JPH09317188A - 建入れ調整治具 - Google Patents

建入れ調整治具

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JPH09317188A
JPH09317188A JP13814296A JP13814296A JPH09317188A JP H09317188 A JPH09317188 A JP H09317188A JP 13814296 A JP13814296 A JP 13814296A JP 13814296 A JP13814296 A JP 13814296A JP H09317188 A JPH09317188 A JP H09317188A
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JP
Japan
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jig
column
adjusting
movable members
adjustment
Prior art date
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Pending
Application number
JP13814296A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakamura
茂 中村
Shigemi Matsunaga
茂実 松永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続されるPC柱等の垂直精度を簡易な器材
によって調整する建入れ調整治具を提供する。 【解決手段】 垂直に接続される上方側のPC柱11と
下方側のPC柱12との間に介在させ、上方側のPC柱
11の下端面を適宜押し上げて、垂直精度を調整するた
めの建入れ調整治具15であって、この建入れ調整治具
15は、互いに対向し各々の中心位置21から左右両端
に向かって各々傾斜面22を有する上部治具17及び下
部治具16と、左右の傾斜面22に沿って各々対称的に
移動する左右の可動部材18、19と、左右の可動部材
に各々螺合し中心位置から両端側に向けて各々逆ネジに
形成したレベル調整用ネジ20とからなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続されるPC柱
等の垂直精度を正確に調整するための建入れ調整治具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、PC柱等の建入れ調整を行う場合
には、図4に示すように、上方のPC柱1と下方のPC
柱2との間に複数台のオイルジャッキ3を介在させ、こ
のオイルジャッキ3で上方のPC柱1の下端側を適宜上
方に押し上げて建入れ調整を行っていた。
【0003】そして、建入れ調整後には、エレクション
ピースを本締めし、オイルジャッキ3を取り外して、鉄
骨の接合部4、5を溶接し、鉄筋を接合、配筋して、コ
ンクリート型枠をセットし、オイルジャッキ3が設置さ
れていたスペースL、即ち鉄骨の外周に沿ってコンクリ
ートを打設していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の建入れ調
整を行う場合には、オイルジャッキ3の制御装置や種々
の器材等が必要であり、設備が大掛かりになって煩雑で
あるという問題点を有していた。
【0005】また、オイルジャッキ3を設置するための
広いスペースLが必要であり、この広いスペースLが設
けられない場合には、オイルジャッキ3が設置できず、
建入れ調整が行えないという不都合もあった。
【0006】従って、従来例における建入れ調整におい
ては、簡易な器材により行うことと、上下の柱間に広い
スペースを必要とせずに建入れ調整を行うことととに解
決しなければならない課題を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、垂直に接続される上方
及び下方の部材間に複数箇所介在させ、上方の部材の下
端側を適宜押し上げて、該部材の垂直精度を調整するた
めの建入れ調整治具であって、該建入れ調整治具は、互
いに対向し各々の中心位置から左右両端に向かって各々
傾斜面を有する上部及び下部治具と、左右の傾斜面に沿
って各々対称的に移動する左右の可動部材と、該左右の
可動部材に各々螺合し中心位置から両端側に向けて各々
逆ネジに形成したレベル調整用ネジとからなることを特
徴とする建入れ調整治具を提供するものである。
【0008】また、レベル調整用ネジの少なくとも一方
の端部にはボルトを一体的に形成し、該ボルトに駆動用
のハンドルを嵌合自在に設けた構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する一例につ
