JPH0562752A - コネクタ汎用自動組立機 - Google Patents

コネクタ汎用自動組立機

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Publication number
JPH0562752A
JPH0562752A JP25296491A JP25296491A JPH0562752A JP H0562752 A JPH0562752 A JP H0562752A JP 25296491 A JP25296491 A JP 25296491A JP 25296491 A JP25296491 A JP 25296491A JP H0562752 A JPH0562752 A JP H0562752A
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JP
Japan
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insulator
contact
belt
transport
held
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Application number
JP25296491A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hayashi
茂 林
Masaru Shirokura
勝 白倉
Makoto Yamazaki
誠 山崎
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ほとんど段取り換えを必要とせず、サイズ、
形状の異なる複数種のコネクタの組立を行うことができ
るコネクタ汎用自動組立機を得る。 【構成】 インシュレータ2を搬送方向に並んだ状態で
供給するパーツフィーダと、インシュレータの外観画像
データ画像データの前後上下方向を判別する第1画像処
理装置と、インシュレータを所定方向に整列させる装置
と、コンタクトベルト10を引き出して所定寸法にカッ
トする装置と、仮挿入位置において、搬送パレット装置
に保持されたコンタクトベルトとハンドリング装置に把
持されたインシュレータとの画像データから、両者の位
置ずれを読み取る第2画像処理装置と、インシュレータ
を完全に圧入するコンタクト圧入装置と、コンタクトベ
ルトからキャリアを切り離す装置と、コンタクトピンの
リード部の曲げ加工装置とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インシュレータへのコ
ンタクトピン圧入および圧入コンタクトピンのリード部
の曲げ加工を自動的に行ってコネクタの自動的な組立を
行うようにしてコネクタ自動組立機に関する。
【0002】
【従来の技術】順次搬送されてくるインシュレータ(絶
縁ハウジング)にコンタクトピンを自動的に挿入し、次
いで、このコンタクトピンのリード部を所定形状に曲げ
加工してコネクタの組立を行うコネクタ自動組立機は従
来から知られている。但し、従来の自動組立機は、ある
決まったサイズ、形状のコネクタのみに適用できる専用
機であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、サイズ、形状等の異なるコネクタの組立を行わせ
るには、サイズ、形状の異なる各コネクタ毎にコネクタ
自動組立機を用意する必要があるという問題があった。
なお、コネクタに圧入されるコンタクトピンの数(極
数)が異なる複数種のコネクタの組立が可能なコネクタ
自動組立機は従来から知られている。しかし、この組立
機に適用できるコネクタは、基本的には、コンタクトピ
ンの数が異なり、これが圧入されるインシュレータの長
手方向寸法が異なるものだけであり、コンタクトピン数
およびインシュレータ長手寸法以外のサイズ、形状は同
一であるコネクタに限られ、汎用性に欠けるという問題
がある。さらに、この組立機の場合には、コンタクトピ
ンの数が異なるコネクタの組立を行う度に、各組立ステ
ーションでの段取り換え(治具や装置構成部品の交換)
を必要とし、且つ、この段取り換えは複雑で手間のかか
る作業であり、生産性向上の妨げとなるという問題があ
った。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みたもので、
実質的にほとんど段取り換えを必要とせず、しかも、サ
イズ、形状の異なる複数種のコネクタの組立を行うこと
ができるようなコネクタ汎用自動組立機を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係るコネクタ汎用自動組立機においては、
パーツフィーダ装置からインシュレータを1個ずつ搬送
方向に並んだ状態で供給し、第1画像処理装置により、
このようにして供給されるインシュレータの外観画像デ
ータを撮るとともにこの画像データからその前後および
上下方向を判別し、インシュレータ整列装置により、第
1画像処理装置によって判別されたインシュレータの方
向を所定方向に整列させるようになっている。一方、コ
ンタクトベルトカット装置により、キャリアにより繋が
れて整列保持された多数のコンタクトピンを有してなる
コンタクトベルトを引き出して所定寸法にカットし、こ
のようにカットされたコンタクトベルトを、搬送パレッ
ト装置により、コンタクトピンを突出させた状態で保持
するとともにこの搬送パレット装置を所定経路に沿って
仮挿入位置まで搬送する。また、上記インシュレータ整
列装置により整列されたインシュレータがハンドリング
装置により把持され、仮挿入位置に搬送された搬送パレ
ット装置と対向する位置まで搬送される。
【0006】そして、仮挿入位置において、搬送パレッ
ト装置に保持されたコンタクトベルトとハンドリング装
置に把持されたインシュレータとの間に第2画像処理装
置が入り込み、コンタクトベルトのコンタクトピンの画
像データおよびインシュレータに形成されたインシュレ
ータ挿入孔の画像データを撮り、これら画像データか
ら、コンタクトピンに対するインシュレータ挿入孔の位
置ずれを読み取る。次いで、この仮挿入位置において、
ハンドリング装置が、この位置ずれを修正するようにイ
ンシュレータの位置修正を行った後、このインシュレー
タをコンタクトベルト上に押し付け、インシュレータ挿
入孔にコンタクトピンを仮挿入する。
【0007】次いで、コンタクト圧入装置により、搬送
パレット装置により保持されたままのコンタクトベルト
に仮挿入されたインシュレータが押圧されてインシュレ
ータ挿入孔内にコンタクトピンが完全に圧入される。そ
して、キャリアカット装置により、インシュレータに圧
入されたコンタクトベルトからキャリアが切り離された
後、曲げ加工装置により、インシュレータから突出する
コンタクトピンのリード部が所定形状に曲げ加工される
ようになっている。なお、このコネクタ汎用自動組立機
には、上記各装置の作動を制御するコントローラが備え
られており、このコントローラは、予め入力された組立
対象コネクタの情報に基づいて上記各装置の作動制御を
行うようになっている。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係る汎用自動組立機によ
り組み立てられるコネクタは、例えば、図4、図5に示
されるような構成をしている。図4に示すコネクタ1
は、インシュレータ2と、このインシュレータ2の後端
側から内部空間3d内に先端を突出させて圧入された複
数のコンタクト11a,11bとから構成されている。
コンタクト11aは圧入された状態のままストレートに
後方に突出している。コンタクト11bはインシュレー
タ2の後端面に突出した部分においてクランク状に曲げ
られた後、ストレートに後方に突出している。以下にお
いては、このような構成のコネクタ1をストレートタイ
プコネクタと称する。なお、インシュレータ2には前端
側に突出する第1突起3aおよび後端側に突出する第2
突起3cが形成され、第1突起3aの片方側には切り欠
き3bが形成されている。
【0009】図5に示すコネクタ5も同様に、インシュ
レータ6と、このインシュレータ6の後端側から内部空
間7d内に先端を突出させて圧入された複数のコンタク
ト13,14とから構成されている。全コンタクト1
3,14はその後側(テール側)において下方に直角に
折り曲げられている。このとき、その折り曲げ端の位置
が揃うように、上側のコンタクト14は下側のコンタク
ト13より長くなっている。以下においては、このよう
な構成のコネクタ5をアングルタイプコネクタと称す
る。なお、インシュレータ6にも、前端側に突出する第
1突起7aおよび後端側に突出する第2突起7cが形成
され、第1突起7aの片方側には切り欠き7bが形成さ
れている。
【0010】図4および図5には基本構成の異なる2種
のコネクタ1,5を示したが、以下に説明する汎用自動
組立機においては、このようなタイプの異なるコネクタ
の組立のみならず、同タイプであっても、インシュレー
タのサイズや、コンタクトのサイズおよび本数等の異な
るコネクタの組立も行うことができるようになってい
る。このように種々のコネクタの組立を可能にするため
に、この汎用自動組立機には様々な工夫が凝らされてい
るのであるが、まず、この汎用自動組立機による組立工
程の概略を図1〜図3を参照して説明する。
【0011】本汎用自動組立機においては、インシュレ
ータ2は振動パーツフィーダ20から1個ずつ所定方向
に並んだ状態で供給される。このようにして供給された
インシュレータ2は、図2に示すように、第1搬送路3
