JPH0561114A - カメラ用防水ケース - Google Patents

カメラ用防水ケース

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JPH0561114A
JPH0561114A JP570892A JP570892A JPH0561114A JP H0561114 A JPH0561114 A JP H0561114A JP 570892 A JP570892 A JP 570892A JP 570892 A JP570892 A JP 570892A JP H0561114 A JPH0561114 A JP H0561114A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防水ケースに収納した状態で使用されるカメ
ラのフイルム巻き上げ操作をしやすくする。 【構成】 防水ケース7に収納されたレンズ付きフイル
ムユニット2のフイルム巻き上げダイヤル5を回動させ
るために、ケース本体8には操作ダイヤル15と連動ギ
ヤ18とが設けられ、操作ダイヤル15の回動は連動ギ
ヤ18を介してフイルム巻き上げダイヤル5に伝達され
る。フイルム巻き上げダイヤル5の回動方向と操作ダイ
ヤル15の回動方向とが一致し、また操作ダイヤル15
の操作部はケース本体8の背面側に突出しているので、
親指の腹を押し当てて簡単に回動操作することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ用防水ケースに係
り、特にレンズ付きフイルムユニットのようにフイルム
巻き上げを手動で行うカメラを収納したときに、そのフ
イルム巻き上げ操作を容易化した防水ケースに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、購入時
点ですでにフイルムが装填されており、撮影後にユーザ
ーはレンズ付きフイルムユニットの本体からフイルムを
取り出す等の手間をかけることなく、そのままユニット
本体ごと現像取り扱い店に出せばよい。このような簡便
性が大きな特徴となって、例えば「写ルンです Hi」
等の商品名で本出願人からも広く市販されている。この
ようなレンズ付きフイルムユニットを水中でも利用でき
るようにする目的で、例えば特開平2−203329号
公報や本出願人による実願平2−26267号には、レ
ンズ付きフイルムユニット用の防水ケースが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案されている防水ケースでは、フイルム巻き上げ用
の操作ノブの下にギヤを設け、このギヤをレンズ付きフ
イルムユニットのフイルム巻き上げダイヤルに直接噛合
させているため、フイルム巻き上げ時の前記操作ノブの
回動方向は、レンズ付きフイルムユニットを単体で使用
するときのフイルム巻き上げ操作の方向とは逆向きにな
り、フイルムユニット単体の扱いに慣れているユーザー
には操作しにくいという問題があった。また、操作ノブ
はケース本体の上面に設けられているが、その外径が小
さく、ケース本体上面の輪郭内に収まっているため、操
作ノブを上側から指でつまんで回転操作しなければなら
ず、フイルム巻き上げが重くなって迅速な操作ができな
いばかりでなく、水中で巻き上げ操作を行う場合等、フ
イルム巻き上げ機構に無理な力が加わりやすく、巻き上
げ機構を損傷するおそれがあった。
【0004】また、図10の分解斜視図に示したよう
に、レンズ付きフイルムユニット2の本体基部50には
前述したフイルム巻き上げダイヤル5が取り付けられ、
その前面側には本体基部50に一体に設けた逆止爪51
が弾性係合してフイルム巻き上げダイヤル5がフイルム
巻き上げと逆の方向には回転されないようになってい
る。そして前述したように、レンズ付きフイルムユニッ
ト2を防水ケースに入れ、フイルム巻き上げダイヤル5
に対して操作ノブ53に固着したギヤ54を噛合させる
ときには、ギヤ54をフイルム巻き上げダイヤル5の後
側に圧着するため、フイルム巻き上げダイヤル5は取り
付けガタ分だけ前側に移動し、逆止爪51を外れ方向に
変形させるようになる。このような状態のまま直射日光
等の高温下に放置されると、逆止爪51に永久変形が残
って戻り方向への弾性力が弱まり、逆止機能が低下して
適正なフイルム巻き上げに支障をきたす恐れがある。
【0005】さらに、前記フイルム巻き上げダイヤル5
は、安価で強度的に弱いPS等の材料で形成されている
のに対し、ギヤ54は強度に強いエンジニアリングプラ
スチック材料で形成されている。このため、例えば必要
以上のトルクでフイルム巻き上げと逆の方向に操作ノブ
