JPH0560216B2 - - Google Patents

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JPH0560216B2
JPH0560216B2 JP59136330A JP13633084A JPH0560216B2 JP H0560216 B2 JPH0560216 B2 JP H0560216B2 JP 59136330 A JP59136330 A JP 59136330A JP 13633084 A JP13633084 A JP 13633084A JP H0560216 B2 JPH0560216 B2 JP H0560216B2
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Kazuya Hara
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH0560216B2 publication Critical patent/JPH0560216B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は集積回路チツプとその回路に電力を
供給する電源電池とを備えた小型電子機器に関す
るものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
最近、一般に電卓と呼ばれる小型電子式計算機
等の小型電子機器として、太陽電池を電源電池と
するものがみられるようになつてきている。この
太陽電池を電源電池として使用する小型電子機器
は、太陽電池の厚さが約200μ程度と非常に薄い
ことから、釦型電池(水銀電池、酸化銀電池、リ
チウム電池等)を電源電池として使用する小型電
子機器に比べて大巾な薄型化をはかることができ
る。なお、小型電子計算機としては、すでにカー
ド型電卓といわえる超薄型のものがある。
しかしながら、メモリ機能や時計機能等を備え
た小型電子機器では、電源電池として太陽電池を
使用すると、夜間など太陽電池が十分な光量を受
光できずに発電を停止したときに集積回路チツプ
のメモリ回路や時計回路等に供給される電力がな
くなつて、メモリの保持ができなくなつてしまつ
たり、時計機能を停止させてしまつたりすること
になるために、メモリ機能や時計機能等をもつ小
型電子機器の電源電池としては釦型電池を使用す
るしかなく、従つてこの種の小型電子機器は電池
の厚さの関係であまり薄型化できないから、太陽
電池を使用するものに比べるとかなり厚いものと
なつていた。
〔発明の目的〕
この発明は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、釦
型電池を使用するものと同様に常時電源電池から
集積回路チツプの回路に電力を供給できるように
したものでありながら、厚さを釦型電池を使用す
る小型電子機器よりも大巾に薄くすることがで
き、しかも電池の交換も容易に行なうことができ
る小型電子機器を提供することにある。
〔発明の概要〕
すなわち、この発明は、集積回路チツプの回路
に電力を供給する電源電池として一対のフイルム
状電極間に起電ユニツトを設けた可撓性を有する
ペーパー状電池を用い、このペーパー状電池を機
器ケース内に集積回路チツプの配置位置を避けて
その側方に形成した電池収納空間内に収納すると
ともに、前記機器ケースの前記ペーパー状電池の
一方のフイルム状電極に面する側に、前記電池収
納空間の一端部と対応させて、前記ペーパー状電
池をその一端側から前記電池収納空間に挿脱する
ための電池交換口を設け、この電池交換口を、周
囲を電池交換口の周縁部に剥離可能に接着した蓋
シートで覆つた構成のものである。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を一般に電卓と呼ば
れる小型電子式計算機を例にとつて図面を参照し
ながら説明する。
第1図は小型電子式計算機の外観を示し、第2
図はその電池収納部の断面を示している。第1図
及び第2図において、図中10は小型電子式計算
機の機器ケースであり、このケース10は、第3
図に示すような形状の枠体11と上部シート12
及び上面シート13と下部シート14及び下面シ
ート15とを積層した構造のものとされている。
この機器ケース10内には、第3図に示すよう
な形状の配線基板20と超薄型表示パネル(例え
ば液晶表示パネル)30とペーパー状電池40と
が配置されており、さらに前記配線基板20の上
面にはこの配線基板20と略同じ外形の合成樹脂
フイルムからなるスペーサ50が重合されてい
る。
前記配線基板20には、大規模集積回路チツプ
(以下LSIチツプという)21とチツプコンデン
サ等のチツプ部品22,22が取付けられてお
り、さらにこの配線基板20の上面には、一対の
