JPH0561736U - カメラの作動機構 - Google Patents

カメラの作動機構

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Publication number
JPH0561736U
JPH0561736U JP271892U JP271892U JPH0561736U JP H0561736 U JPH0561736 U JP H0561736U JP 271892 U JP271892 U JP 271892U JP 271892 U JP271892 U JP 271892U JP H0561736 U JPH0561736 U JP H0561736U
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JP
Japan
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sector
opening
members
transmission member
operating mechanism
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Pending
Application number
JP271892U
Other languages
English (en)
Inventor
圓男 篠崎
美代司 谷川
知記 仲村
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
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Publication of JPH0561736U publication Critical patent/JPH0561736U/ja
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  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つの部材を相互に係合する方向に付勢する
よう構成した機構の簡素化を図ることを目的とする。 【構成】 二つの部材を可撓性を有する結合部を介して
一体的にプラスチック材料で成形し、結合部の弾性を利
用して相互に係合するように取り付ける。 【効果】 二つの部材を相互に係合する方向に付勢する
弾性部材を別設する必要がなく、機構の簡素化が図れ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカメラの作動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の作動機構は例えば図5に示す実開平2−7629号公報に開示されてい るように、レンズ開口を形成する複数のセクタ105と、正逆回転可能に制御出 来るモータMと上記モータにより駆動される駆動部材110と、上記駆動部材1 10と連結され作動され伝達される伝達部材108と、上記伝達部材108と連 結され上記セクタ105を駆動するセクタ開閉部材106を有して上記セクタ1 05の開閉作動を制御するプログラムシャッタにおいて、上記セクタ開閉部材1 06は回転支持され、バネ112によって反時計方向へ付勢され、セクタ開閉部 材106上のピン106aが伝達部材108を介して常に駆動部材110に追従 する構成になっている。駆動部材110周縁のカム部110bが伝達部材108 のピン108aに作用して伝達部材108を調整用の偏心軸109のまわりに揺 動させ、伝達部材108の腕部はセクタ開閉部材106のピン106aに作用し て、セクタ開閉部材106を揺動されるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のものは揺動可能な複数の作動部材とそれを付勢するために、バネ等の弾 性部材を必要としていたので、構造が複雑で部品点数が多いために組み立てが難 しいという問題点があった。
【0004】 そこで本考案は、複数の作動部材と弾性部材を一体成形することによって、複 雑化する作動機構を簡単な構成で成立させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するために、作動自在に支持された複数の作動部材と 、上記作動部材を回転支持するベース部材とを有するカメラの作動機構において 、上記複数の作動部材を可撓性を有する結合部を介してプラスチック材で一体的 に形成すると共に相互に係合すべく支持するように構成することである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の詳細を添付図面に示した好適な実施例にそって説明する。
【0007】 図1は本考案の実施例であり、図中符号1は、ステップモータMの出力軸で、 その先端部にはステップモータMの回転をアイドラ11を介して伝達する為のピ ニオン2が固着されている。
【0008】 3,4は中心にレンズ開口のための開口Oが形成されると共に互いに重ね合わ せることによって、その間にセクタ室Rを形成するようにしたほぼ円形をなす上 地板と下地板で、セクタ室Rの中には2枚のセクタ5a,5bが格納されている 。また、上地板3の上面にはリング状の駆動部材10がレンズ開口縁3aを案内 として回転可能に取り付けられており、駆動部材10は、アイドラ11と噛み合 うギア部10aと伝達部材8上に設けられたピン8aと関係するカム部10bを 有している。
【0009】 伝達部材8は、所定トルクで回転可能に固着された軸9の偏心軸9aにより回 転可能に軸支され、軸9の上端部に調整溝9bを有している。
【0010】 また、伝達部材8はセクタ開閉部材6の円弧部6aと係合する腕部8bを有し ており、弾性部7によりセクタ開閉部材6と一体的に連結されている。
【0011】 一方、セクタ開閉部材6は上地板3より突出したピン3dにより回転可能に軸 支され、下面側にはセクタピン6bを有している。
【0012】 セクタ5a,5bは、上地板3の下面側に突出したピン3b,3cにより回転 可能に軸支され、セクタピン6bにより開閉作動を行う。
【0013】 また、軸9の調整溝9bを調整具により回動させることにより、伝達部材8の 回転中心が上記偏心に伴って移動するため、ピン8aと駆動部材10との位相関 係、即ちステップモータMと伝達部材8との位相関係を変化させ、且つセクタ開 閉部材6を介してセクタ5a,5bの重なり量及び開口径を変化させることが出 来る。
