JPH0836214A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents
レンズ付きフィルムユニットInfo
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- JPH0836214A JPH0836214A JP17133794A JP17133794A JPH0836214A JP H0836214 A JPH0836214 A JP H0836214A JP 17133794 A JP17133794 A JP 17133794A JP 17133794 A JP17133794 A JP 17133794A JP H0836214 A JPH0836214 A JP H0836214A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- motor
- lens
- unit
- contact piece
- Prior art date
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、低温環境下で、確実にフィ
ルムの巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下にお
いて、速やかに、フィルムの巻き上げが可能であるレン
ズ付きフィルムユニットを提供することにある。 【構成】 本発明のレンズ付きフィルムユニット1は、
1.5ボルトの電池15と、1.5ボルト電源下におけ
る無負荷時の停動トルクが(30±20%)g・cmのフ
ィルム巻き上げ用モータ30と、モータの駆動力を伝達
するギヤ群31とを備え、ギヤ群31の減速比が1/1
50以上で、かつ、25℃の環境下でのフィルム20b
1コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定されて
いる。
ルムの巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下にお
いて、速やかに、フィルムの巻き上げが可能であるレン
ズ付きフィルムユニットを提供することにある。 【構成】 本発明のレンズ付きフィルムユニット1は、
1.5ボルトの電池15と、1.5ボルト電源下におけ
る無負荷時の停動トルクが(30±20%)g・cmのフ
ィルム巻き上げ用モータ30と、モータの駆動力を伝達
するギヤ群31とを備え、ギヤ群31の減速比が1/1
50以上で、かつ、25℃の環境下でのフィルム20b
1コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付きフィルムユ
ニットに関するものであり、さらに詳細には、パーツを
容易に再利用することができ、組み立て性の向上したレ
ンズ付きフィルムユニットに関するものである。
ニットに関するものであり、さらに詳細には、パーツを
容易に再利用することができ、組み立て性の向上したレ
ンズ付きフィルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯し忘れた場合でも、簡単に
入手して、写真撮影をすることができるように、安価な
レンズ付きフィルムユニットが提供されている。このレ
ンズ付きフィルムユニットは、撮影レンズ、シャッタを
含む簡単な撮影機構の他、ストロボ装置およびフィルム
巻上げ機構などを備えたユニット本体に、国際標準規格
(ISO 1007−2079年版)で規定されたパト
ローネ付きフィルムを内蔵させたものであり、小型で、
携帯性にも優れている。これを購入したユーザーは、室
内や暗い所でも手軽に写真撮影を楽しむことができ、し
かも、撮影終了後には、撮影済みの写真フィルムを自ら
取り出すことなく、そのままユニット本体ごと、現像取
扱店に渡して、現像を依頼すればよく、フィルム巻き戻
しやパトローネの取り出しなどの面倒な操作を行う必要
はないという利点を有している。このようなレンズ付き
フィルムユニットは、パトローネと、パトローネから引
き出されたフィルムをロール形態で収納しており、撮影
を行うごとに、パトローネのスプールに直結された巻上
げノブを回動することによって、パトローネ内に撮影済
みのフィルムを巻き取っていくように構成されている。
そして、フィルムのパーフォレーションに係合して、1
コマ巻上げることにより、1回転する従動スプロケット
と、この従動スプロケットと同軸で回動するカムによ
り、シャッターチャージとフィルム巻止めとを行ってお
り、撮影ごとに、巻上げノブを回動操作しないと、次の
撮影を行うことができないように構成されている。その
ため、撮影の後に、フィルムの巻き上げを忘れた時など
は、シャッタチャンスを逃してしまうことがあった。
入手して、写真撮影をすることができるように、安価な
レンズ付きフィルムユニットが提供されている。このレ
ンズ付きフィルムユニットは、撮影レンズ、シャッタを
含む簡単な撮影機構の他、ストロボ装置およびフィルム
巻上げ機構などを備えたユニット本体に、国際標準規格
(ISO 1007−2079年版)で規定されたパト
ローネ付きフィルムを内蔵させたものであり、小型で、
携帯性にも優れている。これを購入したユーザーは、室
内や暗い所でも手軽に写真撮影を楽しむことができ、し
かも、撮影終了後には、撮影済みの写真フィルムを自ら
取り出すことなく、そのままユニット本体ごと、現像取
扱店に渡して、現像を依頼すればよく、フィルム巻き戻
しやパトローネの取り出しなどの面倒な操作を行う必要
はないという利点を有している。このようなレンズ付き
フィルムユニットは、パトローネと、パトローネから引
き出されたフィルムをロール形態で収納しており、撮影
を行うごとに、パトローネのスプールに直結された巻上
げノブを回動することによって、パトローネ内に撮影済
みのフィルムを巻き取っていくように構成されている。
そして、フィルムのパーフォレーションに係合して、1
コマ巻上げることにより、1回転する従動スプロケット
と、この従動スプロケットと同軸で回動するカムによ
り、シャッターチャージとフィルム巻止めとを行ってお
り、撮影ごとに、巻上げノブを回動操作しないと、次の
撮影を行うことができないように構成されている。その
ため、撮影の後に、フィルムの巻き上げを忘れた時など
は、シャッタチャンスを逃してしまうことがあった。
【0003】かかる問題を解決するとともに、撮影操作
をより簡便なものとするため、一般のコンパクトカメラ
のように、モータを使用して、シャッタレリーズ後に、
自動的にフィルム巻き上げを行うようにすることが考え
られる。一般のコンパクトカメラでは、フィルム巻き上
げ用のモータは、フィルムの1コマづつの巻き上げの
他、フィルムの装填時に、パトローネからフィルムを巻
取り軸に巻き取るため、あるいは、すべてのフィルムの
撮影が完了した後に、パトローネ内にフィルムを巻戻す
ために、ズームを備えている場合には、ズーミングにも
使用されるものであるので、安定した性能が要求され、
また、繰り返しの使用に耐えるとともに、必然的に、コ
ンパクトであることが要求されるため、高価なモータが
使用され、通常、フィルム巻取り軸の中に配置されてい
る。しかしながら、レンズ付きフィルムユニットにおい
ては、フィルムは、あらかじめ、パトローネから引き出
された状態で収納されており、また、すべてのフィルム
の撮影が完了した後に、フィルムを巻き戻す必要もな
く、フィルム巻き上げ用モータは、フィルムを1コマづ
つの巻き上げることができれば十分であり、しかも、コ
ンパクトカメラほどには、繰り返しの使用が要求される
ものではないから、コンパクトカメラのように、高価な
モータを使用する必要はない。
をより簡便なものとするため、一般のコンパクトカメラ
のように、モータを使用して、シャッタレリーズ後に、
自動的にフィルム巻き上げを行うようにすることが考え
られる。一般のコンパクトカメラでは、フィルム巻き上
げ用のモータは、フィルムの1コマづつの巻き上げの
他、フィルムの装填時に、パトローネからフィルムを巻
取り軸に巻き取るため、あるいは、すべてのフィルムの
撮影が完了した後に、パトローネ内にフィルムを巻戻す
ために、ズームを備えている場合には、ズーミングにも
使用されるものであるので、安定した性能が要求され、
また、繰り返しの使用に耐えるとともに、必然的に、コ
ンパクトであることが要求されるため、高価なモータが
使用され、通常、フィルム巻取り軸の中に配置されてい
る。しかしながら、レンズ付きフィルムユニットにおい
ては、フィルムは、あらかじめ、パトローネから引き出
された状態で収納されており、また、すべてのフィルム
の撮影が完了した後に、フィルムを巻き戻す必要もな
く、フィルム巻き上げ用モータは、フィルムを1コマづ
つの巻き上げることができれば十分であり、しかも、コ
ンパクトカメラほどには、繰り返しの使用が要求される
ものではないから、コンパクトカメラのように、高価な
モータを使用する必要はない。
【0004】さらには、コンパクトカメラと同様のモー
タを、レンズ付きフィルムユニットに内蔵させ、自動的
に、フィルム巻き上げを行わせる場合には、安価である
というレンズ付きフィルムユニットの特性に反するた
め、安価なモータを使用せざるを得ない。また、かかる
観点から、モータを駆動するための電源としても、安価
な乾電池などの1.5ボルト電源を用いることが望まし
い。したがって、レンズ付きフィルムユニットにおいて
は、1.5ボルト電源により駆動させたときの停動トル
クが(30±20%)g・cm程度の安価なモータを用い
る必要がある。
タを、レンズ付きフィルムユニットに内蔵させ、自動的
に、フィルム巻き上げを行わせる場合には、安価である
というレンズ付きフィルムユニットの特性に反するた
め、安価なモータを使用せざるを得ない。また、かかる
観点から、モータを駆動するための電源としても、安価
な乾電池などの1.5ボルト電源を用いることが望まし
い。したがって、レンズ付きフィルムユニットにおいて
は、1.5ボルト電源により駆動させたときの停動トル
クが(30±20%)g・cm程度の安価なモータを用い
る必要がある。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、レンズ
付きフィルムユニットにおいては、一般のコンパクトカ
メラと異なり、ユーザーが電池を交換することができ
ず、したがって、電源として、1.5ボルト電源を用
い、フィルム巻き上げ用のモータとして、安価なモータ
を用いた場合にも、低温環境下で、確実にフィルムの巻
き上げが可能であり、かつ、通常の環境下において、速
やかに、フィルムの巻き上げが可能でなければならな
い。
付きフィルムユニットにおいては、一般のコンパクトカ
メラと異なり、ユーザーが電池を交換することができ
ず、したがって、電源として、1.5ボルト電源を用
い、フィルム巻き上げ用のモータとして、安価なモータ
を用いた場合にも、低温環境下で、確実にフィルムの巻
き上げが可能であり、かつ、通常の環境下において、速
やかに、フィルムの巻き上げが可能でなければならな
い。
【0006】
【発明の目的】本発明は、1.5ボルト電源と、1.5
ボルト電源下における無負荷時の停動トルクが(30±
20%)g・cmのフィルム巻き上げ用モータと、モータ
の駆動力を伝達するギヤ群とを備えたレンズ付きフィル
ムユニットであって、低温環境下で、確実にフィルムの
巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下において、
速やかに、フィルムの巻き上げが可能であるレンズ付き
フィルムユニットを提供することを目的とするものであ
る。
ボルト電源下における無負荷時の停動トルクが(30±
20%)g・cmのフィルム巻き上げ用モータと、モータ
の駆動力を伝達するギヤ群とを備えたレンズ付きフィル
ムユニットであって、低温環境下で、確実にフィルムの
巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下において、
速やかに、フィルムの巻き上げが可能であるレンズ付き
フィルムユニットを提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【発明の構成】本発明のかかる目的は、ギヤ群の減速比
が1/150以上で、かつ、25℃の環境下でのフィル
ム1コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定され
たレンズ付きフィルムユニットによって達成される。
が1/150以上で、かつ、25℃の環境下でのフィル
ム1コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定され
たレンズ付きフィルムユニットによって達成される。
【0008】
【発明の作用】本発明によれば、フィルム巻き上げ用モ
