JPH0561013U - 包装箱 - Google Patents
包装箱Info
- Publication number
- JPH0561013U JPH0561013U JP725292U JP725292U JPH0561013U JP H0561013 U JPH0561013 U JP H0561013U JP 725292 U JP725292 U JP 725292U JP 725292 U JP725292 U JP 725292U JP H0561013 U JPH0561013 U JP H0561013U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side walls
- box
- rear side
- boxes
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 生産地で複数個の箱体が接合された容量の大
きい包装箱内に生産物を箱詰めして出荷でき、販売地で
小売に適するように、夫々の箱体に分割して販売できる
ような包装箱であり、複数の箱体が確実に接合され、こ
れらの箱体を分割する場合に、差込み辺が相手方の箱体
内に差し込まれたままで簡単な操作により夫々の箱体に
分割できるようにする。 【構成】 底板2の周囲に夫々内外二重の壁板による前
後、左右の側壁を有する一対の同形の箱体1が、側壁ど
うしを接触させて平面的に一体に接合される包装箱であ
り、夫々の箱体は、互いに接触する側壁と交差する側壁
の内側に配置される補強辺の先端に、側壁の側端よりも
外方に突出する差込み辺11を有し、差込み辺は下縁に
係止フック13を有すると共に補強辺と分離可能な切り
取り線を有し、差込み辺の係止フックが相手方の箱体に
おける側壁隅部の差込み辺挿入部を通して箱体底面に開
設された係止穴内15,17に係合される。
きい包装箱内に生産物を箱詰めして出荷でき、販売地で
小売に適するように、夫々の箱体に分割して販売できる
ような包装箱であり、複数の箱体が確実に接合され、こ
れらの箱体を分割する場合に、差込み辺が相手方の箱体
内に差し込まれたままで簡単な操作により夫々の箱体に
分割できるようにする。 【構成】 底板2の周囲に夫々内外二重の壁板による前
後、左右の側壁を有する一対の同形の箱体1が、側壁ど
うしを接触させて平面的に一体に接合される包装箱であ
り、夫々の箱体は、互いに接触する側壁と交差する側壁
の内側に配置される補強辺の先端に、側壁の側端よりも
外方に突出する差込み辺11を有し、差込み辺は下縁に
係止フック13を有すると共に補強辺と分離可能な切り
取り線を有し、差込み辺の係止フックが相手方の箱体に
おける側壁隅部の差込み辺挿入部を通して箱体底面に開
設された係止穴内15,17に係合される。
Description
【0001】
この考案は、包装箱、より詳細にはトマト、苺等の各種果実類、あるいはキウ リ、なす等の各種野菜類を収納して販売するための段ボール製の箱に利用して好 適な包装箱に関するものである。
【0002】
トマト、苺等の各種果実類や、キウリ、なす等の各種野菜類を生産地において 段ボール製の包装箱に箱詰めして出荷する際、生産者側としてはこれらの生産物 をできるだけ容量の大きな包装箱に収納して出荷した方が、箱詰め作業が能率的 であるだけでなく、箱代、輸送費用等の面で有利であるという事情がある。一方 消費地においてこれらの生産物を小売する販売者側としては、生産物が容量の大 きな包装箱に収納されて来ると、生産物を消費者に対して小売しやすいような量 に再度包装し直して販売しなければならず、手間が掛かるという問題がある。
【0003】 このような問題の対策としては、包装箱の構成を、生産者側としては一度に多 くの生産物を箱詰めして出荷することができ、一方、消費地の販売者側において は、生産地より送られてきた包装箱を、生産物が収納されたままの状態で複数個 に分割することがでるように改良すれば、販売者側としては包装箱内から生産物 を取り出して再包装する必要なく小売できるので、生産者側および販売者側の双 方にとっても有利となる。
【0004】 上記のような包装箱としては、従来においても、例えば実開平3−72611 号のように、互いに別個に組み立てられた二個の箱体を、夫々の箱体の側壁の一 端に設けた差込みフラップが他方の箱体に差し込まれるようにして一体に連接す ると共に、更に両方の箱体の互いに接触する側壁を挟着固定するクリップもしく は仕切り板のような、前記差込みフラップの抜け防止部材により一体に連結して おき、分割時には、前記の抜け防止部材を取り外してから差込みフラップを引き 抜くことによって、夫々の箱に分離できるようにした包装箱が知られている。
