JP2584889Y2 - カメラ用遮光羽根装置 - Google Patents

カメラ用遮光羽根装置

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JP2584889Y2
JP2584889Y2 JP3333893U JP3333893U JP2584889Y2 JP 2584889 Y2 JP2584889 Y2 JP 2584889Y2 JP 3333893 U JP3333893 U JP 3333893U JP 3333893 U JP3333893 U JP 3333893U JP 2584889 Y2 JP2584889 Y2 JP 2584889Y2
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清 當摩
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカメラに用いられる遮光
羽根装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の遮光羽根を夫々の支点部で同時に
往復回動させるために、歯車機構を用いたものが従来よ
り知られている。それらは大きく二つのタイプに分ける
ことができる。その第1のタイプは、羽根自体に直接歯
部を形成する(実開平4−20025号公報)か、羽根
の回動部に歯車を一体的に固定するもの(実開平1−1
53533号公報,実開平3−114825号公報)で
ある。また第2のタイプは、羽根開閉レバー若しくはそ
れと連動するレバーに歯部を形成するもの(実開平3−
86330号公報,前記実開平3−114825号公
報)である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1のタイプのものは、その歯部に噛合して駆動する部材
の配置が限定されてしまうため、設計上の自由度が低
く、また3枚以上の羽根を駆動できるようにすることが
極めて難しい。又、第2のタイプのものは、第1のタイ
プのものに比べて、前記した駆動する部材の配置上の自
由度は若干増加するが、介在させる各レバーの形状や羽
根との連結関係に工夫を必要とし、且つ第1のタイプと
同様3枚以上の羽根を駆動できるようにすることが極め
て難しい。これらの問題点をクリアーするために、各羽
根の動点部と連結し且つ露光開口と同心的に配置された
駆動リングを設け、この駆動リングを歯車機構によって
往復回動させるようにすることが考えられるが、このよ
うな駆動リングを設けることについては次のような問題
点がある。即ち、駆動リングは常に露光開口と同心的に
往復回動することが要求されるため、そのガイド部を地
板に設ける必要があるが、このガイド部と駆動リングと
の間に生じる摩擦抵抗が大きく、特にその内径摩擦によ
って駆動リングの作動効率が極めて悪くなることであ
る。
【0004】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、歯車機構を
用いて羽根を往復作動させるものであって、設計上自由
度があり且つ摩擦抵抗の小さいカメラ用遮光羽根装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案のカメラ用遮光羽根装置は、支点部と動点
部を有し前記支点部において往復回動する複数枚の羽根
と、露光開口の一側部に設けられ駆動源によって往復回
転させられる歯車と、前記歯車と噛合する歯部を有し且
つ各羽根と前記動点部で回転可能に連結しているリンク
部材とを備え、前記の連結は、各羽根の支点部と動点部
を結ぶ線分が互いに略平行になるように構成されてい
る。
【0006】
【作用】駆動源、例えばパルスモータにより歯車が正方
向へ回転されると、それに噛合しているリンク部材は各
羽根の支点部を支点として全体としては露光開口の直径
方向へ揺動し、羽根を露光開口の開き方向へ動かす。反
対に前記歯車が逆方向へ回転されると、リンク部材は逆
方向へ揺動し、羽根を露光開口の閉じ方向へ動かす。
【0007】
【実施例】本考案における羽根をシャッタ羽根に適用し
た場合の実施例を図1及び図2によって説明する。図1
はシャッタ羽根の閉鎖状態を示し、図2はシャッタ羽根
の全開状態を示している。図において、1は露光開口1
aを有するカバー板である。2,3,4はシャッタ羽根
であり、これらに植設されたピン2a,3a,4aは、
紙面の手前側に設けられた図示していないシャッタ地板
に支承され、各シャッタ羽根の支点部となっている。5
は露光開口1aを囲むように環状に形成されたリンク部
材であり、シャッタ羽根2のピン2aが図示していない
