JPS6314116Y2 - - Google Patents

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JPS6314116Y2
JPS6314116Y2 JP13788282U JP13788282U JPS6314116Y2 JP S6314116 Y2 JPS6314116 Y2 JP S6314116Y2 JP 13788282 U JP13788282 U JP 13788282U JP 13788282 U JP13788282 U JP 13788282U JP S6314116 Y2 JPS6314116 Y2 JP S6314116Y2
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JP
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vibration
compressor
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washer ring
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JP13788282U
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JPS5940645U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圧縮機に起因する振動を吸収し、吸振
性能の劣下しない高耐久性のある圧縮機の防振支
持装置に関する。
従来例の構成とその問題点 通常空気調和機本体内に収納される圧縮機にお
いては、その圧縮機が発生する振動が圧縮機を支
持して成る支持装置を通じて基板上に伝播し、空
気調和機全体が振動するのを防ぐために、圧縮機
支持装置に防振構造が施されている。
従来、この種の目的を有する防振支持装置の構
造としては、圧縮機に固定された支持脚を、防振
スプリングあるいは防振ゴムを介して空気調和機
の基板上に取り付け、ボルトを用いて変位を拘
束、固定しながら圧縮機を防振支持している。
この方法にて圧縮機を支持して成る防振支持装
置は、圧縮機の振動が空気調和機に伝播するのを
防ぐとともに、空気調和機の落下時など衝撃荷重
が発生した際、圧縮機の転倒を防止するよう構成
されたものである。
この防振支持装置にスプリングを用いた場合
は、通常運転中の振動が基板へ伝達するのを比較
的容易に隔離させることが可能であるが、圧縮機
の起動・停止時において発生する衝撃振動はスプ
リングの減衰力が小さいために、振動系の共振周
波数で振動が比較的長時間残り、しばしば振動が
逆に増大する、という欠点と、構成部品が多いた
めにコストが高い、という欠点があつた。また、
両防振支持装置において、構造上圧縮機の固定脚
とスプリングの間に金属ワツシヤを入れるため、
長時間運転していると経時変化とともに金属同志
接触する部分でしばしば摩擦音が発生する難点が
あつた。
他方、防振ゴムによる防振支持装置の場合に
は、スプリングで支持した場合とは異なり、コス
トが安く、しかもゴム固有の高い減衰力のため
に、圧縮機の起動・停止時における衝撃振動に対
して良好な防振機能を持つなどの特徴を有してい
るため、防振支持装置として多用されてきている
が、通常運転時における振動の伝達を防止するに
は充分とはいえない、などの難点を有していた。
従来のような構造の防振支持装置の一解決方法
として、通常運転時の圧縮機の振動が空気調和機
の各部に伝播しないように隔離し、しかも停止・
起動時に発生する一過性衝撃振動を充分に減衰
し、また空気調和機の落下時に発生する衝撃荷重
に耐え、しかも亀裂の発生を抑えて耐久寿命を長
くするために、スプリングとゴムの長所を組み合
せた複合による防振支持装置が考えられる。然し
この方法は部品点数が多くなつて構造が複雑で大
型になるとともにコスト高となり、従来の防振支
持装置と比較してコスト上昇分に見合うほどの性
能改善が見られない、などの難点がある。他方、
近年の空気調和機の小型化・薄型化の傾向の中に
あつて、圧縮機の占める空間も制約を受け、防振
支持装置を大型化することは設計上不可能であ
る。
従来の欠点を解決するため、防振ゴムを用い、
ゴム材の材質の材質を硬度の相当やわらかいもの
を選択して使用することが考えられるが、ゴム材
の硬度を下げることは一般にはばらつきが大きく
