JPH0562564B2 - - Google Patents
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- JPH0562564B2 JPH0562564B2 JP61181707A JP18170786A JPH0562564B2 JP H0562564 B2 JPH0562564 B2 JP H0562564B2 JP 61181707 A JP61181707 A JP 61181707A JP 18170786 A JP18170786 A JP 18170786A JP H0562564 B2 JPH0562564 B2 JP H0562564B2
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- vulcanization
- medium
- chamber
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- pressure
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C37/00—Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
- B29C2037/90—Measuring, controlling or regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/0601—Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
- B29D30/0662—Accessories, details or auxiliary operations
- B29D2030/0666—Heating by using fluids
- B29D2030/0667—Circulating the fluids, e.g. introducing and removing them into and from the moulds; devices therefor
- B29D2030/0673—Circulating the fluids, e.g. introducing and removing them into and from the moulds; devices therefor the vulcanizing fluids being combinations of different kinds of fluids, e.g. steam and nitrogen
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、エラストマー物品、例えば生タイヤ
等を高熱容量媒体と低熱容量媒体との混合流体を
加硫媒体として加硫する方法およびその装置に関
する。
等を高熱容量媒体と低熱容量媒体との混合流体を
加硫媒体として加硫する方法およびその装置に関
する。
[従来の技術]
従来の装置には特開昭58−16839号公報にみら
れるように第4図に概念的に示すようなものがあ
る。この装置は金型内に装填されたタイヤの加硫
媒体を収容する加硫チエンバー2のアウトレツト
4に排気用パイプが接続され、インレツト3には
高熱容量媒体であるスチームの供給用のパイプ
と、低熱容量媒体であるイナートガスの供給用の
パイプとが接続されている。
れるように第4図に概念的に示すようなものがあ
る。この装置は金型内に装填されたタイヤの加硫
媒体を収容する加硫チエンバー2のアウトレツト
4に排気用パイプが接続され、インレツト3には
高熱容量媒体であるスチームの供給用のパイプ
と、低熱容量媒体であるイナートガスの供給用の
パイプとが接続されている。
この装置では、スチームS、イナートガスGと
もに加硫チヤンバーの加硫用設定圧力よりも充分
高い圧力のものを供給するようになつており、次
のような方法でチヤンバー内を任意の設定温度、
設定圧力にコントロールする。すなわち、チヤン
バー内の圧力のみが低いときはイナートガスを供
給し、温度のみが低いときはスチームを供給した
後ガスを排出し、圧力が高くて温度が低いときは
排気しながら又は排気後スチームを供給し、さら
に温度が高くて圧力が低いときはイナートガスを
供給し、その結果圧力が設定値で温度が高くなる
ので排気しつつガスを供給するようになつてい
る。また、この装置で加硫を行なう場合の手順は
次の通りである。すなわち、チヤンバー内に先ず
スチームを供給して温度を上昇させるが、このと
き温度の上昇とともに圧力も上昇するので、一部
