JPH0560633U - プレス装置のワーク自動取り出し装置 - Google Patents

プレス装置のワーク自動取り出し装置

Info

Publication number
JPH0560633U
JPH0560633U JP528192U JP528192U JPH0560633U JP H0560633 U JPH0560633 U JP H0560633U JP 528192 U JP528192 U JP 528192U JP 528192 U JP528192 U JP 528192U JP H0560633 U JPH0560633 U JP H0560633U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
work
punched
hollow portion
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP528192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2569309Y2 (ja
Inventor
欣一 小川
Original Assignee
欣一 小川
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 欣一 小川 filed Critical 欣一 小川
Priority to JP1992005281U priority Critical patent/JP2569309Y2/ja
Publication of JPH0560633U publication Critical patent/JPH0560633U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569309Y2 publication Critical patent/JP2569309Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】打ち抜かれた姿勢の状態でワークを直接支承し
て取り出し、作業効率を向上する。打ち抜かれたワーク
が加工油などで密着し合うのを防止して1個づつ取り出
して作業効率を向上する。打ち抜かれたワークの傷付き
や変形を防止して高品質なワークを打ち抜き成形するこ
とが可能にする。 【構成】プレス装置にワーク形状とほぼ一致する中空部
を有したダイおよびダイに向かって移動する可動金型を
設ける。ダイが取り付けられた本体フレーム下面の空間
部内に前記ダイの下方から所定の解放位置へ延出した本
体フレームを設ける。本体フレームにダイ下方の取り出
し位置とダイから離間した解放位置との間にて移動する
走行体を支持する。駆動部材により走行体を往復移動す
る。走行体に保持部材を上下方向へ移動するように取り
付ける。保持部材を上下動部材により上下方向へ移動す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、プレス装置のワーク自動取り出し装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来のプレス装置にあっては、連続する金属板から所望の形状に打ち抜き成形 されたワークを、その自重によりダイおよびフレームの中空部を通過させて該フ レームの下方に配置されたテーブルあるいはコンベヤー上に落下集積して取り出 している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の取り出し方法にあっては、ダイおよびフレーム の中空部を通過する際に、ワークの姿勢が乱れてテーブルあるいはコンベヤー上 に集積される問題を有している。
【0004】 このため、次加工装置への供給効率を考慮した場合、テーブルあるいはコンベ ヤー上に不規則に集積されたワークを、例えばマガジンなどに区画収容してその 姿勢を一定にさせる必要があり、作業効率が悪かった。
【0005】 また、打ち抜かれたワークには加工油などが付着しているため、テーブルある いはコンベヤー上に落下集積した際、加工油によりワーク相互が密着し合ってい た。
【0006】 このため、マガジン内に区画収容する際、または次加工装置へ供給する際に、 密着し合ったワークを分離して収容したり、供給したりしなければならず、作業 効率を悪くしていた。
【0007】 さらに、打ち抜かれたワークがダイおよびフレームの中空部内を通過する際お よびテーブルあるいはコンベヤー上に落下する際に、ダイおよびフレームとの接 触によりワークが傷付いたり変形したりしてワーク品質が低下するおそれを有し ている。
【0008】 本考案は、上記した従来の欠点を解決するために考案されたものであり、その 目的とするところは、打ち抜かれた姿勢の状態でワークを直接支承して取り出し 、作業効率を向上し得るプレス装置のワーク自動取り出し装置を提供することに ある。
【0009】 また本考案の他の目的は、打ち抜かれたワークが加工油などで密着し合うのを 防止して1個づつ取り出して作業効率を向上し得るプレス装置のワーク自動取り 出し装置を提供することにある。
