JPH0562756A - コンタクトピン曲げ加工装置 - Google Patents

コンタクトピン曲げ加工装置

Info

Publication number
JPH0562756A
JPH0562756A JP25296691A JP25296691A JPH0562756A JP H0562756 A JPH0562756 A JP H0562756A JP 25296691 A JP25296691 A JP 25296691A JP 25296691 A JP25296691 A JP 25296691A JP H0562756 A JPH0562756 A JP H0562756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
insulator
bending
contact pin
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25296691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hayashi
茂 林
Masaru Shirokura
勝 白倉
Makoto Yamazaki
誠 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kel Corp filed Critical Kel Corp
Priority to JP25296691A priority Critical patent/JPH0562756A/ja
Publication of JPH0562756A publication Critical patent/JPH0562756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストレートタイプおよびアングルタイプコネ
クタのいずれのコンタクトピンの曲げ加工も行うことが
でき、且つ、この曲げ加工をが比較的簡単に行うことが
できるようなコンタクトピン曲げ加工装置を得る。 【構成】 コンタクトピン曲げ加工装置は、インシュレ
ータを保持するクランプ手段203と、このクランプ手
段203を移動自在に支持する移動支持手段221と、
クランプ手段203と対向配置され、クランプ手段によ
り保持されたインシュレータ2から突出するコンタクト
ピン16を把持するコンタクト把持手段240と、この
コンタクト把持手段240を、その先端におけるコンタ
クトピン把持点を中心として回動自在に支持する回動支
持手段232とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタの自動組立機等
において、インシュレータに一端が挿入されて取り付け
られたコンタクトピンの外方に突出する他端側を所定形
状に曲げ加工する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】順次搬送されてくるインシュレータ(絶
縁ハウジング)にコンタクトピンを挿入し、次いで、こ
のコンタクトピンにおけるインシュレータから外方に突
出する部分を所定形状に曲げ加工してコネクタの組立を
行うコネクタ組立機は従来からしられている。このよう
なコネクタ組立機により組み立てられるコネクタとして
は、例えば、図4、図5に示すようなコネクタ1,5が
ある。コネクタ1は、ストレートタイプコネクタと称さ
れるもので、インシュレータ2と、このインシュレータ
2の後端側から内部空間3d内に先端を突出させて圧入
された複数のコンタクト11a,11bとから構成され
ている。コンタクト11aは圧入された状態のままスト
レートに後方に突出し、コンタクト11bはインシュレ
ータ2の後端面に突出した部分においてクランク状に曲
げられた後、ストレートに後方に突出している。コネク
タ5は、アングルタイプコネクタと称されるもので、イ
ンシュレータ6と、これに取り付けられた複数のコンタ
クト13,14とから構成されている。但し、このコネ
クタ5の場合には、全コンタクト13,14が先端部に
おいて下方に直角に折り曲げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ストレートタイプ
コネクタ1のコンタクト11bは、2箇所において曲げ
られてクランク状に形成されている。従来のコネクタ組
立機における曲げ加工は、この2箇所の曲げを順次行う
ようになっており、このため、曲げ加工装置はこの2箇
所の曲げ加工を行う2つの工程を有しており、曲げ加工
装置が大型化、複雑化するという問題があった。一方、
アングルタイプコネクタ5の場合には、各コンタクト1
3,14はそれぞれ1箇所において曲げられるだけであ
る。しかし、上列のコンタクト14の曲げ位置と下列の
コンタクト13の曲げ位置とが異なるため、従来では、
この場合にも、上列の曲げ加工と下列の曲げ加工とを別
工程で行っており、曲げ加工装置が大型化、複雑化する
という問題があった。なお、アングルタイプコネクタに