ータの駆動力を伝達するギヤ群の減速比が1/150以
上に設定されているから、たとえば、−10℃のような
低温時においても、確実に、フィルムの巻き上げをおこ
なうことができ、また、25℃という通常の環境下にお
いて、2秒以内に、フィルム1コマが巻き上げられるか
ら、手動で、フィルムを巻き上げる場合と同等あるいは
これより速やかに、フィルムを巻き上げることが可能に
なる。
ータの駆動力を伝達するギヤ群の減速比が1/150以
上に設定されているから、たとえば、−10℃のような
低温時においても、確実に、フィルムの巻き上げをおこ
なうことができ、また、25℃という通常の環境下にお
いて、2秒以内に、フィルム1コマが巻き上げられるか
ら、手動で、フィルムを巻き上げる場合と同等あるいは
これより速やかに、フィルムを巻き上げることが可能に
なる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
につき、詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例
にかかるレンズ付きフィルムユニットの外観を示す略斜
視図である。図1において、本発明の実施例にかかるレ
ンズ付きフィルムユニット1は、フィルムの自動巻き上
げが可能なように構成され、後述のように、撮影機構な
どが内蔵されたユニット本体2と、ユニット本体2を収
納する外ケース3を備えている。外ケース3の表面に
は、レンズ付きフィルムユニット1の使用方法などの説
明が印刷されており、外ケース3には、ストロボ発光部
4、シャッタボタン5、メインスイッチ摘み6、撮影枚
数表示板7、ファインダ8、撮影レンズ9、ストロボを
充電する際に操作されるストロボ充電スイッチ10など
を外部に露出させるための開口部およびストロボユニッ
トの充電が完了したときに点滅するネオン管11の光を
外部に導く開口部が、それぞれ、形成されている。ま
た、メインスイッチ摘み6を外部に露出させる開口部の
近傍には、メインスイッチ摘み6のON位置に対応し
て、「ON」の文字が、OFF位置に対応して、「OF
F」の文字が印刷されている。シャッタボタン5の下部
の外ケース3の部分は、後述するグリップ部に対応し
て、前面側に突出されている。メインスイッチ摘み6
は、ON位置にあるときは、後述するフィルムの自動巻
き上げをおこなうモータを駆動可能とし、他方、OFF
位置にあるときは、モータが駆動されないようにするも
のである。
につき、詳細に説明を加える。図1は、本発明の実施例
にかかるレンズ付きフィルムユニットの外観を示す略斜
視図である。図1において、本発明の実施例にかかるレ
ンズ付きフィルムユニット1は、フィルムの自動巻き上
げが可能なように構成され、後述のように、撮影機構な
どが内蔵されたユニット本体2と、ユニット本体2を収
納する外ケース3を備えている。外ケース3の表面に
は、レンズ付きフィルムユニット1の使用方法などの説
明が印刷されており、外ケース3には、ストロボ発光部
4、シャッタボタン5、メインスイッチ摘み6、撮影枚
数表示板7、ファインダ8、撮影レンズ9、ストロボを
充電する際に操作されるストロボ充電スイッチ10など
を外部に露出させるための開口部およびストロボユニッ
トの充電が完了したときに点滅するネオン管11の光を
外部に導く開口部が、それぞれ、形成されている。ま
た、メインスイッチ摘み6を外部に露出させる開口部の
近傍には、メインスイッチ摘み6のON位置に対応し
て、「ON」の文字が、OFF位置に対応して、「OF
F」の文字が印刷されている。シャッタボタン5の下部
の外ケース3の部分は、後述するグリップ部に対応し
て、前面側に突出されている。メインスイッチ摘み6
は、ON位置にあるときは、後述するフィルムの自動巻
き上げをおこなうモータを駆動可能とし、他方、OFF
位置にあるときは、モータが駆動されないようにするも
のである。
【0010】図2は、レンズ付きフィルムユニット1の
ユニット本体2の略分解斜視図である。図2に示される
ように、本実施例においては、ユニット本体2は、本体
部分12、露光ユニット13、ストロボユニット14、
電池15、減速伝達機構とモータとが一体化されたモー
タユニット16、スイッチ17、前カバー18および後
カバー19とパトローネ付きフィルム20とから構成さ
れており、これらは爪係合によって、着脱自在に取り付
けられている。前カバー18には、光軸21上に、撮影
レンズ9を外部に露呈するための開口部9aと、ストロ
ボユニット14のストロボ発光部4を外部に露呈させる
ためのストロボ開口部4aと、ファインダ対物窓8a
と、ストロボユニット14への充電を行うストロボ充電
スイッチ10、ネオン管11の光を外部に導く充電確認
孔11aが形成されている。また、前カバー18のシャ
ッタボタン5の下部には、前面側に突出されたグリップ
部22が形成されており、ユーザーが、このグリップ部
22を握持して撮影を行うことができるように構成され
ている。さらに、前カバー18のグリップ部22の側部
には、二つの係合孔18a、18bが形成されている。
ユニット本体2の略分解斜視図である。図2に示される
ように、本実施例においては、ユニット本体2は、本体
部分12、露光ユニット13、ストロボユニット14、
電池15、減速伝達機構とモータとが一体化されたモー
タユニット16、スイッチ17、前カバー18および後
カバー19とパトローネ付きフィルム20とから構成さ
れており、これらは爪係合によって、着脱自在に取り付
けられている。前カバー18には、光軸21上に、撮影
レンズ9を外部に露呈するための開口部9aと、ストロ
ボユニット14のストロボ発光部4を外部に露呈させる
ためのストロボ開口部4aと、ファインダ対物窓8a
と、ストロボユニット14への充電を行うストロボ充電
スイッチ10、ネオン管11の光を外部に導く充電確認
孔11aが形成されている。また、前カバー18のシャ
ッタボタン5の下部には、前面側に突出されたグリップ
部22が形成されており、ユーザーが、このグリップ部
22を握持して撮影を行うことができるように構成され
ている。さらに、前カバー18のグリップ部22の側部
には、二つの係合孔18a、18bが形成されている。
【0011】本体部分12には、光軸21上に配置され
た露光開口23の両側に、パトローネ20aを収納する
パトローネ収納室24と、フィルム20bがあらかじめ
巻き取られて形成されたフィルムロール20cを収納す
るフィルムロール収納室25とが形成されている。パト
ローネ収納室24の外壁前面は、フィルムロール収納室
25の外壁前面よりも前方に突出した形状となってい
る。本体部分12の背面側には、フィルム20bへの露
光範囲を規定するアパーチャー(図示せず)が形成され
ている。図3は、フィルム巻き上げ用のモータユニット
16およびスイッチ17の略分解斜視図である。図3に
示されるように、パトローネ収納室24の側方には、モ
ータユニット16を収納するモータユニット収納室26
が形成されている。モータユニット16は、上方あるい
は前方から、モータユニット収納室26内に挿入され
て、パトローネ収納室24側に押されることによって、
パトローネ収納室24の側面に突設された係合爪27
a、27b、27c、27dと係合して取り付けられる
ようになっている。なお、この際に、同じくパトローネ
収納室24の側面に形成された突起28aとピン28b
とが、モータユニット16に形成された穴や溝と係合し
て、位置決めが行われる。モータユニット収納室26の
側部には、前方に延びる二つの係合部材26a、26b
が形成されており、各係合部材26a、26bには、そ
れぞれ、前カバー18の係合孔18a、18bと係合可
能な突起29a、29bが形成されている。係合部材2
6a、26bは弾性変形可能な部材により形成されてお
り、係合部材26a、26bを、モータユニット収納室
26の内方に弾性変形させて、係合部材26a、26b
の突起29a、29bを、前カバー18の係合孔18
a、18b内に係合させることによって、本体部分12
と前カバー18とが結合される。ここに、突起29a、
29b近傍の係合部材26a、26bの係合孔18a、
18bに対向する面は、前カバー18の係合孔18a、
18b近傍の本体部分12に対向する面の形状と合致し
た形状を有している。したがって、係合部材26a、2
6bのの突起29a、29bが、前カバー18の係合孔
18a、18b内に係合した状態では、突起29a、2
9b近傍の係合部材26a、26bの部分が、係合孔1
8a、18b近傍の前カバー18に密着して、前カバー
18の係合孔18a、18bを完全に塞ぎ、本体部分1
2と前カバー18とは、結合部からの塵の侵入を防止す
るように、互いに結合される。モータユニット収納室2
6は、前カバー18に形成されたグリップ部22によっ
て、その前方が覆われている。
た露光開口23の両側に、パトローネ20aを収納する
パトローネ収納室24と、フィルム20bがあらかじめ
巻き取られて形成されたフィルムロール20cを収納す
るフィルムロール収納室25とが形成されている。パト
ローネ収納室24の外壁前面は、フィルムロール収納室
25の外壁前面よりも前方に突出した形状となってい
る。本体部分12の背面側には、フィルム20bへの露
光範囲を規定するアパーチャー(図示せず)が形成され
ている。図3は、フィルム巻き上げ用のモータユニット
16およびスイッチ17の略分解斜視図である。図3に
示されるように、パトローネ収納室24の側方には、モ
ータユニット16を収納するモータユニット収納室26
が形成されている。モータユニット16は、上方あるい
は前方から、モータユニット収納室26内に挿入され
て、パトローネ収納室24側に押されることによって、
パトローネ収納室24の側面に突設された係合爪27
a、27b、27c、27dと係合して取り付けられる
ようになっている。なお、この際に、同じくパトローネ
収納室24の側面に形成された突起28aとピン28b
とが、モータユニット16に形成された穴や溝と係合し
て、位置決めが行われる。モータユニット収納室26の
側部には、前方に延びる二つの係合部材26a、26b
が形成されており、各係合部材26a、26bには、そ
れぞれ、前カバー18の係合孔18a、18bと係合可
能な突起29a、29bが形成されている。係合部材2
6a、26bは弾性変形可能な部材により形成されてお
り、係合部材26a、26bを、モータユニット収納室
26の内方に弾性変形させて、係合部材26a、26b
の突起29a、29bを、前カバー18の係合孔18
a、18b内に係合させることによって、本体部分12
と前カバー18とが結合される。ここに、突起29a、
29b近傍の係合部材26a、26bの係合孔18a、
18bに対向する面は、前カバー18の係合孔18a、
18b近傍の本体部分12に対向する面の形状と合致し
た形状を有している。したがって、係合部材26a、2
6bのの突起29a、29bが、前カバー18の係合孔
18a、18b内に係合した状態では、突起29a、2
9b近傍の係合部材26a、26bの部分が、係合孔1
8a、18b近傍の前カバー18に密着して、前カバー
18の係合孔18a、18bを完全に塞ぎ、本体部分1
2と前カバー18とは、結合部からの塵の侵入を防止す
るように、互いに結合される。モータユニット収納室2
6は、前カバー18に形成されたグリップ部22によっ
て、その前方が覆われている。
【0012】図4は、モータユニット16の略分解斜視
図である。図4に示されるように、モータユニット16
は、フィルム巻上げの駆動源としてのモータ30と、モ
ータ30の回転を減速して、伝達するギヤ群31と、こ
れらを保持する保持枠32と、ギヤ群31を上方から保
持する天板33とから構成されている。ここに、モータ
30は、メインスイッチ摘み6が、OFF位置に位置し
ているときは、駆動されず、ON位置に位置していると
きにのみ、駆動されるように構成されている。保持枠3
2の上部には、ギヤ支持部34が、下部には、モータ支
持部35が形成されており、ギヤ支持部34、モータ支
持部35の間には、板状で弾性変形可能な連結部36が
形成されている。モータユニット収納室26に形成され
た係合爪27aないし27dは、連結部36に係合され
るようになっている。本実施例において、モータ30と
しては、模型等の動力源として使用される低価格で、か
つ、1.5ボルトの電池15により駆動させたときの停
動トルクが(30±20%)g・cm程度のものが使用さ
れている。ギヤ支持部34には、モータ30の回転軸3
0aを挿入可能な穴34aが形成され、また、モータ支
持部35には、モータ30の下部に形成された突起部と
同形状の穴35aが形成されている。したがって、図4
に示されるように、保持枠32を変形させた状態で、モ
ータ30の回転軸30aを下方から穴34aに、モータ
30の頭部37が、ギヤ支持部35の下面に形成された
