JP2628835B2 - テーピング部品の切り出し装置 - Google Patents

テーピング部品の切り出し装置

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JP2628835B2
JP2628835B2 JP6054728A JP5472894A JP2628835B2 JP 2628835 B2 JP2628835 B2 JP 2628835B2 JP 6054728 A JP6054728 A JP 6054728A JP 5472894 A JP5472894 A JP 5472894A JP 2628835 B2 JP2628835 B2 JP 2628835B2
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基悦 小森
満元 福山
実 福永
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車用ジョ
イントボックス等に用いられるリセプタクルの如き多数
の部品ユニットがテープ(フープ)に一定間隔をあけて
保持されているテーピング部品から隣接する任意の複数
(所定数)の部品ユニットを切り出して次の処理工程に
送給するのに用いられるテーピング部品の切り出し装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車用ジョイントボックス内の
絶縁板に取付けられている複数のブスバーにそれぞれ圧
入されるリセプタクルは、ばらばらに製造されており、
必要量、例えば26個のリセプタクルがパーツフィーダ
に入れられて圧入作業位置に送給されている。この圧入
作業位置では、例えば2個毎のリセプタクルがロボット
アームの先端に取付けられている圧入治具に受け取られ
てこのロボットアームの動作によってブスバーに圧入さ
れ、この動作が繰り返されて必要量のリセプタクルがブ
スバーに圧入されていた。
【0003】しかし、このようにばらばらのリセプタク
ルをブスバーに圧入する現在の方法では、1つのジョイ
ントボックスを仕上げるのに圧入作業を相当数繰り返し
て行なわなければならないので、圧入作業の効率が低か
った。
【0004】一方、最近、多数の部品ユニットをテープ
に一定間隔をあけて保持してテーピング部品とし、この
テーピング部品を任意の搬送手段によって搬送すること
によって部品ユニットの処理を自動化することが行われ
ている。自動車用ジャンクションボックスに用いられる
リセプタクルを図19(A)で示すようにテープ化する
と、複数のリセプタクル18を間隔をあけて圧入作業位
置に自動的に搬送することができるので搬送作業を効率
よく行なうことができて有利である。これらのリセプタ
クル18は、フープと称されるテープ16に一定間隔を
あけて設けられているが、ジョイントボックス内に設け
られるブスバーに接続するために、テープから切り離さ
れなければならない。
【0005】一方、自動車用ジョイントボックス内の絶
縁板に取付けられていてリセプタクルが圧入されるべき
複数のブスバーは、例えば、図20の絶縁板200に符
号202で示すように、複雑な配置関係で取付けられて
いるので、図19(A)で示すように、テープ16に一
定間隔で横並びに配列されているままでは、リセプタク
ル相互の配置関係は、圧入すべき配置関係とは一致しな
いため、これらのリセプタクルをブスバーに同時に圧入
することができない。
【0006】一般に、この種のテーピング部品を切り離
すのに用いられるテーピング部品の切り出し装置は、複
数の部品ユニットをテープから切り離す複数のカッター
部とこれらの切り離された複数の部品ユニットを一括し
て次の処理工程に送給するかチャック等によって1つづ
つで次の処理工程に送給する送給手段とから成ってい
る。しかし、これらの複数の部品ユニットを一括して次
の処理工程に送給すると、次の処理工程ではこれらの部
品ユニットを相互に分離し所定の配置関係に配列した
後、処理しなければならないし、またチャック等によっ
て1つづつ次の処理工程に送給すると、この処理工程で
1つづつ送給されてきた部品ユニットを所定の配置関係
に配列した後、処理しなければならないので、いずれの
場合もこれをブスバー圧入用のリセプタクルにそのまま
適用すると、圧入作業が複雑となるので好ましくない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの課題
は、テープから切り離された複数の部品ユニットを一括
することなく、相互に分離したまま事後の処理工程に送
給してこの処理作業前に所定の配置関係に容易に配列す
ることができるようにしたテーピング部品の切り出し装
置を提供することにある。
【0008】本発明の他の課題は、テープから切り離さ
れた複数の部品ユニットを事後の処理工程で所定の配置
関係を保って処理する際に、その配置関係が複雑であっ
てもそれに容易に追従することができるようにして複雑
な配置関係の事後処理を容易にすることができるテーピ
ング部品の切り出し装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、多数の部品ユニットがテープに一定間隔をあけ
て保持されているテーピング部品の隣接する任意の複数
の部品ユニットをテープと共に受け入れるように挿入す
る部品挿入通路とこれらの複数の部品ユニットをテープ
から同時に切り離すように切断する複数のカッター部と
これらのカッター部によってテープから切り離された複
数の部品ユニットをそれぞれ独立して排出する複数のユ
ニット排出通路とを含むユニット切断装置部分と、この
ユニット切断装置部分の部品挿入通路にテーピング部品
を送り込む部品送り込み装置部分と、ユニット切断装置
部分によってテープから切り離された複数の部品ユニッ
トをユニット切断装置部分の複数のユニット排出通路を
通してそれぞれ独立して取り出すユニット取り出し装置
部分と、このユニット取り出し装置部分から取り出され
た複数の部品ユニットをそれぞれ独立して送給する複数
のユニット送給通路を含むユニット送給装置部分とを備
えたことを特徴とするテーピング部品の切り出し装置を
提供することにある。
【0010】本発明の第2の課題解決手段は、第1の課
題解決手段によるテーピング部品の切り出し装置であっ
て、部品送り込み装置部分は、切断されるべき複数の部
品ユニットがユニット切断装置部分のカッター部に対応
するように部品挿入通路に挿入された後テーピング部品
を固定するクランプ手段を含むことを特徴とするテーピ
ング部品の切り出し装置を提供することにある。
【0011】本発明の第3の課題解決手段は、第1又は
第2の課題解決手段のいずれかによるテーピング部品の
切り出し装置であって、ユニット切断装置部分の部品挿
入通路は、テーピング部品のテープと複数の部品ユニッ
トとの間の切断部分がカッター部に整列するようにテー
ピング部品を案内するユニット整列手段を含み、このユ
ニット整列手段は、カッター部が相応する部品ユニット
をテープから切断する際にユニット排出通路を開くよう
にカッター部に応動することを特徴とするテーピング部
品の切り出し装置を提供することにある。
【0012】本発明の第4の課題解決手段は、第1乃至
第3の課題解決手段のいずれかによるテーピング部品の
切り出し装置であって、ユニット切断装置部分は、切断
されるべき複数の部品ユニットの各部品ユニットを相応
するカッター部に位置決めするユニット位置決め手段を
含んでいることを特徴とするテーピング部品の切り出し
装置を提供することにある。
【0013】本発明の第5の課題解決手段は、第1乃至
第4の課題解決手段いずれかによるテーピング部品の切
り出し装置であって、ユニット取り出し装置部分は、切
断された複数の部品ユニット毎にユニット排出通路に整
列して設けられて部品ユニットを相応するユニット排出
通路に導く複数のプッシャーを含み、これらのプッシャ
ーは、カッター部を逃げながら横切るのを許す逃げ部を
有することを特徴とするテーピング部品の切り出し装置
を提供することにある。
【0014】本発明の第6の課題解決手段は、第5の課
題解決手段によるテーピング部品の切り出し装置であっ
て、ユニット切断装置部分は、カッター部の動作に応動
してテーピング部品の部品ユニットから切り離されたテ
ープ部分を受け止めつつ部品挿入通路から外れるように
テープ部分を変位するテープ受け止め部材を有すること
