JP2009184791A - エレベータのかご枠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、フランジ部の製造誤差が比較的大きくても、縦柱の下端を意図しない状態に歪めさせることなく縦柱と下梁との連結作業を行うことができ、その作業効率を向上させることができるエレベータのかご枠装置を提供する。
【解決手段】連結具10は、一対のフランジ部10a,10bを有している。一対のフランジ部10a,10bは、互いに間隔をおいて対向し、かつ上方へ向けて突出するように配置されている。縦柱8の下端における幅方向中心箇所には、切り込み8dが鉛直方向に沿って設けられている。縦柱8における切り込み8dの上端の箇所には、開口8eが空けられている。切り込み8dによって、コ字第1側面部8aとコ字第2側面部8bとが互いに離れる方向へ、縦柱8の下端が切り込み8dを中心に撓み変形可能となっている。
【選択図】図3

Description

この発明は、ロープからかご室を支持するエレベータのかご枠装置に関する。
従来のエレベータのかごは、ロープに接続されたかご枠、かご枠に固定されたかご床、及びかご床の上面に設けられたかご室を有している。このかご枠は、ロープが接続される上梁(上枠)、上面にかご床が設けられる下梁(下枠)及び一対の縦柱によって構成されている。上梁の長手方向両端と一対の縦柱の上端とは、互いに連結されている。下梁の長手方向両端には、それぞれ柱連結具が固定されている。この柱連結具は、下梁の上面から上方へ突出し、かつ互いに間隔をおいて対向する一対のフランジ部(つの部)を有している。一対のフランジ部の間の間隔寸法は、縦柱の幅寸法よりも若干大きくなるように設定されている。このフランジ部同士の間に、縦柱の下端が挿入されて、フランジ部と縦柱とにボルトが螺入されることによって、下梁と縦柱とが互いに締結されて連結されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−111368号公報
上記のような従来のエレベータのかごにおいて、かご枠を組み立てる際には、かご床を水平に配置するために、縦柱が鉛直方向に沿うように(縦柱と下梁の上面とのなす角度が直角になるように)、縦柱と下梁とが連結される。これに加えて、下梁に非常止め装置が固定されており、その非常止め装置が作動した際の衝撃に耐えるために、比較的大きな締め付けトルクがボルトに加えられて、フランジ部と縦柱の側面部とが強固に締結される。
ここで、フランジ部の溶接時の歪みや、下梁の上面に対するフランジ部の倒れ等の製造誤差によって一対のフランジ部の間の間隔寸法が予め設定された寸法よりも大きい場合がある。このような場合には、フランジ部と縦柱の側面部とがボルトによって締め付けられることにより、縦柱の下端が一対のフランジ部の外側へ向けて引っ張られる。このため、縦柱の下端の形状が意図しない状態に歪められてしまい、縦柱全体として鉛直方向に沿わなくなってしまうことがある。そして、縦柱の下端の形状に歪みが生じた際には、フランジ部の製造誤差を修正したり、縦柱の形状を修正したりする必要が生じ、かご枠を組み立てる際の作業効率が低下していた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、フランジ部の製造誤差が比較的大きくても、縦柱の下端を意図しない状態に歪めさせることなく縦柱と下梁との連結作業を行うことができ、その作業効率を向上させることができるエレベータのかご枠装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータのかご枠装置は、ロープが接続される上梁、かご室が上面に設けられる下梁、下梁の上面から上方へ突出し、かつ互いに間隔をおいて対向する一対のフランジ部を有し、下梁の両端にそれぞれ固定される連結具、及び互いに対向する第1側面部及び第2側面部と、第1側面部及び第2側面部の一端同士を繋ぐように配置された中間面部とを有し、上端が上梁の両端にそれぞれ連結され、下端が一対のフランジ部の間に挿入されて、一対のフランジ部の一方と第1側面部とが互いに締結され、かつ一対のフランジ部の他方と第2側面部とが締結されることによって、下梁の両端にそれぞれ連結される一対の縦柱を備え、一対の縦柱のそれぞれの下端のうち中間面部には、鉛直方向に沿う切り込みと、切り込みの上端箇所に配置された応力分散用の開口とが設けられており、一対の縦柱のそれぞれの下端は、一対のフランジ部と第1側面部及び第2側面部とが締結される際に、第1側面部と第2側面部とが互いに離れるように、切り込みを中心に撓み変形可能となっているものである。