いて図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2
において、符号11は接続される上方側のPC柱を示
し、符号12は下方側のPC柱を示しており、各PC柱
11、12からは、各々鉄骨13、14が突設して、そ
の先端が各々当接している。
【0010】上方側のPC柱11と下方側のPC柱12
との間には、狭いスペースL1が設けられており、この
スペースL1の所定位置には、PC柱11の垂直精度を
正確に調整するための建入れ調整治具15が介在されて
いる。
【0011】この建入れ調整治具15は、PC柱12の
上端側に載置された下部治具16と、この下部治具16
に対向する上部治具17と、これら下部治具16と上部
治具17との間に位置する左右の可動部材18、19
と、この可動部材18、19に各々螺合するレベル調整
用ネジ20とから構成される。
【0012】上部治具17及び下部治具16は、一方に
当接面17a、16aを各々有し、他方が対向してお
り、各々対称な形状に形成されている。そして、これら
上部治具17及び下部治具16は、各々対向する側の中
心位置21から左右両端に向かって傾斜面22が各々形
成されている。即ち、傾斜面22は、上下に対向した状
態で前記中心位置21から左右両端に向かって拡開して
いる。
【0013】この上下の傾斜面22には、各々所定の幅
の凹溝23が形成されており、この凹溝23には、上下
の傾斜面22に沿って狭持された状態で摺動する可動部
材18、19が左右対称に各々係合している。
【0014】可動部材18、19は、上下の傾斜面22
の傾斜角度と沿うように略台形状に形成されている。ま
た、この可動部材18、19には、レベル調整用ネジ2
0が各々螺合しており、このレベル調整用ネジ20は、
中心位置から各々逆ネジ状態に形成されている。
【0015】そして、レベル調整用ネジ20の両端側に
は、ボルト20aが設けられており、このボルト20a
には、レベル調整用ネジ20を回転させるハンドル24
が取り外し自在に設けられている。
【0016】ハンドル24は、クランク状に形成される
と共に、一端側には、前記ボルト20aと係合する係合
部25が設けられている。また、ハンドル24の所定の
位置には、支持棒26が設けられており、この支持棒2
6の上端には、ハンドル24を遊挿する支持部27が形
成されている。
【0017】そして、ハンドル24を所定の方向に回転
させると、ボルト20aを介してレベル調整用ネジ20
が回転し、このレベル調整用ネジ20に螺合されている
左右の可動部材18、19が互いに対称的に摺動し、各
々接近する方向に移動したり又離隔する方向に移動す
る。
【0018】そして、可動部材18、19が、互いに接
近する方向に移動した場合には、上部治具17を押し上
げるので、従って、上方側のPC柱11の下端面を適宜
押し上げる。
【0019】次に、この建入れ調整治具15を用いて、
PC柱の建入れ調整を行う方法について説明する。ま
ず、図3に示すように、PC柱12の上端側における4
箇所に建入れ調整治具15を介在させる。
【0020】この時、PC柱11、12には、図1に示
すように、建入れ調整治具15を介在させる目印となる
凹部28が形成されているので、この凹部28の位置に
介在させればよい。
【0021】そして、前記ハンドル24を所定の方向に
回転させれば、左右の傾斜面22に沿って左右の可動部
材18、19が互いに接近する方向に移動し、この可動
部材18、19の移動と共に上部治具17が上昇する。
【0022】この上部治具17の上昇により、上方側の
PC柱11の下端面を押し上げるので、適宜の方法で垂
直精度を測定すれば、PC柱11の建入れを簡単に且つ
正確に行うことができる。そして、接続されるPC柱間
の隙間が狭い場合は勿論のこと、広い場合であっても、
建入れ調整治具15を介在させることができるのであ
る。
【0023】建入れ調整後には、上方側及び下方側のP
C柱11、12における鉄骨の接合部13a、14aを
ボルト等で仮固定してから、建入れ調整治具15を取り
外して、鉄骨の接合部13a、14aを溶接する。更
に、この建入れ調整治具15が設置されていた狭いスペ
ースL1、即ち鉄骨13、14の外周に沿ってコンクリ
ートを打設すればよい。
【0024】また、鉄骨が存在しないときには、主筋を
機械式継手を使用する等して接合できる。尚、この建入
れ調整治具15は、実施例に示すPC柱だけではなく、
壁等の部材間の建入れ調整に用いることができるもので
ある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る建入れ
調整治具は、垂直に接続される上方及び下方の部材間に
複数箇所介在させ、上方の部材の下端側を適宜押し上げ
て、該部材の垂直精度を調整するための建入れ調整治具
であって、該建入れ調整治具は、互いに対向し各々の中
心位置から左右両端に向かって各々傾斜面を有する上部
