JPH0714453Y2 - 排水部構造 - Google Patents

排水部構造

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JPH0714453Y2
JPH0714453Y2 JP1989001988U JP198889U JPH0714453Y2 JP H0714453 Y2 JPH0714453 Y2 JP H0714453Y2 JP 1989001988 U JP1989001988 U JP 1989001988U JP 198889 U JP198889 U JP 198889U JP H0714453 Y2 JPH0714453 Y2 JP H0714453Y2
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JP
Japan
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drainage
port
drainage port
tapered surface
around
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JP1989001988U
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秀幸 安藤
修司 深尾
健治 太田
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株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴室の床面を構成する床パンや浴槽等の排水
部の構造の改良に関する。
〔従来の技術〕 第2図は、浴室等の床面を構成するのに用いられる床パ
ン20を示すものである。図示の如く、床パン20は、躯体
床面40の上へ適宜の支持部材50に支持されて設置され
る。床パン20の表面21は、排水口22に向かって緩やかな
下り勾配を有する傾斜面に形成され、汚水の速やかな排
出を促している。床パン20と躯体床面40との間の空間に
は排水管30が配設されており、これで前記排水口22から
流出する汚水を集めて外部へ排出するようになされてい
る。
前記床パン20の排水口22に排水管30を接続するための従
来構造は、第3図に示す如くである。すなわち、排水口
22に垂下壁部26が連設され、該垂下壁部26の下端に貫通
孔28を有する底部27が形成されている。そして、上縁部
にフランジ24を有する排水具23をパッキン25を介して前
記底部27の貫通孔28に挿通せしめ、これを前記底部28の
下側へパッキン29と共に配置した排水管30の接続部30a
へ螺着させて締め付ける。これにより、排水管30が排水
口22に接続固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上記従来構造にあっては、次のような欠点があ
る。
第一に、排水管30を排水口22に接続している排水具23を
回転操作するため、該排水具23の側周面と前記排水口22
に連設した垂下壁部26との間に、1〜2mm程度の間隙d
が必要である。このような間隙dには、非常にごみが付
着し易く、また残留し易い。その上、ごみが付着した個
所の周辺は、汚れの付着が一層進み易く、雑菌の繁殖も
きたす。従って、従来の構造は、不衛生で外見の悪い状
態になることが頻繁であった。
第二に、床パン20をプレス成形で製作する場合、排水口
22に垂下壁部26及び底部27が設けられた複雑な形状のた
め、製作性が悪いという問題がある。つまり、複雑な形
状の故に脱型が難しく、形崩れを生じさせ易い。
さらに、プレス成形工程のあと、一方の成形型をはず
し、第4図に例示するように、ローラ70で床パン20を他
方の成形型60に押しつけて内部の気泡を除去する脱泡処
理を施すことが行われる。ところが従来の構造では、図
示する如く、前記排水口22と垂下壁部26との連設部A
や、垂下壁部26と底部27との連設部Bは、脱泡処理を行
うのが難しく、内部に気泡が残り易い。従って、これら
の部分が脆弱になるという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決すべく創案されたものであり、
その特徴とするところは、浴室の床パンや浴槽等におけ
る排水口と、その下部に配設される排水管とを、前記排
水口に嵌装した排水具により接続して成る排水部の構造
であって、前記排水口の周囲を勾配の緩やかな擂鉢上の
テーパ面に形成すると共に、前記排水具の上縁部に周設
したフランジの下面を前記排水口周囲のテーパ面と密着
し得るテーパ面に形成し、前記排水具のフランジと排水
管に設けた接続部との間に排水口の周囲を挟持せしめた
点にある。
〔作用〕
上記構成に係る排水部構造によれば、排水具の上縁部に
周設したフランジの下面と、排水口周囲のテーパ面とが
