JP2706900B2 - レンズ付フィルムユニット - Google Patents

レンズ付フィルムユニット

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JP2706900B2
JP2706900B2 JP6144966A JP14496694A JP2706900B2 JP 2706900 B2 JP2706900 B2 JP 2706900B2 JP 6144966 A JP6144966 A JP 6144966A JP 14496694 A JP14496694 A JP 14496694A JP 2706900 B2 JP2706900 B2 JP 2706900B2
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征次 浅野
純一 高城
卓 飛岡
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富士写真光機 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、予め撮影用露光機能
を備えた写真フイルム包装ユニット(以下「レンズ付フ
イルムユニット」という。)に関し、特にレリーズ操作
部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯していない場合に写真を撮
りたいときに便利なものとして、レンズ付フイルム(た
とえば富士写真フイルム製の商標「写ルンですハイ」)
が普及している。これは、撮影レンズとシャッターとを
備えたユニット内に予めパトローネ入りフイルムを装填
したもので、フイルムの販売店などで購入でき、撮影後
はレンズ付フイルムユニットごと現像、プリントを依頼
する。従来、このレンズ付きフイルムユニットは、安価
に提供する必要があるため、合成樹脂などを極力簡単に
成型したユニットに撮影レンズやシャッターを装着する
とともに、フイルムを装填し、このユニットを厚紙など
で形成した外箱に収容してある。ユニットは、シャッタ
ーやパトローネ室、フイルム室、フイルム給送機構など
を備えた本体、この本体の前方に被せて撮影レンズの保
持などを担う前カバー、および本体の後方に被せてパト
ローネ室、フイルム室の遮光などを担う後カバーからな
る。図5ないし図7は、従来のレンズ付フィルムユニッ
トにおけるレリーズ操作部と前カバーとの関係を示す図
である。図5は従来の前カバー1の正面図で、撮影レン
ズを露出するためのレンズ窓1a、このレンズ窓1aの
周囲に弾性力を持たせるためのスリット1b、前カバー
1を本体に係着させる係止爪を成型するための型抜き孔
1cその他の型抜き孔のための透孔が形成してある。ま
た、図6は平面図で、レリーズボタン2、フイムムカウ
ンタ用窓1dが配設される。レリーズボタン2は、前カ
バー1の上面の開口1e内に位置する。
【0003】図7に示すように、レリーズボタン2は、
下部にほぼ逆V字形状のレバー部3を有し、一方のレバ
ー部3aの基端に透孔3bを穿設し、前カバー1の前壁
に後方に指向させて突設したピン4をこの透孔3aに遊
挿して回動自在に支持してある。レバー部3aの先端部
には係合突起3dを形成し、これをレリーズレバー5の
係止凹部5aに係合させる。レリーズレバー5はほぼ逆
T字形状をし、その交差部に透孔5bを穿設してあり、
前カバー1に後方に指向して突設したピン6をこの透孔
5bに遊挿して回動自在に支持してある。レリーズレバ
ー5の頭部の一方の腕部5cを細くして適宜な弾性力を
付与し、その先端部を、前カバー1に突設した一対の係
止突起7a、7b間に位置させる。そして、腕部の先端
部を後方に曲げ成型し、その先端部をシャッター羽根駆
動レバーを係止する係止爪(図示せず)に係合する係合
部5dとしてある。レリーズボタン2を指先などで押下
するとピン4を軸として図7上矢標P方向に回動し、こ
の回動によりレリーズレバー5がピン6を軸として回動
し、係合部5dを同図上矢標Q方向に旋回させる。この
ため係合部5dに係合した係止爪を揺動させてシャッタ
ーがレリーズされる。
【0004】そして、指先をレリーズボタン2から離す
と腕部5cの弾性力によりレリーズレバー5とレリーズ
ボタン2が原位置に復帰する。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】レンズ付きフイルム