接点23a,23bを一組とする多数組の分割形
の固定接点23…が配列形成されている。前記
LSIチツプ21とチツプ部品22,22とは、配
線基板20に穿設した貫通孔に嵌め込んで、配線
基板20上への突出高さを小さくした状態で取付
けられている。
また、前記スペーサ50には、前記配線基板2
0上の各固定接点23,…と対応させて多数の開
口51,…が穿設されると共に、前記LSIチツプ
21及びチツプ部品22,22の配線基板20上
に突出する部分に対して逃げとなる貫通孔52,
53が設けられており、このスペーサ50は前記
貫通孔52,53に前記LSIチツプ21及びチツ
プ部品22,22を嵌入させて配線基板20上に
接着されている。
前記配線基板20とスペーサ50とは、前記ケ
ース10の枠体11内に嵌合されている。
この枠体11は、ステンレス鋼等の金属薄板を
打抜いて形成されたもので、この枠体11内は、
前記配線基板20の収納空間Aと、表示パネル収
納空間Bと、電池収納空間Cとに区画されてお
り、前記表示パネル30は前記枠体11の表示パ
ネル収納空間Bに嵌め込まれて前記配線基板20
の側方に配線基板20と並べて配置され、配線基
板20の一端縁部下面に配列形成されている表示
パネル接続用端子24,…とフイルム状ヒートシ
ールコネクタ31によつて接続されている。
また、前記ペーパー状電池40は、前記枠体1
1の電池収納空間Cに嵌め込まれて前記配線基板
20の側方に配線基板20と並べて配置されてお
り、このペーパー状電池40の上下面の電極(負
極と正極)は、この電極面に接触する一対の電源
用導電リード60,60によつて配線基板20の
一側縁部の上下面に形成されている電池接続用端
子25,25と接続されている。
また、前記ケース10の上部シート12と下部
シート14とは、それぞれステンレス鋼またはベ
リリイム鋼等の金属シートからなつており、上部
シート12には、前記スペーサ50に設けた開口
51,51と合致する開口121,121と、前
記表示パネル30の上部が嵌合する嵌合孔122
とが穿設され、さらにこの上部シート12の下面
には、前記LSIチツプ21及びチツプ部品22,
22のスペーサ50上に突出する部分を受け入れ
る凹入部123,124がハーフエツチングによ
つて形成されている。
そして、この上部シート12は、その下面を前
記枠体11の上面に接着して枠体11と一体化さ
れており、前記スペーサ50はこの上部シート1
2の下面に接着され、また下部シート14は、前
記枠体11の下面に接着されている。
この下部シート14の接着は、前記枠体11に
上部シート12を接着し、次いで上部シート12
の下面に前記スペーサ50を接着した後に、前記
スペーサ50の下面に表示パネル30をあらかじ
め接続しておいた配線基板20を接着すると共に
前記表示パネル30ペーパー状電池40とを枠体
11に嵌合し、さらに配線基板20の下面側から
枠体11内に電池収納空間Cを除いて充填材16
を充填した後に行なわれる。
前記充填材16は、配線基板20に取付けられ
たLSIチツプ21及びチツプ部品22,22(こ
れらは配線基板20の下面にもわずかに突出して
いる)や、表示パネル30を位置決めして固定す
るためのもので、この充填材16としては、常温
で硬化する速乾性の液状接着剤(例えばアクリル
系またはエポキシ系の二液混合型接着剤)が使用
され、この液状接着剤は配線基板20の下面を上
に向けた状態で滴下充填される。また、前記下部
シート14の接着は、前記液状接着剤を滴下した
後に直ちに行なわれており、従つてこの下部シー
ト14は、枠体11だけでなく、前記充填材16
を介して配線基板20にも接着されている。
また、前記枠体11と上部シート12及び下部
シート14とを接着して構成されたケース素体の
外周面は、枠体11と上下のシート12,14と
の接着面の気密性が完全でない場合を考慮して、
外被膜17で覆われている。この外被膜17は、
前記充填材16に用いた液状接着剤と同種の接着
剤をケース素体外周面に塗布してこれを硬化させ
ることによつて形成されたもので、この外被膜1
7の外周面は、前記接着剤を硬化させた後にその
外周部をカツトすることによつて仕上げられてい
る。
一方、前記ケース10の上面シート13と下面
シート15とは、それぞれ合成樹脂シートからな
つており、これらはそれぞれ前記上部シート12
と下部シート14の表面に接着されている。
また、前記上面シート13は、透明樹脂シート
の下面に操作部を示す数字、文字、記号等13
1,…を印刷すると共に、シート下面全体に表示
窓132となる部分を除いて不透明塗料を印刷し
たもので、前記表示パネル30はこの上面シート
13の表示窓132の下面に透明接着剤によつて
接着されている。そして、この上面シート13の
前記数字、文字、記号等131,…を印刷した部
分の下面には、それぞれ前記上部シート12の各