この発明のエレベータのかご枠装置は、コ字第1側面部及びコ字第2側面部が互いに離れるように、縦柱の下端が切り込みを中心に撓み変形可能となっており、また、縦柱の下端の撓み変形に伴って縦柱に生じる応力が開口によって分散されるので、コ字第1側面部及びコ字第2側面部がそれぞれ一対のフランジ部に締結された際に、コ字第1側面部とコ字第2側面部とが互いに離れるように撓み変形することにより、フランジ部の製造誤差が比較的大きくても、縦柱の下端を意図しない状態に歪めさせることなく縦柱と下梁との連結作業を行うことができ、その作業効率を向上させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの昇降路を示す正面図である。図2は、図1のかご2の一部を示す側面図である。
図1,2において、建物の昇降路には、一対のガイドレール1A,1Bが立てて設けられている。また、昇降路内における一対のガイドレール1A,1Bの間には、かご2が設けられている。
かご2は、ロープ(図示せず)によって、昇降路内に吊り下げられている。また、かご2は、モータ(図示せず)の駆動力によって昇降路内を昇降される。さらに、かご2の昇降は、一対のガイドレール1A,1Bによって案内される。また、かご2は、かご枠3、かご床4、及び乗客を収容するためのかご室5を有している。かご枠3は、上梁(上枠)6、下梁としての非常止め固定梁(下枠)7、及び一対の縦柱8,9を有している。上梁6の中央部には、ロープの一端部が固定されている。なお、ロープの他端部は、釣合おもり(図示せず)に固定されている。
上梁6の一端と縦柱8の上端とは、互いに連結されている。上梁6の他端と縦柱9の上端とは、互いに連結されている。非常止め固定梁7の両端には、それぞれ連結具10,11が固定されている。非常止め固定梁7の一端と縦柱8の下端とは、連結具10を介して、互いに連結されている。非常止め固定梁7の他端と縦柱9の下端とは、連結具11を介して、互いに連結されている。
縦柱8,9は、それぞれガイドレール1A,1Bに対して平行に配置されている。縦柱8は、断面コ字状の形鋼によって構成されており、縦柱8は、コ字第1側面部8a、コ字第2側面部8b及びコ字中間面部8cを有している。縦柱9も、縦柱8と同様に、断面コ字状の形鋼(溝形鋼)によって構成されており、縦柱9のコ字第1側面部、コ字第2側面部及びコ字中間面部を有している。
非常止め固定梁7と縦柱8とがなす角部、及び非常止め固定梁7と縦柱9とがなす角部には、それぞれ断面L字状の一対の床支持枠12,13が取り付けられている。かご床4は、一対の床支持枠12,13を介して、非常止め固定梁7の上面から支持されている。上梁6の両端の上面と、非常止め固定梁7の両端の下面とには、それぞれガイドシュー14A〜14Dが取り付けられている。ガイドシュー14A〜14Dは、かご2の昇降に伴って、ガイドレール1A,1Bに沿って摺動される。
非常止め固定梁7の一端には、非常止め装置15が固定されている。非常止め装置15は、ガバナロープ(図示せず)を介してガバナ(調速機;図示せず)に接続されている。ガバナロープは、昇降路の上端部と下端部との間に無端状に張り渡されている。また、ガバナロープは、かご2に接続されており、かご2の昇降に伴って、昇降路の上端部と下端部との間で循環移動される。ガバナは、ガバナロープを介して、かご2の昇降速度を監視している。また、ガバナは、かご2の昇降速度が所定速度を超過したことを検出すると、ガバナロープを把持して、ガバナロープの循環移動を停止させる。
非常止め装置15は、非常止めブロック16と、くさび状の制動片17とを有している。非常止めブロック16は、ガイドレール1Aの両側面から間隔をおいて、上方へ向けてテーパ状となるように、ガイドレール1Aに対して傾斜する制動面を有している。制動片17は、ガバナロープの循環移動が停止されたことに伴って、非常止めブロック16の制動面に沿って図2の上方へ摺動される。そして、制動片17がガイドレール1Aの両側面を挟圧することによって、かご2の昇降が制動される。
