JPH0344353Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0344353Y2
JPH0344353Y2 JP17675186U JP17675186U JPH0344353Y2 JP H0344353 Y2 JPH0344353 Y2 JP H0344353Y2 JP 17675186 U JP17675186 U JP 17675186U JP 17675186 U JP17675186 U JP 17675186U JP H0344353 Y2 JPH0344353 Y2 JP H0344353Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clamp
scrap
residual material
plate
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17675186U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6385339U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17675186U priority Critical patent/JPH0344353Y2/ja
Publication of JPS6385339U publication Critical patent/JPS6385339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0344353Y2 publication Critical patent/JPH0344353Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えばシヤーリングマシンに対して
板材を前後左右方向(X、Y方向)へ移動位置決
め自在な移動位置決め装置におけるワーククラン
プに把持されているスクラツプを、左右方向へ移
動自在の残材クランプによつて把持し放棄する装
置に関するものである。
(従来の技術) 初めに第2,3,4,5,6図にもとづいて本
考案に関わる従来技術を説明する。
第2,3図にはシートメタルのごとき板材Wを
加工する加工装置として、例えばタレツトパンチ
プレスやシヤーリングマシンのごとき板材加工装
置1(本実施例においてはシヤーリングマシンに
て例示されている。)が示されている。この板材
加工装置1の一側方には、板材加工装置1へ板材
Wを次々に自動的に送給する一般的な給材装置3
が配置されており、板材加工装置1の他側方に
は、板材加工装置1によつて加工された加工品
WBを適宜に積層する一般的な積層装置5が配置
されていると共に、加工品WBを積層装置5へ搬
送する一般的な搬送コンベア7が配置されてい
る。公知のように、この種の板材加工装置1にお
いては、給材装置3から自動的に供給された板材
Wの加工が自動的に行なわれ、かつ加工された加
工品WBの移送および積層が自動的に行なわれる
ものである。
上記板材加工装置1の前側には、板材Wを支持
するワークテーブル9が設けられており、このワ
ークテーブル9上には、板材加工装置1の加工領
域WZに対して板材WをX軸方向およびY軸方向
へ移動位置決めする移動位置決め装置11が設け
られている。移動位置決め装置11は、例えば一
般的なタレツトパンチプレス等における移動位置
決め装置と同様の構成であつて、Y軸方向に移動
自在の第1キヤリツジ13を備えると共に、第1
キヤリツジ13に支承されてX軸方向へ移動自在
な第2キヤリツジ15を備えている。上記第1キ
ヤリツジ13は、適宜に設けられた第1サーボモ
ータ17の駆動によつて回転されるボールネジ機
構(図示省略)を介して、板材加工装置1の加工
領域WZに対して接近離反するY軸方向へ往復駆
動される。また、第2キヤリツジ15は、第1キ
ヤリツジ13に装着した第2サーボモータ19お
よびボールネジ機構を介してX軸方向に往復駆動
されるものである。この第2キヤリツジ15に
は、板材Wを把持するためのワーククランプ21
が複数個装着されている。
以上のごとき構成により、給材装置3から板材
加工装置1へ送給された板材Wは、ワークテーブ
ル9上において第3図に示した原点位置にワーク
クランプ21によつて把持される。ワーククラン
プ21が板材Wを把持した状態において、第1キ
ヤリツジ13および第2キヤリツジ15を適宜に
