JPH0561543U - 防振ゴム - Google Patents

防振ゴム

Info

Publication number
JPH0561543U
JPH0561543U JP273892U JP273892U JPH0561543U JP H0561543 U JPH0561543 U JP H0561543U JP 273892 U JP273892 U JP 273892U JP 273892 U JP273892 U JP 273892U JP H0561543 U JPH0561543 U JP H0561543U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
vibration
metal fitting
damping
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP273892U
Other languages
English (en)
Inventor
保 西村
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP273892U priority Critical patent/JPH0561543U/ja
Publication of JPH0561543U publication Critical patent/JPH0561543U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振ゴムに動吸振部を設け、備えられた重錘
の質量を調整して機器等の脚部や取付けフレーム等によ
る共振を防止する動吸振タイプの防振ゴムを提供する。 【構成】 板状の上金具12と、貫通孔13を有する板
状の下金具14に、下方に開口する中空部15を有する
ゴム弾性体16が接着されている。ゴム弾性体16の中
空部15には、動吸振部17が設けられている。前記動
吸振部17は、下金具14に設けられた貫通孔13を通
過するように下方に伸びたゴム突起部18と、前記ゴム
突起部18の先端に接着された取付け金具19と、前記
取付け金具19にねじ部20により着脱自在に装着され
た重錘21とからなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機器等のフレームに取り付けられ、通常の防振ゴムでは防振できな い周波数領域に有効な動吸振タイプの防振ゴムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、機器等を搭載してその振動を防止するために、図2に示されているよう な防振ゴム1が使用されている。この防振ゴム1は、それぞれにねじ部2とねじ 孔3が設けられた上金具4と下金具5が弾性体6を介して接着されており、前記 上金具4は機器等の脚部または取付けフレーム(図示せず)に固定され、下金具 5は床等に固定される。これらの防振ゴム1は、搭載する機器等の質量Mとばね 定数Kにより算出される固有振動数fnを有し、この固有振動数fnにより防振性能 が決定する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の防振ゴム1の振動伝達率を図3の鎖線で示すと、防振ゴム1 に振動が加わると、固有振動数による共振(振動数比=1のときのピーク)の他 に、さらに高い振動数において、機器等の脚部や取付けフレーム等による共振が 起こる。これにより防振効果は大きく妨げられる。そこで、この共振を減少させ るために、取付けフレームの剛性を高めたり、ダンピング材を張り付ける等の対 策が施されているが、コストが高い割に効果が低い。
【0004】 以上の問題を解決すべく本考案では、防振ゴムに動吸振部を設け、その重錘の 質量を調整して機器等の脚部や取付けフレーム等による共振を防止する動吸振タ イプの防振ゴムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の防振ゴムは、下方に開口する中空部を有するゴム弾性体と、ゴム弾性 体の上、下面に接着された上金具および下金具とを備えた防振ゴムにおいて、ゴ ム弾性体の中空部内から下方に伸びかつ下金具を貫通したゴム突起部と、ゴム突 起部先端に着脱自在に装着された重錘とからなる動吸振部を設けたことを特徴と する。
【0006】
【作用】
本考案の防振ゴムに機器等を搭載するときは、上金具を機器等の取付けフレー ムに固定し、下金具は、動吸振部が鉛直に垂下するために設けられた貫通孔とほ ぼ同径の孔を有する取付けフレーム等に固定する。動吸振部のゴム突起部の先端 には、重錘を着脱自在に装着するための取り付け金具が設けられているので、搭 載する機器の荷重や取付けフレームの強度に応じて、減衰効果の高い任意の質量 を有する重錘に交換するのが容易である。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の防振ゴムの一実施例を示す。 図1にしたがって説明すると、ねじ11を備えた板状の上金具12と、円形の 貫通孔13を有する板状の下金具14に、下方に開口する中空部15を有するゴ ム弾性体16が接着されている。前記ゴム弾性体16は、高減衰ゴムを使用して いる。ゴム弾性体16の中空部15には、動吸振部17が設けられている。前記 動吸振部17は、下金具14に設けられた貫通孔13を通過するように中空部の 上面から下方に伸びたゴム突起部18と、前記ゴム突起部18の先端に接着され た取付け金具19と、前記取付け金具19にねじ部20により着脱自在に装着さ れた重錘21とからなる。また、下金具14の外縁部には、複数のねじ孔22が 設けられている。 本考案の防振ゴムの上金具12は機器等を搭載し、下金具14は貫通孔13と ほぼ同径の孔を有する取付けフレーム(図示せず)にねじ孔22を利用して固定 される。また、本考案の防振ゴムに搭載される機器等による荷重をWとし、重錘 の質量をmとすると、取付けフレームの共振を防止する効果のある重錘21の質 量mは、m/W=1/20〜1/50の範囲内から選ばれる。
【0008】
【考案の効果】
本考案の防振ゴムの動吸振部に備えられた重錘を交換することにより、搭載す る機器等のフレームの共振を低減する質量に重錘を調整することが可能である。 その結果、図3の実線に示されるように、固有振動数による共振(振動数比=1 のときのピーク)以外の、さらに高い振動数における共振は抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の防振ゴムを示す断面図
【図2】 従来の防振ゴムを示す断面図
【図3】 従来の防振ゴムと本考案の防振ゴムの特性を
示す図
【符号の説明】
12……上金具 13……貫通孔 14……下金具 15……中空部 16……ゴム弾性体 17……動吸振部 21……重錘

