JPH0524630A - 自動機における搬送部品整列装置 - Google Patents

自動機における搬送部品整列装置

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JPH0524630A
JPH0524630A JP20651291A JP20651291A JPH0524630A JP H0524630 A JPH0524630 A JP H0524630A JP 20651291 A JP20651291 A JP 20651291A JP 20651291 A JP20651291 A JP 20651291A JP H0524630 A JPH0524630 A JP H0524630A
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JP
Japan
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insulator
contact
rail
transport
reversing mechanism
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JP20651291A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hayashi
茂 林
Masaru Shirokura
勝 白倉
Makoto Yamazaki
誠 山崎
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用自動機において搬送される部品につい
て、その搬送方向を完全に揃えることができるような構
成の搬送部品整列装置を提供する。 【構成】 この搬送部品整列装置50は、搬送される作
業対象部品2のイメージデータを捉えこのイメージデー
タからこの部品の前後および上下方向を検知する方向検
知手段38と、搬送経路内に配設されて作業対象部品の
方向を水平面内で180度回転させる第1反転機構51
と、搬送経路内に配設されて作業対象部品の方向を垂直
面内で180度回転させる第2反転機構61と、第1お
よび第2反転機構51,61の作動制御を行うコントロ
ーラ510とから構成されている。このコントローラ5
10は、方向検知手段38により検知された作業対象部
品の前後および上下方向に基づいて第1および第2反転
機構51,61を選択的に作動させ、作業対象部品2の
前後および上下方向を所定方向に整列させるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、コネクタ等の
自動組立を行う自動機に用いられ、組立対象となる部品
を搬送するときに、その方向を所定方向に整列させる搬
送部品整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような自動機、例えば、一定間隔で
搬送されるインシュレータ(絶縁ハウジング)にコンタ
クトを自動的に圧入してコネクタの組立を行う自動組立
機等は従来から知られている。このような自動機におい
ては、組立等の作業対象となるインシュレータは、パー
ツフィーダから長手方向および幅方向に整列された状態
で供給され、これにコンタクトを圧入されるようになっ
ている。この場合、コンタクトはキャリアにより繋がっ
たベルト状に形成されており、このコンタクトベルトを
所定寸法にカットした状態で保持し、これがインシュレ
ータ内に圧入される。
【0003】このようなコンタクトの圧入作業を自動的
に行うためには、コンタクトピンに対してインシュレー
タを所定方向に正確に揃えて位置させる必要がある。こ
のため、自動機においては、作業対象部品を所定方向に
整列させて搬送させることが非常に重要である。ところ
で、従来の自動機は通常、ある決まった物の組立等を行
う専用自動機であり、この搬送装置により搬送される部
品の形状、サイズ等は決っていた。このため、パーツフ
ィーダにおいてこの部品の供給方向を揃えるのが容易で
あり、パーツフィーダから供給されるインシュレータに
そのままコンタクトを圧入すればコネクタの組立を行う
ことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動機
としては上記のような専用自動機のみならず、複数種の