なることから、品質管理が難しく実用に適さな
い、という難点を有し、しかも経年変化によつて
硬度が上昇するために初期の性能を長期にわたつ
て維持することが困難である欠点を有している。
他方、前記の硬度のやわらかいゴム材で構成され
た防振支持装置で重量の重い圧縮機を支持する
と、圧縮機の脚部と防振支持装置支持面との接合
面で運転中に応力集中が生じ、亀裂が発生しやす
くなり、この亀裂が発生すると急速に進行して防
振支持装置の破壊に至る欠点を有する。
考案の目的 本考案は前記欠点を鑑みてなされたもので、可
能な限り部品点数を少なくすることによつてコス
トダウンを計るとともに、圧縮機の振動を充分減
衰・遮断させ、しかも長期間の運転による経時変
化の影響による亀裂の発生などをでき得る限り無
くした構造とするにある。
考案の構成 本考案は硬度のやわらかいゴムなどの材質で構
成した中央に上下に貫通する孔と内部に空洞部を
具備し外形がベローズ形の防振支持部材本体を基
板に載置し、前記防振支持部材本体の上部を円錐
状コンベツクス形に形成し、前記円錐状コンベツ
クス部に硬度のかたいゴムなどの材質で構成した
中央に孔を具備するワツシヤ・リングを密着嵌合
して防振支持部材を構成し、前記ワツシヤ・リン
グ上に圧縮機支持脚を支持し、前記防振支持部材
を固定具で前記基部に固定したことを特徴とす
る。
実施例の説明 本考案を図面に基いて説明する。
第1図は本考案の圧縮機の防振支持装置の一実
施例の断面図、第2図は防振支持部材本体の一部
破断断面図、第3図は防振支持部材のワツシヤ・
リング一部破断断面図、を示す。
図において、1は硬度のやわらかい材質で構成
された防振支持部材の本体(以下単に本体とい
う。)で、本体1の内部に空洞部2を有し、外形
ベローズ形でこの空洞部2と外径形状とで厚肉部
3と薄肉部4とをそれぞれ形成させ、前記両部分
を滑らかな曲面で接続して構成されている。5は
硬度のかたい材質で構成された防振支持部材のワ
ツシヤ・リングであり、内面部分に、本体1上部
に適当の形状に形成された円錐状コンベツクス曲
面7と一致した円錐状コンケーブ曲面部6が形成
され、ワツシヤ・リング5の肩部上面が水平に維
持されるように圧縮機支持面部8が形成されてい
る。
10は基板、11はボルト、12はワツシヤ、
13はナツト、14は圧縮機支持脚、を示す。
本考案の防振支持装置の構造を説明する。
基板10にボルト11を垂直に溶接で固定し、
本体1の中央に穿設した孔1−1をボルト11に
挿入して本体1を基板10に載置し、円錐状コン
ベツクス部7にワツシヤ・リング5の円錐状コン
ケーブ曲面部6を密着嵌合し、防振支持部材9を
構成しワツシヤ・リング5の肩部8上に圧縮機支
持脚14を支持し、ワツシヤ12ナツト13で本
体1とワツシヤ・リング5を基板10に固定す
る。
考案の作用効果 本考案の防振支持部材は、防振ゴム材の材質を
硬度が大きく異なる2種類に分けて、硬度のやわ
らかいゴム材で本体1を構成し、その上面部に硬
度のかたいゴム材でワツシヤ・リング5を構成し
た2層構造とするもので、硬度のやわらかいゴム
材を本体に使用することで圧縮機の支持と運転時
の振動を効果的に遮断し、起動・停止時の衝撃振
動を減衰させる。しかも防振ゴム材の垂直断面形
状を厚肉部と薄肉部の複合構造とすることで、長
期間の運転によるゴム材の硬化によつて、圧縮機
の低周波振動の減衰効果を劣下させることなく長
期にわたつて性能を維持させることができる。し
かも前記厚肉部と薄肉部とを滑らかな曲面で結ぶ
ことによつて衝撃荷重が加わつた時、防振ゴムに
亀裂が発生するのを未然に防ぐ。他方、硬度の硬
いゴム材で構成されたワツシヤ・リングを前記硬
度のやわらかいゴム材で構成された本体の上部に
形成された円錐曲面(コンケーブおよびコンベツ
クス曲面)で接するように設置して、そのワツシ
ヤ・リング上面部分に水平支持面部8を構成し、
圧縮機脚部14を水平支持面部8上に直接支持し
た。直接支持させることで、圧縮機の荷重と運転
時の振動による圧縮機脚部14の防振ゴム材への
集中荷重によつて生じる本体1の亀裂を防止し、
さらに両ゴム材の接触面を円錐曲面状に形成して
広くとることで、接触摩擦を利用した減衰効果に
より、圧縮機からの複雑な振動が抑制される。
前記のとおり、本考案における圧縮機の防振支
持装置は、基板上に圧縮機を載置、固定する硬度
のやわらかい材質で構成された本体上部に、硬度
のかたい材質で構成されたワツシヤ・リングを設
けて圧縮機を支持し、本体の断面形状を厚肉部と
薄肉部とで形成し、滑らかな曲面で接し、さらに