【0005】
ところで、前記の構成の包装箱は、夫々の箱体に設けた差込みフラップを互い に相手方の箱体に差し込むことによって、両方の箱体を平面的に連接することが できたとしても、これらの差込みフラップは単に相手方の箱体に緩く差し込まれ るだけなので、これらの差込みフラップだけでは、両方の箱体を互いに分離する ように引き離すと、差込みフラップは相手方の箱体から容易に抜け出てしまうこ とになる。従って、この包装箱では、夫々の差込みフラップを相手方の箱体に差 し込んだだけでは両方の箱体を確実に一体に接合することができず、そのため、 必ず両方の箱体の相互に接触する側壁を挟着するための、クリップもしくは仕切 り板のような前記差込みフラップの抜け防止部材により、しっかりと一体に連結 しておく必要がある。
【0006】 しかしながら、前記のように、夫々の箱体が相互に差し込まれた差込みフラッ プだけでは完全に一体に接合できず、両方の箱体の接触する側壁を、クリップや 仕切り板のような差込みフラップ抜け防止部材を使用して一体に連結するという 構成では、箱体自体とは別の抜け防止部材を多数用意しておかなければならない ので、その分コスト高になると共に、包装箱の組み立ての際にこれらの抜け防止 部材を取り付けたり、また、包装箱の分割の際にこれらの部材を取り外すための 手間が掛かり、しかもクリップのような抜け防止部材は、輸送の途中で衝撃によ り比較的外れやすいので、この抜け防止部材が外れて夫々の箱体の連結状態が分 解し易いという問題点がある。
【0007】 更に、前記の包装箱では、二個の箱体を相互に連接するための差込みフラップ が、一方の箱体の外側面を形成する側壁自体の一端から直に突設されているのに 対して、この差込みフラップが差し込まれる他方の箱体のフラップ差込み穴が、 その箱体の外側面を形成する側壁の裏側に設けられているために、両方の箱体を 連接する場合に、一方の箱体の外側面の差込みフラップが、他方の箱体の外側面 より裏側の差込み穴内に挿入されることになる。
【0008】 しかし、このような連接状態では、差込みフラップを差し込んだ方の箱体側壁 と、該フラップが差し込まれた方の箱体側壁とが、互いに境目が同一の面で連続 されずに、差込み穴を形成する壁板の肉厚分だけ互いに外側へ段差状に齟齬した 形で連接されることになる。そのため夫々の箱体の連接状態が不自然となって、 包装箱として体裁が悪いだけでなく、側壁の境目に段差があるため、側壁面に互 いに連続する一連の図柄を印刷することができず、包装箱として大きな欠陥とな るという問題点がある。
【0009】 また、この包装箱は、販売地において連接された包装箱を夫々の箱体に分割し た際に、差し込み作用を終えた差込みフラップが夫々の箱体の側壁に突出された ままの形で残されることになるので、この差込みフラップを鋏で切断したり手で 引き裂かなければならず、差込みフラップの後処理に手間が掛かるという問題点 がある。
【0010】
本考案は、包装箱における上記のような問題点に鑑み、別個に組み立てられた 複数の箱体を差込みフラップを介して平面的に一体に連接した際に、クリップや 仕切り板のような補助的なフラップ抜け防止部材を全く必要とすることなしに、 互いに相手方の箱体内に差し込まれた差込みフラップだけで、複数の箱体が互い に確実に接合され、しかも小売販売に際してこれらの箱体を分割する場合には、 至って簡単な操作により二個の箱体に分割できるようにした包装箱の提供を目的 とするものである。
【0011】 本考案に係る請求項1の包装箱は、上記の目的を達成するための具体的手段と して、底板の周囲に夫々内外二重の壁板による前後、左右の側壁を有する一対の 同形の箱体が、長さの等しい左右側壁の一方の側壁で互いに接触することにより 平面的に一体に接合される包装箱であり、前記夫々の箱体は、左右側壁の少なく とも一方の側壁を形成する外板の一端から前記前後側壁の少なくとも一方の側壁 の内側へ配置される補強辺が連設され、この補強辺の先端には該前後側壁の側端 よりも外方に突出する長さを有し、且つ下縁に係止フックを設けた差込み辺が、 前記前後側壁の側端部分に該補強辺と分離可能な切り取り線を介して設けられて おり、前記夫々の箱体の左右側壁と前後側壁との隅部における前後側壁の内外両 板の間の隙間内には、前記差込み辺が挿入されるための差込み辺挿入部を有する と共に、該差込み辺挿入部の前後側壁に沿った箱体底面に前記差込み辺の係止フ ックが係合するための係止穴が開設されていることを特徴とするものである。