0を通って、インシュレータ整列装置50に送られる。
振動パーツフィーダ20によりインシュレータ2は所定
方向に並んで供給されるのであるが、各インシュレータ
2の前後および上下(表裏)の方向までは振動パーツフ
ィーダ20では揃えることができない。このため、各イ
ンシュレータ2の外観形状を画像処理装置により読み取
るとともにその画像データから各インシュレータ2の方
向を読み取り、インシュレータ整列装置50によりイン
シュレータ2の方向を揃える。この後、このように方向
が揃ったインシュレータ2は、第2搬送路70を通って
順次搬送保持装置80に送られる。上記のように振動パ
ーツフィーダ20から供給されたインシュレータ2を整
列させる工程、すなわち、第1搬送路30から搬送保持
装置80に至る工程を第1ステーションST1と称す
る。
【0012】一方、コンタクトは、リール100から供
給される。リール100には、図6に示すように、パイ
ロット孔15aを有したキャリア15により所定ピッチ
で保持された多数のコンタクトピン16を有したコンタ
クトベルト10が巻取られている。このため、リール1
00からコンタクトベルト10がコンタクト供給装置1
10により引き出され、コンタクトカッター130およ
び搬送パレット140に供給される。コンタクトベルト
10が所定寸法だけ搬送パレット140上に突出した状
態でコンタクト供給装置110による送りが止められ
る。次いで、搬送パレット140上に突出した部分がこ
のパレット140により保持され、この保持された部分
がコンタクトカッター130によりリール100側のコ
ンタクトベルト10から切り離される。これにより、所
定寸法にカットされたコンタクトベルト10が搬送パレ
ット140に保持された状態となる。上記のようにリー
ル110からコンタクトベルト10を引き出し、これを
所定寸法にカットする工程を第2ステーションST2と
称する。
【0013】上記のように所定寸法にカットしたコンタ
クトベルト10を保持した搬送パレット140は、四角
状搬送装置300上を搬送される。この四角状搬送装置
300は、第1〜第4搬送レール310,320,33
0,340を有し、これら搬送レールが図2に示すよう
に、四角状のループ搬送路を構成している。第1搬送レ
ール310上には第1搬送ベース350が載っており、
この第1搬送ベース350上に搬送パレット140が載
っている。第1搬送ベース350は、上記のようにコン
タクトカッター130に隣接する位置から第1搬送レー
ル310上を図2の矢印A方向に移動し、コンタクト仮
挿入装置160に隣接する位置まで移動する。このた
め、搬送パレット140も定寸にカットされたコンタク
トベルト10を保持したまま第1搬送ベース350とと
もにコンタクト仮挿入装置160上に移動される。
【0014】一方、搬送保持装置80に送られたインシ
ュレータ2は、コンタクト仮挿入装置160の近傍に配
設された第1ハンドリングロボット410のマニピュレ
ータアームにより把持され、コンタクト仮挿入装置16
0の上に移動してきた搬送パレット140の上方に搬送
される。次いで、搬送パレット140に保持されたコン
タクトベルト10とマニピュレータアームにより保持さ
れたインシュレータ2との間に位置合わせ用画像処理装
置が入り込み、コンタクトベルト10のコンタクトピン
16の位置に対するインシュレータ2のコンタクト挿入
孔の位置を読み取る。そして、この読み取った画像デー
タから、コンタクトピン16に対するインシュレータ2
の挿入孔の位置ずれをマニピュレータアームを作動させ
て修正する。次いで、マニピュレータアームにより保持
したままマニピュレータアームを下動させてインシュレ
ータ2をコンタクトベルト10上に押し付け、インシュ
レータ2のコンタクト挿入孔内にコンタクトピン16を
軽く挿入させる。このように、コンタクト挿入孔内にコ
ンタクトピン16を仮挿入する工程を第3ステーション
ST3と称する。
【0015】このようにコンタクトピン16が仮挿入さ
れた後、マニピュレータアームによるインシュレータ2
の把持が解除され、マニピュレータアームは所定位置に
退避する。これにより、搬送パレット140により保持
されたコンタクトベルト10の上にインシュレータ2が
仮挿入されて取り付けられた状態となる。次に、この状
態のまま、搬送パレット140は第1搬送ベース350
から離れて第2搬送レール320上に移動され、この第
2搬送レール320上を矢印B方向に搬送され、第3搬
送レール330上で第2搬送レール320と対向して位
置する第2搬送ベース360上に搬送される。この位置
にある第2搬送ベース360の上方にはコンタクト圧入
装置180が位置している。第2搬送ベース360上に
搬送パレット140が搬送されると、これにより保持さ
れたコンタクトベルト10に仮挿入されたインシュレー
タ2がコンタクト圧入装置18により押圧され、各コン
タクトピン16はインシュレータ2のコンタクト挿入孔
内に完全に圧入される。なお、このコンタクト圧入装置
18による圧入工程を第4ステーションST4と称す
る。
【0016】この圧入が完了すると、第2搬送ベース3
60はその上に搬送パレット140を載せたまま、第3
搬送レール330上を矢印C方向に図2において鎖線で
示す搬送位置まで、すなわち、図3において実線で示さ
れる位置まで移動される。なお、図2および図3はとも
に、本実施例に係る汎用自動組立機を示しており、図2
は工程前半を示し、図3は工程後半を示す。但し、図2
と図3とは搬送装置300の部分が一部重複して表され
ている。
【0017】次に、第2ハンドリングロボット420が
作動され、そのマニピュレータアームにより搬送パレッ
ト140上のインシュレータ2が把持される。このと
き、搬送パレット140によるコンタクトベルト10の
保持が解放され、マニピュレータアームにより、コンタ
クトピン16が圧入されたインシュレータ2がキャリア
カット装置200上に搬送される。キャリアカット装置
200においては、インシュレータ2に固定されたコン
タクトベルト10のキャリア15をコンタクトピン16
から切り離す。これにより、インシュレータ2の各コン
タクト挿入孔内にコンタクトピン16がそれぞれ独立し
て圧入された状態となる。なお、このキャリアカット装
置200によるキャリア15の切り離し工程を第5ステ
ーションST5と称する。
【0018】キャリア15の切り離しが完了すると、第
3ハンドリングロボット430が作動され、キャリアカ
ット装置200上のインシュレータ2を把持してこれを
第1曲げ加工装置220上に搬送する。この第1曲げ加
工装置220においては、インシュレータ2に圧入され
て2列に突出するコンタクトピン16の片方の列のテー
ル部が所定形状に曲げ加工される。この第1曲げ加工が
完了すると、第4ハンドリングロボット440が作動さ
れ、第1曲げ加工装置220上のインシュレータ2を把
持してこれを第2曲げ加工装置250上に搬送する。こ
の第2曲げ加工装置250においては、まだ曲げ加工さ
れていない側の列をなすコンタクトピン16のテール部
が所定形状に曲げ加工される。これら両曲げ加工装置2
20,250によるコンタクトピン16のテール部の曲
げ加工が完了すると、図4もしくは図5に示した構成の
コネクタ1,5が完成する。なお、これら曲げ加工装置
220,250による曲げ工程を第6および第7ステー
ションST6,ST7と称する。
【0019】上記第1〜第7ステーションST1〜ST
7を図1に模式的に示しており、各ステーションを構成
する装置の作動制御およびパーツフィーダ20の作動
は、コントローラ510により制御される。この作動制
御は組立対象となるコネクタの種類に応じて異なり、こ
のため、組立対象となるコネクタについてのデータが組
立作業に先だって入力装置500からコントローラ51
0に入力されるようになっている。
【0020】次に、各ステーション毎にその構成および
作動を詳細に説明する。まずパーツフィーダ20から第
1ステーションST1の前半部の概略構成を図7に示し
ている。パーツフィーダ20は渦巻状のガイドレール2
1を有し、その内部に入れられたインシュレータ2を所
定の方向に整列させてガイドレール21上を出口25の
方に搬送する。この搬送時において、インシュレータ2
が横向き(図10(A)に示すように、面2aもしくは
2bが上を向いた状態を言う)に整列されるようになっ
ているのであるが、縦向き(図10(A)に示すインシ
ュレータ2の上および下面2e,2fが上を向いた状態
を言う)に整列されて搬送される場合には、高さ制限バ
ー22によりはねられてフィーダ20内に戻される。こ
のようにパーツフィーダ20により整列されたインシュ
レータ2はその出口25から所定の速度で第1搬送路3
0上に供給される。
【0021】第1搬送路30は、モータ31aにより駆
動される搬送ベルト31と搬送ベルト31上に搬送方向
に延びた互いに平行な一対のガイドレール32a,32
bとから構成される。前述のように、本汎用自動組立機
は複数種のコネクタの組立を行うものであり、この第1
搬送路30を搬送されるインシュレータも複数種ある。
このため、ガイドレール32a,32bの間隔は、複数
種のインシュレータのうちの最大幅のものが搬送できる
だけの間隔に設定されており、インシュレータ2の幅が
図示のようにガイドレール32a,32bより狭いのが
普通である。この場合、このままではインシュレータ2
はガイドレール32a,32bの間で斜めに傾いて搬送
される可能性がある。
【0022】インシュレータ2が斜めに傾いて搬送され
た場合には、次の工程でのハンドリングが難しくなるた