凹部に入り込むように、挿入することによって、モータ
30を、連結部36の弾性力を用いて、挟み込むことに
よってモータ30が固定される。
図である。図4に示されるように、モータユニット16
は、フィルム巻上げの駆動源としてのモータ30と、モ
ータ30の回転を減速して、伝達するギヤ群31と、こ
れらを保持する保持枠32と、ギヤ群31を上方から保
持する天板33とから構成されている。ここに、モータ
30は、メインスイッチ摘み6が、OFF位置に位置し
ているときは、駆動されず、ON位置に位置していると
きにのみ、駆動されるように構成されている。保持枠3
2の上部には、ギヤ支持部34が、下部には、モータ支
持部35が形成されており、ギヤ支持部34、モータ支
持部35の間には、板状で弾性変形可能な連結部36が
形成されている。モータユニット収納室26に形成され
た係合爪27aないし27dは、連結部36に係合され
るようになっている。本実施例において、モータ30と
しては、模型等の動力源として使用される低価格で、か
つ、1.5ボルトの電池15により駆動させたときの停
動トルクが(30±20%)g・cm程度のものが使用さ
れている。ギヤ支持部34には、モータ30の回転軸3
0aを挿入可能な穴34aが形成され、また、モータ支
持部35には、モータ30の下部に形成された突起部と
同形状の穴35aが形成されている。したがって、図4
に示されるように、保持枠32を変形させた状態で、モ
ータ30の回転軸30aを下方から穴34aに、モータ
30の頭部37が、ギヤ支持部35の下面に形成された
凹部に入り込むように、挿入することによって、モータ
30を、連結部36の弾性力を用いて、挟み込むことに
よってモータ30が固定される。
【0013】モータ30が固定されると、穴34aに挿
入されたモータ30の回転軸30aは、ギヤ支持部34
から上方に突出し、突出した回転軸30aには、ギヤ3
8が取り付けられる。ギヤ支持部34の上面に形成され
た軸受け穴40、41、42と軸43、44とには、ギ
ヤ45、46、47、48、49が挿入される。これら
のギヤ45ないし49は、いずれも上下に2個の平ギヤ
が形成されており、これらが噛合されることによって、
モータ30の回転を減速するように構成されている。天
板33には、下方に向かって突設された2つの係合爪5
0が形成され、ギヤ支持部34に係合させられて、保持
枠32に取り付けられる。この際,天板33に形成され
た5つの穴51に、ギヤ45、46、47と軸43、4
4の上部が挿入されるので、ギヤ45ないし49の軸間
距離が保たれて、確実に、モータ30の回転を伝達する
ことができる。図3および図4に示されるように、係合
爪50が形成された反対側の天板33の面には、壁部5
2aと、内部に3本の突条52b、52c、52dを備
えた塵収集ボックス53が形成されている。塵収集ボッ
クス53内には、メインスイッチ摘み6が一体に形成さ
れた操作板54が、3本の突条52b、52c、52d
に沿って、スライド可能に収められている。したがっ
て、ユーザーが操作可能なように、外部に露出されたメ
インスイッチ摘み6の部分から、本体部分12の内部に
塵が侵入した場合にも、塵は、壁部52aにより、塵収
集ボックス53内に収集され、メインスイッチ摘み6の
近傍のギヤ38、45、46、47、48、49からな
るギヤ群31の部分に、塵が侵入して、ギヤ群31の駆
動を妨げ、フィルム20bの給送に支障が生ずることが
防止されている。操作板54の両側面には、一対の凸部
55が形成されており、一対の凸部55は、塵収集ボッ
クス53の壁部52aに形成された凹部56と一対の凹
部57とに、選択的に、係合可能に形成されている。一
対の凸部55と一対の凹部57とが係合しているときに
は、メインスイッチ摘み6は、図1に示されるように、
「ON」位置に位置し、レンズ付きフィルムユニット1
は、撮影操作が行われると、即座に、フィルムの巻上げ
が行われる状態となっている。また、一対の凸部55と
凹部56とが係合しているときには、メインスイッチ摘
み6は、「OFF」位置に位置し、レンズ付きフィルム
ユニット1は、撮影操作を行っても、フィルムの巻上げ
が行われないようになっている。
入されたモータ30の回転軸30aは、ギヤ支持部34
から上方に突出し、突出した回転軸30aには、ギヤ3
8が取り付けられる。ギヤ支持部34の上面に形成され
た軸受け穴40、41、42と軸43、44とには、ギ
ヤ45、46、47、48、49が挿入される。これら
のギヤ45ないし49は、いずれも上下に2個の平ギヤ
が形成されており、これらが噛合されることによって、
モータ30の回転を減速するように構成されている。天
板33には、下方に向かって突設された2つの係合爪5
0が形成され、ギヤ支持部34に係合させられて、保持
枠32に取り付けられる。この際,天板33に形成され
た5つの穴51に、ギヤ45、46、47と軸43、4
4の上部が挿入されるので、ギヤ45ないし49の軸間
距離が保たれて、確実に、モータ30の回転を伝達する
ことができる。図3および図4に示されるように、係合
爪50が形成された反対側の天板33の面には、壁部5
2aと、内部に3本の突条52b、52c、52dを備
えた塵収集ボックス53が形成されている。塵収集ボッ
クス53内には、メインスイッチ摘み6が一体に形成さ
れた操作板54が、3本の突条52b、52c、52d
に沿って、スライド可能に収められている。したがっ
て、ユーザーが操作可能なように、外部に露出されたメ
インスイッチ摘み6の部分から、本体部分12の内部に
塵が侵入した場合にも、塵は、壁部52aにより、塵収
集ボックス53内に収集され、メインスイッチ摘み6の
近傍のギヤ38、45、46、47、48、49からな
るギヤ群31の部分に、塵が侵入して、ギヤ群31の駆
動を妨げ、フィルム20bの給送に支障が生ずることが
防止されている。操作板54の両側面には、一対の凸部
55が形成されており、一対の凸部55は、塵収集ボッ
クス53の壁部52aに形成された凹部56と一対の凹
部57とに、選択的に、係合可能に形成されている。一
対の凸部55と一対の凹部57とが係合しているときに
は、メインスイッチ摘み6は、図1に示されるように、
「ON」位置に位置し、レンズ付きフィルムユニット1
は、撮影操作が行われると、即座に、フィルムの巻上げ
が行われる状態となっている。また、一対の凸部55と
凹部56とが係合しているときには、メインスイッチ摘
み6は、「OFF」位置に位置し、レンズ付きフィルム
ユニット1は、撮影操作を行っても、フィルムの巻上げ
が行われないようになっている。
【0014】図3に示されるように、パトローネ収納室
24の上部には、巻上げギヤ60が回転自在に取り付け
られる。パトローネ収納室24の上面には、軸受け開口
61が形成されており、軸受け開口61には、巻上げギ
ヤ60の下面に形成された駆動軸62が挿入されてい
る。駆動軸62の端部には、パトローネ20aのスプー
ル20d(図2参照)と噛合する歯列62aが形成され
ており、巻上げギヤ60の回転により、スプール20d
が回転されて、パトローネ20a内に、フィルム20b
が巻上げられるように構成されている。巻上げギヤ60
の上面には、軸63が形成されている。この軸63は、
モータユニット16が、本体部分12に取り付けられた
ときに、天板33に形成された穴64に挿入される。巻
上げギヤ60は、モータユニット16のギヤ49の下段
ギヤ49aと噛合されて、ギヤ49と巻上げギヤ60と
の軸間距離は一定に保たれる。本実施例においては、モ
ータ30の駆動力を伝達するギヤ群31の減速比は、1
/150以上で、かつ、25℃の環境下でのフィルム1
コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定されてい
る。
24の上部には、巻上げギヤ60が回転自在に取り付け
られる。パトローネ収納室24の上面には、軸受け開口
61が形成されており、軸受け開口61には、巻上げギ
ヤ60の下面に形成された駆動軸62が挿入されてい
る。駆動軸62の端部には、パトローネ20aのスプー
ル20d(図2参照)と噛合する歯列62aが形成され
ており、巻上げギヤ60の回転により、スプール20d
が回転されて、パトローネ20a内に、フィルム20b
が巻上げられるように構成されている。巻上げギヤ60
の上面には、軸63が形成されている。この軸63は、
モータユニット16が、本体部分12に取り付けられた
ときに、天板33に形成された穴64に挿入される。巻
上げギヤ60は、モータユニット16のギヤ49の下段
ギヤ49aと噛合されて、ギヤ49と巻上げギヤ60と
の軸間距離は一定に保たれる。本実施例においては、モ
ータ30の駆動力を伝達するギヤ群31の減速比は、1
/150以上で、かつ、25℃の環境下でのフィルム1
コマ巻き上げ時間が2秒以下となるように設定されてい
る。
【0015】ここに、ギヤ群31の最小減速比が1/1
50に設定されているのは、−10℃の低温環境下で
も、フィルム20bが確実に巻き上げられることを保証
するためである。また、手動で、フィルム20bの巻き
上げをおこなうレンズ付きフィルムユニットにおける巻
き上げに要する時間は、通常、2ないし3秒程度である
から、フィルムの自動巻き上げ機構を備えたレンズ付き
フィルムユニット1において、手動で、フィルム20b
を巻き上げる場合よりも、フィルム1コマの巻き上げに
要する時間が長くかかるといういうことは、フィルムの
自動巻き上げ機構を備えたレンズ付きフィルムユニット
1の使用価値を著しく低下させることになり、したがっ
て、本実施例においては、ギヤ群31の減速比が、25
℃の環境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が2秒以下
となるように設定されている。パトローネ収納室24の
上面には、軸受け開口61の他に、ボス65が形成さ
れ、ボス65には、スイッチングレバー66が回動自在
に挿入されている。スイッチングレバー66には、ボス
65に挿入される軸部67と、上方に突設されたL字型
のアーム部68とが形成されている。このアーム部68
は、操作板54が「OFF」位置に位置しているとき
に、操作板54に突設された突出部54aによって押圧
される位置にあり、スイッチングレバー66は、図3に
おいて、反時計方向に回動される。また、スイッチング
レバー66には、長穴状の係合部69と突出部70とが
形成されている。係合部69には、露光ユニット13に
組付けられる係止レバー71に形成されたピン72が挿
入され、突出部70には、スイッチ17の一部をなす係
合部材73が当接されている。
50に設定されているのは、−10℃の低温環境下で
も、フィルム20bが確実に巻き上げられることを保証
するためである。また、手動で、フィルム20bの巻き
上げをおこなうレンズ付きフィルムユニットにおける巻
き上げに要する時間は、通常、2ないし3秒程度である
から、フィルムの自動巻き上げ機構を備えたレンズ付き
フィルムユニット1において、手動で、フィルム20b
を巻き上げる場合よりも、フィルム1コマの巻き上げに
要する時間が長くかかるといういうことは、フィルムの
自動巻き上げ機構を備えたレンズ付きフィルムユニット
1の使用価値を著しく低下させることになり、したがっ
て、本実施例においては、ギヤ群31の減速比が、25
℃の環境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が2秒以下
となるように設定されている。パトローネ収納室24の
上面には、軸受け開口61の他に、ボス65が形成さ
れ、ボス65には、スイッチングレバー66が回動自在
に挿入されている。スイッチングレバー66には、ボス
65に挿入される軸部67と、上方に突設されたL字型
のアーム部68とが形成されている。このアーム部68
は、操作板54が「OFF」位置に位置しているとき
に、操作板54に突設された突出部54aによって押圧
される位置にあり、スイッチングレバー66は、図3に
おいて、反時計方向に回動される。また、スイッチング
レバー66には、長穴状の係合部69と突出部70とが
形成されている。係合部69には、露光ユニット13に
組付けられる係止レバー71に形成されたピン72が挿
入され、突出部70には、スイッチ17の一部をなす係
合部材73が当接されている。
【0016】図5は、シャッタボタン5の操作時におけ
るスイッチ17の略側面図である。図3および図5に示
されるように、スイッチ17は、樹脂製のホルダ75
に、金属製の3本の接片が、互いに絶縁されて、取り付
けられており、ホルダ75は、後述するように、露光ユ
ニット13に取り付けられている。3本の接片のうち、
中央に配置された第1接片76の上端部には、円弧状に
折曲された接点部76aが形成されている。また、第1
接片76の側方からは、突出片76bが、上方に向かっ