を特徴とするテーピング部品の切り出し装置を提供する
ことにある。
【0015】本発明の第7の課題解決手段は、第1乃至
第6の課題解決手段のいずれかによるテーピング部品の
切り出し装置であって、ユニット送給装置部分は、ユニ
ット排出通路から相応する部品ユニットをそれぞれ独立
して受け入れる複数の可撓性送給ホースと、これらの複
数の可撓性送給ホースの出口側に設けられて複数の部品
ユニットを所定の配置関係に自動的に配列するユニット
配列治具とを備えていることを特徴とするテーピング部
品の切り出し装置を提供することにある。
【0016】
【作用】このように、テーピング部品の隣接する任意の
複数の部品ユニットは、このテーピング部品を受け入れ
るように挿入する部品挿入通路内で同時に切り離される
が、これらの部品挿入通路内で切り離された複数の部品
ユニットにそれぞれ対応して設けられた複数のユニット
排出通路を有し、これらの複数のユニット排出通路から
相互に切り離された複数の部品ユニットをそれぞれ独立
して取り出すと、これらの切り離された複数の部品ユニ
ットは、相互に混じり合うことなく、分離されたまま次
の処理工程に送給されるので、この処理工程でこれらの
部品ユニットを分離する必要がなく、所定の配置関係に
容易に配列することができるから、事後の処理作業を効
率よく行うことができる。
【0017】また、各ユニット排出通路から排出される
複数の部品ユニットは、それぞれ独立して設けられた相
応する複数の可撓性送給ホースによって送給され、これ
らの複数の可撓性送給ホースの出口側に設けられたユニ
ット配列治具によって所定の配置関係に配列されると、
次の処理工程に必要な所定の配置関係を自動的に得るこ
とができるので、事後の処理作業に必要な配列工程が不
要となってこの処理作業を一層効率よく行うことができ
る。
【0018】特に、切り離された複数の部品ユニット
は、可撓性送給ホースによって送給されるので、この可
撓性送給ホースを撓ませることによって所定の配置関係
に追従させることができ、従ってこれらの複数の部品ユ
ニットの事後の処理工程で複雑な配置関係が要求される
場合でも、これらの部品ユニットをこの複雑な配置関係
に容易に配列することができる。
【0019】更に、切断されるべき複数の部品ユニット
を有するテーピング部品は、ユニット整列手段によって
部品ユニットとテープとの間の切断部分がカッター部に
対応するように整列しつつ案内され、また各部品ユニッ
トは、ユニット位置決め手段によって相応するカッター
部に位置決めされると、各部品ユニットのテープからの
切り離しを精度よく行うことができる。
【0020】複数の部品ユニットは、その切り離し後、
相応するユニット排出通路に整列して各部品ユニット毎
に設けられたプッシャーによってユニット排出通路に導
入されると、これらの部品ユニットは、相応するユニッ
ト排出通路からはずれて取り出し不能となることがな
く、部品ユニットをユニット切断装置部分から確実に排
出することができ、またこれらのプッシャーは、カッタ
ー部を逃げる逃げ部を有するので、カッター部を横切っ
て前進して部品ユニットを相応するユニット排出通路に
確実に導くことができる。
【0021】テーピング部品の部品ユニットから切り離
されたテープ部分がカッター部の動作に応動するテープ
受け止め部材によって受け止められつつ部品挿入通路か
ら外れるように変位すると、部品ユニットを押し出すプ
ッシャーがこのテープ部分に干渉されることなく部品挿
入通路を横切ることができるので、プッシャーの部品ユ
ニット取り出し動作を確実に行なうことができる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は本発明に係るテーピング部品の切り出し装
置10を示し、このテーピング部品の切り出し装置10
によって切り出されるべきテーピング部品12は、例え
ば、図19に示すように、後にのべるようにしてテーピ
ング部品12をカッター部の切断位置に位置決めする複
数の位置決め孔14を有するテープ16に一定間隔をあ
けて一体に保持されている複数の部品ユニット18から
成っており、図示の実施例では、これらの部品ユニット
18は、自動車用ジャンクションボックスに用いられる
リセプタクル18Aであるのが示されている。
【0023】本発明のテーピング部品の切り出し装置1
0は、図1及び図4乃至図7に示すように、このテーピ
ング部品12の隣接する任意の複数の部品ユニット18
をテープ16から同時に切り離すユニット切断装置部分
20と、このユニット切断装置部分20にテーピング部
品12を送り込む部品送り込み装置部分22(図1参
照)と、テープ16から切り離された複数の部品ユニッ
ト18(リセプタクル18A)をユニット切断装置部分
20からそれぞれ独立して取り出すユニット取り出し装
置部分24(図7の右側参照)と、取り出された複数の
部品ユニット18をそれぞれ独立して送給するユニット
送給装置部分26(図1の左下及び図7の左方参照)と
を備えている。
【0024】ユニット切断装置部分20は、図4及び図
8に示すように、同時に切り離されるべき複数の部品ユ
ニット18をテープ16と共に受け入れるように挿入す
るためにユニット切断装置部分20の幅方向(図4の左
右方向及び図8の紙面に直交する方向)に延びる部品挿
入通路28と、ユニット切断装置部分20の幅方向に間
隔をあけて設けられ部品挿入通路28内に挿入された複
数の部品ユニット18をテープ16から切り離すように
同時に切断する複数のカッター部30と、これらのカッ
ター部30によってテープ16から切り離された部品ユ
ニット18を部品挿入通路28とは直交する方向に排出
する複数のユニット排出通路32(図4、図9乃至図1
1及び図13参照)とから成っている。図示の実施例で
は、ユニット排出通路32は、後にのべる可動ガイド部
材62の下面に形成されている(図8及び図13参
照)。カッター部30と同様に、ユニット排出通路32
もカッター部30に対応してユニット切断装置部分20
の幅方向に間隔をあけて設けられている(図4参照)。
【0025】部品挿入通路28は、図4の右端に入口2
8aを有し、図4の左端に出口(図示せず)を有し、テ
ーピング部品12の所定長さ部分は、部品送り込み装置
部分22(図1参照)によって部品挿入通路28の右端
の入口28aから矢印aで示すようにこの部品挿入通路
28内に挿入され、テープ16から部品ユニット18が
切断された後、部品ユニット18が切り離されたテープ
部分は、同じく部品送り込み装置部分22によって次の
テーピング部品長さ部分が部品挿入通路28内に送り込
まれる際に、出口から送り出される。
【0026】図示の実施例では、ユニット切断装置部分
20は、図4の左端に示すように、部品ユニット18が
切り離されて部品挿入通路28の出口から排出されるテ
ープ部分を後続のテーピング部品12のテープ部分から
切り離すテープカッター170を含んでいるが、その詳
細は後にのべる。
【0027】部品挿入通路28は、特に図8に詳細に示
すように、切断されるべき複数の部品ユニット18のテ
ープ16と部品ユニット18との間の切断部分がカッタ
ー部30に対応する切断位置に整列するようにテーピン
グ部品12を案内するユニット整列手段34を含み、こ
のユニット整列手段34は、固定ガイド部材54と可動
ガイド部材56から成り、可動ガイド部材56は、カッ
ター部30の後にのべる可動刃が相応する部品ユニット
18をテープ16から切断するように下降する際に、同
じく後にのべる可動ガイド部材62によってそのユニッ
ト排出通路32と位置変え(置換)されるように下方に
変位される(図9乃至図11及び図13参照)。
【0028】ユニット切断装置部分20は、図4、図6
及び図7に示すように、機台36(図4参照)上に取付
けねじ38によって固定された固定台40と、この固定
台40上に取付けねじ42(図4参照)によって固定さ
れた突出部分40Aに取付けられ後にのべるカッター部
30の固定刃等を支持するユニット切断装置下半部(以
下装置下半部と称する)44と、この装置下半部44の
上方に配置されて同様に後にのべるカッター部30の可
動刃等を支持するユニット切断装置上半部(以下装置上
半部と称する)46とを備えている。
【0029】各カッター部30は、図7、特に図8乃至
図11に示すように、装置下半部44内に固定された固
定刃48と、固定刃48に対応して装置上半部46に設
けられた可動刃50とから成っている。これらのカッタ
