JPS59180912A - 電気ケ−ブル連続架橋用加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加熱ガスを循環させて電気ケーブルの連続加
熱架橋を行なう装置に関するものである。

未架橋絶縁混和物をケーブル導体上に押出被覆し架橋管
内を走行させて連続的に加熱架橋を行なう電気ケーブル
の連続製造装置は、押出機ヘッドに連なる架橋管を縦型
もしくは横型等に設置し、この架橋管の前段部に加熱媒
体を充填循環させて加熱部を形成し、後段部には冷却媒
体を充填循環させて冷却部を形成し、押出機ヘッドから
出た未゛架橋被覆ケーブルを加熱部内走行中に加熱媒体
により加熱架橋し、ついで冷却部を走行中に冷却媒体に
より冷却しているが、加熱媒体として不活性ガスを使用
する場合には、加熱不活性ガスを循環させるために、循
環器として高温高圧ガスをそのまま吸込、吐出できるタ
ーボブロワを用い該ブロワから吐出されるガスを加熱器
で加熱して架橋管の加熱部に送給し循環させるか、ある
いは、第１図示のように、常温耐圧タイプのブロワＡを
用いこのブロワから吐出されるガスを加熱器Ｂで２００
〜３００°Ｃに加熱して架橋管の加熱部Ｃに送給し、該
加熱部Ｃから出た加熱ガスを熱交換器りに通し冷却して
該ブロワＡに吸込ませ、この冷却された吐出ガスを再び
加熱器Ｂで加熱して循環させていた。

このような従来の装置は、循環器としてターボブロワを
用いるときわめて高価となり、常温耐圧タイプのブロワ
を用いる場合には、高温の加熱ガスをそのまま吸込吐出
することができないために、第１図示のようにガス循環
路におけるブロワＡ、の吸込側前段に熱交換器りを設け
、加熱器Ｂで加熱したガスを熱交換器りで冷却してブロ
ワＡに送りその吐出ガスを再び高温度に再加熱しなけれ
ばならないために、熱効率がきわめて悪いばかりでなく
、ブロワＡＩ′ｉ比較的安価であっても冷却用熱交換器
りの設置、保守を要するので装置が高価になる欠点があ
った。

本発明は、前述の点に鑑み、設備費が安価でしかも熱効
率の高い電気ケーブル連続架橋用加熱装置を提供するも
のであわ、以下にその構成を図示の実施例により説明す
る。

第２図は本発明の電気ケーブル連続架橋用加熱装置の一
実施例を示し、第３図は本発明の装置において使用する
ルーツブロワを示したものである。

第２図において、１は架橋管の加熱部であり、その上側
端もしくは下側端は押出機ヘッドに連結され、他側に延
びる架橋管部分は冷却部を形成する。この押出機ヘッド
と冷却部ハ図示を省略しであるが、押出機ヘッドにおい
て芯線導体上に未架橋絶縁混和物を押出被覆されたケー
ブルＷは、架橋管内を走行して前記加熱部１を送行中に
加熱架橋され、冷却部を走行する際に該部の架橋管内に
充填循環している冷却水、冷却ガス等の冷却媒体により
冷却されて完成した電気ケーブルとなり架橋管外のドラ
ムに巻取られるものである。

前記の加熱部１の架橋管内には前記ケーブルＷの未架橋
被覆を加熱する熱媒体として加熱不活性ガスを送給循環
させる。このためルーツブロワ２とその吐出側に配置し
た加熱器３を循環パイプ４により加熱部１に連結し、ガ
スボンベ５から窒素ガス等の不活性ガスを循環パイプ４
を経て加熱部ｌの架橋管内に充填し、このガスをブロワ
２により循環させ、該ブロワ２から吐出されるガスを加
熱器３で加熱して加熱部１に送給する。この加熱部１に
送給された加熱ガスは該加熱部を走行する未架橋被覆ケ
ーブルＷを加熱してから図示矢印のように循環パイプ４
に還流しそのままブロワ２に吸込まれる。