て突出されるように、形成されており、この突出片76
bの先端部には、係合部材73が取り付けられている。
この係合部材73は、プラスチックによって円筒状に成
形されたものであり、スイッチングレバー66の回動に
よって、背面側に押圧され、第1接片76を背面側に変
形させる。第1接片76の前面側には、第2接片77が
配置されている。第2接片77の側方からは、突出片7
7aが、下方に向かって突出するように形成されてい
る。この突出片77aの下端部は、第1接片76の側に
向かって、円弧状となるように、形成されている。第1
接片76の背面側には、先端に円弧状の接点部78aが
形成された第3接片78が配置されている。これら第1
接片76、第2接片77、第3接片78には、図5に示
されるように、モータ30と電池15とが接続されてい
る。
るスイッチ17の略側面図である。図3および図5に示
されるように、スイッチ17は、樹脂製のホルダ75
に、金属製の3本の接片が、互いに絶縁されて、取り付
けられており、ホルダ75は、後述するように、露光ユ
ニット13に取り付けられている。3本の接片のうち、
中央に配置された第1接片76の上端部には、円弧状に
折曲された接点部76aが形成されている。また、第1
接片76の側方からは、突出片76bが、上方に向かっ
て突出されるように、形成されており、この突出片76
bの先端部には、係合部材73が取り付けられている。
この係合部材73は、プラスチックによって円筒状に成
形されたものであり、スイッチングレバー66の回動に
よって、背面側に押圧され、第1接片76を背面側に変
形させる。第1接片76の前面側には、第2接片77が
配置されている。第2接片77の側方からは、突出片7
7aが、下方に向かって突出するように形成されてい
る。この突出片77aの下端部は、第1接片76の側に
向かって、円弧状となるように、形成されている。第1
接片76の背面側には、先端に円弧状の接点部78aが
形成された第3接片78が配置されている。これら第1
接片76、第2接片77、第3接片78には、図5に示
されるように、モータ30と電池15とが接続されてい
る。
【0017】図6は、モータ駆動時におけるスイッチ1
7の略側面図であり、図7は、モータ停止時におけるス
イッチ17の略側面図である。図6に示されるように、
第1接片76の接点部76aと第2接片77とが当接さ
れたときには、回路が閉じられて、モータ30が駆動さ
れる。また、図7に示されるように、第1接片76と第
3接片78の接点部78aとが当接されたときには、モ
ータ30がショートされて、モータ30の駆動が停止さ
れる。図8は、露光ユニットの略分解斜視図である。図
8に示されるように、露光ユニット13のベース部85
には、光軸21上の前方に設けられた露光開口86と、
2つの軸87、88と軸受開口89とが一体に形成され
ている。軸87には、シャッタ駆動レバー90と撮影枚
数表示板7とが回動自在に挿入され、止め輪91で抜け
止めされている。また、軸88には、バネ92と係止レ
バー71とが回動自在に挿入され、ビス93により抜け
止めされている。軸受開口89には、回転部材94が挿
入されている。回転部材94の中央部には、巻き止めカ
ム94a、シャッタチャージカム94b、下方に突出し
た軸94c及び上方に突出した一歯ギヤ94dとが一体
に形成されている。軸94cには、ベース部85内に配
置された従動スプロケット95が係合され、従動スプロ
ケット95の回転が伝達される。一歯ギヤ94dには、
撮影枚数表示板7の外周に形成された歯列7aが噛合さ
れる。
7の略側面図であり、図7は、モータ停止時におけるス
イッチ17の略側面図である。図6に示されるように、
第1接片76の接点部76aと第2接片77とが当接さ
れたときには、回路が閉じられて、モータ30が駆動さ
れる。また、図7に示されるように、第1接片76と第
3接片78の接点部78aとが当接されたときには、モ
ータ30がショートされて、モータ30の駆動が停止さ
れる。図8は、露光ユニットの略分解斜視図である。図
8に示されるように、露光ユニット13のベース部85
には、光軸21上の前方に設けられた露光開口86と、
2つの軸87、88と軸受開口89とが一体に形成され
ている。軸87には、シャッタ駆動レバー90と撮影枚
数表示板7とが回動自在に挿入され、止め輪91で抜け
止めされている。また、軸88には、バネ92と係止レ
バー71とが回動自在に挿入され、ビス93により抜け
止めされている。軸受開口89には、回転部材94が挿
入されている。回転部材94の中央部には、巻き止めカ
ム94a、シャッタチャージカム94b、下方に突出し
た軸94c及び上方に突出した一歯ギヤ94dとが一体
に形成されている。軸94cには、ベース部85内に配
置された従動スプロケット95が係合され、従動スプロ
ケット95の回転が伝達される。一歯ギヤ94dには、
撮影枚数表示板7の外周に形成された歯列7aが噛合さ
れる。
【0018】従動スプロケット95は、フィルム20b
(図2参照)の撮影範囲外に形成されたパーフォレーシ
ョンに噛合され、巻上げギヤ60の回転によって、パト
ローネ20aのスプール20dが回転し、フィルム20
bが1コマ分の長さだけ移送されると、一回転する。バ
ネ92は、その一端部92aが、シャッタ駆動レバー9
0の係止部90aに係合しており、軸87まわりに、シ
ャッタ駆動レバー90を、図8において、反時計方向に
付勢している。また、バネ92の他端92bは、係止レ
バー71の垂直片71aに係合して、係止レバー71
を、軸88まわりに、図8において、時計方向に付勢し
ている。シャッタチャージカム94bには、シャッタ駆
動レバー90の一端部90bが当接しており、従動スプ
ロケット95の回転により、シャッタ駆動レバー90
を、バネ92の付勢に抗して、図8において、時計まわ
りに回転させる。巻き止めカム94aの外周には、溝9
4eが形成されており、この溝94eには、フィルムが
1コマ送りされて、回転部材94が1回転したときに、
係止レバー71の爪部71bが嵌入するようになってい
る。これにより、従動スプロケット95の回転がロック
されて、フィルム20bの巻き上げが阻止される。ま
た、係止レバー71の爪部71bが、溝94eに嵌入す
るため、係止レバー71が、図8において、時計方向に
わずかに回動する。この回動により、係止レバー71の
突条部71cが、シャッタ駆動レバー90の立上がり片
90cに係合し、シャッタ駆動レバー90をチャージ位
置で保持する。なお、従動スプロケット95の1回転に
よって、一歯ギヤ94dが、撮影枚数表示板7を1目盛
り分、回転させる。
(図2参照)の撮影範囲外に形成されたパーフォレーシ
ョンに噛合され、巻上げギヤ60の回転によって、パト
ローネ20aのスプール20dが回転し、フィルム20
bが1コマ分の長さだけ移送されると、一回転する。バ
ネ92は、その一端部92aが、シャッタ駆動レバー9
0の係止部90aに係合しており、軸87まわりに、シ
ャッタ駆動レバー90を、図8において、反時計方向に
付勢している。また、バネ92の他端92bは、係止レ
バー71の垂直片71aに係合して、係止レバー71
を、軸88まわりに、図8において、時計方向に付勢し
ている。シャッタチャージカム94bには、シャッタ駆
動レバー90の一端部90bが当接しており、従動スプ
ロケット95の回転により、シャッタ駆動レバー90
を、バネ92の付勢に抗して、図8において、時計まわ
りに回転させる。巻き止めカム94aの外周には、溝9
4eが形成されており、この溝94eには、フィルムが
1コマ送りされて、回転部材94が1回転したときに、
係止レバー71の爪部71bが嵌入するようになってい
る。これにより、従動スプロケット95の回転がロック
されて、フィルム20bの巻き上げが阻止される。ま
た、係止レバー71の爪部71bが、溝94eに嵌入す
るため、係止レバー71が、図8において、時計方向に
わずかに回動する。この回動により、係止レバー71の
突条部71cが、シャッタ駆動レバー90の立上がり片
90cに係合し、シャッタ駆動レバー90をチャージ位
置で保持する。なお、従動スプロケット95の1回転に
よって、一歯ギヤ94dが、撮影枚数表示板7を1目盛
り分、回転させる。
【0019】係止レバー71が、図3において、時計方
向に回動されたときには、係止レバー71のピン72
が、スイッチングレバー66を、図3において、反時計
方向に回動させる。これにより、スイッチ17の第1接
片76の係合部材73が背面側に押圧され、第1接片7
6は、図7に示されるように、第3接片78と当接され
る。シャッタボタン5が押下げられると、係止レバー7
1は、軸88まわりに、図8において、わずかに反時計
方向に回動される。この回動によって、係止レバー71
の突条部71cが、シャッタ駆動レバー90の立ち上が
り片90cから外れて、シャッタ駆動レバー90が、バ
ネ92の付勢力によって、軸87まわりに、図8におい
て、反時計方向に回動し、シャッタ駆動レバー90の蹴
飛ばしアーム90dが、後述するシャッタ羽根96を蹴
飛ばす。係止レバー71が、図3において、反時計方向
に回動されたときには、スイッチングレバー66へのピ
ン72による押圧が解除され、第1接片76は、自らの
弾性により、第2接片77の側の位置に復帰する。この
とき、シャッタボタン5が押下げられていない場合に
は、第1接片76と第2接片77とが当接されて、モー
タ30が回転される。
向に回動されたときには、係止レバー71のピン72
が、スイッチングレバー66を、図3において、反時計
方向に回動させる。これにより、スイッチ17の第1接
片76の係合部材73が背面側に押圧され、第1接片7
6は、図7に示されるように、第3接片78と当接され
る。シャッタボタン5が押下げられると、係止レバー7
1は、軸88まわりに、図8において、わずかに反時計
方向に回動される。この回動によって、係止レバー71
の突条部71cが、シャッタ駆動レバー90の立ち上が
り片90cから外れて、シャッタ駆動レバー90が、バ
ネ92の付勢力によって、軸87まわりに、図8におい
て、反時計方向に回動し、シャッタ駆動レバー90の蹴
飛ばしアーム90dが、後述するシャッタ羽根96を蹴
飛ばす。係止レバー71が、図3において、反時計方向
に回動されたときには、スイッチングレバー66へのピ
ン72による押圧が解除され、第1接片76は、自らの
弾性により、第2接片77の側の位置に復帰する。この
とき、シャッタボタン5が押下げられていない場合に
は、第1接片76と第2接片77とが当接されて、モー
タ30が回転される。
【0020】ベース部85の前面には、光軸21と平行
に軸97が形成されている。この軸97には、クランク
形状をしたシャッタ羽根96が回動自在に軸着されてい
る。シャッタ羽根96は、バネ103の付勢力により、
光軸21上に設けた露光開口86を遮断する遮断位置
と、シャッタ駆動レバー90の蹴飛ばしによって、露光
開口86上から退避した退避位置との間で回動する。シ
ャッタ羽根96の前面には、シャッタカバー98が取り
付けられ、シャッタ羽根96が、光軸21の方向に揺動
することが防止されている。このシャッタカバー98に
は、光軸21上に、絞り開口98aが形成されており、
絞り開口98aを取り囲むように鏡筒98bが一体に形
成されている。鏡筒98b内には、撮影レンズ9を構成
する後玉レンズ99および前玉レンズ100と、これら
の間に挟装されるスペーサ101とが挿入され、最後
に、レンズカバー102が被せられる。べース部85の
上部右側には、凹型の保持枠110が一体に形成されて
いる。保持枠110には、対物レンズ104aと接眼レ
ンズ104bとが挿入され、逆ガリレオタイプのファイ
ンダ8を構成している。ファインダ8は、図2に示され
るように、前カバー18のファインダ対物窓8aと後カ
バー19のファインダ接眼窓8bとの間に配置されてい
る。
に軸97が形成されている。この軸97には、クランク
形状をしたシャッタ羽根96が回動自在に軸着されてい
る。シャッタ羽根96は、バネ103の付勢力により、
光軸21上に設けた露光開口86を遮断する遮断位置
と、シャッタ駆動レバー90の蹴飛ばしによって、露光
開口86上から退避した退避位置との間で回動する。シ
ャッタ羽根96の前面には、シャッタカバー98が取り
付けられ、シャッタ羽根96が、光軸21の方向に揺動
することが防止されている。このシャッタカバー98に
は、光軸21上に、絞り開口98aが形成されており、
絞り開口98aを取り囲むように鏡筒98bが一体に形
成されている。鏡筒98b内には、撮影レンズ9を構成
する後玉レンズ99および前玉レンズ100と、これら
の間に挟装されるスペーサ101とが挿入され、最後
に、レンズカバー102が被せられる。べース部85の
上部右側には、凹型の保持枠110が一体に形成されて
いる。保持枠110には、対物レンズ104aと接眼レ