移動することにより、板材加工装置1の加工領域
WZに対して板材WのX軸方向、Y軸方向の移動
位置決めが行なわれることが理解されよう。上述
のように板材加工装置1の加工領域WZに対して
板材Wの位置決めを行なつて板材Wの加工が繰り
返えされると、ワーククランプ置21には、最終
的にはスクラツプSとしての残材が把持されてい
ることとなる。
第3図を参照するに、前記ワーククランプ21
に把持されているスクラツプSを収納するための
スクラツプボツクス23が前記ワークテーブル9
の後方位置でかつ板材加工装置1の側方位置に配
置されている。ワークテーブル9上のスクラツプ
Sを前記スクラツプボツクス23へ落下せしめる
ために、ワークテーブル9には傾斜自在なシユー
タテーブル25が設けられていると共に、スクラ
ツプSをシユータテーブル25上へ確実に搬出す
るための残材クランプ27が設けられている。
より詳細には、第6図より明らかなように、ワ
ークテーブル9の後側には、チヤンネル材のごと
き適宜の鋼材を適宜に組合わされた枠体構造の架
台29が配置されており、この架台29の上部に
枢軸31を介してシユータテーブル25が傾斜自
在に支承されている。シユータテーブル25の下
方位置には、ピン33を介して架台29に基部を
枢着された傾斜シリンダ35が配置してあり、こ
の傾斜シリンダ35のピストンロツド35Rの先
端部はピン37を介してシユータテーブル25に
連結されている。したがつて、傾斜シリンダ35
のピストンロツド35Rを適宜に伸縮作動するこ
とにより、枢軸31を中心としてシユータテーブ
ル25が上下動され、シユータテーブル25の後
部が低くなるように傾斜されたとき、シユータテ
ーブル25上のスクラツプSがスクラツプボツク
ス23へ自重落下し収容されることが理解されよ
う。
スクラツプSを傾斜テーブル25上に搬出する
ための残材クランプ27は、第5図に示したよう
にワークテーブル9とシユータテーブル25との
間において、前記板材加工装置1に対し接近離反
する方向(X軸方向)に往復動自在かつワークテ
ーブル9あるいはシユータテーブル25の上面に
対して出没自在に設けられている。すなわち、第
3図、第5図により明らかなように、シユータテ
ーブル25のワークテーブル9側の端縁には、X
軸方向(第3図においては左右方向)のスリツト
部25Sが形成されており、このスリツト部25
Sが板材加工装置1から離反した側の端部には拡
大部25Lが形成されている。そして上記スリツ
ト部25S内に残材クランプ27が往復動自在か
つ拡大部25Lの部分において出没自在に設けら
れている。
より詳細には、第4図、第5図に示されるよう
に、前記架台29には、残材クランプ27を支承
した上下動フレーム39が上下に変位自在に設け
られている。上記上下動フレーム39はシユータ
テーブル25の前記スリツト部25Sの下方に位
置しており、かつスリツト部25Sと平行にX軸
方向に延伸して設けられている。上下動フレーム
39の板材加工装置1に近接した側の一端部付近
が、架台29に取付けたブラケツト41にピン4
3を介して上下方向に揺動自在に支承されてお
り、この上下動フレーム39の他端部側には、基
部を架台29に枢支された上下動シリンダ45に
おけるピストンロツド45Rの先端部がピン47
を介して枢着してある。したがつて、上下動シリ
ンダ45のピストンロツド45Rを適宜に伸縮作
動することにより、上下動フレーム39が上下に
揺動変位されることが理解されよう。
上記上下動フレーム39の両端部にはそれぞれ
フランジ部39Fが立設してあり、このフランジ
部39Fには、X軸方向に延伸したガイドバー4
9の両端部が支承されている。このガイドバー4
9にはスライドブロツク51が往復動自在に支承
されており、このスライドブロツク51の上端部
は第5図に明らかなように前記スリツト部25S
に臨出して設けられ、かつ上端部には、前記スク
ラツプSを把持するための固定ジヨー53が一体
的に設けられている。またスライドブロツク51
には昇降部材55が上下動自在に支承されてお
り、この昇降部材55の上端部には、固定ジヨー
53と協働してスクラツプSを把持するための可
動ジヨー57が一体的に取付けられている。上記
昇降部材55は、スライドブロツク51内に内装
したコイルスプリングのごとき弾機59によつて
常に下方向へ付勢されており、昇降部材55の下
端部にはカムフオロワ61が回動自在に取付けら
れている。