53の操作を行うと、前記フイルム巻き上げダイヤル5
のローレット山が破損並びに損傷し、それ以後防水ケー
スでフイルム巻き上げ操作を行うことができなくなる欠
点がある。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、フイルム巻き上げ用の操作ダイヤルの回動
操作の方向を、カメラを単体で利用するときのフイルム
巻き上げダイヤルの操作方向と同じにして違和感のない
フイルム巻き上げ操作ができるようにするとともに、必
要以上のトルクでフイルム巻き上げ操作が行われるのを
防止したレンズ付きフイルムユニット用あるいはカメラ
用防水ケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、防水性をもったケース本体に巻き上げ操
作用の操作ダイヤルと、この操作ダイヤルによって回転
される連動ギヤとを設け、操作ダイヤルの回転を連動ギ
ヤを介して防水ケース本体に収納されたカメラのフイル
ム巻き上げダイヤルに伝達させる構造にしたものであ
る。また、操作ダイヤルを比較的大きな外径にすること
によって、指の腹を操作ダイヤルの側面に押し当てて楽
に回転操作することができる。さらに、防水ケース側の
操作ダイヤルあるいは連動ギヤに逆転防止部材を設けた
から、より確実なフイルム巻き上げが保証されるように
なるとともに、防水ケースの本体に操作ダイヤルの少な
くとも外周面を部分的にカバーするカバー部材を設け、
必要以上のトルクで操作ダイヤルの操作が行われるのを
防止した。
【0008】
【実施例】以下、本発明をレンズ付きフイルムユニット
に適用した第1実施例について説明する。本発明の要部
断面並びに分解した状態を示す図1及び図2において、
レンズ付きフイルムユニット2には予めパトローネ付き
35ミリフイルムが装填されており、シャッタボタン3
の押圧により撮影レンズ4を通してが行われ、フイルム
巻き上げダイヤル5を矢印X方向に回すことによってフ
イルム巻き上げが行われる。このフイルム巻き上げ操作
時の指掛かりを良好にするために、フイルム巻き上げダ
イヤル5の外周面にはギヤ状のローレット凹凸が形成さ
れている。また、レンズ付きフイルムユニット2は所要
部に開口を形成した外装カバー2aで被覆されている。
なお、このレンズ付きフイルムユニット2の基本的な構
造は、本出願人による特公平2−32615号及び実開
平1−128240号〜同128241号各公報等に詳
述されている。
【0009】防水ケース7は、底面に開口8aを形成し
たプラスチック製の透明なケース本体8と、開口8aに
嵌め込まれるプラスチック製の枠体9と、シート状アル
ミ箔をプラスチックフイルムでラミネートした防水,防
湿性を有する防水シート10、さらに発泡性のプラスチ
ックシートからなるスペーサシート11及びケース本体
8と同材質のプラスチック製の底蓋12とからなる。開
口8aからレンズ付きフイルムユニット2をケース本体
8内に入れてから開口8aに枠体9を嵌め込んだ後、開
口8aの端面に防水シート10を熱シールすることによ
り、ケース本体7内は水密構造とされる。
【0010】さらに、防水シート10の底面にスペーサ
シート11を被せてから底蓋12をケース本体8の底部
にフック止めすることによって、レンズ付きフイルムユ
ニット2は防水ケース7内に固定される。枠体9の内寸
法は、レンズ付きフイルムユニット2の底面がちょうど
嵌まり込む寸法になっているから、枠体9を開口8a内
に嵌めることによってレンズ付きフイルムユニット2の
底面が位置決めされる。またレンズ付きフイルムユニッ
ト2の上部は、ケース本体8の内壁上部に一体に形成し
たリブ8bにより位置決めされる。そして、枠体9には
2本のブリッジ部9aが一体化されているので、水圧に
よるケース本体8,防水シート10,底蓋12の前後方
向の変形を防ぐことができる。
【0011】なお、ケース本体8の所要部、例えば撮影
レンズ4,ファインダー窓に対面する個所は肉薄の平行
平面となっており、光透過性及び写真性の良化が図られ
ている。符号8cは、後述するアイドラーとなる連動ギ
ヤ18を内蔵させるためにケース本体8に一体に成形し
た膨出部を示す。また、前述した防水シート10に用い
られているシート状アルミ箔は、フイルムの性能,特性
変動を防ぐために透湿防止機能をもつが、必ずしもこの
素材に限定されるものではなく、防湿性をもった熱溶着
性プラスチックシート等を用いてもよい。
【0012】ケース本体8の上面には大径の操作ダイヤ
ル15が回動自在に軸着されている。図3に示したよう
に、この操作ダイヤル15の底面にはギヤ部15aが一