おいては、図16に示すように、上列および下列のコン
タクトの折り曲げ位置が交互に異なり、それぞれ2列で
合計4列のリードを有するコンタクト13a,13bお
よび14a,14bが形成される場合がある。このよう
な場合には、合計4列の曲げ加工を行う必要があり、曲
げ加工装置が一層大型化、複雑化する。
【0004】さらに、コネクタの種類が異なって、上記
曲げ加工の曲げ寸法が変化すれば、曲げ加工装置の段取
り換え(治具、装置構成部品の交換)が必要であり、こ
れが生産性向上の妨げとなるという問題があった。ま
た、従来の曲げ加工装置は、いわゆる専用機であり、ス
トレートタイプコネクタ用と、アングルタイプコネクタ
用として、それぞれ別の曲げ加工装置を用意する必要が
あるという問題があった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
ストレートタイプおよびアングルタイプコネクタのいず
れの曲げ加工も行うことができ、且つ、曲げ加工が比較
的簡単に行うことができるような構成のコンタクトピン
曲げ加工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明のコンタクトピン曲げ加工装置は、インシュ
レータを保持するクランプ手段と、このクランプ手段を
移動自在に支持する移動支持手段と、クランプ手段と対
向配置され、クランプ手段により保持されたインシュレ
ータから突出するコンタクトピンを把持するコンタクト
把持手段と、このコンタクト把持手段を、その先端にお
けるコンタクトピン把持点を中心として回動自在に支持
する回動支持手段とから構成されている。
【0007】
【作用】上記の構成の曲げ加工装置を用いる場合、ま
ず、クランプ手段によりインシュレータを保持させると
ともにコンタクト把持手段によりこのインシュレータか
ら突出するコンタクトピンを把持させる。次に、コンタ
クトピンのインシュレータへの挿入根元部“P”がコン
タクトピンのコンタクト把持手段による把持根元部
“O”を中心に円弧状の軌跡を描いて移動するように、
移動支持手段によりクランプ手段を移動させると、挿入
根元部“P”と把持根元部“O”との2箇所においてコ
ンタクトピンが曲げられ、ストレートタイプコネクタの
コンタクトピンのクランク状曲げ加工が行われる。一
方、回動支持手段により、コンタクトピンのコンタクト
把持手段による把持根元部“O”(すなわち、コンタク
ト把持手段の先端におけるコンタクトピン把持点)を中
心として、コンタクト把持手段を90度回動させると、
コンタクトピンは把持根元部“O”において直角に曲げ
られ、アングルタイプコネクタのコンタクトピンの曲げ
加工が行われる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係るコンタクトピン曲げ
加工装置による曲げ加工の対象となるコネクタは、例え
ば、図4、図5に示されるような構成をしている。図4
に示すコネクタ1は、インシュレータ2と、このインシ
ュレータ2の後端側から内部空間3d内に先端を突出さ
せて圧入された複数のコンタクト11a,11bとから
構成されている。コンタクト11aは圧入された状態の
ままストレートに後方に突出している。コンタクト11
bはインシュレータ2の後端面に突出した部分において
クランク状に曲げられた後、ストレートに後方に突出し
ている。以下においては、このような構成のコネクタ1
をストレートタイプコネクタと称する。なお、インシュ
レータ2には前端側に突出する第1突起3aおよび後端
側に突出する第2突起3cが形成され、第1突起3aの
片方側には切り欠き3bが形成されている。
【0009】図5に示すコネクタ5も同様に、インシュ
レータ6と、このインシュレータ6の後端側から内部空
間7d内に先端を突出させて圧入された複数のコンタク
ト13,14とから構成されている。全コンタクト1
3,14はその後側(テール側)において下方に直角に
折り曲げられている。このとき、その折り曲げ端の位置
が揃うように、上側のコンタクト14は下側のコンタク
ト13より長くなっている。以下においては、このよう
な構成のコネクタ5をアングルタイプコネクタと称す
る。なお、インシュレータ6にも、前端側に突出する第
1突起7aおよび後端側に突出する第2突起7cが形成
され、第1突起7aの片方側には切り欠き7bが形成さ
れている。
【0010】図4、図5に示すようなコネクタ1,5な
どの自動組立を行う組立機を以下に説明する。なお、以
下に説明する自動組立機においては、インシュレータの
サイズや、コンタクトのサイズおよび本数等の異なるコ
ネクタの組立が行うことができるようになっている。こ
のように種々のコネクタの組立を可能にするために、こ
の汎用自動組立機には様々な工夫が凝らされているので
あるが、まず、この汎用自動組立機による組立工程の概
略を図1〜図3を参照して説明する。
【0011】本汎用自動組立機においては、インシュレ
ータ2は振動パーツフィーダ20から1個ずつ所定方向
