JP2007287474A - 端子折り曲げ装置 - Google Patents

端子折り曲げ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007287474A
JP2007287474A JP2006113386A JP2006113386A JP2007287474A JP 2007287474 A JP2007287474 A JP 2007287474A JP 2006113386 A JP2006113386 A JP 2006113386A JP 2006113386 A JP2006113386 A JP 2006113386A JP 2007287474 A JP2007287474 A JP 2007287474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
bending
terminal fitting
positioning
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2006113386A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshishige Aono
良重 青野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006113386A priority Critical patent/JP2007287474A/ja
Publication of JP2007287474A publication Critical patent/JP2007287474A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【課題】端子金具の折り曲げにかかる所要時間を短縮することを可能とする端子折り曲げ装置をを提供することにある。
【解決手段】端子折り曲げ装置1はハウジング支持部11と端子折り曲げユニット14と切り換え部12と制御装置15を備えている。ハウジング支持部11はコネクタハウジング2を端子金具3の長手方向に沿って移動自在に支持する。端子折り曲げユニット14は端子金具3を折り曲げる。切り換え部12はハウジング支持部11をコネクタハウジング2が前記端子金具3の長手方向に沿って移動することを許容する許容状態とハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が前記端子金具3の長手方向に沿って移動することを規制する規制状態とに切り換え可能である。制御装置15は端子折り曲げユニット14が端子金具3を折り曲げる際に切り換え部12を許容状態に位置付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジングに取り付けられた直線状の端子金具を、く字状に折り曲げる端子折り曲げ装置に関する。
印刷配線板とワイヤハーネスとを接続するコネクタは、コネクタハウジングと、当該コネクタハウジングに取り付けられてく字状に折り曲げられた棒状の端子金具とを備えている。前述した端子金具は、通常、複数(多数)設けられているとともに、互いに平行に配置されている。複数の端子金具は、互いに平行に複数並べられて構成された端子列が複数段重ねられて、コネクタハウジングに取り付けられている。
端子金具をコネクタハウジングに圧入する等によって取り付けられてく字状に曲げる際には、一列ずつ各端子列の直線状の端子金具をコネクタハウジングに取り付けた後、コネクタハウジングに取り付けた端子列の端子金具を周知の折り曲げ型などによって、く字状に折り曲げていた。即ち、一列分の直線状の端子金具をコネクタハウジングに取り付けて、く字状に折り曲げた後、他の列の直線状の端子金具を一列分コネクタハウジングに取り付けてく字状に折り曲げる作業を繰り返し行っていた。
前述したコネクタハウジングと端子金具とを備えたコネクタを組み立てる際には、コネクタハウジングに端子金具を取り付ける工程と、端子金具を折り曲げる工程とを前述した端子列の数回分繰り返し行う必要があった。このため、端子金具の折り曲げ即ちコネクタの組立にかかる工数が増加して、前述したコネクタの組立即ち端子金具の折り曲げにかかる所要時間が長時間化する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、端子金具の折り曲げにかかる所要時間を短縮することを可能とする端子折り曲げ装置をを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、コネクタハウジングに取り付けられた直線状の端子金具を、く字状に折り曲げる端子折り曲げ装置において、前記端子金具付きのコネクタハウジングを折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って移動自在に支持するハウジング支持部と、前記端子金具をく字状に折り曲げる端子折り曲げユニットと、前記ハウジング支持部を当該ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが前記端子金具の長手方向に沿って移動することを許容する許容状態と前記ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが前記端子金具の長手方向に沿って移動することを規制する規制状態との何れかに切り換え可能な切り換え部と、前記端子折り曲げユニットが、前記端子金具を折り曲げる際に、前記切り換え部を前記許容状態に位置付ける制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、請求項1に記載の端子折り曲げ装置において、折り曲げ前の端子金具を位置決めする位置決めユニットを備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、請求項2記載の端子折り曲げ装置において、前記位置決めユニットは、前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って、前記ハウジング支持部と並べられたスライド体と、前記スライド体から立設しかつ軸芯回りに回転自在に設けられているとともに、端子金具間に配置された位置決めピンと、を備え、位置決めピンは、円柱状のピン本体と、該ピン本体の外周面から凸でかつ前記ピン本体の軸芯に沿って並設されているとともに当該ピン本体が回転することで互いの間に前記折り曲げ前の端子金具を位置付けることが可能な位置決め突起と、を備えたことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、請求項3記載の端子折り曲げ装置において、前記スライド体が、前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って移動自在に設けられており、位置決めユニットは、前記制御手段からの命令に基づいて、前記スライド体が前記ハウジング支持部に最も近づいて、前記位置決めピンの位置決め突起間に前記折り曲げ前の端子金具を位置付けた後に、前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って前記スライド体を前記ハウジング支持部から遠ざける方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか一項に記載の端子折り曲げ装置において、前記端子折り曲げユニットが、前記ハウジング支持部に接離自在に設けられて、当該ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングに取り付けられた端子金具を折り曲げる折り曲げ型を備え、前記折り曲げ型が、前記ハウジング支持部寄りの先端部に当該ハウジング支持部に相対してけられかつ当該端子金具の長手方向の断面が円弧状の円弧状面と、当該円弧状面と間隔をあけて配置されかつ該円弧状面との間に端子金具が挿入される壁部と、を備え、前記円弧状面と前記壁部とに囲まれることで、前記端子金具が挿入される端子挿入空間が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の本発明の端子折り曲げ装置は、請求項5に記載の端子折り曲げ装置において、前記折り曲げ型の前記先端部に長手方向が前記端子金具の長手方向と直交する円柱状の円柱ピンが取り付けられて、前記円弧状面が前記円柱ピンの外周面の一部となっているとともに、当該折り曲げ型に前記端子挿入空間の上方を開放した開口部が設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、端子折り曲げユニットが端子金具を折り曲げる際に、ハウジング支持部即ち端子金具を取り付けたコネクタハウジングが移動自在となるので、端子金具が折り曲げられる動作に連動して、ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが端子折り曲げユニットに近づく方向に移動する。
請求項2に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、折り曲げ前の端子金具を位置決めユニットが位置決めするので、位置決めユニットによって位置決めされた端子金具を端子折り曲げユニットが折り曲げることとなって、該端子折り曲げユニットが端子金具を確実に折り曲げることができる。
請求項3に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、位置決めユニットが回転自在に設けられて、回転することで互いの間に端子金具を位置付ける位置決め突起を備えた位置決めピンを備えているので、折り曲げ前の端子金具を確実に位置決めすることができる。
請求項4に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、位置決めユニットが端子金具を位置決めした位置決めピンをハウジング支持部即ちコネクタハウジングから徐々に遠ざけるので、端子金具をコネクタハウジング寄りの箇所から当該コネクタハウジングから離れた箇所に向かって順に位置決めすることとなる。
請求項5に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、折り曲げ型の先端部に円弧状の円弧状面が形成されているので、該折り曲げ型が端子金具を折り曲げる際に、円弧状面に沿って端子金具が折り曲げられる。
請求項6に記載した本発明の端子折り曲げ装置によれば、円柱ピンを設けることで、円弧状面が形成されているので、該円弧状面を容易に断面円弧状とすることができる。
また、折り曲げ型に開口部が設けられているので、端子挿入空間が該開口部によって、開放された状態となっている。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、端子金具が折り曲げられる動作に連動して、ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが端子折り曲げユニットに近づく方向に移動するので、端子金具を折り曲げる際に端子折り曲げユニットの端子金具を折り曲げる折り曲げ型に作用する反力を低減できる。
このため、折り曲げ型の厚みを薄くすることができるので、この薄く形成された折り曲げ型を用いることで、全ての端子金具がコネクタハウジングに取り付けられた後に、該薄く形成された折り曲げ型が端子金具に干渉することなく、該端子金具を確実に折り曲げることができる。したがって、全ての端子金具をコネクタハウジングに取り付けた後に折り曲げることができるので、端子金具の取り付け作業と折り曲げ作業とを繰り返す必要がなくなって、端子金具の折り曲げにかかる所要時間を短縮することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、位置決めユニットによって位置決めされた端子金具を端子折り曲げユニットが折り曲げることとなるので、該端子折り曲げユニットが端子金具を確実に折り曲げることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、位置決めユニットが折り曲げ前の端子金具を確実に位置決めすることができるので、端子折り曲げユニットが端子金具をより確実に折り曲げることができる。
請求項4に記載の本発明によれば、端子金具をコネクタハウジング寄りの箇所から当該コネクタハウジングから離れた箇所に向かって順に位置決めするので、端子金具をより確実に位置決めでき、端子折り曲げユニットが端子金具をより確実に折り曲げることができる。
請求項5に記載の本発明によれば、折り曲げ型が端子金具を折り曲げる際に、円弧状面に沿って端子金具が折り曲げられるので、破断することなく、当該端子金具を折り曲げることができる。
請求項6に記載の本発明によれば、円柱ピンを設けることで、円弧状面を容易に断面円弧状とすることができるので、折り曲げ型のコストの低減を図ることができる。
また、端子挿入空間が該開口部によって、開放された状態となっているので、折り曲げ型が端子金具と擦れることを抑制でき、端子金具の品質の低下を防止でき、端子金具などの削りかすなどが端子挿入空間に詰まることを防止できる。
以下、本発明の一実施形態にかかる端子折り曲げ装置1を、図1ないし図20を参照して説明する。
端子折り曲げ装置1は、コネクタハウジング2に取り付けられた直線状に延在した棒状の端子金具3を図1中の上方に向けて90度折り曲げて、コネクタ4を組み立てる装置である。コネクタ4は、図1などに示すように、コネクタハウジング2と、複数の端子金具3とを備えている。コネクタハウジング2は、絶縁性の合成樹脂で構成されかつ一つの底壁5と、該底壁5の外縁から立設した複数の周壁6とを備えて、筒状に形成されている。
端子金具3は、導電性の金属で構成され、かつ棒状に形成されている。端子金具3は、底壁5を貫通して、コネクタハウジング2に取り付けられている。端子金具3は、一端部がコネクタハウジング2内に収容され、他端部がコネクタハウジング2外に位置付けられている。端子金具3は、他端部が略90度折り曲げられている。
複数の端子金具3は、互いに平行に配置されている。図示例では、コネクタ4は、該端子金具3が図1中の奥行き方向に複数並べられて構成された端子列7を複数備えている。図示例では、端子列7は、四つ設けられている。図1において、これら四つの端子列7は、上下方向に互いに間隔あけて配置されている。
コネクタ4は、端子金具3の他端部が図示しない印刷配線板の導体パターンと接続され、端子金具3の一端部がワイヤハーネスのコネクタの端子と接続して、印刷配線板の導体パターンとワイヤハーネスの各電線とを電気的に接続する。