密着するので、ごみが残留するような間隙が形成されな
い。従って、汚れの付着が阻止され、極めて衛生的であ
る。
また排水口の周囲に緩やかな擂鉢状のテーパ面を設けた
簡単な構造のため、本考案を床パン等に応用した場合に
は、脱型,脱泡が容易になるなど、製作上大きな利点が
もたらされる。
〔実施例〕
以下に本考案の詳細を、床パンに応用した実施例を示す
第1図に基づいて説明する。
本実施例における床パン1は、排水口3の周囲の表面が
ごく緩やかな擂鉢状のテーパ面2に形成されている。す
なわち、床パン1における床面1aから排水口3に向かう
緩やかな下り勾配が、このテーパ面2に与えられてい
る。
排水管10を該排水口3へ接続するための排水具4は、円
筒状の部材であって、上縁部にフランジ5が周設され、
下半部の外周面に雄ネジ9が刻設されている。上記フラ
ンジ5の下面は、排水口3周囲のテーパ面2と同じ勾配
を有するテーパ面6に形成されている。この排水具4を
排水口3へパッキン7を介して嵌装し、該排水口3の下
側に配置した排水管10の接続部11に螺着して締め付け
る。これにより、排水管10と排水口3との接続固定がな
される。このとき、排水具4のフランジ5下面に形成し
たテーパ面6が、排水口3周囲のテーパ面2と密着す
る。従って、従来のような間隙が形成されないから、排
水具4の周囲にごみが付着して残留することがなくな
る。なお、排水具4のフランジ5と排水口3との間に介
装されるパッキン7にも、排水口3周囲のテーパ面2と
同勾配のテーパ面を備えた三角パッキンを使用すれば、
より水密性の向上が見込まれる。さらに、排水口3と排
水管10の接続部11との間に三角パッキン8等を配して漏
水を防止することが望ましい。
本考案の実施例は、上記のものに限定されない。細部の
具体的な構造や形状等は、実施の態様に応じて適宜の変
更が可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案に係る排水部構
造を適用すれば、排水具のフランジが排水口の周囲のテ
ーパ面に密着するから、排水具の周囲に間隙などが形成
されない。従って、ごみの付着や残留をきたすことがな
いので衛生的であり、外観性も美麗な状態に保たれる。
また本考案を床パンに適用した場合には、排水口まわり
の形状が簡素化するから、製作時における脱型が容易に
なり、脱泡処理も確実に行える。故に、製作性の飛躍的
な向上がもたらされると同時に、きわめて優良な製品が
効率よく生産されることになる。
このように、本考案は、優れた実用的効果が発揮される
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る排水部構造を、右半分を縦断面
視して示す図面である。第2図乃至第4図は従来例に係
るものであって、第2図は床パンの縦断面図、第3図は
従来の排水部構造の右半分を縦断面視して示す図面、第
4図は床パンの脱泡処理工程を示す縦断面図である。 1……床パン、2……テーパ面、3……排水口 4……排水具、5……フランジ、6……テーパ面 10……排水管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴室の床パンや浴槽等における排水口と、
    その下部に配設される排水管とを、前記排水口に嵌装し
    た排水具により接続して成る排水部の構造であって、前
    記排水口の周囲が勾配の緩やかな擂鉢上のテーパ面に形
    成され、前記排水具の上縁部に周設したフランジの下面
    が前記排水口周囲のテーパ面と密着し得るテーパ面に形
    成され、前記排水具のフランジと排水管に設けた接続部
    との間に排水口の周囲が挟持されていることを特徴とす
    る排水部構造。
JP1989001988U 1989-01-11 1989-01-11 排水部構造 Expired - Lifetime JPH0714453Y2 (ja)

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JPH0293373U JPH0293373U (ja) 1990-07-25
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JP5726161B2 (ja) * 2012-12-28 2015-05-27 トクラス株式会社 配水管取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6216171B2 (ja) * 1978-11-07 1987-04-10 Mitsubishi Monsanto Chem

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JPS63145959U (ja) * 1987-03-11 1988-09-27

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