め、第1搬送路30においては、搬送ベルト31はこの
ガイドレール32a,32bに対して所定角度(例え
ば、約5度)だけ傾いて配設されている。このようにす
ると、パーツフィーダ20から搬送ベルト31上に供給
されたインシュレータ2は搬送ベルト31の搬送方向と
同方向に搬送されるのであるが、これに対してガイドレ
ール32a,32bが傾いているため、インシュレータ
2は図示のように傾き側のガイドレール32aに押し付
けられ、このガイドレール32aに沿って整列した状態
で搬送される。これにより、ガイドレール32a,32
bがインシュレータ2の幅より広くてもインシュレータ
2を整列して搬送することができる。
【0023】ガイドレール32a,32bの入口側端部
に対向するように3組の透過型光センサ41が配設され
ており、これらはインシュレータ2が搬送ベルト31上
に所定の間隔で且つ所定の数量だけ供給されるようにフ
ィーダ20を制御するようになっている。さらに、ガイ
ドレール32a,32bの出口端部に搬送方向に所定間
隔をおいて2組の透過型光センサ42a,42bが配設
されている。これは搬送ベルト31の駆動を制御するも
ので、インシュレータ2の先端が光センサ42aの位置
に到達したことが検出されると搬送ベルト31の駆動速
度を減速し、光センサ42bの位置に到達したことが検
出されると搬送ベルト31の駆動を停止し、インシュレ
ータ2をこの位置に保持するためのものである。
【0024】なお、搬送ベルト31の駆動とパーツフィ
ーダ20の駆動とは連動して制御されており、且つ搬送
ベルト31によるインシュレータ2の搬送速度がパーツ
フィーダ20によるインシュレータ2の搬送速度より速
くなるように設定されている。このため、インシュレー
タ2は、図7に示すように、搬送ベルト31上を、この
搬送速度の差に対応する間隔をおいて搬送される。搬送
ベルト31の側方にガイドレール32a,32bと平行
に戻し用ベルトコンベア36が設けられている。これ
は、後述する整列装置50から搬送レール35を通して
排出されたインシュレータ2をパーツフィーダ20に戻
すためのものであり、モータ36aにより矢印E方向に
駆動される。
【0025】第1搬送路30の出口側部分と、これに繋
がるインシュレータ整列装置50とを拡大して図8およ
び図9に示している。第1搬送路30の出口側部分の上
方には、図9に示すように、画像処理装置を構成するカ
メラ38が配設されており、上述のように、光センサ3
4bの位置まで先端が到達して停止保持されたインシュ
レータ2の先端部がカメラ38により映像化される。カ
メラ38により撮られたインシュレータ2のイメージデ
ータはコントローラ510に送られ、ここでインシュレ
ータ2の方向を検知し、これを所定の方向に整列させる
べく、インシュレータ整列装置50の作動制御がなされ
る。
【0026】前述のようにパーツフィーダ20において
はインシュレータ2が長手方向に並ぶとともに横になっ
て搬送されるのであるが、パーツフィーダ20による整
列では、インシュレータ2は図10(A)〜(D)に示
すような4種の方向のいずれかの形で搬送されてくる。
このような4種の方向が混在していたのでは、後工程で
のコンタクト挿入が正しく行えないため、整列装置50
においては、これをいずれか1つの方向(本例では、図
10(A)に示す方向)に整列させる。図10(A)に
示すインシュレータ2において矢印F方向が搬送方向で
あり、これを前方とする。そして、この状態でのインシ
ュレータ2の前方および後方側側面を前面2cおよび後
面2dと称し、上側面および下側面を左面2aおよび右
面2bと称し、内部空間3dが開口する側の面およびこ
れと反対側のコンタクトピン16が挿入される側の面を
それぞれ上面2eおよび下面2fと称する。このように
各面を定義した場合、図10(B)の場合には、右面2
bが上を向き、前面2cが後を向いており、図10
(C)の場合には、右面2bが上を向き、後面2dが後
を向いており、図10(D)の場合には、左面2aが上
を向き、前面2cが後を向いている。
【0027】供給されてくるインシュレータ2が上記4
種の方向のいずれであるかは、カメラ38により撮られ
たインシュレータ2の前端部のイメージデータから判断
される。図10から分かるように、インシュレータ2の
前端部のイメージデータから、第1突起3aおよび第2
突起3cの位置並びに切り欠き3bの有無を検知すれ
ば、インシュレータ2の方向を検出することができる。
【0028】インシュレータ整列装置50は、2組の反
転機構51,61から構成される。各反転機構51,6
1は、それぞれ、ガイドリング52,62と、このガイ
ドリング52,62内でモータ(エアシリンダ)53
a,63aにより回転される回転レール53,63とか
ら構成される。上述のようにカメラ38のイメージデー
タからインシュレータ2の方向が検出されると、エアノ
ズル33a,33bのいずれかからエアが吹き出し、こ
のインシュレータ2を入口レール58aから反転機構5
1の回転レール53内へ送り出す。ここでは2個のエア
ノズル33a,33bが設けられているが、本組立機に
おいては種々のインシュレータについて組立作業を可能
とするようになっており、インシュレータのサイズに対
応していずれか一方のノズルが使用される。このため、
もっとサイズの異なるインシュレータも対象となるよう
な場合には、エアノズルをもっと設けても良い。なお、
上述のように、パーツフィーダ20と搬送ベルト31と
の搬送速度の差によりインシュレータ2は搬送ベルト3
1上で間隔をおいて搬送されるため、上記エアノズル3
3a,33bからのエアによって1個ずつインシュレー
タ2を反転機構51内に送り出すことができる。
【0029】反転機構51には図8に示すように、2個
のストッパー54,57が配設されている。この反転機
構51によりインシュレータ2の反転を行わせる場合に
は、ストッパー54により出口52aを閉じて上述のよ
うにして送り出されたインシュレータ2を回転レール5
3内に保持する。この状態で回転レール53を180度
回転させれば、回転レール53内のインシュレータ2を
前後に反転させることかできる。一方、この反転機構5
1による反転が不要な場合には、出口52aは開放して
おき、上述のようにして送り出されたインシュレータ2
を中間レール58bから反転機構61内にそのまま移動
させる。なお、反転機構51のもう一つのストッパー5
7は排出口52bを開閉するもので、この排出口52b
は通常はストッパー57により閉止されている。
【0030】カメラ38のイメージデータからインシュ
レータ2の方向が判別できないこともあり得るが、この
ような場合には、ストッパー54により出口52aを閉
止しておき、エアノズル33a,33bにより送り出さ
れたインシュレータ2を反転機構51の回転レール53
内に保持する。そして、回転レール53を90度回転さ
せ、回転レール53を排出口52bと対向させるととも
にストッパー57により排出口52bを開放し、エアノ
ズル56からのエア噴出により、回転レール53内のイ
ンシュレータ2を排出レール35から戻し用ベルトコン
ベア36上に排出し、パーツフィーダ20内に戻す。な
お、この排出は排出レール35に設けられた通過検出光
センサ43により検知される。反転機構61は、反転機
構51に対して90度位相がずれて配設されているが、
その構成は反転機構51と同一である。この反転機構6
1による反転を行うには、ストッパー64により出口6
2aを閉じ、回転レール63上にインシュレータ2を保
持した状態で回転レール63を180度回転させればよ
い。
【0031】ここで、図10に示した4種のインシュレ
ータ2の方向に対して、両反転機構51,61の作動を
説明する。まず、図10(A)に示す方向のインシュレ
ータ2は所定の方向を向いており、反転させる必要がな
い。このため、この場合には、ストッパー54,64に
より出口52a,62aをともに開放しておき、エアノ
ズル33a,33bからのエアにより送り出されたイン
シュレータ2をそのまま両反転機構51,62を通過さ
せ、出口レール58cから第2搬送路70に送り出す。
【0032】図10(B)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、前後面2c,2dおよび左右面2a,2
bを逆転する必要があり、反転機構61による反転を行
う。このため、出口52aは開放させるとともにストッ
パー64により出口62aを閉止しておき、インシュレ
ータ2を反転機構51を通過させて反転機構61の回転
レール63内に保持する。そして、回転レール63を1
80度回転させれば、インシュレータ2は図10(A)
に示す方向となる。このため、ストッパー64により出
口62aを開放し、エアノズル65からエアを回転レー
ル63内に吹き込み、インシュレータ2を出口レール5
8cから第2搬送路70に送り出す。
【0033】図10(C)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、左右面2a,2bおよび上下面2e,2
fを逆転する必要があり、両反転機構51,61による
反転を行う。このため、まず、ストッパー54により出
口52aを閉止しておき、インシュレータ2を反転機構
51の回転レール53内に保持し、回転レール53を1
80度回転させる。次いで、ストッパー54により出口
52aを開放し、エアノズル55からエアを回転レール
53内に吹き込み、インシュレータ2を中間レール58
bから反転機構61に送り出す。反転機構61において
はストッパー64により出口62aを閉止しており、イ
ンシュレータ2を回転レール63内に保持する。そし