端子折り曲げ装置1は、コネクタハウジング2に全ての端子列7の端子金具3が取り付けられた後、図1中の端子金具3がより短い上方に位置する端子列7から端子金具3がより長い下方に位置する端子列7の端子金具3を順にく字状に折り曲げる。また、図示例では、図1中上方に位置する端子列7の端子金具3よりも下方に位置する端子列7の端子金具3がコネクタハウジング2よりも突出しているとともに、折り曲げられる屈曲部がコネクタハウジング2のより外側に位置付けられる。
端子折り曲げ装置1は、装置本体としてのベース10と、ハウジング支持部11と、切り換え部12と、位置決めユニット13と、端子折り曲げユニット14と、制御手段としての制御装置15を備えている。ベース10は、平板状に形成されている。
ハウジング支持部11は、固定部16と、リニアガイド17と、スライド移動部18とを備えている。固定部16は、ベース10から立設した立設部19と、該立設部19の上端に取り付けられた水平板20とを備えている。水平板20は、鉛直方向に沿ってベース10と間隔をあけて配置され、その上面が水平方向に沿って平坦に形成されている。水平板20には、切り換え部12の後述のロッド29を通す通し孔21が貫通している。
リニアガイド17は、レール22と、スライダ23とを備えている、レール22は、直線状に延在しており、水平板20の上面に取り付けられている。レール22の長手方向は、図1中の左右方向と平行に配置されている。スライダ23は、レール22の長手方向に沿って、該レール22に対してスライド自在に設けられている。
スライド移動部18は、水平板24と、鉛直板25とを備えている。水平板24は、リニアガイド17のスライダ23に取り付けられている。鉛直板25は、水平板24の位置決めユニット13寄りの縁から上方に向かって立設している。鉛直板25には、内側にコネクタハウジング2を通して該コネクタハウジング2を保持する保持用孔26が貫通している。保持用孔26は、コネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3の長手方向がレール22の長手方向と平行になるように、該コネクタハウジング2を保持する。
ハウジング支持部11は、スライド移動部18の鉛直板25に設けられた保持用孔26内にコネクタハウジング2を保持し、スライド移動部18即ち鉛直板25をレール22の長手方向に沿ってスライド自在とすることで、端子金具3付きのコネクタハウジング2を折り曲げ前の端子金具3の長手方向に沿って移動自在に支持する。
切り換え部12は、切り換え用シリンダ27と、位置決め用孔28と、ロッド29とを備えている。切り換え用シリンダ27は、シリンダ本体30と、該シリンダ本体30から突没自在の伸縮ロッド31とを備えている。シリンダ本体30は、ベース10の上面に取り付けられているとともに、水平板20の下方に配置されている。シリンダ本体30は、伸縮ロッド31の長手方向が鉛直方向に沿いかつ該伸縮ロッド31が上方に向かって伸長する状態で、ベース10の上面に取り付けられている。
位置決め用孔28は、スライド移動部18の水平板24を貫通しており、切り換え用シリンダ27の上方に配置されている。また、位置決め用孔28の内面には、上方に向かうにしたがって該位置決め用孔28の内径を徐々に小さくするテーパ面32が全周に亘って設けられている。
ロッド29は、円柱状に形成され、切り換え用シリンダ27の伸縮ロッド31に固定されている。ロッド29は、その長手方向が鉛直方向と平行に配置されている。ロッド29の上端は、断面円弧状に形成されている。
切り換え部12は、切り換え用シリンダ27の伸縮ロッド31が伸長すると、ロッド29の上端が位置決め用孔28内に侵入するとともにテーパ面32に当接する。切り換え部12は、ロッド29の上端がテーパ面32に当接すると、ハウジング支持部11のスライド移動部18即ち該ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が、該コネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3の長手方向に沿って移動することを規制する。
切り換え部12は、切り換え用シリンダ27の伸縮ロッド31が縮小すると、ロッド29の上端が位置決め用孔28内から抜け出るとともにテーパ面32から間隔をあける。切り換え部12は、ロッド29の上端が位置決め用孔28内から抜け出ると、ハウジング支持部11のスライド移動部18即ち該ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が、該コネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3の長手方向に沿って移動することを許容する。
このように、切り換え部12は、ハウジング支持部11を、当該ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が端子金具3の長手方向に沿って移動することを許容する許容状態と、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が端子金具3の長手方向に沿って移動することを規制する規制状態との何れかに切り換え可能となっている。
位置決めユニット13は、スライド部33と、位置決めピン34と、ピン回転部35とを備えている。スライド部33は、レール22の長手方向即ちハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3の長手方向沿って、該ハウジング支持部11と並べられている。
スライド部33は、リニアガイド36と、スライド体37と、移動手段としてのスライド用シリンダ38とを備えている。リニアガイド36は、レール39と、スライダ40とを備えている、レール39は、直線状に延在しており、ベース10の上面に取り付けられている。レール39の長手方向は、前述したリニアガイド17のレール22即ち前述した端子金具3の長手方向と平行に配置されている。スライダ40は、レール39の長手方向に沿って、該レール39に対してスライド自在に設けられている。
スライド体37は、リニアガイド36のスライダ40に取り付けられている、即ち、スライド体37は、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3の長手方向に沿って、移動自在に設けられている。
スライド体37には、ハウジング支持部11の鉛直板25と前述した端子金具3の長手方向に沿って並べられた並設部41が設けられている。並設部41の上面は、水平方向に沿って平坦に形成されている。さらに、スライド体37には、図7及び図8に示すように、複数の位置決め用固定ピン42が設けられている。位置決め用固定ピン42は、円柱状に形成され、かつ並設部41の上面から鉛直方向に沿って上方に向かって立設している。複数の位置決め用固定ピン42は、各端子列7の端子金具3同士が並設する方向に沿って、間隔をあけて配置されている。
互いに隣り合う二つの位置決め用固定ピン42は、複数の端子列7のうち図中下方即ちコネクタハウジング2からの他端部の突出量が大きな二つの端子列7の二つの端子金具3を互いの間に位置付ける。