以上のごとき構成により、昇降部材55を適宜
に上下動することによつて固定ジヨー53と可動
ジヨー57との間にスクラツプSが把持でき、ま
た解放されることが理解されると共に、ガイドバ
ー49に沿つてスライドブロツク51を移動する
ことにより、固定ジヨー53と可動ジヨー57に
把持されたスクラツプSを板材加工装置1から離
反する方向へ移送し得ることが理解できよう。
上記昇降部材55の上下動を制御するために、
前記上下動フレーム39の両端部付近には、第4
図に示したようにそれぞれカム部材63,65が
設けられている。前記板材加工装置1から離反し
た側の一方のカム部材63は、上下動フレーム3
9に固定したブラケツト67にボルト等を介して
位置調節自在に取付けてある。他方のカム部材6
5は、上下動フレーム39に取付けたブラケツト
69に一対の平行リンク71を介してX軸方向
(第4図において左右方向)へ揺動自在に支承さ
れており、かつブラケツト69と平行リンク71
との間に張設したコイルスプリングのごとき弾機
73によつて前記板材加工装置1側へ付勢保持さ
れている。上記カム部材65の上面には、第4図
において右上りに緩く傾斜した第1カム面65F
と、右下りに急傾斜の第2カム面65Sとが形成
されている。
また、前記ガイドバー49に沿つてスライドブ
ロツク51を往復動するために、スライドブロツ
ク51には第1リンク75の一端部がピン77を
介して連結してあり、この第1リンク75の他端
部は、ピン79を介して第2リンク81の一端部
と枢支連結してある。上記第2リンク81の他端
部は、架台29に固定したブラケツト83にピン
85を介して枢着してある。さらに第2リンク8
1の適宜位置には作動シリンダ87におけるピス
トンロツド87Rの先端部がピン89を介して連
結してある。上記作動シリンダ87は、架台29
の適宜位置に固定したブラケツト91に枢軸93
を介して揺動自在に支承されている。
以上のごとき構成により、作動シリンダ87の
ピストンロツド87Rを適宜に伸縮作動すること
により、第2リンク81および第1リンク75を
介してスライドブロツク51がガイドバー49に
沿つて往復動されることが理解されよう。スライ
ドブロツク51が、第4図に示されるように左方
向へ移動され、昇降部材55の下端部に備えられ
たカムフオロワ61が一方のカム部材63に係合
すると、弾機59に抗して昇降部材55が上昇さ
れ、固定ジヨー53と可動ジヨー57とによつて
把持されていたスクラツプSは解放されることと
なる。
上述のごとく一方のカム部材63にカムフオロ
ワ61が係合してスクラツプSの把持を解放する
位置は、第5図に示されたシユータテーブル25
のスリツト部25Sの拡大部25Lに対応した位
置であつて、シユータテーブル25およびワーク
テーブル9の上面に対して没入可能である。した
がつて、上述のごとく、一方のカム部材63に対
応した位置にスライドブロツク51が位置すると
きに、前記上下動シリンダ45を作動して上下動
フレーム39を下方向へ変位せしめることによ
り、スライドブロツク51に備えられた固定ジヨ
ー53および可動ジヨー57を、ワークテーブル
9およびシユータテーブル25の上面から没入す
ることができる。
上述のように固定ジヨー53および可動ジヨー
57を固定テーブル9等の上面より没入すること
により、給材装置3から板材加工装置1へ板材W
を給送するとき、および板材加工装置1に対して
板材WのX軸方向、Y軸方向の移動位置決めを行
なうときに、固定ジヨー53等が邪魔になるよう
なことがなく、極めて有益である。
前記作動シリンダ87の作動により、スライド
ブロツク51を第4図において右方向へ移動せし
めると、昇降部材55に備えたカムフオロワ61
が他方のカム部材65の第1カム面65Fに係合
し、可動ジヨー57が次第に上昇され、固定ジヨ
ー53と可動ジヨー57との間が開かれる。した
がつて、可動ジヨー57が開かれる位置に、前記
移動位置決め装置11におけるクランプ装置21
に把持されたスクラツプSの端部を予め位置決め
しておくことにより、スクラツプSの端部は、固
定ジヨー53と可動ジヨー57との間に相対的に
進入されることとなる。
第4図において、スライドブロツク51がさら
に右方向へ移動され、カムフオロワ61がカム部
材65の第2カム面65Sに係合すると、弾機5
9の作用によつて昇降部材55が下降され、固定
ジヨー53と可動ジヨー57との間にスクラツプ
Sが把持される。このようにスクラツプSが把持