て、回転レール63を180度回転させたればインシュ
レータ2は図10(A)に示す方向となるので、出口6
2aを開放し、エアノズル65からエアを回転レール6
3内に吹き込み、インシュレータ2を出口レール58c
から第2搬送路70に送り出す。
【0034】図10(D)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、前後面2c,2dおよび上下面2e,2
fを逆転する必要があり、反転機構51による反転を行
う。このため、ストッパー54により出口52aを閉止
しておき、インシュレータ2を反転機構51の回転レー
ル53内に保持する。そして、回転レール53を180
度回転させれば、インシュレータ2は図10(A)に示
す方向となる。このため、ストッパー54,64により
出口52a,62aをともに開放し、エアノズル55か
らエアを回転レール53内に吹き込み、インシュレータ
2を中間レール58bから反転機構61および出口レー
ル58cを通過させてそのまま第2搬送路70に送り出
す。上記のようにしてインシュレータ2をすべて、1つ
の定めた方向(例えば、図10(A)に示す方向)に整
列させることができる。なお、中間レール58bおよび
出口レール45には通過検出光センサ44,45が配設
されており、これらレール58b,58c上でのインシ
ュレータ2の通過をチェックするようになっている。
【0035】ここで、例えば、エアノズル33a,33
bにより送り出されたインシュレータ2を、ストッパー
54により出口52aを閉じて回転レール52上に保持
する場合、インシュレータ2はエアノズル33a,33
bにより勢いよく送り出されるため、ストッパー54に
当たってはね返りその後端部が入口52cから入口レー
ル58aの方に突出することがある。このように入口5
2cから突出したまま回転レール53を回転させると、
インシュレータ2が入口52cに挟まれた状態となり、
この回転を行わせることができなくなるという問題があ
る。
【0036】このため、本例においては、エアノズル3
3a,33bからのエア吹き出し時間をある程度長くし
て(例えば、0.5秒)、はね返ったインシュレータ2
をこのエアにより回転レール53内に押し戻すようにし
ている。さらに、回転レール53の回転をエアノズル3
3a,33bからのエア吹き出しが完了した後に行わ
せ、上記のような問題の発生を防止している。なお、反
転機構51の入口52cを開閉するストッパーを設け、
上述のようにインシュレータ2を回転レール53内へ送
り出した直後にこのストッパーにより入口52cを閉止
し、はね返ったインシュレータ2を回転レール53内に
確実に保持するようにしても良い。また、ここでは反転
機構51について説明したが、反転機構61についても
同様である。
【0037】次に、上記のようにして整列装置50から
インシュレータ2が送りだされる第2搬送路70および
これに繋がる搬送保持装置80について、図11を参照
して説明する。第2搬送路70は、第1搬送路30と類
似の構成をしており、所定間隔をおいて平行に延びた一
対のガイドレール72a,72bと、このカイドレール
72a,72bに対して所定角度(例えば、5度)だけ
傾いた搬送ベルト71とから構成され、この傾きにより
インシュレータ2はガイドレール72aに沿って搬送方
向Gの方に搬送されるようになっている。
【0038】但し、ガイドレール72bは一部切り欠か
れており、この箇所にシリンダ73によりガイドレール
72bと直角に移動されるブレーキヘッド73aが取り
付けられている。エアノズル33a,33b,55,6
5からのエアによりインシュレータ2は高速で第2搬送
路70に送り出されるため、このままでは、送り出され
たインシュレータ2が前方のインシュレータ2に勢いよ
く衝突するという問題がある。このため、ブレーキヘッ
ド73aをガイドレール72aの方に突出させておき、
図示のように整列装置50から送り出されてきたインシ
ュレータ2をブレーキヘッド73aとガイドレール72
aとの間に挟持して、これを一旦停止保持する。そし
て、ブレーキヘッド73aを後退させ、搬送ベルト71
による搬送を行わせるようにしている。
【0039】第2搬送路70の出口端部には、シリンダ
74により前後に移動される保持ヘッド74aが設けら
れており、この保持ヘッド74aとガイドレール72a
とによりインシュレータ2を保持できるようになってい
る。このようにしてインシュレータ2が保持されると後
続のインシュレータ2はこれにより止められて、図示の
ようにガイドレール72aに沿って一列に並ぶ。この列
の長さが所定以上になると、ガイドレール72a,72
bに取り付けられた満杯センサ76がこれを検知し、整
列装置50からのインシュレータ2の供給を停止する。
【0040】第2搬送路70の出口側に対向して搬送保
持装置80が設けられている。この搬送保持装置80
は、搬送方向Gに延びる搬送レール81aを有した固定
ベース81と、搬送方向Gと直角に延びる搬送レール8
2aを有するとともに搬送レール81a上に移動自在に
載せられた可動ベース82と、この可動ベース82の搬
送レール82a上に移動自在に載せられた保持ベース8
3とを有する。保持ベース83の上には、固定ガイド8
4と、この固定ガイド84に対向して配設された4個の
押圧シリンダ88と、スライダ85とが配設されてい
る。スライダ85は前後位置を調節可能であり、その後
端に到達検知センサ86が取り付けられている。
【0041】第2搬送路70から送り出されたインシュ
レータ2は固定ガイド84と押圧シリンダ88との間に
入り込み、その先端がスライダ85の後端に当接して止
まる。この当接は到達検知センサ86により検知され、
これが検知されると、押圧シリンダ88のヘッド88a
が押し出され、固定ガイド84とヘッド88aとの間に
このインシュレータ2が固定保持される。この場合、イ
ンシュレータ2の長さに応じて必要なヘッド88aのみ
が押し出される。このとき、同時に、第2搬送路70の
保持ヘッド74aが押し出され、後続のインシュレータ
2は保持ヘッド74aとガイドレール72aとの間に挟
持されてその位置で保持される。このため、先頭のイン
シュレータ2がスライダ85の後端に当接した状態で、
次のインシュレータ2は搬送ベルト71上で保持ヘッド
74aと対向して位置するように、スライダ85の前後
位置調整がなされる。このようにして保持ベース83上
で固定ガイド84とヘッド88aとによりインシュレー
タ2が固定保持されると、可動ベース82が搬送レール
81a上を移動されて、インシュレータ2がピックアッ
プ装置90の吸引ノズル93の真下に位置せしめられ
る。
【0042】ピックアップ装置90は、固定アーム91
の先端に回動自在な回動アーム92を取り付け、回動ア
ーム92の先端に一対の吸引ノズル93を取り付けて構
成されている。図12に示すように、インシュレータ2
が吸引ノズル93の真下に移動されると、吸引ノズル9
3が下方(矢印I)に移動してその先端がインシュレー
タ2の左面に接触する。そして吸引ノズル93に負圧が
作用してインシュレータ2に吸着する。このとき、押圧
シリンダ88のヘッド88aは後退する。この後、吸引
ノズル93がインシュレータ2を吸着させたまま上動
し、さらに回動アーム92が図において2点鎖線で示す
位置まで回動する。これにより、吸引ノズル93の先端
に吸着されたインシュレータ2の上面2eが上を向き、
下面2f(コンタクトピンが挿入される側の面)が下を
向く。
【0043】次に、図13に示す第1ハンドリングロボ
ット410による搬送がなされる。このロボット410
は、ベース411と、この上に取り付けられた水平方向
に回動自在なアーム412,413および垂直方向に移
動自在なロッド414とからなるマニピュレータアーム
と、ロッド414の先端に取り付けられたチャックハン
ド415とから構成される。このロボット410のチャ
ックハンド415が、上述のようにして吸引ノズル93
に保持されたインシュレータ2の位置まで移動してこれ
を把持する。そして、吸引ノズル93への負圧が解除さ
れ、インシュレータ2を把持したチャックハンンド41
5は、第3ステーションST3すなわちコンタクト仮挿
入装置160内に移動する。
【0044】このコンタクト仮挿入装置160によりチ
ャックハンド415に把持されたインシュレータ2にコ
ンタクトピンが仮挿入されるのであるが、その前に、コ
ンタクトピンをこの位置まで搬送し、所定寸法にカット
する工程、すなわち、第2ステーションST2について
説明する。この第2ステーションST2を図14に拡大
して示しており、第2ステーションST2は、リール1
00から一対のコンタクトベルト10を引き出すコンタ
クト供給装置110と、コンタクトベルト10の先端部
を保持する搬送パレット140と、コンタクトベルト1
0を所定寸法位置でカットするコンタクトカッター13
0とから構成される。
【0045】コンタクト供給装置110は、固定ベース
111と可動ベース121とを有し、可動ベース121
は上下動可能となっている。両ベース111,121上
にはそれぞれ、リール100からのコンタクトベルト1
0の反り(リール100に巻かれていたことにより生じ
る反り)を矯正する矯正ローラー112,122と、コ
ンタクトベルト10の供給の有無を検知する供給検知セ
ンサ113,123と、コクタクトピン16のピッチ方
向の不良を検知するレーザセンサ114,124と、コ
ンタクトピン16の倒れを検知するタッチセンサ11
5,125と、コンタクトベルト10の引き出し駆動を
行う駆動スプロケット116,126とが、コンタクト