ー部30は、テーピング部品12の部品ユニット18の
間隔に等しい間隔で設けられている(図4参照)。
【0030】装置下半部44の詳細は、図7及び図8乃
至図11に示され、この装置下半部44は、ユニット整
列手段34と、カッター部30の固定刃48とを含み、
ユニット整列手段34の固定ガイド部材54は、図7に
示すように、固定台40の突出部分40Aの上面の後方
にねじ52(1本線で概略的に示されている)によって
固定され、ユニット整列手段34の可動ガイド部材56
は、同様に図7に示すように、固定台40の突出部分4
0Aの上面の前方に配置されている。また、カッター部
30の固定刃48は、同じく図7に示すように、固定台
40の突出部分40Aに固定された固定刃ホルダ58上
にねじ60によって固定して保持されている。部品挿入
通路28は、ユニット整列手段34を構成するこれらの
ガイド部材54、56の間に形成されている(特に図8
参照)。
【0031】図4及び図8乃至図11に示すように、装
置下半部44は、固定ガイド部材54とカッター部30
の固定刃48との間で可動刃50に対応してテーピング
部品12のテープ16を受け止めるテープ受け止め部材
51を更に有し、このテープ受け止め部材51は、この
テープ受け止め部材51と固定台40の突出部分40A
との間に配置されたばね53(図4及び図7参照)によ
って通常ではその上面がカッター部30の固定刃48の
上面に整列する位置(図8参照)まで押し上げられるよ
うに付勢されている。このテープ受け止め部材51は、
図11に示すように、カッター部30の可動刃50の切
断動作後の下降に応動して部品ユニット18から切り離
されたテープ部分を挟みながら下降してこのテープ部分
を部品挿入通路28から外れるように変位する働きを有
する。これは後にのべる部品取り出し装置部分24のプ
ッシャーが部品挿入通路28を横切って部品ユニット1
8をユニット排出通路32を通して押し出す際にテープ
部分がプッシャーに干渉することがないようにするのに
役立つ。
【0032】装置上半部46の詳細は、同様に図4、図
7及び図8乃至図11に示され、この装置上半部46
は、カッター部30の可動刃50と、ユニット整列手段
34の可動ガイド部材56に相対する可動ガイド部材6
2と、この可動ガイド部材62に連結された支持杆64
(図4及び図7参照)を有し可動刃50がねじ66(図
4、図7参照)によって固定された突出部分68Aを有
するフレーム68(図4及び図7の上方参照)とを含
み、このフレーム68は、図1及び図4に示すように、
プレス機70のラム70aに接続されている。尚、可動
ガイド部材62の下面に設けられたユニット排出通路3
2は、後にのべるように、通常では部品挿入通路28の
上方に退避しており、可動ガイド部材62がプレス機7
0のラム70aによって下降すると、ユニット排出通路
32が部品挿入通路28に交差する位置となるが、その
詳細は後に動作説明と共にのべる。
【0033】図4及び図7に示すように、ユニット整列
手段34の可動ガイド部材56は、固定刃ホルダ58の
前方部分を貫通しこの可動ガイド部材56にねじ込みに
よって固定されたガイド杆72を有し、図4に示すよう
に、この可動ガイド部材56と固定刃ホルダ58との間
には複数のばね74が間隔をあけて設けられ、これらの
ばね74は、図8に示すように、テーピング部品12の
部品ユニット18をテープ16から切り離す部分がカッ
ター部30の切断位置に整列するようにテーピング部品
12を案内する位置に可動ガイド部材56を上向きに付
勢してユニット整列手段34を動作状態に維持する機能
を有する。
【0034】図4に示すように、可動ガイド部材62と
フレーム68の突出部分68Aとの間には複数のばね7
6が間隔をあけて設けられ、これらのばね76は、フレ
ーム68と可動ガイド部材62とを連結し、フレーム6
8を押し下げると、可動ガイド部材62を押し下げる働
きを有する。また、支持杆64は、フレーム68の突出
部分68Aを貫通し遊びg(図4及び図7参照)を残し
てフレーム68の突出部分68Aの係合凹部69の上面
に対応している。
【0035】従って、プレス機70のラム70aを下降
してフレーム68を押し下げると、ばね76を介して可
動ガイド部材62が下降する。可動ガイド部材62が下
降すると、ユニット整列手段34の可動ガイド部材56
は、ばね74を圧縮しつつ若干押し下げられてユニット
排出通路32を部品挿入通路28に交差する位置とする
(図9及び図13(B)参照)。また、フレーム68の
押し下げに伴ってカッター部30の可動刃50も同様に
下降する。その後、フレーム68を更に押し下げると、
ばね74、76が圧縮限度を超えるので、それ以上可動
ガイド部材62を押し下げることがなく、支持杆64が
遊びgに相当するストローク分だけフレーム68の突出
部分68Aの係合凹部69内を相対的に上昇しつつフレ
ーム68及びその突出部分68Aのみが下降するので、
カッター部30の可動刃50がこの遊びgの分だけ下降
する(図10参照)。
【0036】特に図6に示すように、固定台40の突出
部分40Aに取付け杆78によって取付けられた前後左
右の4つの案内杆80(図5参照)が設けられ、装置上
半部46のフレーム68は、これらの案内杆80が貫通
するカラー82を有し、カラー82と固定台40の突出
部分40Aとの間にはばね84が設けられ、これらのば
ね84は、フレーム68を通常では上方に位置するよう
に付勢している。
【0037】テープカッター170は、図4の左端に示
すように、部品挿入通路28の出口(図示せず)の縁を
固定刃とし、この固定刃と共に出口からから排出された
用済みテープ部分(図示せず)を後続のテーピング部品
12のテープ部分から切り離すように切断する可動刃1
72から成り、この可動刃172は、ねじ174によっ
てフレーム68の左端面に取付けられている。このテー
プカッター170は、プレス機70のラム70aの下降
によってカッター部30がユニット切断装置部分20内
で部品ユニット18をテープ16から切り離すのと同時
に、可動刃172を下降して、用済みのテープ部分をユ
ニット切断装置部分20内の後続のテープ部分から切り
離す。
【0038】ユニット切断装置部分20は、図4に示す
ように、部品挿入通路28内でテーピング部品12のテ
ープ16と各部品ユニット18との間の切断部分が相応
するカッター部30に対向するようにテーピング部品1
2を位置決めする部品位置決め手段180を備え、この
部品位置決め手段180は、装置上半部46のフレーム
68に取付けられた位置決めピン182から成り、この
位置決めピン182は、テーピング部品12が部品送り
込み装置部分22によって部品挿入通路28に送り込ま
れた後、エアシリンダ等の適宜の昇降駆動源184によ
って下降しテーピング部品12の位置決め孔14(図1
9参照)を貫通してテーピング部品12を所定の切断位
置に位置決めする。位置決めピン182は、図19
(B)(C)に示すように、先端にテーパ部分182a
を有し、テーピング部品12の多少の位置ずれは、この
テーパ部分182aによって矯正されるので、テーピン
グ部品12を所定の切断位置に位置合わせすることがで
きる。
【0039】テーピング部品12は、後にのべる部品送
り込み装置部分22によって所定のピッチで送り込まれ
るので、テーピング部品12は所定の切断位置付近に位
置合わせされるが、部品位置決め手段180は、このテ
ーピング部品12が図19(B)に示すように切断位置
に対して僅かな位置ずれがあっても、これを図19
(C)に示すように微調整してテーピング部品12の所
定の位置合わせを行なう働きを有する。図19(B)は
位置決めピン182の中心軸線と位置決め孔14との中
心軸線がずれているのを示し、これは部品ユニット18
がカッター部30からずれていることを意味する。図1
9(C)は位置決めピン182のテーパ部分182aに
よってテーピング部品12が長手方向に変位されて部品
ユニット18がカッター部30に位置合わせされている
状態を示す。
【0040】部品送り込み装置部分22は、図1に示す
ように、テーピング部品12を送り出すリール送り出し
手段86と、このリール送り出し手段86から送り出さ
れるテーピング部品12をユニット切断装置部分20の
部品挿入通路28(図4参照)に送り込むフィーダ手段
88と、このフィーダ手段88によってユニット切断装
置部分20の部品挿入通路28内に送り込まれたテーピ