ユニットでは、安価に提供することが必須であるから、
製造コストを極力減らす必要がある。上述した従来のレ
リーズボタン2では、レリーズ機構としてレリーズボタ
ン2とレリーズレバー5との2つの部品を用いている
が、これを1つの部品とするとそれだけコスト軽減とな
る。また、これらの2つの部品は形状が複雑であるから
加工コストが大きく、前カバー1への組み込み作業に手
間がかかり、コスト上昇の原因となっている。そこで、
この発明は、極力簡単な構造とし、組み込み作業をなく
して製造コストを軽減し、より安価にできるレリーズ操
作部を有するレンズ付きフイルムユニットを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的のため、この
発明に係るレンズ付フィルムユニットは、内部に未露光
のフィルムが予め装填され、前壁に該フィルムを露光す
るための撮影レンズが、内部に該撮影レンズを通る光束
を通過させる撮影用開口を開閉するシャッター機構と該
シャッター機構を作動させるシャッター駆動機構が、そ
れぞれ設けられたレンズ付フィルムユニットにおいて、
該シャッター機構は、シャッター羽根が撮影開口を閉じ
る方向に付勢された形式であり、シャッター駆動機構
は、駆動されることによってシャッター機構に係脱し該
シャッター羽根をその付勢に抗して撮影開口を開くよう
に駆動する方向に付勢された羽根駆動機構と該羽根駆動
機構をシャッター駆動機構に係合しないチャージ位置に
係止する係止機構とからなり、ユニットの天板には、該
天板と同一面に位置し、下方に押圧されることによって
係止機構を係止位置から解除するように作動する作動用
突起を下部に一体に形成してなるシャッターレリーズ用
押圧部が設けられる。該シャッターレリーズ用押圧部
は、押圧されることによって係止機構を係止位置から解
除して羽根駆動機構をその付勢力のもとで作動させる。
シャッターレリーズ用押圧部は一端が弾性接続部により
弾性的に天板に接続されており、該天板は、弾性接続部
以外の部分でシャッターレリーズ用押圧部の周囲を切り
抜いた形状の切り抜き部を有し、シャッターレリーズ用
押圧部及び作動用突起は、該天板と一体に合成樹脂によ
り形成される。
【0007】
【作用】上記押圧部を指先などで押下すると前記露光付
与機構が作動するから、レリーズされてフイルムが露光
する。指先を押圧部から離すと前記腕部が有する弾性力
により、該押圧部は原位置に復帰する。押圧部はユニッ
トの天板と一体であるから、天板の成型時に同時に成型
され、押圧部を別に成型して組み込む作業などを要しな
い。特に本発明においては、シャッターレリーズ用おあ
つ部がユニットの天板と同一平面に位置するように設け
られ、天板には、弾性接続部以外の部分でシャッターレ
リーズ用押圧部の周囲を切り抜いた形状の切り抜き部が
形成されるので、天板と押圧部とを一体に成型するのが
極めて容易になる。
【0008】
【実施例】以下、図1ないし図4に示した実施例に基づ
いて、この発明に係るレンズ付きフイルムユニットを具
体的に説明する。図1はレンズ付きフイルムユニットの
分解斜視部で、ユニットは本体11に前カバー12と後
カバー13とを係着あるいは超音波結合して組み立て
る。これら本体11、前カバー12、後カバー13は合
成樹脂を成型して形成する。本体11には、パトローネ
入りフイルムを装填するためのパトローネ室14とフイ
ルム室15とを左右の端部にそれぞれ配設する。パトロ
ーネ室14にはパトローネ16を収納し、フイルム室1
5にはパトローネ16から引き出されたフイルム17を
ロール状にして収容する。なお、この実施例はプレワイ
ンデイング方式で、予めフイルム17をパトローネ16
から引き出してロール状に密に巻いた状態で、それぞれ
パトローネ室14とフイルム室15に収納し、撮影ごと
に順次撮影済みのコマをパトローネ16に巻き上げる。
また、フイルムの装填形式はプレワインデイング方式に
限らず、2つのパトローネを用いる方式や、通常のカメ
ラのように撮影時に巻き上げていき、撮影終了後に巻き
戻す形成のものでも構わない。 パトローネ室14の上
方にはフイルムを巻き上げる巻き上げノブ18を回転自
在に設け、その巻き上げ軸をパトローネ室14内に突出
させてパトローネ軸16aに係合させる。巻き上げノブ
18の周面にはローレット目を形成し、本体11の端部
