JPH056308Y2 - - Google Patents

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JPH056308Y2
JPH056308Y2 JP2830386U JP2830386U JPH056308Y2 JP H056308 Y2 JPH056308 Y2 JP H056308Y2 JP 2830386 U JP2830386 U JP 2830386U JP 2830386 U JP2830386 U JP 2830386U JP H056308 Y2 JPH056308 Y2 JP H056308Y2
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guide rail
elevator
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばスライデイングガイドシユー
の交換時等に使用して好適なエレベータの水平方
向位置決め装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のエレベータの水平方向位置決め
装置は実開昭53−070568号公報に開示され、第3
図および第4図に示すように構成されている。こ
れを同図に基づいて説明すると、同図において、
1は鉛直方向に延在するガイドレールで、昇降路
壁2上にレール支持具3を介して設けられてお
り、全体が基部1aおよび摺動部1bからなる断
面T字状に形成されている。4はその内側に乗物
かご5を有する枠体で、前記ガイドレール1の摺
動部1bに昇降自在に配設されており、全体が上
梁6、下梁7および支柱8,9から構成されてい
る。このうち支柱8,9は略同一に形成されてい
るため、その一方の支柱8についてのみ説明する
と、支柱8は各々が互いに対向する2つの側壁部
8a,8bおよびこれら両側壁部8a,8b間に
設けられた底部8cからなる断面コ字状に構成さ
れており、これら両側壁部8a,8bおよび底部
8bにはねじ孔10,11および12が各々設け
られている。13はその先端が前記ガイドレール
1の摺動部1bの頂面に当接する第1の位置決め
用ボルトで、前記ねじ孔12に調整自在に螺合さ
れている。14および15はその先端が前記ガイ
ドレール1の摺動部1bの側面に当接する一対の
第2の位置決め用ボルトで、前記ねじ孔10,1
1に前記第1の位置決め用ボルト13と同様に調
整自在に各々螺合されている。なお、16は前記
ガイドレール1の摺動部1bを摺動するスライデ
イングガイドシユーで、前記枠4の上下梁6,7
にボルト17を介して固定されている。また、1
8は鋼製の主索19を懸架する吊り車で、前記枠
体4の上梁6に回転自在に設けられている。
このように構成されたエレベータの水平方向位
置決め装置においては、枠体4を所定位置に据え
付けたり、あるいはスライデイングガイドシユー
16等といつた部品交換を始めとする保守点検を
行なつたりするに際して第1の位置決め用ボルト
13をねじ孔12に、また第2の位置決め用ボル
ト14,15をねじ孔10,11に螺合すること
により行われる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のエレベータの水平方向位置決
め装置においては、枠体4の支柱8にねじ孔1
0,11を設ける必要があるため、それだけエレ
ベータの制作に時間を費やすという問題があつ
た。また、第1、第2の位置決め用ボルト13,
14および15の先端がガイドレール1の摺動部
1bに当接させる構造であるため、ガイドレール
1、特に上述したスライデイングガイドシユー1
6が摺動自在に組み付けられる摺動部1bが損傷
するという問題もあつた。
本考案はこのような事情に鑑みなされたもの
で、エレベータの製作を容易に行うことができる
ばかりでなく、エレベータの据え付け時や保守点
検時においての従来のようなガイドレールの損傷
を防止することができるエレベータの水平方向位
置決め装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の係るエレベータの水平方向位置決め装
置は、ガイドレールの基部で枠体と反対側面に締
結手段によつて着脱自在に設けられかつ枠体の両
側に位置するように前記枠体側に向つて延設され
た一対の調節片を有する基部材を備え、この基部
材の各調節片に同一の軸線方向に開口するねじ孔
を、前記調節片の延設方向と直交する方向に向つ
て設けると共に、これら各ねじ孔にそれぞれの先
端が前記枠体側に当接して摩擦係合力により位置
決め係止される位置決め用ボルトを螺合したもの
である。
〔作用〕
本考案によれば、エレベータの据え付け時やス
ライデイングガイドシユーの交換等を行なう保守
点検時において、枠体をガイドレールに対する相
対位置がずれないように保持するにあたつて、ガ
イドレールの基部と昇降路壁との間に形成された
間〓に基部材を挿入し、この基部材を、ガイドレ
ールの基部に枠体と反対側面つまり昇降路壁側の
面にクリツプ等の締結手段によつて着脱自在に締
結固定した後、この基部材の各調節片のねじ孔
に、位置決め用ボルトを調節片の延設方向と直交
する方向つまり昇降路壁に平行する方向に向つて
螺合し、それぞれの先端を枠体を構成する支柱両
側の側壁部に当接させて摩擦係合力により位置決
め係止させることによつて、ガイドレールに対し
枠体を水平方向での位置ずれを生じない状態で位
置決め保持することが可能となる。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案に係るエレベータ
の水平方向位置決め装置を示す断面図と側面図
で、同図において第3図および第4図と同一の部
材については同一の符号を付し、詳細な説明は省
略する。同図において、符号21で示すものは断
面L字状の基部材で、前記ガイドレール1の基部
1aの昇降路壁2側に締結手段としてクリツプ2
2とボルト・ナツトによつて着脱自在に設けられ
ており、前記摺動部1bの両側方には前記支柱8
の両側壁部8a,8bに対する一対の調節片2
3,24が昇降路壁2に直交する方向に延設され
て設けられている。そして、これら両調節片2
3,24には同一の軸線方向に開口するねじ孔2
5,26が設けられている。27および28はそ
の先端が前記側壁部8a,8bに当接して摩擦係
