JPH043588Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043588Y2
JPH043588Y2 JP1986001097U JP109786U JPH043588Y2 JP H043588 Y2 JPH043588 Y2 JP H043588Y2 JP 1986001097 U JP1986001097 U JP 1986001097U JP 109786 U JP109786 U JP 109786U JP H043588 Y2 JPH043588 Y2 JP H043588Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate member
stator
frame
gap
movable element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986001097U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62115780U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986001097U priority Critical patent/JPH043588Y2/ja
Publication of JPS62115780U publication Critical patent/JPS62115780U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043588Y2 publication Critical patent/JPH043588Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Linear Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 この考案はリニアモータの可動子と固定子間の
ギヤツプの調整装置に関するものである。
b 従来の技術 リニアモータの可動子と固定子間のギヤツプ
は、一様で一定の値にする必要がある。例えば、
リニアパルスモータにおいて、1次側可動子の各
極と2次側固定子間のギヤツプが異なる場合に
は、推力が不揃いになり、各ステツプ毎の移動距
離に差が生じ、位置決め精度が悪化する。
リニアパルスモータの可動子と固定子間のギヤ
ツプの調整には、次のようなものがある。第2図
に示すものは偏心軸ローラ方式(偏心カムフオロ
ア方式ともいう)で、可動子1のフレーム5に装
着された4個のローラ7の軸が固定軸と偏心して
おり、止めナツト9を弛め、固定軸を廻すことに
より、ローラ軸を上下方向へ移動させ、可動子1
の磁極Pと固定子3のギヤツプgを調整するもの
である。この方式は、構造が簡単であるが、ロー
ラの微調整及び調整した固定軸を止めナツト9で
確実に固定することがむつかしい。
第3図に示すものは押しねじ方式で、可動子1
のフレーム5に、磁極Pを保持した磁極ホルダ1
1を、固定用ボルト13と押しねじ15によつ
て、ギヤツプgが一様になるように調整し、固定
するものである。この方式はねじのピツチの最小
寸法に限度があり、微調整がむつかしい。
第4図に示すものはシム方式で、可動子のフレ
ーム5と磁極ホルダ11の間にシム17を挿入
し、ギヤツプgを一様にするものである。この方
式も構造が簡単であるが、シムの厚さを所要の大
きさに加工することがむつかしい。
第5図に示すものは楔板方式で、可動子のフレ
ーム5と磁極ホルダ11の間に楔板19を挿入
し、楔板を左右方向へ移動させ、ギヤツプgを調
整するものである。この方式は微調整が可能であ
るが、楔板が一枚であるので、各磁極Pと固定子
3とのギヤツプgを同一の値に調整することがむ
つかしい。
c 考案が解決しようとする問題点 前記のように、従来の可動子と固定子のギヤツ
プの調整装置には、それぞれ調整作業や部品加工
等に問題がある。この考案はこのような点に着目
してなされたもので、ギヤツプ調整を簡単で、ま
た正確に行うことの出来る装置を提供することを
目的とするものである。
d 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案は、固定子
の両側に設けた走行路上を、可動子のフレームに
備えた複数の走行用ローラを転動自在に設け、か
つ可動子と固定子とのギヤツプを調節自在に設け
てなるリニアモータのギヤツプ調整装置にして、
前記フレームの形状を、天井プレートの両側から
脚部を垂設し、この両脚部の下部に前記複数の走
行用ローラを備えた態様で下方に開口した溝形に
形成して設け、可動子における複数の磁極を垂設
支持した板状の中間部材を前記フレームの内側に
配置して設けると共に、この中間部材を上下に調
節すべく前記天井プレートを上下動自在に貫通し
た複数の固定用ボルトを上記中間部材に螺合して
設け、前記天井プレートの下面あるいは中間部材
の上面の複数箇所に傾斜面を形成して設け、上記
各傾斜面に接合する傾斜面を備えた複数の楔部材
を、前記天井プレートと中間部材との間に介在し
て設けると共に上記各楔部材を各傾斜面に沿う方
向へ移動調節するための複数の押し引きボルトを
前記脚部にそれぞれ螺着してなるものである。
e 作用 前記のように構成されているので、楔部材の1
つを傾斜面に沿つて移動させれば、その部分の可
動子のフレームと磁極ホルダ間の距離が変り、そ
の楔部材の下部の磁極と固定子のギヤツプを、ほ
ぼ他に無関係に、所定値に簡単に、確実に微調整
することができる。
f 実施例 次にこの考案の実施例について第1図a,bに
基づいて説明する。このリニアパルスモータは、
前記のように1次側可動子1と2次側固定子3と
からなり、可動子1はフレーム5の下部に4個の
走行用ローラ21、案内用ローラ23を備え、固
定子3の両側の走行路25に沿つて走行する。フ
レーム5の内部には、4個の磁極Pがあり、これ
らは、磁極ホルダ11に固定された中間部材27
を介して、4本の固定用ボルト29によつてフレ
ーム5に取付けてある。前記の中間部材27の上
面と、フレーム5の内面との間には4個の楔部材