スライド用シリンダ38は、シリンダ本体43と、該シリンダ本体43から突没自在の伸縮ロッド44とを備えている。シリンダ本体43は、ベース10の上面に取り付けられているとともに、前述した端子金具3の長手方向に沿ってスライド体37と並設されている。シリンダ本体43は、前述した端子金具3の長手方向に沿って、ハウジング支持部11との間にスライド体37を位置付ける位置に配置されている。シリンダ本体43は、伸縮ロッド44の長手方向がレール22,39即ち前述した端子金具3の長手方向に沿いかつ該伸縮ロッド44がスライド体37に向かって伸長する状態で、ベース10の上面に取り付けられている。
スライド用シリンダ38は、シリンダ本体43から伸縮ロッド44を伸縮することで、スライド体37を前述した端子金具3の長手方向に沿って移動させて、該スライド体37をハウジング支持部11に対して接離する。
スライド部33は、スライド用シリンダ38が、制御装置15からの命令に基づいて、スライド体37がハウジング支持部11に最も近づいて位置決めピン34の後述する位置決め突起46間に折り曲げ前の端子金具3を位置付けた後に、該折り曲げ前の端子金具3の長手方向に沿ってスライド体37をハウジング支持部11から遠ざける方向に移動させる。
位置決めピン34は、スライド体37の並設部41の上面から立設している。位置決めピン34は、互いに隣り合う二つの位置決め用固定ピン42間に配置されている。位置決めピン34は、勿論、位置決め用固定ピン42と、端子列7の端子金具3同士が並設する方向に沿って並べられている。
また、位置決めピン34は、後述するピン本体45と位置決め用固定ピン42との間に二つの各端子列7の一つの端子金具3を位置付ける。さらに、位置決めピン34は、ピン本体45の軸芯P(図7中に一点鎖線で示す)回りに回転自在にスライド体37に支持されている。こうして、位置決めピン34は、スライド体37から立設しかつ軸芯P回りに回転自在に設けられているとともに、互いに隣り合う端子金具3間に配置されている。なお、ピン本体45の軸芯Pは、位置決めピン34の軸芯をなしている。
位置決めピン34は、円柱状のピン本体45と、複数の位置決め突起46とを備えている。ピン本体45は、その軸芯Pが鉛直方向と平行に配置されかつスライド体37に軸芯P回りに回転自在に支持されている。位置決め突起46は、ピン本体45の外周面から該ピン本体45の外周方向に突出している。位置決め突起46は、図8に示すように、ピン本体45の軸芯Pを挟んで、ピン本体45の外周面の互いに裏側に位置する箇所から突に形成されている。また、位置決め突起46は、軸芯Pに沿って複数(図示例では二つ)並設されている。
ピン回転部35は、スライド体37に取り付けられているとともに、該位置決めピン34を前述した軸芯P回りに回転させる。ピン回転部35は、ピン本体45を回転することで、図7及び図8中に実線で示すように位置決め突起46間に端子金具3を位置付ける位置(ピン本体45の外周面の互いに裏側に位置する二つの位置決め突起46が並設する方向が端子金具3の長手方向と直交する位置)と、図7及び図8中に二点鎖線で示すように位置決め突起46が端子金具3間から抜け出た位置(ピン本体45の外周面の互いに裏側に位置する二つの位置決め突起46が並設する方向が端子金具3の長手方向と平行な位置)とに亘って、位置決めピン34を変位させる。
このように、位置決めユニット13は、図7及び図8中に実線で示すように、位置決め突起46間に端子金具3を位置付けることで、コネクタハウジング2に取り付けられた折り曲げ前の端子金具3を位置決めする。位置決めユニット13の位置決めピン34は、円柱状のピン本体45の外周面から凸でかつ軸芯Pに沿って並設されているとともに、ピン本体45が回転することで互いの間に折り曲げ前の端子金具3を位置付けることが可能な位置決め突起46を備えている。
端子折り曲げユニット14は、図2に示すように、水平移動部47と、昇降部48と、回動部49と、折り曲げ型50とを備えている。水平移動部47は、リニアガイド51と、鉛直板52と、図示しないシリンダを備えている。
リニアガイド51は、レール53と、スライダ54とを備えている、レール53は、直線状に延在しており、ベース10の上面に取り付けられている。レール53の長手方向は、前述したレール22,39即ち前述した端子金具3の長手方向と平行に配置されている。スライダ54は、レール53の長手方向に沿って、該レール53に対してスライド自在に設けられている。
鉛直板52は、両表面が鉛直方向に沿って平坦な平板状に形成されており、スライダ54に取り付けられている。シリンダは、シリンダ本体から伸縮ロッドを伸縮することで、鉛直板52を前述したレール53即ち端子金具3の長手方向に沿って移動させる。
昇降部48は、リニアガイド55と、水平板56と、図示しないシリンダを備えている。リニアガイド55は、レール57と、スライダ58とを備えている、レール57は、直線状に延在しており、鉛直板52の表面に取り付けられている。レール57の長手方向は、鉛直方向と平行に配置されている。スライダ58は、レール57の長手方向に沿って、該レール57に対してスライド自在に設けられている。
水平板56は、コ字部59と、取付部60とを備えている。コ字部59は、互いに間隔をあけて平行に配置された一対の平行部61と、該一対の平行部61の一端部同士を連結した連結部62とを備えて、上面からみて(平面視が)コ字状に形成されている。取付部60は、コ字部59の連結部62の中央からコ字部59から離れる方向に延在している。取付部60は、リニアガイド55のスライダ58に取り付けられている。シリンダは、シリンダ本体から伸縮ロッドを伸縮することで、水平板56を前述したレール57即ち鉛直方向に沿って移動させる。
回動部49は、駆動源としてのモータ63と、コ字回動板64と、動力伝達部65とを備えている。モータ63は、モータ本体66が水平板56に固定されている。コ字回動板64は、互いに平行な一対の平行部67と、該一対の平行部67の一端部同士を連結した連結部68とを備えて、上面からみて(平面視が)コ字状に形成されている。平行部67は、前述した平行部61よりも短く形成され、連結部68は、前述した連結部62よりも短く形成されている。
コ字回動板64は、水平板56の一対の平行部61間に配置されている。コ字回動板64は、平行部67が前述の平行部61と間隔をあけて平行に配置され、連結部68が、前述の連結部62と間隔をあけて平行に配置されている。また、平行部67の他端部には回動ピン69が取り付けられている。回動ピン69は、円柱状に形成され、かつ平行部67の他端部から連結部68の長手方向に沿って延在している。回動ピン69は、平行部61の他端部に軸受70を介して軸芯回りに回転自在に支持されている。
動力伝達部65は、モータ63の出力軸71に取り付けられたプーリと、一方の回動ピン69に取り付けられたプーリと、これらのプーリ間に掛け渡された無端ベルト72などを備えている。回動部49は、モータ63の回転駆動力により、回動ピン69即ち平行部67の他端部を中心として、コ字回動板64を回転させる。
折り曲げ型50は、図3乃至図6に示すように、本体部73と、底板部74とを備えている。本体部73は、平板状に形成され、その一端がコ字回動板64の連結部68に取り付けられている。本体部73即ち折り曲げ型50は、コ字回動板64の連結部68に取り付けられると、後述する円弧状面75の曲率の中心が回動ピン69の軸芯Pと同一線上に配置される。即ち、折り曲げ型50は、回動部49によって、円弧状面75を中心として回転される。また、本体部73は、他端に向かうにしたがって徐々に薄くなるように形成されている。