【0012】 また請求項3の包装箱は、請求項1の包装箱に蓋板を施蓋したものであり、包 装箱が蓋板を施蓋したたままの状態でも複数個の箱体に分割できるようにしたも のであり、蓋板は前後両側に両箱体の前後側壁と重合する一対の蓋側壁を有し、 且つ前記両蓋側壁を含めた蓋板の中間部には、両箱体の互いに接触する左右側壁 の接触面に沿った切り取り線が設けられていると共に、前記蓋側壁の外縁に該蓋 側壁が重合される前記両箱体の前後側壁下辺に開設されたスリットと係合するた めの係止片を有していることを特徴とするものである。
【0013】
この考案の包装箱では、夫々の箱体を互いに接合するべく相手方の箱体内に挿 入される差込み辺が、下縁に係止フックを有すると共に、これらの差込み辺が挿 入される箱体の差込み辺挿入部の箱体底面には、前記係止フックの係合する係止 穴が設けられているので、夫々の差込み辺を相手方の箱体内に差し込むことによ り両方の箱体が接合されると、差込み辺の係止フックが該係止穴に係合して箱体 の係合状態を著しく緊密なものとする。そのため差し込みにより箱体が係合した 後は、両方の箱体を互いに分離する方向に引き離しても両方の箱体は簡単に抜け 出ることがないので、差込み辺以外に両方の箱体を固定するための部材としての クリップや仕切り辺を全く必要とせずに、複数個の箱体の接合状態を完全なもの とすることができる。
【0014】 一方、両方の箱体を接合するための前記差込み辺は、左右側壁を形成する外板 の一端から前記前後側壁の内側へ配置される補強辺の先端に突設されていて、こ の補強辺の先端における前後側壁の側端部分に該補強辺と分離可能な切り取り線 を介して設けられているので、接合された両方の箱体を互いに接触し合う左右側 壁の接触面下側で二つに軽く折り曲げると、前記の差込み辺が相手方の箱体内に 差し込まれたままで切り取り線の部分で分断され、夫々の箱体を簡単に分割する ことができる。
【0015】 また、請求項3の包装箱では、請求項1の包装箱の上面に配置される蓋板に、 箱体の前後側壁と重合するような夫々の蓋側壁を設けて、これらの蓋側壁の外縁 の係止片を、両方の箱体の側壁下辺に開設された係止穴に挿入するので、蓋板を 包装箱に適切に施蓋することができるが、この蓋板には前記蓋側壁を含めた中間 部に、接合された箱体の接触する左右側壁の接触面に沿った切り取り線が設けら れているので、この蓋板が施蓋されたままの状態で、前記のように接合された両 方の箱体を、互いに接触する左右側壁の接触面下側で二つに軽く折り曲げると、 前記の差込み辺が相手方の箱体内に差し込まれたままで切り取り線の部分で分断 されると共に、蓋板も切り取り線により分断されることになり、夫々の箱体を蓋 板が施蓋されたままの状態で瞬時に能率よく分割することができる。
【0016】
次に本考案の包装箱を図面に示す実施例により説明すると、図1はこの包装箱 を形成する各箱体1が接合される前の構成を示す斜視図であり、図2は図1にお ける夫々の箱体1の展開平面図である。箱体1は段ボール板からなり、図2に示 すように、底面2の周囲に夫々折り線を介して前後両側壁3,4及び左右両側壁 5,6が設けられている。また、前後両側壁3,4は底面2に連接される外板3 aと4aと、これらの外板3a,4aの外側に二重の折り線を介して連接される 内板3bと4bとからなり、更に、左右両側壁5,6も同様に底面2に連接され る外板5aと6aと、この外板5a,6aの外側に二重の折り線を介して連接さ れる内板5bと6bとからなっている。
【0017】 前記左右側壁5,6のうち、右側壁6における外板6aの両端には、前記左右 側壁3,4の外板3aと内板3bの間および外板4aと内板4bの間に折り込ま れるための、該左右側壁の長さの略半分の長さをもつた補強辺7が連接される。 また、左側壁5における内板5bの両端にも前記補強辺7と同様な補強辺8が連 接される。一方、左側壁5における外板5aの両端には、前記と同様な補強辺9 と10とが連接されるが、そのうち前側壁3側の補強辺9は、長さが前記補強辺 7および8よりも若干長くなっており、また、後側壁4側の補強辺10は、長さ が該後側壁4の長さと同じであって、しかもこの補強辺10の先端に後側壁4の 側端より外方に突出する差込み辺11が連接されている。