前記ルーツブロワ２は第３図示のように構成する。第３
図は第２図示のルーツブロワ２を側面から見た一部断面
図で、ロータハウジング２１内を回転するロータ２２の
回転軸２３を軸受２４によりサイドケーシング２５に支
持し、ハウジング２１の側壁２６に水冷室２７を設けて
冷却水２８を入れ、軸受２４を設けたケーシング２５に
は冷却油２９を入れ、メカニカルシール３ｏによりハウ
ジング２１内のガス漏洩を防止する。３１ハ吸込口、３
２は吐出口である。

前記のようなルーツブロワ２を設けた第２図示の本発明
装置は、ブロワ２により循環させられる加熱ガスが加熱
器３で約２６０°Ｃに加熱されて加熱部ｌの架橋管内に
送給され、該加熱部１を走行する未架橋被覆ケーブルＷ
を加熱することにより加熱ガス自身の温度が２４０°Ｃ
前後に降下して循環パイプ４を通りブロワ２に還流する
。このブロワ２に吸込まれた循環ガスはルーツブロワに
よる断熱王縮を受けて１０°Ｃ程度昇温し再び加熱器３
にょや、約２６０’Ｃに加熱されて加熱部１に送給され
るのである。

本発明の装置は、前述のように、ルーツブロワ２のロー
タハウジングの側壁２６を水冷したので、加熱部ｌから
還流する加熱循環ガスをそのまま吸込、吐出してもルー
ツブロワが過度の高温にならず極端な熱膨張歪を生ずる
危険はなく、軸受２４も冷却油２９で冷却されるので回
転軸が焼付くおそれもない。

また、循環加熱ガスは、従来の第１図示のような冷却用
の熱交換器りを経由せず、加熱器３には冷却されないガ
スが入るので人出ガスの温度差力ζ小さく加熱器３を小
容量にすることができるためランニングコストの大巾な
低減が可能となる。

実験によれば、前記ブロワ２の風量を１５　Ｍ３／分、
窒素ガスの圧力を７”９７ｃｍ、加熱器３の出口のガス
温度を２６０°Ｃ、ブロワ２が吸込むガスの温度を２４
０°Ｃ１吐出するガス温度を２５０’Ｃとしたとき、ラ
ンニング時の加熱器３の消費電力Ｉ′ｉ１３．ＫＷであ
った。一方、第１図示のような従来の装置では、ブロワ
Ａの吸込ガス温度は最高６０°Ｃ程度、吐出ガス温度は
８０°Ｃ程度であり、これを加熱器Ｂで２６０°Ｃに加
熱して加熱部Ｇに送給すると、ランニング時の加熱器Ｃ
の消費電力は３５５　ＫＷにも達し、本発明の装置の方
が３４０　ＫＷ　　も省エネとなる。これは、かりに、
ｌ　ＫＷｈ　　が１７円とし、１日ｌＯ時間、毎月２０
日間運転するとすれば、年間約１．３８７万円の節減と
なるものである。

以上のように本発明は、高価な高温用ターボブロワや熱
効率の悪いブロワを用いる従来装置と異なり、設備費お
よびランニングコストが低減され、熱効率、省エネ効果
がすぐれた電気ケーブル連続架橋用加熱装置を得ること
ができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の装置の略示図、第２図は本発明の装置の
略示図、第３図は本発明装置におけるルーツブロワの１
部断面側面図である。 に加熱部　　　　２ニル−ツブロワ ３：加熱器　　　　４二循環パイプ ２７：水冷室 第１図　　　　　　第２Ｗｈ １ １１１ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 未架橋絶縁被覆ケーブルを架橋管中に走行させて加熱架
   橋する電気ケーブルの連続製造装置において、ロータノ
   ・ウジングの側壁に水冷室を設けて水冷し軸受部を油冷
   却したルーツブロワと、ガス加熱器とを、循環パイプに
   より架橋管の加熱部に連結し、前記ルーツブロワから吐
   出される不活性ガスを前記加熱器で加熱して前記架橋管
   の加熱部に送給しルーツブロワに還流循環させることを
   特徴とする電気ケーブル連続架橋用加熱装置。