ベルト10の搬送方向に沿って配設されている。なお、
コンタクトベルト10をこの搬送方向に搬送するように
ガイドするガイドローラー117a,117bおよび1
27a,127bも両ベース111,121上に図示の
ように配設されている。
【0046】リール100から供給されるコンタクトベ
ルト10は、例えば、図15(A)および(B)に示す
ように、一部のコンタクトピン16がa1で示すように
ピッチ方向に変形していたり、a2で示すように欠けて
いたり、a3で示すように倒れていたりすることがあ
る。このため、a1およびa2で示すようなピッチ方向の
不良は、レーザセンサ114,124により検出し、a
3で示すような不良はタッチセンサ115,125によ
り検出される。
【0047】駆動スプロケット116,126はその歯
がコンタクトベルト10のキャリア15に形成されたパ
イロット孔15aと噛み合い、駆動スプロケット11
6,126の回転に応じてコンタクトベルト10を引き
出す。このスプロケット116,126にはそれぞれ駆
動モータ(図示せず)が取り付けられるとともに、この
スプロケット116,126の回転を検出するエンコー
ダ(図示せず)が取り付けられている。このため、この
エンコーダにより、コンタクトベルト10の搬送量が正
確に検知される。さらに、上記レーザセンサ114,1
24およびタッチセンサ115,125と駆動スプロケ
ット116,126との位置関係(距離)は決っている
ため、これらセンサにより不良が検出された場合、エン
コーダの検出値から不良コンタクトピンの位置を正確に
知ることができる。
【0048】ここで可動プレート121の上下動制御に
ついて説明する。両プレート111,121上を搬送さ
れる一対のコンタクトベルト10は、それぞれコネクタ
に挿入される2列のコンタクトの各列に対応する。図4
に示したストレートタイプコネクタ1の場合には、両列
のコンタクトの長さは等しいため、両プレート111,
121は同一レベルとなるように位置決めされる。しか
しながら、図5に示したアングルタイプコネクタ5の場
合には、上側の列を構成するコンタクト14は下側の列
を構成するコンタクト13より長くなる。これに応じ
て、コンタクトベルトも長さの異なるものが使用される
が、このとき、両プレート111,121が同一レベル
であれば、コンタクトベルトのコンタクトピンの上端位
置が異なるという問題がある。このため、この場合に
は、図16に示すように、可動プレート121の上下位
置調整を行い、例えば、固定プレート111上を搬送さ
れる長さの短いコンタクトベルト10のコンタクトピン
16の上端16aの上下位置が、可動プレート121上
を搬送される長さの長いコンタクトベルト10′のコン
タクトピン16′の上端16a′の上下位置と等しくな
るようにする。
【0049】以上のようにして、コンタクト供給装置1
10によりリール100から引き出されて搬送される一
対のコンタクトベルト10は、図17に詳しく示すコン
タクトカッター130を通って搬送パレット140に送
られる。コンタクトカッター130は左右対象となった
一対のカッティング装置からなり、各カッティング装置
はそれぞれ固定プレート111および可動プレート12
1上に取り付けられている。
【0050】両カッティング装置はそれぞれ、カッティ
ングリシンダ131と、カッティングシリンダ131に
より移動される可動ブロック132と、可動ブロック1
32に対してガイドピン133aにより移動自在に案内
されるとともに間に圧縮バネ133bを介して連結され
た押圧プレート134と、可動ブロック132の側面に
結合されたカッティング部材136とからなる。押圧プ
レート134に対向して一対のセパレータプレート13
5が固定プレート111および可動プレート121上に
取り付けられている。コンタクトベルト10が搬送され
るときには、カッティングシリンダ131により可動ブ
ロック132は外側に引き込まれており、押圧プレート
134とセパレータプレート135とは所定の間隔をお
いて対向する。
【0051】搬送パレット140は、図14に示すよう
に、第1搬送ベース350上のレール351上に矢印J
方向に移動可能に載置されており、コンタクト供給装置
110から供給されたコンタクトベルト10を受け取る
ときには、図示のように、コンタクトカッター130に
近接した位置に移動される。この搬送パレット140
は、図17および図18(A)(図17の矢印Z−Zに
沿った断面図)に示すように、ベースプレート150上
に取り付けられた左右一対のクランプシリンダ141
と、このクランプシリンダ141のロッド141aに係
止された左右一対のクランプブロック142と、クラン
プブロック142を中央側に付勢する左右一対の圧縮バ
ネ144とを有する。さらに、ベースプレート150に
取り付けられた保持ブロック151上には、固定部材1
52により固定保持されるとともに左右クランプブロッ
ク143のクランプ部143の間に突出するセパレータ
プレート153が配接されている。
【0052】なお、保持ブロック151内には、一対の
レールブロック155が取り付けられており、搬送パレ
ット140が第2および第4搬送レール320,340
上を搬送されるときには、円筒状のレールがこれらレー
ルブロック155のガイド孔155a内に入り込んでこ
のレールに沿って搬送される。また、搬送パレット14
0は位置決めシリンダ157も有しており、この位置決
めシリンダ157によりベースプレート150上の全部
材の左右方向の位置調整を行うことができるようになっ
ている。
【0053】コンタクト供給装置110からコンタクト
ベルト10が供給されるときには、クランプブロック1
42はクランプシリンダ141により外側に引き出され
てクランプ部143はセパレータプレート153から離
される。そして、コンタクト供給装置110から供給さ
れる一対のコンタクトベルト10は、コンタクトカッタ
ー130を通ってセパレータプレート53の両側におけ
るクランプ部143との間に送り込まれる。コンタクト
ベルト10が所定寸法だけ送り込まれると、駆動スプロ
ケット116,126の駆動が停止され、次いで、クラ
ンプシリンダ141のロッド141aが押し出される。
これにより、クランプブロック142は圧縮バネ144
の付勢力により中央側に押し出され、クランプ部143
がセパレータプレート153との間にコンタクトベルト
10を挟持する。
【0054】クランプ部143は図18(B)に示すよ
うに、上側に櫛歯状の第1クランプ面143aを有し、
下側に平板状の第2クランプ面143bを有しており、
第1クランプ面143aによりコンタクトベルト10の
コクタクトピン16の根元部を把持し、第2クランプ面
143bによりキャリア15を把持する。このため、ク
ランプ部143により挟持された状態で、コンタクトピ
ン16の上部は上方に突出した状態となる。
【0055】このようにしてコンタクトベルト10が搬
送パレット140により挟持されると、次いで、コンタ
クトカッター130のカッティングシリンダ131が作
動し、可動ブロック132を中央に押し出す。可動ブロ
ック132が押し出されると、圧縮バネ133bを介し
て押圧プレート134が押し出され、この圧縮バネ13
3bのバネ力により押圧プレート134はセパレータプ
レート135との間にコンタクトベルト10の後続部分
を挟持する。この挟持とほぼ同時に、可動ブロック13
2の押し出しによりカッティング部材136の刃先13
6aが押圧プレート134の前端面を越えて突出し、こ
の部分においてコンタクトベルト10をカットし、搬送
パレット140に保持されたコンタクトベルト10を後
続のコンタクトベルト10から切り離す。
【0056】このようなコンタクトベルト10の切り離
しは、通常は、コンタクトベルト10の所定寸法毎に行
われるのであるが、レーザセンサ114,124および
タッチセンサ115,125によりコンタクトベルト1
0のコンタクトピン16に不良が検出された場合には、
この部分を除去するカットも行われる。例えば、図15
(C)に示すように、コンタクトベルト10の途中にa
2で示すように1本のコンタクトピン16の不良が検出
されたときには、駆動スプロケット116,126に取
り付けられたエンコーダによりその正確な位置が把握さ
れるので、この不良コンタクトピンに至るまでは所定寸
法L1毎のカットがおこなれる。そして、所定寸法L1内
にこの不良コンタクトピンが含まれる位置(p2)まで
カットされると、次に不良コンタクトピンの後側の位置
(p3)でコンタクトベルト10を切断し、この切断部
分は廃却する。この後、新たにこの位置p3から所定寸
法L1毎のカットが開始される。このようにすれば、不
良コンタクトピンが検出された場合に廃却される部分を
必要最小限に抑えることができる。なお、切断部分の廃
却は、搬送パレット140を一時的に退避させ、コンタ
クトカッター130の横まで廃却部品受け(図示せず)
を移動させて行う。
【0057】このようにしてコンタクトベルト10の切
り離しが完了すると、搬送パレット140はレール35
1上をコンタクトカッター130から離れる方向に所定
量だけ移動される。この移動により搬送パレット140
とコンタクトカッター130との干渉のおそれがなくな
り、この搬送パレット140を載置したまま、第1搬送
ベース350が第1搬送レール310上で矢印A方向
(図2参照)にコンタクト仮挿入装置160の位置まで
搬送される。
【0058】コンタクト仮挿入装置160を図19に示
しており、この装置160は門型フレーム161と、こ
のフレーム161の側面に左右(矢印K方向)に移動可
