JP3261586B2 - 工場生産家屋パネルフレーム組立テーブル - Google Patents

工場生産家屋パネルフレーム組立テーブル

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JP3261586B2
JP3261586B2 JP09887793A JP9887793A JP3261586B2 JP 3261586 B2 JP3261586 B2 JP 3261586B2 JP 09887793 A JP09887793 A JP 09887793A JP 9887793 A JP9887793 A JP 9887793A JP 3261586 B2 JP3261586 B2 JP 3261586B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工場生産家屋のパネル
フレーム組立テーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場生産家屋のパネルフレームの枠材に
は形鋼か角形鋼管が使用されている。それらの枠材は、
作業テーブルの上にパネルの輪郭に合わせて突設した治
具に突き当てて位置決めをし、各枠材間を溶接してパネ
ルフレームに組み立てられる。家屋の柱に沿って取り付
けられる左右の縦枠材は平行に並べられ、家屋の床梁に
沿って取り付けられる下側の横枠材は縦枠材に直角に並
べられるが、上側の横枠材は階上の床梁に沿って取り付
けられるものでは縦枠材に直角に並べられるものの、家
屋に沿って取り付けられる上側の横枠材は縦枠材に斜め
に並べられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パネルの寸法は区々で
あり、上側横枠材と縦枠材との傾斜も家屋の勾配に応じ
て区々となる。従って、枠材を位置決めする治具は、パ
ネルの寸法や縦枠材と上側横枠材との傾斜角度に応じて
テーブル上で付け直さなければならず、その付け直しは
組立作業を合理化する上で障害となる。
【0004】そこで本発明は、枠材の位置決めに使用さ
れる治具の付け直しを簡略化し、パネルフレーム組立の
作業能率を高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパネルフレ
ーム組立テーブル24は、 (a) テーブルの上に平行に設置された前後2条の
定レール11・12と、それら前後2条の固定レール
1・12に直交して架け渡されそれらの固定レール1
1・12の上を走行する左右2条の移動レール13・1
4と、それら左右2条の移動レールの中の左側の移動レ
ール13の上を走行する2個の左側ブロック15・17
左右2条の移動レールの中の右側の移動レール14の
上を走行する2個の右側ブロック16・18との少なく
とも合計4個のブロック15・16・17・18とから
成り、 (b) 前記前後2条の固定レール11・12と前記左
右2条の移動レール13・14の各軸芯は真っ直ぐにな
っており、 (c) 前記左右2条の各移動レール13・14からは
それぞれ全長にわたって左右向き合う補助テーブル19
・20が突き出ており、 (d) それら左右向き合う2基の補助テーブル19・
20の底面には、前記前後2条の固定レール11・12
に摺動可能に密着嵌合する真っ直ぐな溝21が、それぞ
れ設けられており、 (e) 前記左側ブロック15・17と右側ブロック1
6・18の底面には、それらのブロックが走行する前記
左右の移動レール13・14に摺動可能に密着嵌合する
真っ直ぐな溝22が、それぞれ設けられており、 (f) 前記左側ブロック15・17からは左右向き合
う前記右側の移動レール14に向けてアーム25・27
が、前記右側ブロック16・18からは左右向き合う前
記左側の移動レール13に向けてアーム26・28が、
それぞれ突き出ており、 (g) それらの各アーム25・26・27・28は
前記各ブロックの溝22の嵌合する移動レールから突き
出た前記補助テーブル19・20の上に戴承されてお
り、 (h) それらの各アーム25・26・27・28に
、その走行する前記左右の移動レール13・14に向
けた押螺子23が螺着されており、 (i) 前後2条の固定レール11・12の中の後側の
固定レール12の側において左右の移動レール13・1
の上を走行する各後側の前記ブロック17・18の互
いに向き合う側面は、それら左右の移動レール13・1
4の軸芯に平行な平滑面29となっており、 (j) それらの各後側のブロック17・18の前記
ーム27・28の前後2条の固定レール11・12の中
の前側の固定レール11の側において左右の移動レール
13・14の上を走行する各前側の前記ブロック15・
16に向き合う正面は、それら左右の移動レール13・
14の軸芯に直交する平滑面30となっており、これら
後側のブロック17・18の互いに向き合う側面の当該