物の組立が可能な汎用自動機もあり、汎用自動機の場合
には搬送装置により搬送される部品の形状、サイズは様
々である。このため、1つのパーツフィーダにより種々
の部品にいずれについてもその供給方向を揃えるのは非
常に難しいという問題がある。例えば、パーツフィーダ
によっては、その部品を長手方向および幅方向整列させ
ることはできても、前後方向および上下方向までは整列
させることはできず、このような場合に、パーツフィー
ダからは前後方向および上下方向が逆転したものが混在
して供給される。本発明はこのような問題に鑑みたもの
で、汎用自動機において搬送される部品について、その
搬送方向を完全に揃えることができるような構成の搬送
部品整列装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明の搬送部品整列装置は、搬送される作業対象
部品のイメージデータを捉えこのイメージデータからこ
の部品の前後および上下方向を検知する方向検知手段
と、搬送経路内に配設されて作業対象部品の方向を水平
面内で180度回転させる第1反転機構と、搬送経路内
に配設されて作業対象部品の方向を垂直面内で180度
回転させる第2反転機構と、第1および第2反転機構の
作動制御を行うコントローラとから構成されている。こ
のコントローラは、方向検知手段により検知された作業
対象部品の前後および上下方向に基づいて第1および第
2反転機構を選択的に作動させ、作業対象部品の前後お
よび上下方向を所定方向に整列させるようになってい
る。
【0006】
【作用】上記搬送部品整列装置を用いた場合、例えば、
パーツフィーダから前後および上下に逆転したものが混
在する状態で送られてきた部品は、まず、方向検知手段
によりそのイメージデータが捉えられ、このイメージデ
ータからその方向、すなわち、前後および上下方向の逆
転があるか否かが検知される。そして、この検知された
方向に基づいて、この部品の方向を所定方向に揃えるよ
うに、コントローラにより第1および第2反転機構の作
動制御が行われる。例えば、部品の前後方向が逆転され
ているときには第1反転機構により部品を水平面内で1
80度回転させてこの逆転を修正し、部品の上下方向が
逆転されているときには第2反転機構により部品を垂直
面内で180度回転させてこの逆転を修正する。また、
前後および上下方向がともに逆転されているときには、
両反転機構を作動させてこの逆転を修正する。なお、部
品の方向が所定方向であり、方向修正が不要のときに
は、両機構を作動させず、そのままこの部品を送り出す
ような制御がなされる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好ましい実施
例について説明する。本発明に係る搬送部品整列装置
は、例えば、図4、図5に示されるような構成のコネク
タ1,5を組み立てる汎用自動機に用いられる。図4に
示すコネクタ1は、インシュレータ2と、このインシュ
レータ2の後端側から内部空間3d内に先端を突出させ
て圧入された複数のコンタクト11a,11bとから構
成されている。コンタクト11aは圧入された状態のま
まストレートに後方に突出している。コンタクト11b
はインシュレータ2の後端面に突出した部分においてク
ランク状に曲げられた後、ストレートに後方に突出して
いる。以下においては、このような構成のコネクタ1を
ストレートタイプコネクタと称する。なお、インシュレ
ータ2には前端側に突出する第1突起3aおよび後端側
に突出する第2突起3cが形成され、第1突起3aの片
方側には切り欠き3bが形成されている。
【0008】図5に示すコネクタ5も同様に、インシュ
レータ6と、このインシュレータ6の後端側から内部空
間7d内に先端を突出させて圧入された複数のコンタク
ト13,14とから構成されている。全コンタクト1
3,14はその後側(テール側)において下方に直角に
折り曲げられている。このとき、その折り曲げ端の位置
が揃うように、上側のコンタクト14は下側のコンタク
ト13より長くなっている。以下においては、このよう
な構成のコネクタ5をアングルタイプコネクタと称す
る。なお、インシュレータ6にも、前端側に突出する第
1突起7aおよび後端側に突出する第2突起7cが形成
され、第1突起7aの片方側には切り欠き7bが形成さ
れている。
【0009】図4および図5には基本構成の異なる2種
のコネクタ1,5を示したが、以下に説明する汎用自動