次に、非常止め固定梁7と縦柱8との連結構造について具体的に説明する。図3は、図2のIII部を拡大して示す側面図である。図4は、図3の非常止め固定梁7の一端を示す平面図である。なお、図3以降では、非常止め装置15を省略して示す(実施の形態2,3でも同様)。また、ここでは、非常止め固定梁7と縦柱8との連結構造について説明するが、非常止め固定梁7と縦柱9との連結構造についても、非常止め固定梁7と縦柱8との連結構造と同様である。
図3,4において、連結具10は、一対のフランジ部(つの部)10a,10bを有している。一対のフランジ部10a,10bは、非常止め固定梁7の幅方向に互いに間隔をおいて対向し、かつ上方へ向けて突出するように配置されている。一対のフランジ部10a,10bの間の間隔寸法(図3の矢示A)は、縦柱8の幅寸法(図3の矢示B)よりもやや大きくなるように設定されている。なお、連結具11の構成は、連結具10の構成と同様である。
フランジ部10aとコ字第1側面部8aとの間、及びフランジ部10bとコ字第2側面部8bとの間には、それぞれスペーサ18,19が挿入されている。フランジ部10a及びコ字第1側面部8aには、複数のボルト20が螺入されており、これらのボルト20によって、フランジ部10a及びコ字第1側面部8aが互いに締結されている。フランジ部10b及びコ字第2側面部8bについても、フランジ部10a及びコ字第1側面部8aの場合と同様に、ボルト20によって、フランジ部10b及びコ字第2側面部8bが互いに締結されている。
縦柱8の下端における幅方向中心箇所には、切り込み(スリット)8dが鉛直方向に沿って設けられている。切り込み8dは、ガス切断又は鋸切断等の加工が縦柱8に施されることによって、縦柱8に形成される。切り込み8dの幅寸法は、鋸切断又はガス切断等における切断幅となっており、鋸切断では2〜3mm程度、ガス切断では4〜5mm程度となっている。
また、縦柱8における切り込み8dの上端の箇所には、開口8eが空けられている。開口8eは、例えばドリル加工等が縦柱8に施されることによって、縦柱8に形成される。また、開口8eの形状は丸孔状となっている。コ字第3中間面部8cの下端は、切り込み8dによって、二股状に分割されている。この切り込み8dによって、縦柱8の下端は、コ字第1側面部8a及びコ字第2側面部8bが互いに離れる方向(図3の左右方向)へ、切り込み8dを中心に撓み変形可能となっている。
ここで、フランジ部10aとコ字第1側面部8aとにボルト20が螺入されて、フランジ部10aとコ字第1側面部8aとが締結される際に、コ字第1側面部8aがフランジ部10a側へ引っ張られ、縦柱8の下端のうちコ字第1側面部8a側の箇所がフランジ部10a側へ撓み変形する。これと同様に、フランジ部10bとコ字第2側面部8bとにボルト20が螺入されて、フランジ部10bとコ字第2側面部8bとが締結される際に、コ字第2側面部8bがフランジ部10b側へ引っ張られ、縦柱8の下端のうちコ字第2側面部8bがフランジ部10b側へ撓み変形する。このように縦柱8の下端が撓み変形する際には、その変形に伴って、縦柱8に応力が発生するが、その応力は、開口8eによって分散される。
また、縦柱8におけるコ字第1側面部8aの下端の全域と、コ字中間面部8cのコ字第1側面部8a側の箇所には、切り欠き8fが設けられている。コ字第2側面部8bの下端の全域と、コ字中間面部8cのコ字第2側面部8b側の箇所には、切り欠き8gが設けられている。これらの切り欠き8f,8gによって、コ字中間面部8cの下端には、下方に向けて突出する突出部8hが形成されている。
一対のフランジ部10a,10bのそれぞれと、非常止め固定梁7の上面との溶接箇所には、肉盛(溶接痕;図示せず)が形成されている。その肉盛と縦柱8の下端との間には、切り欠き8f,8gによって隙間が空けられ、縦柱8の下端のうち突出部8hの先端箇所のみが、非常止め固定梁7の上面に当接している。また、一対のフランジ部10a,10bの間に縦柱8が挿入される際には、突出部8hの先端箇所と非常止め固定梁7の上面との当接量(当接面積)が調整されることによって、縦柱8の非常止め固定梁7に対する傾きが調整される。そして、縦柱8が鉛直方向に沿うように(縦柱と下梁の上面とのなす角度が直角になるように)配置される。