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に開口する中空部を有するゴム弾性体
    と、ゴム弾性体の上、下面に接着された上金具および下
    金具とを備えた防振ゴムにおいて、ゴム弾性体の中空部
    内から下方に伸びかつ下金具を貫通したゴム突起部と、
    ゴム突起部先端に着脱自在に装着された重錘とからなる
    動吸振部を設けたことを特徴とする防振ゴム。
JP273892U 1992-01-29 1992-01-29 防振ゴム Pending JPH0561543U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP273892U JPH0561543U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 防振ゴム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP273892U JPH0561543U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 防振ゴム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0561543U true JPH0561543U (ja) 1993-08-13

Family

ID=11537686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP273892U Pending JPH0561543U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 防振ゴム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0561543U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152583A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 緩衝具及びこれを用いた建機用タンク支持構造
KR101476055B1 (ko) * 2013-09-25 2014-12-23 손정남 방진고무마운트
JP2021139381A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 住友理工株式会社 防振装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014152583A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 緩衝具及びこれを用いた建機用タンク支持構造
KR101476055B1 (ko) * 2013-09-25 2014-12-23 손정남 방진고무마운트
JP2021139381A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 住友理工株式会社 防振装置
US11993149B2 (en) 2020-03-02 2024-05-28 Sumitomo Riko Company Limited Vibration damping device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2266317C (en) Vibration isolation insert for aircraft floor panels and the like
WO2005103524A1 (ja) 振動低減結合構造
JPS5924046A (ja) 防音パネル支持構造
JP2004092112A (ja) 床振動減衰装置
KR101984376B1 (ko) 가구용 횡방향 진동 감쇄장치
JPH0561543U (ja) 防振ゴム
JPH07139589A (ja) 防振架台
JPS61211551A (ja) 圧縮機の防振取付装置
JP2000314441A (ja) 同調質量型動吸収器
US20020106485A1 (en) Cross elastomer mount
JPH0953684A (ja) 防振装置
JPH088365Y2 (ja) エンジン防振部材取付装置
CN210003744U (zh) 隔振机构
JPS58146744A (ja) 振動吸収装置
JP2525209B2 (ja) 振動低減用支持装置
JPS5919739A (ja) 振動吸収装置
JPS6219618B2 (ja)
JP4020684B2 (ja) 天井用吊具
JPS5997343A (ja) エンジン等の防振支持装置
JPH03229035A (ja) 防振架台
JPS62180128A (ja) 防振装置
JPH11247917A (ja) エンジンマウント
JPH0268212A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH07127687A (ja) 防振装置
JPS6314116Y2 (ja)