組立機においては、このようなタイプの異なるコネクタ
の組立のみならず、同タイプであっても、インシュレー
タのサイズや、コンタクトのサイズおよび本数等の異な
るコネクタの組立も行うことができるようになってい
る。このように種々のコネクタの組立を可能にするため
に、この汎用自動組立機には様々な工夫が凝らされてい
るのであるが、まず、この汎用自動組立機による組立工
程の概略を図1〜図3を参照して説明する。
【0010】本汎用自動組立機においては、インシュレ
ータ2は振動パーツフィーダ20から1個ずつ所定方向
に並んだ状態で供給される。このようにして供給された
インシュレータ2は、図2に示すように、第1搬送路3
0を通って、インシュレータ整列装置50に送られる。
振動パーツフィーダ20によりインシュレータ2は所定
方向に並んで供給されるのであるが、各インシュレータ
2の前後および上下(表裏)の方向までは振動パーツフ
ィーダ20では揃えることができない。このため、各イ
ンシュレータ2の外観形状を画像処理装置により読み取
るとともにその画像データから各インシュレータ2の方
向を読み取り、インシュレータ整列装置50によりイン
シュレータ2の方向を揃える。この後、このように方向
が揃ったインシュレータ2は、第2搬送路70を通って
順次搬送保持装置80に送られる。上記のように振動パ
ーツフィーダ20から供給されたインシュレータ2を整
列させる工程、すなわち、第1搬送路30から搬送保持
装置80に至る工程を第1ステーションST1と称す
る。
【0011】一方、コンタクトは、リール100から供
給される。リール100には、図6に示すように、パイ
ロット孔15aを有したキャリア15により所定ピッチ
で保持された多数のコンタクトピン16を有したコンタ
クトベルト10が巻取られている。このため、リール1
00からコンタクトベルト10がコンタクト供給装置1
10により引き出され、コンタクトカッター130およ
び搬送パレット140に供給される。コンタクトベルト
10が所定寸法だけ搬送パレット140上に突出した状
態でコンタクト供給装置110による送りが止められ
る。次いで、搬送パレット140上に突出した部分がこ
のパレット140により保持され、この保持された部分
がコンタクトカッター130によりリール100側のコ
ンタクトベルト10から切り離される。これにより、所
定寸法にカットされたコンタクトベルト10が搬送パレ
ット140に保持された状態となる。上記のようにリー
ル110からコンタクトベルト10を引き出し、これを
所定寸法にカットする工程を第2ステーションST2と
称する。
【0012】上記のように所定寸法にカットしたコンタ
クトベルト10を保持した搬送パレット140は、四角
状搬送装置300上を搬送される。この四角状搬送装置
300は、第1〜第4搬送レール310,320,33
0,340を有し、これら搬送レールが図2に示すよう
に、四角状のループ搬送路を構成している。第1搬送レ
ール310上には第1搬送ベース350が載っており、
この第1搬送ベース350上に搬送パレット140が載
っている。第1搬送ベース350は、上記のようにコン
タクトカッター130に隣接する位置から第1搬送レー
ル310上を図2の矢印A方向に移動し、コンタクト仮
挿入装置160に隣接する位置まで移動する。このた
め、搬送パレット140も定寸にカットされたコンタク
トベルト10を保持したまま第1搬送ベース350とと
もにコンタクト仮挿入装置160上に移動される。
【0013】一方、搬送保持装置80に送られたインシ
ュレータ2は、コンタクト仮挿入装置160の近傍に配
設された第1ハンドリングロボット410のマニピュレ
ータアームにより把持され、その状態のままコンタクト
仮挿入装置160の上に移動してきた搬送パレット14
0の上方に搬送される。次いで、搬送パレット140に
保持されたコンタクトベルト10とマニピュレータアー
ムにより保持されたインシュレータ2との間に位置合わ
せ用画像処理装置が入り込み、コンタクトベルト10の
コンタクトピン16の位置に対するインシュレータ2の
コンタクト挿入孔の位置を読み取る。そして、この読み
取った画像データから、コンタクトピン16に対するイ
ンシュレータ2の挿入孔の位置ずれをマニピュレータア
ームを作動させて修正する。次いで、マニピュレータア
ームにより保持したままマニピュレータアームを下動さ