能に取り付けられた左右一対の画像処理ボックス16
2,172とからなる。両画像処理ボックス162,1
72は、上下に位置して配設された各一対のカメラ16
3,164および173,174を内蔵している。両ボ
ックス162,172内の先端部には、上方からの画像
を上側のカメラ163,173に導く光学系165,1
75と、下方からの画像を下側のカメラ164,174
に導く光学系166,176とが配設されている。な
お、フレーム161には下方に光を照射するランプ16
8が取り付けられている。
【0059】前述のように、第1ハンドリングロボット
410のチャックハンド415に把持されて第1ステー
ションST1からコンタクト仮挿入装置160内に搬送
されてきたインシュレータ2は、図示の位置に保持され
ている。また、第1搬送レール310上を搬送されてき
た第1搬送ベース350上の搬送パレット140は上記
のように位置し、搬送パレット140に保持されたコン
タクトベース10の真上に、チャックハンド415に把
持されたインシュレータ2が位置する。
【0060】このようにインシュレータ2およびコンタ
クトベルト10が上下に対向して位置すると、左右の画
像処理ボックス162,172が互いに近づく方向に移
動され、その先端が互いに接触する。この状態で、上側
のカメラ163,173はランプ168からインシュレ
ータ2の挿入孔を透過する光によるイメージを撮影し、
下側のカメラ164,174はコンタクトベルト10の
各コンタクトピン16のイメージを撮影する。これらイ
メージデータはコントローラ510に送られ、コントロ
ーラ510はインシュレータ2の挿入孔の位置に対する
各コンタクトピン16の位置ずれを検出する。この位置
ずれがある場合には、第1ハンドリングロボット410
の作動を制御してインシュレータ2の位置を修正し、こ
の位置ずれを矯正する。
【0061】次いで、画像処理ボックス162,172
は互いに離れる方向に引き戻され、インシュレータ2と
コンタクトピン16とは位置ずれが矯正された状態で、
直接対向する状態となる。この後、第1ハンドリングロ
ボット410のロッド414を垂直下方に延ばして、イ
ンシュレータ2を搬送パレット140上に保持されたコ
ンタクトベルト10のコンタクトピン16に押し付け
る。上記のように両者の位置ずれが矯正されているた
め、この押し付けにより、コンタクトピン16はインシ
ュレータ2の対応する挿入孔内に軽く挿入され、仮挿入
が完了する。
【0062】このようにして仮挿入が完了すると、第1
ハンドリングロボット410のチャックハンド415に
より把持が解除され、搬送パレット140はインシュレ
ータ2が仮挿入されたコンタクトベルト10を保持した
状態となる。この後、第1搬送ベース350は第1搬送
レール310上を第2搬送レール320と対向する位置
まで搬送される。次いで、搬送パレット140が第1搬
送ベース350上を第2搬送レール320の方に搬送さ
れ、第2搬送レール320のレールが搬送パレット14
0のレールブロック155内に入り込み、搬送パレット
140は第2搬送レール320上を移動して第2搬送ベ
ース360上に搬送される。
【0063】この位置には、図20に示すように、コン
タクト圧入装置180が設けられている。この装置18
0はフレーム181から下方に移動自在に延びた押圧シ
リンダ182と、このシリンダ182の下端に取り付け
られた圧入ヘッド183とからなる。上記のように第2
搬送ベース360上に搬送された搬送パレット140上
のインシュレータ2は圧入ヘッド183と対向するよう
になっており、この状態で押圧シリンダ182が下動さ
れ、圧入ヘッド183によりインシュレータ2が押し下
げられて、コンタクトピン16はインシュレータ2内に
完全に圧入される。なお、このときの、圧入ヘッド18
3の圧入力および圧入量は、入力装置500から入力さ
れたコンタクトの種類に応じて設定される。
【0064】このようにしてインシュレータ2へのコン
タクトピン16の圧入が完了すると、第2搬送ベース3
60はその上に搬送パレット140を載せたまま、第3
搬送レール330上を図2の矢印C方向に移動し、図3
において実線で示す位置(図2で鎖線で示す位置)で停
止する。次に、図13に示した第1ハンドリングロボッ
ト410と同一の第2ハンドリングロボット420が作
動され、そのマニピュレータアームにより搬送パレット
140上のインシュレータ2が把持される。このとき、
搬送パレット140によるコンタクトベルト10の保持
が解放され、この第2ハンドリングロボット420によ
りコンタクトピン16が圧入された状態のインシュレー
タ2がキャリアカット装置200(第5ステーションS
T5)に搬送される。なお、搬送パレット140は、次
の作業に備えるため、第3搬送レール330および第4
搬送レール340を通って、第1搬送ベース350上に
戻される。
【0065】キャリアカット装置200は、図21に示
すように、第2ハンドリングロボット420により搬送
されてきたインシュレータ2を固定保持するクランプ装
置203と、このクランプ装置203により固定保持さ
れたインシュレータ2から突出するコンタクトベルト1
0から、その先端部に位置するキャリア15を切り離す
カッティング装置210とから構成される。なお、クラ
ンプ装置203は第4ベース201d上に載置されてお
り、この第4ベース201dは第3ベース201cに上
下動(矢印L方向)自在に取り付けられ、第3ベース2
01cは第2ベース201bに左右動(図21における
紙面に垂直な方向)自在に取り付けられ、第2ベース2
01bは第1ベース201aに前後動(矢印J方向)自
在に取り付けられている。このため、クランプ装置20
3は上下、左右および前後に移動自在となっている。
【0066】クランプ装置203を図22に拡大して示
しており、この装置203は、第4ベース201dに固
定された載置ブロック208と、この載置ブロック20
8に対して前後に移動可能な移動ブロック204とを有
する。載置ブロック208の前端には突起208aを有
した載置面208bが形成されており、上述のようにし
て第2ハンドリングロボット420により搬送されてき
たインシュレータ2は、図において鎖線で示すように、
載置面208bの上に、コンタクトベルト10が前方に
突出するようにして載置される。載置ブロック208の
上には、前端がインシュレータ2と対向するとともにバ
ネ206cにより後方に付勢された後固定ブロック20
6が前後動可能に取り付けられている。上述のように載
置面208b上にインシュレータ2が載置されると、シ
リンダ206aが作動してロッド206bを介して後固
定ブロック206を前方に押し出し、この後固定ブロッ
ク206と載置ブロック208の突起208aとの間に
インシュレータ2を挟持する。
【0067】次いで、シリンダ204aが作動され、ロ
ッド204bを介して移動ブロック204が前方(矢印
J1方向)に移動され、その前端部はインシュレータ2
の上側にこれを覆うように位置する。移動ブロック20
4の前端部には上固定ブロック205が取り付けられて
おり、上記のように移動ブロック204が前方に移動さ
れた後、この移動ブロック204上のシリンダ205a
が作動され、リンク205を介して上固定ブロック20
5が下動される。これにより、図21に示すように、上
固定ブロック205がインシュレータ2を上から押し付
け、これを固定保持する。なお、図示していないが、イ
ンシュレータ2を左右から挟持する手段もこのクランプ
装置203に配設されており、このように、クランプ装
置203は、前後、左右および上下からインシュレータ
2をしっかりと固定保持するようになっている。
【0068】以上のようにしてクランプ装置203によ
りインシュレータ2が固定保持された状態で、コンタク
トベルト10は前方に突出し、キャリア15がその前端
に位置する。このキャリア15を切断するのがカッティ
ング装置210である。この装置210を図23および
図24に拡大して詳細に説明している。この装置210
は、固定ベース210a,210bに取り付けられたシ
リンダ211aと、このシリンダ211aによりリンク
211bを介して上下動されるカッターベース211
と、このカッターベース211に固設されたカッター2
12とを有する。さらに、カッター212の前面に接す
るようにして、シリンダ214aによりロッド214b
を介して上下動される押圧部材213と、押圧部材21
3の上側に横方向に延びて配設された挟持プレート21
4と、この挟持プレート214の上側にこれと対向して
配設された挟持部材215とが取り付けられている。な
お、この挟持部材215は固定ベース210bに結合さ
れている。
【0069】押圧部材213は、図23に示すようにT
字型の部材であり、その中央上面には、上方に突出する
複数の櫛歯213aが形成されている(図25(A)参
照)。この櫛歯213aは、図25(B)に示すよう
に、押圧部材213の上面213bの前半部にのみ形成
されており、この上面213bの後半部の上側には挟持
プレート214および挟持部材215が対向配設されて
いる。なお、これら櫛歯213aの溝213cの間隔
は、コンタクトベルト10のコンタクト16のピッチと
等しくなっている。
【0070】挟持プレート214は、図25(C)に示
すように、両端がピン216aを介してバネ216bに
より下方に押圧されるとともに、挟持部材215の両端
に固設されたサポートアーム215aにより支えられて
いる。このため、通常は挟持プレート214と挟持部材
215との間には横方に延びる隙間がある。また、押圧