【0014】 尚、セクタ開閉部材6は、可撓性を有するプラスチック材で一体形成された弾 性部7によって伝達部材8に連結されており、セクタ開閉部材6は上記弾性部7 によって円弧部6aが伝達部材8の腕部8b及びピン8aを介して常に駆動部材 10に追従する様に付勢されている。
【0015】 更に、一体化されたセクタ開閉部材6,弾性部7,伝達部材8は、組み立てら れる前の状態は、図3に示すよう円弧部6aと腕部8bが成形可能で且つ組立時 に弾性部7により所定の付勢力が得られるよう所定の間隔で形成されている。
【0016】 以上の構成において、作動について説明する。
【0017】 図1は作動前の状態を示し、セクタピン6bと係合している2枚のセクタ5a ,5bがレンズ開口Oを閉鎖している。この状態より、図示しないレリーズ部材 を操作することにより図示しない制御回路が作動し、被写体の輝度情報等により 制御回路からドライバー回路を介してステップモータMへ所定の駆動パルスが出 力されて、ステップモータMが作動を開始する。
【0018】 先ず、ステップモータMの出力軸1が時計方向へ回転すると、ピニオン2アイ ドラ11を介して駆動部材10が時計方向へ回転する。
【0019】 駆動部材10の回転に伴ってカム部10bがピン8aに作用して、伝達部材8 を反時計方向に回転させ、同時に腕部8bにより円弧部6aに作用して、セクタ 開閉部材6を時計方向に回転させる。この回転によりセクタ5a,5bが作動を 開始して露光を始める。
【0020】 所定の露光を得られた後、制御回路によりステップモータMを逆転させ、駆動 部材10は反時計方向に回転させ、弾性部7の付勢によりカム部10bに追従す る伝達部材8は時計方向に、またセクタ開閉部材6は反時計方向に回転しセクタ 5a,5bにより開口Oが閉じられ、露光は終了する。
【0021】 尚、伝達部材8とセクタ開閉部材6の位相関係が図1の作動前と図4の作動中 では異なるが、弾性部7が変形するため所定の付勢を保ちながら作動可能となる 。
【0022】 弾性部材による付勢方向は、弾性部材が伸びる方向に付勢力を持つ構成につい て実施例で説明したが、弾性部材とレバーとの連結位置は、レバーの回転中心よ りも係合関係を持つ腕部8bと円弧部6a側にあってもよく、伸縮どちらの方向 でも作動機構の構成は可能である。
【0023】 また、本実施例では2つの揺動するレバーを組立状態では常に係合関係にある セクタ開閉機構であったが、実開昭64−38626号公報に開示されているよ うな距離部材の作動を係止及び解除する合焦係止レバーと解除レバーを有し、各 々のレバーがバネで付勢され作動中のみ互いのレバーが係合関係となるレンズ駆 動機構においても構成可能である。
【0024】 さらに、本実施例では2つの揺動するレバーであったが、2つ以上のレバーの 構成やレバーとリング状の作動部材の組合せによる構成でも展開可能である。
【0025】 さらに、一方の作動部材をベース部材に支持し、その作動部材上に他方の作動 部材を支持して、相互に係合させてもよい。
【0026】
【考案の効果】
本考案によれば、複数の作動部材を可撓性を有する結合部を介して一体的に形 成するため、部品点数の削減と共に構成を簡略化することが出来る。
【0027】 従来必要としていた揺動可能な複数の作動部材を一方方向へ付勢する別設のバ ネ部材を省略して構成でき、しかもバネ部材を取り付けるための取付手段,取付 工数も不要とすることが可能となるため、小型化する場合に有利であると共に、 一般的に自動組立が難しいバネ部材の取付が不要となるため自動組立化する上で も有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す構成図である。
【図2】図1の実施例における部分断面図である。
【図3】図1の実施例における部品図である。
【図4】図1の実施例における動作説明図である。
【図5】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1 ステップモータの出力軸 2 ピニオン 3 上地板 4 下地板 5 セクタ 6 セクタ開閉部材 7 結合部(弾性部) 8 伝達部材 9 軸 10 駆動部材 11 アイドラ M ステップモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動自在に支持された複数の作動部材
    と、上記作動部材を支持するベース部材とを有するカメ
    ラの作動機構において、上記複数の作動部材を可撓性を
    有する結合部を介してプラスチック材料で一体形成する
    と共に、相互に係合すべく支持することを特徴とするカ
    メラの作動機構。
JP271892U 1992-01-29 1992-01-29 カメラの作動機構 Pending JPH0561736U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP271892U JPH0561736U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 カメラの作動機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP271892U JPH0561736U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 カメラの作動機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0561736U true JPH0561736U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11537094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP271892U Pending JPH0561736U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 カメラの作動機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0561736U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012133102A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Canon Inc レンズ鏡筒及び撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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