及び下部治具と、左右の傾斜面に沿って各々対称的に移
動する左右の可動部材と、該左右の可動部材に各々螺合
し中心位置から両端側に向けて各々逆ネジに形成したレ
ベル調整用ネジとからなることによって、レベル調整用
ネジを所定の方向に回転させれば、左右の傾斜面に沿っ
て各々の可動部材が互いに接近する方向に移動し、上部
治具を押し上げるので、従って、上方の部材の下端側を
適宜押し上げ、建入れ調整を簡単に行えるという優れた
効果を奏する。
【0026】そして、この建入れ調整治具は、従来例の
ように上方及び下方の部材間に広い隙間を必要とせず、
部材間の隙間が狭い場合であっても設置が可能であり、
この種の上下方向の微調整を必要とする部材の建入れ調
整に用いることができるという優れた効果を奏する。
【0027】また、レベル調整用ネジの少なくとも一方
の端部にはボルトを一体的に形成し、該ボルトに駆動用
のハンドルを嵌合自在に設けたことによって、このレベ
ル調整用ネジを簡単に回転させることができるという種
々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建入れ調整治具の使用状態を示す
縦断面図である。
【図2】本発明に係る建入れ調整治具の使用状態を示す
側面図である。
【図3】本発明に係る建入れ調整治具の設置位置を説明
する下方PC柱の上端側を示す平面図である。
【図4】従来例に係る建入れ調整を行う状態を説明する
正面図である。
【符号の説明】
1 上方のPC柱 2 下方のPC柱 3 オイルジャッキ 4 鉄骨の接合部 5 鉄骨の接合部 11 上方側のPC柱 12 下方側のPC柱 13 鉄骨 13a接合部 14 鉄骨 14a接合部 15 建入れ調整治具 16 下部治具 16a当接面 17 上部治具 17a当接面 18 可動部材 19 可動部材 20 レベル調整用ネジ 20aボルト 21 中心位置 22 傾斜面 23 凹溝 24 ハンドル 25 係合部 26 支持棒 27 支持部 28 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に接続される上方及び下方の部材間
    に複数箇所介在させ、上方の部材の下端側を適宜押し上
    げて、該部材の垂直精度を調整するための建入れ調整治
    具であって、該建入れ調整治具は、互いに対向し各々の
    中心位置から左右両端に向かって各々傾斜面を有する上
    部及び下部治具と、左右の傾斜面に沿って各々対称的に
    移動する左右の可動部材と、該左右の可動部材に各々螺
    合し中心位置から両端側に向けて各々逆ネジに形成した
    レベル調整用ネジとからなることを特徴とする建入れ調
    整治具。
  2. 【請求項2】 レベル調整用ネジの少なくとも一方の端
    部にはボルトを一体的に形成し、該ボルトに駆動用のハ
    ンドルを嵌合自在に設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の建入れ調整治具。
JP13814296A 1996-05-31 1996-05-31 建入れ調整治具 Pending JPH09317188A (ja)

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JP13814296A JPH09317188A (ja) 1996-05-31 1996-05-31 建入れ調整治具

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JPH09317188A true JPH09317188A (ja) 1997-12-09

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349071A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Dai Nippon Construction 柱の建方調整治具および建て込み方法
JP2002349070A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Dai Nippon Construction 柱の建方調整治具およびこれを用いた柱建て込み方法
JP2015190131A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社大林組 建物補強構造
JP2016160636A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 大成建設株式会社 免震改修方法
CN114482573A (zh) * 2022-01-25 2022-05-13 中交一公局集团有限公司 装配式预制场高度调整装置

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