に並んだ状態で供給される。このようにして供給された
インシュレータ2は、図2に示すように、第1搬送路3
0を通って、インシュレータ整列装置50に送られる。
振動パーツフィーダ20によりインシュレータ2は所定
方向に並んで供給されるのであるが、各インシュレータ
2の前後および上下(表裏)の方向までは振動パーツフ
ィーダ20では揃えることができない。このため、各イ
ンシュレータ2の外観形状を画像処理装置により読み取
るとともにその画像データから各インシュレータ2の方
向を読み取り、インシュレータ整列装置50によりイン
シュレータ2の方向を揃える。この後、このように方向
が揃ったインシュレータ2は、第2搬送路70を通って
順次搬送保持装置80に送られる。上記のように振動パ
ーツフィーダ20から供給されたインシュレータ2を整
列させる工程、すなわち、第1搬送路30から搬送保持
装置80に至る工程を第1ステーションST1と称す
る。
【0012】一方、コンタクトは、リール100から供
給される。リール100には、図6に示すように、パイ
ロット孔15aを有したキャリア15により所定ピッチ
で保持された多数のコンタクトピン16を有したコンタ
クトベルト10が巻取られている。このため、リール1
00からコンタクトベルト10がコンタクト供給装置1
10により引き出され、コンタクトカッター130およ
び搬送パレット140に供給される。コンタクトベルト
10が所定寸法だけ搬送パレット140上に突出した状
態でコンタクト供給装置110による送りが止められ
る。次いで、搬送パレット140上に突出した部分がこ
のパレット140により保持され、この保持された部分
がコンタクトカッター130によりリール100側のコ
ンタクトベルト10から切り離される。これにより、所
定寸法にカットされたコンタクトベルト10が搬送パレ
ット140に保持された状態となる。上記のようにリー
ル110からコンタクトベルト10を引き出し、これを
所定寸法にカットする工程を第2ステーションST2と
称する。
【0013】上記のように所定寸法にカットしたコンタ
クトベルト10を保持した搬送パレット140は、四角
状搬送装置300上を搬送される。この四角状搬送装置
300は、第1〜第4搬送レール310,320,33
0,340を有し、これら搬送レールが図2に示すよう
に、四角状のループ搬送路を構成している。第1搬送レ
ール310上には第1搬送ベース350が載っており、
この第1搬送ベース350上に搬送パレット140が載
っている。第1搬送ベース350は、上記のようにコン
タクトカッター130に隣接する位置から第1搬送レー
ル310上を図2の矢印A方向に移動し、コンタクト仮
挿入装置160に隣接する位置まで移動する。このた
め、搬送パレット140も定寸にカットされたコンタク
トベルト10を保持したまま第1搬送ベース350とと
もにコンタクト仮挿入装置160上に移動される。
【0014】一方、搬送保持装置80に送られたインシ
ュレータ2は、コンタクト仮挿入装置160の近傍に配
設された第1ハンドリングロボット410のマニピュレ
ータアームにより把持され、その状態のままコンタクト
仮挿入装置160の上に移動してきた搬送パレット14
0の上方に搬送される。次いで、搬送パレット140に
保持されたコンタクトベルト10とマニピュレータアー
ムにより保持されたインシュレータ2との間に位置合わ
せ用画像処理装置が入り込み、コンタクトベルト10の
コンタクトピン16の位置に対するインシュレータ2の
コンタクト挿入孔の位置を読み取る。そして、この読み
取った画像データから、コンタクトピン16に対するイ
ンシュレータ2の挿入孔の位置ずれをマニピュレータア
ームを作動させて修正する。次いで、マニピュレータア
ームにより保持したままマニピュレータアームを下動さ
せてインシュレータ2をコンタクトベルト10上に押し
付け、インシュレータ2のコンタクト挿入孔内にコンタ
クトピン16を軽く挿入させる。このように、コンタク
ト挿入孔内にコンタクトピン16を仮挿入する工程を第
3ステーションST3と称する。
【0015】このようにコンタクトピン16が仮挿入さ
れた後、マニピュレータアームによるインシュレータ2
の把持が解除され、マニピュレータアームは所定位置に
退避する。これにより、搬送パレット140により保持
されたコンタクトベルト10の上にインシュレータ2が
仮挿入されて取り付けられた状態となる。次に、この状
態のまま、搬送パレット140は第1搬送ベース350
から離れて第2搬送レール320上に移動され、この第
2搬送レール320上を矢印B方向に搬送され、第3搬
送レール330上で第2搬送レール320と対向して位
置する第2搬送ベース360上に搬送される。この位置
にある第2搬送ベース360の上方にはコンタクト圧入
装置180が位置している。第2搬送ベース360上に
搬送パレット140が搬送されると、これにより保持さ
れたコンタクトベルト10に仮挿入されたインシュレー
タ2がコンタクト圧入装置18により押圧され、各コン