部材213は下方に下げられており、押圧部材213と
挟持プレート214との間にも隙間がある。なお、この
装置210の前面には図23に示すように、シリンダ2
17aにより左右に移動自在となった移動部材217b
が配設されており、この移動部材217bの下面には、
上記挟持プレート214の前方の方に延びた刀の刃のよ
うな形状をしたセパレータ218が取り付けられてい
る。
【0071】次に、上記のキャリアカット装置200に
よるコンタクトベルト10のキャリア15の切り離し作
業について説明する。この作業は、組立対象となるコネ
クタが図4に示したストレートタイプコネクタである
か、図5に示したアングルタイプコネクタであるかによ
り異なる。
【0072】ストレートタイプコネクタの場合には、イ
ンシュレータ2から突出する上下2列のコンタクトベル
ト10におけるコンタクト16の長さが同じであるた
め、上下のコンタクトベルト10からのキャリア15の
切り離しを同時に行う。この作業は図26に示すように
行われる。まず、クランプ装置203を移動させ、この
クランプ装置203により保持したインシュレータ2か
ら突出する上下2列のコンタクトベルト10の先端すな
わちキャリア15を、図26(A)に示すように、それ
ぞれ挟持プレート214の上下両側を通って後面側に突
出させる。この結果、上側のコンタクトベルト10は挟
持プレート214と挟持部材215との間を通って後面
側に突出し、下側のコンタクトベルト10は挟持プレー
ト214と押圧部材213との間を通って後面側に突出
する。なお、このとき、上下のコンタクトベルト10を
正確に挟持プレート214の上下両側に分かれて突出さ
せるため、シリンダ217を作動させてセパレータ21
8を両コンタクトベルト10の間に入り込ませる。
【0073】次に、シリンダ214aを作動させて押圧
部材213を上動させる。ここで、押圧部材213の上
面の櫛歯213aの溝213cの間隔は、コンタクトベ
ルト10のコンタクト16のピッチと等しくなっている
ため、各櫛歯213aはコンタクト16の間を通過して
図26(A)に示すように上方に突出する。このまま、
さらに押圧部材213を上動させると、その上面213
bが下側コンタクトベルト10に当接し、図26(B)
に示すように、間に挟持プレート214を挟んで、挟持
部材215との間に両コンタクトベルト10を挟持す
る。そして、この状態のまま、シリンダ211aが作動
されて、カッター212が上動され、後面側に突出した
キャリア15が図26(C)に示すように切り離され
る。
【0074】一方、アングルタイプコネクタの場合に
は、上下でコンタクトベルト10の長さが異なるため、
まず図27(A)に示すように、下側に位置する短い方
のコンタクトベルト10の先端のキャリア15を押圧部
材213等の後面側に突出させた状態で両コンタクトベ
ルト10を挟持する。このとき、上側に位置する長い方
のコンタクトベルト10はキャリア15のみならずコン
タクト16もその一部が後面側に突出する。そして、カ
ッター212を所定量だけ上動させ、図27(B)に示
すように、下側のコンタクトベルト10のキャリア15
のみを切り離す。
【0075】この後、押圧部材213を下動させてコン
タクトベルト10の挟持を解放し、クランプ部材203
を移動させて、図27(C)に示すように、上側のコン
タクトベルト10のキャリア15のみを挟持部材215
等の後面側に突出させる。次いで、再びカッター212
を上動させ、このように突出した上側のコンタクトベル
ト10のキャリア15を切り離す(図27(D)参
照)。このように、アングルタイプコネクタの場合に
は、上下コンタクトベルト10のキャリア15を別々に
切り離す。
【0076】以上のようにしてキャリア15の切り離し
が完了すると、クランプ装置203による保持が解放さ
れ、インシュレータ2は第3ハンドリングロボット43
0(このロボット430も図13に示した第1ハンドリ
ングロボット410と同一構成である)により第1曲げ
加工装置220に搬送される。第1曲げ加工装置220
は、図28に示すように、第3ハンドリングロボット4
30により搬送されてきたインシュレータ2を固定保持
するクランプ装置203(この装置はキャリアカット装
置200に用いられるクランプ装置203(図22参
照)と同一構成であるので、同一番号を付し、その構造
説明は省略する)と、インシュレータ2から2列に整列
して突出するコンタクト16を押し広げる拡張手段22
9と、コンタクト16を所定形状に曲げ加工する曲げ加
工手段230とからなる。なお、クランプ装置203
は、図30に示すように、キャリアカット装置200の
場合と同様に、互いに相対移動自在な第1〜第4ベース
221a〜221dの上に取り付けられており、これら
ベースの相対移動により前後、左右および上下に移動可
能となっている。
【0077】インシュレータ2は、第3ハンドリングロ
ボット430によりクランプ装置203上に搬送され、
このクランプ装置203により固定保持される。このと
き、インシュレータ2は図29に示すように、拡張装置
229と対向しており、この状態で拡張装置229のシ
リンダ229aが作動されて拡張刃229がインシュレ
ータ2の方に押し出される。拡張刃229bは図示のよ
うに先端が尖ったくさび状をしており、この先端がイン
シュレータ2から上下2列に並んで突出するコンタクト
16の列の間に入り込み、拡張刃229bにより各コン
タクト16が鎖線で示すように外側に押し広げられる。
【0078】次に、クランプ装置203が図28で矢印
Mで示す方向に移動されて、図30に示すように、曲げ
加工手段230と対向する。曲げ加工手段230は、左
右一対の固定プレート231の間に回転軸”O”を中心
に回転自在に取り付けられた左右一対の回転プレート2
32を有し、これら回転プレート232の間にコンタク
ト把持手段240が配設されている。このコンタクト把
持手段240は回転プレート232に結合されており、
回転プレート232と一緒に回転軸”O”を中心として
回転可能となっている。固定プレート231の上に固設
された支持プレート239には回転シリンダ235が取
り付けられており、この回転シリンダ235のロッド2
35aを伸長させることにより、図31に示すように、
回転プレート232とともにコンタクト把持手段240
を回転軸”O”を中心に90度回動させることができ
る。
【0079】コンタクト把持手段240は、図32
(A)に示すように、回転プレート232に固定された
下把持プレート241と、この下把持プレート241に
対して軸242cを中心に回動自在な上把持プレート2
42と、軸243aを中心に回動自在でこの回動に応じ
て上把持プレート242を回動させるレバー243と、
このレバー243を回動させるシリンダ245とからな
る。シリンダ245を伸長させると、レバー243の前
突起243bが上把持プレート242の前部を押圧して
これを実線のように閉じる方向に回動させ、シリンダ2
45を縮小させると、レバー243の後突起243cが
上把持プレート242の後部を押圧してこれを鎖線のよ
うに開く方向に回動させる。なお、両把持プレート24
1,242の先端は、図32(B)に示すように、櫛歯
状になっており、各櫛歯241a,242aによりコン
タクト16を挟んで把持するようになっている。上把持
プレート242にはコンタクト16の断面形状に対応し
た溝242bが形成されており、図32(C)のように
して両把持プレート241,242によりコンタクト1
6の把持がなされる。
【0080】このような構成の曲げ加工手段230によ
るコンタクト16の曲げ加工について説明する。この曲
げ加工作業も、加工対象となるコネクタが図4に示した
ストレートタイプコネクタであるか、図5に示したアン
グルタイプコネクタであるかにより異なる。
【0081】まず、ストレートタイプコネクタの場合に
は、図33に示すようにして曲げ加工が行われる。ま
ず、インシュレータ2を保持した状態でクランプ装置2
03を移動させ、このインシュレータ2から前方に突出
する上側の列のコンタクトピン16をコンタクト把持手
段240の所へ移動させる。そして、上下把持プレート
241,242により上側コンタクトピン16の前部を
図33(A)のように把持させる。このとき、両把持プ
レート241,242の先端の櫛歯241a,242a
のピッチはコンタクトピン16のピッチの2倍となって
おり、コクタクトピン16は一つ置きに把持される。
【0082】次いで、クランプ装置203の図示のYお
よびZ方向への移動が制御され、このクランプ装置20
3に保持されたインシュレータ2は矢印Nで示すような
円弧状に移動される。ここで、両把持プレート241,
242の先端部がコンタクト把持手段240の回転軸”
O”と一致しており、両把持プレート241,242に
より把持されたコンタクトピン16のインシュレータ2
への挿入根元部を”P”とすると、この点”P”が”
P”と”O”とを結ぶ長さを半径として点”O”を中心
に円弧状の移動を行うようにインシュレータ2の移動が
制御される。このインシュレータ2の円弧状の移動によ
り、コンタクトピン16の挿入根元部”P”は鎖線で示
す円弧状軌跡に沿って点”P′”まで移動し、コンタク
トピン16は図33(B)に示すようにクランク状に曲
げられ、図4に示したコネクタ1のクランク状コンタク
ト11bが形成される。なお、把持プレート241,2
42により把持されなかったコンタクトピン16はその
ままストレートに突出し、図4に示したストレートタイ
プコネクタ1のストレート状コンタクト11aを構成す
る。
【0083】以上のようにして曲げ加工手段230によ
