JPH06221Y2 - 切断トーチの案内装置 - Google Patents

切断トーチの案内装置

Info

Publication number
JPH06221Y2
JPH06221Y2 JP16204388U JP16204388U JPH06221Y2 JP H06221 Y2 JPH06221 Y2 JP H06221Y2 JP 16204388 U JP16204388 U JP 16204388U JP 16204388 U JP16204388 U JP 16204388U JP H06221 Y2 JPH06221 Y2 JP H06221Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
slider
cutting torch
supporting
guide rollers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP16204388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0281764U (ja
Inventor
▲はつ▼夫 増田
Original Assignee
大見工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大見工業株式会社 filed Critical 大見工業株式会社
Priority to JP16204388U priority Critical patent/JPH06221Y2/ja
Publication of JPH0281764U publication Critical patent/JPH0281764U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH06221Y2 publication Critical patent/JPH06221Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 [産業上の利用分野] この考案は各種切断器のうち、特にガス切断用のトーチ
を案内する装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種の案内装置においては、例えば第8図に示
すように、切断トーチTを取付ける支持部材18がスラ
イダ7に取着され、このスライダ7がガイド板6に対し
移動可能に支持されている。特に、第9図に示すよう
に、ガイド板6の各面のうち、スライダ7の移動方向A
に対し直交する鉛直方向側の上面6aをスライダ7が摺
接するとともに、同じく直交する水平方向両側の左右両
面に形成されたV溝36にスライダ7側のガイドローラ
37,38が嵌入されて、スライダ7がガイド板6に対
し支持されている。
[考案が解決しようとする課題] スライダ7の一側方で切断トーチを支持部材18に取付
けると、切断トーチ18の荷重はスライダ7をガイド板
6に対し傾かせる力として働き、その力は各ガイドロー
ラ37,38がV溝36に当接して受けられる。
このような状態でガイド板6をスライダ7が移動する
と、V溝36と各ガイドローラ37,38との間に摩擦
が生じる。各ガイドローラ37,38は通常ガイド板6
よりも柔らかい材料で形成されているため、摩耗し易
い。各ガイドローラ37,38が摩耗すると、スライダ
7がガイド板6に対し上下方向のみならず左右方向へも
がたつく。従って、従来の案内装置では、各ガイドロー
ラ37,38の摩耗ががたつきに及ぼす影響は大きく、
それだけがたつきが生じる可能性は大きくなる。
本考案はがたつきの生じにくい切断トーチの案内装置を
提供することを目的とする。
考案の構成 [課題を解決するための手段] 本考案はこの目的を達成するため、後記する実施例の図
面に示すように、切断トーチTを取付ける支持部材18
をスライダ7に取着し、このスライダ7をガイド板6に
対し移動可能に支持した切断トーチの案内装置におい
て、前記スライダ7には、ガイド板6が挿入されるガイ
ド溝27を設けるとともに、ガイド板6の各面のうち、
スライダ7の移動方向Aに対し直交する鉛直方向両側の
上下両面6a,6bを支えるガイドローラ28,29
と、同じく直交する水平方向両側の左右両面6c,6d
を支えるガイドローラ34,35とを設けたものであ
る。
さらに、本考案は上面支持用ガイドローラ28と下面支
持用ガイドローラ29との間隔H、左面支持用ガイドロ
ーラ34と右面支持用ガイドローラ35との間隔Wをそ
れぞれ調節できるように、上下両面支持用ガイドローラ
28,29のうち少なくとも一方のガイドローラ29、
左右両面支持用ガイドローラ34,35のうち少なくと
も一方のガイドローラ34をそれぞれ移動調節可能に設
けたものである。
[作用] スライダ7上に取着された支持部材18やそれに取付け
られる切断トーチTの荷重は、スライダ7をガイド板6
に対し傾かせる力として働き、その力は主に上下両ガイ
ドローラ28,29がガイド板6の上下両面6a,6b
に当接して受けられる。このような状態でガイド6上を
スライダ7が移動すると、ガイド板6の上下両面6a,
6bと上下両ガイドローラ28,29との間に摩擦が生
じて上下両ガイドローラ28,29が摩耗することはあ
るが、その力はガイド板6の左右両面6c,6dと左右
両ガイドローラ34,35との間の摩擦としてはあまり
働かず、それだけ左右両ガイドローラ34,35の摩耗
も少なくなる。さらに、上下両ガイドローラ28,29
の間隔Hや左右両ガイドローラ34,35の間隔Wを調
節することができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1〜3図に示すように、支持第1は磁石取付部材2
と、この取付部材2の一側に固定されたガイド板取付部
材3と、このガイド板取付部材3の一端部に固定された
当て板4とからなり、ガイド板取付部材3に固着された
一対のブロック5上には断面長方形状のガイド板6が水
平状態で固定されている。このガイド板6上にはスライ
ダ7が移動可能に支持されている。磁石取付部材2には
一対の磁石8が固定され、一方の磁石8が他方の磁石8
に対し長孔9の範囲で移動調節可能になっている。この
磁石8は摘み8aにより励磁状態と消磁状態とにでき
る。当て板4はスライダ7の移動方向Aに対して直交し
ている。
前記スライダ7の片側寄り位置には支持筒10が鉛直状
態で状態で立設されて止めねじ10aにより固定され、
この支持筒10に巻装された圧縮コイルばね11上で支
持ブロック12が支持筒10に対し上下動可能にかつ水
平方向へ回動可能に嵌合されて止めねじ12aにより固
定されている。この支持ブロック12には支持ロッド1
3が水平方向へ移動可能にかつ鉛直方向へ回動可能に水
平状態で嵌挿されて止めねじ12bにより固定され、こ
の支持ロッド13の一端部に取着された支持筒14には
支持ロッド15が前記支持ロッド13と直交する状態で
移動可能にかつ回動可能に嵌挿されて止めねじ14aに
より固定されている。この支持ロッド15の一端部に取
着された支持筒16には取付片17がこの支持ロッド1
5と直交する状態で回動可能に嵌挿されて止めねじ16
aにより固定されている。この取付片17にはガス切断
用の切断トーチTが取付けられる。