ング部品長さ部分を固定するクランプ手段90とから成
っている。
【0041】リール送り出し手段86は、図1に示すよ
うに、テーピング部品12が巻取られているリール92
を保持し、このリール92を送り出し方向に回転する駆
動モータの如き回転駆動源94から成り、このリール9
2から繰り出されるテーピング部品12の通路付近には
テーピング部品12の弛みを検知する弛みセンサ96と
テーピング部品12の送り込み張力と異常張力とをそれ
ぞれ検出するリール回転センサ98とリール異常検出セ
ンサ100とが設置されている。
【0042】弛みセンサ96とリール回転センサ98と
リール異常検出センサ100は、いずれもテーピング部
品12との接触及び不接触によってオン、オフとなる機
械的センサの形態であり、弛みセンサ96は、テーピン
グ部品12の通路の下方に配置され、またリール回転セ
ンサ98及びリール異常センサ100は、テーピング部
品12の通路の上方に配置されているが、リール回転セ
ンサ98は、リール異常センサ100の下方に配置され
てリール異常センサ100よりも先にテーピング部品1
2に接触するようになっている。
【0043】リール回転センサ98は、テーピング部品
12が後にのべるフィーダ手段88によって部品挿入通
路28内に送り込まれて弛みセンサ96から浮き上がる
ように引っ張られると、このテーピング部品12に接触
するので、回転駆動源94を回転する指令を発生してリ
ール92を回転する。リール92の回転によってテーピ
ング部品12が繰り出されると、テーピング部品12は
弛むが、この弛みが弛みセンサ96によって検出される
と、回転駆動源94を停止する指令を発生して回転駆動
源94を停止し、テーピング部品12の繰り出しを停止
する。
【0044】また、リール異常センサ100は、テーピ
ング部品12がリール回転センサ98を越えるような異
常に大きな張力がテーピング部品12に発生した場合
に、この異常張力を検出して回転駆動源94を非常停止
する指令を発生する。このようなテーピング部品12の
異常張力は、リール回転センサ98の故障、回転駆動源
94の故障、テーピング部品12の絡み、テーピング部
品12に外部から異常張力が付加された場合等に発生す
る。
【0045】フィーダ手段88は、図示しないキャリッ
ジに搭載されて図1の点線で示される後方位置と実線で
示される前進位置との間を移動する固定グリップ102
と可動グリップ104とから成り、可動グリップ104
は、エアシリンダ106のピストンロッド106aに接
続されている。このフィーダ手段88は、テーピング部
品12を送り込む際には、図1の点線で示すように、そ
の後方位置でエアシリンダ106のピストンロッド10
6aを伸長し可動グリップ104を下降して固定グリッ
プ102との間にテーピング部品12を挟み、図示しな
いキャリッジによってこの後方位置から図1の実線で示
す前進位置まで移送する。フィーダ手段88は、その前
進位置で、エアシリンダ106のピストンロッド106
aを収縮して可動グリップ104を上昇し、テーピング
部品12を解放し、その後次のテーピング部品12の移
送に備えて図1の点線位置に戻す。
【0046】クランプ手段90は、図1に示すように、
フィーダ手段88の実線で示す前進位置とユニット切断
装置部分20の部品挿入通路28の入口28a(図4参
照)との間に配置され、このクランプ手段90は、固定
クランプ108と可動クランプ110とから成り、可動
クランプ110は、エアシリンダ112のピストンロッ
ド112aに接続されている。このクランプ手段90
は、テーピング部品12を送り込む際には、エアシリン
ダ112のピストン112aを収縮し可動クランプ11
0を上昇して固定クランプ108に対して開いてテーピ
ング部品12の送り込みを許すが、テーピング部品12
を切断する際には、エアシリンダ112のピストンロッ
ド112aを伸長して可動クランプ110を下降し、テ
ーピング部品12を固定クランプ108と共に挟んで固
定する。
【0047】ユニット取り出し装置部分24は、図2に
概略的に示され、また図4、図5、図7及び図12に具
体的に示されている。このユニット取り出し装置部分2
4は、図4、図5並びに図12から解るように、各ユニ
ット排出通路32に整列して固定ガイド部材54に設け
られた貫通孔54aに貫通する複数のプッシャー114
から成り、これらのプッシャー114は、特に図12に
示すように、各ユニット排出通路32の入口に対向して
位置するカッター部30の可動刃50に干渉することが
なくこの可動刃50を横切ることができるように可動刃
50を逃す溝状の逃げ部114aを有する。また、これ
らのプッシャー114は、図2に示すように、エアシリ
ンダ116のピストンロッド116aに共通に接続され
ている。尚、図2は、固定ガイド部材54、カッター部
30を省略してプッシャー114が直接ユニット排出通
路32を通して次のユニット送給装置部分26に押し込
んでいるのが示されているが、実際は図4及び図5並び
に図11に示すように、これらのプッシャー114は、
固定ガイド部材54、部品挿入通路28及びカッター部
30の可動刃50を横切ってユニット排出通路32内に
各部品ユニット18を押し込み、更にユニット送給装置
部分26に押し込んでこれらの部品ユニット18をユニ
ット切断装置部分20から取り出すようにしている。
【0048】ユニット送給装置部分26は、図1乃至図
3、図7及び図14に示されている。このユニット送給
装置部分26は、図示の実施例では、、ユニット排出通
路32から相応する部品ユニット18をそれぞれ独立し
て受け入れる複数のユニット送給通路118を含むエア
ブロー手段120(図7参照)と、このエアブロー手段
120のユニット送給通路118にそれぞれ整列して設
けられた複数のユニット受入れ通路122を含む自重送
給手段124(特に図3参照)と、この自重送給手段1
24の各ユニット受入れ通路122に接続されて相応す
る部品ユニット18をそれぞれ独立して受け入れて送給
する複数の可撓性送給ホース126(図1、図3、図7
及び図14参照)と、これらの複数の可撓性送給ホース
126の出口側に設けられて複数の部品ユニット18を
所定の配置関係に配列するユニット配列治具128(図
14参照)とから成っている。
【0049】エアブロー手段120は、図7に示すよう
に、各ユニット送給通路118にエアを圧送する圧縮ポ
ンプの如き圧縮エア発生源130と、この圧縮エア発生
源130からのエアを各ユニット送給通路118に供給
する複数の供給ホース132とから成っている。圧縮エ
ア発生源130から発生した圧縮エアは、分岐器134
によって各供給ホース132に分岐供給される。各供給
ホース132は、相応するユニット送給通路118の出
口118aに向けてエアを圧送するように供給する。従
って、ユニット取り出し装置部分24のプッシャー11
4によってユニット排出通路32からエアブロー手段1
20の各ユニット送給通路118に押し込まれた部品ユ
ニット18は、各供給ホース132からユニット送給通
路118の出口118aに向けて圧送されるエアによっ
て負圧を受けてこのユニット送給通路118内を図7の
左方向に向けて送給され、次の自重送給手段124の相
応するユニット受入れ通路122に送給される。
【0050】自重送給手段124は、図3及び図7に示
すように、エアブロー手段120のユニット送給通路1
18の出口118a側とは反対側の端位置で枢軸136
によって図3(A)及び図7の実線で示す水平なユニッ
ト受入れ位置と想像線で示す斜めのユニット自重落下位
置との間を揺動する揺動部材138から成り、ユニット
受入れ通路122は、図3(B)に示すように、この揺
動部材138に間隔をあけて形成されている。この揺動
部材138は、各ユニット受入れ通路122に部品ユニ
ット18が送り込まれた後、枢軸136に接続された図
示しない回転駆動源の一方向の駆動によって図3(A)
及び図7の反時計方向に図示の想像線で示すユニット自
重落下位置まで揺動されて各ユニット受入れ通路122
内の部品ユニット18を自重で相応する可撓性送給ホー
ス126に送り込む。その後、この揺動部材138は、
回転駆動源の反対方向の駆動によって図3(A)及び図
7の時計方向に揺動されて各ユニット受入れ通路122
がエアブロー手段120のユニット送給通路118に整
列するユニット受入れ位置に戻され、次の部品ユニット
18の受入れに備える。
【0051】ユニット配列治具128は、図14に示す