ンズ104bとが挿入され、逆ガリレオタイプのファイ
ンダ8を構成している。ファインダ8は、図2に示され
るように、前カバー18のファインダ対物窓8aと後カ
バー19のファインダ接眼窓8bとの間に配置されてい
る。
【0021】図8に示されるように、ベース部85の左
側部には、三つの係合片111a、111b、111c
が形成されており、係合片111a、111b、111
cには、それぞれ、孔が形成されている。他方、スイッ
チ17のホルダ75には、三つの凸部75a(図8にお
いては、スイッチ17の後面に形成された凸部は図示さ
れていない。)が、それぞれ、係合片111a、111
b、111cに形成された孔と、スナップ係合が可能に
形成されている。スイッチ17は、位置決め板112を
介して、露光ユニット13に取付けられるようになって
いる。ここに、位置決め板112は、スイッチ17の第
1接片76、第2接片77および第3接片78が、所定
の位置に位置するように、スイッチ17が、露光ユニッ
ト13に取付けられることを保証するものである。後カ
バー19には、アパーチャー(図示せず)に対向する位
置に、フィルム支持面105が形成されている。フィル
ム支持面105の上部には、ファインダ接眼窓8bが形
成されており、撮影時にはこの窓を通して、フレーミン
グを行う。後カバー19の上縁部には、前方に向かって
突設された上板106が形成されており、上板106
は、前カバー18の上板107に形成された切欠部10
7aと嵌合する形状となっている。後カバー19の上板
106と、前カバー18の上板107が嵌合されると、
図1に示されるように、両者に形成された切欠きによっ
て、メインスイッチ摘み6を外部に露呈させるための開
口部108と、撮影枚数表示板7を外部に露呈させるた
めの表示窓109とが形成される。後カバー19の底面
側には、パトローネ収納室24とフィルムロール室25
との底面を覆うプルトップ式の蓋19a、19bとがそ
れぞれ設けられている。蓋19aは、フィルム20bを
収納したパトローネ20aを取り出すときの取り出し蓋
として用いられる。ファインダ接眼窓8bの近傍には、
ストロボユニット14が充電されたか否かを確認する充
電確認窓120が形成されている。
側部には、三つの係合片111a、111b、111c
が形成されており、係合片111a、111b、111
cには、それぞれ、孔が形成されている。他方、スイッ
チ17のホルダ75には、三つの凸部75a(図8にお
いては、スイッチ17の後面に形成された凸部は図示さ
れていない。)が、それぞれ、係合片111a、111
b、111cに形成された孔と、スナップ係合が可能に
形成されている。スイッチ17は、位置決め板112を
介して、露光ユニット13に取付けられるようになって
いる。ここに、位置決め板112は、スイッチ17の第
1接片76、第2接片77および第3接片78が、所定
の位置に位置するように、スイッチ17が、露光ユニッ
ト13に取付けられることを保証するものである。後カ
バー19には、アパーチャー(図示せず)に対向する位
置に、フィルム支持面105が形成されている。フィル
ム支持面105の上部には、ファインダ接眼窓8bが形
成されており、撮影時にはこの窓を通して、フレーミン
グを行う。後カバー19の上縁部には、前方に向かって
突設された上板106が形成されており、上板106
は、前カバー18の上板107に形成された切欠部10
7aと嵌合する形状となっている。後カバー19の上板
106と、前カバー18の上板107が嵌合されると、
図1に示されるように、両者に形成された切欠きによっ
て、メインスイッチ摘み6を外部に露呈させるための開
口部108と、撮影枚数表示板7を外部に露呈させるた
めの表示窓109とが形成される。後カバー19の底面
側には、パトローネ収納室24とフィルムロール室25
との底面を覆うプルトップ式の蓋19a、19bとがそ
れぞれ設けられている。蓋19aは、フィルム20bを
収納したパトローネ20aを取り出すときの取り出し蓋
として用いられる。ファインダ接眼窓8bの近傍には、
ストロボユニット14が充電されたか否かを確認する充
電確認窓120が形成されている。
【0022】図9は、ストロボユニット14の一部拡大
略分解斜視図である。図2および図9に示されるよう
に、前カバー18に形成されたストロボ充電スイッチ1
0の背後には、ストロボ充電用接片121が設けられて
おり、ユーザーにより、ストロボ充電スイッチ10が操
作されると、ストロボ充電用接片121が、ストロボユ
ニット14の基板122に当接され、基板122上に設
けられた接点123、124を短絡させて、ストロボ充
電回路による充電を行うようになっている。さらに、ス
トロボ充電回路により、ストロボユニット14が充電さ
れると点滅するネオン管11と、保持枠110に挿入さ
れた対物レンズ104aと接眼レンズ104bの上方を
覆う押え板125が設けられている。押え板125は、
対物レンズ104aおよび接眼レンズ104bならびに
カム(図示せず)を所定の位置に保持するものであり、
導光性プラスチックにより形成され、撮影枚数表示板7
により表示されるべき撮影枚数を拡大して表示するため
のレンズ部126を備えている。押え板127のネオン
管11側の部分には、ネオン管11からの光を、その内
面で、反射させて、充電確認窓120に導く導光部12
7が形成されている。図2および図9において、128
は、コンデンサである。
略分解斜視図である。図2および図9に示されるよう
に、前カバー18に形成されたストロボ充電スイッチ1
0の背後には、ストロボ充電用接片121が設けられて
おり、ユーザーにより、ストロボ充電スイッチ10が操
作されると、ストロボ充電用接片121が、ストロボユ
ニット14の基板122に当接され、基板122上に設
けられた接点123、124を短絡させて、ストロボ充
電回路による充電を行うようになっている。さらに、ス
トロボ充電回路により、ストロボユニット14が充電さ
れると点滅するネオン管11と、保持枠110に挿入さ
れた対物レンズ104aと接眼レンズ104bの上方を
覆う押え板125が設けられている。押え板125は、
対物レンズ104aおよび接眼レンズ104bならびに
カム(図示せず)を所定の位置に保持するものであり、
導光性プラスチックにより形成され、撮影枚数表示板7
により表示されるべき撮影枚数を拡大して表示するため
のレンズ部126を備えている。押え板127のネオン
管11側の部分には、ネオン管11からの光を、その内
面で、反射させて、充電確認窓120に導く導光部12
7が形成されている。図2および図9において、128
は、コンデンサである。
【0023】導光部127は、ユニット本体3のほぼ前
後方向に直線状に延びており、その後端部は、充電確認
窓120に嵌め込まれるようになっている。また、その
前端部は、長手方向に対して、ほぼ45度の角度をなし
た平面127aを形成しており、ネオン管11からの光
が、この平面127aに対して、ほぼ45度の角度で入
射して、導光部127の長手方向に反射され、後端部に
導かれて、充電確認窓120から観察できるように構成
されている。図10は、シャッタボタン5を含むシャッ
タ機構の略斜視図である。図10に示されるように、シ
ャッタボタン5は、円筒形状をなしており、その下部に
は、フランジ5aと下方に突出された押圧ピン5bが形
成されている。前カバー18の上板107には、シャッ
タボタン用の開口部140と、開口部140を取り囲む
突条141が下面に形成されており、シャッタボタン5
は、この開口部140に下方から挿入されるが、突条1
41とフランジ5aとが当接するため、上方に抜けてし
まうことはない。シャッタボタン5の下方には、前カバ
ー18の内側に、背面側に向かって突設されたピン14
2に挿入され、回動自在に取り付けられた中間レバー1
43が配置されている。この中間レバー143の先端部
には、下方に突出された押圧レバー144が一体に形成
されており、中間レバー143の中間部には、上方に突
出された係合部145が形成されている。押圧レバー1
44の先端部には、背面側に向けて押圧片144aが形
成されており、この押圧片144aは、上述したスイッ
チ17の第2接片77に形成された突出片77aに当接
して、接点部77aを下方および背面側に変形させてい
る。
後方向に直線状に延びており、その後端部は、充電確認
窓120に嵌め込まれるようになっている。また、その
前端部は、長手方向に対して、ほぼ45度の角度をなし
た平面127aを形成しており、ネオン管11からの光
が、この平面127aに対して、ほぼ45度の角度で入
射して、導光部127の長手方向に反射され、後端部に
導かれて、充電確認窓120から観察できるように構成
されている。図10は、シャッタボタン5を含むシャッ
タ機構の略斜視図である。図10に示されるように、シ
ャッタボタン5は、円筒形状をなしており、その下部に
は、フランジ5aと下方に突出された押圧ピン5bが形
成されている。前カバー18の上板107には、シャッ
タボタン用の開口部140と、開口部140を取り囲む
突条141が下面に形成されており、シャッタボタン5
は、この開口部140に下方から挿入されるが、突条1
41とフランジ5aとが当接するため、上方に抜けてし
まうことはない。シャッタボタン5の下方には、前カバ
ー18の内側に、背面側に向かって突設されたピン14
2に挿入され、回動自在に取り付けられた中間レバー1
43が配置されている。この中間レバー143の先端部
には、下方に突出された押圧レバー144が一体に形成
されており、中間レバー143の中間部には、上方に突
出された係合部145が形成されている。押圧レバー1
44の先端部には、背面側に向けて押圧片144aが形
成されており、この押圧片144aは、上述したスイッ
チ17の第2接片77に形成された突出片77aに当接
して、接点部77aを下方および背面側に変形させてい
る。
【0024】また、前カバー18には、係止解除レバー
146が一体に形成されている。係止解除レバー146
は、前カバー18の上板107と一体化された連接部1
46aによって弾性が付与されており、係止レバー71
の垂直片71aを押圧する押圧部146bと、中間レバ
ー143の係合部145を係合する爪部146cとが形
成されている。シャッタボタン5が押下げられると、シ
ャッタボタン5の下部に形成された押圧ピン5bが、中
間レバー143を下方に押す。シャッタボタン5によ
り、押された中間レバー143は、ピン142を中心
に、時計方向に回動される。これにより、係合部145
に係合された爪部146cが下方に押されて、係止解除
レバー146は、前カバー18との連接部146aを中
心に押し下げられる。係止解除レバー146が押し下げ
られると、押圧部146bが係止レバー71の垂直片7
1aを押して、係止レバー71を、図8において、反時
計方向にわずかに回動する。その結果、シャッタ駆動レ
バー90によるシャッタレリーズが行われる。なお、シ
ャッタボタン5が押下げられている間は、押圧レバー1
44も下方に移動されているため、押圧片144aと第
2接片77の突出片77aとの当接が解除され、第2接
片77は、自身の弾性により、第1接片76から離れる
方向に復帰する。これにより、シャッタボタン5を押下
げている間は、第1接片76と第2接片77とが当接す
ることがないので、フィルムの巻上げが行われることは
ない。また、シャッタボタン5の押下げを解除すると、
押圧レバー144は上方に移動するが、第2接片77の
突出片77aの下端は円弧状をなすように形成されてい
るので、押圧レバー144と突出片77aとは、スムー
ズに当接する。
146が一体に形成されている。係止解除レバー146
は、前カバー18の上板107と一体化された連接部1
46aによって弾性が付与されており、係止レバー71
の垂直片71aを押圧する押圧部146bと、中間レバ
ー143の係合部145を係合する爪部146cとが形
成されている。シャッタボタン5が押下げられると、シ
ャッタボタン5の下部に形成された押圧ピン5bが、中
間レバー143を下方に押す。シャッタボタン5によ
り、押された中間レバー143は、ピン142を中心
に、時計方向に回動される。これにより、係合部145
に係合された爪部146cが下方に押されて、係止解除
レバー146は、前カバー18との連接部146aを中
心に押し下げられる。係止解除レバー146が押し下げ
られると、押圧部146bが係止レバー71の垂直片7
1aを押して、係止レバー71を、図8において、反時
計方向にわずかに回動する。その結果、シャッタ駆動レ
バー90によるシャッタレリーズが行われる。なお、シ
ャッタボタン5が押下げられている間は、押圧レバー1
44も下方に移動されているため、押圧片144aと第
2接片77の突出片77aとの当接が解除され、第2接
片77は、自身の弾性により、第1接片76から離れる