【0010】 さらに本考案の他の目的は、打ち抜かれたワークの傷付きや変形を防止して高 品質なワークを打ち抜き成形することが可能なプレス装置のワーク自動取り出し 装置を提供することにある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】
このため請求項1は、打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中空部を有した ダイおよびダイに向かって移動可能に支持された可動金型とを備えたプレス装置 において、ダイが取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にて前記ダイの下 方から所定の解放位置へ延出した本体フレームに長手方向へ移動可能に支持され た走行体と、該走行体を長手方向へ移動する駆動部材と、前記走行体に支持され 、打ち抜かれたワークを保持する保持部材と、該保持部材をダイ下方の下方位置 とダイの中空部内の上方位置との間にて移動させる上下動部材とからなることを 特徴としている。
【0012】 また請求項2は、打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中空部を有したダイ およびダイに向かって移動可能に支持された可動金型とを備えたプレス装置にお いて、ダイが取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にて前記ダイの下方か ら所定の解放位置へ延出した本体フレームに長手方向へ取り出し位置と解放位置 との距離をおいて移動可能に支持された第1および第2の走行体と、該第1およ び第2の走行体を長手方向へ一体に移動して取り出し位置と解放位置とに交互に 移動させる駆動部材と、第1および第2の走行体に夫々支持され、打ち抜かれた ワークを保持する第1および第2の保持部材と、該第1および第2の保持部材を ダイ下方の下方位置とダイの中空部内の上方位置との間にて移動させる上下動部 材とからなることを特徴としている。
【0013】 請求項3は、打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中空部を有したダイおよ びダイに向かって移動可能に支持された可動金型とを備えたプレス装置において 、ダイが取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にてダイ下方の位置と側方 の位置との間にて移動する可動部材と、該可動部材を移動させる移動部材と、可 動部材に対して上下方向へ移動可能に支持され、ワークを保持する保持部材と、 該保持部材を上下方向へ移動する上下動部材とからなることを特徴としている。
【0014】
【考案の作用】
上記のように構成された請求項1は、走行体がダイの下方に位置した状態で上 下動部材により保持部材がダイの中空部内に位置するように上動される。この状 態にてダイに向って移動する可動金型により金属板からダイの中空部とほぼ一致 する形状のワークが打ち抜き形成されると、該ワークは中空部内に位置する保持 部材に直接支承されて保持される。次に上下動部材の復動により保持部材がダイ の中空部から抜き出された後、駆動部材により走行体を本体フレームの一端側の 解放位置へ移動してワークの取り出しを行う。
【0015】 請求項2は駆動部材により一方の第1の走行体がダイに応じた取り出し位置へ 移動されると、他方の第2の走行体が本体フレーム他端の解放位置へ移動されて 待機する。この状態にて第1の走行体に設けられた上下動部材を駆動して保持部 材をダイの中空部内へ移動させた状態でダイに向って移動する可動金型により金 属板から中空部とほぼ一致する形状のワークが打ち抜き形成されると、該ワーク は中空部内の保持部材に直接支承されて保持される。そして上下動部材の復動に よりワークを保持した保持部材が中空部から抜き出された後、駆動部材により第 1の走行体を本体フレーム一端の解放位置へ移動させると、他方の第2の走行体 がダイの取り出し位置へ移動される。これにより第1および第2の走行体に設け られた保持部材によるワークの取り出しを交互に行うため、プレス作業および取 り出し作業を高速化することができる。
【0016】 請求項3は、移動部材により可動部材がダイに応じた取り出し位置へ移動され ると、上下動部材により保持部材をダイの中空部内へ移動させた状態で待機させ た後、ダイに向って移動する可動金型により金属板から中空部とほぼ一致する形 状のワークが打ち抜き形成されると、該ワークは中空部内の保持部材に直接支承 されて保持される。そして上下動部材の復動によりワークを保持した保持部材が 中空部から抜き出された後、移動部材により可動部材がダイ側方の解放位置へ移 動される。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0018】 図1はプレス装置のワーク自動取り出し装置の概略を示す略体斜視図である。
【0019】 図2はワーク自動取り出し装置の略体平面図である。
【0020】 図3は保持部材がダイの下方に位置した状態を示す略体縦断面図である。