に配設したロック爪19の先端部をこのローレット目に
常時当接させるようにして、巻き上げノブ18がフイル
ム17を巻き戻す方向に回転するのを阻止する。
【0009】本体11のほぼ中央部には暗箱20を配設
し、この暗箱20の先端部を開口して撮影用開口21を
形成する。暗箱20の先端面には、光軸と平行な方向を
軸として揺動自在に、露光付与機構を構成するシャッタ
ー羽根22′を支持し、その揺動により撮影用開口21
を開閉する。また、シャッター羽根22と暗箱20との
間に、露光付与機構を構成する戻しバネ23を張設し、
その復元力を、シャッター羽根22が撮影用開口21を
閉じる方向に回動するよう付勢する。シャッター羽根2
2には、露光付与機構を構成するシャッター羽根駆動レ
バー24が係脱し、またシャッター羽根駆動レバー24
には係止爪25が係脱する。本体11の後面には図示し
ないスプロケットが軸支され、そのスプロケット爪がフ
イルム17のバフオレーション17aに挿入され、フイ
ルム17の給送に従ってこのスプロケットが回転する。
スプロケットの回転により、軸26に形成した1コマカ
ム(図示せず)が回転し、上記シャッター羽根駆動レバ
ー24を揺動させてシャッターチャージする。また、シ
ャッター羽根駆動レバー24の揺動により上記係止爪2
5が揺動して巻き上げノブ18とシャッター羽根駆動レ
バー24に係合し、巻き上げノブ18の回動をフイルム
17が1コマ送られた位置で阻止するとともに、シャッ
ター羽根駆動レバー24をシャッターチャージ位置に保
持する。なお、シャッター羽根駆動レバー24と係止爪
25には、それぞれバネ29(図4に示す)の復元力を
付勢(シャッター羽根駆動レバー24に付勢するバネは
図示せず)してあり、この復元力によって、スプロケッ
トが回転する前の状態にこれらを復帰させるようにして
ある。
【0010】軸26の上端部に形成した切欠部が、フイ
ルム17の撮影枚数の表示板27の周面に形成した歯に
係合し、フイルム17を1コマ給送したときに表示板2
7を1目盛進ませる。なお、図中28は、本体11に前
カバー12を係着させる係合爪である。上記暗箱20の
前面には、遮光板30を係着する。この遮光板30には
レンズホルダー31を形成し、これに撮影レンズ32を
保持させる。また、遮光板30には膨出部33を形成
し、この膨出部33の後面に凹部を形成してバネ室とし
てあり、遮光板30を暗箱20に係着すると前記戻しバ
ネ23がこのバネ室内に位置する。なお、34は遮光板
30を暗箱20に係着させるための係合爪である。前カ
バー12には、ファインダー用の開口部36を前壁12
aから後部にかけて貫通させてある。前壁12aのほぼ
中央部には、撮影レンズ32を露出させるレンズ窓37
を穿設し、その周囲を前壁12aから膨出させて膨出部
37aを形成し、この膨出部37aの内側にレンズホル
ダー31と撮影レンズ32を収容する。なお、本体11
に前カバー12を係着させた際には、撮影レンズ32の
周辺部が上記膨出部37aの内側周面に当接して、撮影
レンズ32が押圧されて固定される。
【0011】前カバー12の前壁12aの一部であっ
て、本体11に係着させたときに遮光板30のバネ室3
3が対向する部分には、バネ室33が挿入できる形状の
バネ室用透孔38を形成する。また、前壁12aの一部
であって同じく巻き上げノブ18の前端部が対向する部
分には、巻き上げノブ用透孔39を形成する。前カバー
12の天板12bには、図1、図2および図4に示すよ
うに、押圧部としてのレリーズボタン40と、前記表示
板27を露出させる表示板用窓41を設ける。レリーズ
ボタン40は天板12bと同一平面に位置するように形
成されており、腕部40aと一体で、該腕部40aの前
後およびレリーズボタン40の周囲を切り抜いて切抜き
部45を形成し、腕部40aの一端を天板12bに連続
させることにより、レリーズボタン40を前カバー12
と一体にしてある。また、腕部40aの幅員はレリーズ
ボタン40の幅員よりも小さくしてあり、腕部40aの
肉厚をレリーズボタン40の肉厚よりも小さくして、レ
リーズボタン40を押下する際の操作力が小さくてよい
ようにしてあるとともに、レリーズボタン40の大きさ
を適宜に確保して指先などをあてがい易くし、押下する
際の操作性を確保してある。
【0012】レリーズボタン40の下部にはこれと一体
にレリーズレバー40bを形成し、第4図に示すように