滑面29と、後側のブロック17・18の前側のブロ
ック15・16に向き合う正面の当該平滑面30は直交
しており、 (k) 前後2条の固定レール11・12の中の前側の
固定レール11の側において左右の移動レール13・1
の上を走行する各前側の前記ブロック15・16の互
いに向き合う側面は、それら左右の移動レール13・1
4の軸芯に平行な平滑面31となっており、 (l) それらの各前側ブロック15・16のアーム
25・26の前記後側のブロック17・18に向き合う
背面は、それら左右の移動レール13・14の軸芯に直
角または一定の角度で傾斜した平滑面32となってい
て、 (m) 左側の移動レール13の上を走行する前側のブ
ロック15の平滑面32の当該左側の移動レール13
対する傾斜角度αと、右側の移動レール14の上を走行
する前側のブロック16の平滑面32の当該右側の移動
レール14に対する傾斜角度βの和は180°(α+β
=180°)となり、 (n) 左側の移動レール13の上を走行する前側の
ロック15の左右の移動レール13・14の軸芯に平行
な前記平滑面29と左側の移動レール13の上を走行す
る後側のブロック17の左右の移動レール13・14の
軸芯に平行な前記平滑面29、および、右側の移動レー
ル14の上を走行する前側のブロック16の左右の移動
レール13・14の軸芯に平行な前記平滑面31と右側
の移動レール14の上を走行する後側のブロック18の
左右の移動レール13・14の軸芯に平行な前記平滑面
が、それぞれ同一平面上にあることを特徴とするも
のである。
【0006】左右の移動レール13・14は、固定レー
ル上11・12を移動させ、下側横枠材39の長さによ
って位置合わせをする。各移動レール13・14の上の
ブロック15・16・17・18は、左右の移動レール
13・14の位置合わせをした後、左右の縦枠材36・
37の長さに合わせて、且つ、左右のブロック17・1
8と15・16の各平滑面32と30を同一平面上に揃
え、押螺子23を締めて位置合わせしてテーブル24の
上に設定する。
【0007】このようにして左右の移動レール13・1
4と四方のブロック15・16・17・18の位置合わ
せをした後、左右の縦枠材36・37は、平滑面29と
31に当てて補助テーブル19・20の上に配置し、前
後の横枠材38・39は、平滑面30と32に当てて配
置し、それら縦枠材36・37と横枠材38・39の突
き合わせ箇所を溶接して組み立てられる。
【0008】その場合、上側横枠材38を平滑面32に
確実に密着させるために、アーム15・16の平滑面3
2に磁石33を埋設し、その磁力によって上側横枠材3
8をアーム15・16に密着させるようにするとよい。
【0009】又、アーム25・26・27・28には横
枠材38・39に設けた螺子孔(41)の位置に合わせ
て、その螺子孔(41)に螺着するボルト40の太さd
相当の幅tの長い溝35を、その溝35の長さ方向を補
助テーブル19・20に対して垂直に向けて削設すると
よく、そのように長い溝35を付け、縦枠材36・37
と横枠材38・39との溶接時に、長い溝35に重なり
合う横枠材の螺子孔41にボルト40を螺着して横枠材
に立てると、パネルフレームの螺子孔41の位置が正確
に設定されて、パネルフレームが組み立て易くなり、ま
た、そのように溝35が長く補助テーブル19・20に
対して垂直になっていると、ボルト40を螺着したまま
パネルフレームを四方のブロック15・16・17・1
8の間から取り出すことが出来るようになる。41は、
横枠材38・39に溶接されて螺子孔を形成するナット
である。
【0010】
【発明の効果】本発明に係るテーブル24は上記の如く
構成されているので、ブロック15・16・17・18
に囲まれるスペースに枠材36・37・38・39を載
設すると、そのままパネルフレームの枠組みが出来、そ
れらの枠材が各接合箇所で密着し、正確に溶接すること
が出来る。
【0011】パネルの寸法や上側横枠材と縦枠材との傾
斜角度が変わるときは、移動レール13・14を固定レ
ール上11・12で移動し、ブロック15・16・17
・18を移動レール上13・14で移動すると、その変
更されたパネルの仕様に合った形枠がブロック15・1
6・17・18によって形成され、その間の操作が、た
だレール上を移動レール13・14やブロック15・1
6・17・18を移動させるだけであるから、パネルの
仕様の変更に迅速に対処することが出来、パネルフレー
ムの組立作業が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工場生産家屋パネルフレーム組立
テーブルの斜視図である。
【図2】本発明に係る工場生産家屋パネルフレーム組立
テーブルの一部切截要部平面図である。
【図3】本発明に係る工場生産家屋パネルフレーム組立
テーブルの要部正面図である。
【符号の説明】