方向に復帰する。これにより、シャッタボタン5を押下
げている間は、第1接片76と第2接片77とが当接す
ることがないので、フィルムの巻上げが行われることは
ない。また、シャッタボタン5の押下げを解除すると、
押圧レバー144は上方に移動するが、第2接片77の
突出片77aの下端は円弧状をなすように形成されてい
るので、押圧レバー144と突出片77aとは、スムー
ズに当接する。
【0025】ストロボユニット14の基板122の下部
には、電池15のプラス端子15aと当接する電池接片
150と、マイナス端子15bと当接する電池接片15
1とが取り付けられている。これらの電池接片150、
151は、ストロボ回路に接続されている他に、モータ
ユニット16やスイッチ17にも接続されており、電池
15は、ストロボユニット14とモータユニット16の
駆動源となる。ここに、モータ30は、直流電源によっ
て駆動されるように構成されているため、接続される電
池15の向きによって、回転方向が変わってしまう。図
2に示すように、正しく電池15が装填された場合に
は、モータ30の回転軸30aは図4において、反時計
方向に回転されるが、電池15が逆方向に装填される
と、回転軸30aは時計方向に回転され、パトローネ2
0a内に、フィルム20bを巻き上げることができなく
なる。したがって、本実施例においては、図2に示され
るように、本体部分12の電池接片150が配置される
部分に、突片153を設けている。このように構成する
と、電池15の装填状態を示す底側から見た略斜視図で
ある図11に示されるように、電池接片150の前に、
突片153が位置しているため、電池15の突出したプ
ラス端子15aは装填できるが、マイナス側端子15b
を、電池接片150の側に装填すると、プラス側端子1
5aは装填できなくなるので、電池15を誤って装填す
ることを確実に防止することが可能になる。
には、電池15のプラス端子15aと当接する電池接片
150と、マイナス端子15bと当接する電池接片15
1とが取り付けられている。これらの電池接片150、
151は、ストロボ回路に接続されている他に、モータ
ユニット16やスイッチ17にも接続されており、電池
15は、ストロボユニット14とモータユニット16の
駆動源となる。ここに、モータ30は、直流電源によっ
て駆動されるように構成されているため、接続される電
池15の向きによって、回転方向が変わってしまう。図
2に示すように、正しく電池15が装填された場合に
は、モータ30の回転軸30aは図4において、反時計
方向に回転されるが、電池15が逆方向に装填される
と、回転軸30aは時計方向に回転され、パトローネ2
0a内に、フィルム20bを巻き上げることができなく
なる。したがって、本実施例においては、図2に示され
るように、本体部分12の電池接片150が配置される
部分に、突片153を設けている。このように構成する
と、電池15の装填状態を示す底側から見た略斜視図で
ある図11に示されるように、電池接片150の前に、
突片153が位置しているため、電池15の突出したプ
ラス端子15aは装填できるが、マイナス側端子15b
を、電池接片150の側に装填すると、プラス側端子1
5aは装填できなくなるので、電池15を誤って装填す
ることを確実に防止することが可能になる。
【0026】以上のように構成された本発明の実施例に
かかるレンズ付きフィルムユニット1は、以下のよう
に、動作する。レンズ付きフィルムユニット1は、プラ
スチック成形により、各パーツが製造され、それらが組
み立てられて、ユニット本体2とされている。ユニット
本体2に、電池15を装填する際、図11に示されるよ
うに、電池接片150の近傍には、本体部分12に形成
された突片153が位置するため、電池接片150の側
には、電池15のプラス接点15aしか装填できず、し
たがって、電池15の誤装填を確実に防止して、電池1
5を装填することができる。電池15が装填されたユニ
ット本体2は、各種検査を経た後、その外側を、外ケー
ス3によって覆われて、レンズ付きフィルムユニット1
となる。図1に示すように完成されたレンズ付きフィル
ムユニット1は、遮光と防湿とを行う防湿袋(図示せ
ず)に収納されて販売されるが、搬送時などに、防湿袋
の上からシャッタボタン5が押されてシャッタレリーズ
され、フィルムが無駄に消費されることを防止するため
に、メインスイッチ摘み6を、「OFF」位置にセット
し、シャッタボタン5を押下して、シャッタレリーズを
行ってから、防湿袋に収納される。
かかるレンズ付きフィルムユニット1は、以下のよう
に、動作する。レンズ付きフィルムユニット1は、プラ
スチック成形により、各パーツが製造され、それらが組
み立てられて、ユニット本体2とされている。ユニット
本体2に、電池15を装填する際、図11に示されるよ
うに、電池接片150の近傍には、本体部分12に形成
された突片153が位置するため、電池接片150の側
には、電池15のプラス接点15aしか装填できず、し
たがって、電池15の誤装填を確実に防止して、電池1
5を装填することができる。電池15が装填されたユニ
ット本体2は、各種検査を経た後、その外側を、外ケー
ス3によって覆われて、レンズ付きフィルムユニット1
となる。図1に示すように完成されたレンズ付きフィル
ムユニット1は、遮光と防湿とを行う防湿袋(図示せ
ず)に収納されて販売されるが、搬送時などに、防湿袋
の上からシャッタボタン5が押されてシャッタレリーズ
され、フィルムが無駄に消費されることを防止するため
に、メインスイッチ摘み6を、「OFF」位置にセット
し、シャッタボタン5を押下して、シャッタレリーズを
行ってから、防湿袋に収納される。
【0027】図12は、スイッチ17がOFFのときの
略上面図である。この状態では、図12に示されるよう
に、操作板54に突設された突出部54aが、スイッチ
ングレバー66のアーム部68を押圧するので、スイッ
チングレバー66は反時計方向に回動される。回動され
たスイッチングレバー66は、突出部70により、第1
接片76の突出片76bの先端部に取り付けられた係合
部材73を背面側に押す。その結果、図7に示されるよ
うに、第1接片76が、背面側に変形されて、第3接片
78の接点部78aと当接されるので、モータ30の駆
動が防止される。レンズ付きフィルムユニット1を購入
したユーザーは、防湿袋からレンズ付きフィルムユニッ
ト1を取り出し、防湿袋や外ケース3に記載された説明
にしたがって、メインスイッチ摘み6を、「ON」位置
にスライドする。その結果、スイッチングレバー66に
対する操作板54からの押圧が解除されるので、第1接
片76は、自身の弾性により、第3接片78から離れ
て、元の位置に復帰する。また、図6に示されるよう
に、このとき、第2接片77は、押圧レバー144に形
成された押圧片144aの押圧によって、第1接片76
の側に変形されているので、第1接片76の接点部76
aと第2接片77とが当接されることになり、モータ3
0が回転される。
略上面図である。この状態では、図12に示されるよう
に、操作板54に突設された突出部54aが、スイッチ
ングレバー66のアーム部68を押圧するので、スイッ
チングレバー66は反時計方向に回動される。回動され
たスイッチングレバー66は、突出部70により、第1
接片76の突出片76bの先端部に取り付けられた係合
部材73を背面側に押す。その結果、図7に示されるよ
うに、第1接片76が、背面側に変形されて、第3接片
78の接点部78aと当接されるので、モータ30の駆
動が防止される。レンズ付きフィルムユニット1を購入
したユーザーは、防湿袋からレンズ付きフィルムユニッ
ト1を取り出し、防湿袋や外ケース3に記載された説明
にしたがって、メインスイッチ摘み6を、「ON」位置
にスライドする。その結果、スイッチングレバー66に
対する操作板54からの押圧が解除されるので、第1接
片76は、自身の弾性により、第3接片78から離れ
て、元の位置に復帰する。また、図6に示されるよう
に、このとき、第2接片77は、押圧レバー144に形
成された押圧片144aの押圧によって、第1接片76
の側に変形されているので、第1接片76の接点部76
aと第2接片77とが当接されることになり、モータ3
0が回転される。
【0028】モータ30の回転軸30aは、図4におい
て、反時計方向に回転され、この回転は、ギヤ群31に
よって、減速比が1/150以上で、かつ、25℃の環
境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が2秒以下となる
ように、減速される。図3に示されるように、減速され
たモータ30の回転は、ギヤ49の下段ギヤ49aによ
って、巻上げギヤ60に伝えられ、巻上げギヤ60は、
図4において、反時計方向に回転される。図2に示され
るように、巻上げギヤ60の回転によって、駆動軸62
の歯列62aと噛合されたパトローネ20aのスプール
20dも、反時計方向に回転される。スプール20dの
回転により、フィルム20bが、パトローネ20a内に
巻き上げられるが、この時に、図8に示される従動スプ
ロケット95が、フィルム20bのパーフォレーション
との噛合により、反時計方向に回転される。従動スプロ
ケット95の回転により、従動スプロケット95に取り
付けられた回転部材94が、同方向に回転される。回転
部材94の回転によって、シャッタチャージカム94b
に一端90bが当接されたシャッタ駆動レバー90が、
バネ92の付勢に抗して、時計方向に回転され、チャー
ジ位置に移動する。フィルム20bの1コマ巻き上げに
より、回転部材94も1回転し、巻止めカム94aの溝
94eに、係止レバー71の爪部71bが入り込んで、
従動スプロケット95の回転をロックする。また、この
溝94eと爪部71bとの嵌合によって、係止レバー7
1が、わずかに時計方向に回動されるので、突条部71
cと立上がり片90cとが係合されてシャッタチャージ
が行われる。
て、反時計方向に回転され、この回転は、ギヤ群31に
よって、減速比が1/150以上で、かつ、25℃の環
境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が2秒以下となる
ように、減速される。図3に示されるように、減速され
たモータ30の回転は、ギヤ49の下段ギヤ49aによ
って、巻上げギヤ60に伝えられ、巻上げギヤ60は、
図4において、反時計方向に回転される。図2に示され
るように、巻上げギヤ60の回転によって、駆動軸62
の歯列62aと噛合されたパトローネ20aのスプール
20dも、反時計方向に回転される。スプール20dの
回転により、フィルム20bが、パトローネ20a内に
巻き上げられるが、この時に、図8に示される従動スプ
ロケット95が、フィルム20bのパーフォレーション
との噛合により、反時計方向に回転される。従動スプロ
ケット95の回転により、従動スプロケット95に取り
付けられた回転部材94が、同方向に回転される。回転
部材94の回転によって、シャッタチャージカム94b
に一端90bが当接されたシャッタ駆動レバー90が、
バネ92の付勢に抗して、時計方向に回転され、チャー
ジ位置に移動する。フィルム20bの1コマ巻き上げに
より、回転部材94も1回転し、巻止めカム94aの溝
94eに、係止レバー71の爪部71bが入り込んで、
従動スプロケット95の回転をロックする。また、この
溝94eと爪部71bとの嵌合によって、係止レバー7
1が、わずかに時計方向に回動されるので、突条部71
cと立上がり片90cとが係合されてシャッタチャージ
が行われる。
【0029】また、同時に、係止レバー71の回動によ
り、図3に示される係止レバー71のピン72によっ
て、係合部69が押されて、スイッチングレバー66が
反時計方向に回動される。このスイッチングレバー66
の回動により、突出部70が、第1接片76の係合部材
73を背面側に押圧し、第1接片76を変形させて、図
7に示されるように、第3接片78の接点部78aに当
接させる。これにより、モータ30はショートされるの
で、モータ30の回転が即座に停止され、撮影準備が完
了する。ユーザーは、後カバー19に形成されたファイ
ンダ接眼窓8b(図2参照)を覗いて、被写体を確認
し、フレーミングを決定した後で、シャッタボタン5を
押下げる。シャッタボタン5が押下げられると、図10
に示されるように、シャッタボタン5の下部に形成され
た押圧ピン5bが、中間レバー143を下方に押し下げ
る。中間レバー143は、前カバー18に形成されたピ
ン142を中心に、時計方向に回動されて、係合部14
5に係合された爪部146cを押し下げる。爪部146
cが押し下げられた係止解除レバー146は、前カバー
18との接続部146aを支点として、押し下げられ、
押圧部146bで、係止レバー71の垂直片71aを押
して、係止レバー71をわずかに反時計方向に回動させ
