JP2001287073A - 溶接システム - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 キャリッジの走行による振動を可及的に抑制
し、重量物であるキャリッジを高速で走行させても高精
度の溶接線に沿う溶接を実現し得る溶接システムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 突合せ溶接を行う被溶接材が載置される
テーブル23、24を有する2箇所の溶接ステージI、
IIと、両端部を垂直な端部支柱26、27で支持され、
各溶接ステージI、IIを跨いで配設されている水平ビー
ム25とを有する溶接システムにおいて、水平ビーム2
5の途中を中間支柱28で支持して補強することによ
り、溶接ヘッド29を搭載したキャリッジ30の走行路
の剛構造を実現したものである。
し、重量物であるキャリッジを高速で走行させても高精
度の溶接線に沿う溶接を実現し得る溶接システムを提供
することを目的とする。 【解決手段】 突合せ溶接を行う被溶接材が載置される
テーブル23、24を有する2箇所の溶接ステージI、
IIと、両端部を垂直な端部支柱26、27で支持され、
各溶接ステージI、IIを跨いで配設されている水平ビー
ム25とを有する溶接システムにおいて、水平ビーム2
5の途中を中間支柱28で支持して補強することによ
り、溶接ヘッド29を搭載したキャリッジ30の走行路
の剛構造を実現したものである。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接システムに関
し、特に溶接ヘッドを搭載した重量物であるキャリッジ
が、複数の溶接ステージに跨がる長大な水平ビームを走
行しつつ所定の溶接作業を行うものに適用して有用なも
のである。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車の車体パネル等の成形用素
材として、板厚や材質がともに同じか、あるいは板厚や
材質がともに異なる複数枚の鋼板を相互に突き合わせて
CO2(炭酸ガス)レーザ溶接法等により一体化したテ
ーラードブランク材と称される材料が用いられている。 【0003】テーラードブランク材を用いた場合、各種
のプレス工程でスクラップとして生じた端材を有効利用
することができ、材料の無駄が少なく材料歩留まりが向
上するばかりでなく、例えば板厚の大きな鋼板と板厚の
小さな鋼板とを組み合わせたテーラードブランク材を用
いて所定形状のパネル部品を成形することにより、パネ
ル部品全体を一枚の厚い鋼板から成形する場合に比べて
軽量化が図れる等の利点がある。 【0004】今回、上述の如きテーラドブランク溶接の
溶接能力の向上を目的として当該溶接作業を2箇所で行
うシステムを開発する必要が生じた。図2はその溶接シ
ステムの一例を概念的に示す説明図である。同図に示す
ように、本システムは、同様の突合せ溶接作業を行う2
箇所の溶接ステージI、IIを有する。各溶接ステージ
I、IIは、隣接して配置されるとともに、被溶接材であ
る鋼板1−1、2−1、1−2、2−2が載置される水
平面を形成する共通なテーブル3を有している。水平ビ
ーム4は、両端部を垂直な端部支柱5、6で支持され、
各溶接ステージI、IIを跨いでその上方に水平に配設さ
れている。キャリッジ7は、溶接ヘッド(図2には図示
せず。)を搭載して水平ビーム4上を走行するものであ
り、溶接作業はキャリッジ7の走行に伴い、溶接ヘッド
が溶接線に沿って移動することにより行う。 【0005】かかる溶接システムにおいて、鋼板1−
1、2−1は、搬入口Aを介してそれぞれ吸着手段(図
示せず。)等を有する搬入装置により搬入されて溶接ス
テージIのテーブル3上に載置され、鋼板1−2、2−
2は、同様に搬入口Aを介してそれぞれ搬入され、溶接
ステージIIのテーブル3上に載置される。ここで、移動
爪8、9の移動により鋼板1−1、2−1及び鋼板1−
2、2−2の端面同士を突合せ(かかる突合せ作業に関
しては後に詳述する。)、この状態でキャリッジ7を走
行させて突き合わせ部の溶接を行う。 【0006】突合せ溶接が終了した鋼板1−1、2−1
及び鋼板1−2、2−2はそれぞれ溶接線に対し直角方
向の図中左上方へ移動され、その位置からさらに左方向
へ移動されて搬出口Bから搬出される。 【0007】図3は、溶接ステージI又はIIにおける被
溶接材である鋼板の位置決め作業の態様を概念的に示す
説明図である。同図に示すように、突合せ溶接を行う2
枚の鋼板1、2は水平面を構成するテーブル3上に載置
されており、各鋼板1、2の端面にそれぞれ当接して直
線的に移動する移動爪8、9により所定位置に位置決め