せてインシュレータ2をコンタクトベルト10上に押し
付け、インシュレータ2のコンタクト挿入孔内にコンタ
クトピン16を軽く挿入させる。このように、コンタク
ト挿入孔内にコンタクトピン16を仮挿入する工程を第
3ステーションST3と称する。
【0014】このようにコンタクトピン16が仮挿入さ
れた後、マニピュレータアームによるインシュレータ2
の把持が解除され、マニピュレータアームは所定位置に
退避する。これにより、搬送パレット140により保持
されたコンタクトベルト10の上にインシュレータ2が
仮挿入されて取り付けられた状態となる。次に、この状
態のまま、搬送パレット140は第1搬送ベース350
から離れて第2搬送レール320上に移動され、この第
2搬送レール320上を矢印B方向に搬送され、第3搬
送レール330上で第2搬送レール320と対向して位
置する第2搬送ベース360上に搬送される。この位置
にある第2搬送ベース360の上方にはコンタクト圧入
装置180が位置している。第2搬送ベース360上に
搬送パレット140が搬送されると、これにより保持さ
れたコンタクトベルト10に仮挿入されたインシュレー
タ2がコンタクト圧入装置18により押圧され、各コン
タクトピン16はインシュレータ2のコンタクト挿入孔
内に完全に圧入される。なお、このコンタクト圧入装置
18による圧入工程を第4ステーションST4と称す
る。
【0015】この圧入が完了すると、第2搬送ベース3
60はその上に搬送パレット140を載せたまま、第3
搬送レール330上を矢印C方向に図2において鎖線で
示す搬送位置まで、すなわち、図3において実線で示さ
れる位置まで移動される。なお、図2および図3はとも
に、本実施例に係る汎用自動組立機を示しており、図2
は工程前半を示し、図3は工程後半を示す。但し、図2
と図3とは搬送装置300の部分が一部重複して表され
ている。
【0016】次に、第2ハンドリングロボット420が
作動され、そのマニピュレータアームにより搬送パレッ
ト140上のインシュレータ2が把持される。このと
き、搬送パレット140によるコンタクトベルト10の
保持が解放され、マニピュレータアームにより、コンタ
クトピン16が圧入されたインシュレータ2がキャリア
カット装置200上に搬送される。キャリアカット装置
200においては、インシュレータ2にコンタクトピン
16が圧入されて取り付けられたコンタクトベルト10
のキャリア15をコンタクトピン16から切り離す。こ
れにより、インシュレータ2の各コンタクト挿入孔内に
コンタクトピン16がそれぞれ独立して圧入された状態
となる。なお、このキャリアカット装置200によるキ
ャリア15の切り離し工程を第5ステーションST5と
称する。
【0017】キャリア15の切り離しが完了すると、第
3ハンドリングロボット430が作動され、キャリアカ
ット装置200上のインシュレータ2を把持してこれを
第1曲げ加工装置220上に搬送する。この第1曲げ加
工装置220においては、シンシュレータ2に圧入され
て2列に突出するコンタクトピン16の片方の列のテー
ル部が所定形状に曲げ加工される。この第1曲げ加工が
完了すると、第4ハンドリングロボット440が作動さ
れ、第1曲げ加工装置220上のインシュレータ2を把
持してこれを第2曲げ加工装置250上に搬送する。こ
の第2曲げ加工装置250においては、まだ曲げ加工さ
れていない側の列をなすコンタクトピン16のテール部
が所定形状に曲げ加工される。これら両曲げ加工装置2
20,250によるコンタクトピン16のテール部の曲
げ加工が完了すると、図4もしくは図5に示した構成の
コネクタ1,5が完成する。なお、これら曲げ加工装置
220,250による曲げ工程を第6および第7ステー
ションST6,ST7と称する。
【0018】上記第1〜第7ステーションST1〜ST
7を図1に模式的に示しており、各ステーションを構成
する装置の作動制御およびパーツフィーダ20の作動
は、コントローラ510により制御される。この作動制
御は組立対象となるコネクタの種類に応じて異なり、こ
のため、組立対象となるコネクタについてのデータが組
立作業に先だって入力装置500からコントローラ51
0に入力されるようになっている。
【0019】次に、本発明に係る整列装置50を有する
第1ステーションST1について以下に説明する。パー
ツフィーダ20から第1ステーションST1の前半部の