さらに、本体部73の他端は、折り曲げ型50のハウジング支持部11寄りの先端部をなしている。本体部73の他端には、その全長に亘って円弧状面75が形成されている。円弧状面75は、前述した折り曲げ前の端子金具3の長手方向の断面がハウジング支持部11に向かって凸の円弧状に形成されている。さらに、本体部73の他端には、互いに間隔をあけて配置された位置決め用の鉤部76が設けられている。位置決め用の鉤部76は、ハウジング支持部11に保持されたコネクタハウジング2に取り付けられた各端子列7の端子金具3同士が並設する方向に沿って、等間隔に配置されている。位置決め用の鉤部76は、本体部73の他端から底板部74側に突出している。また、位置決め用の鉤部76は、本体部73から離れるのにしたがって徐々に薄くなるように形成されている。
底板部74は、平板状の壁部77と、該壁部77から凸の複数の隔壁78とを一体に備えている。隔壁78は、それぞれ、直線状に延在しており、互いに平行に配置されている。互いに隣り合う隔壁78間の間隔は、互いに隣り合う鉤部76間の間隔と略等しい。前述した底板部74は、隔壁78が鉤部76と重なりかつ壁部77が本体部73と間隔をあけて重なる位置に、該本体部73に取り付けられる。すると、底板部74の壁部77は、円弧状面75と間隔をあけて配置される。また、底板部74のハウジング支持部11寄りの端には、ハウジング支持部11に近づくのにしたがって隔壁78を徐々に細くしかつ壁部77を徐々に薄くするテーパ面79が形成されている。
前述した折り曲げ型50は、互いに隣り合う隔壁78と、壁部77と、本体部73との間に折り曲げ前の端子金具3が挿入される。この互いに隣り合う隔壁78と、壁部77と、本体部73即ち円弧状面75とで囲まれる空間は、端子金具3が挿入される端子挿入空間80となっている。即ち、折り曲げ型50には、前述した端子挿入空間80が設けられている。
前述した端子折り曲げユニット14は、水平移動部47と、昇降部48と、回動部49と、によって、折り曲げ型50をハウジング支持部11に接離自在としている。また、端子折り曲げユニット14は、折り曲げ前の端子金具3を折り曲げ型50の前述した端子挿入空間80内に位置付けて、該折り曲げ型50を円弧状面75を中心として回転することで、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2に取り付けられた端子金具3をく字状に折り曲げる。
制御装置15は、周知のROMと、RAMと、CPUとを備えたコンピュータであって、前述した切り換え部12と、位置決めユニット13と、端子折り曲げユニット14と接続して、これらを制御することにより、端子折り曲げ装置1全体の制御を司る。
ROMは、CPU即ち端子折り曲げ装置1の動作プログラムなどを記憶している。RAMは、CPUの演算実行時に必要なデータを一時的に保持する。CPUは、ROMに記載された動作プログラム通りに端子折り曲げ装置1を動作させる。
CPU即ち制御装置15は、前述した切り換え部12と、位置決めユニット13と、端子折り曲げユニット14を制御することにより、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2に取り付けられた上方に位置する端子列7の端子金具3から順に下方に位置する端子列7の端子金具3をく字状に折り曲げる。
制御装置15は、一つの端子列7の端子金具3を折り曲げる際には、以下のように、切り換え部12と、位置決めユニット13と、端子折り曲げユニット14を制御する。なお、以下、図1中下から二つ目の端子列7の端子金具3を折り曲げる例を代表して説明する。まず、制御装置15は、図9に示すように、切り換え部12の切り換え用シリンダ27の伸縮ロッド31を伸長して該切り換え部12を規制状態として、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2の移動を規制する。
また、制御装置15は、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50を端子金具3から離させるとともに、端子挿入空間80が折り曲げ前の端子金具3と平行になるように折り曲げ型50を位置付けさせる。さらに、制御装置15は、位置決めユニット13のスライド用シリンダ38の伸縮ロッド44を伸長してスライド体37を最もハウジング支持部11に近づけて、ピン回転部35に位置決めピン34を回転させて位置決め突起46間に端子金具3を位置付けて、該折り曲げ前の端子金具3を位置決めする。
その後、制御装置15は、位置決めユニット13のスライド部33のスライド用シリンダ38の伸縮ロッド44を徐々に縮小させて位置決めピン34をハウジング支持部11から離させるとともに、端子折り曲げユニット14の折り曲げ型50を徐々に降下させる。そして、図10に示すように、鉤部76を折り曲げ前の端子金具3の先端部間に位置付けるとともに、位置決めユニット13の位置決めピン34を折り曲げ前の端子金具3の先端部間に位置付けて、該折り曲げ前の端子金具3を位置決めする。
そして、制御装置15は、図11に示すように、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50のハウジング支持部11寄りの他端が該ハウジング支持部11から離れた側の端よりも若干上方に位置するように、当該折り曲げ型50を傾かせる。すると、図12に示すように、円弧状面75が折り曲げ前の端子金具3の先端部に確実に当接する。
その後、制御装置15は、図13に示すように、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50をハウジング支持部11に向かって移動させる。すると、図14に示すように、折り曲げ前の端子金具3の先端部が折り曲げ型50のテーパ面79に当接した後、端子挿入空間80内に徐々に侵入しようとする。そして、制御装置15は、図15に示すように、端子折り曲げユニット14に端子挿入空間80が折り曲げ前の端子金具3と平行になるように、折り曲げ型50を水平に位置付けさせた後、さらに、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50をハウジング支持部11に向かって移動させる。
そして、制御装置15は、図16に示すように、折り曲げ型50のハウジング支持部11寄りの先端が端子金具3の屈曲箇所に位置付けられると、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50を一旦停止させる。そして、制御装置15は、図17に示すように、切り換え部12の切り換え用シリンダ27の伸縮ロッド31を縮小して該切り換え部12を許容状態として、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2の移動を許容する。
その後、制御装置15は、端子折り曲げユニット14の回動部49に前述した回動ピン69即ち円弧状面75を中心として、ハウジング支持部11から離れた側の端が上方に向かうように、折り曲げ型50を90度以上回転させる。すると、端子金具3が曲げられるのにしたがって、曲げられる端子金具3に引っ張られることで、徐々にハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2即ちスライド移動部18が折り曲げ型50に向かって移動する。このように、制御装置15は、端子折り曲げユニット14が端子金具3を折り曲げる際に、切り換え部12を許容状態に位置付ける。