するようになっている。ここで、移動爪8、9はテーブ
ル3に設けた溝10、11に沿って移動する。 【0008】さらに詳言すると、先ず、移動爪8を移動
することにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶
接線と直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。こ
のとき、幅方向の位置決めは、鋼板1の幅方向の端面に
相対向してそれぞれ当接する移動爪8をそれぞれ所定位
置迄移動することにより行うとともに、長手方向の位置
決めは、鋼板1の長手方向の端面に当接する2本の移動
爪8を基準プレート12に向けて移動し、この基準プレ
ート12に当接させることにより行う。すなわち、この
とき基準プレート12はテーブル3の上面から突出して
いる。 【0009】次に、基準プレート12をテーブル3の上
面から下方に退避させ、この状態で移動爪9を移動する
ことにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶接線
と直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。このと
き、幅方向の位置決めは、鋼板1の場合と同様に、鋼板
2の幅方向の端面に相対向してそれぞれ当接する移動爪
9をそれぞれ所定位置迄移動することにより行うととも
に、長手方向の位置決めは、鋼板2の長手方向の端面に
当接する2本の移動爪9を鋼板1の突合せ端面に向けて
移動し、この端面に当接させることにより行う。 【0010】鋼板1、2の位置決めが終了した後、押え
金具13、14を下降させ、鋼板1、2の端部を上方か
ら押圧してクランプし、かかる状態で鋼板1、2の突合
せ線(溶接線)に沿って溶接ヘッドを移動しながら鋼板
1、2の突合せ部の溶接を行う。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く複数の溶接
ステージI、IIを有する溶接システムにおいては、突合
せ溶接を行った場合には、このときの溶接部分の良否を
同時に判定し、溶接不良を生起している鋼板1、2の搬
出を中止する必要がある。このため、溶接時におけるキ
ャリッジ(溶接ヘッド)7の走行方向の下流側に溶接状
態の良否を検出する溶接状態検出センサを設ける必要が
ある。この溶接状態検出センサは、高価な装置であるた
め、これは一個にしたい。このためには、キャリッジ7
が水平ビーム4の一端側から他端側へ走行する一方向へ
の走行時のみに溶接作業を行うような構成とせざるを得
ない。すなわち、反対側への走行の際には、溶接作業を
行うことはできない。 【0012】一方、溶接効率を向上させるためには短い
タクトタイムを実現する必要がある。このため、溶接速
度の向上を図ることは勿論必要であるが、同時にキャリ
ッジ7の一方向への移動による溶接作業が終了した後
は、可及的速やかに次の溶接作業モードに移行すべく、
キャリッジ7を反対方向へ迅速に移動して初期位置に占
位させる必要がある。すなわち、戻りの移動速度を可及
的に速くする必要がある。この結果、駆動電動機等の駆
動手段の大形化に起因してキャリッジ7及びこれと一体
的に移動する移動の重量が大となる。このとき、水平ビ
ーム4は2つの溶接ステージI、IIに跨がって配設して
あるので、長大となり、固有振動数も高くなる。 【0013】この結果、大重量のキャリッジ7等の移動
部を高速で、長大な水平ビーム4上を走行させる必要が
あり、これに起因する水平ビーム4の大きな振動を生起
する。かかる振動は、溶接ヘッドの揺れの原因となり溶
接精度に悪影響を及ぼす。ちなみに、当該テーラドブラ
ンク材をレーザ溶接ヘッドによる溶接により得る場合に
は、100μmオーダでの精度が必要になる。 【0014】本発明は、上記従来技術に鑑み、キャリッ
ジの走行による振動を可及的に抑制し、重量物であるキ
ャリッジを高速で走行させても高精度の溶接線に沿う溶
接を実現し得る溶接システムを提供することを目的とす
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は次の通りである。 【0016】1) 被溶接材が載置される水平面を形成
するテーブルをそれぞれ有し、相互に隣接して配設して
ある複数の溶接ステージと、両端部を垂直な端部支柱で
支持され各溶接ステージを跨いでその上方に水平に配設
されている水平ビームと、この水平ビーム上を水平方向
に走行するキャリッジと、このキャリッジに搭載されこ
のキャリッジとともに溶接線に沿って移動することによ
り各溶接ステージに載置された被溶接材の溶接部を溶接
する溶接ヘッドとを有する溶接システムにおいて、上記