なお、前記各支持筒10,14,16と圧縮コイルばね
11と支持ブロック12と各支持ロッド13,15と取
付片17等により、切断トーチTの支持部材18が構成
されている。
次に、前記ガイド板6に対するスライダ7の支持構造を
第4〜7図を参照して詳述する。
スライダ本体19は断面コ字形状をなし、その左右両壁
部20,21により形成される凹所22でこの両壁部2
0,21の下端部に台23,24が調節ボルト25によ
り固定されて長孔26の範囲で上下位置調節可能になっ
ている。そして、凹所22の内面とこの両台23,24
の上面とで囲まれる部分がガイド溝27となり、このガ
イド溝27に前記ガイド板6が挿入されている。
前記左壁部20に固定された台23の上方において凹所
22の上面の前後両側にはガイドローラ28が埋め込ま
れているとともに、右壁部21に固定された台24の上
面の前後中央部にはガイドローラ29が埋め込まれ、こ
の上下両ガイドローラ28,29はガイド溝27へ若干
露出している。そして、ガイド板6の各面のうち、スラ
イダ7の移動方向Aに対し直交する鉛直方向両側の上下
両面6a,6bに、この上下両ガイドローラ28,29
が転動可能に接している。この上下両ガイドローラ2
8,29の間隔Hの調節は、台23,24の上下位置を
調節することにより行う。
前記左壁部20には凹部30が形成され、この凹部30
には可動部材31が調節ボルト32により固定されて長
孔33の範囲で左右位置調節可能になっている。この可
動部材31上の前後中央部にはガイドローラ34が埋め
込まれているとともに、右壁部21の前後両側にはガイ
ドローラ35が埋め込まれ、この左右両ガイドローラ3
4,35はガイド溝27へ若干露出している。そして、
ガイド板6の各面のうち、スライダ7の移動方向Aに対
し直交する水平方向両側の左右両面6c,6dに、この
左右両ガイドローラ34,35が転動可能に接してい
る。この左右両ガイドローラ34,35の間隔Wの調節
は、可動部材31の左右位置を調節することにより行
う。
さて、このように構成された切断トーチ用案内装置を使
用するにあたっては、まず、作業台の一側縁に当て板4
を沿わせて支持台1を作業台上に載せるとともに、被切
断物を作業台上に仮固定する。次に、切断トーチTを支
持部材18の取付片17に装着し、支持部材18の各止
めねじ12a,12b,14a,16aを緩めた状態で
支持部材18やスライダ7や支持台1を動かして切断ト
ーチTを被切断物の切断線に合わせる。最後に、支持部
材18の各止めねじ12a,12b,14a,16aを
完全に締めるとともに、磁石8を作業台に吸着させて支
持台1を位置決めし、被切断物も完全に固定する。
このようにして切断トーチTをセットした後、切断トー
チTを作業者が操作すると、スライダ7が常にガイド板
6に沿って移動するため、切断トーチTが被切断物の切
断線上に正確に当てがわれながら被切断物が切断され
る。
特に、スライダ7上に取着された支持部材18やそれに
取付けられる切断トーチTの荷重は、スライダ7をガイ
ド板6に対し傾かせる力として働き、その力は主に上下
両ガイドローラ28,29がガイド板6の上下両面6
a,6bに当接して受けられる。このような状態でガイ
ド板6上をスライダ7が移動すると、ガイド板6の上下
両面6a,6bと上下両ガイドローラ28,29との間
に摩擦が生じて上下両ガイドローラ28,29が摩耗す
ることはあるが、その力はガイド板6の左右両面6c,
6dと左右両ガイドローラ34,35との間の摩擦とし
てあまり働かず、それだけ左右両ガイドローラ34,3
5の摩耗も少なくなる。従って、従来技術のものと比較
して、左右方向へのがたつきは確実に防止できる。さら
に、上下両ガイドローラ28,29の間隔Hや左右両ガ
イドローラ34,35の間隔Wを調節すれば、より一層
がたつきが生じにくくなる。
考案の効果 本考案によれば、特に左右両ガイドローラ34,35の
摩耗が少なくなるので、それだけ左右方向へのがたつき
は確実に防止できる。
さらに、本考案によれば、上下両ガイドローラ28,2
9の間隔Hや左右両ガイドローラ34,35の間隔Wを
調節して、より一層がたつきを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本実施例に係るガス切断用トーチの案内装
置を示し、第1図は同装置の一部切欠き平面図、第2図
は同装置の一部切欠き正面図、第3図は同装置の側面
図、第4図は第1図のX−X線部分拡大断面図、第5図
は第1図のY−Y線部分拡大断面図、第6図はスライダ
の正面図、第7図はスライダの底面図、第8図は従来の
ガス切断用トーチの案内装置を示す一部切欠き平面図、
第9図は同じく側面図である。 6…ガイド板、7…スライダ、18…支持部材、27…
ガイド溝、28,29,34,35…ガイドローラ、T
…切断トーチ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切断トーチ(T)を取付ける支持部材(1
    8)をスライダ(7)に取着し、このスライダ(7)を
    ガイド板(6)に対し移動可能に支持した切断トーチの
    案内装置において、 前記スライダ(7)には、ガイド板(6)が挿入される
    ガイド溝(27)を設けるとともに、ガイド板(6)の
    各面のうち、スライダ(7)の移動方向(A)に対し直
    交する鉛直方向両側の上下両面(6a,6b)を支える
    ガイドローラ(28,29)と、同じく直交する水平方
    向両側の左右両面(6c,6d)を支えるガイドローラ
    (34,35)とを設けたことを特徴とする切断トーチ
    の案内装置。
  2. 【請求項2】第1請求項において、上面支持用ガイドロ
    ーラ(28)と下面支持用ガイドローラ(29)との間
    隔(H)、左面支持用ガイドローラ(34)と右面支持
    用ガイドローラ(35)との間隔(W)をそれぞれ調節
    できるように、上下両面支持用ガイドローラ(28,2
    9)のうち少なくとも一方のガイドローラ(29)、左
    右両面支持用ガイドローラ(34,35)のうち少なく
    とも一方のガイドローラ(34)をそれぞれ移動調節可
    能に設けたことを特徴とする切断トーチの案内装置。
JP16204388U 1988-12-13 1988-12-13 切断トーチの案内装置 Expired - Lifetime JPH06221Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204388U JPH06221Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 切断トーチの案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204388U JPH06221Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 切断トーチの案内装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0281764U JPH0281764U (ja) 1990-06-25
JPH06221Y2 true JPH06221Y2 (ja) 1994-01-05

