JPH056164Y2 - - Google Patents

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JPH056164Y2
JPH056164Y2 JP4450986U JP4450986U JPH056164Y2 JP H056164 Y2 JPH056164 Y2 JP H056164Y2 JP 4450986 U JP4450986 U JP 4450986U JP 4450986 U JP4450986 U JP 4450986U JP H056164 Y2 JPH056164 Y2 JP H056164Y2
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bead
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pair
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、非対称空気入りタイヤ車輪に係り、
タイヤ内圧を0.1〜0.3Kg/cm2として3輪、4輪バ
ギー等に使用される。 (従来の技術) リム内にブレーキ装置、サスペンシヨン装置等
の補器を収める場合、リム径を大きくする必要が
ある。 リム径を大きくしたリムに、外径が小さな空気
入りタイヤを嵌合装着すると、タイヤ内の空気体
積が充分でなく浮力を確保することができず、浮
力確保のため外径が大きなタイヤを用いると、タ
イヤ車輪径が必然的に大きくなり、これでは車の
重心が高くなり過ぎて操縦安定性が悪くなる。 そこで、ブレーキ装置等の補器を収める側のリ
ム径を大径とし、他方のリム径を小径としたリム
に、左右一対のビード部の内径を異径とした非対
称空気入りタイヤを嵌合装着して、前述した補器
を収めながらかつ浮力を確保するようにしたタイ
ヤ車輪が特公昭45−7481号公報、実開昭52−
14606号公報、米国特許第3842882号明細書等で提
案されている。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述刊行物記載の非対称空気入
りタイヤ車輪は左右のビード部の径が異なること
から、左右のサイドウオール部の高さも異なるも
のとなり、従つて、リム径が小さい側のサイドウ
オール部では、リム径が大きい側のサイドウオー
ル部よりも弾性係数(剛性)が低くなり、このた
めリム径が小さく、換言すればサイドウオール部
の高さが高くなつて撓み易くカーカスコードおよ
びゴムの疲労が大きく耐久性の点で問題があつ
た。 本考案は、リム径が小さい側のサイドウオール
部すなわち、撓み易い側のサイドウオール部に、
補強プライを挿入することでそのサイドウオール
部の剛性を高くすることで左右のサイドウオール
部の弾性係数をほぼ同程度にしカーカスコードお
よびゴムの疲労を同程度とし、もつて、耐久性を
向上したことを目的とする。 (課題を解決するための手段) 本考案は、トレツド部5と、このトレツド部5
の両肩で連る一対のサイドウオール部4L,4R
および両サイドウオール部4L,4Rの内周にそ
れぞれ形成した一対のビード部3L,3Rを有
し、該一対のビード部3L,3Rの内径を互いに
他に対して異ならしめるとともに、該ビード部3
L,3Rに環状ビードコアー2L,2Rを埋設
し、かつ該コアー2L,2Rを互いに連結したカ
ーカスコード6を備えている非対称空気入りタイ
ヤ1を、リム径が異なるビード座8R,8Lを有
するリム8にリム組してなるものにおいて、内径
が小さい側のサイドウオール部4Lに、補強プラ
イ12を設けて左右のサイドウオール部4L,4
Rの弾性係数をほぼ同じくしていることを特徴と
するものである。 (作用) 内径が小さい側のサイドウオール部4Lに補強
プライ12を挿入することで弾性係数が高めら
れ、左右のサイドウオール部4L,4Rの弾性係
数をほぼ同じくする。 (実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例のいくつ
かを詳述する。 第1図において、1は非対称タイヤ本体で、環
状ビードコア2R,2Lを有する左右一対のビー
ド部3R,3Lと、両ビード部3R,3Lを互い
に連接する左右一対のサイドウオール部4R,4
Lを介して連接されたトレツド部5よりなり、断
面トロイダル形状とされている。 左右一対のビード部3R,3Lの内径が異なる
ことから、タイヤ本体1は赤道面11を中心とし
て非対称形状とされ、本例ではビード部3Rが大
径で、ビード部3Lが小径とされているが、これ
は図とは逆でもよい。 6はカーカスコードであり、その両端末6R,
6Lはビードコア2R,2Lおよび硬質ゴムより
なるフイラー7R,7Lを包み込んで巻上げられ
て両ビードコア2R,2Lを互いに連結してい
る。 このコード6は金属コードでも、繊維コードで
もよく、又、プライ数は任意であり、構造はラジ
アル形でもバイアス形でもよい。 8はリムであり、そのビード座8R,8Lはリ
ムフランジ9R,9Lを有しており、ビード径に
対応して異径とされ各ビード部3R,3Lがビー
ド座8R,8Lに嵌合されている。 なお、リム8は一体構造リムでも割型リムであ
つてもよい。 ここに、実質ゴム又は同効弾性材料よりなるタ
イヤ本体1とリム8とで非対称空気入りタイヤ1
0が構成され、図外のバルブ等により内圧0.1〜
0.3Kg/cm2程度の空気圧が注入され、ここに、不
整地走行用低圧タイヤとされる。 ここで、赤道面11より図では左側がビード部