水平ビームの途中を、隣接する溶接ステージ間で支える
垂直な中間支柱を設ける、さらに隣接する溶接ステージ
間で上記水平ビームの途中を支える中間支柱を設けると
ともに、水平ビームの一方の端部を初期位置とするキャ
リッジの一方向への移動に伴い所定の溶接速度で各溶接
ステージの被溶接材を溶接するとともに、水平ビームの
他方の端部迄移動して全てのステージの被溶接材の溶接
が終了した時点で、溶接速度より高速で反対方向へ移動
して初期位置に至り、再度水平ビームに沿いその他方の
端部へ向けて移動しつつ所定の溶接作業を行うように構
成したこと。 【0017】2) 上記1)に記載する溶接システムに
おいて、溶接状態の良否を検出する1個の溶接状態検出
センサを、溶接ヘッドに対し、溶接時の移動方向の下流
側でキャリッジに配設したこと。 【0018】3) 上記1)又は2)に記載する溶接シ
ステムにおいて、キャリッジに搭載する駆動手段、この
駆動手段の回転軸に固着されているピニオン及び水平ビ
ームの上面にその一方の端部から他方の端部に亘り配設
してある上記ピニオンが噛合するラックで構成する移動
手段によりキャリッジを移動させるようにしたこと。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0020】図1は本発明の実施の形態に係る溶接シス
テムを示す正面図である。同図に示すように、本形態に
係る溶接システムは、2個の溶接ステージI、IIを有す
る場合である。この溶接ステージI、IIの数は2個以上
であれば特別な制限はない。各溶接ステージI、IIは、
突合せ溶接を行う鋼板1、2が載置されるテーブル2
3、24を有する。水平ビーム25は、両端部を垂直な
端部支柱26、27で支持され、各溶接ステージI、II
を跨いで配設されている。また、水平ビーム25の途中
は、隣接する溶接ステージI、IIの間に配設した中間支
柱28で支持・補強することにより、溶接ヘッド29を
搭載したキャリッジ30の走行路の剛構造を実現してい
る。 【0021】キャリッジ30はこれに搭載する電動機3
1及び溶接ヘッド29とともに水平ビーム25に沿って
移動する移動部を形成している。ここで、水平ビーム2
5の上面にはその一方の端部から他方の端部に亘りラッ
ク32が配設してあり、このラック32にピニオン33
が噛合するようになっている。ピニオン33は、電動機
31の回転軸に固着してある。かくして、電動機31の
駆動に伴いピニオン33が回転することによりラック3
2に沿い移動部が直線移動して所定の溶接線に沿う溶接
作業を行い得るように構成してある。 【0022】溶接状態検出センサ34は、溶接状態の良
否を検出するセンサで、1個のみが溶接ヘッド29に対
し、溶接時の移動方向の下流側でキャリッジ30に配設
してある。したがって、本形態に係る溶接システムで
は、図中の左端から右端に向かう移動の際のみ、溶接作
業が行われる。反対方向へは、キャリッジ30を初期位
置に戻す場合に移動させる。したがって、この戻り移動
速度は速ければ速い程、タクトタイムを短縮することが
でき、その分高効率の溶接作業を行うことができる。こ
のため、溶接速度は、例えば8m/minであるのに対
し、キャリッジ30の戻り速度は、例えば240m/m
inという高速にすることができる。 【0023】上記実施の形態に形態においては、水平ビ
ーム25の一方の端部(図中では左端部)を初期位置と
するキャリッジ30の一方向への移動に伴い所定の溶接
速度で各溶接ステージI、IIの被溶接材である鋼板1、
2を溶接するとともに、この溶接に続けて溶接状態検出
センサ34により溶接状態の良否を検出する。その後、
キャリッジ30が水平ビーム25の他方の端部(図中で
は右端部)迄移動して溶接ステージI、IIの被溶接材の
溶接が終了した時点で、溶接速度より高速で反対方向へ
移動して初期位置に至る。この状態で、次の溶接作業に
備える。 【0024】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、〔請求項1〕に記載する発明は、被溶接材が載
置される水平面を形成するテーブルをそれぞれ有し、相
互に隣接して配設してある複数の溶接ステージと、両端
部を垂直な端部支柱で支持され各溶接ステージを跨いで
その上方に水平に配設されている水平ビームと、この水
平ビーム上を水平方向に走行するキャリッジと、このキ
ャリッジに搭載されこのキャリッジとともに溶接線に沿
って移動することにより各溶接ステージに載置された被
溶接材の溶接部を溶接する溶接ヘッドとを有する溶接シ
ステムにおいて、上記水平ビームの途中を、隣接する溶
接ステージ間で支える垂直な中間支柱を設けるととも