排気して圧力を調節し、圧力、温度ともに設定値
になればすべてのバルブを閉じるという手順に従
う。
もに加硫チヤンバーの加硫用設定圧力よりも充分
高い圧力のものを供給するようになつており、次
のような方法でチヤンバー内を任意の設定温度、
設定圧力にコントロールする。すなわち、チヤン
バー内の圧力のみが低いときはイナートガスを供
給し、温度のみが低いときはスチームを供給した
後ガスを排出し、圧力が高くて温度が低いときは
排気しながら又は排気後スチームを供給し、さら
に温度が高くて圧力が低いときはイナートガスを
供給し、その結果圧力が設定値で温度が高くなる
ので排気しつつガスを供給するようになつてい
る。また、この装置で加硫を行なう場合の手順は
次の通りである。すなわち、チヤンバー内に先ず
スチームを供給して温度を上昇させるが、このと
き温度の上昇とともに圧力も上昇するので、一部
排気して圧力を調節し、圧力、温度ともに設定値
になればすべてのバルブを閉じるという手順に従
う。
しかしながら、この方法は、上記の如く圧力を
変えなければ温度を上昇させることができない上
に、チヤンバー内の温度と圧力の調節のために高
エネルギーを持つた加硫媒体を排出する必要があ
り、不経済である。
変えなければ温度を上昇させることができない上
に、チヤンバー内の温度と圧力の調節のために高
エネルギーを持つた加硫媒体を排出する必要があ
り、不経済である。
第4図は装置とは別に、第5図(特開昭57−
87347号公報)に概念的に示すように、イナート
ガス供給用パイプにエジエクタ12を設け、チヤ
ンバー内の設定圧力よりも低い状態のスチームS
のイジエクターによるイナートガスGの流れによ
つてスチームを吸い込ませることによりスチーム
の供給を行なうように装置がある。この装置は、
供給すべきスチーム圧が低くてもよいというメリ
ツトがあるが、コントロールの方法としては、ス
チームの供給に必ずイナートガスの供給を伴うの
で、排気しながらスチームを供給する前記第4図
の装置に較べ若干効率が低くなる。
87347号公報)に概念的に示すように、イナート
ガス供給用パイプにエジエクタ12を設け、チヤ
ンバー内の設定圧力よりも低い状態のスチームS
のイジエクターによるイナートガスGの流れによ
つてスチームを吸い込ませることによりスチーム
の供給を行なうように装置がある。この装置は、
供給すべきスチーム圧が低くてもよいというメリ
ツトがあるが、コントロールの方法としては、ス
チームの供給に必ずイナートガスの供給を伴うの
で、排気しながらスチームを供給する前記第4図
の装置に較べ若干効率が低くなる。
さらに、温度、圧力をコントロールするための
ものではないが、第6図(本出願人による特願昭
60−175100号)に示すように加硫チヤンバー2の
アウトレツト4とインレツト3を結ぶ循環路を設
け、ポンプ等15で加硫媒体を循環させることに
よつて、加硫チヤンバー内の温度ムラをなくし、
均一な加硫を行なうようにした装置もある。
ものではないが、第6図(本出願人による特願昭
60−175100号)に示すように加硫チヤンバー2の
アウトレツト4とインレツト3を結ぶ循環路を設
け、ポンプ等15で加硫媒体を循環させることに
よつて、加硫チヤンバー内の温度ムラをなくし、
均一な加硫を行なうようにした装置もある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明は、上記従来の加硫装置における温度制
御の自由度がせまく、かつエネルギー効率が悪い
という問題点を解決するものである。
御の自由度がせまく、かつエネルギー効率が悪い
という問題点を解決するものである。
[問題点を解決するための手段]
上記問題点を解決するため、本発明は次のよう
な構成を採用した。
な構成を採用した。
すなわち、本発明にかかるエラストマー物品の
加硫方法(第1の発明)は、低熱容量媒体と高熱
容量媒体とを混合して設定温度、設定圧力の加硫
媒体とし、この加硫媒体を用いて加硫チヤンバー
内に保持されているエラストマー物品の加硫を行
なう加硫方法であつて、加硫チヤンバー内の圧力
が設定圧力で、かつ温度が設定温度よりも低いと
きは、加硫チヤンバー内の加硫媒体を強制循環手
段で加硫チヤンバーのアウトレツトから外部に設
けた循環路を通してインレツトに強制循環させる
とともに、該循環時にエジエクタから高熱容量媒
体を加硫媒体中に吸引させて加硫チヤンバー内の
温度を設定温度にまで上昇させることを特徴とし
ている。
加硫方法(第1の発明)は、低熱容量媒体と高熱
容量媒体とを混合して設定温度、設定圧力の加硫
媒体とし、この加硫媒体を用いて加硫チヤンバー
内に保持されているエラストマー物品の加硫を行