る。
り、図3に示される係止レバー71のピン72によっ
て、係合部69が押されて、スイッチングレバー66が
反時計方向に回動される。このスイッチングレバー66
の回動により、突出部70が、第1接片76の係合部材
73を背面側に押圧し、第1接片76を変形させて、図
7に示されるように、第3接片78の接点部78aに当
接させる。これにより、モータ30はショートされるの
で、モータ30の回転が即座に停止され、撮影準備が完
了する。ユーザーは、後カバー19に形成されたファイ
ンダ接眼窓8b(図2参照)を覗いて、被写体を確認
し、フレーミングを決定した後で、シャッタボタン5を
押下げる。シャッタボタン5が押下げられると、図10
に示されるように、シャッタボタン5の下部に形成され
た押圧ピン5bが、中間レバー143を下方に押し下げ
る。中間レバー143は、前カバー18に形成されたピ
ン142を中心に、時計方向に回動されて、係合部14
5に係合された爪部146cを押し下げる。爪部146
cが押し下げられた係止解除レバー146は、前カバー
18との接続部146aを支点として、押し下げられ、
押圧部146bで、係止レバー71の垂直片71aを押
して、係止レバー71をわずかに反時計方向に回動させ
る。
【0030】図8に示されるように、係止レバー71
が、反時計方向に回動されると,係止レバー71の突条
部71cと、シャッタ駆動レバー90の立上がり片90
cとの係合が解除され、シャッタ駆動レバー90は、バ
ネ92の付勢力により、反時計方向に回動される。この
際に、蹴飛ばしアーム90dが、シャッタ羽根96を蹴
飛ばして、シャッタ羽根96を回動し、撮影開口86を
開放する。その結果、撮影レンズ9を通過した被写体光
が、フィルム20bに達し、フィルム20bへの露光が
行われる。なお、フィルムの1コマ巻上げ時に、モータ
30がブレーキによって、即座に停止されているので、
フィルム20bは引っ張られてはおらず、シャッタレリ
ーズ時に、フィルムのブレが発生することはない。ま
た、同時に、図3に示されるように、係止レバー71の
回動によりピン72のスイッチングレバー66に対する
反時計方向への押圧が解除される。これにより、第1接
片76は、自身の弾性によって、元の形状に復帰するた
め、第2接片77の側に移動する。しかしながら、図5
に示されるように、シャッタボタン5が押下げられてい
る間は、押圧レバー144の押圧片144aと、第2接
片77の突出片77aとは当接されていないので、第2
接片77は、自身の弾性によって、第1接片76から離
れる方向に変位して、第1接片76の接点部76aと第
2接片77とは当接されず、モータ30は回転されな
い。
が、反時計方向に回動されると,係止レバー71の突条
部71cと、シャッタ駆動レバー90の立上がり片90
cとの係合が解除され、シャッタ駆動レバー90は、バ
ネ92の付勢力により、反時計方向に回動される。この
際に、蹴飛ばしアーム90dが、シャッタ羽根96を蹴
飛ばして、シャッタ羽根96を回動し、撮影開口86を
開放する。その結果、撮影レンズ9を通過した被写体光
が、フィルム20bに達し、フィルム20bへの露光が
行われる。なお、フィルムの1コマ巻上げ時に、モータ
30がブレーキによって、即座に停止されているので、
フィルム20bは引っ張られてはおらず、シャッタレリ
ーズ時に、フィルムのブレが発生することはない。ま
た、同時に、図3に示されるように、係止レバー71の
回動によりピン72のスイッチングレバー66に対する
反時計方向への押圧が解除される。これにより、第1接
片76は、自身の弾性によって、元の形状に復帰するた
め、第2接片77の側に移動する。しかしながら、図5
に示されるように、シャッタボタン5が押下げられてい
る間は、押圧レバー144の押圧片144aと、第2接
片77の突出片77aとは当接されていないので、第2
接片77は、自身の弾性によって、第1接片76から離
れる方向に変位して、第1接片76の接点部76aと第
2接片77とは当接されず、モータ30は回転されな
い。
【0031】その後、シャッタボタン5の押下げを解除
すると、第2接片77は、再び、押圧レバー144の押
圧片144aによって、第1接片76側に押圧されるの
で、図6に示されるように、第1接片76の接点部76
aと第2接片77とが当接される。これにより、モータ
30が回転され、モータ30の回転によるフィルムの巻
上げと、シャッタチャージおよびフィルム巻止めとが行
われる。他方、ストロボユニット14を用いて、ストロ
ボ撮影をする場合には、まず、ストロボ充電スイッチ1
0が操作される。その結果、ストロボ充電スイッチ10
の背後に設けられたストロボ充電用接片121が、スト
ロボユニット14の基板122に当接され、基板122
上の接点123、124を短絡させて、ストロボ充電回
路を充電する。ストロボ充電回路により、ストロボユニ
ット14の充電が完了すると、ネオン管11が点滅す
る。その結果、ネオン管11からの光は、前カバー18
に形成された充電確認孔11aから、外部に導かれる。
同時に、保持枠110に挿入された対物レンズ104a
と接眼レンズ104bの上方を覆い、導光性プラスチッ
クにより形成された押え板125の導光部127に、ネ
オン管11の光が導かれ、導光部127の内面127a
で、反射されて、ファインダ接眼窓8bの近傍の後カバ
ー19に形成された充電確認窓120に導かれる。した
がって、ユーザーは、撮影態勢を保持した状態で、ファ
インダ接眼窓8bから目を離しても、ストロボユニット
14が充電されたか否かを確認して、次の撮影をおこな
うことができ、したがって、短い時間間隔で、連続し
て、ストロボ撮影をすることが可能になる。さらには、
ネオン管11の光が導かれる充電確認窓120は、ファ
インダ接眼窓8bの近傍の後カバー19に形成されてお
り、ファインダ8内には、導かれないから、ユーザー
は、ネオン管11からの光により、妨害されることな
く、所望のように、被写体のフレーミングをおこなうこ
とができる。
すると、第2接片77は、再び、押圧レバー144の押
圧片144aによって、第1接片76側に押圧されるの
で、図6に示されるように、第1接片76の接点部76
aと第2接片77とが当接される。これにより、モータ
30が回転され、モータ30の回転によるフィルムの巻
上げと、シャッタチャージおよびフィルム巻止めとが行
われる。他方、ストロボユニット14を用いて、ストロ
ボ撮影をする場合には、まず、ストロボ充電スイッチ1
0が操作される。その結果、ストロボ充電スイッチ10
の背後に設けられたストロボ充電用接片121が、スト
ロボユニット14の基板122に当接され、基板122
上の接点123、124を短絡させて、ストロボ充電回
路を充電する。ストロボ充電回路により、ストロボユニ
ット14の充電が完了すると、ネオン管11が点滅す
る。その結果、ネオン管11からの光は、前カバー18
に形成された充電確認孔11aから、外部に導かれる。
同時に、保持枠110に挿入された対物レンズ104a
と接眼レンズ104bの上方を覆い、導光性プラスチッ
クにより形成された押え板125の導光部127に、ネ
オン管11の光が導かれ、導光部127の内面127a
で、反射されて、ファインダ接眼窓8bの近傍の後カバ
ー19に形成された充電確認窓120に導かれる。した
がって、ユーザーは、撮影態勢を保持した状態で、ファ
インダ接眼窓8bから目を離しても、ストロボユニット
14が充電されたか否かを確認して、次の撮影をおこな
うことができ、したがって、短い時間間隔で、連続し
て、ストロボ撮影をすることが可能になる。さらには、
ネオン管11の光が導かれる充電確認窓120は、ファ
インダ接眼窓8bの近傍の後カバー19に形成されてお
り、ファインダ8内には、導かれないから、ユーザー
は、ネオン管11からの光により、妨害されることな
く、所望のように、被写体のフレーミングをおこなうこ
とができる。
【0032】本実施例によれば、モータ30の駆動力を
伝達するギヤ群31の減速比は、1/150以上で、か
つ、25℃の環境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が
2秒以下となるように設定されているから、−10℃の
低温環境下でも、確実に、フィルム20bを巻き上げる
ことができ、しかも、25℃という通常の使用環境下に
おいて、手動で、フィルム20bの巻き上げをおこなう
場合と同等あるいはこれよりも速やかに、フィルム20
b1コマを巻き上げることができる。さらに、前カバー
18のグリップ部22の側部には、二つの係合孔18
a、18bが形成され、他方、モータユニット収納室2
6の側部には、前方に延びる二つの係合部材26a、2
6bが形成されており、各係合部材26a、26bに
は、それぞれ、前カバー18の係合孔18a、18bと
係合可能な突起29a、29bが形成されている。係合
部材26a、26bは弾性変形可能な部材により形成さ
れており、係合部材26a、26bを、モータユニット
収納室26の内方に弾性変形させて、係合部材26a、
26bの突起29a、29bを、前カバー18の係合孔
18a、18b内に係合させることにより、本体部分1
2と前カバー18とが結合される。ここに、突起29
a、29b近傍の係合部材26a、26bの係合孔18
a、18bに対向する面は、前カバー18の係合孔18
a、18b近傍の本体部分12に対向する面の形状と合
致した形状を有しているので、係合部材26a、26b
の突起29a、29bが、前カバー18の係合孔18
a、18b内に係合した状態では、突起29a、29b
近傍の係合部材26a、26bの部分が、係合孔18
a、18b近傍の前カバー18に密着して、前カバー1
8の係合孔18a、18bを完全に塞ぎ、本体部分12
と前カバー18とを、結合部からの塵の侵入を防止する
ように、互いに結合することが可能になる。また、本実
施例によれば、係合爪50が形成された反対側の天板3
3の面には、2本の突条52a、52b、52c、52
d、52eを備えた塵収集ボックス53が形成されてお
り、メインスイッチ摘み6が一体に形成された操作板5
4が、突条52a、52b、52c、52d、52eに
沿って、スライド可能に収められているから、ユーザー
が操作可能なように、外部に露出されたメインスイッチ
摘み6の部分から、内部に塵が侵入した場合にも、塵
は、塵収集ボックス53内に収集され、メインスイッチ
摘み6の近傍のギヤ38、45、46、47、48、4
9からなるギヤ群31の部分に、塵が侵入して、ギヤ群
31の駆動を妨げ、フィルム20bの給送に支障が生ず
ることを防止することが可能になる。
伝達するギヤ群31の減速比は、1/150以上で、か
つ、25℃の環境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が
2秒以下となるように設定されているから、−10℃の
低温環境下でも、確実に、フィルム20bを巻き上げる
ことができ、しかも、25℃という通常の使用環境下に
おいて、手動で、フィルム20bの巻き上げをおこなう
場合と同等あるいはこれよりも速やかに、フィルム20
b1コマを巻き上げることができる。さらに、前カバー
18のグリップ部22の側部には、二つの係合孔18
a、18bが形成され、他方、モータユニット収納室2
6の側部には、前方に延びる二つの係合部材26a、2
6bが形成されており、各係合部材26a、26bに
は、それぞれ、前カバー18の係合孔18a、18bと
係合可能な突起29a、29bが形成されている。係合
部材26a、26bは弾性変形可能な部材により形成さ
れており、係合部材26a、26bを、モータユニット
収納室26の内方に弾性変形させて、係合部材26a、
26bの突起29a、29bを、前カバー18の係合孔
18a、18b内に係合させることにより、本体部分1
2と前カバー18とが結合される。ここに、突起29
a、29b近傍の係合部材26a、26bの係合孔18
a、18bに対向する面は、前カバー18の係合孔18
a、18b近傍の本体部分12に対向する面の形状と合
致した形状を有しているので、係合部材26a、26b
の突起29a、29bが、前カバー18の係合孔18
a、18b内に係合した状態では、突起29a、29b
近傍の係合部材26a、26bの部分が、係合孔18
a、18b近傍の前カバー18に密着して、前カバー1
8の係合孔18a、18bを完全に塞ぎ、本体部分12
と前カバー18とを、結合部からの塵の侵入を防止する
ように、互いに結合することが可能になる。また、本実
施例によれば、係合爪50が形成された反対側の天板3
3の面には、2本の突条52a、52b、52c、52
d、52eを備えた塵収集ボックス53が形成されてお
り、メインスイッチ摘み6が一体に形成された操作板5
4が、突条52a、52b、52c、52d、52eに
沿って、スライド可能に収められているから、ユーザー
