JPH0561883A

JPH0561883A - 建造物の仕上がり品質チエツク用の携帯型端末器、及び検査項目・検査結果データ処理装置

Info

Publication number: JPH0561883A
Application number: JP21973591A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Miura; 比呂志三浦; Shiro Shiozawa; 志郎塩沢; Kohei Nomura; 孝平野村; Norihiro Nishigawa; 憲宏西側; Yoshiharu Abe; 義春阿部; Yutaka Muramatsu; 裕村松; Kazuo Fujikura; 和夫藤倉; Tetsuro Yamashita; 哲朗山下; Yuji Hirabayashi; 裕治平林; Mikio Kato; 幹夫加藤
Original assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Current assignee: Shimizu Construction Co Ltd; Shimizu Corp
Priority date: 1991-08-30
Filing date: 1991-08-30
Publication date: 1993-03-12

Abstract

(57)【要約】【目的】建造物の仕上がりの不具合等を示す検査結果デ
ータの入力時間の短縮化をはかり、検査結果データの記
入用語の統一化により記入エラーをなくし、検査結果デ
ータ自体のバラツキをなくす。【構成】検査結果データの語彙を予め記憶させた記憶手
段と、記憶手段から取り出した各検査項目毎の検査結果
データの語彙が表示されるグラフィック・キーボードの
選択操作により各検査項目毎の検査結果データを検査結
果データ画面に表示させ、この検査結果データを登録用
グラフィック・キーボードの操作により記憶手段に記憶
させる登録指令信号発生手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、施工中、ならびに、竣
工時の建造物の施工の仕上がり状態を検査し、施工に不
具合部分があれば、不具合部分のある建物の棟記号、階
数、戸番号、部屋名、及びその位置を記入し、さらに、
不具合を生じた部材名、不具合の態様、その修理方法、
業種名、検査日時、手直し完了予定日等の検査結果デー
タをＩＣカード等のメモリに登録する建造物の仕上がり
品質チェック用の携帯型端末器、及び携帯型端末器のメ
モリに記憶させた検査結果データを読み込み、その記憶
内容を検索キーコードに基づいて表形式に並べ換え、こ
れを印字し得る検査項目・検査結果データ処理装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】施工中、ならびに、竣工時の建造物につ
いて仕上がり検査を行い、不具合箇所があれば、これを
施工業者に修理を指示するようにしているが、この検査
結果を記録するには、筆記具を用いて記録紙に不具合位
置、不具合材料名、不具合の状態、修理方法、施工業種
名を記入して検査データを作成した後現場事務所に戻
り、この記入内容を業種毎に新たに並べ換える整理作業
を行って手配用紙を作成し、これを不具合箇所の施工業
者に通知している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した筆記具による
記入方式では、現場事務所に戻った後、修理を依頼する
業種毎に検査結果データを分類した上、転記により業種
毎に分類された手配用紙を作成する関係上、手間がかか
るばかりではなく、転記する際に転記ミスが発生すると
いう問題がある。さらに、高層住宅や、大型団地の普及
化に伴う検査箇所の増大化により、上述した手作業によ
る記入方式では作業員の負担が大きくなるという問題が
ある。

【０００４】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、建造物の仕上がりの
不具合等を示す検査結果データを即座に登録し得るよう
にして記録時間の短縮化をはかるとともに、検査結果デ
ータの記入用語の統一化により記入エラーをなくし、検
査結果データそれ自体のバラツキをなくし得る建造物の
仕上がり品質チェック用の携帯型端末器を提供するにあ
る。

【０００５】さらに、本発明は、各検査項目毎の検査結
果データのページを切り換え、多数の検査結果データの
表示を可能にすることを目的とするものである。

【０００６】また、本発明の目的は、携帯型端末器に記
憶させた検査結果データの自動転送を行って情報処理装
置への人為的転記ミスを皆無にするとともに、転記作業
の省略化をはかって作業時間を短縮化し、検索コードに
基づいて纏められた表形式データをプリントする検査項
目・検査結果データ処理装置を提供するにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、図１の発明の構成図に示すように、
液晶画面に表示されたグラフィック・キーボードを選択
し、選択したグラフィック・キーボード上のセンサ・タ
ッチ・パネルに触れて入力する形式の携帯型端末器にお
いて、液晶画面に、建造物の仕上がりの不具合位置、不
具合の材料名、材料の破損状態、修理方法、検査日、手
直し完了予定日、及び施工業種名等を表示する検査項
目、及び検査項目毎の検査結果データを表示する検査結
果データ画面と、選択入力すべき各検査項目毎の検査結
果データの語彙が表示されるグラフィック・キーボード
の画面と、グラフィック・キーボードの操作により選択
された検査結果データを記憶手段に登録させる登録用グ
ラフィック・キーボード画面とが表示されるものであっ
て、検査結果データの語彙が予め登録された記憶手段
と、登録用グラフィック・キーボードの操作により検査
結果データを記憶手段に記憶させる登録指令信号発生手
段とを備えるように構成したことを特徴とするものであ
る。