31が、押し引きボルト33によつて移動自在に
設けてある。楔部材31は左右が1対をなし、そ
の傾斜方向が反対になつており、これに対応して
フレーム5の勾配も反対方向になつている。
より詳細には、第1図a,bより明らかなよう
に、前記フレーム5は、水平な天井プレートの両
側から脚部を垂設して、下方に開口した溝形に形
成してあつて、上記両脚部の下部に、前記走行路
25上を転動自在であるように複数の走行用ロー
ラ21が回転自在に支承されているものである。
そして、複数の磁極Pを垂設支持した板状の中間
部材27が前記フレーム5の内側に配置してあ
り、前記天井プレートを貫通した複数の固定用ボ
ルト29が上記中間部27に螺着してある。さら
に、上記中間部27を上下に調節すべく、前記天
井プレートの下面の複数箇所に傾斜面が形成して
あり、そして、前記天井プレートと中間部27と
の間の複数箇所に楔部材31が前記傾斜面に沿う
方向へ移動調節自在に介在してあるものである。
各磁極Pにはそれぞれ励磁コイルCを備えてお
り、また、各磁極の下面及び固定子3の上面に
は、ピツチτの歯が設けてあり、励磁コイルCを
所定の順序で励磁することにより可動子1を(1/
4)τのステツプで歩進させることができるもの
である。
このように構成されているので、固定用ボルト
29を弛めて、4個の押し引きボルト33を押し
込み、または引き出すと楔部材31が左右方向へ
移動し、各磁極の下面と固定子の上面の間のギヤ
ツプが変化するので、これを一様に所定値になる
ように微調整することができる。調整後は固定用
ボルト29によつて各磁極は固定される。このよ
うにして、可動子と固定子のギヤツプを簡単に、
また確実に微調整することができる。なおこの考
案は、リニアパルスモータに限らず、一般に各種
のリニアモータにも利用できるものである。
g 考案の効果 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するに本考案は、固定子3の両側に設けた
走行路25上を、可動子1のフレーム5に備えた
複数の走行用ローラ21を転動自在に設け、かつ
可動子1と固定子3とのギヤツプgを調節自在に
設けてなるリニアモータのギヤツプ調整装置にし
て、前記フレーム5の形状を、天井プレートの両
側から脚部を垂設し、この両脚部の下部に前記複
数の走行用ローラ21を備えた態様で下方に開口
した溝形に形成して設け、可動子1における複数
の磁極Pを垂設支持した板状の中間部材27を前
記フレーム5の内側に配置して設けると共に、こ
の中間部材27を上下に調節すべく前記天井プレ
ートを上下動自在に貫通した複数の固定用ボルト
29を上記中間部材27に螺合して設け、前記天
井プレートの下面あるいは中間部材27の上面の
複数箇所に傾斜面を形成して設け、上記各傾斜面
に接合する傾斜面を備えた複数の楔部材31を、
前記天井プレートと中間部材27との間に介在し
て設けると共に上記各楔部材31を各傾斜面に沿
う方向へ移動調節するための複数の押し引きボル
ト33を前記脚部にそれぞれ螺着してなるもので
ある。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、可動子1におけるフレーム5は下方に開口し
た溝形に形成してあつて、このフレーム5の内側
に配置した板状の中間部材27に複数の磁極Pが
垂設支持されているものである。そして、前記中
間部材27はフレーム5の天井プレートを貫通し
た複数の固定用ボルト29に支持されており、か
つ上記中間部材27と天井プレートとの間の複数
箇所に楔部材31を位置調節自在に介在してある
ものである。
したがつて本考案によれば、各楔部材31の位
置を調節することにより、フレーム5に対する中
間部材27の相対的な上下位置あるいは傾斜を調
節できることとなり、この中間部材27に支持さ
れた複数の磁極Pと固定子3とのギヤツプgを正
確に調節することができるものである。また、本
考案によれば、中間部材27の調節を複数の楔部
材31により行なう構成であるから、中間部材2
7と楔部材31は大きな面接触となるものであ
る。したがつて、複数の固定用ボルト29でもつ
て中間部材27を強固に締付け固定しようとする
とき、中間部材27を撓ませるようなことがな
く、調節した前記ギヤツプgを正確に維持できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の実施例の平面図、同じく
bは正面図である。第2図、第3図、第4図、第
5図は、それぞれ従来の偏心軸ローラ方式、押し
ねじ方式、シム方式、楔板方式を示した説明図で
ある。図面中の同一符号は同一物又は相等物を示
す。 図面の主要な部分を表わす符号の説明、1……
可動子(1次側)、3……固定子(2次側)、5…
…フレーム、7……偏心ローラ、9……固定ナツ
ト、11……磁極ホルダ、13……固定用ボル
ト、15……押しねじ、17……シム、19……
楔板、27……中間部材、29……固定用ボル
ト、31……楔部材、33……押し引きボルト、
P……磁極、g……ギヤツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定子3の両側に設けた走行路25上を、可動
    子1のフレーム5に備えた複数の走行用ローラ2
    1を転動自在に設け、かつ可動子1と固定子3と
    のギヤツプgを調節自在に設けてなるリニアモー
    タのギヤツプ調整装置にして、前記フレーム5の
    形状を、天井プレートの両側から脚部を垂設し、
    この両脚部の下部に前記複数の走行用ローラ21
    を備えた態様で下方に開口した溝形に形成して設
    け、可動子1における複数の磁極Pを垂設支持し
    た板状の中間部材27を前記フレーム5の内側に
    配置して設けると共に、この中間部材27を上下
    に調節すべく前記天井プレートを上下動自在に貫
    通した複数の固定用ボルト29を上記中間部材2
    7に螺合して設け、前記天井プレートの下面ある
    いは中間部材27の上面の複数箇所に傾斜面を形
    成して設け、上記各傾斜面に接合する傾斜面を備