体的に形成され、ケース本体8に軸着されたギヤ17に
噛合している。ケース本体8には、さらに図4に示した
ように下方が先細となった連動ギヤ18が軸着され、前
記ギヤ17とネジにより一体に連結されているが、これ
らのギヤをプラスチック成形により一体成形してもよ
い。前記操作ダイヤル15の表面には指が滑らないよう
に大きな凹凸が設けられ、この操作ダイヤル15の径は
同軸のギヤ部15aの径より大きく、好ましくはギヤ部
15aとギヤ17を覆い隠す大きさとなっている。
【0013】邪魔板16は操作ダイヤル15を部分的に
カバーし、操作ダイヤル15をつまんで操作することが
できないようにしている。連動ギヤ18を先細形状にし
たことによって、開口8aからレンズ付きフイルムユニ
ット2をケース本体7内に挿入したときに、連動ギヤ1
8とフイルム巻き上げダイヤル5の外周に形成したギヤ
状の凹凸とが確実に噛合する。また、図4に示したよう
に、連動ギヤ18は下方先端18aをケース本体8の軸
受部8dに嵌合させ、上方を軸止めリング19,この軸
止めリング19の内周と外周の凹部に設けた2つのゴム
製のOリング20,21,軸止めリング19の上方を塞
ぐ抑え板22によってケース本体8に取り付けられ、こ
の軸着部から水が入り込むことはない。
【0014】また、抑え板22はビス23によりケース
本体8に固定されているが、ビス23の代わりに、ケー
ス本体8にカシメ用の突出部を形成しておき、抑え板2
2を嵌め込んだ後に熱カシメにより突出部を変形させて
抑え板22が外れないようにしてもよい。さらに、操作
ダイヤル15は圧入ピン14でケース本体8に回動自在
に取付けられる。
【0015】連動ギヤ18と一体に回転するギヤ17の
周囲には、ピン24に取り付けた逆転防止用のねじりコ
イルバネ25が設けられ、その一端がギヤ17の歯に当
たり他端はストッパ穴26に固定されている。ねじりコ
イルバネ25の一端とギヤ17の歯との係合により、ギ
ヤ17は連動ギヤ18とともに時計方向(フイルム巻き
上げ方向)にのみ回転が許容され、逆方向への回転は阻
止される。
【0016】ケース本体7の前面にはキャップ部31と
一体のレリーズ操作レバー30が設けられている。キャ
ップ部31は、図5及び図6に示したように、フック3
1aと回動板32に設けた切欠き32aの嵌合により回
動板32と一体化されている。回動板32は、ケース本
体7を貫通した軸部材33にビス止めされ、したがっ
て、レリーズ操作レバー30を押し下げることによっ
て、軸部材33を反時計方向に回動させることができ
る。軸部材33の後端にはクランク状に立ち上がった押
圧片34が一体化され、押圧片34の先端部は防水ケー
ス7に収納されているレンズ付きフイルムユニット2の
シャッタボタン3の上方に位置している。
【0017】図6のように、前記軸部材33はOリング
36と抑え板37とビス38によりケース本体8に取り
付けられ、ケース本体7と軸部材33との間からケース
本体8内に水が入り込まないようになっている。抑え板
37の表面にはストッパーピン39が植設され、回動板
32の切欠き32bを通って前面側に突出している。こ
のストッパーピン39の先端には圧縮コイルバネ40の
一端が掛けられ、また圧縮コイルバネ40の他端は回動
板32に固着されている。これにより回動板32は時計
方向に付勢され、ストッパーピン39と切欠き32bの
一方の縁との当接によりレリーズ操作レバー30は初期
位置に止められる。また、レリーズ操作レバー30の押
し下げ量は、ストッパーピン39と切欠き32bの他方
の縁との当接により制限される。なお、抑え板37をビ
ス38で固定する代わりに、ケース本体8に突出形成し
たピンを利用して熱カシメにより固形してもよい。
【0018】このシャッター操作機構の作用について説
明すると、レリーズ操作レバー30を押し下げると、回
動板32は圧縮コイルバネ40の付勢に抗してレリーズ
操作レバー30と一体的に反時計方向に回動し、その軸
部材33の後端に設けられた押圧片34が反時計方向に
下降するので、防水ケース7内に収納されたレンズ付き
フイルムユニット2のシャッタボタン3が押圧され、シ
ャッタ羽根が開閉される。レリーズ操作レバー30に対
する押圧を解くと、コイルバネ40の付勢によりレリー
ズ操作レバー30は回動板32とともに初期位置に復元
する。
【0019】レンズ付きフイルムユニット2のシャッタ
が開閉動作すると、前述した公報に示したようにフイル
ム巻き上げダイヤル5に対するロック爪機構が解除さ
れ、フイルム巻き上げが可能な状態となる。フイルム巻
き上げ操作を行うには、ケース本体8の背面側に部分的
に突出している操作ダイヤル15に親指の腹を押し当