本体1の上部を円錐状曲面で形成し、ワツシヤ・
リング5と密着嵌合させたもので、ゴム材を使用
し、可能な限り部品点数を少なくすることでコス
トダウンを計れるとともに、圧縮機の振動を遮
断・減衰させ、しかも長期間の運転によるゴム材
の経時変化に対して構造的に性能劣下を防止する
ことができる、圧縮機の荷重あるいは落下による
衝撃荷重から亀裂の発生を未然に防止することが
できる、高寿命化が図れる、などの作用効果を生
ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の圧縮機の防振支持装置の一実
施の断面図、第2図は同防振支持部材の本体一部
破断断面図、第3図は同防振支持部材のワツシ
ヤ・リング一部破断断面図、を示す。 1:本体、3:厚肉部、4:薄肉部、5:ワツ
シヤ・リング、6,7:円錐状曲面部、9:防振
支持部材、10:基板、14:圧縮機支持脚。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 硬度のやわらかいゴムなどの材質で構成した
    防振支持部材本体と硬度のかたいゴムなどの材
    質で構成したワツシヤ・リングを設け、前記防
    振支持部材本体の上部を円錐状曲面部に形成
    し、前記円錐状曲面部に前記ワツシヤ・リング
    を密着嵌合して防振支持部材を構成し、前記防
    振支持部材を基板上に載置すると共に前記ワツ
    シヤ・リング上に圧縮機支持脚を支持し、前記
    圧縮機支持脚と前記防振支持部材を固定具で前
    記基板に固定してなる圧縮機の防振支持装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧縮機
    の防振支持装置において、防振支持部材本体
    を、外形をベローズ形に、断面形状を厚肉部と
    薄肉部で形成し前記両部は滑らかな曲面で接続
    し、内部に空洞部、と上下に貫通する孔を設け
    たもの。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の圧縮機
    の防振支持装置において、ワツシヤ・リングの
    中央に前記防振支持部材本体上部の円錐曲面部
    に密着嵌合する孔を設けたもの。
JP13788282U 1982-09-10 1982-09-10 圧縮機の防振支持装置 Granted JPS5940645U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13788282U JPS5940645U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 圧縮機の防振支持装置

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JP13788282U JPS5940645U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 圧縮機の防振支持装置

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JPS5940645U JPS5940645U (ja) 1984-03-15
JPS6314116Y2 true JPS6314116Y2 (ja) 1988-04-20

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JP13788282U Granted JPS5940645U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 圧縮機の防振支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5044747B2 (ja) * 2008-06-20 2012-10-10 北川工業株式会社 グロメット
JP6814893B2 (ja) 2017-11-28 2021-01-20 住友理工株式会社 複合防振体とそれを用いた金属ばね付複合防振体

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Publication number Publication date
JPS5940645U (ja) 1984-03-15

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