シャッタ地板に支承できるようにするための窓5aが形
成されている。また、このリンク部材5にはピン5b,
5c,5dが植設されており、且つ歯部5eが形成され
ている。ピン5b,5c,5dはシャッタ羽根2,3,
4に設けられた円穴と回転可能に嵌合しており、この嵌
合部が各シャッタ羽根の動点部となっている。6はカバ
ー板1の背面に取り付けられたパルスモータであり、そ
の出力軸6aはカバー板1の表面側に突き出ている。7
は出力軸6aに固定されたピニオンであり、リンク部材
5の歯部5eと噛合している。尚、各シャッタ羽根のピ
ン2a,3a,4aとリンク部材のピン5b,5c,5
dを結ぶ線分は、略等しい長さであり、且つ互いに略平
行となるように構成されている。
【0008】次に作動を説明する。シャッタがレリーズ
されると、図1においてパルスモータ6が始動し、ピニ
オン7は左旋する。その結果、リンク部材5は動かされ
るが、その運動はピン2a,3a,4aを支点とする揺
動運動となる。この揺動運動によってシャッタ羽根2,
3,4は夫々に右旋し、露光開口1aを開く。そしてシ
ャッタ羽根2,3,4が図2の位置に達したとき、パル
スモータ6は停止する。所定の時間経過後に、露光時間
制御装置からの信号によってパルスモータ6が逆転され
ると、図2においてピニオン7が右旋する。従って、リ
ンク部材5は前記とは逆方向に揺動し、シャッタ羽根
2,3,4を左旋させ、露光開口1aを閉鎖する。そし
てシャッタ羽根2,3,4が図1に示す位置に達したと
き、パルスモータ6は停止する。
【0009】上記の実施例においては、リンク部材5の
形状を、露光開口1aを囲む環状としたが、例えばピン
5cと、ピン5dの間を切除した形状にしても差支えな
い。また、本考案は上記のようなシャッタ開閉機構に限
定されず、所定の口径位置でパルスモータ6を停止させ
るようにすることよって絞りセット機構としても実施す
ることが可能である。
【0010】
【考案の効果】上記のように、本考案によれば、歯車機
構を用いて羽根を往復作動させる遮光羽根装置におい
て、羽根の往復作動をリンク部材の揺動運動で行うよう
にしたため、従来のように露光開口と同心的に回動する
駆動リングを用いたものに比べて摩擦抵抗が極めて小さ
く、またリンク部材に設ける歯部は、その位置を、露光
開口の周囲において選択的に決めることができるので、
前記歯部に噛合する歯車の位置に関係なく、また特別な
連結部材を設けることなく実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における実施例の平面図であり、シャッ
タ羽根の閉鎖状態を示している。
【図2】図1に示した実施例と同じ実施例の平面図であ
り、シャッタ羽根の全開状態を示している。
【符号の説明】
1 カバー板 1a 露光開口 2,3,4 シャッタ羽根 2a,3a,4a,5b,5c,5d ピン 5 リンク部材 5a 窓 5e 歯部 6 パルスモータ 6a 出力軸 7 ピニオン

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支点部と動点部を有し前記支点部におい
    て往復回動する複数枚の羽根と、露光開口の一側部に設
    けられ駆動源によって往復回転させられる歯車と、前記
    歯車と噛合する歯部を有し且つ各羽根と前記動点部で回
    転可能に連結しているリンク部材とを備え、前記の連結
    は、各羽根の支点部と動点部を結ぶ線分が互いに略平行
    になるように構成されていることを特徴とするカメラ用
    遮光羽根装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源が正逆転可能なパルスモータ
    であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ用遮光
    羽根装置。
  3. 【請求項3】 前記羽根がシャッタ羽根であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載のカメラ用遮光羽根装
    置。
  4. 【請求項4】 前記羽根が絞り羽根であることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のカメラ用遮光羽根装置。
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JPH075131U JPH075131U (ja) 1995-01-24
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