タクトピン16はインシュレータ2のコンタクト挿入孔
内に完全に圧入される。なお、このコンタクト圧入装置
18による圧入工程を第4ステーションST4と称す
る。
【0016】この圧入が完了すると、第2搬送ベース3
60はその上に搬送パレット140を載せたまま、第3
搬送レール330上を矢印C方向に図2において鎖線で
示す搬送位置まで、すなわち、図3において実線で示さ
れる位置まで移動される。なお、図2および図3はとも
に、本実施例に係る汎用自動組立機を示しており、図2
は工程前半を示し、図3は工程後半を示す。但し、図2
と図3とは搬送装置300の部分が一部重複して表され
ている。
【0017】次に、第2ハンドリングロボット420が
作動され、そのマニピュレータアームにより搬送パレッ
ト140上のインシュレータ2が把持される。このと
き、搬送パレット140によるコンタクトベルト10の
保持が解放され、マニピュレータアームにより、コンタ
クトピン16が圧入されたインシュレータ2がキャリア
カット装置200上に搬送される。キャリアカット装置
200においては、インシュレータ2にコンタクトピン
16が圧入されて取り付けられたコンタクトベルト10
のキャリア15をコンタクトピン16から切り離す。こ
れにより、インシュレータ2の各コンタクト挿入孔内に
コンタクトピン16がそれぞれ独立して圧入された状態
となる。なお、このキャリアカット装置200によるキ
ャリア15の切り離し工程を第5ステーションST5と
称する。
【0018】キャリア15の切り離しが完了すると、第
3ハンドリングロボット430が作動され、キャリアカ
ット装置200上のインシュレータ2を把持してこれを
第1曲げ加工装置220上に搬送する。この第1曲げ加
工装置220においては、インシュレータ2に圧入され
て2列に突出するコンタクトピン16の片方の列のテー
ル部が所定形状に曲げ加工される。この第1曲げ加工が
完了すると、第4ハンドリングロボット440が作動さ
れ、第1曲げ加工装置220上のインシュレータ2を把
持してこれを第2曲げ加工装置250上に搬送する。こ
の第2曲げ加工装置250においては、まだ曲げ加工さ
れていない側の列をなすコンタクトピン16のテール部
が所定形状に曲げ加工される。これら両曲げ加工装置2
20,250によるコンタクトピン16のテール部の曲
げ加工が完了すると、図4もしくは図5に示した構成の
コネクタ1,5が完成する。なお、これら曲げ加工装置
220,250による曲げ工程を第6および第7ステー
ションST6,ST7と称する。
【0019】上記第1〜第7ステーションST1〜ST
7を図1に模式的に示しており、各ステーションを構成
する装置の作動制御およびパーツフィーダ20の作動
は、コントローラ510により制御される。この作動制
御は組立対象となるコネクタの種類に応じて異なり、こ
のため、組立対象となるコネクタについてのデータが組
立作業に先だって入力装置500からコントローラ51
0に入力されるようになっている。
【0020】本発明に係るコンタクトピン曲げ加工装置
は、第6および第7ステーションST6,ST7に含ま
れているので、これら両ステーションについて以下に詳
細に説明する。なお、前述にように、第5ステーション
ST5においてキャリア15の切り離しが完了すると、
図7に示す第3ハンドリングロボット430によりキャ
リアカット装置200上のコンタクトピン16が圧入さ
れた状態のインシュレータ2が、第6ステーションST
6を構成する第1曲げ加工装置220上に搬送される。
このロボット430は、ベース431と、この上に取り
付けられた水平方向に回動自在なアーム432,433
および垂直方向に移動自在で回転自在なロッド434と
からなるマニピュレータアームと、ロッド434の先端
に取り付けられたチャックハンド435とから構成さ
れ、チャックハンド435によりインシュレータ2を把
持して上記搬送がなされる。
【0021】第1曲げ加工装置220は、図8に示すよ
うに、第3ハンドリングロボット430により搬送され
てきたインシュレータ2を固定保持するクランプ装置2
03と、インシュレータ2から2列に整列して突出する
コンタクト16を押し広げる拡張手段229と、コンタ
クト16を所定形状に曲げ加工する曲げ加工手段230
とからなる。なお、クランプ装置203は、図11に示
すように、第4ベース221d上に載置されており、こ
の第4ベース221dは第3ベース221cに上下動自
在に取り付けられ、第3ベース221cは第2ベース2
21bに左右動(図11における紙面に垂直な方向)自
在に取り付けられ、第2ベース221bは第1ベース2
21aに前後動(図11における左右方向)自在に取り
付けられている。すなわち、これら第1〜第4ベース2
21a,221b,221c,221dが支持手段を構
成し、クランプ装置203はこの支持手段により上下、
左右および前後に移動自在に支持されている。
【0022】クランプ装置203を図9に拡大して示し