に、隣接する溶接ステージ間で上記水平ビームの途中を
支える中間支柱を設け、さらに水平ビームの一方の端部
を初期位置とするキャリッジの一方向への移動に伴い所
定の溶接速度で各溶接ステージの被溶接材を溶接すると
ともに、水平ビームの他方の端部迄移動して全てのステ
ージの被溶接材の溶接が終了した時点で、溶接速度より
高速で反対方向へ移動して初期位置に至り、再度水平ビ
ームに沿いその他方の端部へ向けて移動しつつ所定の溶
接作業を行うように構成したので、中間支柱によりキャ
リッジ等の移動部分が移動する水平ビームを剛構造とす
ることができる。この結果、本発明によれば、水平ビー
ム上の移動部分が高速で移動してもこれによる水平ビー
ムの振動を抑制でき、溶接ヘッドを正確に溶接線に沿わ
せることができる。すなわち、キャリッジの高速移動を
実現するという効果と、溶接精度を高く保持するという
効果を同時に実現することができる。 【0025】〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する溶接システムにおいて、溶接状態の良否
を検出する1個の溶接状態検出センサを、溶接ヘッドに
対し、溶接時の移動方向の下流側でキャリッジに配設し
たので、溶接ヘッドの一方向への移動時のみ、溶接状態
を検出する。この結果、本発明によれば、高価な溶接状
態検出センサを一個のみ使用しおり、その分コストの低
減を図ることができる。 【0026】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項2〕に記載する溶接システムにおい
て、キャリッジに搭載する駆動手段、この駆動手段の回
転軸に固着されているピニオン及び水平ビームの上面に
その一方の端部から他方の端部に亘り配設してある上記
ピニオンが噛合するラックで構成する移動手段によりキ
ャリッジを移動させるようにしたので、キャリッジ及び
溶接ヘッド等の移動部分はピニオンを介した回転力をラ
ックに伝達することにより行う。この結果、本発明によ
れば、ボールネジを用いる場合に比べ、遙にキャリッジ
の移動速度を速くすることができる。ちなみに、ボール
ネジを用いた場合、キャリッジ等の移動部が300Kg
程度であるとすると、走行速度は最大でも110m/m
inであるのに対し、ラック・ピニオンの場合は、24
0m/minの高速を実現することができる。
し、特に溶接ヘッドを搭載した重量物であるキャリッジ
が、複数の溶接ステージに跨がる長大な水平ビームを走
行しつつ所定の溶接作業を行うものに適用して有用なも
のである。 【0002】 【従来の技術】近年、自動車の車体パネル等の成形用素
材として、板厚や材質がともに同じか、あるいは板厚や
材質がともに異なる複数枚の鋼板を相互に突き合わせて
CO2(炭酸ガス)レーザ溶接法等により一体化したテ
ーラードブランク材と称される材料が用いられている。 【0003】テーラードブランク材を用いた場合、各種
のプレス工程でスクラップとして生じた端材を有効利用
することができ、材料の無駄が少なく材料歩留まりが向
上するばかりでなく、例えば板厚の大きな鋼板と板厚の
小さな鋼板とを組み合わせたテーラードブランク材を用
いて所定形状のパネル部品を成形することにより、パネ
ル部品全体を一枚の厚い鋼板から成形する場合に比べて
軽量化が図れる等の利点がある。 【0004】今回、上述の如きテーラドブランク溶接の
溶接能力の向上を目的として当該溶接作業を2箇所で行
うシステムを開発する必要が生じた。図2はその溶接シ
ステムの一例を概念的に示す説明図である。同図に示す
ように、本システムは、同様の突合せ溶接作業を行う2
箇所の溶接ステージI、IIを有する。各溶接ステージ
I、IIは、隣接して配置されるとともに、被溶接材であ
る鋼板1−1、2−1、1−2、2−2が載置される水
平面を形成する共通なテーブル3を有している。水平ビ
ーム4は、両端部を垂直な端部支柱5、6で支持され、
各溶接ステージI、IIを跨いでその上方に水平に配設さ
れている。キャリッジ7は、溶接ヘッド(図2には図示
せず。)を搭載して水平ビーム4上を走行するものであ
り、溶接作業はキャリッジ7の走行に伴い、溶接ヘッド
が溶接線に沿って移動することにより行う。 【0005】かかる溶接システムにおいて、鋼板1−
1、2−1は、搬入口Aを介してそれぞれ吸着手段(図
示せず。)等を有する搬入装置により搬入されて溶接ス
テージIのテーブル3上に載置され、鋼板1−2、2−
2は、同様に搬入口Aを介してそれぞれ搬入され、溶接
ステージIIのテーブル3上に載置される。ここで、移動
爪8、9の移動により鋼板1−1、2−1及び鋼板1−
2、2−2の端面同士を突合せ(かかる突合せ作業に関
しては後に詳述する。)、この状態でキャリッジ7を走