り上側のコンタクトピン16の曲げ加工が行われる。同
様にして、この曲げ加工手段230により下側のコンタ
クトピン16の曲げ加工を行えば、図4に示したストレ
ートタイプコネクタ1の組立が完了する。但し、本例の
装置においては、図3に示したように、第1曲げ加工装
置220の隣に第2曲げ加工装置250が配設されてお
り、下側のコンタクトピン16の曲げ加工は、この第2
曲げ加工装置250により行われる。このため、第2曲
げ加工装置250は、上記と同一構成のクランプ装置お
よび曲げ加工手段を有している。
【0084】一方、アングルタイプコネクタの場合に
は、図34に示すようにして曲げ加工が行われる。この
場合にも、インシュレータ2を保持した状態でクランプ
装置203を移動させ、このインシュレータ2から前方
に突出する下側の列のコンタクトピン16をコンタクト
把持手段240の所へ移動させる。そして、上下把持プ
レート241,242により下側コンタクトピン16の
前部を図34(A)のように把持させる。なおストレー
トタイプコネクタの場合には、両把持プレート241,
242の先端の櫛歯241a,242aはコンタクトピ
ン16を一つ置きに把持するようになっていたが、この
場合には、櫛歯241a,242aのピッチがコンタク
トピン16のピッチと等しくなったものが用いられ、下
側の全てのコクタクトピン16が把持プレート241,
242により把持される。
【0085】そして、この状態のまま回転シリンダ23
5のロッド235aを伸長させ、図31に示すように、
コンタクト把持手段240を回転軸”O”を中心に90
度回転させる(図34(A)の矢印R)。その結果、コ
ンタクト把持手段240に把持された下側のコンタクト
ピン16が図34(B)に示すように直角に曲げられ
て、図5に示したアングルタイプコネクタ5の下側の列
を構成するアングルコンタクト13が形成される。この
場合にも同様にして、この曲げ加工手段230により上
側のコンタクトピン16の曲げ加工も行えば、図5に示
したアングルタイプコネクタ5の組立が完了するのであ
るが、本例の装置においては、ストレートタイプコネク
タの場合と同様に、上側のコンタクトピン16の曲げ加
工は、第2曲げ加工装置250により行われるようにな
っている。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタ汎用自動組立機が、パーツフィーダ装置、第1
画像処理装置、インシュレータ整列装置、コンタクトベ
ルトカット装置、搬送パレット装置、ハンドリング装
置、第2画像処理装置、コンタクト圧入装置、キャリア
カット装置および曲げ加工装置を有して構成されるとと
もに、これら各装置の作動を制御するコントローラを有
しており、このコントローラに予め入力された組立対象
コネクタの情報に基づいて、各装置の作動制御が行われ
るようになっている。このため、このコネクタ汎用自動
組立機を用いれば、各装置での段取り換えをほとんど行
うことなしに、サイズ、形状の異なる複数種のコネクタ
の組立を行うことができ、生産性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタ汎用自動組立機の組立ス
テーション構成を示す概略図である。
【図2】上記汎用自動組立機の前半部の概略構成を示す
平面図である。
【図3】上記汎用自動組立機の後半部の概略構成を示す
平面図である。
【図4】上記汎用自動組立機により組み立てられるコネ
クタの一例を示す斜視図および断面図である。
【図5】上記汎用自動組立機により組み立てられる別の
コネクタの一例を示す斜視図および断面図である。
【図6】このコネクタに圧入されるコンタクトピンを有
したコンタクトベルトを示す正面図および側面図であ
る。
【図7】上記汎用自動組立機を構成するパーツフィーダ
および第1ステーションの前半部を示す平面図である。
【図8】上記第1ステーションに用いられる整列装置を
示す平面図である。
【図9】この整列装置を示す正面図である。
【図10】この整列装置により整列されるインシュレー
タを示す斜視図である。
【図11】第2搬送路およびこれに繋がる搬送保持装置
を示す平面図である。
【図12】ピックアップ装置を示す側面図である。
【図13】ハンドリングロボットを示す斜視図である。
【図14】上記汎用自動組立機を構成する第2ステーシ
ョンを示す平面図である。
【図15】第2ステーションを搬送されるコンタクトベ
ルトを示す正面図および側面図である。
【図16】第2ステーションの構成を示す断面図であ
る。
【図17】第2ステーションの後半部を示す平面図であ
る。
【図18】搬送パレットの断面図である。
【図19】コンタクト仮挿入装置を示す概略正面図であ
る。
【図20】コンタクト圧入装置を示す正面図である。
【図21】キャリアカット装置を示す側面図である。
【図22】クランプ装置を示す部分断面図である。
【図23】カッティング装置を示す正面図である。
【図24】カッティング装置を示す部分断面図である。
【図25】カッティング装置の押圧部材を示す正面図、
側面断面図および正面断面図である。
【図26】ストレートタイプコネクタの場合でのカッテ
ィング装置の作動を示す側面断面図である。
【図27】アングルタイプコネクタの場合でのカッティ
ング装置の作動を示す側面断面図である。
【図28】第1曲げ加工装置を示す平面図である。
【図29】拡張装置の作動を示す概略図である。
【図30】第1曲げ加工装置の側面図である。
【図31】第1曲げ加工装置の曲げ加工手段を示す側面
図である。
【図32】コンタクト把持手段を示す側面図、斜視図お
よび断面図である。
【図33】曲げ加工装置によるストレートタイプコネク
タのリード部の曲げ加工を示す側面図である。
【図34】曲げ加工装置によるアングルタイプコネクタ
のリード部の曲げ加工を示す側面図である。
【符号の説明】 1 コネクタ 2,5 インシュレータ 10 コンタクトベルト 20 パーツフィーダ 25 リール 110 コンタクト供給装置 116,126 駆動スプロケット 130 コンタクトカッター 140 搬送パレット 160 コンタクト仮挿入装置 180 コンタクト圧入装置 200 キャリアカット装置 203 クランプ装置 210 カッティング装置 220,250 曲げ加工装置 410,420,430,440 ハンドリングロボッ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インシュレータに複数のコンタクトピン
    を圧入してなるコネクタの組立を自動的に行うコネクタ
    汎用自動組立機であって、 前記インシュレータを1個ずつ搬送方向に並んだ状態で
    供給するパーツフィーダ装置と、 このパーツフィーダ装置から供給される前記インシュレ
    ータの外観画像データから前記インシュレータの前後お
    よび上下方向を判別する第1画像処理装置と、 この第1画像処理装置により判別された前記インシュレ
    ータの方向を所定方向に整列させるインシュレータ整列
    装置と、 キャリアにより繋がれて整列保持された多数のコンタク
    トピンを有してなるコンタクトベルトを引き出して所定
    寸法にカットするコンタクトベルトカット装置と、 このコンタクトベルトカット装置によりカットされた前
    記コンタクトベルトを前記コンタクトピンを突出させた
    状態で保持し、所定経路に沿って搬送される搬送パレッ
    ト装置と、 前記インシュレータ整列装置により整列された前記イン
    シュレータを把持し、仮挿入位置に搬送された前記搬送
    パレット装置と対向する位置まで搬送するハンドリング
    装置と、 前記仮挿入位置において、前記搬送パレット装置に保持
    された前記コンタクトベルトのコンタクトピンの画像デ
    ータおよび前記ハンドリング装置に把持された前記イン
    シュレータに形成されたインシュレータ挿入孔の画像デ
    ータから、前記コンタクトピンに対する前記インシュレ
    ータ挿入孔の位置ずれを読み取る第2画像処理装置とを
    有し、 前記仮挿入位置において、前記ハンドリング装置が、前
    記位置ずれを修正するように前記インシュレータの位置
    修正を行った後、このインシュレータを前記コンタクト
    ベルト上に押し付け、前記インシュレータ挿入孔に前記
    コンタクトピンを仮挿入するようになっており、 前記コネクタ汎用自動組立機はさらに、 前記搬送パレット装置により保持されたままのコンタク
    トベルトに仮挿入された前記インシュレータを押圧して
    前記インシュレータ挿入孔内に前記コンタクトピンを所
    定量圧入するコンタクト圧入装置と、 このようにして前記インシュレータに圧入された前記コ
    ンタクトベルトから、前記キャリアを切り離すキャリア
    カット装置と、 前記キャリアが切り離された後、前記インシュレータか
    ら突出する前記コンタクトピンのリード部を所定形状に
    曲げ加工する曲げ加工装置とを有し、 前記各装置は、予め入力された組立対象コネクタの情報
    に基づいてコントローラにより作動制御されるようにな
    っていることを特徴とするコネクタ汎用自動組立機。
JP25296491A 1991-09-03 1991-09-03 コネクタ汎用自動組立機 Pending JPH0562752A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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