【0018】 前記補強辺10の先端に連接される差込み辺11は、この補強辺10の前記後 側壁4と同じ長さの距離Lを置いた位置に、該補強辺10と分離可能な切り取り 線12を介して連接されていると共に、左側壁5を折り曲げて底面2より立ち上 がらせることにより下側となる前記差込み11の下縁に係止フック13が設けら れている。
【0019】 前記左右側壁5,6の内板5bおよび6bにおける外縁中央部には、突片14 が設けられていると共に、底面2と左右側壁外板5aおよび6aとの折り線に沿 った底面2の中央部には、夫々前記の突片14が挿入する係止穴15が開設され ている。また、同様に前後側壁3,4の内板3bおよび4bにおける外縁両側部 には一対の突片16が設けられていると共に、底面2と前後側壁外板3aおよび 4aとの折り線に沿った底面2の両側部には、夫々前記の突片16が挿入する係 止穴17が開設されている。更に、前後側壁外板3aおよび4aの底面2に沿っ た中央部下縁には、後述の蓋板21の蓋側壁22に設けた係止片23が挿入する ためのスリット18が設けられ、該スリット18が設けられる位置の底面2には 前記係止片23を取り出すための切り欠き穴19が開設されている。
【0020】 なお、前後側壁3,4における内板3b,4bの長さは、外板3a,4aの長 さよりも若干短くなっていて、後に述べるように、左右側壁5,6の外板5a, 6aおよび内板5b,6bを組み立てた後に、前記前後側壁3,4の内板3b, 4bを左右側壁5,6の内板5b,6bの内側に折り込めるようになっている。 また、このようにして前後側壁3,4の内板3b,4bと外板3a,4aとが重 合されて組み立てられたときに、該前後側壁外板3a,4aの両端に、図1に示 すような前記差込み片11を挿入するための差込み辺挿入部20が設けられるよ うになっている。
【0021】 箱体1は、底面2に対して、前後側壁3,4の外板3a,4aおよび左右側壁 5,6の外板5aおよび6aを、夫々折り線に沿って立ち上がらせ、該左右側壁 5,6の内板5bおよび6bを内側に折り返して、突片14を底面2の係止穴1 5内に差込み係止する。そのとき外板5a,6a及び内板5bの両端における補 強片7,8,9および10を折り曲げて、夫々前後側壁3,4の外板3a,4a の内側に配置し、次いで前記のように、前後側壁3,4の内板3b,4bを内側 に折り返して、突片16を底面2の係止穴17内に差込み係止すると、図1に示 すように、夫々後側壁4の一端外方に補強辺10の先端の差込み辺11が突出し た箱体1が組み立てられる。
【0022】 前記のようにして組み立てられた夫々の箱体1は、図3に示すように、夫々の 右側壁6が互いに接触するようにして、夫々後側壁4の一端外方に突出した差込 み辺11を互い相手方の箱体1における前側壁3の一端に設けられた差込み辺挿 入部20内に正しく差し込む。これにより、図4に示すように、夫々の差込み辺 11の下縁に設けられた前記係止フック13が、前記挿入部20を有する側の箱 体底面2に設けられた、前後側壁内板3b,4bを係止するための係止穴17内 に係合し、いったん差込み辺11を介して夫々の箱体1が連結された後は、夫々 の箱体1を互いに引き離す方向へ引っ張っても、前記係止フック13が係止穴1 7内に係合していることにより、互いに容易に分離することのできないような確 実な連結状態を維持することとなる。
【0023】 そのため、夫々の箱体1を分離する際には、連結された包装箱を互いに差込み 辺11が差し込まれることにより接触する右側壁6の下側を、例えばテーブルの 隅などに当てがって軽く折り曲げると、夫々の箱体1は、前記差込み辺11が切 り取り線12の部分で切り離されて、夫々の差込み辺11が相手方の箱体1内に 残されたままで整然と分割されることとなる。
【0024】 図5は、前記の包装箱の表面に蓋板21が施蓋された構成を示している。この 蓋板21は、図6に示すように、夫々の箱体1が連結された前記包装箱の表面を 覆う大きさの板紙の前後側に、夫々前記箱体1の前後側壁3,4と重合する蓋側 壁22が連接されていて、これらの蓋側壁22の下縁には、夫々の箱体1の前後 側壁外板外板3a,4aに開設されたスリット18内に差し込まれる係止片23 が設けられている。また、この蓋板21には前記蓋側壁22を含めた中間部に、 夫々の箱体1の接触する右側壁6の接触面に沿った切り取り線24が設けられて いる。なお、この切り取り線24は、蓋板21に設けられる部分が穴あき線24 aであり、蓋側壁22に設けられる部分が完全に分離された切断線24bである ことが好ましい。