合力により水平方向での位置ずれを生じない状態
で位置決め係止される一対の位置決め用ボルト
で、前記ねじ孔25,26に調整自在に各々螺合
されている。
このように構成されたエレベータの水平方向位
置決め装置においては、枠体4を所定位置に据え
付けたり、あるいはスライデイングガイドシユー
16等といつた部品交換を始めとする保守点検を
行なつたりするに際して、ガイドレール1と昇降
路壁2との間に形成された間〓から基部材21を
挿入することによつて行うとよい。
すなわち、ガイドレール1の基部1aに基部材
21をクリツプ22を締結することにより固定し
た後、支柱8の側壁部8a,8bにその先端が当
接するように位置決め用ボルト27,28をねじ
孔25,26に螺合すればよい。
そして、このようなエレベータの水平方向位置
決め装置によれば、たとえばエレベータの据え付
け時やスライデイングガイドシユー16の交換等
を行なう保守点検時において、枠体4をガイドレ
ール1に対し水平方向で相対的な位置ずれを生じ
ないように所定位置で位置決め保持するにあたつ
て、ガイドレール1の基部1aの昇降路壁2側に
基部材21を挿入してボルト・ナツトとクリツプ
22にて固定し、さらにこの基部材21の各調節
片23,24のねじ孔25,26に、位置決め用
ボルト27,28を調節片23,24の延設方向
と直交する方向つまり昇降路壁2に平行する方向
に向つて螺合し、それぞれの先端を枠体4を構成
する支柱8両側の側壁部8a,8bに当接させて
摩擦係合力で位置決め係止させることにより、ガ
イドレール1に対する枠体4の水平方向での位置
決め固定を適切に行え、これによつてエレベータ
を構成する枠体4を所定位置で位置ずれを生じな
い状態に保持することができるばかりでなく、従
来のようなガイドレール1、特にスライデイング
ガイドシユー16が摺動自在に組み付けられる摺
動部1bでの損傷を防止できる。
したがつて、エレベータを構成する支柱8に位
置決め用ボルト27,28を螺合するねじ孔2
5,26を設ける必要がなくなり、また位置決め
用ボルト27,28をガイドレール1に当接させ
ることなくエレベータを据え付けることができ
る。
なお、本考案におけるエレベータの水平方向位
置決め装置は、ガイドレール1に対する着脱が可
能であるから、同種のエレベータであれば多数の
エレベータに使用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ガイドレ
ールの基部で枠体と反対側面に締結手段によつて
着脱自在に設けられかつ枠体の両側に位置するよ
うに前記枠体側に向つて延設された一対の調節片
を有する基部材を備え、この基部材の各調節片に
同一の軸線方向に開口するねじ孔を、前記調節片
の延設方向と直交する方向に向つて設けると共
に、これら各ねじ孔にそれぞれの先端が前記枠体
側に当接して摩擦係合力により位置決め係止され
る位置決め用ボルトを螺合したので、従来のよう
にエレベータを構成する部品に位置決め用ボルト
を螺合するねじ孔を設ける必要がなくなり、エレ
ベータの製作を容易に行うことができる。
また、本考案によれば、エレベータの据え付け
時やスライデイングガイドシユーの交換等を行な
う保守点検時に、枠体をガイドレールに対して相
対位置がずれないように保持するにあたつて、基
部材をガイドレールの基部に枠体と反対側面に着
脱自在に固定するると共に、これと直交する方向
から位置決め用ボルトを、枠体側に当接して摩擦
係合力により位置決め係止させることで、ガイド
レールに対する枠体の水平方向での位置決め固定
を適切に行え、これによつてエレベータを所定位
置で位置ずれを生じない状態に保持することがで
きるばかりでなく、従来のようなスライデイング
ガイドシユーが摺動自在に組み付けられる摺動部
を有するガイドレールの損傷を確実に防止するこ
とができる。
特に、本考案によれば、上述した通り、エレベ
ータを構成する枠体を、ガイドレールに対して水
平方向での位置ずれのない状態で保持できるた
め、たとえばスライデイングガイドシユー等の部
品を交換した後の新たな寸法調整が不要であると
いう利点がある。さらに、本考案によれば、基部
材の各調節片に直交する方向から位置決め用ボル
トを螺合して枠体側に当接させ、ガイドレールの
左右方向での位置決めを行なつた後、ガイドレー
ルの頂面に直交する方向での微妙なバランスを調
整しながら位置決めを実施することもできるとい
う利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係るエレベータ
の水平方向位置決め装置を示す断面図と側面図、
第3図は従来のエレベータの水平方向位置決め装
置の使用例を示す側面図、第4図は第3図の−
断面図である。 1……ガイドレール、4……枠体、8……支
柱、8a,8b……側壁部、21……基部材、2
2……クリツプ、23,24……調節片、25,
26……ねじ孔、27,28……位置決め用ボル
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その内側に乗物かごを有する枠体を案内するガ
    イドレールの基部における前記枠体と反対側面に
    締結手段によつて着脱自在に設けられかつ前記枠
    体の両側に位置するように前記枠体側に向つて延
    設された一対の調節片を有する基部材を備え、こ
    の基部材の各調節片に同一の軸線方向に開口する
    ねじ孔を、前記調節片の延設方向と直交する方向
    に向つて設けると共に、これら各ねじ孔にそれぞ
    れの先端が前記枠体側に当接して摩擦係合力によ
    り位置決め係止される位置決め用ボルトを螺合し
    たことを特徴とするエレベータの水平方向位置決
    め装置。
JP2830386U 1986-02-28 1986-02-28 Expired - Lifetime JPH056308Y2 (ja)

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JP4658715B2 (ja) * 2005-06-30 2011-03-23 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータのかごバランス測定装置

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