なう加硫方法であつて、加硫チヤンバー内の圧力
が設定圧力で、かつ温度が設定温度よりも低いと
きは、加硫チヤンバー内の加硫媒体を強制循環手
段で加硫チヤンバーのアウトレツトから外部に設
けた循環路を通してインレツトに強制循環させる
とともに、該循環時にエジエクタから高熱容量媒
体を加硫媒体中に吸引させて加硫チヤンバー内の
温度を設定温度にまで上昇させることを特徴とし
ている。
また、本発明にかかる加硫装置(第2の発明)
は、加硫チヤンバーのアウトレツトからインレツ
トを結ぶ加硫媒体循環路をそなえ、該循環路に
は、加硫チヤンバー内の加硫媒体をアウトレツト
からインレツトへ循環させるフアン等の強制循環
手段が設けられるとともに、循環中の加硫媒体に
高熱容量媒体を吸引させる吸引手段が設けられて
いることを特徴としている。
は、加硫チヤンバーのアウトレツトからインレツ
トを結ぶ加硫媒体循環路をそなえ、該循環路に
は、加硫チヤンバー内の加硫媒体をアウトレツト
からインレツトへ循環させるフアン等の強制循環
手段が設けられるとともに、循環中の加硫媒体に
高熱容量媒体を吸引させる吸引手段が設けられて
いることを特徴としている。
[作用]
加硫チヤンバーのインレツトとアウトレツトを
結ぶ循環路でチヤンバー内の加硫媒体を強制循環
させ、その循環中に吸引手段から高熱容量媒体を
吸入させることにより、高エネルギーをもつた加
硫媒体を排出せずに温度を上昇させることができ
る。
結ぶ循環路でチヤンバー内の加硫媒体を強制循環
させ、その循環中に吸引手段から高熱容量媒体を
吸入させることにより、高エネルギーをもつた加
硫媒体を排出せずに温度を上昇させることができ
る。
[実施例]
以下、本発明を図面にあらわされた実施例にも
とづいて詳細に説明する。
とづいて詳細に説明する。
第1図は本発明の1実施例をあらわすもので、
この加硫装置1は、金型に装填された生タイヤ等
を被加硫物の加硫媒体が収容される加硫チヤンバ
ー2をそなえている。チヤンバー2には排出口で
あるアウトレツト3と、導入口であるインレツト
4が設けられ、アウトレツト3には排出管5が、
また、インレツト4には導入管7が、それぞれ接
続されている。導入管7には低熱容量媒体である
イナートガスGを供給する第1の供給管8と、高
熱容量媒体であるスチームSを供給する第2の供
給管9とが接続され、前記排出管5と第1の供給
管8とは接続管10によつて互いに接続されてい
る。これら排出管5のAで示す部分、接続管1
0、第1の供給管8のBで示す部分および導入管
7は加硫チヤンバー2内の加硫媒体を循環させる
循環路Lを構成する。そして、上記循環路を構成
する第1の供給管8のBの部分に吸引手段として
のエジエクタ12が設けられ、このエジエクタ1
2に第2の供給管9から分岐した分岐管13が接
続されている。また、前記接続管10には加硫媒
体を矢印X方向に循環させる強制循環手段として
のフアン15が設けられている。図中、V1,V2,
V3,V4,V5,V6はバルブである。つぎに、この
加硫装置1を用いて生タイヤ等のエラストマー物
品の加硫を行なう場合の操作について第7図にも
とづいて説明する。本実施例においては、加硫チ
ヤンバー2の加硫媒体の温度と圧力の設定条件
を、例えば温度が150℃、圧力が25Kg/cm2とし、
又媒体の供給条件を、低熱容量媒体であるイナー
トガスが常温で30Kg/cm2の圧力、高熱容量媒体で
あるスチームが200℃(約1Kg/cm2)の圧力とす
る。低熱容量媒体はイナートガスの他に炭酸ガス
等がある。
この加硫装置1は、金型に装填された生タイヤ等
を被加硫物の加硫媒体が収容される加硫チヤンバ
ー2をそなえている。チヤンバー2には排出口で
あるアウトレツト3と、導入口であるインレツト
4が設けられ、アウトレツト3には排出管5が、
また、インレツト4には導入管7が、それぞれ接
続されている。導入管7には低熱容量媒体である
イナートガスGを供給する第1の供給管8と、高
熱容量媒体であるスチームSを供給する第2の供
給管9とが接続され、前記排出管5と第1の供給
管8とは接続管10によつて互いに接続されてい
る。これら排出管5のAで示す部分、接続管1
0、第1の供給管8のBで示す部分および導入管
7は加硫チヤンバー2内の加硫媒体を循環させる
循環路Lを構成する。そして、上記循環路を構成
する第1の供給管8のBの部分に吸引手段として
のエジエクタ12が設けられ、このエジエクタ1
2に第2の供給管9から分岐した分岐管13が接
続されている。また、前記接続管10には加硫媒
体を矢印X方向に循環させる強制循環手段として
のフアン15が設けられている。図中、V1,V2,
V3,V4,V5,V6はバルブである。つぎに、この