【0021】 プレス装置1のフレーム3にはダイ5が交換可能に取り付けられ、該ダイ5に は上下方向に延びる中空部7が打ち抜こうとするワークWの形状と一致するよう に形成されている。また、ダイ5が取り付けられたフレーム3には開口9が前記 中空部7と連通するように形成されている。
【0022】 前記ダイ5の上方に位置するフレーム3にはスライダー11が上下方向へ移動 するように支持され、該スライダー11の下面には前記中空部とほぼ一致する可 動金型としてのプレス金型13が取り付けられている。そして前記スライダー1 1は連結されたプレスシリンダー15の作動により、プレス金型13がダイ5の 中空部7に挿嵌する下方位置と、ダイ5から上方に離間した上方位置との間にて 移動される。
【0023】 なお、前記ダイ5の側方にはフィダー装置(図示せず)が配置され、前記スラ イダー11と連動してダイ5の上面へ金属板17を所定寸法づつ定寸送りしてい る。
【0024】 前記ダイ5が取り付けられたフレーム3の下面とプレス装置1の設置面との間 には自動取り出し装置19が配置されている。
【0025】 該自動取り出し装置19のフレーム21は、例えばダイ5側方の取り出し位置 から前方の解放位置へ延びる長尺状に形成され、該フレーム21には走行体23 が長手方向へ移動可能に支持されている。そして該走行体23はフレーム21に 回転可能に支持され、電動モータ27に連結された送りねじ25の回転に伴って 前記取り出し位置と解放位置との間にて移動される。
【0026】 前記走行体23には取り出しアーム23aがダイ5が取り付けられたフレーム 3の下面に延びるように設けられ、該取り出しアーム23aには上下方向に軸線 を有した上下シリンダー29が取り付けられるとともに該上下シリンダー29の 両側には一対のガイドロッド31が上下方向へ摺動可能に支持されている。
【0027】 前記上下シリンダー29のロッド上端およびガイドロッド31の上端にはチャ ック板33が固定されている。該チャック板33は前記フレーム3の開口9およ びダイ5の中空部7内へ侵入可能な大きさに形成され、該チャック板33の上面 には保持部材としての複数の吸着盤35が取り付けられている。
【0028】 前記フレーム21の長手方向前端部に応じた解放位置には、例えば直交移動形 式あるいは多関節移動形式の供給装置(図示せず)が配置され、取り出されたワ ークWを供給装置のハンド部に持ち換えた後、次加工装置あるいは搬送マガジン の所定区画内に供給する。
【0029】 なお、前記フレーム21と走行体23とにはドラッグチェーン(図示せず)の 各端部が固定され、該ドラッグチェーン内にはエアー供給配管およびエアー吸引 配管(何れも図示せず)が装着され、該エアー供給配管は前記上下シリンダー2 9に、またエアー吸引配管は前記35に夫々の制御バルブ(図示せず)を介して 接続されている。
【0030】 次に上記のように構成されたワーク自動取り出し装置19の作用を説明する。
【0031】 図4は待機状態の略体縦断面図である。
【0032】 図5はワークの保持状態を示す略体縦断面図である。
【0033】 図6はワークの取り出し状態を示す略体平面図である。
【0034】 前記ダイ5の上面には打ち抜かれる金属板17が載置されている。また、走行 体23は取り出し位置に移動されており、チャック板33を開口9の直下に位置 させている。
【0035】 この状態にて上下シリンダー29が作動されると、吸着盤35が取り付けられ たチャック板33は開口9および中空部7内に侵入して打ち抜かれるワークWを 直接支承可能な位置に移動される。
【0036】 この状態にて作動されるプレスシリンダー15によりスライダー11が下方位 置へ移動されてプレス金型13がダイ5の中空部7内に挿嵌されると、金属板1 7から該中空部7とほぼ一致する形状のワークWが打ち抜かれる。
【0037】 打ち抜かれたワークWはダイ5の中空部7の内周面に沿って自重落下して吸着 盤35上に直接支承されて吸着保持される。
【0038】 このとき、吸着盤35はダイ5の中空部7内に挿嵌したプレス金型13の下面 に近接した位置に待機しているため、短い落下距離にてワークWを支承すること ができ、落下途中におけるワークWの傷付き、あるいは変形を防止することがで きる。
【0039】 なお、プレス金型13による金属板17の打ち抜き時にはダイ5あるいはスラ イダー11に装着されたパイロットピンが金属板17のパイロット孔(何れも図 示せず)に係合されるため、打ち抜き抵抗による金属板17の位置ずれを防止し ている。
【0040】 上記動作後に上下シリンダー29が復動されると、ワークWを吸着保持した吸 着盤35は中空部7および開口9を抜け出してフレーム3の下面より若干下方に 移動される。
【0041】 次に、上記状態で駆動される電動モータ27により送りねじ25が所定の方向 へ回転されると、走行体23が解放位置に向かって移動し、ワークWを保持した 吸着盤35を解放位置に位置させる。そしてワークWが解放位置に移動されると 、吸着盤35によるワークWの吸着保持状態が解除される。
【0042】 そして吸着盤35上に支承されたワークWは供給装置のハンド部に持ち換えら れた後、次加工装置へ供給されたり、搬送マガジンの所定区画に順に収容される 。