て、これを図2の矢印Y方向に回動させると、操作ダイ
ヤル15のギヤ部15aとの噛合によりギヤ17,連動
ギヤ18が図3において時計方向に回動するので、連動
ギヤ18に噛合しているフイルム巻き上げダイヤル5が
図2の矢印X方向に回動するから、レンズ付きフイルム
ユニット2のフイルム巻き上げ及び図示しないシャッタ
ーのチャージ機構が働き、次の撮影に備えてチャージが
行われる。
【0020】なお、レンズ付きフイルムユニット2の逆
止爪51が変形して適正に機能しなくなったとしても、
防水ケースに逆転防止部材として設けたねじりコイルバ
ネ25の作用により操作ダイヤル15の逆転操作は阻止
され、また防水ケース内ではフイルム巻き上げダイヤル
5が逆転されることはなく、円滑なフイルム送りが保証
される。
【0021】次に本発明の第2実施例について説明す
る。前述した第1実施例ではケース本体8内でレンズ付
きフイルムユニット2を挿入したときのガタ分が考慮さ
れていないため、いくら連動ギヤ18の先端形状を先細
したとはいえフイルム巻き上げダイヤル5との係合があ
いまいになるのに対し、第2実施例では前記ガタを板バ
ネ60により吸収して確実にフイルム巻き上げダイヤル
5の外周に連動ギヤ18が嵌合するようにしている。板
バネ60は、弾性を有する材料で形成されており、図7
に示すようにレンズ付きフイルムユニット2左側面の外
装カバー2aに設けられた開口61に挿入され、上方に
切り欠いて設けた屈曲部60aが開口61から露呈した
状態でレンズ付きフイルムユニット2に装着される。こ
れにより板バネ60を装着したレンズ付きフイルムユニ
ット2をケース本体8に組み込むと、屈曲部60aがケ
ース本体8の内部でレンズ付きフイルムユニット2を同
図に示す右方向に付勢し、常にフイルム巻き上げダイヤ
ル5が連動ギヤ18に近づくように収納される。
【0022】また、第1実施例では、邪魔板16が操作
ダイヤル15をその上方から外周面にかけて部分的にカ
バーしているものとしたが、第2実施例では図7及び図
8に示すように操作ダイヤル15の外周面だけを部分的
にカバーするように円弧状の突条65をケース本体8に
一体に設けるだけでもよい。この突条65は、平面から
見て操作ダイヤル15を中心とする110°の範囲でカ
バーするように設けられている。なお、突条65のカバ
ー範囲は、110°〜180°の範囲で設けるのが好ま
しい。これによれば、前述した邪魔板16と同様突条6
5によって操作ダイヤル15を上から摘んで操作するこ
とが阻止され、操作ダイヤル15を親指の腹で操作する
ことが強制される。したがって、操作ダイヤル15に加
わるトルクは高々5Kgcm に抑えられ、摘んで操作すると
きのトルク25Kgcmと比べて必要以上のトルクをレンズ付
きフイルムユニットの巻き上げ機構に加えずに済むよう
になる。
【0023】さらに、第1実施例では、ねじりコイルバ
ネ25だけでギヤ17の逆転を阻止していたのに対し、
第2実施例では操作ダイヤル15に一体形成されたギヤ
15aとの逆転阻止機構によって操作ダイヤル15の逆
転を阻止している。操作ダイヤル15は径が大きく、こ
のためケース本体8の背面から親指の腹で操作したとし
ても必要以上のトルクがかかる恐れがある。このため第
2実施例では、図9に示すように板バネ66とラチェッ
ト機構67とが用いられている。板バネ66は、一端が
ケース本体8のリブ68に係止されており、また他端は
操作ダイヤル15のギヤ部15aに係合し、同図に示す
Y方向への回転を阻止している。また、ラチェット機構
67は、ねじりコイルバネ69と爪部材70とから構成
されており、これらはケース本体8に設けられた軸71
に固定され、前述した板バネ66と同じに同図に示すY
方向と逆方向の回転を阻止している。
【0024】以上、図示した実施例をもとに本発明につ
いて説明してきたが、邪魔板16あるいは突条65を設
けることによって、操作ダイヤル15を指先でつまみな
がら回転させることを確実に防止できるから、操作ダイ
ヤル15からフイルム巻き上げ機構に不均一な力が加わ
ることがなく、安定したフイルム巻き上げを行うことが
できる。そして、本発明はレンズ付きフイルムユニット
だけでなく、背面に巻き上げダイヤルを有するカメラ用
の防水ケースにも適用することが可能である。また、パ
トローネを底部より取り出し可能とするレンズ付きフイ
ルムユニットに対して防水ケースの底部が開放できるよ
うにした例を示したが、パトローネを背面より取り出す
形式のレンズ付きフイルムユニットやカメラでは、背面
蓋方式としてギヤ17,連動ギヤ18からなるアイドラ
ーギヤ機構を背面部に取り付けるようにしてもよい。さ
らに、連動ギヤ18の軸着部や軸部材33の取り付け部