Family

ID=31445514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16204388U Expired - Lifetime JPH06221Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13 切断トーチの案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06221Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0281764U (ja) 1990-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20190358783A1 (en) Work table with magnet
JPH06221Y2 (ja) 切断トーチの案内装置
KR101064468B1 (ko) 두께 측정장치
JPH0622382Y2 (ja) パチンコ機の固定金具
EP1117097A3 (en) Magnetic tape recording/reproducing apparatus
JPH081101B2 (ja) 台付スコヤ用取付架台
JPH0636636Y2 (ja) 電子装置架の設置構造
JPS59182045A (ja) 測定装置,工具調節装置等のような工作機械付属機器
JP2517095Y2 (ja) パチンコ機の固定具
JPH0448129Y2 (ja)
JPH0133757Y2 (ja)
JPH03254364A (ja) H型鋼のウエブセンター切断装置
JPH0420638Y2 (ja)
JPH043588Y2 (ja)
JPH087938Y2 (ja) プレスブレーキのバックストップ装置
JPH07156795A (ja) 台車ユニット
JPH041799U (ja)
JPS6117068Y2 (ja)
KR0123913Y1 (ko) 절단토치 부착형 원형절단 보조기구
JPH0692701B2 (ja) 台付スコヤ
JP3266820B2 (ja) ロール成形機
KR920002413Y1 (ko) 용접선 공급부의 이동장치
JPS6338109Y2 (ja)
JPH0355360A (ja) 台付スコヤ用取付架台
JPH0660217U (ja) 分電盤