その先端部を後方に延ばして係合部40cとしてある。
そして、この係合部40cを前記係止爪25の舌片25
aに係合させる。なお、前記シャッター羽根駆動レバー
24は係止爪25の第1爪部25bと係脱し、巻き上げ
ノブ18のローレット目には第2爪部25cが係脱す
る。前カバー12の前壁12aには、図3に示すよう
に、前カバー12を成型するときに上記レリーズレバー
40bを成型した部分の型を抜くための型抜き開口とし
ての型抜き孔42を形成する。なお、前壁12aには他
の部分の型抜き用の透孔が形成されるが、透孔43は本
体11に形成した前記係合爪28と係脱する前カバー係
合爪(図示せず)を成型する部分の型抜き用のものであ
り、この透孔43の後部に前カバー係止爪が設けられ
る。また、44は後カバー13に設けた後述するパトロ
ーネ室蓋を係止するための係合孔である。後カバー13
は、本体11に係合してパトローネ室14、フイルム室
15および暗箱20を閉じて遮光する。フイルム17へ
の遮光を確実にするため、撮影済みのフイルム17を取
り出した後フイルム17の再装填ができないようにする
ため、後カバー13は本体11に超音波結合や特殊なロ
ック構造で結合する。後カバー13の下部には、パトロ
ーネ室14の下部を閉じるためのパトローネ室蓋13a
を揺動自在に設けてあり、その先端部の係止爪13bを
前カバー12の前記係合孔44に係合させてパトローネ
室14を閉じる。また、本体11に後カバー13を係合
させたときに、巻き上げノブ18の位置する部分には、
ノブ挿入孔46を形成し、このノブ挿入孔46から巻き
上げノブ18の一部を後方に突出させ、この突出部に指
先などを掛けてこれを回転させ、フイルム17を巻き上
げる。ファインダー用の開口部36の後方に位置する部
分には、ファインダーの接眼窓47を形成する。
【0013】そして、好ましくは、これらのユニット
は、レンズ、ファインダー、レリーブボタンなどの部分
に透孔を形成した紙製の化粧箱で被覆すると、製造コス
トをそれほど上昇させずに、レンズ付きフイルムユニッ
トをきれいに見せることができる。以上により構成した
レンズ付きフイルムユニットの実施例の作用を、以下に
説明する。本体11の係止爪28に前カバー12の図示
しない前カバー係止爪を係合させて、本体11に前カバ
ー12を係着する。本体11に前カバー12を係着する
と、本体11の巻き上げノブ18およびロック爪19が
巻き上げノブ用透孔39内に位置し、遮光板30の膨出
部33がバネ室用透孔38内に位置する。すなわち、巻
き上げノブ18の先端部および膨出部33が、前カバー
12の前壁12aと重畳する。したがって、ユニットの
厚さは、巻き上げノブ18の直径と前カバー12の前壁
12aの肉厚との和から上記重畳した部分を差し引いた
ものとなる。また、本体11に前カバー12を係着させ
ると、レリーズボタン40の係合部40cが、係止爪2
5の舌片25aの側方に位置する。フイルム17を巻き
上げるとシャッター羽根駆動レバー24が揺動し、バネ
29の復元力により係止爪25が図4上反矢標S方向に
揺動して、第1爪部25bにシャッター羽根駆動レバー
24が係合してシャッターチャージされる。
【0014】この状態でレリーズボタン40を指先など
で押下すると、腕部40aが撓んで係合部40cが図4
上矢標R方向に旋回し、舌片25aを押し動かして係止
爪25を矢標S方向に回動させる。この係止爪25の回
動によりシャッター羽根駆動レバー24が第1爪部25
bからはずれ、付勢されたバネの復元力により回動させ
られてレリーズする。レリーズボタン40から指先を離
すと、腕部40aが、素材自身の弾性力により、撓んだ
状態から原位置に復帰して次の撮影のために待機するこ
とになる。本実施例では、レリーズ操作主体をボタン式
のものとして説明したが、レバー式のものであっても構
わない。また、前カバーの天板に配設したものについて
説明したが、前壁に配設しても前カバーと一体に成型で
きる。さらに、前カバーを有しないものでは本体の一部
に形成しても構わない。また、パトローネ入りフイルム
を用いたものについて説明したが、フイルムのみを装填
するレンズ付きフイルムユニットについても本発明を利
用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るレ
ンズ付きフイルムユニットによれば、シャッターレリー
ズ用押圧部をユニットの天板と一体に合成樹脂の成型に