上記のようなエレベータのかご枠装置では、コ字第1側面部8a及びコ字第2側面部8bが互いに離れるように、縦柱8の下端が切り込み8dを中心に撓み変形可能となっており、また、縦柱8の下端の撓み変形に伴って縦柱8に生じる応力が開口8eによって分散されるので、フランジ部10a,10bの製造誤差が比較的大きくても、縦柱8の下端を意図しない状態に歪めさせることなく縦柱8と非常止め固定梁7との連結作業を行うことができ、その作業効率を向上させることができる。縦柱9についても、縦柱8の場合と同様の効果を得ることができる。
ここで、実施の形態1における切り込み8dの幅寸法を30mm〜50mm程度にすることによって、実施の形態1における開口8eを省略して実施の形態1と同様の効果を得ることも可能となるが、この場合には、切り込み8dを形成する際の鋸切断又はガス切断等の加工に要する時間が掛かってしまう。これに対して、実施の形態1における切り込み8dの幅寸法は、鋸切断又はガス切断等の切断幅となっている。従って、切り込み8d及び開口8eを縦柱8に設けたエレベータのかご枠装置の方が、切り込み8dのみを縦柱8に設けたエレベータのかご枠装置よりも、切り込み8dの加工工程を短縮させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、コ字中間面部8cの下端に形成された突出部8hが非常止め固定梁7の上面に当接していたが、実施の形態2では、縦柱8の下端と非常止め固定梁7の上面とが直接的に接しておらず、縦柱8の下端と非常止め固定梁7の上面との間には、柱受け部材(座板)21が介在されている。また、実施の形態2の縦柱8の下端には、実施の形態1における切り欠き8f,8g及び突出部8hが形成されておらず、縦柱8の下端面が平面状となっている。
図5は、この発明の実施の形態2によるエレベータのかご枠装置の一部を示す側面図である。図6は、図5の非常止め固定梁7の一端を示す平面図である。図7は、図5の非常止め固定梁7と縦柱8とを連結させる前の状態を示す側面図である。図5〜7において、柱受け部材21は、非常止め固定梁7の一端の上面に固着されている。また、柱受け部材21は、一対のフランジ部10a,10bの間の中央部に、一対のフランジ部10a,10bから間隔をおいて配置されている。さらに、柱受け部材21の形状はブロック状である。
非常止め固定梁7の下端が柱受け部材21の上面に当接された際に、非常止め固定梁7の下端は、一対のフランジ部10a,10bの溶接箇所に形成される肉盛から間隔をおいた状態となる。また、非常止め固定梁7の下端と柱受け部材21の上面との当接量が調整されることによって、縦柱8の非常止め固定梁7に対する傾きが調整される。つまり、実施の形態2の柱受け部材21は、実施の形態1の突出部8hと同等の機能となっている。なお、非常止め固定梁7と縦柱9との間にも、柱受け部材21と同等の柱受け部材(図示せず)が介在されている。他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のようなエレベータのかご枠装置では、縦柱8の下端と非常止め固定梁7の上面との間に柱受け部材21が介在されているので、実施の形態1における切り欠き8f,8g及び突出部8hが不要となって縦柱8の構造が簡素化されることにより、縦柱8の加工工程を短縮させることができるとともに、縦柱8の製造コストを低減させることができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、柱受け部材21の形状がブロック状となっていたが、実施の形態3では、柱受け部材31の形状が断面凹状となっている。この柱受け部材31には、一対のフランジ部10a,10bに対して直交する方向に沿って、挿入溝31aが設けられている。
図8は、この発明の実施の形態3によるエレベータのかご枠装置の一部を示す側面図である。図9は、図8の非常止め固定梁7の一端を示す平面図である。図10は、図8の非常止め固定梁7と縦柱8とを連結させる前の状態を示す側面図である。図8〜10において、実施の形態3の柱受け部材31は、非常止め固定梁7の一端の上面に固定されている。挿入溝31aは、縦柱8の位置決め用に予め設定された位置に配置されている。
ここで、非常止め固定梁7と縦柱8とを連結する際には、図11の矢示Cのように、縦柱8の下端が上方から挿入溝31aに挿入されて、縦柱8の下端が挿入溝31aの溝底面に当接した状態となる。なお、非常止め固定梁7の他端にも柱受け部材31と同等の柱受け部材(図示せず)が固着されており、縦柱9の下端がその柱受け部材の挿入溝に挿入されている。他の構成は実施の形態2と同様である。