ように、部品ユニット18が次の処理工程で処理される
際に必要な配置関係となるように、これらの部品ユニッ
ト18を導入して配列する複数の配列孔140を有し、
可撓性送給ホース126は、部品ユニット18をユニッ
ト配列治具128の相応する配列孔140に導入するこ
とができるように撓ませながら相応する配列孔140に
接続されている。
【0052】図1に示すユニット配列治具128は、説
明を簡単にするために、複数の部品ユニット18を装置
の幅方向に二分して左右両側に装置の前後方向(図1の
紙面にほぼ垂直の方向)に所定の並びで配列するような
配置関係となるように形成された配列孔140を有し、
左側の配列孔群140Aは横並びであり、右側の配列孔
群140BはL字状の並びとなっているが、実際には、
例えば、部品ユニット18が図20に示す自動車用ジャ
ンクションボックスの絶縁板200に取り付けられてい
るブスバー202に圧入されるリセプタクル18Aであ
る場合には、ブスバー202はこの図20に示すような
複雑な配列関係を有するので、ユニット配列治具128
の配列孔140もこのブスバー202の配列と同じ配列
で並んでいなければならない。また、図1及び図14で
は理解を容易にするために、可撓性送給ホース126及
びユニット配列治具128の配列孔140の数は実際の
数よりも少なく表示されているが、実際にはこれらの可
撓性送給ホース126及び配列孔140の数は図20の
ブスバー202の数と同じであることは勿論である。
【0053】部品ユニット18が自動車用ジャクション
ボックスに用いられるリセプタクル18Aである場合に
は、本発明の装置によって切り出されて所定の配置関係
に配列されたリセプタクル18Aは、ジャクションボッ
クスの絶縁板200に取り付けられたブスバー202に
圧入されるが、その圧入機150が図16に示されてい
る。
【0054】この圧入機150は、図14のユニット配
列治具128の配列孔140からその配置関係を保って
それぞれ部品ユニット18を受け取ってこれらの部品ユ
ニット18の圧入に備える下部固定治具152と、この
下部固定治具152との間で絶縁板200を挟む上部可
動治具154と、下部固定治具152の後にのべる各ユ
ニット受取孔152aに下側から部品ユニット18を押
し上げて上下の治具152、154の間に挟まれている
絶縁板200のブスバー202にこの部品ユニット18
を圧入する複数の圧入杆156とから成っている。これ
らの圧入杆156は、図示しないエアシリンダの如き押
上げ手段158によって押し上げられて部品ユニット1
8であるリセプタクル18Aをブスバー202に圧入す
る。
【0055】図16に示すように、下部固定治具152
は、ユニット配列治具128(図14参照)の配列孔1
40の配列及び絶縁板200の下側に突出するブスバー
202の配列と同じ配列の複数のユニット受取孔152
aを有し、また上部可動治具154は、絶縁板200の
上側に突出するブスバー202の配列と同じ配列のブス
バー逃げ孔154aを有する。図14に示すように、ユ
ニット配列治具128の配列孔140によって所定の配
列にされた部品ユニット18は、圧入機150の下部固
定治具152のユニット受取孔152aに入り込んでこ
の下部固定治具152によって受け取られる。図15に
示すように、ブスバー202を有する絶縁板200は、
下側のブスバー202が下部固定治具152のユニット
受取孔152aに挿入されるように、この下部固定治具
152の上に乗せられる。また、図16に示すように、
上部可動治具154は、そのブスバー逃げ孔154aに
絶縁板200の上側のブスバー202が入り込むように
してこの絶縁板200を下部固定治具152に押し付
け、絶縁板200は、これらの治具152、154の間
に固定される。
【0056】圧入機150の下部固定治具152は、図
14乃至図16に示すように、ターンテーブル等の如く
適宜の手段で水平移動する可動台153の上に設けられ
ており、この可動台153の移動によって図14に示す
ようにユニット整列治具128に対向してこのユニット
整列治具128から部品ユニット18を受け取るユニッ
ト受取位置と、図15に示すようにユニット整列治具1
28から外れて絶縁板200を受け取る絶縁板受取り位
置と、図16に示すように上部可動治具154に対向し
て部品ユニット18を圧入するユニット圧入位置との間
を順次水平移動する。尚、図14及び図15では圧入杆
156及び押上げ手段158が省略されているが、実際
にはこれらは下部固定治具152の下方に常時位置して
いて下部固定治具152と共に移動する。
【0057】図14に示すように、図示の実施例では、
ユニット配列治具128から圧入機150の下部固定治
具152に部品ユニット18を移す際に、部品ユニット
18の詰まりを検出するユニット詰まり検出手段160
が設けられている。このユニット詰まり検出手段160
は、ユニット配列治具128に保持されその出口と圧入
機150の下部固定治具152との間の部品ユニット通
路を横切って配置された投光器162と受光器164と
から成っている。ユニット配列治具128が詰まりを起
こして部品ユニット18が部品ユニット通路を通過する
ことができないでユニット配列治具128の配列孔14
0から部品ユニット通路に垂れ下がったままの状態であ
る場合には、受光器164は、これによって受光が遮ら
れるので、部品ユニット18の詰まり検出信号を発生す
る。尚、部品ユニット18は、詰まりがなくてもこの部
品ユニット通路を通過するので、受光器164は、部品
ユニットの通過毎に一時的に受光が遮られるが、これは
タイマ等によって所定時間以上受光が遮られた場合にの
み詰まり検出信号を発生するように制御して部品ユニッ
ト18の単なる通過と詰まりとを識別することができ
る。
【0058】この詰まり検出信号は、例えば、部品ユニ
ット18が下部固定治具152の相応するユニット受取
孔152aに落下するようにユニット配列治具128に
上下の振動を付与する加振機を駆動するのに使用するこ
とができる。
【0059】次に、本発明のテーピング部品の切り出し
装置10の動作を主に図1、図3及び図8乃至図18を
参照して詳細にのべる。先ず、図1に示すように、テー
ピング部品12が巻取られているリール92をリール送
り出し手段86にセットし、回転駆動源94を駆動して
テーピング部品12をフィーダ手段88に繰り出す。既
にのべたように、回転駆動源94は、テーピング部品1
2がリール回転センサ98に接触すると、回転駆動され
るので、テーピング部品12を送り出し、またテーピン
グ部品12が弛みセンサ96に接触すると、駆動停止さ
れるので、テーピング部品12の送り出しを停止する。
このようにして、テーピング部品12とリール回転セン
サ98との接触及びテーピング部品12と弛みセンサ9
6との接触が交互に繰り返されて回転駆動源94の駆動
及び停止が行われ、テーピング部品2が所定長さ毎に間
欠的に繰り出される。
【0060】フィーダ手段88は、エアシリンダ106
のピストンロッド106aを収縮して可動グリップ10
4を開いた状態で図1の点線で示す後方位置に待機して
おり、一回に同時に切り出しされるべき数の部品ユニッ
ト18を含むテーピング部品長さ部分(以下単にテーピ
ング部品長さ部分と称する)12Aがリール送り出し手
段86によって送り出されてフィーダ手段88を通過す
ると、フィーダ手段88の可動グリップ104がエアシ
リンダ106のピストンロッド106aの伸長によって
下降してテーピング部品長さ部分12Aの後端がこの可
動グリップ104と固定グリップ102との間に挟み付
けられてフィーダ手段88によって把持される。
【0061】このようにして、フィーダ手段88は、テ
ーピング部品長さ部分12Aを挟み付けながらフィーダ
手段88の図示しないキャリッジの前進運動によって図
1の実線で示す前進位置まで前進するので、このテーピ
ング部品長さ部分12Aは、ユニット切断装置部分20
の部品挿入通路28内に挿入される。この挿入方向は、
図4の矢印aで示され、図8では固定刃48の上方に現
われる部品挿入通路28内の紙面に垂直な方向である。
図8に示すように、この際、ユニット整列手段34の可
動ガイド部材56と固定ガイド部材54とが部品挿入通
路28の両側を規制しているので、テーピング部品長さ
部分12Aは、テープ16と部品ユニット18との境界
部分(切断部分)b(図8及び図19(A)参照)が固