【0043】 なお、ワークWが供給装置のハンド部に持ち換えられると、逆転駆動する電動 モータ27により走行体23は取り出し位置へ戻り、次の取り出し動作を実行す る。
【0044】 次に請求項2を説明する。
【0045】 図7はワーク自動取り出し装置の概略を示す略体斜視図である。
【0046】 請求項1は1個の走行体23を取り出し位置と解放位置との間にて移動してワ ークWを取り出すものとしたが、請求項2はフレーム91に第1および第2の走 行体93・95を取り出し位置と解放位置との距離と一致する間隔をおいて移動 可能に支持するとともにこれら第1および第2の走行体93・95をフレーム9 1の長手方向全体にわたって走行可能に張設されたベルト97に固定する。
【0047】 なお、第1および第2の走行体93・95の夫々には上下シリンダー99・1 01およびガイドロッド103・105が取り付けられ、これら上下シリンダー 99・101およびガイドロッド103・105の上端には複数の吸着盤107 ・109が配置されたチャック板111・113が固定されている。
【0048】 そして一方の第1の走行体93が取り出し位置へ移動されるとともに他方の第 2の走行体95がフレーム91後方の解放位置へ移動されている。この状態にて 第1の走行体93に設けられたチャック板111によりワークWを取り出すと、 ベルト97を走行させて第1の走行体93をフレーム91前方の解放位置へ移動 させるとともに第2の走行体95を取り出し位置へ移動させ、該第2の走行体9 5に設けられたチャック板113により次のワークWの取り出し動作を実行する 。
【0049】 この構造の装置にあっては、走行体23が取り出し位置から解放位置へ移動し た後に再び、取り出し位置へ戻るまでの時間的ロスをなくしてプレス作業および 取り出し作業を高速化することができる。
【0050】 次に請求項3を説明する。
【0051】 図8はワーク取り出し装置の概略を示す略体縦断面図である。 ワーク自動取り出し装置41のフレーム43には軸線が水平なシリンダー45が 、そのロッド45aがダイ47の下面と該ダイ47から水平方向へ離間した位置 との間にて伸縮するように取り付けられている。そして該ロッド45aの先端部 にはホルダー49が取り付けられ、該ホルダー49に取り付けられたロータリー アクチェータ51の回転軸には可動体としての支持板53が固定されている。そ して該支持板53には上下シリンダー55が固定されるとともに該上下シリンダ ー55の両側に応じた支持板53にはガイドロッド57が上下方向へ摺動可能に 支持されている。そして該上下シリンダー55およびガイドロッド57の上端に は吸着部材59が取り付けられたチャック板61が固定されている。
【0052】 そしてロータリーアクチェータ51の作動によりチャック板61に取り付けら れた吸着部材59が上方を向いた状態で作動するシリンダー45によりチャック 板61をダイ47の中空部47a下方へ移動させた後、上下シリンダー55の作 動によりチャック板61を中空部47aの上方へ移動させる。そして下方へ移動 するプレス金型13によりダイ47上の金属板63から所定形状のワークWが打 ち抜かれると、該ワークWは中空部47aの上方位置へ移動待機していた吸着部 材59に直接支承されて吸着保持される。
【0053】 次に、復動する上下動シリンダー55によりチャック板61が下方位置へ移動 されると、打ち抜かれたワークWがダイ47から取り出される。そして復動する シリンダー45によりチャック板61がダイ47から側方へ離間した解放位置の 原位置へ戻した後、ロータリーアクチェータ51の作動によりチャック板61を 反転させて吸着部材59に吸着保持されたワークWを下方へ向けてその吸着保持 を解除して搬出コンベヤーあるいは載置テーブル(何れも図示せず)上へ移載す ることにより取り出し動作を終了する。
【0054】 上記説明は、シリンダー45のロッド45a端部にロータリーアクチェータ5 1を介して支持板53を取り付け、該支持板53に固定された上下シリンダー5 5に吸着部材59が取り付けられたチャック板61を固定するものとしたが、図 9、図10に示すように、ダイ47の下方に配置された上下シリンダー42のロ ッドに吸着部材44が上面に取り付けられたチャック板46を固定するとともに 該チャック板46の上動途中に応じた箇所に水平方向に軸線を有したシリンダー 48を配置し、該シリンダー48のロッドに、吸着部材50が取り付けられた支 持板52を、ロータリーアクチェータ54を介して固定したものであってもよい 。
【0055】 このワーク自動取り出し装置にあっては、先ず上下シリンダー42の作動によ りチャック板46を上動してダイ47の中空部内に待機する吸着部材44に打ち 抜かれたワークを上面に吸着保持させた後に下動させる。次に、下動途中位置あ るいは下動位置にてシリンダー48を作動して吸着部材50が下方を向いた状態 で支持板52を保持されたワークの上面側へ移動して該ワークを吸着部材50に 持ち換えた後、シリンダー48をさらに移動して吸着部材50に保持されたワー クを解放位置へ移動させる。そして該解放位置にてロータリーアクチェータを作 動して支持板52を反転回動させることにより吸着部材50に保持されたワーク を上方に向けて取り出しを終了するものであってもよい。