ており、この装置203は、第4ベース221dに固定
された載置ブロック208と、この載置ブロック208
に対して前後に移動可能な移動ブロック204とを有す
る。載置ブロック208の前端には突起208aを有し
た載置面208bが形成されており、上述のようにして
第3ハンドリングロボット430により搬送されてきた
インシュレータ2は、図において鎖線で示すように、載
置面208bの上に、コンタクトピン16が前方に突出
するようにして載置される。載置ブロック208の上に
は、前端がインシュレータ2と対向するとともにバネ2
06cにより後方に付勢された後固定ブロック206が
前後動可能に取り付けられている。上述のように載置面
208b上にインシュレータ2が載置されると、シリン
ダ206aが作動してロッド206bを介して後固定ブ
ロック206を前方に押し出し、この後固定ブロック2
06と載置ブロック208の突起208aとの間にイン
シュレータ2を挟持する。
【0023】次いで、シリンダ204aが作動され、ロ
ッド204bを介して移動ブロック204が前方(矢印
J1方向)に移動され、その前端部はインシュレータ2
の上側にこれを覆うように位置する。移動ブロック20
4の前端部には上固定ブロック205が取り付けられて
おり、上記のように移動ブロック204が前方に移動さ
れた後、この移動ブロック204上のシリンダ205a
が作動され、リンク205bを介して上固定ブロック2
05が下動される。これにより、図11に示すように、
上固定ブロック205がインシュレータ2を上から押し
付け、これを固定保持する。なお、図示していないが、
インシュレータ2を左右から挟持する手段もこのクラン
プ装置203に配設されており、このように、クランプ
装置203は、前後、左右および上下からインシュレー
タ2をしっかりと固定保持するようになっている。
【0024】以上のようにしてクランプ装置203によ
りインシュレータ2が固定保持された状態で、インシュ
レータ2は図10に示すように、拡張装置229と対向
しており、この状態で拡張装置229のシリンダ229
aが作動されて拡張刃229bがインシュレータ2の方
に押し出される。拡張刃229bは図示のように先端が
尖ったくさび状をしており、この先端がインシュレータ
2から上下2列に並んで突出するコンタクト16の列の
間に入り込み、拡張刃229bにより各コンタクト16
が鎖線で示すように外側に押し広げられる。
【0025】次に、クランプ装置203が図8で矢印M
で示す方向に移動されて、図11に示すように、曲げ加
工手段230と対向する。曲げ加工手段230は、左右
一対の固定プレート231の間に回転軸”O”を中心に
回転自在に取り付けられた左右一対の回転プレート23
2を有し、これら回転プレート232の間にコンタクト
把持手段240が配設されている。このコンタクト把持
手段240は回転プレート232に結合されており、回
転プレート232と一緒に回転軸”O”を中心として回
転可能となっている。固定プレート231の上に固設さ
れた支持プレート239には回転シリンダ235が取り
付けられており、この回転シリンダ235のロッド23
5aを伸長させることにより、図12に示すように、回
転プレート232とともにコンタクト把持手段240を
回転軸”O”を中心に90度以上回動させることができ
る。
【0026】コンタクト把持手段240は、図13
(A)に示すように、回転プレート232に固定された
下把持プレート241と、この下把持プレート241に
対して軸242cを中心に回動自在な上把持プレート2
42と、軸243aを中心に回動自在でこの回動に応じ
て上把持プレート242を回動させるレバー243と、
このレバー243を回動させるシリンダ245とからな
る。シリンダ245を伸長させると、レバー243の前
突起243bが上把持プレート242の前部を押圧して
これを実線のように閉じる方向に回動させ、シリンダ2
45を縮小させると、レバー243の後突起243cが
上把持プレート242の後部を押圧してこれを鎖線のよ
うに開く方向に回動させる。なお、両把持プレート24
1,242の先端は、図13(B)に示すように、櫛歯
状になっており、各櫛歯241a,242aによりコン
タクト16を挟んで把持するようになっている。上把持
プレート242にはコンタクト16の断面形状に対応し
た溝242bが形成されており、図13(C)のように
して両把持プレート241,242によりコンタクト1
6の把持がなされる。
【0027】このような構成の曲げ加工手段230によ
るコンタクト16の曲げ加工について説明する。この曲
げ加工作業は、加工対象となるコネクタが図4に示した
ストレートタイプコネクタであるか、図5に示したアン
グルタイプコネクタであるかにより異なる。
【0028】まず、ストレートタイプコネクタの場合に
は、図14に示すようにして曲げ加工が行われる。ま
ず、インシュレータ2を保持した状態でクランプ装置2
03を移動させ、このインシュレータ2から前方に突出
する上側の列のコンタクトピン16をコンタクト把持手