開口121,…に入る接点座133が接着剤の厚
膜スクリーン印刷等の手段によつて形成されてお
り、これら接点座133の下面にはカーボンイン
ク等を印刷して形成された可動接点134が被着
されている。この可動接点134は、上記上面シ
ート13の操作部(数字、文字、記号等131,
…が印刷されている部分)を指で押して下側に弾
性変形させることにより、前記配線基板20面の
スイツチ用固定接点23に押し付けられてこのス
イツチ用固定接点23を形成している一対の接点
23a,23bを短絡させるもので、この可動接
点134と前記固定接点23とによつて操作スイ
ツチが構成されている。
次に、前記ペーパー状電池40について説明す
ると、このペーパー状電池40は全体の厚さを極
薄にできるとともにある程度彎曲させることがで
きるように特別の工夫がなされているもので、こ
のペーパー状電池40は第4図に示すような構成
となつている。
すなわち、このペーパー状電池40は、アルミ
ニウムまたはステンレス鋼等の導電性金属薄膜か
らなる平坦なフイルム状の一対の電極板41a,
41b間に起電ユニツト42を設けるとともに、
前記一対の電極板つまり負極板41aと正極板4
1bとをその外周部において熱融着性の封止材
(無機および勇気の複合材料)46で接着して起
電ユニツト42の周囲を封止したもので、前記負
極板41aと正極板41bの表面はそのまま電池
表面を形成する全面電極とされている。
前記起電ユニツト42は、金属リチウムからな
る負極活物質43と、二酸化マガジンからなる正
極活物質44とを、ポリプロピレン不織布等に有
機電解液を含浸させたセパレータ45をはさんで
積層したもので、正極活物質44は正極板41b
の内面に印刷され、負極活物質43は負極板41
aの内面と密接している。
このように、上記ペーパー状電池40は、フイ
ルム状の負極板41aと正極板41bとに電池の
外装体を兼用させるとともに、起電ユニツト42
の周囲を負極板41aと正極板41bとを熱融着
性封止材46で接着することによつて封止してい
るから、その厚さは非常に薄く、かつある程度彎
曲させ得る可撓性をもつているし、また前記電源
用導電リード60,60が接触する電池上下面の
電極(負極板41aと正極板41b)はその外周
の封着部(封止材46により接着された部分)を
含む全面にわたつて平坦であり、さらに封着部の
耐剥離性および電極の耐破壊強度も優れている。
なお、このペーパー状電池40の起電原理は基
本的には周知の釦型リチウム電池と同じであるか
ら、その説明は省略する。
このペーパー状電池40の厚さについて説明す
ると、起電ユニツト42の厚さは350μ(負極活物
質43の厚さは50〜80μ、正極活物質44の厚さ
は150〜180μ、セパレータ45の厚さは100〜
150μ)、負極板41aと正極板41bの厚さはそ
れぞれ50μであり、電池総厚は450μ(0.45mm)であ
つて、現在市販されている釦型電池のなかで最も
薄い釦型リチウム電池(厚さ1.6mm)に比べても
格段に薄くなつている。
そして、この実施例では、前記ペーパー状電池
40として、約34mm×17mmの平面寸法の矩形状の
ものを使用しており、このペーパー状電池40の
重量は0.7g、放電容量は17mAである。
また、前記電源用導電リード60,60は、合
成樹脂製の帯状ベースフイルム61,61の一面
に、導電性金属の蒸着や導電性塗料のスクリーン
印刷によつて形成されており、この各導電リード
60,60の一端は、配線基板20の電池接続用
端子25,25に導電性接着剤によつてベースフ
イルム61,61とともに接着され、各導電リー
ド60,60およびそのベースフイルム61,6
1の他端側は電池収納空間C内に導入されて、こ
の電池収納空間Cに収納されるペーパー状電池4
0の上下面の電極に接触するように設けられてい
る。
この一対の電源用導電リード60,60は、そ
れぞれ、そのベースフイルム61,61を上部シ
ート12の下面および下部シート14の上面に接
着して上部シート12および下部シート14に固
定されている。また、この両導電リード60,6
0の先端部は、上面シート12および下面シート
14の導電リード先端部が接着される部分を電池
収納空間C内に向けて斜めに切り起すことによつ
て電池収納空間C内に突出する状態とされてお
り、この切り起し片125,145の弾力でペー
パー状電池40の上下面の電極に押付け接触され
るようになつている。
一方、第2図及び第3図において、18は機器
ケース10の下面に前記電池収納空間Cの一端部
と対応させて設けられたスリツト状の電池交換口
であり、ペーパー状電池40の交換はこの電池交
換口18から行なわれるようになつている。
この電池交換口18は、機器ケース10の下部
シート14と下面シート15とにペーパー状電池
40の厚さよりも若干大きな巾でかつペーパー状