行させて突き合わせ部の溶接を行う。 【0006】突合せ溶接が終了した鋼板1−1、2−1
及び鋼板1−2、2−2はそれぞれ溶接線に対し直角方
向の図中左上方へ移動され、その位置からさらに左方向
へ移動されて搬出口Bから搬出される。 【0007】図3は、溶接ステージI又はIIにおける被
溶接材である鋼板の位置決め作業の態様を概念的に示す
説明図である。同図に示すように、突合せ溶接を行う2
枚の鋼板1、2は水平面を構成するテーブル3上に載置
されており、各鋼板1、2の端面にそれぞれ当接して直
線的に移動する移動爪8、9により所定位置に位置決め
するようになっている。ここで、移動爪8、9はテーブ
ル3に設けた溝10、11に沿って移動する。 【0008】さらに詳言すると、先ず、移動爪8を移動
することにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶
接線と直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。こ
のとき、幅方向の位置決めは、鋼板1の幅方向の端面に
相対向してそれぞれ当接する移動爪8をそれぞれ所定位
置迄移動することにより行うとともに、長手方向の位置
決めは、鋼板1の長手方向の端面に当接する2本の移動
爪8を基準プレート12に向けて移動し、この基準プレ
ート12に当接させることにより行う。すなわち、この
とき基準プレート12はテーブル3の上面から突出して
いる。 【0009】次に、基準プレート12をテーブル3の上
面から下方に退避させ、この状態で移動爪9を移動する
ことにより幅方向(溶接線方向)及び長手方向(溶接線
と直角方向)の位置を所定位置に位置決めする。このと
き、幅方向の位置決めは、鋼板1の場合と同様に、鋼板
2の幅方向の端面に相対向してそれぞれ当接する移動爪
9をそれぞれ所定位置迄移動することにより行うととも
に、長手方向の位置決めは、鋼板2の長手方向の端面に
当接する2本の移動爪9を鋼板1の突合せ端面に向けて
移動し、この端面に当接させることにより行う。 【0010】鋼板1、2の位置決めが終了した後、押え
金具13、14を下降させ、鋼板1、2の端部を上方か
ら押圧してクランプし、かかる状態で鋼板1、2の突合
せ線(溶接線)に沿って溶接ヘッドを移動しながら鋼板
1、2の突合せ部の溶接を行う。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上述の如く複数の溶接
ステージI、IIを有する溶接システムにおいては、突合
せ溶接を行った場合には、このときの溶接部分の良否を
同時に判定し、溶接不良を生起している鋼板1、2の搬
出を中止する必要がある。このため、溶接時におけるキ
ャリッジ(溶接ヘッド)7の走行方向の下流側に溶接状
態の良否を検出する溶接状態検出センサを設ける必要が
ある。この溶接状態検出センサは、高価な装置であるた
め、これは一個にしたい。このためには、キャリッジ7
が水平ビーム4の一端側から他端側へ走行する一方向へ
の走行時のみに溶接作業を行うような構成とせざるを得
ない。すなわち、反対側への走行の際には、溶接作業を
行うことはできない。 【0012】一方、溶接効率を向上させるためには短い
タクトタイムを実現する必要がある。このため、溶接速
度の向上を図ることは勿論必要であるが、同時にキャリ
ッジ7の一方向への移動による溶接作業が終了した後
は、可及的速やかに次の溶接作業モードに移行すべく、
キャリッジ7を反対方向へ迅速に移動して初期位置に占
位させる必要がある。すなわち、戻りの移動速度を可及
的に速くする必要がある。この結果、駆動電動機等の駆
動手段の大形化に起因してキャリッジ7及びこれと一体
的に移動する移動の重量が大となる。このとき、水平ビ
ーム4は2つの溶接ステージI、IIに跨がって配設して
あるので、長大となり、固有振動数も高くなる。 【0013】この結果、大重量のキャリッジ7等の移動
部を高速で、長大な水平ビーム4上を走行させる必要が
あり、これに起因する水平ビーム4の大きな振動を生起
する。かかる振動は、溶接ヘッドの揺れの原因となり溶
接精度に悪影響を及ぼす。ちなみに、当該テーラドブラ
ンク材をレーザ溶接ヘッドによる溶接により得る場合に
は、100μmオーダでの精度が必要になる。 【0014】本発明は、上記従来技術に鑑み、キャリッ
ジの走行による振動を可及的に抑制し、重量物であるキ
ャリッジを高速で走行させても高精度の溶接線に沿う溶
接を実現し得る溶接システムを提供することを目的とす
る。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の構成は次の通りである。 【0016】1) 被溶接材が載置される水平面を形成
