JPH0563256B2 - - Google Patents

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JPH0563256B2
JPH0563256B2 JP14754488A JP14754488A JPH0563256B2 JP H0563256 B2 JPH0563256 B2 JP H0563256B2 JP 14754488 A JP14754488 A JP 14754488A JP 14754488 A JP14754488 A JP 14754488A JP H0563256 B2 JPH0563256 B2 JP H0563256B2
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JP
Japan
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punch
inner punch
diameter
die
cup
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14754488A
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English (en)
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JPH01317653A (ja
Inventor
Kaoru Yamanoi
Toshio Maeda
Haruo Meguro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP14754488A priority Critical patent/JPH01317653A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビスカスカツプリングのケースのよ
うに、内周面に軸方向の多数の歯形の溝がセレー
シヨン状に形成された、内歯付きカツプ状製品の
成形方法に関する。
(従来の技術) 従来の内歯付きカツプ状製品の成形方法として
は、例えば本発明者等がさきに提案した特開昭61
−269951号の技術aがある。この技術は、第3図
aに示すように、素材W1を、歯形tを外周に設
けた内パンチP1と外パンチP2とで挾持しながら、
素材W1の筒部の開口部側からダイdに圧入する
ものである。
また、特公昭48−4809の技術bは、同図bに示
すように素材W2の内面に予め荒歯を形成してお
き、歯形tをもつインナパンチP3を嵌合して該
インナパンチR3によつて素材W2をダイd中に圧
入するものである。
更に、本発明者等がさきに提案した特願昭63−
30868の技術cは、同図cに示すもので、素材W3
の内面に予め荒歯を形成しておき、該素材W3
インナパンチP4を嵌合してスプリングS1で加圧
しながら口縁部をアウタパンチP5で加圧してダ
イd内に圧入するものである。
(発明が解決しようとする課題) これらの技術においてaは、製品の肉厚が比較
的大きい場合は高精度の成形が行なわれるが、薄
肉の製品において筒部に反りが生じることがあ
る。
また、bの技術は、インナパンチP3の圧力が
素材W2の底部に成形圧力として加わり、該圧力
によつて絞りを行なうため、底抜け破断を起こす
おそれがある。このため、絞り率の大きいもの
や、底部が薄肉のものは成形できない。例えば、
モジユールM=1.0程度で、溝の深さが大きく凹
凸の急変するセレーシヨンの場合は、絞り率を大
きくとらなければ歯部に肉が寄らないため、底部
が薄い素材では成形不能である。
そこで、cの技術は、アウタパンチP5を用い
て筒部に成形圧力を加えて上記bの難点を解決
し、かつ筒部の口縁部にビードbを残すことによ
り、筒部が薄肉であつても反ることを防止し上記
aの難点を解決している。
しかし、この方法においては、素材W3に対し
て前方押出しの作用が加わり全体が前方へ延びる
ので、底部b′が前方へ逃げる傾向が生じ、カウン
タパンチP6をスプリングS2で圧接させていても
製品が大径であれば、同図dに示すように底部が
前方に湾曲する反りが生じ易い。このため、コー
ナ部cにおいては、歯形に対する充填作用が減殺
され、更に成形後前記反りの戻り力が底部のコー
ナ部cに作用するため該部に歪みが生じることに
なる。これらのことから、絞り率を大きくして荒
歯を予備成形することなく1回の絞りで成形する
ことは、精度上困難であつた。
(課題を解決するための手段) 本発明は、これらの問題点を解決し、荒歯を予
備加工することなく1回の絞り成形で歪みのない
製品を得るようとするもので、その手段は、カツ
プ状素材の底部内面のコーナに軸方向の逃げ溝を
設けると共に、該素材の底部側の外周にダイ内径
に近似する外径をもつ小径部を設け、該素材の内
部に、先端の環状突起と外周の軸方向の歯形とを
有するインナパンチを挿入し、インナパンチが素
材の底部に密着するように該インナパンチを弾発
付勢し、これに対向して底部外面にカインタパン
チと当接して弾発付勢することにより背圧を与
え、これらインナパンチとカウンタパンチで素材
の底部を挾持しつつ、インナパンチに摺動自在に
嵌合するアウタパンチで素材の筒部口縁を押圧し
て素材を小径部側からダイに圧入して口縁近くま
で絞り、素材内面をインナパンチ外面形状に倣わ
せて内歯を形成し、口縁部にビードを形成させる
ことを徴とする。
(作用) 以上の手段により、カツプ状素材の底部は、小
径部に絞り加工を受けず、主として筒部のみが絞
られる。底部はまたインナパンチとカウンタパン
チで挾持されるので、湾曲が阻止された状態が保
持される。そして絞りを口縁近くで止めることに
より、該部にビードが形成される。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を説明する。第1図
aにおいて、1は鋼材から熱間又は温間鋳造によ
り成形したカツプ状の素材であり、筒部2と底部
3と有し、筒部2の内周は円筒面2aとなつてお
り、底部内面コーナには環状の逃げ溝4が形成さ
れており、底部3の外周には小径部5が設けられ