定刃48と可動刃50との相互に相対するエッジ部分に
精度よく整列されながら案内される。
【0062】また、テーピング部品長さ部分12A内の
複数の部品ユニット18は、それぞれ相応するカッター
部30及びユニット排出通路32に整列する切断位置に
位置合わせされる。これは、既にのべたように、フィー
ダ手段88の予め設定された前進運動量(送り込みピッ
チ)によって各部品ユニット18が切断位置にほぼ位置
合わせされた後、図4に示す部品位置決め手段180の
昇降駆動源184によって下降する位置決めピン182
をテーピング部品12の位置決め孔14に差し込んで行
われる。この場合、既にのべたように、フィーダ手段8
8によって各部品ユニット18の切断部分が切断位置か
ら僅かにずれていても位置決めピン182のテーパ部分
182aによってこのずれが矯正されるので(図19
(B)及び(C)参照)、各部品ユニット18の切断部
分bは所定の切断位置に精度よく位置決めされる。
【0063】このようにして各カッター部30にそれぞ
れ部品ユニット18が位置決めされると、部品送り込み
装置部分22のクランプ手段90のエアシリンダ112
のピストンロッド112aが伸長して可動クランプ11
0がテーピング部品12を挟むように固定クランプ10
8に対して閉じ、テーピング部品12をクランプする
(図1参照)。従って、テーピング部品12は、図8に
示すように、ユニット切断装置部分20内で切断すべき
部分がカッター部30に整列した状態に固定される。
尚、この後、フィーダ手段88の可動グリップ104
は、エアシリンダ106のピストンロッド106aの収
縮によって開き、キャリッジを図1の右方に移動してフ
ィーダ手段88を点線で示す位置に待機して次のテーピ
ング部品長さ部分の送給に備える。
【0064】次に、ユニット切断装置部分20が動作す
るが、これはプレス機70のラム70aを下降して行な
われる(図1参照)。プレス機70のラム70aを下降
すると、図9に示すように、フレーム68及びばね76
(図4参照)を介して可動ガイド部材62及びカッター
部30の可動刃50が下降する。可動ガイド部材62が
下降すると、ユニット整列手段34の可動ガイド部材5
6が押し下げられてユニット排出通路32が部品挿入通
路28と連通する位置となり、このときカッター部30
の可動刃50がテーピング部品12の切断すべき部分に
衝合する(図9及び図13(B)参照)。尚、図9から
解るように、この際、ユニット排出通路32は、ユニッ
ト取り出し装置部分24のプッシャー114及びその貫
通孔54aにも整列する。また、図4から解るように、
部品位置決め手段180の位置決めピン182は、フレ
ーム68に取り付けられているので、可動ガイド部材6
2の下降と共に更に下降するのが許されるようになって
いる。
【0065】また、このフレーム68の下降と共に、図
4に示すように、テープカッター170の可動刃172
が下降するので、現在の切り出し操作よりも前の切り出
し操作で部品ユニット18が切り離されてユニット切断
装置部分20の部品挿入通路28の出口(図4の左端面
にあるが図示されていない)から送り出されているテー
プ部分は、現在の切り出し操作でユニット切断装置部分
20内の部品挿入通路28内にある後続のテープ部分か
ら切り離される。
【0066】プレス機70のラム70aが更に下降する
と、可動ガイド部材62は、ばね74(図4参照)の圧
縮力によってそれ以上下降しないが、カッター部30の
可動刃50は、更に遊びg(図4参照)分だけ下降し
て、図10に示すように、テーピング部品12のテープ
16と部品ユニット18との境界部分(切断部分)bを
切断し、部品ユニット18をテープ16から切り離す。
尚、この場合、テープ16は、可動刃50とテープ受け
止め部材51とによって挟まれながら固定刃48と可動
刃50とのエッジによって切断されるので、部品ユニッ
ト18に対してきれいに切り離される。この場合、テー
プ受け止め部材51は、図4のばね53に抗して下降
し、切り離されたテープ部分を部品挿入通路28から外
れるように変位する(図10参照)。
【0067】次に、図11に示すように、ユニット取り
出し装置部分24のプッシャー114がエアシリンダ1
16のピストンロッド116a(図2及び図14参照)
の伸長によって前進し、このプッシャー114は、その
逃げ部114aによってカッター部30の可動刃50を
逃げながら部品挿入通路28を横切ってテープ16から
切り離された部品ユニット18をユニット排出通路32
を通してユニット送給装置部分26のユニット送給通路
118に押し込む。プッシャー114は、その後、エシ
リンダ116のピストンロッド116aの収縮によって
固定ガイド部材54の貫通孔54a内に引っ込んだ位置
に戻されて次の部品ユニット18の取り出しに備える。
【0068】このようにしてユニット送給通路118に
押込まれた部品ユニット18は、図7に示すように、エ
アブロー手段120の圧縮エア発生源130からユニッ
ト送給通路118の送給方向に吹き込まれたエアによっ
てユニット送給通路118内を送給方向に送給され、こ
のユニット送給通路118の出口118aから自重送給
手段124の揺動部材138のユニット受入れ通路12
2に送り込まれる(図3参照)。その後、自重送給手段
124は、図3(A)の想像線で示すように、枢軸13
6に接続された図示しない回転駆動源によって揺動部材
138を枢軸136の軸線を中心に揺動し、部品ユニッ
ト18をその自重によって下降し、可撓性送給ホース1
26内に落とし込む。部品ユニット18が可撓性送給ホ
ース126に落とし込まれた後、揺動部材138は、回
転駆動源の反対方向の回転駆動によって図3(A)の実
線で示す位置に戻されて次の部品ユニット18を受け入
れるのに備える。
【0069】このようにして、部品ユニット18は、図
14に示すように、可撓性送給ホース126内を自重で
下降してユニット配列治具128の配列孔140に導入
されてその後の処理に必要な配置関係に配列され、圧入
機150の下部固定治具152のユニット受取孔152
aに受け入れられる。
【0070】ユニット配列治具128から圧入機150
の下部固定治具154に部品ユニット18が通過する際
に、一部の部品ユニット18でも詰まりが生ずると、先
にのべたように、ユニット配列治具128の配列孔14
0から部品ユニット通路に垂れ下がったままの状態とな
るため、受光器164は、投光器162からの光が遮ら
れるので、部品ユニット18の詰まり検出信号を発生す
る。従って、ユニット配列治具128は、この詰まり検
出信号によって、例えば加振されるため、詰まっている
部品ユニット18が下部固定治具152の相応するユニ
ット受取孔152aに落下し、すべての部品ユニット1
8が下部固定治具154に確実に送り込まれる。このた
め、部品ユニット18が取り残されて絶縁板200のブ
スバー202にリセプタクル18Aが圧入し損ねること
はない。
【0071】その後、この下部固定治具152は、可動
台153によって水平方向に移動してユニット配列治具
128の下方位置から外れた位置に移される(図15参
照)。図15に示すように、ブスバー202付き絶縁板
200は、ブスバー202がユニット受取孔152aに
入り込むように下部固定治具152の上に載せられた
後、可動台153は、下部固定治具152が上部可動治
具154の下方位置となるまで更に水平移動される。そ
の後、この絶縁板200の上から上部可動治具154が
下降して絶縁板200をこれらの上下の治具152、1
54で挟んだ後、押上げ手段158の圧入杆156を急
速に押し上げて部品ユニット18であるジャンクション
ボックス用のすべてのリセプタクル18Aを絶縁板20
0のブスバー202に同時に圧入する。
【0072】このようにして、絶縁板200のブスバー
202にリセプタクル18Aを圧入して上部可動治具1
54を上昇した後、図17に示すように、可動台153
は、下部固定治具152が絶縁板200と共にチャック
190の下方に位置するまで移動する。チャック190
は、リセプタクル18Aが圧入されたブスバー202を
有する絶縁板200を掴んで下部固定治具152から取
り外し、図18に示すように、この絶縁板200をコン
ベヤ192に移す。コンベヤ192は、この絶縁板20
0を図示しない次の処理工程に送る。次の処理工程で
は、絶縁板200は、自動車用ジャンクションボックス
内に収納される。
【0073】一方、チャック190によって絶縁板20