するテーブルをそれぞれ有し、相互に隣接して配設して
ある複数の溶接ステージと、両端部を垂直な端部支柱で
支持され各溶接ステージを跨いでその上方に水平に配設
されている水平ビームと、この水平ビーム上を水平方向
に走行するキャリッジと、このキャリッジに搭載されこ
のキャリッジとともに溶接線に沿って移動することによ
り各溶接ステージに載置された被溶接材の溶接部を溶接
する溶接ヘッドとを有する溶接システムにおいて、上記
水平ビームの途中を、隣接する溶接ステージ間で支える
垂直な中間支柱を設ける、さらに隣接する溶接ステージ
間で上記水平ビームの途中を支える中間支柱を設けると
ともに、水平ビームの一方の端部を初期位置とするキャ
リッジの一方向への移動に伴い所定の溶接速度で各溶接
ステージの被溶接材を溶接するとともに、水平ビームの
他方の端部迄移動して全てのステージの被溶接材の溶接
が終了した時点で、溶接速度より高速で反対方向へ移動
して初期位置に至り、再度水平ビームに沿いその他方の
端部へ向けて移動しつつ所定の溶接作業を行うように構
成したこと。 【0017】2) 上記1)に記載する溶接システムに
おいて、溶接状態の良否を検出する1個の溶接状態検出
センサを、溶接ヘッドに対し、溶接時の移動方向の下流
側でキャリッジに配設したこと。 【0018】3) 上記1)又は2)に記載する溶接シ
ステムにおいて、キャリッジに搭載する駆動手段、この
駆動手段の回転軸に固着されているピニオン及び水平ビ
ームの上面にその一方の端部から他方の端部に亘り配設
してある上記ピニオンが噛合するラックで構成する移動
手段によりキャリッジを移動させるようにしたこと。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0020】図1は本発明の実施の形態に係る溶接シス
テムを示す正面図である。同図に示すように、本形態に
係る溶接システムは、2個の溶接ステージI、IIを有す
る場合である。この溶接ステージI、IIの数は2個以上
であれば特別な制限はない。各溶接ステージI、IIは、
突合せ溶接を行う鋼板1、2が載置されるテーブル2
3、24を有する。水平ビーム25は、両端部を垂直な
端部支柱26、27で支持され、各溶接ステージI、II
を跨いで配設されている。また、水平ビーム25の途中
は、隣接する溶接ステージI、IIの間に配設した中間支
柱28で支持・補強することにより、溶接ヘッド29を
搭載したキャリッジ30の走行路の剛構造を実現してい
る。 【0021】キャリッジ30はこれに搭載する電動機3
1及び溶接ヘッド29とともに水平ビーム25に沿って
移動する移動部を形成している。ここで、水平ビーム2
5の上面にはその一方の端部から他方の端部に亘りラッ
ク32が配設してあり、このラック32にピニオン33
が噛合するようになっている。ピニオン33は、電動機
31の回転軸に固着してある。かくして、電動機31の
駆動に伴いピニオン33が回転することによりラック3
2に沿い移動部が直線移動して所定の溶接線に沿う溶接
作業を行い得るように構成してある。 【0022】溶接状態検出センサ34は、溶接状態の良
否を検出するセンサで、1個のみが溶接ヘッド29に対
し、溶接時の移動方向の下流側でキャリッジ30に配設
してある。したがって、本形態に係る溶接システムで
は、図中の左端から右端に向かう移動の際のみ、溶接作
業が行われる。反対方向へは、キャリッジ30を初期位
置に戻す場合に移動させる。したがって、この戻り移動
速度は速ければ速い程、タクトタイムを短縮することが
でき、その分高効率の溶接作業を行うことができる。こ
のため、溶接速度は、例えば8m/minであるのに対
し、キャリッジ30の戻り速度は、例えば240m/m
inという高速にすることができる。 【0023】上記実施の形態に形態においては、水平ビ
ーム25の一方の端部(図中では左端部)を初期位置と
するキャリッジ30の一方向への移動に伴い所定の溶接
速度で各溶接ステージI、IIの被溶接材である鋼板1、
2を溶接するとともに、この溶接に続けて溶接状態検出
センサ34により溶接状態の良否を検出する。その後、
キャリッジ30が水平ビーム25の他方の端部(図中で
は右端部)迄移動して溶接ステージI、IIの被溶接材の
溶接が終了した時点で、溶接速度より高速で反対方向へ
移動して初期位置に至る。この状態で、次の溶接作業に
備える。 【0024】 【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
た通り、〔請求項1〕に記載する発明は、被溶接材が載
置される水平面を形成するテーブルをそれぞれ有し、相