加硫装置1を用いて生タイヤ等のエラストマー物
品の加硫を行なう場合の操作について第7図にも
とづいて説明する。本実施例においては、加硫チ
ヤンバー2の加硫媒体の温度と圧力の設定条件
を、例えば温度が150℃、圧力が25Kg/cm2とし、
又媒体の供給条件を、低熱容量媒体であるイナー
トガスが常温で30Kg/cm2の圧力、高熱容量媒体で
あるスチームが200℃(約1Kg/cm2)の圧力とす
る。低熱容量媒体はイナートガスの他に炭酸ガス
等がある。
先ずバルブV3のみを開けて加硫チヤンバー2
内にスチームを供給する。チヤンバー2内の圧力
が3.9Kg/cm2(このときチヤンバー内の温度は150
℃)となつたら、バルブV3を閉め、バルブV2を
開けてイナートガスを供給する。イナートガスの
供給によつてチヤンバー内の圧力が設定圧力であ
る25Kg/cm2となつたら、バルブV2を閉じ、バル
ブV5,V6を開けるとともにフアン15を作動さ
せる。
内にスチームを供給する。チヤンバー2内の圧力
が3.9Kg/cm2(このときチヤンバー内の温度は150
℃)となつたら、バルブV3を閉め、バルブV2を
開けてイナートガスを供給する。イナートガスの
供給によつてチヤンバー内の圧力が設定圧力であ
る25Kg/cm2となつたら、バルブV2を閉じ、バル
ブV5,V6を開けるとともにフアン15を作動さ
せる。
加硫装置1の運転中は、チヤンバー内の圧力が
設定圧力(25Kg/cm2)であるかどうかを図示しな
い圧力センサでチエツクし、圧力が25Kg/cm2であ
る場合はチヤンバー内の温度が設定温度(150℃)
であるかどうか、図示しない温度センサでチエツ
クする。この温度が設定温度であるなら、バルブ
V1,V2,V4は閉じた状態即ち、排気せず、イナ
ートガスとスチームを供給しないでバルブV5,
V6を開に保ち、フアン15を回わして、チヤン
バー内の加硫媒体を循環させる。
設定圧力(25Kg/cm2)であるかどうかを図示しな
い圧力センサでチエツクし、圧力が25Kg/cm2であ
る場合はチヤンバー内の温度が設定温度(150℃)
であるかどうか、図示しない温度センサでチエツ
クする。この温度が設定温度であるなら、バルブ
V1,V2,V4は閉じた状態即ち、排気せず、イナ
ートガスとスチームを供給しないでバルブV5,
V6を開に保ち、フアン15を回わして、チヤン
バー内の加硫媒体を循環させる。
チヤンバー内の圧力が設定圧力で、温度が設定
温度150℃未満の場合は、バルブV1,V2は閉(即
ち、排気せず、イナートガスを供給しない)でバ
ルブV5,V6は開とし、フアン15を回わすとと
もに、バルブV4を開ける。これによつてチヤン
バー内の加硫媒体は循環するとともに、エジエク
ター12から高熱容量のスチームを吸引するの
で、チヤンバー2内の温度が上昇する。
温度150℃未満の場合は、バルブV1,V2は閉(即
ち、排気せず、イナートガスを供給しない)でバ
ルブV5,V6は開とし、フアン15を回わすとと
もに、バルブV4を開ける。これによつてチヤン
バー内の加硫媒体は循環するとともに、エジエク
ター12から高熱容量のスチームを吸引するの
で、チヤンバー2内の温度が上昇する。
チヤンバー2内の圧力が設定圧力で、温度が設
定温度よりも高い場合は、バルブV4は閉(即ち、
スチームを供給しない)とし、フアン15を停止
し、バルブV5,V6を閉じて加硫媒体の循環を止
めるとともに、バルブV1,V2を開とする。これ
によつてチヤンバー2内の加硫媒体の一部が排出
され、低熱容量のイナートガスのみが供給される
ので、チヤンバー内の温度が低下する。
定温度よりも高い場合は、バルブV4は閉(即ち、
スチームを供給しない)とし、フアン15を停止
し、バルブV5,V6を閉じて加硫媒体の循環を止
めるとともに、バルブV1,V2を開とする。これ
によつてチヤンバー2内の加硫媒体の一部が排出
され、低熱容量のイナートガスのみが供給される
ので、チヤンバー内の温度が低下する。
つぎに、チヤンバー2内の圧力が設定圧力未満
となつときは、温度が設定温度かどうかチエツク
し、温度が設定温度未満の場合はバルブV1を閉
じ(排気しない)、フアン15を停め、V5,V6を
閉じ、バルブV2,V4を開とする。これによつて、
加硫媒体は循環しない状態でイナートガスがエジ
エクターによりスチームを吸引しつつ供給される
ので、チヤンバー内の圧力と温度が共に上昇す
る。
となつときは、温度が設定温度かどうかチエツク
し、温度が設定温度未満の場合はバルブV1を閉
じ(排気しない)、フアン15を停め、V5,V6を
閉じ、バルブV2,V4を開とする。これによつて、
加硫媒体は循環しない状態でイナートガスがエジ