段240の所へ移動させる。そして、上下把持プレート
241,242により上側コンタクトピン16の前部を
図14(A)のように把持させる。このとき、両把持プ
レート241,242の先端の櫛歯241a,242a
のピッチはコンタクトピン16のピッチの2倍となって
おり、コクタクトピン16は一つ置きに把持される。
【0029】次いで、クランプ装置203の図示のYお
よびZ方向への移動が制御され、このクランプ装置20
3に保持されたインシュレータ2は矢印Nで示すような
円弧状に移動される。なお、両把持プレート241,2
42の先端部、すなわち、両把持プレート241,24
2により把持されたコンタクトピン16の把持根元部
“O”はコンタクト把持手段240の回転軸“O”と一
致している。ここで、両把持プレート241,242に
より把持されたコンタクトピン16のインシュレータ2
への挿入根元部を“P”とすると、この点“P”が
“P”と“O”とを結ぶ長さを半径として点“O”を中
心に円弧状の移動を行うようにインシュレータ2の移動
が制御される。このインシュレータ2の円弧状の移動に
より、コンタクトピン16の挿入根元部“P”は鎖線で
示す円弧状軌跡に沿って点“P′”まで移動し、コンタ
クトピン16は図14(B)に示すようにクランク状に
曲げられ、図4に示したコネクタ1のクランク状コンタ
クト11bが形成される。なお、把持プレート241,
242により把持されなかったコンタクトピン16はそ
のままストレートに突出し、図4に示したストレートタ
イプコネクタ1のストレート状コンタクト11aを構成
する。
【0030】以上のようにして曲げ加工手段230によ
り上側のコンタクトピン16の曲げ加工が行われる。同
様にして、この曲げ加工手段230により下側のコンタ
クトピン16の曲げ加工を行えば、図4に示したストレ
ートタイプコネクタ1の組立が完了する。但し、本例の
装置においては、図3に示したように、第1曲げ加工装
置220の隣に第2曲げ加工装置250が配設されてお
り、下側のコンタクトピン16の曲げ加工は、この第2
曲げ加工装置250により行われる。このため、第2曲
げ加工装置250は、上記と同一構成のクランプ装置お
よび曲げ加工手段を有している。なお、上記曲げ加工に
際して、把持プレート241,242によるコンタクト
ピンの把持位置を変更すれば、クランク状の部分の長さ
を任意に変更することができる。このため、曲げ寸法が
異なるコネクタの曲げ加工を段取り換えを行うことなく
行うことができる。
【0031】一方、アングルタイプコネクタの場合に
は、図15に示すようにして曲げ加工が行われる。この
場合にも、インシュレータ2を保持した状態でクランプ
装置203を移動させ、このインシュレータ2から前方
に突出する下側の列のコンタクトピン16をコンタクト
把持手段240の所へ移動させる。そして、上下把持プ
レート241,242により下側コンタクトピン16の
前部を図15(A)のように把持させる。なおストレー
トタイプコネクタの場合には、両把持プレート241,
242の先端の櫛歯241a,242aはコンタクトピ
ン16を一つ置きに把持するようになっていたが、この
場合には、櫛歯241a,242aのピッチがコンタク
トピン16のピッチと等しくなったものが用いられ、下
側の全てのコクタクトピン16が把持プレート241,
242により把持される。但し、図16に示すように、
上下各列のコンタクトピンが交互に曲げ位置が異なり、
合計4列のリードを有するアングルコネクタの場合に
は、櫛把41a,242はコンタクトピン16を一つ置
きに把持するものが用いられる。
【0032】そして、この状態のまま回転シリンダ23
5のロッド235aを伸長させ、図12に示すように、
コンタクト把持手段240を回転軸”O”を中心に90
度(以上)回転させる(図15(A)の矢印R)。その
結果、コンタクト把持手段240に把持された下側のコ
ンタクトピン16が図15(B)に示すように直角に曲
げられて、図5に示したアングルタイプコネクタ5の下
側の列を構成するアングルコンタクト13が形成され
る。この場合にも同様にして、この曲げ加工手段230
により上側のコンタクトピン16の曲げ加工も行えば、
図5に示したアングルタイプコネクタ5の組立が完了す
るのであるが、本例の装置においては、ストレートタイ
プコネクタの場合と同様に、上側のコンタクトピン16
の曲げ加工は、第2曲げ加工装置250により行われる
ようになっている。また、本例の場合にも、上記曲げ加
工に際して、把持プレート241,242によるコンタ
クトピンの把持位置を変更すれば、コンタクトピンの曲
げ位置を任意に変更することができる。このため、曲げ
寸法が異なるコネクタの曲げ加工を段取り換えを行うこ
となく行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
まず、クランプ手段によりインシュレータを保持させる
とともにコンタクト把持手段によりこのインシュレータ