【０００８】また、本発明は、図１の発明の構成図に示
すように、携帯型端末器において、グラフィック・キー
ボードの画面に表示される各検査項目毎の検査結果デー
タのページ切換用グラフィック・キーボードが表示され
るページ切換画面を備えるとともに、ページ切換用グラ
フィック・キーボードを操作し、記憶手段に予め記憶さ
せた各検査項目毎の検査結果データの語彙のページをグ
ラフィック・キーボード画面に表示させるページ切換信
号発生手段を備えるよう構成した点を特徴とするもので
ある。

【０００９】さらに、本発明は、図２の発明の構成図に
示すように、携帯型端末器が備える記憶手段に記憶させ
た各検査項目毎の検査項目・検査結果データをデータ記
憶手段に読み込むとともに、データ記憶手段の検査項目
・検査結果データの記憶内容を、検索キーコード発信手
段からの検索キーコードを入力され、検索キーコードに
基づいて検索キーコード毎に表形式に並べ換える手段
と、並べ換え手段からの出力を印字する印字手段とを備
えるよう構成したものである。

【００１０】

【作用】携帯型端末器の液晶画面に表示された検査項目
画面を選択操作し、画面上に検査結果データの語彙が表
示されるグラフィック・キーボードを選択操作し、かか
る操作を各検査項目毎に実行し、この入力操作の終了
後、登録用のグラフィック・キーボードを操作し、検査
結果データを記憶手段に記憶させる。

【００１１】また、ページ切換画面に表示される登録用
グラフィック・キーボードを操作し、各検査項目毎の検
査結果データのページを繰り、検査結果データを次々に
切換え表示させる。

【００１２】記憶手段に記憶された検査結果データを情
報処理装置に転送し、検索キーコードを基づいて各検索
キーコード毎に検査結果データの並べ換えを行い、表形
式のデータを作成する。

【００１３】

【実施例】以下に本発明の詳細を、添付した図面に示す
実施例に基づいて説明する。図３は本発明の携帯型端末
器の斜視図、図４はこの端末器の回路ブロック図、図５
は携帯型端末器の液晶画面に、検査項目・検査結果デー
タ画面と、検査項目に対応した内容（検査結果データ）
を表示し、入力するグラフィック・キーボード画面と、
ページ切換画面と、登録指令用のグラフィック・キーボ
ード等が表示された画面とを示す図、図６は携帯型端末
器の液晶画面に表示された不具合データを入力したグラ
フィック・キーボード画面を示す図、図７は竣工時の室
内における不具合箇所を示す説明図である。

【００１４】図３に示す携帯型端末器１の液晶型スクリ
ーン５（図５、参照）の上面には、透明樹脂とガラスと
からなる周知のセンサ・タッチ・パネル２が設けられて
いる。このパネル２は、液晶型スクリーン５に表示され
る各グラフィック・キーボード上の位置に導電材の薄膜
をコーティングし、ガラス基板上には、コモン電極を蒸
着した位置にキャパシティを持つように構成され、スク
リーン５に表示されている選択メニューや、キーボード
上の位置を指で触れ、その部分の容量変化を検出し、こ
の位置をＸ、Ｙの座標信号に変換して後述するＣＰＵに
入力するように構成されている。

【００１５】図４に示すように、センサ・タッチ・パネ
ル２により選択された検査結果データを入力されるＣＰ
Ｕには、液晶型スクリーン５に、後述する検査項目画
面、及び検査結果データ画面と、入力用のグラフィック
・キーボード画面と、ページ切換画面と、登録用のグラ
フィック・キーボード等の画面とを表示させる表示駆動
回路と、後述する制御を実行するＲＯＭと、検査結果デ
ータを記憶させるＩＣメモリ３と、このＩＣメモリ３の
記憶データを送出するＲＳ２３２Ｃケーブル４とが接続
されている。