された後に、再びスライドブロツク51を第4図
において左方向へ移動せしめると、カム部材65
の第2カム面65Sが急傾斜であるために、弾機
73に抗してカム部材65は左方向へ揺動されて
次第に下降される。したがつて、下降したカム部
材65を越えてスライドブロツク51はスクラツ
プSを把持したまま左方向へ移動する。すなわち
スクラツプSは、板材加工装置1から離反する方
向へ搬出されることとなる。
既に明らかなように、スライドブロツク51が
第4図において左方向へスクラツプSを搬出し、
左端付近においてスクラツプSの把持を解放した
後に、前記傾斜シリンダ35を作動してシユータ
テーブル25を後下りに傾斜せしめることによ
り、スクラツプSは自重によつてスクラツプボツ
クス23へ落下収容されることが理解されよう。
前述のごとく、スライドブロツク51に備えた
固定ジヨー53と可動ジヨー57によつてスクラ
ツプSの一端部を把持して牽引するとき、スクラ
ツプSの重心位置と把持位置との関係によつて
は、時として、スクラツプSの他端部がワークテ
ーブル9側へ振られる傾向にあつて、シユータテ
ーブル25の傾斜時に自重によつて落下しないこ
とがある。したがつて、スライドブロツク51に
よつてスクラツプSが第3図において左方向へ牽
引されるとき、スクラツプSをシユータテーブル
25上へ案内する残材ストツパ95が単一の遊転
輪として設けられていた。
より詳細には、残材ストツパ95は第3図より
明らかなように、前記上下動フレーム39と板材
加工装置1との間においてシユータテーブル25
に近接した位置に設けられている。移動位置決め
装置11におけるワーククランプ装置21に把持
されているスクラツプSを前記固定ジヨー53と
可動ジヨー57によつて把持すべく、移動位置決
め装置11を適宜に位置決めしたとき、前記残材
ストツパ95は、移動位置決め装置11における
第2キヤリツジ15とワーククランプ装置21に
把持されたスクラツプSとの間から突出自在に設
けられていた。
ところがスクラツプSをワーククランプ21で
把持して、前記シユータテーブル25のスリツト
部25Sに向つて引出し、次いで残材クランプ2
7を迎えに移動すると同時に上昇した残材ストツ
パ95の真上にワーククランプ21の固定ジヨー
53Wが位置していて干渉する場面がある。
したがつて現在は第4図に例示したように前記
第2リンク81の一部に可撓索体97を連結して
設け、架台29の中段に設けたブラケツト99,
99に設けた転輪101,101を経て、ワーク
クランプ21の幅より広く離隔させた複数の残材
ストツパ95の下端を連結した連結板103の中
央に連結した。
上記した残材ストツパ95,95は架台29に
設けたブラケツト105に支柱107,107を
介して垂直に滑動自在であり、ブラケツト105
と残材ストツパ95との間には圧縮した弾機10
9が嵌装してある。
前記した支柱107の下端にはフランジ部11
1が設けてあり、その下にはボルト113が植設
してあつて連結板103に設けた長孔115を貫
いて設けてある。
さらに残材ストツパ95の頂部は裁頭円錐状に
加工してある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術の残材クランプ27が残材S
の末端(第4図の左方端)を把持し、ワーククラ
ンプ21には把持を開放して原点位置へ復帰させ
てシユータテーブル25のスリツトの拡大部25
Lまで残材Sを引出して残材Sを開放する場合に
以下に述べるような問題点があつた。
すなわち第7図に示したように、残材クランプ
27はその固定ジヨー53の上面を残材Sのパス
ラインPLに一致させた高さ位置にあつて、可動
ジヨー57が下降して把持し残材Sをパスライン
PL上に一致させて引出すもので、前記スリツト
の拡大部25Lに接近して単に把持を解放しても
残材Sはシユータテーブル25に落下しない。
この時点で仮りにシユータテーブル25の自由
端を下げて傾斜させて二点鎖線の位置にしても、
残材Sの幅によつては第7図に示したように固定
ジヨー53と可動ジヨー57の間で斜めに引つか
かつて落下せず、残材Sの自由端だけがシユータ
テーブル25を滑動して斜めになる問題点があつ
たのである。
上記した固定ジヨー53と可動ジヨー57の間
に残材Sが傾斜して残る問題点に関しては、第8
図に例示しようなアリゲータ式クランプ117の
使用も考えられたが、この場合もシユータテーブ
ル25を先んじて傾斜させておかねばならない。