【0056】 上記説明は、吸着部材によりワークWを吸着保持するものとしたが、磁気吸着 可能な金属板にあってはチャック板に電磁石を取り付け、励磁された電磁石によ りワークを磁気吸着するものであってもよい。
【0057】 上記説明は、フレーム21の長手方向前端部に配置された供給装置のハンド部 により吸着盤35上に支承されたワークWを持ち換えて次加工装置へ供給したり 、搬送マガジン内に収容したりしたが、図11に示すように走行体23に180 度回動するロータリーアクチェータあるいはリンク機構などの姿勢制御部材71 を取り付けるとともに該姿勢制御部材71の回転軸71aに上下シリンダー73 およびガイドロッド75が取り付けられたホルダー77を固定したものであって もよい。そして前記上下シリンダー73およびガイドロッド75に固定され、複 数の吸着盤79が取り付けられたチャック板81をダイ5の中空部7内に侵入さ せてワークWを取り出す際には姿勢制御部材71によりワークWが上方を向くよ うに、また該チャック板81が解放位置へ移動されたときには姿勢制御部材71 によりワークWが下方を向くように姿勢制御して取り出されたワークWを解放位 置には位置された搬出コンベヤー上あるいは載置テーブル上に載置するものであ ってもよい。
【0058】 上記説明は、走行体23、93・95に上下シリンダー29、99・101を 取り付けてチャック板33、111・113を直接上下方向へ移動させるものと したが、図12に示すようにダイ121の下方で、走行体123の側方に応じた プレス装置のフレーム(図示せず)に上下シリンダー125を固定し、走行体1 23がダイ121の下方へ移動されたとき、該走行体123に対してチャック板 127を上下動可能に支持するガイドロッド129の下端に作動する上下シリン ダー125のロッドを押し当ててチャック板127を上方へ持ち上げるものであ ってもよい。
【0059】 上記説明は、走行体23あるいは支持板53に上下シリンダー29・55を固 定し、該上下シリンダー29・55のロッドに吸着盤35あるいは吸着部材59 が取り付けられたチャック板33・61を固定するものとしたが、例えば請求項 1のワーク自動取り出し装置にあっては、図13および図14に示すように走行 体131に複数の係合孔131aを形成し、該走行体131の係合孔131aに 上面に複数の吸着盤133を有した支持板135の下面に設けられた係合ピン1 35aを挿嵌させる。
【0060】 一方、ダイ137に応じた位置で前記走行体131の両側に一対の上下シリン ダー139を配置し、各上下シリンダー139のロッド端部に、前記支持板13 5の両側に設けられて外側へ延出するアーム135bに形成された係合孔135 cに挿嵌するパイロットピン141を有したホルダー143を取り付ける。
【0061】 そして走行体131がダイ145の下方へ移動されたとき、上下シリンダー1 39の作動にともなってそのパイロットピン141をアーム135bの係合孔1 35cに挿嵌して上下シリンダー139と支持板135とを連結して持ち換えた 後、走行体131から支持板135を上方へ持ち上げて吸着盤133をダイ14 5の中空部内に位置させるものであってもよい。
【0062】 この構成の上下動機構にあっては、走行体131における上下動機構の高さを 低くすることができ、ダイ145下方の狭い空間にあっても、ワーク自動取り出 し装置を配置してワークの自動取り出しを可能にすることができる。
【0063】 なお、請求項2および請求項3にあっても同様に構成して装置の高さを低くす ることができる。
【0064】 上記説明は、一段式の上下シリンダー29を図示したが、従来公知の多段式シ リンダーにより上下動部材を構成してもよい。これによりダイ5が取り付けられ たフレーム3下面と設置面との間隔が狭い場合であっても、保持部材をダイの中 空部内に位置させるのに充分なストロークを得ることができる。
【0065】 さらに上記説明は、走行体あるいは可動体に上下動シリンダーを取り付けて保 持部材を上下動させるものとしたが、上下動部材により走行体あるいは可動体が 取り付けられるフレームあるいは移動部材の全体を直接上下動させるものであっ てもよい。
【0066】 また上記説明は、一段式のシリンダーにより上下動部材を構成したが、従来公 知のテレスコープ形の多段伸縮式のシリンダーにより上下動部材を構成してもよ い。
【0067】
【考案の効果】
このように本考案は、打ち抜かれた姿勢の状態でワークを直接支承して取り出 し、作業効率を向上し得るプレス装置のワーク自動取り出し装置を提供すること ができる。
【0068】 また本考案は、打ち抜かれたワークが加工油などで密着し合うのを防止して1 個づつ取り出して作業効率を向上し得るプレス装置のワーク自動取り出し装置を 提供することが可能である。
【0069】 さらに本考案は、打ち抜かれたワークの傷付きや変形を防止して高品質なワー クを打ち抜き成形することが可能なプレス装置のワーク自動取り出し装置を提供 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プレス装置のワーク自動取り出し装置の概略を