    えた複数の楔部材31を、前記天井プレートと中
    間部材27との間に介在して設けると共に上記各
    楔部材31を各傾斜面に沿う方向へ移動調節する
    ための複数の押し引きボルト33を前記脚部にそ
    れぞれ螺着してなることを特徴とするリニアモー
    タのギヤツプ調整装置。
JP1986001097U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH043588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986001097U JPH043588Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986001097U JPH043588Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62115780U JPS62115780U (ja) 1987-07-23
JPH043588Y2 true JPH043588Y2 (ja) 1992-02-04

Family

ID=30778682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986001097U Expired JPH043588Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043588Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3672044B1 (de) * 2018-12-19 2024-05-22 Etel S.A. Linearmotorsystem sowie schnittstellenvorrichtung für einen linearmotor

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018209727A1 (de) * 2018-06-15 2019-12-19 Krones Ag Mover für eine Transportvorrichtung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841081B2 (ja) * 1976-06-15 1983-09-09 積水化学工業株式会社 気液接触装置
JPS60113651A (ja) * 1983-11-22 1985-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd リニアモ−タ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594176U (ja) * 1978-12-19 1980-06-30
JPS5841081U (ja) * 1981-09-11 1983-03-18 日本サ−ボ株式会社 リニア・ステツピングモ−タ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841081B2 (ja) * 1976-06-15 1983-09-09 積水化学工業株式会社 気液接触装置
JPS60113651A (ja) * 1983-11-22 1985-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd リニアモ−タ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3672044B1 (de) * 2018-12-19 2024-05-22 Etel S.A. Linearmotorsystem sowie schnittstellenvorrichtung für einen linearmotor

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62115780U (ja) 1987-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH043588Y2 (ja)
JPH06114594A (ja) 鉄骨構造物の柱貫通型通し柱の仮組み溶接用治具
SE8305240D0 (sv) Device for adjusting the width of the gap between the rolls of a continuous casting facility
US4831805A (en) Precast concrete board fixing metal fitting
GB2109741A (en) A supporting device for the die carrier of an injection moulding machine
SU986543A1 (ru) Штамп дл гибки
JPH0139115Y2 (ja)
JPH0636636Y2 (ja) 電子装置架の設置構造
JPH0318423B2 (ja)
CN221186227U (zh) 一种检测工件的支撑机构
JPS6039183Y2 (ja) 溶接・溶断用台車のガイドレ−ル
CN219958950U (zh) 一种轨道装载机构
CN212062156U (zh) 一种变压器加工制造定位装置
JP2512687B2 (ja) 構造材用接続板の取付装置
JPH07156795A (ja) 台車ユニット
JPS5911537Y2 (ja) 手摺りの手摺子固定構造
CN211889434U (zh) 一种焊接设备
JPS5913045Y2 (ja) 携帯用ル−タ
JPH05138253A (ja) プレスブレーキ
JP3266820B2 (ja) ロール成形機
JPS5925546Y2 (ja) プレス機械における金型支持装置
JPH10315079A (ja) ワークテーブル用ベース
JP3261586B2 (ja) 工場生産家屋パネルフレーム組立テーブル
JPH0357520Y2 (ja)
JPH06221Y2 (ja) 切断トーチの案内装置