【0025】 前記の蓋板21は、切り取り線24が夫々の箱体1の接触する右側壁6の接触 面に沿って設けられているので、この蓋板21が施蓋された包装箱を、前記のよ うにして接触する右側壁6の下側で折り曲げると、夫々の箱体1自体が分割され ると共に、蓋板21も切り取り線24の部分で分離することになり、夫々の箱体 1が蓋板21を施蓋したままの状態で分割することができる。
【0026】
本考案の包装箱は、夫々の箱体が係止フックと切り取り線とを設けた差込み辺 を介して接合されるので、この差込み辺の係止フックと係止穴との係合により、 差し込みのみで夫々の箱体の接合を簡単かつ的確に行うことができる。しかもこ の差込み辺は、夫々の箱体が接合された後においても切り取り線により分離可能 なので、夫々の箱体の中央部下側を折り曲げるだけの操作により、箱体を簡単に 分割することができる。
【0027】 また、前記の差込み辺は、箱体における左右側壁の補強辺の先端に設けられて いるので、箱体が組み立てられた状態においては、箱体の前後側壁外板の内側か ら外方に突設されて、同じく相手方の箱体における前後側壁外板の内側に設けら れる差込み辺挿入部内に挿入されることになり、夫々の箱体の前後側壁を段差の ない同一面で互いに接合して、接合された包装箱の体裁を良好とし、側壁に連続 した一連の図柄を印刷することができる。更に、夫々の箱体の前後側壁を段差の ない同一面で互いに接合できるので、夫々の箱体にこの前後側壁と的確に重合す る蓋側壁をもった蓋板を施蓋することができ、この蓋板も切り取り線により分割 可能なので、蓋板を施蓋したままで分割できる機能的な包装箱とすることができ る。
【0028】 なお、上記の実施例においては、二個の箱体が接合される包装箱の構成につい て述べたため、一個の差込み辺を後側壁の一端に突設させた箱体を示したが、箱 体を二個以上接合する場合は、二個の差込み辺を箱体の前後両側壁の一端に夫々 突設すればよい。また、上記の実施例では、差込み辺を前後側壁の一端に設ける と説明したが、前後側壁とか左右側壁というのは、説明の便宜上使用したもので あり、差込み辺は必ず前後側壁に設けらるということではなく、左右側壁の一端 に設けられるようにしてもよい。
【図1】本考案に係る包装箱を構成する箱体の斜視図。
【図2】箱体の展開平面図。
【図3】夫々の箱体が接合された包装箱の形状を示す斜
視図。
視図。
【図4】夫々の箱体の接合部の構成を示す部分断面図。
【図5】図3の包装箱の表面に蓋板を施蓋した斜視図。
【図6】蓋板の展開平面図。
1:箱体、 2:底面、 3:前側壁、 3a:前側壁
外板、3b:前側壁内板、 4:後側壁、 4a:後側
壁外板、4b:前側壁内板、 5:右側壁、 5a:右
側壁外板、5b:右側壁内板、 6:左側壁、 6a:
左側壁外板、6b:左側壁内板、 7,8,9,10:
補強辺、 11:差込み辺、12:差込み辺切り取り
線、 13:差込み辺係止フック、14,16:突片、
15,17:係止穴、 18:スリット、20:差込
み辺挿入部、 21:蓋板、 22:蓋側壁、 23:
係止片、24:蓋板切り取り線、
外板、3b:前側壁内板、 4:後側壁、 4a:後側
壁外板、4b:前側壁内板、 5:右側壁、 5a:右
側壁外板、5b:右側壁内板、 6:左側壁、 6a:
左側壁外板、6b:左側壁内板、 7,8,9,10:
補強辺、 11:差込み辺、12:差込み辺切り取り
線、 13:差込み辺係止フック、14,16:突片、
15,17:係止穴、 18:スリット、20:差込
み辺挿入部、 21:蓋板、 22:蓋側壁、 23:
係止片、24:蓋板切り取り線、
Claims (3)
- 【請求項1】 底板の周囲に夫々内外二重の壁板による
前後、左右の側壁を有する一対の同形の箱体が、長さの
等しい左右側壁の一方の側壁で互いに接触することによ
り平面的に一体に接合される包装箱であり、前記夫々の
箱体は、左右側壁の少なくとも一方の側壁を形成する外
板の一端から前記前後側壁の少なくとも一方の側壁の内
側へ配置される補強辺が連設され、この補強辺の先端に
は該前後側壁の側端よりも外方に突出する長さを有し、