【００１６】このＩＣメモリ３には、竣工時の各室の仕
上がり検査項目を示す語彙として、「棟」、「階」、
「戸」、「部屋名」、不具合部分の所在「部位」、及び
「位置」と、クロス、タイル等の不具合部材を示す「部
材１」及び「部材２」と、「不具合状態」と、その「処
理方法」と、不具合箇所を施工した「業種名」とが予め
統一して登録されている。さらに、検査結果データとし
て、「棟」については、例えば、「Ａ、Ｂ・・・」の語
彙が、「階」については「０１、０２・・・」の番号
が、「戸」については同様に「０１、０２・・・」の番
号が、「部屋名」については「洋室１」、「便所」等の
室名が、「部位」については「右壁」、「天井」等の部
位名が、「位置」については「左上」、「右下」等の位
置名が、「部材１」については「クロス」、「タイル」
等の材料名が、「部材２」については、例えば、破損状
態がクロスの縁である場合には、「縁」等の名称が、
「不具合状態」については「破れ」、「色違い」等の状
態が、「処理方法」については「貼り直し」、「シー
ル」等の修理方法が、「業種名」については「クロス
屋」、「タイル屋」等の語彙が、予め統一して登録され
ている。

【００１７】なお、検査項目、及び不具合の状況、位置
等を表現する語彙は、任意に変更することが出来る。

【００１８】次に、図５に示す携帯型端末器１の液晶型
スクリーン５には、不具合箇所のあった棟記号、階数、
戸番号、部屋名、不具合箇所の部位、位置、不具合のあ
る部材１及び部材２、不具合の状態、その処理方法、業
種名の各検査項目６１乃至７１を表示するとともに、そ
れぞれの検査項目にタッチする都度、後述する入力用キ
ーボード画面８に検査結果データの語彙を順次表示させ
る検査項目６と、この検査項目６の下方に位置し、後述
する画面８に表示された入力用グラフィック・キーボー
ドの操作により上述の検査結果データの語彙が表示され
る検査結果データ画面７とが表示されている。さらに、
この検査項目６・検査結果データ画面７の下方には、上
述した各検査項目毎の検査結果データの語彙と共に表示
される入力用グラフィック・キーボード画面８が表示さ
れる。

【００１９】また、このグラフィック・キーボード画面
８の下方には、この画面８に表示される各検査項目毎の
検査結果データの語彙を表示するページを次々に切り換
え表示する１２個のページ切換用グラフィック・キーボ
ードを備えるページ切換画面９と、このページ切換画面
９の下方には、検査結果データをＩＣメモリ３に登録さ
せるために、登録指令信号を発生する登録用グラフィッ
ク・キーボード１０と、検査結果データ画面７における
部材２等の検査項目の入力が不要な場合に、この項目を
空白欄とする空白記入用のグラフィック・キーボード１
１と、カタカナ、ひらがな入力モードに変えるワープロ
入力用のグラフィック・キーボード１２と、初期メニュ
ーを選択するメニュー切換用キーボード１３と、ＩＣメ
モリ３の記憶残量を％表示するメニュー画面１４とが、
表示用語彙とともに表示されるように構成されている。

【００２０】ＲＯＭには、以下に示す制御プログラムが
記憶されている。即ち、メニュー切換え用のキーボー
ド１３を操作すると、ＩＣメモリ３から表示駆動回路を
介し、液晶型スクリーン５の画面に検査項目６・検査結
果データ画面７乃至ページ切換画面９と、登録用グラフ
ィック・キーボード画面１０等とを表示し、検査項目
６の「棟」記号選択用のグラフィック・キーボード６１
を操作すると、グラフィック・キーボード画面８に、図
５に示す検査結果データの語彙として棟記号Ａ・・・Ｕ
を表示した入力用グラフィック・キーボードを表示す
る。そして、「階」数選択用のグラフィック・キーボー
ド６２を操作すると、図示していないが、０１、０２・
・・の語彙を示したキーボードを表示し、「戸」番号選
択用のグラフィック・キーボード６３の操作により０
１、０２・・・の語彙を示したキーボードを表示し、
「部屋名」選択用のグラフィック・キーボード６４の操
作により玄関、浴室等の部屋名の語彙を示したキーボー
ドを、不具合「部位」の選択用のグラフィック・キーボ
ード６５の操作により右壁、天井等の語彙を示したキー
ボードを、不具合「位置」選択用のグラフィック・キー
ボード６６の操作により左上、右下等の位置の語彙を示
したキーボードを、不具合「部材１」選択用のグラフィ
ック・キーボード６７の操作によりクロス、タイル、板
壁等の語彙を示したキーボードを、「部材２」選択用の
グラフィック・キーボード６８の操作により縁、中央等
の語彙を示したキーボードを、「不具合」選択用のキー
ボード６９の操作により破れ、色違い等の語彙を示した
キーボードを、不具合「処理方法」選択用のグラフィッ
ク・キーボード７０の操作により貼り直し、シール等の
語彙を示したキーボードを、不具合箇所の施工「業種
名」選択用のグラフィック・キーボード７１の操作によ
りクロス屋、タイル屋等の語彙を示したキーボードをそ
れぞれ表示する。