端子金具3を90度以上一旦折り曲げた後、制御装置15は、図18に示すように、端子挿入空間80即ち端子金具3の他端部が鉛直方向と平行となるように、折り曲げ型50を円弧状面75を中心として先ほどと逆向きに回転する。制御装置15は、図19に示すように、端子挿入空間80即ち端子金具3の他端部が鉛直方向と平行となった後、端子折り曲げユニット14に折り曲げ型50を鉛直方向に沿って上昇させる。なお、端子挿入空間80即ち端子金具3の他端部が鉛直方向と平行となると、端子金具3は、図20に示すように、円弧状面75に沿って折り曲げられることとなる、こうして、端子折り曲げ装置1は、端子金具3を上方の端子列7から下方の端子列7に向かって順に折り曲げる。
本実施形態によれば、端子折り曲げユニット14が端子金具3を折り曲げる際に、ハウジング支持部11即ち端子金具3を取り付けたコネクタハウジング2が移動自在となるので、端子金具3が折り曲げられる動作に連動して、折り曲げられる端子金具3から引っ張られて、ハウジング支持部11に支持されたコネクタハウジング2が端子折り曲げユニット14に近づく方向に移動する。したがって、端子金具3を折り曲げる際に端子折り曲げユニット14の端子金具3を折り曲げる折り曲げ型50に作用する反力を低減できる。
このため、折り曲げ型50の厚みを薄くすることができるので、この薄く形成された折り曲げ型50を用いることで、全ての端子金具3がコネクタハウジング2に取り付けられた後に、該薄く形成された折り曲げ型50が端子金具3に干渉することなく、該端子金具3を確実に折り曲げることができる。したがって、全ての端子金具3をコネクタハウジング2に取り付けた後に折り曲げることができるので、端子金具3の取り付け作業と折り曲げ作業とを繰り返す必要がなくなって、端子金具3の折り曲げにかかる所要時間を短縮することができる。
折り曲げ前の端子金具3を位置決めユニット13が位置決めするので、位置決めユニット13によって位置決めされた端子金具3を端子折り曲げユニット14が折り曲げることとなって、該端子折り曲げユニット14が端子金具3を確実に折り曲げることができる。
位置決めユニット13が回転自在に設けられて、回転することで互いの間に端子金具3を位置付ける位置決め突起46を備えた位置決めピン34を備えているので、折り曲げ前の端子金具3を確実に位置決めすることができる。したがって、端子折り曲げユニット14が端子金具3をより確実に折り曲げることができる。
位置決めユニット13が端子金具3を位置決めした位置決めピン34をハウジング支持部11即ちコネクタハウジング2から徐々に遠ざけるので、端子金具3をコネクタハウジング2寄りの箇所から当該コネクタハウジング2から離れた箇所に向かって順に位置決めすることとなる。したがって、端子金具3をより確実に位置決めでき、端子折り曲げユニット14が端子金具3をより確実に折り曲げることができる。
折り曲げ型50のハウジング支持部11寄りの先端部に円弧状の円弧状面75が形成されているので、該折り曲げ型50が端子金具3を折り曲げる際に、円弧状面75によって端子金具3が案内される。したがって、円弧状面75に沿って端子金具3を折り曲げるので、破断することなく、当該端子金具3を折り曲げることができる。
また、本発明の端子折り曲げ装置1は、図21乃至図23に示す折り曲げ型50Aを用いても良い。なお、図21乃至図23において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。折り曲げ型50は、図21乃至図23に示すように、本体部73と、円柱ピン81とを備えている。
本体部73は、表面上に端子金具3を位置付ける壁部77と、該壁部77の表面から立設した複数の隔壁78とを備えている。隔壁78は、それぞれ、直線状に延在しており、等間隔に互いに平行に配置されている。隔壁78の長手方向は、端子金具3の長手方向と平行である。
円柱ピン81は、勿論、円柱状に形成されているとともに、隔壁78のハウジング支持部11寄りの先端部を貫通して、該本体部73即ち折り曲げ型50に取り付けられている。円柱ピン81の長手方向は、折り曲げ前の端子金具3の長手方向と直交している。円柱ピン81は、前述した壁部77と間隔をあけている。円柱ピン81の外周面のハウジング支持部11寄りの一部が、前述した円弧状面75をなしている。
円柱ピン81と、壁部77と、隔壁78との間に端子金具3が挿入される。円柱ピン81と、壁部77と、隔壁78とで囲まれて端子挿入空間80が形成されている。このため、本体部73即ち折り曲げ型50Aには、端子挿入空間80の上方を開放した開口部82が設けられている。折り曲げ型50Aは、端子挿入空間80内に端子金具3を挿入して、円柱ピン81の外周面の円弧状面に沿って、端子金具3を折り曲げる。
この折り曲げ型50Aを用いた場合によれば、円柱ピン81を設けることで、円弧状面75が形成されているので、該円弧状面75を容易に断面円弧状とすることができる。したがって、折り曲げ型50Aのコストの低減を図ることができる。
また、折り曲げ型50Aに開口部82が設けられて、端子挿入空間80が該開口部82によって、開放された状態となっているので、折り曲げ型50Aが端子金具3と擦れることを抑制でき、端子金具3の品質の低下を防止でき、端子金具3などの削りかすなどが端子挿入空間80に詰まることを防止できる。
前述した実施形態では、端子列7が複数の端子金具3で構成されているが、本発明では、端子列7が少なくとも一本の端子金具3で構成されていれば良い。また、前述した実施形態では、端子列7が複数設けられているが、本発明では、端子列7が少なくとも一つ設けられていれば良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態にかかる端子折り曲げ装置の構成を一部断面で示す側面図である。 図1に示された端子折り曲げ装置の折り曲げユニットを上方からみた平面図である。 図2に示された折り曲げユニットの折り曲げ型の正面図である。 図3中のIV部を拡大して示す正面図である。 図3中のV−V線に沿う断面図である。 図5中のVI部を拡大して示す断面図である。 図1中のVII−VII線に沿う断面図である。 図7中の矢印VIII方向からみた平面図である。 図1に示された端子折り曲げ装置の位置決めユニットの位置決めピンの位置決め突起間に端子金具を位置付けた状態を示す説明図である。 図9に示された位置決めユニットの位置決めピンに加えて折り曲げ型が折り曲げ前の端子金具を位置決めした状態を示す説明図である。 図10に示された状態から折り曲げ型を傾けた状態を示す説明図である。 図11中のXII部を拡大して示す断面図である。 図11に示された状態から折り曲げ型をハウジング支持部に近づけた状態を示す説明図である。 図13中のXIV部を拡大して示す断面図である。 図13に示された状態の折り曲げ型を水平に位置付けた状態を示す説明図である。 図15に示された状態の折り曲げ型を屈曲位置からハウジング支持部に近づけた状態を示す説明図である。 図16に示された状態の折り曲げ型を90度以上回転した状態を示す説明図である。 図17に示された状態の折り曲げ型を鉛直方向と平行になるまで戻した状態を示す説明図である。 図18に示された状態の折り曲げ型を上昇させる状態を示す説明図である。 図19中のXX部を拡大して示す断面図である。 図2に示された端子折り曲げ装置の折り曲げユニットの折り曲げ型の変形例の平面図である。 図21中の矢印XXII方向からみた平面図である。 図22中のXXIII−XXIII線に沿う断面図である。