の防水構造についても種々変形が可能である。
【0025】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る防水ケー
スによれば、その背面側に部分的に突出した操作ダイヤ
ルを設け、アイドラーとなる連動ギヤを介してフイルム
巻き上げダイヤルを回動させるようにしたから、レンズ
付きフイルムユニットやカメラを単体で利用するときと
全く同様に操作でき、違和感がない。また、操作ダイヤ
ルを大径にしたから、少ない力で円滑な巻き上げ操作を
行うこともできるようになるため、水中での操作が軽
く、カメラのフイルム巻き上げ機構に不均一な力が加わ
ることもないから、巻き上げ機構に損傷を生じさせるこ
ともないという利点が得られる。
【0026】また、ケース本体自体に逆転防止部材を設
けることにより、カメラ側の逆止機構が不具合になって
もこれをカバーすることができ、より円滑なフイルム送
りを行うことができる。さらに防水ケース本体にカバー
部材を設け、必要以上のトルクで操作ダイヤルの操作が
行われるのを防止しているから、内部に設けられたギヤ
の歯等の破損並びに損傷等が生ずることなく、また逆転
防止部材を破損並びに損傷させることもなくなり、品質
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で説明した防水型レンズ付きフイル
ムユニットの要部断面図である。
【図2】防水型レンズ付きフイルムユニットの分解斜視
図である。
【図3】フイルム巻き上げ用の操作ダイヤルの取り付け
部を示す要部斜視図である。
【図4】図3のV−V断面図である。
【図5】シャッタレリーズ用の操作レバーの取り付け部
を示す要部斜視図である。
【図6】シャッタレリーズ操作部の要部断面図である。
【図7】第2実施例で説明した防水型レンズ付きフイル
ムユニットの分解斜視図である。
【図8】防水ケースの平面図であり、邪魔板のカバー範
囲を示している。
【図9】操作ダイヤルを破断して示したケース本体の要
部断面図である。
【図10】従来技術で説明したレンズ付きフイルムユニ
ットの分解斜視図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 シャッタボタン 5 フイルム巻き上げダイヤル 7 防水ケース 8 ケース本体 12 底蓋 15 操作ダイヤル 16 邪魔板 17 ギヤ 18 連動ギヤ 25,69 ねじりコイルバネ 30 操作レバー 65 突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム巻き上げダイヤルを側面または
    背面に設けたカメラ本体を水密に収納し、少なくとも前
    記カメラの撮影レンズ及びファインダに対応する部分を
    透明にしたカメラ用防水ケースにおいて、この防水ケー
    スの本体に回動自在に設けられた操作ダイヤルと、この
    操作ダイヤルにより回転される連動ギヤとを設け、操作
    ダイヤルの回転力を連動ギヤを介して前記フイルム巻き
    上げダイヤルに与えるようにしたことを特徴とするカメ
    ラ用防水ケース。
  2. 【請求項2】 前記操作ダイヤル又は連動ギヤの一方
    に、フイルム巻上げ方向への回転を許容し逆方向への回
    転を阻止する逆転防止部材を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のカメラ用防水ケース。
  3. 【請求項3】 前記防水ケースの本体に前記操作ダイヤ
    ルの少なくとも外周面を部分的にカバーするカバー部材
    を設け、必要以上のトルクで操作ダイヤルの操作が行わ
    れるのを防止したことを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ用防水ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018105942A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 株式会社リコー 電子機器

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JPH02203329A (ja) * 1989-02-01 1990-08-13 Takeuchi Yoki Kk カメラの防水ケース
JPH02109339U (ja) * 1989-02-16 1990-08-31

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