内径が小さなL領域とされ、右側がビード部内径
が大きなR領域とされ、R領域のリム内に、ブレ
ーキ装置、サスペンシヨン装置等の補器Bが内装
可能とされている。 なお、L領域とR領域とは図とは逆であつても
よい。 本考案にあつては、L領域の少なくともサイド
ウオール部4Lに第1図ではシヨルダ部からビー
ド部にかけて補強プライ12を設けて、L領域の
弾性係数を高め、もつて、L領域の撓みを抑制す
ることでL領域とR領域の弾性係数(剛性)を略
同程度としている。 補強プライ12は金属コード、繊維コード等か
らなり、スダレ状、編織状等とされ、プライ数は
1枚でも複数枚であつてもよい。 第2図から第5図は前述した構成に、付加構成
を具備したものである。 まず、第2図はサイドウオール部4L,4Rの
ゲージ厚、ゴム質自体の弾性係数のいずれか一方
又は双方に大小をもたせ、サイドウオール部4L
の弾性係数を高め、もつて両サイドウオール4
L,4Rの弾性係数を略同程度にしたもので、本
例では補強ゴム層13L,13Rを重合固着した
ものである。 第3図は左右フイラー7L,7Rの高さHL,
HRおよびコード端末巻上げ高さJL,JRをHL>
HR,JL,JRとしたものである。 この場合、補強プライ12の内周端とコード巻
上げ端末とは径方向にオーバーラツプさせること
が望ましい。 第4図はL領域のリムフランジ9Lの高さをR
領域のリムフランジ9Rよりも高くしてサイドウ
オール部4L側の変形をおさえたものであり、こ
の場合、リムフランジ9Lの外周縁はリムフラン
ジ9Rの外周縁と同径上に位置するのが望まし
い。 第5図はフイラー高さ、コード巻上げ高さに大
小をもたせるとともに、リムフランジの高さにも
大小をもたせたものであり、いずれにしても第2
図から第4図の付加例の相互組合せは自由であ
る。 次に、本考案に係る2つの実施例(第1図のも
のをB、第3図のものをCとする)と従来例Aと
のドラム耐久テスト結果を以下の表−1に示す。 但し、テスト条件は次の通りである。 リム ;5.5×10/11DC 空気圧 ;0.2Kg/cm2 荷重 ;140Kg 回転速度 ;40Km/h 走行距離 ;3000Km
【表】 但し、補強プライは、ナイロン550d/225EP1
(本/インチ)、コード方向は軸方向である。 上記表−1でも明らかな如く、従来例Aよりも
本考案実施例B,Cが耐久性が向上する。 (考案の効果) 本考案は以上の通りであり、高さが大きくて撓
み易い小径側のサイドウオール部に、補強プライ
を挿入することで弾性係数(剛性)を高め、左右
のサイドウオール部の弾性係数を略同程度にする
ことで、小径側のサイドウオール部を介しても荷
重を支持することができ、カーカスコードおよび
ゴムの疲労を左右略同程度として耐久性を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は基本例
の要部断面図、第2図から第5図は4つの付加例
を示す要部断面図である。 1……タイヤ本体、2R,2L……ビードコ
ア、3R,3L……ビード部、4R,4L……サ
イドオール部、5……トレツド部、6……カーカ
スプライ、12……補強プライ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トレツド部5と、このトレツド部5の両肩で連
    る一対のサイドウオール部4L,4Rおよび両サ
    イドウオール部4L,4Rの内周にそれぞれ形成
    した一対のビード部3L,3Rを有し、該一対の
    ビード部3L,3Rの内径を互いに他に対して異
    ならしめるとともに、該ビード部3L,3Rに環
    状ビードコアー2L,2Rを埋設し、かつ該コア
    ー2L,2Rを互いに連結するカーカスコード6
    を備えている非対称空気入りタイヤ1を、リム径
    が異なるビード座8R,8Lを有するリム8にリ
    ム組してなるものにおいて、内径が小さい側のサ
    イドウオール部4Lに補強プライ12を挿入し
    て、左右のサイドウオール部4L,4Rの弾性係
    数をほぼ同じくしていることを特徴とする非対称
    空気入りタイヤ車輪。
JP4450986U 1986-03-25 1986-03-25 Expired - Lifetime JPH056164Y2 (ja)

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JPS62155006U JPS62155006U (ja) 1987-10-01
JPH056164Y2 true JPH056164Y2 (ja) 1993-02-17

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JP2006502050A (ja) * 2002-10-07 2006-01-19 テッツェン ホイール コーポレーション 拡張された外側フランジを有するホイールおよび対応するタイヤ

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JP5803360B2 (ja) * 2011-07-11 2015-11-04 横浜ゴム株式会社 インホイールモータ用タイヤ・ホイール組み立て体およびそれに用いるインホイールモータ用の乗用車用空気入りタイヤ

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