エクターによりスチームを吸引しつつ供給される
ので、チヤンバー内の圧力と温度が共に上昇す
る。
圧力が設定圧力より低く、かつ温度が設定温度
以上であるときは、バルブV1,V4を閉(排気せ
ず、スチーム供給しない)とし、フアン15を停
め、バルブV5,V6を閉(加硫媒体は循環しない)
とし、バルブV2を開(イナートガスを供給する)
とする。これによつて圧力が上昇する。
以上であるときは、バルブV1,V4を閉(排気せ
ず、スチーム供給しない)とし、フアン15を停
め、バルブV5,V6を閉(加硫媒体は循環しない)
とし、バルブV2を開(イナートガスを供給する)
とする。これによつて圧力が上昇する。
チヤンバー内の圧力が設定圧力よりも高くなつ
たときは、バルブV2,V4を閉じ(イナートガス
とスチームを供給しない)、フアン15を停め、
V5,V6を閉じ(加硫媒体は循環しない)、バルブ
V1を開(排気する)とする。これによつてチヤ
ンバー内の加硫媒体が排出され、圧力が低下す
る。
たときは、バルブV2,V4を閉じ(イナートガス
とスチームを供給しない)、フアン15を停め、
V5,V6を閉じ(加硫媒体は循環しない)、バルブ
V1を開(排気する)とする。これによつてチヤ
ンバー内の加硫媒体が排出され、圧力が低下す
る。
この加硫装置1は、加硫機内配管系統内に加硫
チヤンバー2内の加硫媒体を循環させる循環路が
設けられているので、加硫チヤンバー内に温度ム
ラが生じず、均一な加硫を行なうことができるの
みならずエジエクタ12を介して循環中の加硫媒
体(スチームとガスの混合体)に高熱容量のスチ
ームを容易に吸入添加することができるので、高
エネルギーを持つた加硫媒体を排出することなく
温度を設定値まで上昇させることができる。した
がつて、エネルギーの無駄が少なく、装置の合理
化が可能であるとともに、圧力を変化させずに温
度だけを上昇させることができるので、制御の自
由度が増し、制御が容易になつた。
チヤンバー2内の加硫媒体を循環させる循環路が
設けられているので、加硫チヤンバー内に温度ム
ラが生じず、均一な加硫を行なうことができるの
みならずエジエクタ12を介して循環中の加硫媒
体(スチームとガスの混合体)に高熱容量のスチ
ームを容易に吸入添加することができるので、高
エネルギーを持つた加硫媒体を排出することなく
温度を設定値まで上昇させることができる。した
がつて、エネルギーの無駄が少なく、装置の合理
化が可能であるとともに、圧力を変化させずに温
度だけを上昇させることができるので、制御の自
由度が増し、制御が容易になつた。
つぎに、第2図は本発明の異なる実施例をあら
わすもので、同一の部品または部分には同一の番
号を付している。この例では、スチームとイナー
トガスが共にチヤンバー内の加硫媒体の設定圧力
よりも高い状態で供給されるようになつており、
スチームはスチーム管30から、イタートガスは
ガス管31から供給される。本例において、バル
ブV11,V13,V14を閉とし、V12,V15,V16を開
としてフアン15を運転すれば、イナートガスは
供給されない状態でチヤンバー2内の加硫媒体は
循環しつつエジエクターでスチームが供給される
ので温度のみが上昇する。
わすもので、同一の部品または部分には同一の番
号を付している。この例では、スチームとイナー
トガスが共にチヤンバー内の加硫媒体の設定圧力
よりも高い状態で供給されるようになつており、
スチームはスチーム管30から、イタートガスは
ガス管31から供給される。本例において、バル
ブV11,V13,V14を閉とし、V12,V15,V16を開
としてフアン15を運転すれば、イナートガスは
供給されない状態でチヤンバー2内の加硫媒体は
循環しつつエジエクターでスチームが供給される
ので温度のみが上昇する。
第3図は本発明のさらに異なる実施例をあらわ
すもので、本例ではスチームが設定圧力より低い
圧力で供給される。スチームはスチーム管40を
通して供給され、イナートガスはガス管41を通
して供給されるもので、バルブV21,V22を閉じ、
V23,V24,V25を開けてフアン15を運転すれ
ば、イナートガスは供給されない状態でチヤンバ
ー内の加硫媒体を循環させつつエジエクターでス
チームが供給されるので、温度のみを上昇させる
ことができる。
すもので、本例ではスチームが設定圧力より低い
圧力で供給される。スチームはスチーム管40を
通して供給され、イナートガスはガス管41を通
して供給されるもので、バルブV21,V22を閉じ、
V23,V24,V25を開けてフアン15を運転すれ
ば、イナートガスは供給されない状態でチヤンバ
ー内の加硫媒体を循環させつつエジエクターでス