互に隣接して配設してある複数の溶接ステージと、両端
部を垂直な端部支柱で支持され各溶接ステージを跨いで
その上方に水平に配設されている水平ビームと、この水
平ビーム上を水平方向に走行するキャリッジと、このキ
ャリッジに搭載されこのキャリッジとともに溶接線に沿
って移動することにより各溶接ステージに載置された被
溶接材の溶接部を溶接する溶接ヘッドとを有する溶接シ
ステムにおいて、上記水平ビームの途中を、隣接する溶
接ステージ間で支える垂直な中間支柱を設けるととも
に、隣接する溶接ステージ間で上記水平ビームの途中を
支える中間支柱を設け、さらに水平ビームの一方の端部
を初期位置とするキャリッジの一方向への移動に伴い所
定の溶接速度で各溶接ステージの被溶接材を溶接すると
ともに、水平ビームの他方の端部迄移動して全てのステ
ージの被溶接材の溶接が終了した時点で、溶接速度より
高速で反対方向へ移動して初期位置に至り、再度水平ビ
ームに沿いその他方の端部へ向けて移動しつつ所定の溶
接作業を行うように構成したので、中間支柱によりキャ
リッジ等の移動部分が移動する水平ビームを剛構造とす
ることができる。この結果、本発明によれば、水平ビー
ム上の移動部分が高速で移動してもこれによる水平ビー
ムの振動を抑制でき、溶接ヘッドを正確に溶接線に沿わ
せることができる。すなわち、キャリッジの高速移動を
実現するという効果と、溶接精度を高く保持するという
効果を同時に実現することができる。 【0025】〔請求項2〕に記載する発明は、〔請求項
1〕に記載する溶接システムにおいて、溶接状態の良否
を検出する1個の溶接状態検出センサを、溶接ヘッドに
対し、溶接時の移動方向の下流側でキャリッジに配設し
たので、溶接ヘッドの一方向への移動時のみ、溶接状態
を検出する。この結果、本発明によれば、高価な溶接状
態検出センサを一個のみ使用しおり、その分コストの低
減を図ることができる。 【0026】〔請求項3〕に記載する発明は、〔請求項
1〕又は〔請求項2〕に記載する溶接システムにおい
て、キャリッジに搭載する駆動手段、この駆動手段の回
転軸に固着されているピニオン及び水平ビームの上面に
その一方の端部から他方の端部に亘り配設してある上記
ピニオンが噛合するラックで構成する移動手段によりキ
ャリッジを移動させるようにしたので、キャリッジ及び
溶接ヘッド等の移動部分はピニオンを介した回転力をラ
ックに伝達することにより行う。この結果、本発明によ
れば、ボールネジを用いる場合に比べ、遙にキャリッジ
の移動速度を速くすることができる。ちなみに、ボール
ネジを用いた場合、キャリッジ等の移動部が300Kg
程度であるとすると、走行速度は最大でも110m/m
inであるのに対し、ラック・ピニオンの場合は、24
0m/minの高速を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る溶接システムを示す
正面図である。 【図2】2つの溶接ステージを有する溶接システムを概
念的に示す説明図である。 【図3】1つの溶接ステージにおける被溶接材である鋼
板の位置決め作業の態様を概念的に示す説明図である。 【符号の説明】 I、II 溶接ステージ 23、24 テーブル 25 水平ビーム 26、27 端部支柱 28 中間支柱 29 溶接ヘッド 30 キャリッジ 31 電動機 32 ラック 33 ピニオン 34 溶接状態検出センサ
正面図である。 【図2】2つの溶接ステージを有する溶接システムを概
念的に示す説明図である。 【図3】1つの溶接ステージにおける被溶接材である鋼
板の位置決め作業の態様を概念的に示す説明図である。 【符号の説明】 I、II 溶接ステージ 23、24 テーブル 25 水平ビーム 26、27 端部支柱 28 中間支柱 29 溶接ヘッド 30 キャリッジ 31 電動機 32 ラック 33 ピニオン 34 溶接状態検出センサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 長島 是
兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1
号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
Fターム(参考) 4E068 CA17 CB05 CC00 CE09 CE11
DA14 DB01
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被溶接材が載置される水平面を形成する
テーブルをそれぞれ有し、相互に隣接して配設してある
複数の溶接ステージと、両端部を垂直な端部支柱で支持
され各溶接ステージを跨いでその上方に水平に配設され