且つ下縁に係止フックを設けた差込み辺が、前記前後側
壁の側端部分に該補強辺と分離可能な切り取り線を介し
て設けられており、前記夫々の箱体の左右側壁と前後側
壁との隅部における前後側壁の内外両板の間の隙間内に
は、前記差込み辺が挿入されるための差込み辺挿入部を
有すると共に、該差込み辺挿入部の前後側壁に沿った箱
体底面に前記差込み辺の係止フックが係合するための係
止穴が開設されていることを特徴とする包装箱。 - 【請求項2】 差込み辺の係止フックを係止するための
係止穴が、前後側壁の内板を箱体底面に係止するための
突片用係止穴と兼用されている請求項1の包装箱。 - 【請求項3】 底板の周囲に夫々内外二重の壁板による
前後、左右の側壁を有する一対の同形の箱体が、長さの
等しい左右側壁の一方の側壁で互いに接触することによ
り平面的に一体に接合される包装箱と、この包装箱の上
面に施蓋される一枚の蓋板とからなり、前記夫々の箱体
は、左右側壁の少なくとも一方の側壁を形成する外板の
一端から前記前後側壁の少なくとも一方の側壁の内側へ
配置される補強辺が連設され、この補強辺の先端には該
前後側壁の側端よりも外方に突出する長さを有し、且つ
下縁に係止フックを設けた差込み辺が、前記前後側壁の
側端部分に該補強辺と分離可能な切り取り線を介して設
けられており、前記夫々の箱体の左右側壁と前後側壁と
の隅部における前後側壁の内外両板の間の隙間内には、
前記差込み辺が挿入されるための差込み辺挿入部を有す
ると共に、該差込み辺挿入部の前後側壁に沿った箱体底
面に前記差込み辺の係止フックが係合するための係止穴
が開設されており、更に、前記の蓋板は、前後両側に前
記両箱体の前後側壁と重合する一対の蓋側壁を有し、且
つ前記両蓋側壁を含めた蓋板の中間部には、両箱体の互
いに接触する左右側壁の接触面に沿った切り取り線が設
けられていると共に、前記蓋側壁の外縁に該蓋側壁が重
合される前記両箱体の前後側壁下辺に開設されたスリッ
トと係合するための係止片を有していることを特徴とす
る包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP725292U JPH0754098Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP725292U JPH0754098Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 包装箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561013U true JPH0561013U (ja) | 1993-08-10 |
JPH0754098Y2 JPH0754098Y2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=11660840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP725292U Expired - Lifetime JPH0754098Y2 (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754098Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102466462B1 (ko) * | 2022-03-23 | 2022-11-14 | 주식회사 에스에이치네트웍스 | 이중 구조의 박스 및 이를 제조하기 위한 전개시트 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP725292U patent/JPH0754098Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102466462B1 (ko) * | 2022-03-23 | 2022-11-14 | 주식회사 에스에이치네트웍스 | 이중 구조의 박스 및 이를 제조하기 위한 전개시트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0754098Y2 (ja) | 1995-12-13 |
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