概略構成を図7に示している。パーツフィーダ20は渦
巻状のガイドレール21を有し、その内部に入れられた
インシュレータ2を所定の方向に整列させてガイドレー
ル21上を出口25の方に搬送する。この搬送時におい
て、インシュレータ2が横向き(図10(A)に示すよ
うに、面2aもしくは2bが上を向いた状態を言う)に
整列されるようになっているのであるが、縦向き(図1
0(A)に示すインシュレータ2の上および下面2e,
2fが上を向いた状態を言う)に整列されて搬送される
場合には、高さ制限バー22によりはねられてフィーダ
20内に戻される。このようにパーツフィーダ20によ
り整列されたインシュレータ2はその出口25から所定
の速度で第1搬送路30上に供給される。
【0020】第1搬送路30は、モータ31aにより駆
動される搬送ベルト31と搬送ベルト31上に搬送方向
に延びた互いに平行な一対のガイドレール32a,32
bとから構成される。前述のように、本汎用自動組立機
は複数種のコネクタの組立を行うものであり、この第1
搬送路30を搬送されるインシュレータも複数種ある。
このため、ガイドレール32a,32bの間隔は、複数
種のインシュレータのうちの最大幅のものが搬送できる
だけの間隔に設定されている。但し、このままでは幅の
狭いインシュレータ2はガイドレール32a,32bの
間で斜めに傾いて搬送される可能性がある。
【0021】インシュレータ2が斜めに傾いて搬送され
た場合には、次の工程でのハンドリングが難しくなるた
め、第1搬送路30においては、搬送ベルト31はこの
ガイドレール32a,32bに対して所定角度(例え
ば、約5度)だけ傾いて配設されている。このようにす
ると、パーツフィーダ20から搬送ベルト31上に供給
されたインシュレータ2は搬送ベルト31の搬送方向と
同方向に搬送されるのであるが、これに対してガイドレ
ール32a,32bが傾いているため、インシュレータ
2は図示のように傾き側のガイドレール32aに押し付
けられ、このガイドレール32aに沿って整列した状態
で搬送される。これにより、ガイドレール32a,32
bがインシュレータ2の幅より広くてもインシュレータ
2を整列して搬送することができる。
【0022】ガイドレール32a,32bの入口側端部
に対向するように3組の透過型光センサ41が配設され
ており、これにより搬送ベルト31上に供給されたイン
シュレータ2の長さを見て正しいインシュレータ2が供
給されたか否かをチェックするようになっている。さら
に、ガイドレール32a,32bの出口端部に搬送方向
に所定間隔をおいて2組の透過型光センサ42a,42
bが配設されている。これは搬送ベルト31の駆動を制
御するもので、インシュレータ2の先端が光センサ42
aの位置に到達したことが検出されると搬送ベルト31
の駆動速度を減速し、光センサ42bの位置に到達した
ことが検出されると搬送ベルト31の駆動を停止し、イ
ンシュレータ2をこの位置に保持するためのものであ
る。
【0023】なお、搬送ベルト31の駆動とパーツフィ
ーダ20の駆動とは連動して制御されており、且つ搬送
ベルト31によるインシュレータ2の搬送速度がパーツ
フィーダ20によるインシュレータ2の搬送速度より速
くなるように設定されている。このため、インシュレー
タ2は、図7に示すように、搬送ベルト31上を、この
搬送速度の差に対応する間隔をおいて搬送される。搬送
ベルト31の側方にガイドレール32a,32bと平行
に戻し用ベルトコンベア36が設けられている。これ
は、後述する整列装置50から搬送レール35を通して
排出されたインシュレータ2をパーツフィーダ20に戻
すためのものであり、モータ36aにより矢印E方向に
駆動される。
【0024】第1搬送路30の出口側部分と、これに繋
がるインシュレータ整列装置50とを拡大して図8およ
び図9に示している。第1搬送路30の出口側部分の上
方には、図9に示すように、画像処理装置を構成するカ
メラ38が配設されており、上述のように、光センサ3
4bの位置まで先端が到達して停止保持されたインシュ
レータ2の先端部がカメラ38により映像化される。カ
メラ38により撮られたインシュレータ2のイメージデ
ータはコントローラ510に送られ、ここでインシュレ
ータ2の方向を検知し、これを所定の方向に整列させる
べく、インシュレータ整列装置50の作動制御がなされ
る。
【0025】前述のようにパーツフィーダ20において