したがつて残材Sの自由端が先にシユータテー
ブル25上を滑りおちる問題点を解消できなかつ
たのである。
〔考案の構成〕
(問題点を解消するための手段) 本考案では上記した問題点を解消するために、
残材クランプ27に把持された残材Sの引出し先
端と当接自在な残材放棄装置である残材セパレー
タ119を設けた。
(作用) 本考案の技術思想を具現した残材セパレータ1
19は、シユータテーブル25を水平に維持した
状態で水平方向に残材Sの引き出され移動を阻止
するから、シユータテーブル25の上面に、シユ
ータテーブル25の傾斜すべき方向に直交した姿
勢を保つて放棄できるのである。
(実施例) 第1図(及び第5図の一部)に本考案の一実施
例としての残材セパレータ119(残材放棄装
置)を示した。
残材セパレータ119は、例えば金属板などを
折り曲げた柱体状であつて、上下フレーム39上
に適宜手段で立設してあり、その立設位置は前記
シユータテーブル25のスリツト部25Sの左端
(第5図の左端)の拡大部25Lに設けてある。
従つて、残材クランプ27と一体的にシユータ
テーブル25の上面より出没自在であり、残材セ
パレータ119の上端は残材クランプ27の固定
ジヨー53に上面より幾分高い位置を占めてい
る。
また残材Sと当接する加工機側端は、残材クラ
ンプ27が引出し終点で占める加工機側端より幾
分加工機側に突出して設けてある。
〔考案の効果〕
以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に要するに本考案は、板材加工装置1の前側に設
けられたワークテーブル9上に、上記板材加工装
置1によつて加工される板材Wを前後左右方向へ
移動し位置決め自在の移動位置決め装置11を設
け、前記板材加工装置1の側方位置でかつ前記ワ
ークテーブル9の後側に設けたシユータテーブル
25を、後下りに傾斜自在に設け、前記ワークテ
ーブル9とシユータテーブル25との間に形成し
た左右方向のスリツト部25Sに、前記移動位置
決め装置11におけるワーククランプ21に保持
されているスクラツプSを把持自在の残材クラン
プ27を左右方向へ往復動自在かつワークテーブ
ル9の上面に対して出没自在に設けてなる板材加
工機の残材放棄装置にして、前記残材クランプ2
7が前記ワーククランプ21からスクラツプSを
把持して左右方向へ移動時に、上記残材クランプ
27の左右方向の移動端付近において上記スクラ
ツプSに当接して残材クランプ27から上記スク
ラツプSをはずすための残材セパレータ119
を、前記残材クランプ27の左右方向への通路に
近接して設け、かつ上記残材セパレータ119を
前記ワークテーブル9の上面に対して出没自在に
設けてなるものである。
上記構成より明らかなように、本考案において
は、残材クランプ27の左右方向の移動端付近に
おいて上記残材クランプ27に把持されているス
クラツプSに当接して残材クランプ27からはず
すための残材セパレータ119が設けてあるの
で、上記残材クランプ27が移動端付近へ移動し
てスクラツプSの把持を解放したときに、スクラ
ツプSが残材クランプ27に引掛かるようなこと
がなく、残材クランプ27からスクラツプSを確
実に取り外すことができるものである。また、上
記残材セパレータ119は、ワークテーブル9の
上面に対し出没自在に設けてあるので、板材加工
装置1において板材Wの加工を行なうときに、残
材セパレータ119が板材Wの移動に邪魔になる
ようなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の立面図、第2図は
本考案のなされた背景を説明する残材放棄装置ま
わりの立面図、第3図は同上平面図、第4図は同
上第3図のシユータテーブルの立面図、第5図は
同上シユータテーブルのスリツト部まわりの部分
平面図に本考案の実施例装置の配設位置を示した
図、第6図は第3図の−断面矢視図、第7図
は従来の残材クランプの残材放棄を示した説明
図、第8図は残材クランプをアリゲータ式に変え
た場合の説明図である。 図面の主要部分を表わす符号の説明、1……板
材加工機、9……ワークテーブル、25……シユ
ータテーブル、27……残材クランプ、119…
…残材セパレータ、S……残材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板材加工装置1の前側に設けられたワークテー
    ブル9上に、上記板材加工装置1によつて加工さ