が操作可能なように、外部に露出されたメインスイッチ
摘み6の部分から、内部に塵が侵入した場合にも、塵
は、塵収集ボックス53内に収集され、メインスイッチ
摘み6の近傍のギヤ38、45、46、47、48、4
9からなるギヤ群31の部分に、塵が侵入して、ギヤ群
31の駆動を妨げ、フィルム20bの給送に支障が生ず
ることを防止することが可能になる。
【0033】本発明は、以上の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。たとえば、前
記実施例においては、本体部分12に、係合部材26
a、26bが形成され、前カバー18に、係合孔18
a、18bが形成されているが、係合部材26a、26
bを前カバーに形成し、係合孔18a、18bを本体部
分12に形成するようにしてもよい。さらに、前記実施
例においては、二つの係合部材26a、26bおよび二
つの係合孔18a、18bが形成されているが、係合部
材および係合孔の数は二つに限定されるものではなく、
少なくとも一つの係合部材および係合孔が形成されてい
ればよい。また、前記実施例においては、ネオン管11
からの光を、導光性プラスチックによって形成された押
え板125に設けた導光部127によって、ファインダ
接眼窓8bの近傍の後カバー19に形成された充電確認
窓120に導き、ストロボユニット14の充電が完了し
たか否かを確認し得るようにしているが、ネオン管11
からの光が、ファインダ接眼窓8bの近傍の後カバー1
9に形成された充電確認窓120に導かれればよく、導
光性プラスチックによって形成された押え板125に設
けた導光部138に代えて、その他の導光手段、たとえ
ば、光ファイバなどを用いて、ネオン管11からの光
を、充電確認窓120に導くようにしてもよい。さら
に、前記実施例においては、ストロボユニット14の充
電が完了したことを示すために、ネオン管11を用いて
いるが、ネオン管11に代えて、光発光ダイオード(L
ED)などの適当な発光部材を用いてもよい。また、前
記実施例においては、前カバー18の上板107にも、
ネオン管11の光を外部に導く充電確認孔11aを形成
しているが、この充電確認孔11aは省略してもよい
し、あるいは、押え板125に、導光部127を設け
ず、後カバー19に充電確認窓120を形成することな
く、充電確認孔11aのみを形成して、ストロボユニッ
ト14の充電が完了したか否かを確認するようにしても
よい。
なく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。たとえば、前
記実施例においては、本体部分12に、係合部材26
a、26bが形成され、前カバー18に、係合孔18
a、18bが形成されているが、係合部材26a、26
bを前カバーに形成し、係合孔18a、18bを本体部
分12に形成するようにしてもよい。さらに、前記実施
例においては、二つの係合部材26a、26bおよび二
つの係合孔18a、18bが形成されているが、係合部
材および係合孔の数は二つに限定されるものではなく、
少なくとも一つの係合部材および係合孔が形成されてい
ればよい。また、前記実施例においては、ネオン管11
からの光を、導光性プラスチックによって形成された押
え板125に設けた導光部127によって、ファインダ
接眼窓8bの近傍の後カバー19に形成された充電確認
窓120に導き、ストロボユニット14の充電が完了し
たか否かを確認し得るようにしているが、ネオン管11
からの光が、ファインダ接眼窓8bの近傍の後カバー1
9に形成された充電確認窓120に導かれればよく、導
光性プラスチックによって形成された押え板125に設
けた導光部138に代えて、その他の導光手段、たとえ
ば、光ファイバなどを用いて、ネオン管11からの光
を、充電確認窓120に導くようにしてもよい。さら
に、前記実施例においては、ストロボユニット14の充
電が完了したことを示すために、ネオン管11を用いて
いるが、ネオン管11に代えて、光発光ダイオード(L
ED)などの適当な発光部材を用いてもよい。また、前
記実施例においては、前カバー18の上板107にも、
ネオン管11の光を外部に導く充電確認孔11aを形成
しているが、この充電確認孔11aは省略してもよい
し、あるいは、押え板125に、導光部127を設け
ず、後カバー19に充電確認窓120を形成することな
く、充電確認孔11aのみを形成して、ストロボユニッ
ト14の充電が完了したか否かを確認するようにしても
よい。
【0034】さらに、前記実施例においては、電池15
の誤装填を防止するため、突片153によって、電池1
5が、所定の向きでしか、装填できないようにしている
が、図13に示されるように、後カバー19の底面19
cに、電池マーク160ならびにプラスマーク161お
よびマイナスマーク162とを刻設して、電池15の装
填方向を明確にし、電池15の誤装填を防止するように
してもよい。
の誤装填を防止するため、突片153によって、電池1
5が、所定の向きでしか、装填できないようにしている
が、図13に示されるように、後カバー19の底面19
cに、電池マーク160ならびにプラスマーク161お
よびマイナスマーク162とを刻設して、電池15の装
填方向を明確にし、電池15の誤装填を防止するように
してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、1.5ボルト電源と、
1.5ボルト電源下における無負荷時の停動トルクが
(30±20%)g・cmのフィルム巻き上げ用モータ
と、モータの駆動力を伝達するギヤ群とを備えたレンズ
付きフィルムユニットであって、低温環境下で、確実に
フィルムの巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下
において、速やかに、フィルムの巻き上げが可能である
レンズ付きフィルムユニットを提供することが可能にな
る。
1.5ボルト電源下における無負荷時の停動トルクが
(30±20%)g・cmのフィルム巻き上げ用モータ
と、モータの駆動力を伝達するギヤ群とを備えたレンズ
付きフィルムユニットであって、低温環境下で、確実に
フィルムの巻き上げが可能であり、かつ、通常の環境下
において、速やかに、フィルムの巻き上げが可能である
レンズ付きフィルムユニットを提供することが可能にな
る。
【図1】図1は、本発明の実施例にかかるレンズ付きフ
ィルムユニットの外観を示す略斜視図である。
ィルムユニットの外観を示す略斜視図である。
【図2】図2は、レンズ付きフィルムユニットのユニッ
ト本体の略分解斜視図である。
ト本体の略分解斜視図である。
【図3】図3は、フィルム巻き上げ用のモータユニット
16およびスイッチ17の略分解斜視図である。
16およびスイッチ17の略分解斜視図である。
【図4】図4は、モータユニットの略分解斜視図であ
る。
る。
【図5】図5は、シャッタボタンの操作時におけるスイ
ッチの略側面図である。
ッチの略側面図である。
【図6】図6は、モータ駆動時におけるスイッチの略側
面図である。
面図である。
【図7】図7は、モータ停止時におけるスイッチの略側
面図である。
面図である。
【図8】図8は、露光ユニットの略分解斜視図である。
【図9】図9は、ストロボユニット14の一部拡大略分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図10】図10は、シャッタボタン5を含むシャッタ
機構の略斜視図である。
機構の略斜視図である。
【図11】図11は、電池の装填状態を示す略斜視図で
ある。
ある。
【図12】図12は、スイッチがOFFのときの略上面
図である。
図である。
【図13】図13は、電池の装填状態の他の例を示す略
斜視図である。
斜視図である。
1 レンズ付きフィルムユニット 2 ユニット本体 3 外ケース 4 ストロボ発光部 4a ストロボ開口部 5 シャッタボタン 6 メインスイッチ摘み 7 撮影枚数表示板 7a 歯列 8 ファインダ 8a ファインダ対物窓 9 撮影レンズ 9a 開口部 10 ストロボ充電スイッチ 11 ネオン管 11a 充電確認孔 12 本体部分 13 露光ユニット 14 ストロボユニット 15 電池 16 モータユニット 17 スイッチ 18 前カバー 19 後カバー 20 パトローネ付きフィルム 20a パトローネ 20b フィルム 20c フィルムロール 20d スプール 21 光軸 22 グリップ部 23 露光開口 24 パトローネ収納室 25 フィルムロール収納室 26 モータユニット収納室 27a、27b、27c、27d 係合爪 30 モータ 30a モータの回転軸 31 ギヤ群 32 保持枠 33 天板 34 ギヤ支持部 34a 穴 35 モータ支持部 35a 穴 36 連結部36 37 モータの頭部 38 ギヤ 40、41、42 軸受け穴 43、44 軸 45、46、47、48、49 ギヤ 49a 下段ギヤ 50 係合爪 52、53 突条 54 操作板 54a 突出部 55 凸部 56、57 凹部 60 巻上げギヤ 61 軸受け開口 62 駆動軸 62a 歯列 63 軸 75 ホルダ 76 第1接片 76a 接点部 76b 突出片 77 第2接片 77a 突出片 78 第3接片 78a 接点部 85 ベース部 86 露光開口 95 従動スプロケット 99 後玉レンズ 100 前玉レンズ 101 スペーサ 102 レンズカバー 103 バネ 104a 対物レンズ 104b 接眼レンズ 105 フィルム支持面 106 前カバーの上板 107 後前カバーの上板 107a 切欠部 108 開口部 109 表示窓 110 保持枠 111a、111b、111c 係合片 112 位置決め板 120 充電確認窓 121 ストロボ充電用接片 122 基板 123、124 接点 125 押え板 126 レンズ部 127 導光部 128 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 1.5ボルト電源と、1.5ボルト電源
下における無負荷時の停動トルクが(30±20%)g
・cmのフィルム巻き上げ用モータと、モータの駆動力を
伝達するギヤ群とを備えたレンズ付きフィルムユニット
において、前記ギヤ群の減速比が1/150以上で、か
つ、25℃の環境下でのフィルム1コマ巻き上げ時間が
2秒以下となるように設定されたことを特徴とするレン
ズ付きフィルムユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17133794A JPH0836214A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | レンズ付きフィルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17133794A JPH0836214A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | レンズ付きフィルムユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0836214A true JPH0836214A (ja) | 1996-02-06 |
Family
ID=15921359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17133794A Pending JPH0836214A (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | レンズ付きフィルムユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0836214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20308679U1 (de) | 2003-06-04 | 2003-08-21 | Siebert, Timo, 65439 Flörsheim | Mehrbild-Auslösevorrichtung für Einwegkamera |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP17133794A patent/JPH0836214A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20308679U1 (de) | 2003-06-04 | 2003-08-21 | Siebert, Timo, 65439 Flörsheim | Mehrbild-Auslösevorrichtung für Einwegkamera |
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