から突出するコンタクトピンを把持させた後、コンタク
トピンのインシュレータへの挿入根元部“P”がコンタ
クトピンのコンタクト把持手段による把持根元部“O”
を中心に円弧状の軌跡を描いて移動するように、移動支
持手段によりクランプ手段を移動させれば、挿入根元部
“P”と把持根元部“O”との2箇所においてコンタク
トピンを曲げて、ストレートタイプコネクタのコンタク
トピンのクランク状曲げ加工を行わせることができる。
一方、クランプ手段によるインシュレータの保持および
コンタクト把持手段によるコンタクトピンの把持を行わ
せた後、回動支持手段により、コンタクトピンのコンタ
クト把持手段による把持根元部“O”(すなわち、コン
タクト把持手段の先端におけるコンタクトピン把持点)
を中心として、コンタクト把持手段を90度(以上)回
動させれば、コンタクトピンを把持根元部“O”におい
て直角に曲げて、アングルタイプコネクタのコンタクト
ピンの曲げ加工を行わせることができる。
【0034】すなわち、本発明の曲げ加工装置を用いれ
ば、ストレートタイプおよびアングルタイプのいずれの
曲げ加工も比較的簡単に行うことができる。また、この
曲げ加工に際して、コンタクト把持手段によるコンタク
トピンの把持位置を調整することにより、曲げ寸法のこ
となるコネクタの曲げ加工も、実質的に段取り換えを必
要とせずに行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンタクトピン曲げ加工装置を備
えたコネクタ汎用自動組立機の組立ステーション構成を
示す概略図である。
【図2】上記汎用自動組立機の前半部の概略構成を示す
平面図である。
【図3】上記汎用自動組立機の後半部の概略構成を示す
平面図である。
【図4】上記汎用自動組立機により組み立てられるコネ
クタの一例を示す斜視図および断面図である。
【図5】上記汎用自動組立機により組み立てられるコネ
クタの別の例を示す斜視図および断面図である。
【図6】このコネクタに圧入されるコンタクトピンを有
したコンタクトベルトを示す正面図および側面図であ
る。
【図7】ハンドリングロボットを示す斜視図である。
【図8】第1曲げ加工装置を示す平面図である。
【図9】クランプ装置を示す部分断面図である。
【図10】拡張装置の作動を示す概略図である。
【図11】第1曲げ加工装置の側面図である。
【図12】第1曲げ加工装置の曲げ加工手段を示す側面
図である。
【図13】コンタクト把持手段を示す側面図、斜視図お
よび断面図である。
【図14】曲げ加工装置によるストレートタイプコネク
タのコンタクトピンの曲げ加工を示す側面図である。
【図15】曲げ加工装置によるアングルタイプコネクタ
のコンタクトピンの曲げ加工を示す側面図である。
【図16】上記曲げ加工装置により加工されたコネクタ
を示す正面図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2,5 インシュレータ 10 コンタクトベルト 20 パーツフィーダ 25 リール 110 コンタクト供給装置 116,126 駆動スプロケット 130 コンタクトカッター 140 搬送パレット 160 コンタクト仮挿入装置 180 コンタクト圧入装置 200 キャリアカット装置 203 クランプ装置 210 カッティング装置 220,250 曲げ加工装置 410,420,430,440 ハンドリングロボッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インシュレータに一端が挿入されるとと
    もに他端が前記インシュレータから外方に突出するコン
    タクトピンの前記他端側を所定形状に曲げ加工する装置
    であって、 前記インシュレータを保持するクランプ手段と、 このクランプ手段を移動自在に支持する移動支持手段
    と、 前記クランプ手段と対向配置され、前記クランプ手段に
    より保持されたインシュレータから突出するコンタクト
    ピンを把持するコンタクト把持手段と、 このコンタクト把持手段を、その先端におけるコンタク
    トピン把持点を中心として回動自在に支持する回動支持
    手段とから構成されていることを特徴とするコンタクト
    ピン曲げ加工装置。
JP25296691A 1991-09-03 1991-09-03 コンタクトピン曲げ加工装置 Pending JPH0562756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25296691A JPH0562756A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンタクトピン曲げ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25296691A JPH0562756A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンタクトピン曲げ加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0562756A true JPH0562756A (ja) 1993-03-12