11 固定レール 12 固定レール 13 移動レール 14 移動レール 15 ブロック 16 ブロック 17 ブロック 18 ブロック 19 補助テーブル 20 補助テーブル 21 溝 22 溝 23 押螺子 24 パネルフレーム組立テーブル 25 アーム 26 アーム 27 アーム 28 アーム 29 平滑面 30 平滑面 31 平滑面 32 平滑面 33 磁石 34 ヨーク 35 溝 36 縦枠材 37 縦枠材 38 横枠材 39 横枠材 40 ボルト 41 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 302 B23P 19/00 304

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) テーブルの上に平行に設置された
    前後2条の固定レールと、それら前後2条の固定レール
    に直交して架け渡されそれらの固定レールの上を走行
    する左右2条の移動レールと、それら左右2条の移動レ
    ールの中の左側の移動レールの上を走行する2個の左側
    ブロックと左右2条の移動レールの中の右側の移動レー
    ルの上を走行する2個の右側ブロックとの少なくとも合
    計4個のブロックとから成り、(b) 前記前後2条の固定レールと前記左右2条の
    動レールの各軸芯は真っ直ぐになっており、(c) 前記左右2条の各移動レールからはそれぞれ
    長にわたって左右向き合う補助テーブルが突き出てお
    り、(d) それら左右向き合う2基の補助テーブルの底面
    には、前記前後2条の固定レールに摺動可能に密着嵌合
    する真っ直ぐな溝が、それぞれ設けられており(e) 前記左側ブロックと右側ブロックの底面には、
    それらのブロックが走行する前記左右の移動レールに摺
    動可能に密着嵌合する真っ直ぐな溝が、それぞれ設けら
    れており、 (f) 前記左側ブロックからは左右向き合う前記右側
    の移動レールに向けてアームが、前記右側ブロックから
    は左右向き合う前記左側の移動レールに向けてアーム
    が、それぞれ突き出ており、(g) それらの各アームは前記各ブロックの溝の嵌
    合する移動レールから突き出た前記補助テーブルの上に
    戴承されており、(h) それらの各アームには、その走行する前記左右
    移動レールに向けた押螺子が螺着されており、(i) 前後2条の固定レールの中の後側の固定レール
    の側において左右の移動レールの上を走行する各後側の
    前記ブロックの互いに向き合う側面は、それら左右の
    動レールの軸芯に平行な平滑面となっており、(j) それらの各後側のブロックの前記アームの前後
    2条の固定レールの中の前側の固定レールの側において
    左右の移動レールの上を走行する各前側の前記ブロック
    に向き合う正面は、それら左右の移動レールの軸芯に直
    交する平滑面となっており、これら後側のブロックの互
    いに向き合う側面の平滑面と、後側のブロックの前側の
    ブロックに向き合う正面の平滑面は直交しており、(k) 前後2条の固定レールの中の前側の固定レール
    の側において左右の移動レールの上を走行する各前側の
    前記ブロックの互いに向き合う側面は、それら左右の
    動レールの軸芯に平行な平滑面となっており、(l)
    それらの各前側ブロックのアームの前記後側のブロッ
    クに向き合う背面は、それら左右の移動レールの軸芯に
    直角または一定の角度で傾斜した平滑面となっていて、(m) 左側の移動レールの上を走行する前側のブロッ
    クの平滑面の当該左側の移動レールに対する傾斜角度
    と、右側の移動レールの上を走行する前側のブロックの
    平滑面の当該右側の移動レールに対する傾斜角度との和
    は180°となり、(n) 左側の移動レールの上を走行する前側のブロッ
    の左右の移動レールの軸芯に平行な前記平滑面と左側
    の移動レールの上を走行する後側のブロックの左右の移
    動レールの軸芯に平行な前記平滑面、および、右側の移
    動レールの上を走行する前側のブロックの左右の移動レ
    ールの軸芯に平行な前記平滑面と右側の移動レールの上
    を走行する後側のブロックの左右の移動レールの軸芯に
    平行な前記平滑面が、それぞれ同一平面上にあることを
    特徴とする工場生産家屋パネルフレーム組立テーブル。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の前側のブロックの
    アームの前記後側のブロックに向き合う背面の平滑面に
    磁石が埋設されていることを特徴とする前掲請求項1に
    記載の工場生産家屋パネルフレーム組立テーブル。
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