はインシュレータ2が長手方向に並ぶとともに横になっ
て搬送されるのであるが、パーツフィーダ20による整
列では、インシュレータ2は図10(A)〜(D)に示
すような4種の方向のいずれかの形で搬送されてくる。
このような4種の方向が混在していたのでは、後工程で
のコンタクト挿入が正しく行えないため、整列装置50
においては、これをいずれか1つの方向(本例では、図
10(A)に示す方向)に整列させる。図10(A)に
示すインシュレータ2において矢印F方向が搬送方向で
あり、これを前方とする。そして、この状態でのインシ
ュレータ2の前方および後方側側面を前面2cおよび後
面2dと称し、上側面および下側面を左面2aおよび右
面2bと称し、内部空間3dが開口する側の面およびこ
れと反対側のコンタクトピン16が挿入される側の面を
それぞれ上面2eおよび下面2fと称する。このように
各面を定義した場合、図10(B)の場合には、右面2
bが上を向き、前面2cが後を向いており、図10
(C)の場合には、右面2bが上を向き、後面2dが後
を向いており、図10(D)の場合には、左面2aが上
を向き、前面2cが後を向いている。
【0026】供給されてくるインシュレータ2が上記4
種の方向のいずれであるかは、カメラ38により撮られ
たインシュレータ2の前端部のイメージデータから判断
される。図10から分かるように、インシュレータ2の
前端部のイメージデータから、第1突起3aおよび第2
突起3cの位置並びに切り欠き3bの有無を検知すれ
ば、インシュレータ2の方向を検出することができる。
なお、インシュレータが異なる場合には、そのイメージ
データが異なるが、コントローラ510には予め対象と
なる全インシュレータのイメージデータが入力されてお
り、入力装置500によりいずれのインシュレータが対
象となるかを入力することによりそのインシュレータ用
のイメージデータが採用されて、その方向検知がなされ
るようになっている。
【0027】インシュレータ整列装置50は、2組の反
転機構51,61から構成される。各反転機構51,6
1は、それぞれ、ガイドリング52,62と、このガイ
ドリング52,62内でモータ53a,63aにより回
転される回転レール53,63とから構成される。上述
のようにカメラ38のイメージデータからインシュレー
タ2の方向が検出されると、エアノズル33a,33b
のいずれかからエアが吹き出し、このインシュレータ2
を入口レール58aから反転機構51の回転レール53
内へ送り出す。ここでは2個のエアノズル33a,33
bが設けられているが、本組立機においては種々のイン
シュレータについて組立作業を可能とするようになって
おり、インシュレータのサイズに対応していずれか一方
のノズルが使用される。このため、もっとサイズの異な
るインシュレータも対象となるような場合には、エアノ
ズルをもっと設けても良い。なお、上述のように、パー
ツフィーダ20と搬送ベルト31との搬送速度の差によ
りインシュレータ2は搬送ベルト31上で間隔をおいて
搬送されるため、上記エアノズル33a,33bからの
エアによって1個ずつインシュレータ2を反転機構51
内に送り出すことができる。
【0028】反転機構51には図8に示すように、2個
のストッパー54,57が配設されている。この反転機
構51によりインシュレータ2の反転を行わせる場合に
は、ストッパー54により出口52aを閉じて上述のよ
うにして送り出されたインシュレータ2を回転レール5
3内に保持する。この状態で回転レール53を180度
回転させれば、回転レール53内のインシュレータ2を
前後に反転させることかできる。一方、この反転機構5
1による反転が不要な場合には、出口52aは開放して
おき、上述のようにして送り出されたインシュレータ2
を中間レール58bから反転機構61内にそのまま移動
させる。なお、反転機構51のもう一つのストッパー5
7は排出口52bを開閉するもので、この排出口52b
は通常はストッパー57により閉止されている。
【0029】カメラ38のイメージデータからインシュ
レータ2の方向が判別できないこともあり得るが、この
ような場合には、ストッパー54により出口52aを閉
止しておき、エアノズル33a,33bにより送り出さ
れたインシュレータ2を反転機構51の回転レール53
内に保持する。そして、回転レール53を90度回転さ