Family

ID=17244637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25296691A Pending JPH0562756A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 コンタクトピン曲げ加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0562756A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6528622B1 (en) 1996-01-26 2003-03-04 Massey University Method of separating and recovering proteins from a protein solution
JP2007287474A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Yazaki Corp 端子折り曲げ装置
JP2007287539A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Yazaki Corp 端子折り曲げ装置
CN106169685A (zh) * 2016-08-26 2016-11-30 四川永贵科技有限公司 一种连接器插针端子折弯装置
JP7066251B1 (ja) * 2022-03-07 2022-05-13 有限会社 ワイケイシイ 端子材折り曲げ装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6528622B1 (en) 1996-01-26 2003-03-04 Massey University Method of separating and recovering proteins from a protein solution
JP2007287474A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Yazaki Corp 端子折り曲げ装置
JP2007287539A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Yazaki Corp 端子折り曲げ装置
JP4654154B2 (ja) * 2006-04-19 2011-03-16 矢崎総業株式会社 端子折り曲げ装置
CN106169685A (zh) * 2016-08-26 2016-11-30 四川永贵科技有限公司 一种连接器插针端子折弯装置
JP7066251B1 (ja) * 2022-03-07 2022-05-13 有限会社 ワイケイシイ 端子材折り曲げ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2634531B2 (ja) プリント配線板の実装装置
JPH0315118A (ja) ワイヤハーネス用自動圧接布線装置
JPS5983305A (ja) ワイヤハーネスの製造方法および装置
JPH07201236A (ja) テープ巻付け方法および装置
JPH10208844A (ja) ワイヤーハーネス用コネクタ端子の実装装置
JPH0562756A (ja) コンタクトピン曲げ加工装置
JPH06260260A (ja) 端子挿入装置
JP3140729B2 (ja) 巻線装置および巻線方法
JPH0562755A (ja) コンタクトピン曲げ加工装置
JPH07235360A (ja) コネクタハウジング供給装置
JP3659088B2 (ja) 端子挿入によるワイヤーハーネスの製造
JP2007234290A (ja) ロータリーカセット式圧着機
JP4497699B2 (ja) 巻線装置
JPH0562757A (ja) コネクタ自動組立機におけるコンタクトピン挿入装置
JPH0523478U (ja) コネクタ自動組立機におけるキヤリアカツト装置
JPH0562752A (ja) コネクタ汎用自動組立機
JP7145497B2 (ja) 部品装着装置、及び、部品装着方法
JP3840314B2 (ja) アキシャル型電子部品の装着装置
JP3599872B2 (ja) アキシャル型電子部品の挿入方法とその装置
JPH04229910A (ja) リード線製造装置及びそれに使用するワイヤ把持装置
WO2023089762A1 (ja) 端子矯正装置
JPH0529058A (ja) コネクタ自動組立機におけるコンタクト供給装置
WO2021245732A1 (ja) 対基板作業機
JP2001274598A (ja) 電子部品移載装置
JPH0527405Y2 (ja)