JPH0731657B2 - カード型電子機器 - Google Patents

カード型電子機器

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JPH0731657B2
JPH0731657B2 JP63311341A JP31134188A JPH0731657B2 JP H0731657 B2 JPH0731657 B2 JP H0731657B2 JP 63311341 A JP63311341 A JP 63311341A JP 31134188 A JP31134188 A JP 31134188A JP H0731657 B2 JPH0731657 B2 JP H0731657B2
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integrated circuit
unit
key
sheet
battery
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和也 原
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Casio Computer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はカード型電子機器に関する。
〔技術的背景〕
近年、急速的に普及しているクレジットカードはカード
表面にエンボスや磁気ストライプを設けたものであるた
め、紛失や盗難により暗証番号を読み取られ他人によっ
て使用される危険性が極めて高い。このため、最近では
暗証番号を書き込んだICチップをカード内部に埋め込ん
だ所謂、ICカードと称される電子式の識別カードが検討
されている。
しかして、このICカードは単に従来と同じ識別機能を果
たすだけでありながら、ICチップを内蔵するために、エ
ンボス方式や磁気ストライプ方式のものに比し極めて高
価となり、発生するかどうかも不明の危険に対する価値
観念としては割高となるものであった。
〔発明の目的〕
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は
計算機能と識別機能を一体化することにより価値感が向
上されたカード型電子機器を提供することにある。
〔発明の要点〕
複数のキー接点を有する配線基板と、前記キー接点の閉
成に基づいて数値、演算指示、照合指示等の入力情報を
導入するキー入力部と、予め所定の識別コードが記憶さ
れた識別コード記憶部、前記キー入力部から入力された
数値および演算指示等の入力情報情報に基づいて所定の
演算を実行する演算部、前記識別コード記憶部に記憶さ
れた前記識別コードと前記キー入力部から入力された入
力情報とを前記照合指示により照合し一致および不一致
を判断する照合部を有する少なくとも一個の集積回路チ
ップと、前記集積回路チップの所定の接続端子に接続さ
れ且つ前記演算部で実行された演算結果および前記照合
部で実行された照合結果を表示する表示体と、前記集積
回路チップの他の所定の端子に接続された複数の金属コ
ンタクトと、前記集積回路チップと前記表示体に駆動電
圧を供給する電源用電池を有する電子部品構成体と、 前記各金属コンタクトに対応してそれぞれ形成された複
数の貫通穴および前記表示体に対応する透光部を有し前
記電子部品構成体の上面側に接着された上部カバーと、 前記電子部品構成体を収納する収納部を有し前記電子部
品構成体の下面側に接着された下部カバーと、を具備し
てなるものである。
〔実施例〕
以下、本発明のカード型電子機器を図面とともに説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例を示す外観斜視図であり、
図中参照符号10は、所謂、小型電子計算機としての機能
および識別コードを照合可能とするICカードの如き照合
機能を付与せしめたカード型電子機器の機器ケースを示
している。この機器ケース10の上面は透明なポリエステ
ル等の柔軟性を有する上面シート13により被覆されてお
り、この上面シート13には0〜9の数値キー表示131、
四則演算等の演算指令キー表示132が裏面から印刷され
ていて外部から押圧操作ができる。上面シート13の一部
は印刷が施されておらず内部を透視できる表示用の透光
窓部133を形成してある。また、この上面シート13の透
光窓部133の下方には開口部(貫通穴)134…が穿設され
ていて、この各開口部134から後述する2列×4行の8
個の金属コンタクト70…が外部に露出している。各金属
コンタクト70は、(L=2mm)×(W=1.7mm)の長方形
状をなし、そのピツチは列方向(第1図における左右方
向の中心線間の距離)が7.62mm、行方向(第1図におけ
る前後方向の隣接する金属コンタクト相互の中心線間の
距離)が2.54mmに設定されている。また、その位置は同
図中S=10.25mm,t=19.23mmであり、これらの寸法はIS
