56に前記ボス部1を
螺合状に取り付けることができるものとなつてい
る。
前記第4図に示すように鋳込空間S内に泥漿が
圧入された時には、このボス部1の周辺に泥漿が
着肉されて便器本体52のボルト孔52aが形成
されるが、脱型時等にはホース6を介し外部より
エアが導入され、導入されたエアはスクリユー部
材3の螺旋状のエア流入路を通り多孔質樹脂体2
側に吹き出されて、多孔質樹脂体2内の連続した
細孔を通り多孔質樹脂体2内等に残存している水
分等が多孔質樹脂体2の表面側に流出し、水膜を
ボス部1の外周部に形成し、この水膜により脱型
の良好化が図られる。
尚、上型56を脱型させる際等に、ボス部1が
折れたりする場合があるが、この場合に、本例に
おいてはニツプル4をソケツト5から取り外し、
新たなボス部1をソケツト5に螺合させて容易に
ボス部1の交換が可能であり、上型56全体を交
換する必要がなく、型コストを低減させることが
できる。又、ボス部1を、外径寸法及び長さの異
なるものと適宜交換することにより、ボルト孔5
2aの径等を必要に応じ変更させることができ、
型変更が極めて容易となる。
尚、本例においては、ソケツト5にニツプル4
を螺合させて着脱可能な構造としたものを例示し
たが、螺合による着脱方式の他に嵌合状に差し込
んで着脱し得る方式としても同様な効果を得るこ
とができる。
尚、本例においてはボルト孔52aを造形する
ためのボス部1を例示したが、その他の孔及び凹
み部等を造形する際に設けられるボス部に対して
も同様に着脱交換可能な構造を採用することがで
きる。
(考案の効果) 本考案の鋳込成形型は、ボルト挿通用の孔等を
有する衛生陶器等を造形するための鋳込成形型で
あつて、該鋳込成形型には、前記孔を形成するた
めの突出したボス部が設けられているとともに、
該ボス部は型本体に対し着脱交換可能に構成され
ていることにより、ボス部が折れたり目詰まり等
が生じた時には、このボス部のみを型本体から取
り外して容易に交換することができ、従来のよう
に型全体を交換する必要がなく、型コストを低減
させて良好に衛生陶器等を造形することができる
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はボス部を
型本体に取り付けた要部拡大断面構成図、第2図
はボス部の外観斜視図、第3図イは成形型にて造
形される洋風便器の平面図、第3図ロは第3図イ
の側面構成図、第4図は割型の合型状態を示す構
成図、第5図は上型の断面構成図である。 1……ボス部、2……多孔質樹脂体、3……ス
クリユー部材、4……ニツプル、5……ソケツ
ト、6……ホース、52a……ボルト孔、56…
…上型(型本体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボルト挿通用の孔等を有する衛生陶器等を造形
    するための鋳込成形型であつて、該鋳込成形型に
    は、前記孔を形成するための突出したボス部が設
    けられているとともに、該ボス部は型本体に対し
    着脱交換可能に構成されていることを特徴とする
    鋳込成形型。
JP10381389U 1989-09-04 1989-09-04 Expired - Lifetime JPH0525852Y2 (ja)

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JP10381389U JPH0525852Y2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04

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JPH0342613U JPH0342613U (ja) 1991-04-23
JPH0525852Y2 true JPH0525852Y2 (ja) 1993-06-30

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