ている。該小径部5は、外径Dがダイの内径、し
たがつて製品外径に近似した値とされ、テーパ5
aで大径部分と接続している。
第1図bは、成形後の製品を示し、製品1′は
内周面に軸方向の内歯6が形成され、筒部2′の
口縁にビード7が形成され、ビード7の内面は円
筒面8となつている。
第2図はその成形方法を示すもので、成形は冷
間又は温間において行なわれる。図中10はダイ
で基台11に取付けられ、入口部10aの内径を
D1、ノズル10bの内径をD2とすると、入口径
D1は、製品1′のビード7の値の径に等しく、ノ
ズル径D2は、素材小径部の直径DとD2≒Dの関
係にある。また12はダイ10内に上下動可能に
設けたカウンタパンチ兼ノツクアウトで、スプリ
ング13で弾発され、カツプ状素材1の底部3を
支持する。
アウタパンチ14は、円筒形をなしており、取
付具15で加圧板16の取付けられている。
その内部にインナパンチ17が摺動自在に挿入
され、段部17aでアウタパンチ14に係止さ
れ、スプリング18で加圧されている。インナパ
ンチ17の先端には、軸方向に突出する環状突起
19が一体に設けられており、該突起19を含む
外周に長さlの歯形20が刻設されている。該長
さlは、製品1′の内歯6の長さに等しい。
第2図bに示すように加圧板16を下降させる
と、インナパンチ17の端面は、カツプ状素材1
の底部3の内面にスプリング18で圧接され、歯
形20は、円筒面2aの内側に遊嵌した状態にな
る。このとき、環状突起19と逃げ溝4の内周間
には僅かの隙間21が存在する。
第2図cに示すように加圧板16を更に下降さ
せると、アウタパンチ14が筒部2の口縁を加圧
し、素材1を小径部5からノズル10bに押込ん
で前方押出ししながら外径を絞る。このとき、底
部3は、小径部5が設けられているため実質上絞
り加工を受けず、前方に湾曲する作用も殆ど生じ
ない。そして主として筒部2のみのが絞られてイ
ンナパンチ17の歯形20に押込まれ、内歯6が
成形される。底部に余剰の肉があつても、その量
は極めて僅かでかつ筒部2側に流動すると共に上
記隙間21を充填するように流れるので、底部3
を第3図dのb′のように前方に押出す傾向は少な
い。しかも、底部3は、インナパンチ17とカウ
ンタパンチ12で挾持されているので、素材は湾
曲が抑えられた状態で加圧され、歯形20を隙間
なく充填し、逃げ溝4′の底に達するまで全長に
わたり正確な形状を保つ内歯6が成形され、かつ
底部が湾曲しないから成形後コーナ部に歪も生じ
ない。したがつて、製品1′の内歯6の全長を有
効利用することがてき、製品1′がビスカスカツ
プリングのケースであるときは、該内歯に係合す
るデイスクを底部の内面に接するまで正確に装着
することができる。
そして、図示のように歯形20の全長lがダイ
10のノズル10bに進入した時点で下降を止め
ると、筒部2の口縁にビード7が形成され、該ビ
ード7の内周にはインナパンチ外径に等しい円筒
面8が形成されることになる。
(発明の効果) 以上のように、カツプ状素材の底部に小形部を
設けることにより、該底部に対する絞り加工を実
質上行なわないようにしたから、成形時に底部を
前方に湾曲させて素材の歯形に対する密着性を減
殺したり、成形後該湾曲が復原してコーナ部に歪
が生じるという現象を防止でき、逃げ溝の底に至
るまで正確な歯形の内歯をもつカツプ状製品が得
られる。このため、絞り率を大きくしても高精度
の製品を得ることができ、したがつて荒歯を予備
成形することなく1回の絞りによつて加工を完了
することができる。
しかも、成形圧力は筒部に加えられて底部には
加わらないから、該底部を薄肉にしても底抜け破
損のおそれがなく、その上、筒部の口縁にはビー
ドが形成されるので、該筒部を薄肉にしても反り
の生じるのが防止される。
このように薄肉で軽量かつ高精度の製品を作る
ことができるので、ビスカスカツプリングのケー
スなどの自動車部品を作るとき極めてすぐた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図aは素材の断面図、同bは製品の断面
図、第2図は成形過程を示し、aはセツト時、b
は開始時、cは終了時を示す断面図、第3図a,
b,cは従来技術の断面図、dはcの拡大図であ
る。 1……カツプ状素材、2,2′……筒部、3,
3′……底部、4,4′……逃げ溝、5……小径
部、6……内歯、7……ビード、10……ダイ、
12……カウンタパンチ、14……アウタパン
チ、7……インナパンチ、19……環状突起、2
0……歯形。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カツプ状素材の底部内面のコーナに軸方向の
    逃げ溝を設けると共に、該素材の底部側の外周に
    ダイ内径に近似する外径をもつ小径部を設け、該
    素材の内部に、先端の環状突起と外周の軸方向の
    歯形とを有するインナパンチを挿入し、インナパ
    ンチが素材の底部に密着するように該インナパン
    チを弾発付勢し、これに対向して底部外面にカウ
    ンタパンチを当接して弾発付勢することにより背
    圧を与え、これらインナパンチとカウンタパンチ
    で素材の底部を挾持しつつ、インナパンチに摺動
    自在に嵌合するアウタパンチで素材の筒部口縁を
    押圧して素材を小径部側からダイに圧入して口縁
    近くまで絞り、素材内面をインナパンチ外面形状
    に倣わせて内歯を形成し、口縁部にビードを形成
    させることを徴とする、内歯付きカツプ状製品の
    成形方法。
JP14754488A 1988-06-15 1988-06-15 内歯付きカップ状製品の成形方法 Granted JPH01317653A (ja)

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CN103501934A (zh) * 2011-03-24 2014-01-08 爱信艾达株式会社 齿形部件的制造方法、齿形部件的制造装置以及齿形部件

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