【００２１】上述した検査項目キーボード６１乃至７
１のキー操作により各検査項目毎の入力用のグラフィッ
ク・キーボードが表示される都度、これらの入力用のキ
ーボードを選択操作して各検査項目毎に検査結果データ
を入力し、これをＣＰＵ内蔵の一時記憶メモリに記憶さ
せるとともに、検査項目６の下方の、検査結果データ画
面７にそれぞれ表示させ、次いで、登録用グラフィッ
ク・キーボード１０を操作すると、検査項目・検査結果
データを一時記憶メモリからＩＣメモリ３に登録する。

【００２２】このように構成された携帯型端末器の作用
を、図８に示すフローチャートを参照して説明する。先
ず、検査員が図７に示すＡ棟、５階、戸番号１０の洋室
１内に入り、その右壁面の左上のクロスに破損部１６を
発見した場合には、携帯型端末器１の電源をオンし、メ
ニュー切換用グラフィック・キーボード１３の操作によ
り表示された検査項目画面６の棟番号入力用のグラフィ
ック・キーボード６１上のセンサ・タッチ・パネル２に
触れると（ステップＳ１）、図５に示すように、入力用
グラフィック・キーボード８には棟記号Ａ乃至Ｕを表示
するキーボードが表示される（ステップＳ２）。そこ
で、グラフィック・キーボード表示画面８において、
「Ａ」を示すキーボード上のセンサ・タッチ・パネルに
触れると（ステップＳ３）、この検査結果データが検査
項目６の下方の検査結果データ画面７に「棟」を示す
「Ａ」が表示される（ステップＳ４）。

【００２３】次に、ステップＳ１乃至Ｓ４を反復し、階
数入力用のグラフィック・キーボード６２を操作する
と、階数として０１、０２・・・を示すグラフィック・
キーボードが表示されるので、「０５」を選択すると検
査結果データ画面７の「階」を示す項目に「０５」が表
示され、グラフィック・キーボード６３を操作し、戸番
号「０１、０２・・１０・・」を表示させ、「０１」を
示すキーボード上のセンサ・タッチ・パネルに触れて検
査結果データ画面７に「０１」を表示させる。さらに、
グラフィック・キーボード６４を操作し、グラフィック
・キーボード画面８に、図６に示すように、「洋室１」
乃至「洋室７」と、「玄関」等を表示させ、「洋室１」
を示すグラフィック・キーボードを示すセンサ・タッチ
・パネルに触れ、検査結果データ画面７に「洋室１」を
表示させる。

【００２４】以下、このようにしてグラフィック・キー
ボード６５乃至７１を順次操作し、これにより、検査結
果データ画面７の「部位」、「位置」、「部材１」、
「不具合状態」、「処理方法」、「業種名」の検査項目
の下方に、図６に示すように、「１０」、「洋室１」、
「右壁」、「左上」、「クロス」、「破れ」、「貼り直
し」、「クロス屋」の検査結果データが順次、表示され
る。

【００２５】なお、洋室１において、不具合箇所が「ク
ロス」の場合を例示して説明したが、この場合、「部材
２」の検査項目については、「空白」を示すグラフィッ
ク・キーボード１１を操作し、この項目欄を空白にし、
次の「不具合状態」の項目に入力させるために、「不具
合状態」入力用のグラフィック・キーボード６９を操作
すれば、不具合状態の入力を可能となる。そして、例え
ば、クロスの縁が破れている場合には、「部材１」の検
査結果データ画面７に「クロス」と表示させ、グラフィ
ック・キーボード６８を操作し、「部材２」の検査結果
データ画面７に「縁」と表示させればよい。