符号の説明
1 端子折り曲げ装置
2 コネクタハウジング
3 端子金具
11 ハウジング支持部
12 切り換え部
13 位置決めユニット
14 端子折り曲げユニット
15 制御装置(制御手段)
34 位置決めピン
37 スライド体
38 スライド用シリンダ(移動手段)
45 ピン本体
46 位置決め突起
50,50A 折り曲げ型
75 円弧状面
77 壁部
80 端子挿入空間
81 円柱ピン
82 開口部
P 軸芯

Claims (6)

  1. コネクタハウジングに取り付けられた直線状の端子金具を、く字状に折り曲げる端子折り曲げ装置において、
    前記端子金具付きのコネクタハウジングを、折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って移動自在に支持するハウジング支持部と、
    前記端子金具をく字状に折り曲げる端子折り曲げユニットと、
    前記ハウジング支持部を、当該ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが前記端子金具の長手方向に沿って移動することを許容する許容状態と前記ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングが前記端子金具の長手方向に沿って移動することを規制する規制状態との何れかに切り換え可能な切り換え部と、
    前記端子折り曲げユニットが、前記端子金具を折り曲げる際に、前記切り換え部を前記許容状態に位置付ける制御手段と、
    を備えたことを特徴とする端子折り曲げ装置。
  2. 折り曲げ前の端子金具を位置決めする位置決めユニットを備えたことを特徴とする請求項1記載の端子折り曲げ装置。
  3. 前記位置決めユニットは、
    前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って、前記ハウジング支持部と並べられたスライド体と、
    前記スライド体から立設しかつ軸芯回りに回転自在に設けられているとともに、端子金具間に配置された位置決めピンと、を備え、
    位置決めピンは、円柱状のピン本体と、該ピン本体の外周面から凸でかつ前記ピン本体の軸芯に沿って並設されているとともに当該ピン本体が回転することで互いの間に前記折り曲げ前の端子金具を位置付けることが可能な位置決め突起と、を備えたことを特徴とする請求項2記載の端子折り曲げ装置。
  4. 前記スライド体が、前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って移動自在に設けられており、
    位置決めユニットは、前記制御手段からの命令に基づいて、前記スライド体が前記ハウジング支持部に最も近づいて、前記位置決めピンの位置決め突起間に前記折り曲げ前の端子金具を位置付けた後に、前記折り曲げ前の端子金具の長手方向に沿って前記スライド体を前記ハウジング支持部から遠ざける方向に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の端子折り曲げ装置。
  5. 前記端子折り曲げユニットが、
    前記ハウジング支持部に接離自在に設けられて、当該ハウジング支持部に支持されたコネクタハウジングに取り付けられた端子金具を折り曲げる折り曲げ型を備え、
    前記折り曲げ型が、前記ハウジング支持部寄りの先端部に当該ハウジング支持部に相対してけられかつ当該端子金具の長手方向の断面が円弧状の円弧状面と、当該円弧状面と間隔をあけて配置されかつ該円弧状面との間に端子金具が挿入される壁部と、を備え、前記円弧状面と前記壁部とに囲まれることで、前記端子金具が挿入される端子挿入空間が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか一項に記載の端子折り曲げ装置。
  6. 前記折り曲げ型の前記先端部に長手方向が前記端子金具の長手方向と直交する円柱状の円柱ピンが取り付けられて、前記円弧状面が前記円柱ピンの外周面の一部となっているとともに、当該折り曲げ型に前記端子挿入空間の上方を開放した開口部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の端子折り曲げ装置。
JP2006113386A 2006-04-17 2006-04-17 端子折り曲げ装置 Abandoned JP2007287474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113386A JP2007287474A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 端子折り曲げ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006113386A JP2007287474A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 端子折り曲げ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007287474A true JP2007287474A (ja) 2007-11-01

Family

ID=38759056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006113386A Abandoned JP2007287474A (ja) 2006-04-17 2006-04-17 端子折り曲げ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007287474A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632117A (zh) * 2012-04-24 2012-08-15 苏州瀚川机电有限公司 一种折弯机构
EP2654141A1 (de) * 2012-04-20 2013-10-23 Schleuniger Holding AG Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Steckers
CN105610034A (zh) * 2015-11-12 2016-05-25 佳兴紧固件工业(苏州)有限公司 一种用于折弯电线接线端子的装置及其使用方法
CN109103730A (zh) * 2016-11-22 2018-12-28 东莞理工学院 一种vga接口半成品的自动折弯成型机
CN110474221A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 富加宜连接器(东莞)有限公司 一种多厚度的连接器端子折弯装置
CN113477848A (zh) * 2021-07-28 2021-10-08 深圳市豪塑科技有限公司 一种连接器pin针弯折装置
JP7066251B1 (ja) * 2022-03-07 2022-05-13 有限会社 ワイケイシイ 端子材折り曲げ装置
CN116586484A (zh) * 2023-04-25 2023-08-15 宁波德科精密模塑有限公司 一种料带折弯装置及连接器插针系统