上記のようなエレベータのかご枠装置では、一対のフランジ部10a,10bに対して直交する方向に沿って挿入溝31aが柱受け部材31に設けられており、挿入溝31aが縦柱8の位置決め用に予め設定された位置に配置されているので、縦柱8と非常止め固定梁7とを連結する際に、縦柱8の位置決め作業が不要となることにより、縦柱8と非常止め固定梁7との連結する際の作業効率を向上させることができる。
なお、実施の形態1〜3では、縦柱8,9が溝形鋼によって構成されていたが、溝形鋼に限るものではなく、縦柱が他の形状の形鋼によって構成されてもよい。例えば、縦柱がリップ溝形鋼やハット形鋼等によって構成されてもよい。
また、実施の形態1〜3では、開口8eの形状が丸孔状となっていたが、開口の形状は、丸孔状に限るものではなく、例えば四角形や六角形等の多角形状であってもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータの昇降路を示す正面図である。 図1のかごの一部を示す側面図である。 図2のIII部を拡大して示す側面図である。 図2の非常止め固定梁の一端を示す平面図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのかご枠装置の一部を示す側面図である。 図5の非常止め固定梁の一端を示す平面図である。 図5の非常止め固定梁と縦柱とを連結させる前の状態を示す側面図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのかご枠装置の一部を示す側面図である。 図8の非常止め固定梁の一端を示す平面図である。 図8の非常止め固定梁と縦柱とを連結させる前の状態を示す側面図である。 図8の縦柱を挿入溝に挿入する際の行程を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
3 かご枠、4 かご床、5 かご室、6 上梁、7 非常止め固定梁(下梁)、8,9 縦柱、8a コ字第1側面部、8b コ字第2側面部、8c コ字中間面部、8d 切り込み、8e 開口、9 縦柱、10 連結具、10a,10b フランジ部、21,31 柱受け部材、31a 挿入溝。

Claims (3)

  1. ロープが接続される上梁、
    かご室が上面に設けられる下梁、
    前記下梁の上面から上方へ突出し、かつ互いに間隔をおいて対向する一対のフランジ部を有し、前記下梁の両端にそれぞれ固定される連結具、及び
    互いに対向する第1側面部及び第2側面部と、前記第1側面部及び前記第2側面部の一端同士を繋ぐように配置された中間面部とを有し、上端が前記上梁の両端にそれぞれ連結され、下端が前記一対のフランジ部の間に挿入されて、前記一対のフランジ部の一方と前記第1側面部とが互いに締結され、かつ前記一対のフランジ部の他方と前記第2側面部とが締結されることによって、前記下梁の両端にそれぞれ連結される一対の縦柱
    を備え、
    前記一対の縦柱のそれぞれの下端のうち前記中間面部には、鉛直方向に沿う切り込みと、前記切り込みの上端箇所に配置された応力分散用の開口とが設けられており、
    前記一対の縦柱のそれぞれの下端は、前記一対のフランジ部と前記第1側面部及び前記第2側面部とが締結される際に、前記第1側面部と前記第2側面部とが互いに離れるように、前記切り込みを中心に撓み変形可能となっている
    ことを特徴とするエレベータのかご枠装置。
  2. 前記一対のフランジ部のそれぞれから間隔をおいて前記下梁の両端のそれぞれの上面に設けられ、かつ前記下梁の両端のそれぞれの上面と前記一対の縦柱のそれぞれの下端との間に介在された柱受け部材
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータのかご枠装置。
  3. 前記柱受け部材のうち前記縦柱の位置決め用に予め設定された位置には、前記縦柱の下端の前記中間面部が上方から挿入される挿入溝が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載のエレベータのかご枠装置。
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