【００２６】そして、登録グラフィック・キーボード１
０を操作すると、検査項目６、及び検査結果データ画面
７に表示されたデータ検査項目・検査結果データがＩＣ
メモリ３に登録される（ステップＳ５）。なお、この
際、ＣＰＵ内蔵のカレンダー装置により検査年月日が自
動的に登録される。このような操作を不具合箇所の存在
する部屋毎に行って、ＩＣメモリ３に順次、登録する。

【００２７】なお、上述の実施例では、各検査項目に関
する検査結果データの語彙のすべてがグラフィック・キ
ーボード画面８の１頁分で十分表示される場合について
説明したが、例えば、検査項目の「階」について４２階
迄ＩＣメモリ３に登録させてある場合には、ページ画面
切換用のグラフィック・キーボード９の図中、上段の左
側から２番目のキーボードを操作すれば、次頁の画面に
は、２２階から４２階迄のグラフィック・キーボード画
面が表示される。このようにして、キーボードを上段か
ら下段に順次操作すれば、次々に検査結果データの語彙
を示したページが１２ページ分表示される。

【００２８】次に、このＩＣメモリ３に記憶された検査
結果データを検索コードを用いて業種名毎に並べ換え、
表計算方式により印字させる本発明の情報処理装置につ
いて説明する。

【００２９】図９に示すように、例えば、パソコン２０
には、上述した携帯型端末器１に接続されたＲＳ２３２
Ｃケーブル４を介し、送信されて来る記憶情報を入力さ
れるＣＰＵと、ＣＰＵに接続されたＲＡＭと、例えば、
業種毎に記録データを表形式に並べ換えるための検索キ
ーコードを入力するキーボードと、検索キーコードに従
って記録情報を業種毎に表形式に並べ換える制御を実行
するＲＯＭと、ＣＰＵから業種毎に並べ換えられた記録
情報を印字するプリンタと、これを表示するＣＲＴとが
接続されている。

【００３０】ＲＯＭには、携帯型端末器１のＩＣメモリ
３から転送されて来た記憶データを受信し、これをパソ
コン２０のＲＡＭに記憶させる。そして、キーボードか
ら入力された検索キー項目、例えば、業種名として、ク
ロス屋、タイル屋等毎に並べ換えせよとの検索キーコー
ドにより、携帯型端末器１のＩＣメモリ３に記録された
検査項目・検査結果データを業種名毎に纏めて並べ換え
を実行し、これをプリンタに出力する表形式ソフトの制
御プログラムが記憶されている。

【００３１】このように構成された装置の作用を図１０
に示すフローチャートを参照して説明すると、端末器１
のＩＣメモリ３の記憶データをＲＳ２３２Ｃケーブル４
を介して送信されて来る記憶データを受信し（ステップ
Ｓ１１）、これをパソコン２０のＲＡＭに記憶させる
（ステップＳ１２）。そして、キーボードから、例え
ば、業種名クロス屋、タイル屋等毎に纏めて並べ換えを
する検索キーコードを入力すると（ステップＳ１３）、
業種名毎に纏めた記憶データの並べ換えが行われ（ステ
ップＳ１４）、図１１に示すように、タイル業種毎に纏
められた表が印字される（ステップＳ１５）。

【００３２】なお、並べ換え用の検索キーコードは業種
名に限定されず、例えば、材料名、や破損状況等の検索
キーコードを用いて検索することにより、品質不良の傾
向等の分析をすることが出来る。

【００３３】

【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、検査
結果データの語彙を予め登録するとともに、各検査項目
毎の検査結果データに関する語彙が表示される入力用の
グラフィック・キーボード画面を表示させるよう構成し
てあるので、画面に表示されたグラフィック・キーボー
ドを選択操作することにより、検査結果データを即座
に、かつ統一化して入力することが出来、このため、入
力時間の短縮化がはかれるとともに、入力エラーを生じ
ることがなく、しかも、検査結果データ自体のバラツキ
をなくして入力することが可能となる。

【００３４】さらに、本発明によれば、ページ切換画面
を備えているので、これを操作し、各検査項目毎の検査
結果データの語彙を次々にページ単位で表示させること
が出来、このため、検査結果データの語彙の豊富化をは
かることが出来る。