示す略体斜視図である。
【図2】ワーク自動取り出し装置の略体平面図である。
【図3】保持部材がダイの下方に位置した状態を示す略
体縦断面図である。
【図4】待機状態の略体縦断面図である。
【図5】ワークの保持状態を示す略体縦断面図である。
【図6】ワークの取り出し状態を示す略体平面図であ
る。
【図7】請求項2のワーク自動取り出し装置の概略を示
す略体斜視図である。
【図8】請求項3のワーク自動取り出し装置を示す略体
断面図である。
【図9】変更実施例を示す説明図である。
【図10】変更実施例を示す説明図である。
【図11】変更実施例を示す略体斜視図である。
【図12】変更実施例を示す略体斜視図である。
【図13】変更実施例を示す略体斜視図である。
【図14】変更実施例を示す略体斜視図である。 1:プレス装置 5:ダイ 7:中空部 13:可動金型としてのプレス金型 17:金属板 19:ワーク自動取り出し装置 21:フレーム 23:走行体 29:上下動部材としての上下シリンダー 33:チャック板 35:保持部材としての吸着盤

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中
    空部を有したダイおよびダイに向かって移動可能に支持
    された可動金型とを備えたプレス装置において、ダイが
    取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にて前記ダ
    イの下方から所定の解放位置へ延出した本体フレームに
    長手方向へ移動可能に支持された走行体と、該走行体を
    長手方向へ移動する駆動部材と、前記走行体に支持さ
    れ、打ち抜かれたワークを保持する保持部材と、該保持
    部材をダイ下方の下方位置とダイの中空部内の上方位置
    との間にて移動させる上下動部材とからなるワーク自動
    取り出し装置。
  2. 【請求項2】打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中
    空部を有したダイおよびダイに向かって移動可能に支持
    された可動金型とを備えたプレス装置において、ダイが
    取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にて前記ダ
    イの下方から所定の解放位置へ延出した本体フレームに
    長手方向へ取り出し位置と解放位置との距離をおいて移
    動可能に支持された第1および第2の走行体と、該第1
    および第2の走行体を長手方向へ一体に移動して取り出
    し位置と解放位置とに交互に移動させる駆動部材と、第
    1および第2の走行体に夫々支持され、打ち抜かれたワ
    ークを保持する第1および第2の保持部材と、該第1お
    よび第2の保持部材をダイ下方の下方位置とダイの中空
    部内の上方位置との間にて移動させる上下動部材とから
    なるワーク自動取り出し装置。
  3. 【請求項3】打ち抜かれるワーク形状とほぼ一致する中
    空部を有したダイおよびダイに向かって移動可能に支持
    された可動金型とを備えたプレス装置において、ダイが
    取り付けられた本体フレーム下面の空間部内にてダイ下
    方の位置と側方の位置との間にて移動する可動部材と、
    該可動部材を移動させる移動部材と、可動部材に対して
    上下方向へ移動可能に支持され、ワークを保持する保持
    部材と、該保持部材を上下方向へ移動する上下動部材と
    からなるワーク自動取り出し装置。
  4. 【請求項4】夫々の保持部材は反転駆動部材を介して夫
    々の走行体に取り付け反転可能にした請求項1および2
    のワーク自動取り出し装置。
JP1992005281U 1992-01-14 1992-01-14 プレス装置のワーク自動取り出し装置 Expired - Lifetime JP2569309Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992005281U JP2569309Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 プレス装置のワーク自動取り出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992005281U JP2569309Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 プレス装置のワーク自動取り出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560633U true JPH0560633U (ja) 1993-08-10