    れる板材Wを前後左右方向へ移動し位置決め自在
    の移動位置決め装置11を設け、前記板材加工装
    置1の側方位置でかつ前記ワークテーブル9の後
    側に設けたシユータテーブル25を、後下りに傾
    斜自在に設け、前記ワークテーブル9とシユータ
    テーブル25との間に形成した左右方向のスリツ
    ト部25Sに、前記移動位置決め装置11におけ
    るワーククランプ21に保持されているスクラツ
    プSを把持自在の残材クランプ27を左右方向へ
    往復動自在かつワークテーブル9の上面に対して
    出没自在に設けてなる板材加工機の残材放棄装置
    にして、前記残材クランプ27が前記ワーククラ
    ンプ21からスクラツプSを把持して左右方向へ
    移動時に、上記残材クランプ27の左右方向の移
    動端付近において上記スクラツプSに当接して残
    材クランプ27から上記スクラツプSをはずすた
    めの残材セパレータ119を、前記残材クランプ
    27の左右方向への通路に近接して設け、かつ上
    記残材セパレータ119を前記ワークテーブル9
    の上面に対して出没自在に設けてなることを特徴
    とする板材加工機の残材放棄装置。
JP17675186U 1986-11-19 1986-11-19 Expired JPH0344353Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675186U JPH0344353Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17675186U JPH0344353Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6385339U JPS6385339U (ja) 1988-06-03
JPH0344353Y2 true JPH0344353Y2 (ja) 1991-09-18

Family

ID=31117301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17675186U Expired JPH0344353Y2 (ja) 1986-11-19 1986-11-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0344353Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6385339U (ja) 1988-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4557135A (en) Device for manipulating workpieces
CN110950058A (zh) 一种小型铸件的辅助加工装置
US4919028A (en) Shearing machine
US4506573A (en) Shearing machine
CN213289257U (zh) 一种五金件加工用焊接机构
JPH0344353Y2 (ja)
JPH0224497Y2 (ja)
JPH0341870Y2 (ja)
JP4072227B2 (ja) 板材搬入出装置
JPH0224498Y2 (ja)
CN213923057U (zh) 输送线后端工件翻转定位机构
CN111992626A (zh) 一种斜舌组装机
CN210125829U (zh) 芯片焊接送料装置
JP3800562B2 (ja) 板材加工機のワーク搬出装置及びワーク搬出方法
JP2764144B2 (ja) 被加工物の搬送装置
CN209094711U (zh) 一种发动机缸体毛坯件自动加工系统
JPH0634071Y2 (ja) レーザー加工装置
CN114406528B (zh) 基于振盘上料的螺母焊接系统
JPH0560633U (ja) プレス装置のワーク自動取り出し装置
CN209453230U (zh) 一种发动机缸体毛坯件自动加工系统的缸体搬运装置
RU2106220C1 (ru) Клещевой захват
JPH04284931A (ja) ミクロジョイント分離装置
JP2000233337A (ja) ワーク・クランプ装置
GB2193918A (en) Shearing machine
JPS60258024A (ja) 板材の搬入搬出装置