せ、回転レール53を排出口52bと対向させるととも
にストッパー57により排出口52bを開放し、エアノ
ズル56からのエア噴出により、回転レール53内のイ
ンシュレータ2を排出レール35から戻し用ベルトコン
ベア36上に排出し、パーツフィーダ20内に戻す。な
お、この排出は排出レール35に設けられた通過検出光
センサ43により検知される。反転機構61は、反転機
構51に対して90度位相がずれて配設されているが、
その構成は反転機構51と同一である。この反転機構6
1による反転を行うには、ストッパー64により出口6
2aを閉じ、回転レール63上にインシュレータ2を保
持した状態で回転レール63を180度回転させればよ
い。
【0030】ここで、図10に示した4種のインシュレ
ータ2の方向に対して、両反転機構51,61の作動を
説明する。まず、図10(A)に示す方向のインシュレ
ータ2は所定の方向を向いており、反転させる必要がな
い。このため、この場合には、ストッパー54,64に
より出口52a,62aをともに開放しておき、エアノ
ズル33a,33bからのエアにより送り出されたイン
シュレータ2をそのまま両反転機構51,62を通過さ
せ、出口レール58cから第2搬送路70に送り出す。
【0031】図10(B)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、前後面2c,2dおよび左右面2a,2
bを逆転する必要があり、反転機構61による反転を行
う。このため、出口52aは開放させるとともにストッ
パー64により出口62aを閉止しておき、インシュレ
ータ2を反転機構51を通過させて反転機構61の回転
レール63内に保持する。そして、回転レール63を1
80度回転させれば、インシュレータ2は図10(A)
に示す方向となる。このため、ストッパー64により出
口62aを開放し、エアノズル65からエアを回転レー
ル63内に吹き込み、インシュレータ2を出口レール5
8cから第2搬送路70に送り出す。
【0032】図10(C)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、左右面2a,2bおよび上下面2e,2
fを逆転する必要があり、両反転機構51,61による
反転を行う。このため、まず、ストッパー54により出
口52aを閉止しておき、インシュレータ2を反転機構
51の回転レール53内に保持し、回転レール53を1
80度回転させる。次いで、ストッパー54により出口
52aを開放し、エアノズル55からエアを回転レール
53内に吹き込み、インシュレータ2を中間レール58
bから反転機構61に送り出す。反転機構61において
はストッパー64により出口62aを閉止しており、イ
ンシュレータ2を回転レール63内に保持する。そし
て、回転レール63を180度回転させたればインシュ
レータ2は図10(A)に示す方向となるので、出口6
2aを開放し、エアノズル65からエアを回転レール6
3内に吹き込み、インシュレータ2を出口レール58c
から第2搬送路70に送り出す。
【0033】図10(D)に示す方向のインシュレータ
2の場合には、前後面2c,2dおよび上下面2e,2
fを逆転する必要があり、反転機構51による反転を行
う。このため、ストッパー54により出口52aを閉止
しておき、インシュレータ2を反転機構51の回転レー
ル53内に保持する。そして、回転レール53を180
度回転させれば、インシュレータ2は図10(A)に示
す方向となる。このため、ストッパー54,64により
出口52a,62aをともに開放し、エアノズル55か
らエアを回転レール53内に吹き込み、インシュレータ
2を中間レール58bから反転機構61および出口レー
ル58cを通過させてそのまま第2搬送路70に送り出
す。上記のようにしてインシュレータ2をすべて、1つ
の定めた方向(例えば、図10(A)に示す方向)に整
列させることができる。なお、中間レール58bおよび
出口レール45には通過検出光センサ44,45が配設
されており、これらレール58b,58c上でのインシ
ュレータ2の通過をチェックするようになっている。
【0034】ここで、例えば、エアノズル33a,33
bにより送り出されたインシュレータ2を、ストッパー
54により出口52aを閉じて回転レール52上に保持
する場合、インシュレータ2はエアノズル33a,33
bにより勢いよく送り出されるため、ストッパー54に