ている水平ビームと、この水平ビーム上を水平方向に走
行するキャリッジと、このキャリッジに搭載されこのキ
ャリッジとともに溶接線に沿って移動することにより各
溶接ステージに載置された被溶接材の溶接部を溶接する
溶接ヘッドとを有する溶接システムにおいて、 上記水平ビームの途中を、隣接する溶接ステージ間で支
える垂直な中間支柱を設け、 さらに隣接する溶接ステージ間で上記水平ビームの途中
を支える中間支柱を設けるとともに、 水平ビームの一方の端部を初期位置とするキャリッジの
一方向への移動に伴い所定の溶接速度で各溶接ステージ
の被溶接材を溶接するとともに、水平ビームの他方の端
部迄移動して全てのステージの被溶接材の溶接が終了し
た時点で、溶接速度より高速で反対方向へ移動して初期
位置に至り、再度水平ビームに沿いその他方の端部へ向
けて移動しつつ所定の溶接作業を行うように構成したこ
とを特徴とする溶接システム。 【請求項2】 〔請求項1〕に記載する溶接システムに
おいて、 溶接状態の良否を検出する1個の溶接状態検出センサ
を、溶接ヘッドに対し、溶接時の移動方向の下流側でキ
ャリッジに配設したことを特徴とする溶接システム。 【請求項3】 〔請求項1〕又は〔請求項2〕に記載す
る溶接システムにおいて、 キャリッジに搭載する駆動手段、この駆動手段の回転軸
に固着されているピニオン及び水平ビームの上面にその
一方の端部から他方の端部に亘り配設してある上記ピニ
オンが噛合するラックで構成する移動手段によりキャリ
ッジを移動させるようにしたことを特徴とする溶接シス
テム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108503A JP2001287073A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 溶接システム |
US10/009,442 US6600133B2 (en) | 2000-04-10 | 2001-04-10 | Welding system |
DE60140664T DE60140664D1 (de) | 2000-04-10 | 2001-04-10 | Schweisssystem |
PCT/JP2001/003062 WO2001076806A1 (fr) | 2000-04-10 | 2001-04-10 | Systeme de soudage |
EP01919848A EP1273383B1 (en) | 2000-04-10 | 2001-04-10 | Welding system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108503A JP2001287073A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 溶接システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001287073A true JP2001287073A (ja) | 2001-10-16 |
Family
ID=18621331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000108503A Withdrawn JP2001287073A (ja) | 2000-04-10 | 2000-04-10 | 溶接システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001287073A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102655979A (zh) * | 2009-10-09 | 2012-09-05 | 株式会社Ihi | 工件定位装置和方法以及对焊用工件定位装置 |
CN103358038A (zh) * | 2013-07-24 | 2013-10-23 | 电子科技大学 | 多自由度激光-电弧复合焊接头装置 |
CN116652469A (zh) * | 2023-07-25 | 2023-08-29 | 湖南湘船钢构有限公司 | 一种钢结构桥梁施工用焊接装置及其方法 |
CN116682746A (zh) * | 2023-06-05 | 2023-09-01 | 东莞添迪电子五金实业有限公司 | 一种芯片多工位焊接机焊线工作台及其使用方法 |
-
2000
- 2000-04-10 JP JP2000108503A patent/JP2001287073A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070703 |