チームが供給されるので、温度のみを上昇させる
ことができる。
なお、以上の説明では加硫媒体の強制循環手段
としてフアン15を用いたが特にフアンには限定
しない。
としてフアン15を用いたが特にフアンには限定
しない。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、エネルギーの無駄を少なくし、又、加硫操作
時の制御を容易にするとともに、温度ムラなく加
硫を行なうことのできるすぐれたものとなつた。
ば、エネルギーの無駄を少なくし、又、加硫操作
時の制御を容易にするとともに、温度ムラなく加
硫を行なうことのできるすぐれたものとなつた。
第1図は本発明の1実施例をあらわす構成説明
図、第2図、第3図は異なる実施例の構成説明
図、第4図、第5図、第6図は従来の装置の説明
図、第7図は動作をあらわすフローチヤートであ
る。 1……加硫装置、2……加硫チヤンバー、3…
…アウトレツト、4……インレツト、15……フ
アン、L……循環路、S……スチーム、G……イ
ナートガス。
図、第2図、第3図は異なる実施例の構成説明
図、第4図、第5図、第6図は従来の装置の説明
図、第7図は動作をあらわすフローチヤートであ
る。 1……加硫装置、2……加硫チヤンバー、3…
…アウトレツト、4……インレツト、15……フ
アン、L……循環路、S……スチーム、G……イ
ナートガス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 低熱容量媒体と高熱容量媒体とを混合して設
定温度、設定圧力の加硫媒体とし、この加硫媒体
を用いて加硫チヤンバー内に保持されているエラ
ストマー物品の加硫を行なう加硫方法であつて、
加硫チヤンバー内の圧力が設定圧力で、かつ温度
が設定温度よりも低いときは、加硫チヤンバー内
の加硫媒体を強制循環手段で加硫チヤンバーのア
ウトレツトから外部に設けた循環路を通してイン
レツトに強制循環させるとともに、該循環時にエ
ジエクタから高熱容量媒体を加硫媒体中に吸引さ
せて加硫チヤンバー内の温度を設定温度にまで上
昇させることを特徴とするエラストマー物品の加
硫方法。 2 加硫チヤンバーのアウトレツトとインレツト
を結ぶ加硫媒体循環路をそなえ、該循環路には、
加硫チヤンバー内の加硫媒体をアウトレツトから
インレツトへ循環させるフアン等の強制循環手段
が設けられるとともに、循環中の加硫媒体に高熱
容量媒体を吸引させる吸引手段が設けられている
ことを特徴とするエラストマー物品の加硫装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18170786A JPS6337905A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | エラストマ−物品の加硫方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18170786A JPS6337905A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | エラストマ−物品の加硫方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6337905A JPS6337905A (ja) | 1988-02-18 |
JPH0562564B2 true JPH0562564B2 (ja) | 1993-09-08 |
Family
ID=16105451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18170786A Granted JPS6337905A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | エラストマ−物品の加硫方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6337905A (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002162185A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-06-07 | Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd | 熱交換装置 |