当たってはね返りその後端部が入口52cから入口レー
ル58aの方に突出することがある。このように入口5
2cから突出したまま回転レール53を回転させると、
インシュレータ2が入口52cに挟まれた状態となり、
この回転を行わせることができなくなるという問題があ
る。
【0035】このため、本例においては、エアノズル3
3a,33bからのエア吹き出し時間をある程度長くし
て(例えば、0.5秒)、はね返ったインシュレータ2
をこのエアにより回転レール53内に押し戻すようにし
ている。さらに、回転レール53の回転をエアノズル3
3a,33bからのエア吹き出しが完了した後に行わ
せ、上記のような問題の発生を防止している。なお、反
転機構51の入口52cを開閉するストッパーを設け、
上述のようにインシュレータ2を回転レール53内へ送
り出した直後にこのストッパーにより入口52cを閉止
し、はね返ったインシュレータ2を回転レール53内に
確実に保持するようにしても良い。また、ここでは反転
機構51について説明したが、反転機構61についても
同様である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る搬送
部品整列装置を用いれば、前後および上下に逆転したも
のが混在する状態で送られてきた部品は、方向検知手段
によりそのイメージデータに基づいてその方向が検知さ
れ、次いでコントローラにより、この部品の方向を所定
方向に揃えるように第1および第2反転機構の作動制御
が行われる。このため、汎用自動機における場合のよう
に、パーツフィーダから前後および上下に逆転したもの
が混在して送られる場合でも、この整列装置により搬送
部品の方向を所定方向に完全に揃えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送部品整列装置を備えた汎用自
動組立機の組立ステーション構成を示す概略図である。
【図2】上記汎用自動組立機の前半部の概略構成を示す
平面図である。
【図3】上記汎用自動組立機の後半部の概略構成を示す
平面図である。
【図4】上記汎用自動組立機により組み立てられるコネ
クタの一例を示す斜視図および断面図である。
【図5】上記汎用自動組立機により組み立てられる別の
コネクタの一例を示す斜視図および断面図である。
【図6】上記コネクタに圧入されるコンタクトピンを有
したコンタクトベルトを示す正面図および側面図であ
る。
【図7】上記汎用自動組立機を構成するパーツフィーダ
および第1ステーションの前半部を示す平面図である。
【図8】本発明に係る整列装置を示す平面図である。
【図9】本発明に係る整列装置を示す正面図である。
【図10】この整列装置により整列されるインシュレー
タを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 インシュレータ 10 コンタクトベルト 15 キャリア 16 コンタクトピン 20 パーツフィーダ 30,70 第1、第2搬送路 31 搬送ベルト 32a,32b ガイドレール 50 整列装置 51,61 反転機構

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 組立作業等を自動的に行う自動機におい
    て、長手方向および幅方向には整列するが前後および上
    下方向が逆転したものが混在する状態で搬送される作業
    対象部品を、前後および上下方向についても所定方向に
    整列させるための搬送部品整列装置であって、 前記作業対象部品のイメージデータを捉えこのイメージ
    データから前後および上下方向を検知する方向検知手段
    と、 搬送経路内に配設され、前記作業対象部品の方向を水平
    面内で180度回転させる第1反転機構と、 搬送経路内に配設され、前記作業対象部品の方向を垂直
    面内で180度回転させる第2反転機構と、 前記方向検知手段により検知された前記作業対象部品の
    前後および上下方向に基づいて、前記作業対象部品の前
    後および上下方向を前記所定方向に整列させるように前
    記第1および第2反転機構を選択的に作動させるコント
    ローラとからなることを特徴とする自動機における搬送
    部品整列装置。
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