電池40巾より若干長いスリツト状開口18a,
18bを設けて形成されたもので、下面シート1
5の開口18bは下部シート14の開口18aよ
りもわずかに大きく形成されている。
80は前記機器ケース10の電池交換口18を
覆う蓋シートであり、この蓋シート80は、前記
下面シート15の開口18b内に嵌り込む大きさ
の片面接着テープ(合成樹脂フイルムの片面全体
に粘性接着剤を塗布したもの)81の接着面に、
前記下部シート14の開口18aに嵌り込む大き
さの金属シート82を接着したもので、前記接着
テープ81の外周部(金属シート82の周囲に突
出する部分)は機器ケース接着部とされている。
この蓋シート80は、その周囲すなわち接着テ
ープ81の外周部を下部シート14の開口周縁部
(下面シート15の開口18bより内側に突出し
ている部分)の下面に接着することによつて電池
交換口18を覆うように機器ケース10に取付け
られるもので、前記接着テープ81は機器ケース
10の下面シート15とほぼ等厚のものとされ、
金属シート82は下部シート14とほぼ等厚とさ
れている。
第5図〜第7図は機器ケース10内の電池収納
空間C内にペーパー状電池40を装填する方法を
示したもので、ペーパー状電池40の装填は、第
5図に示すようにペーパー状電池40をその一端
側から電池交換口18に挿入して、第6図に示す
ように電池収納空間Cに押し込み、このペーパー
状電池40を第7図に示すように電池収納空間C
内に嵌め込むことによつて行なう。この場合、上
記ペーパー状電池40はその厚さが前述したよう
に450μと非常に薄いため、上記電池交換口18
の巾が小さくても、ペーパー状電池40は撓み変
形しながら無理なく電池収納空間Cに押し込まれ
る。
また、ペーパー状電池40は、ある程度電池収
納空間C内に押し込まれたときに、電池収納空間
C内の上下の電池用導電リード60,60と接触
し、この導電リード60,60と摺動しながら電
池収納空間Cに入り込んで、最終的に上下の導電
リード60,60間に挾持される。
この後は、前記蓋シート80を電池交換口18
を塞いでやればよい。
また、ペーパー状電池40を交換する場合は、
蓋シート80を剥ぎ取つてペーパー状電池40の
端部をフツク付ピンによつて引き起し(このため
にペーパー状電池40の端部には封止材46の外
側面を切欠して形成されたピン引掛け溝47が設
けられている)、ペーパー状電池40を機器ケー
ス10外に抜き出す。この場合も、ペーパー状電
池40は撓み変形するため、ペーパー状電池40
の端部の引き起しおよび抜き出しを無理なく行な
うことができる。そして、使用済みのペーパー状
電池40を抜き出した後は、新しいペーパー状電
池を上記と同様にして装填して再び蓋シート80
を電池交換口18に接着すればよい。
なお、電池交換の繰り返えしにより蓋シート8
0の接着テープ81の接着力が弱くなつた場合
は、蓋シート80またはその接着テープ81だけ
を新しいものと交換すればよい。
しかして、この小型電子式計算機においては、
電源電池として上記のような非常に薄いペーパー
状電池40を使用し、かつこのペーパー状電池4
0をLSIチツプ21等を取付けた配線基板20の
配置位置を避けて機器ケース10内に形成した電
池収納空間C内に収納することによつてLSIチツ
プ21等とペーパー状電池40とを上下に重なら
ないように配置しているから、小型電子式計算機
の厚さを大巾に薄くすることができる。
すなわち、一例をあげれば、この実施例では配
線基板20の厚さを230μ、スペーサ50の厚さ
を100μ、充填材16の厚さを150μとして上部シ
ート12と下部シート14との間に高さ480μの
電池収納空間Cを確保することにより、この電池
収納空間C内に厚さ450μのペーパー状電池40
とその上下面の電極に接触する一対の電源用導電
リード60,60が収まるようにするとともに、
上部シート12と下部シート14の厚さをそれぞ
れ100μ、上面シート13の厚さを70μ、下面シー
ト15の厚さを50μとしており、従つてこの小型
電子式計算機の総厚は800μ(0.8mm)であつて、太
陽電池を電源電池としているカード形電子式計算
機とほとんど変わらない厚さとなつている。ま
た、この小型電子式計算機は、クレジツトカード
と同じ平面寸法(85.5mm×54mm)とされている。
また、この小型電子式計算機では、機器ケース
10に電池収納空間Cの一端部と対応させて、ペ
ーパー状電池40を上記電池収納空間Cに挿脱す
るための電池交換口18設けているから、ペーパ
ー状電池40をこの電池交換口18から挿入した
り引き出したりするだけで容易に交換することが
できるし、また電池交換口18を覆う蓋シート8
0を、その周囲において電池交換口18の周縁部
に剥離可能に接着しているため、電池交換に際し
ての蓋シート80の脱着も容易である。