0が運び去られた下部固定治具152は、可動台153
の逆方向の移動によって図14に示す位置に戻され、次
の部品ユニット18の受取りに備える。
【0074】一方、先にのべたように、部品ユニット1
8がユニット取り出し装置部分24によって部品排出通
路32から排出されてそのプッシャー114が固定ガイ
ド部材54の貫通孔54a内に引っ込むまで戻された
後、プレス機70のラム70aを上昇し、フレーム68
と共に、可動ガイド部材62及びカッター部30の可動
刃50を上昇する。このとき、テープ受け止め部材51
もばね53(図4参照)によって上昇し、従って、ユニ
ット切断装置部分20内は、図8の状態でテーピング部
品12の部品ユニット18のみが持ち去られてこれらの
部品ユニット18が切り離されて部品挿入通路28に取
り残されたテープ部分を有する状態となる。
【0075】この状態で、図1の送り込み装置部分22
のクランプ手段90がエアシリンダ112のピストンロ
ッド112aを収縮して開き、次のテーピング部品長さ
部分12Aを同様の方法で送り込む。既にのべたよう
に、このとき、部品挿入通路28に取り残されているテ
ープ部分は、この後続のテーピング部品長さ部分12A
の送り込みによって部品挿入通路28の出口(図1の左
端)から自動的に排出される。
【0076】尚、絶縁板200の上方に突出するブスバ
ー202にも同様にしてリセプタクル18Aが圧入され
るが、上方のブスバー202は、下方のブスバー202
とは異なる配列と数を有するので、異なる配置関係と数
との配列孔140を有するユニット配列治具128を備
えたテーピング部品の切り出し装置が用いられる。
【0077】本発明の装置は、上記実施例では、部品ユ
ニット18がリセプタクル18Aである場合に適用され
ているが、本発明の装置は、例えば、コネクタの雄端
子、抵抗器、ヒューズ等の他の電気又は電子部品、その
他の機械部品のいずれにも同様に適用されることができ
る。その場合、所定の配置関係に配列された部品ユニッ
ト18は、圧入以外に半田付け、ボルト止め、その他適
宜の処理が施されることは勿論である。
【0078】上記実施例では、ユニット切断装置部分2
0の複数のユニット排出通路32は、部品挿入通路28
に直交するように設けられ、これらのユニット排出通路
32に整列してユニット取り出し装置部分22のプッシ
ャー114が設けられているので、部品ユニット18の
取り出しに必要な構成を簡単に得ることができるが、部
品ユニット18を独立して排出することができれば、ユ
ニット排出通路32の配置はこれに限定されるものでは
ない。
【0079】また、上記実施例では、ユニット送給装置
部分26は、エアブロー手段120と自重送給手段12
4と可撓性送給ホース126とから成っているが、ユニ
ット取り出し装置部分24が各部品ユニット18を直接
可撓性送給ホース126に送り込むことができれば、エ
アブロー手段120及び自重送給手段124を省略して
もよい。
【0080】更に、図示の実施例では、部品送り込み装
置部分22のリール送り出し手段86は、弛みセンサ9
6とリール回転センサ98とによってリールを回転駆動
する回転駆動源94を間欠的に駆動するような形態とし
たが、他の適宜の形態でリールを回転するようにしても
よい。また、例えば、テープ14にスプロケットに噛み
合うパーフォレーションを設けてこのスプロケットの駆
動によって繰り出すような形態であってもよい。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、テーピ
ング部品の隣接する任意の複数の部品ユニットをカッタ
ー部で同時にテープから切り離した後、これらの部品ユ
ニットをそれぞれ相応するユニット排出通路から独立し
て取り出すので、これらの切り離された複数の部品ユニ
ットは、相互に混じり合うことなく、分離したまま次の
処理工程に送給することができ、次の処理工程でこれら
の部品ユニットを分離する必要がなく、所定の配置関係
に容易に配列することができるので、次の処理作業を効
率よく行うことができる。
【0082】また、ユニット排出通路から排出される複
数の部品ユニットは、それぞれ独立して設けられた相応
する複数の可撓性送給ホースによって送給され、これら
の複数の可撓性送給ホースの出口側に設けられたユニッ
ト配列治具によって所定の配置関係に自動的に整列され
るので、次の処理作業に必要な配列工程が不要となって
この処理作業を一層効率よく行うことができる。
【0083】特に、切り離された複数の部品ユニット
は、可撓性送給ホースによって送給されるので、この送
給ホースを撓ませることによって所定の配置関係に自動
的に追従させることができ、従ってこれらの複数の部品
ユニットを複雑な配置関係でも容易に配列することがで
きる。
【0084】更に、切断されるべき複数の部品ユニット
を有するテーピング部品長さ部分は、ユニット整列手段
によってこれらの複数の部品ユニットとテープとの間の
切断部分がカッター部に対応する切断位置に整列するよ
うに案内されるので、各部品ユニットは、テープに対し
てきれいに切り離すことができる。
【0085】また、テーピング部品は、ユニット切断装
置部分内に設けられた部品位置決め手段によってその切
断部分がカッター部に確実に整列するように位置決めさ
れるので、テーピング部品の送り込みピッチが変動があ
ってカッター部に対して多少位置がずれていてもこの位
置ずれが確実に矯正されるため、部品ユニットを精度よ
く切り離すことができる。
【0086】複数の部品ユニットが切り離された後、相
応するユニット排出通路に整列して各部品ユニット毎に
設けられたプッシャーによってユニット排出通路に導入
するので、これらの部品ユニットは、ユニット排出通路
からはずれて取り出し損ねることがなく、部品ユニット
を切断装置部分から確実に排出することができる。
【0087】複数の部品ユニットが切り離されたテープ
部分は、カッター部に応動するテープ受け止め部材によ
って部品挿入通路から外れるようにしているので、ユニ
ット排出通路に部品ユニットを押し出すプッシャーがこ
のテープ部分に干渉することがなく、従ってプッシャー
の部品取り出し動作を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーピング部品の切り出し装置の
全体の概略説明図である。
【図2】図1の装置中ユニット切断装置部分を省略して
ユニット取り出し装置部分とユニット送給装置部分との
関係を概略的に説明する概略説明図である。
【図3】本発明に用いられるユニット送給装置部分の自
重送給手段を示し、同図(A)はその側面図、同図
(B)はその背面図である。
【図4】本発明の装置中ユニット切断装置部分とユニッ
ト取り出し装置部分とをその一部を破断して示す正面図
である。
【図5】図4の装置部分の一部を水平断面にして示す上
面図である。
【図6】図5の装置部分のVI−VI線断面図である。
【図7】図4の装置部分のVII−VII線断面図であ
る。
【図8】ユニット切断装置部分の1つのカッター部とそ
れに対応するユニット取り出し装置部分の1つのプッシ
ャーとを示すが、ユニット切断装置部分の動作の第1の
段階の拡大垂直断面図である。
【図9】図8と同様であるが、ユニット切断装置部分の
第2の段階の拡大垂直断面図である。
【図10】図8と同様であるが、ユニット切断装置部分
の第3の段階の拡大垂直断面図である。
【図11】図8と同様であるが、ユニット取り出し置部
分の動作状態の拡大垂直断面図である。
【図12】ユニット切断装置部分の1つのカッター部と
それに対応するユニット取り出し装置部分の1つのプッ
シャーとを示すが、ユニット取り出し装置部分が動作す
る前の拡大水平断面図である。
【図13】部品挿入通路とユニット排出通路との関係を
ユニット排出通路側から見た断面を示し、同図(A)は
ユニット排出通路が部品挿入通路からはずれて上方に位
置していてユニット整列手段が動作位置にある状態の拡
大正断面図、同図(B)はユニット排出通路が部品挿入
通路に連通する位置にある状態の拡大正断面図である。
【図14】本発明の装置中、ユニット取り出し装置部分
とユニット送給装置部分との関係とユニット送給装置部
分の自重送給手段から圧入機の下部固定治具までの部品
ユニットの送給経路を説明する概略説明図であるが、ユ
ニット送給装置部分はエアブロー手段を省略している。
【図15】圧入機の下部固定治具がユニット送給装置部