O規格の提案TC97/SC17に準じるものである。また、この
機器ケース10の外形は、ISO2894のエンボスを有するク
レジットカードの規定を満足するもので厚さ0.8mm×長
さ85.5mm×巾54mmとされている。
これら各寸法の技術的裏付けは以下の説明において示さ
れる。
第2図および第3図はそれぞれ第1図のII−II線および
III−III線に沿う拡大断面図であり、第4図は全体の外
観斜視図を示すものである。
上面シート13の下方には配線基板20と超薄型表示体(例
えば液晶表示装置)30とペーパー状電池40とが配設され
ており、さらに前記配線基板20の上面には合成樹脂フィ
ルムをベースとしてこの両面に接着剤が塗布されたスペ
ーサ50が重合されている。スペーサ50は配線基板20と略
同じ形状である。
前記配線基板20は、ガラスエポキシ樹脂等の比較的剛性
の大きい可撓性材料より形成されていて、前記上面シー
ト13の各キー表示131および132に対応して一対の接点23
a,23bを一組とする多数組の分割形の固定接点(キー接
点)23…が配列形成されている。また、この配線基板20
の同じ面側には前述の8個の金属コンタクト70…が配列
されている。この金属コンタクト70…は銅箔70a上に金
メッキ70bを施したものであり、その厚さは0.03〜0.05m
mである。さらに、この配線基板20には四則演算等通常
の計算機能を果たすための計算用の集積回路チップ21
と、所有者・会員等を特定するための識別コードを記憶
し照合する照合用の集積回路チップ22が、配線基板20に
穿設した貫通穴20aおよび20bに挿通され、この配線基板
20の下面側の導電箔26に接続されている。前記金属コン
タクト70…の各々は、配線基板20の上面から下面側にス
ルーホール20c…を介して引き廻された上、照合用の集
積回路チップ22の各端子に接続されており、また計算用
の集積回路チップ21の各端子は、上面側の固定接点23a
…,23b…および下面側の一側部に配列した表示体30の接
続用端子24…に接続され所定の回路が形成されている。
この場合、集積回路チップ21および22の各端子は、配線
基板20の貫通穴20aおよび20bの下面側に突出する導電箔
26…にボンデイングされる。すなわち、配線基板20に貫
通穴20a,20bを穿設した上、この貫通穴20a,20bを含めて
配線基板20の下面全面に銅箔を積層し、エッチング処理
して導電箔26よりなる所定の配線パターンを形成する。
次に、この導電箔26の所要部分に錫メッキを施した上、
集積回路チップの金ワイヤ22a…をボンディングして、
この後、樹脂22bにより封止するのである(第3図)。
また、前記スペーサ50には、前記配線基板20上の各固定
接点23…と対応する多数の開口51…、および前記各金属
コンタクト70…を外部に露出するための開口52…が穿設
されており、このスペーサ50は前記集積回路チップ21,2
2の上面を接着すると共に、前記開口52…に前記金属コ
ンタクト70…を対応させて配線基板20上に接着されてい
る。
図中11は、ステンレス鋼等の金属薄板をエッチング処理
することによりまたは樹脂の射出成形によって形成され
る枠体であり、その外形形状は上面シート13と略同一に
形成されており、また、この枠体11内は、前記配線基板
20の収納空間Aと、表示体収納空間Bと、電池収納空間
Cとに区画されている。収納空間Aには配線基板20とス
ペーサ50とが重合して嵌合される。また、前記表示体30
は透明な一対のポリエステルやポリサルホンを基材とす
るシート間に液晶素子を封入することにより超薄型に形
成されたもので、この表示体30は前記枠体11の表示パネ
ル収納空間Bに嵌め込まれて前記配線基板20の側方に配
置され、配線基板20の一端縁部下面の接続用端子24…
に、フィルム状ヒートシールコネクタ31によって接続さ
れている。
また、前記ペーパー状電池40は、前記枠体11の電池収納
空間Cに嵌め込まれて前記配線基板20の側方に配線基板
20と並べて配置されており、このペーパー状電池40の上
下面の電極(負極と正極)は、この電極面に接触する一
対の電源用導電リード60,60によって配線基板20の一側
縁部の上下面に形成されている電池接続用端子25,25と
接続されている。
この電池接続用端子25,25は導電箔25aにより計算用の集
積回路チップ21の端子に接続されるとともに、照合用の
集積回路チップ22の端子にも接続され、この集積回路チ
ップ22のメモリに常時電源電圧を供給する。
前記配線基板20、前記集積回路チップ21,22、前記薄型
表示体30、前記8個の金属コンタクト70およびペーパー
状電池40は一体化され電子部品構成体1を形成する。
また、前記機器ケース10の上部シート12と下部シート14
とは、それぞれステンレス鋼またはベリリウム鋼等の金
属シートからなっており、上部シート12には、前記スペ
ーサ50に設けた開口51,51に対向する開口121,121、前記
表示体30の上部が嵌合する嵌合穴(貫通穴)122および