なお、上記実施例では電池交換口18を電池収
納空間Cの狭巾側端部に対応させて設けている
が、この電池交換口18は電池収納空間Cの広巾
側端部に対応させて設けてペーパー状電池40を
上記実施例における挿脱方向と直交する方向に挿
脱するようにしてもよい。
さらに、上記実施例ではペーパー状電池40の
上下面に電源用導電リード60,60を接触させ
るようにしているが、ペーパー状電池40を第8
図及び第9図に示すように一方の面の電極板(図
では正極板)41bの一部を他方の面に導出して
導電リード接触部48とした構造とすれば、ペー
パー状電池40の片面においてその負極と正極と
に電源用リード60,60を接触させることがで
きる。この場合、一対の電源用リード60,60
は、機器ケース10の上面シート12または下面
シート14に並べて接着すればよいし、また配線
基板20の一部を電池収納空間C内に導入してこ
の配線基板面に一対の導電リード60,60を形
成してもよい。なお、このように配線基板面に導
電リードを形成する場合も、電池収納空間Cを
LSIチツプ21の配置位置を避けて形成しておけ
ば、ペーパー状電池40をLSIチツプ21と上下
に重ならないように配置することができる。
また、上記実施例ではケース10を枠体11と
上部シート12及び上面シート13と下部シート
14及び下面シート15とを積層した構造として
いるが、前記枠体11は、上部シート12あるい
は下部シート14と一体のものとしてもよいし、
また前記上部シート12と上面シート14も一体
のものとしてもよく、さらに前記下面シート15
はこれをなくしてもよい。
さらに、上記実施例では小型電子式計算機につ
いて説明したが、この発明は小型電子式計算機に
限らず、時計機能等を備えた電子ゲーム機やその
他の小型電子機器にも広く適用できるし、また、
機器ケース10の下面シート15に0.48mm程度の
高さのエンボス文字を形成してISO2894で規定さ
れるエンボス文字付クレジツトカードとして使用
したり、機器ケース10面にストライプ状の磁気
記録部を設けて磁気式クレジツトカードとして使
用することもできる。
さらにまた、この発明によれば、一般にICカ
ードと呼ばれるクレジツトカードと同じ大きさお
よび厚さのカード形小型電子機器(マイクロコン
ピユータ機能とプログラムメモリ機能とデータメ
モリ機能とを備えた集積回路チツプを有し、使用
時に外部電源から電力を供給されて作動するも
の)に電源電池を内蔵させて、メモリバツクアツ
プ電源を内蔵したICカードとすることもできる。
〔発明の効果〕 この発明によれば、釦型電池を使用するものと
同様に常時電源電池から集積回路チツプの回路に
電力を供給できるようにしたものでありながら、
機器の厚さを釦型電池を使用する小型電子機器よ
りも大巾に薄くすることができ、しかも電池の交
換も容易に行なうことができるし、また電池交換
口を覆う蓋シートを、その周囲において電池交換
口の周縁部に剥離可能に接着しているため、電池
交換に際しての蓋シートの脱着も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの発明の一実施例を示した
もので、第1図は小型電子式計算機の外観斜視
図、第2図は第1図の−線に沿う拡大断面
図、第3図は小型電子式計算機の分解斜視図、第
4図はペーパー状電池の一部切開側面図、第5図
〜第7図はペーパー状電池の装填方法を示す斜視
図である。第8図はペーパー状電池の変形例を示
す外観斜視図、第9図は第8図の−線に沿う
拡大断面図である。 10……機器ケース、C……電池収納空間、1
8……電池交換口、20……配線基板、21……
LSIチツプ、40……ペーパー状電池、41a,
41b……電極板、42……起電ユニツト、60
……電源用導電リード、80……蓋シート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 集積回路チツプとその回路に電力を供給する
    電源電池とを備えた小型電子機器であつて、電源
    電池として一対のフイルム状電極間に起電ユニツ
    トを設けた可撓性を有するペーパー状電池を用
    い、このペーパー状電池を機器ケース内に集積回
    路チツプの配置位置を避けてその側方に形成した
    電池収納空間内に収納するとともに、前記機器ケ
    ースの前記ペーパー状電池の一方のフイルム状電
    極に面する側に、前記電池収納空間の一端部と対
    応させて、前記ペーパー状電池をその一端側から
    前記電池収納空間に挿脱するための電池交換口を
    設け、この電池交換口を、周囲を電池交換口の周
    縁部に剥離可能に接着した蓋シートで覆つたこと
    を特徴とする小型電子機器。
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