分から外れる位置に移動して部品ユニットであるリセプ
タクルが圧入されるべきブスバーを有する絶縁板がこの
下部固定治具に載せられる直前の状態を下部固定治具を
断面にして示す概略説明図である。
【図16】圧入機の下部固定治具に載せられた絶縁板の
ブスバーにリセプタクルが圧入される状態を上下の治具
を断面にして示す概略説明図である。
【図17】リセプタクルが圧入されたブスバーを有する
絶縁板を他の位置に搬送するためにチャックがこの絶縁
板を把持する状態の側面図である。
【図18】リセプタクルが圧入されたブスバーを有する
絶縁板を他の位置に搬送するためにチャックがこの絶縁
板をコンベヤに移している状態の側面図である。
【図19】テーピング部品の一例とその位置決め状態を
示し、同図(A)はテーピング部品の上面図、同図
(B)は同図(A)のB−B線で切断して位置決めされ
る直前の状態の拡大断面図、同図(C)は同図(B)と
同じであるが、位置決めピンによって位置矯正されて位
置決めされた状態の拡大断面図である。
【図20】リセプタクルが圧入されるべきブスバーを有
する自動車用ジャンクションボックスの絶縁板の平面図
である。
【符号の説明】
10 テーピング部品の切り出し装置 12 テーピング部品 12A テーピング部品長さ部分 14 位置決め孔 16 テープ 18 部品ユニット 18A リセプタクル 20 ユニット切断装置部分 22 部品送り込み装置部分 24 ユニット取り出し装置部分 26 ユニット送給装置部分 28 部品挿入通路 28a 入口 30 カッター部 32 ユニット排出通路 34 ユニット整列手段 36 機台 38 取付けねじ 40 固定台 40A 突出部分 42 取付けねじ 44 ユニット切断装置下半部 46 ユニット切断装置上半部 48 固定刃 50 可動刃 51 テープ受け止め部材 52 ねじ 53 ばね 54 固定ガイド部材 56 可動ガイド部材 58 固定刃ホルダ 60 ねじ 62 可動ガイド部材 64 支持杆 66 ねじ 68 フレーム 68A 突出部分 69 係合凹部 70 プレス機 70a ラム 72 ガイド杆 74 ばね 76 ばね 78 取付け杆 80 案内杆 82 カラー 84 ばね 86 リール送り出し手段 88 フィーダ手段 90 クランプ手段 92 リール 94 回転駆動源 96 弛みセンサ 98 リール回転センサ 100 リール異常検出センサ 102 固定グリップ 104 可動グリップ 106 エアシリンダ 106a ピストンロッド 108 固定クランプ 110 可動クランプ 112 エアシリンダ 112a ピストンロッド 114 プッシャー 114a 溝状の逃げ部 116 エアシリンダ 116a ピストンロッド 118 ユニット送給通路 118a 出口 120 エアブロー手段 122 ユニット受入れ通路 124 自重送給手段 126 可撓性送給ホース 128 ユニット配列治具 130 圧縮エア発生源 132 供給ホース 134 分岐器 136 枢軸 138 揺動部材 140 配列孔 140A 配列孔群 140B 配列孔群 150 圧入機 152 下部固定治具 152a ユニット受取孔 153 可動台 154 上部可動治具 154a ブスバー逃げ孔 156 圧入杆 158 押上げ手段 160 詰まり検出手段 162 投光器 164 受光器 170 テープカッター 172 可動刃 174 ねじ 180 部品位置決め手段 182 位置決めピン 182a テーパ部分 184 昇降駆動源 200 絶縁板 202 ブスバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−90999(JP,A) 特開 平2−167630(JP,A) 特開 平3−221310(JP,A) 実開 昭53−6552(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の部品ユニットがテープに一定間隔
    をあけて保持されているテーピング部品の隣接する任意
    の複数の部品ユニットをテープと共に受け入れるように
    挿入する部品挿入通路と前記複数の部品ユニットを前記
    テープから同時に切り離すように切断する複数のカッタ
    ー部と前記カッター部によって前記テープから切り離さ
    れた前記複数の部品ユニットをそれぞれ独立して排出す
    る複数のユニット排出通路とを含むユニット切断装置部
    分と、前記ユニット切断装置部分の部品挿入通路に前記
    テーピング部品を送り込む部品送り込み装置部分と、前
    記ユニット切断装置部分によって前記テープから切り離
    された前記複数の部品ユニットを前記ユニット切断装置
    部分の複数のユニット排出通路を通してそれぞれ独立し
    て取り出すユニット取り出し装置部分と、前記ユニット
    取り出し装置部分から取り出された前記複数の部品ユニ
    ットをそれぞれ独立して送給する複数のユニット送給通
    路を含むユニット送給装置部分とを備えたことを特徴と
    するテーピング部品の切り出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテーピング部品の切り
    出し装置であって、前記部品送り込み装置部分は、切断
    されるべき複数の部品ユニットが前記ユニット切断装置
    部分のカッター部に対応するように前記部品挿入通路に
    挿入された後前記テーピング部品を固定するクランプ手
    段を含むことを特徴とするテーピング部品の切り出し装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のテーピン
    グ部品の切り出し装置であって、前記ユニット切断装置
    部分の部品挿入通路は、前記テーピング部品のテープと
    複数の部品ユニットとの間の切断部分が前記カッター部
    に整列するように前記テーピング部品を案内するユニッ
    ト整列手段を含み、前記ユニット整列手段は、前記カッ
    ター部が相応する部品ユニットをテープから切断する際
    に前記ユニット排出通路を開くように前記カッター部に
    応動することを特徴とするテーピング部品の切り出し装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のテーピング部品の切り出し装置であって、前記ユニッ
    ト切断装置部分は、切断されるべき複数の部品ユニット
    の各部品ユニットを相応するカッター部に位置決めする
    ユニット位置決め手段を含んでいることを特徴とするテ
    ーピング部品の切り出し装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    のテーピング部品の切り出し装置であって、前記ユニッ
    ト取り出し装置部分は、切断された複数の部品ユニット
    毎に前記ユニット排出通路に整列して設けられて前記部
    品ユニットを相応するユニット排出通路に導く複数のプ
    ッシャーを含み、前記プッシャーは、前記カッター部を
    逃げながら横切るのを許す逃げ部を有することを特徴と
    するテーピング部品の切り出し装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のテーピング部品の切り
    出し装置であって、前記ユニット切断装置部分は、前記
    カッター部の動作に応動して前記テーピング部品の部品
    ユニットから切り離されたテープ部分を受け止めつつ前
    記部品挿入通路から外れるように前記テープ部分を変位
    するテープ受け止め部材を有することを特徴とするテー
    ピング部品の切り出し装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のテーピング部品の切り出し装置であって、前記ユニッ
    ト送給装置部分は、前記ユニット排出通路から相応する
    部品ユニットをそれぞれ独立して受け入れる複数の可撓
    性送給ホースと、前記複数の可撓性送給ホースの出口側
    に設けられて前記複数の部品ユニットを所定の配置関係
    に自動的に配列するユニット配列治具とを備えているこ
    とを特徴とするテーピング部品の切り出し装置。
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