より形成できる。このため、部品点数を減らし、レリー
ズボタンなどの組み込み作業をなくすことができる。し
かも、従来では2つの部品を各別に成型加工しなければ
ならないが、本発明によれば1工程で成型加工と組み込
み作業とが完了する。また、押圧部には復元力を付与し
なければならないが、素材自身の弾性力を利用できるか
ら、復元力付与のために他の部品を必要としない。した
がって、部品点数の減少と組み込み作業の省略のため、
製造コストを減らして安価なレンズ付きフイルムユニッ
トを提供できる。しかも、材料を節約できるから、製造
コストがさらに減らせるとともに、レンズ付きフイルム
ユニット自体を軽量にして、携帯する場合により便利な
ものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ付フィルムユニットの概略
の分解斜視図である。
【図2】図1のユニットにおける前カバーの平面図であ
る。
【図3】図2に示す前カバーの正面図である。
【図4】押圧部材とカバーとの関係を示す一部省略斜視
図で、レリーズ機構との関係を併せて示す。
【図5】従来のレンズ付フィルムユニットにおけるレリ
ーズ操作部を説明するための図で、図3に相当する前カ
バーの正面図である。
【図6】従来のレンズ付フィルムユニットのレリーズ操
作部を説明するための図で、図2に相当する平面図であ
る。
【図7】従来のレンズ付フィルムユニットにおけるカバ
ーとの関係を説明するためのレリーズ操作部の分解斜視
図である。 11…本体、12…前カバー、12a…前壁、12b…
天板、13…後カバー17…フイルム、18…巻き上げ
ノブ、21…撮影用開口、22…シャッター羽根、23
…戻しバネ、24…シャッター羽根駆動レバー、25…
係止爪、25a…舌片、32…撮影レンズ、40…レリ
ーズボタン(押圧部)、40a…腕部、40b…レリー
ズレバー、40c…係合部、45…切抜き部。
フロントページの続き (72)発明者 高城 純一 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (72)発明者 飛岡 卓 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−190233(JP,U) 実開 昭60−118837(JP,U) 実開 昭62−160433(JP,U) 実開 昭61−9741(JP,U) 実開 昭61−112546(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に未露光のフィルムが予め装填さ
    れ、前壁に該フィルムを露光するための撮影レンズが、
    内部に該撮影レンズを通る光束を通過させる撮影用開口
    を開閉するシャッター機構と該シャッター機構を作動さ
    せるシャッター駆動機構が、それぞれ設けられたレンズ
    付フィルムユニットにおいて、 前記シャッター機構は、シャッター羽根が前記撮影開口
    を閉じる方向に付勢された形式であり、 前記シャッター駆動機構は、駆動されることによって
    ャッター機構に係脱し該シャッター羽根を前記付勢に抗
    して前記撮影開口を開くように駆動する方向に付勢され
    羽根駆動機構と、該羽根駆動機構を前記シャッター駆
    機構に係合しないチャージ位置に係止する係止機構と
    からなり、 前記ユニットの天板に該天板と同一面に位置し、下方
    押圧されることによって前記係止機構を係止位置から
    解除するように作動する作動用突起を下部に一体に形成
    してなるシャッターレリーズ用押圧部が設けられ、該シ
    ャッターレリーズ用押圧部の押圧によって前記係止機構
    を前記係止位置から解除して前記羽根駆動機構を前記付
    勢力のもとで作動させるように構成され、 前記シャッターレリーズ用押圧部は一端が弾性接続部に
    より弾性的に前記天板に接続されており、 前記天板は、前記弾性接続部以外の部分で前記シャッタ
    ーレリーズ用押圧部の周囲を切り抜いた形状の切り抜き
    部を有し、 前記シャッターレリーズ用押圧部及び前記作動用突起
    は、該天板と一体に合成樹脂により形成された、ことを
    特徴とするレンズ付フィルムユニット。
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