JP2002337155A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP4597426B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2010-12-15 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP4597425B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2010-12-15 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP2003025339A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP4615773B2 (ja) * | 2001-07-13 | 2011-01-19 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP2003025342A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP4615774B2 (ja) * | 2001-07-13 | 2011-01-19 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP4624607B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-02-02 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP2003053737A (ja) * | 2001-08-10 | 2003-02-26 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP4624606B2 (ja) * | 2001-08-10 | 2011-02-02 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加硫装置 |
JP2006138584A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
JP4545560B2 (ja) * | 2004-11-15 | 2010-09-15 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気加熱装置 |
JP4772027B2 (ja) * | 2006-12-05 | 2011-09-14 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ加硫機 |
JP6331648B2 (ja) * | 2014-04-23 | 2018-05-30 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤの加硫方法および加硫システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816839A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-01-31 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | エラストマ−物品の加硫方法 |
JPS59180912A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-15 | 古河電気工業株式会社 | 電気ケ−ブル連続架橋用加熱装置 |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP18170786A patent/JPS6337905A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816839A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-01-31 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | エラストマ−物品の加硫方法 |
JPS59180912A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-15 | 古河電気工業株式会社 | 電気ケ−ブル連続架橋用加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6337905A (ja) | 1988-02-18 |
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