JP2569309Y2 JP2569309Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=11606864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992005281U Expired - Lifetime JP2569309Y2 (ja) 1992-01-14 1992-01-14 プレス装置のワーク自動取り出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569309Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218440A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 If Kikaku:Kk プレス装置
KR20210072618A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 주식회사 진양정밀 타발 금형의 제품 취출장치
JP7046471B1 (ja) * 2020-12-23 2022-04-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 プレス加工装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57163762A (en) * 1981-03-31 1982-10-08 Toshiba Mach Co Ltd Stroke magnifying mechanism for arms
JPS5813423A (ja) * 1981-07-16 1983-01-25 Ricoh Co Ltd プレス加工機におけるワ−ク排出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57163762A (en) * 1981-03-31 1982-10-08 Toshiba Mach Co Ltd Stroke magnifying mechanism for arms
JPS5813423A (ja) * 1981-07-16 1983-01-25 Ricoh Co Ltd プレス加工機におけるワ−ク排出装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011218440A (ja) * 2010-04-14 2011-11-04 If Kikaku:Kk プレス装置
KR20210072618A (ko) * 2019-12-09 2021-06-17 주식회사 진양정밀 타발 금형의 제품 취출장치
JP7046471B1 (ja) * 2020-12-23 2022-04-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 プレス加工装置
WO2022137372A1 (ja) * 2020-12-23 2022-06-30 東芝三菱電機産業システム株式会社 プレス加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2569309Y2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5120178A (en) Workpiece loading and unloading method and device for a plate processing machine
JPH0773765B2 (ja) 多数個取り小製品の仕分け集積装置
CN105460603A (zh) 一种用于加工法兰端板数控车床的上下料装置
JPH0560633U (ja) プレス装置のワーク自動取り出し装置
US5205196A (en) Machine tool, particularly cutting machine
JP4072227B2 (ja) 板材搬入出装置
JP2569308Y2 (ja) プレス装置のワーク自動取り出し装置
CN115924529A (zh) 一种智慧屏背板全自动脱料上线设备及其实现方法
CN110900017B (zh) 应用于激光切割机上的全自动上下料、分拣设备
JP5519227B2 (ja) 棚装置
CN208853595U (zh) 加工设备
JPH0650424Y2 (ja) 板材加工機のワーク搬送装置
JPS6331789Y2 (ja)
JP2730293B2 (ja) トランスファプレスのトランスファ送り装置
JP2607801B2 (ja) パンチプレス
JP3331796B2 (ja) 板材ローダ
CN213887928U (zh) 一种全自动智能视觉送料机
JP2001269736A (ja) 板材曲げ加工機用マニピユレータ
JPH01133626A (ja) トランスファプレスの搬送装置
JPH0344353Y2 (ja)
JPH11319987A (ja) 板材加工装置
JPH01130827A (ja) トランスファープレス
CN118060414A (zh) 一种多段送料冲压加工设备
JPH05318003A (ja) プレス装置におけるワーク取り出し方法
JPH0542254U (ja) ベンダー用ワーク搬入装置