【００３５】また、本発明によれば、携帯型端末器が備
える記憶手段に記憶させた各検査項目毎の検査項目、及
び検査結果データをデータ記憶手段に読み込むととも
に、データ記憶手段の検査項目・検査結果データの記憶
内容を、検索キーコード発信手段から入力された検索キ
ーコードに基づいて検索コード毎に表形式に並べ換える
手段と、並べ換え手段からの出力を印字する印字手段と
を備えるよう構成してあるので、手作業による転記方式
に比し検査結果データの転記ミスを生じることがない。
また、検索キーコードに従った検査結果データの並べ換
えを自動的に行うことが可能となるため、検索キーコー
ドを適宜選択することにより建造物の仕上がり品質の傾
向分析をすることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯型端末器の発明の構成図であ
る。

【図２】本発明の検査項目・検査結果データ処理装置
の発明の構成図である。

【図３】携帯型端末器の斜視図である。

【図４】携帯型端末器の回路ブロック図である。

【図５】棟番号を選択するグラフィック・キーボード
等を液晶画面に表示した状態を示す図である。

【図６】部屋名を選択操作するグラフィック・キーボ
ード画面を液晶画面に表示した状態を示す図である。

【図７】建築現場における不具合箇所の存在を示す図
である。

【図８】携帯型端末器のフローチャートである。

【図９】検査項目・検査結果データ処理装置の回路ブ
ロック図である。

【図１０】検査項目・検査結果データ処理装置につい
てのフローチャートである。

【図１１】検査結果データを業種名毎に纏め、並べ換
えされた印字面の一部を示す図である。

【符号の説明】

１携帯型端末器、２センサ・タッチ・パネル、３
ＩＣメモリ、４ＲＳ２３２Ｃケーブル、５液晶型ス
クリーン、６検査項目画面、７検査結果データ画
面、８検査結果データ入力用のグラフィック・キーボ
ード画面、９ページ切換画面、１０登録用のグラフ
ィック・キーボード画面、１１空白入力用のグラフィ
ック・キーボード画面、１２ワープロ入力用のグラフ
ィック・キーボード画面、１３初期メニュー選択用の
グラフィック・キーボード画面、１４ＩＣメモリの記憶
残量表示用の画面、１６クロスの破損部位、２０パ
ソコン。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者西側憲宏東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者阿部義春東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者村松裕東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者藤倉和夫東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者山下哲朗東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者平林裕治東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内 (72)発明者加藤幹夫東京都港区芝浦一丁目２番３号清水建設株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】液晶画面に表示されたグラフィック・キ
ーボードを選択し、該選択したグラフィック・キーボー
ド上のセンサ・タッチ・パネルに触れて入力する形式の
携帯型端末器において、上記液晶画面に、建造物の仕上
がりの不具合位置、不具合の材料名、該材料の破損状
態、修理方法、及び施工業種名等を表示する検査項目、
及び該検査項目毎の検査結果データを表示する検査結果
データ画面と、選択入力すべき上記各検査項目毎の検査
結果データの語彙が表示されるグラフィック・キーボー
ドの画面と、上記グラフィック・キーボードの操作によ
り選択された検査結果データを記憶手段に登録させる登
録用グラフィック・キーボード画面とが表示されるもの
であって、上記検査結果データの語彙が予め登録された
記憶手段と、上記登録用グラフィック・キーボードの操
作により上記検査結果データを記憶手段に記憶させる登
録指令信号発生手段とを備える建造物の仕上がり品質チ
ェック用の携帯型端末器。
【請求項２】上記携帯型端末器において、上記グラフ
ィック・キーボードの画面に表示される各検査項目毎の
検査結果データのページ切換用グラフィック・キーボー
ドが表示されるページ切換画面を備えるとともに、該ペ
ージ切換用グラフィック・キーボードを操作し、上記記
憶手段に予め記憶させた各検査項目毎の検査結果データ
のページを上記グラフィック・キーボード画面に切換え
表示させるページ切換信号発生手段を備えることを特徴
とする「請求項１」記載の建造物の仕上がり品質チェッ
ク用の携帯型端末器。
【請求項３】上記「請求項１」記載の携帯型端末器が
備える記憶手段に記憶させた各検査項目毎の検査項目、
及び検査結果データをデータ記憶手段に読み込むととも
に、上記データ記憶手段の検査項目、及び検査結果デー
タの記憶内容を、検索キーコード発信手段からの検索キ
ーコードを入力され、該検索キーコードに基づいて検索
キーコード毎に表形式に並べ換える手段と、上記並べ換
え手段からの出力を印字する印字手段とを備えることを
特徴とする検査項目・検査結果データ処理装置。