CN114725751B (zh) * 2022-04-19 2024-04-05 成都天创精密模具有限公司 折弯机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538514U (ja) * 1978-08-29 1980-03-12
JPH0562756A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Kel Corp コンタクトピン曲げ加工装置
JPH11135227A (ja) * 1997-10-30 1999-05-21 Hideo Kabeshita コンタクトピンの曲げ加工装置
JP2000077152A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Molex Inc 電気コネクタの端子曲げ方法及びその装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5538514U (ja) * 1978-08-29 1980-03-12
JPH0562756A (ja) * 1991-09-03 1993-03-12 Kel Corp コンタクトピン曲げ加工装置
JPH11135227A (ja) * 1997-10-30 1999-05-21 Hideo Kabeshita コンタクトピンの曲げ加工装置
JP2000077152A (ja) * 1998-08-28 2000-03-14 Molex Inc 電気コネクタの端子曲げ方法及びその装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2654141A1 (de) * 2012-04-20 2013-10-23 Schleuniger Holding AG Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Steckers
US9306354B2 (en) 2012-04-20 2016-04-05 Schleuniger Holding Ag Devices for automated production of a plug from a plug housing and elongate contacts
CN102632117A (zh) * 2012-04-24 2012-08-15 苏州瀚川机电有限公司 一种折弯机构
CN105610034A (zh) * 2015-11-12 2016-05-25 佳兴紧固件工业(苏州)有限公司 一种用于折弯电线接线端子的装置及其使用方法
CN105610034B (zh) * 2015-11-12 2018-03-02 佳兴紧固件工业(苏州)有限公司 一种用于折弯电线接线端子的装置及其使用方法
CN109103730B (zh) * 2016-11-22 2019-12-13 温州市贝德机械科技有限公司 一种vga接口半成品的自动折弯成型机
CN109103730A (zh) * 2016-11-22 2018-12-28 东莞理工学院 一种vga接口半成品的自动折弯成型机
CN110474221A (zh) * 2019-08-27 2019-11-19 富加宜连接器(东莞)有限公司 一种多厚度的连接器端子折弯装置
CN110474221B (zh) * 2019-08-27 2024-03-26 富加宜连接器(东莞)有限公司 一种多厚度的连接器端子折弯装置
CN113477848A (zh) * 2021-07-28 2021-10-08 深圳市豪塑科技有限公司 一种连接器pin针弯折装置
CN113477848B (zh) * 2021-07-28 2023-09-15 深圳市豪塑科技有限公司 一种连接器pin针弯折装置
JP7066251B1 (ja) * 2022-03-07 2022-05-13 有限会社 ワイケイシイ 端子材折り曲げ装置
CN114725751B (zh) * 2022-04-19 2024-04-05 成都天创精密模具有限公司 折弯机
CN116586484A (zh) * 2023-04-25 2023-08-15 宁波德科精密模塑有限公司 一种料带折弯装置及连接器插针系统
CN116586484B (zh) * 2023-04-25 2023-11-17 宁波德科精密模塑有限公司 一种料带折弯装置及连接器插针系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007287474A (ja) 端子折り曲げ装置
US5832593A (en) Splice head for insulated telecommunication wires
JP5221056B2 (ja) 電線撚り合わせ装置
JP5154828B2 (ja) 電線撚り合わせ装置
US7441327B2 (en) Terminal inserting apparatus
JP4654154B2 (ja) 端子折り曲げ装置
JP5716289B2 (ja) 回転電機のステータの製造方法及び回転電機のステータ
JP5353539B2 (ja) 電線布線用ヘッド装置及び電線布線装置
DE10045471A1 (de) Stator für Elektromotoren, insbesondere für Asynchronmotoren
US7380322B2 (en) Device for insertion of contacts into connector insulator cavities
JP4914579B2 (ja) ハーネス成型装置及びハーネス成型方法
JP2014113032A (ja) 巻線装置および巻線方法
JP5054424B2 (ja) 巻線方法、巻線機及び多極電機子用ワーク
JP7349157B2 (ja) ケーブル支持体
CA1048904A (en) Wiring head with resiliently locked and resettable guide tube mounting assembly
JPH05290943A (ja) 電気コネクタ用結線装置
US10938283B2 (en) Assembling device and method
JP2007215279A (ja) ハーネス保護チューブとそれを用いた給電構造
JP2008198467A (ja) 端子挿入用の金型、端子挿入装置及び端子挿入方法
JP4851349B2 (ja) 端子挿入装置
US8261440B2 (en) Method for inserting a terminal of an electrical wire
JP2009135013A (ja) ハーネス端末用金属板及びハーネス加工方法
JP3613096B2 (ja) 線材束の組立図板
JP2019061864A (ja) プロテクタ付ワイヤーハーネスの製造方法
KR200144654Y1 (ko) 컴팩트 디스크 드라이브의 와이어 배선구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080714

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100928

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20101122