前記配線基板20の金属コンタクト70に対応する開口(貫
通穴)123…がエッチング処理により穿設されている。
下部シート14は、上部シート12よりやや厚い金属薄板で
あり、前記枠体11の表示体収納空間Bに対応する表示体
30の下部を嵌合する表示体嵌合凹部141と、電池収納空
間Cに対応するペーパー状電池40の下部を嵌合する電池
嵌合凹部142が設けられており、さらに、この下部シー
ト14には前記配線基板20に取り付けられた計算用および
照合用の集積回路チップ21,22の下部を嵌入するチップ
嵌合凹部143,144が設けられている。これら、嵌合凹部
はすべてハフエッチングにより形成されるものである。
下部シート14と枠体11との間には、下部シート14および
枠体11と同じ形状の接着シート16が配される。この接着
シート16はベース部材であるポリエステルシートの両面
にアクリル樹脂系の接着剤を塗布したものである。
そして、前記上部シート(補強シート)12は、その下面
周縁部を前記枠体11の上面に接着され、前記スペーサ50
はこの上部シート12の下面に接着され、また枠体11の下
面には接着シート16の上面周縁部が接着された上、この
接着シート16の下面に下部シート14が接着される。従っ
て、上部シート12、枠体11および下部シート14により、
密閉状の機器ケース構造が形成され、この内部に配置さ
れる配線基板20、集積回路チップ21,22、表示体30およ
びペーパー状電池40等から構成される電子部品構成体は
外部から確実に保護され得る。
次に、前記ペーパー状電池40について説明すると、この
ペーパー状電池40は全体の厚さを極薄にできるとともに
ある程度彎曲させることができるように特別の工夫がな
されているもので、このペーパー状電池40は第5図に示
すような構成となっている。
すなわち、このペーパー状電池40は、アルミニウムまた
はステンレス鋼等の導電性金属薄膜からなる平坦なフィ
ルム状の一対の電極板41a,41b間に起電ユニット42を設
けるとともに、前記一対の電極板つまり負極板41aと正
極板41bとをその外周部において熱融着性の封止材(無
機および有機の複合材料)46で接着して起電ユニット42
の周囲を封止したもので、前記負極板41aと正極板41bの
表面はそのまま電池表面を形成する全面電極とされてい
る。
前記起電ユニット42は、金属リチウムからなる負極活物
質43と、二酸化マンガンからなる正極活物質44とを、ポ
リプロピレン不織布等に有機電解液を含浸させたセパレ
ータ45をはさんで積層したもので、正極活物質44は正極
板41bの内面に印刷され、負極活物質43は負極板41aの内
面と密接している。
このように、上記ペーパー状電池40は、フイルム状の負
極板41aと正極板41bとに電池の外装体を兼用させるとと
もに、起電ユニット42の周囲を負極板41aと正極板41bと
を熱融着性封止材46で接着することによって封止してい
るから、その厚さは非常に薄く、且つ、ある程度彎曲さ
せ得る可撓性をもっているし、また前記電源用導電リー
ド60,60が接触する電池上下面の電極(負極板41aと正極
板41b)はその外周の封着部(封止材46により接着され
た部分)を含む全面にわたって平坦であり、さらに封着
部の耐剥離性および電極の耐破壊強度も優れている。
なお、このペーパー状電池40の起電原理は基本的には周
知の釦型リチウム電池と同じであるから、その説明は省
略する。
このペーパー状電池40の厚さについて説明すると、起電
ユニット42の厚さは350μ(負極活物質43の厚さは50〜8
0μ、正極活物質44の厚さは150〜180μ、セパレータ45
の厚さは100〜150μ)、負極板41aと正極板41bの厚さは
それぞれ50μであり、電池総厚は450μ(0.45mm)であ
って、現在市販されている釦型電池のなかで最も薄い釦
型リチウム電池(厚さ1.6mm)に比べても格段に薄くな
っている。
そして、この実施例では、前記ペーパー状電池40とし
て、約34mm×17mmの平面寸法の矩形状のものを使用して
おり、このペーパー状電池40の重量は0.7g、放電容量は
17mAである。
また、前記電源用導電リード60,60は、合成樹脂製の帯
状ベースフィルム61,61の一面に、導電性金属の蒸着や
導電性塗料のスクリーン印刷によって形成されており、
この各導電リード60,60の一端は、配線基板20の電池接
続用端子25,25に導電性接着剤によってベースフィルム6
1,61とともに接着され、各導電リード60,60およびその
ベースフィルム61,61の他端側は電池収納空間C内に導
入されて、この電池収納空間Cに収納されるペーパー状
電池40の上下面の電極に接触するように設けられてい
る。
この一対の電源用導電リード60,60は、それぞれ、その
ベースフィルム61,61を上部シート12の下面および下部
シート14の上面に接着して上部シート12および下部シー
ト14に固定されている。また、この両導電リード60,60
の先端部は、上部シート12および下部シート14の導電リ
ード先端部が接着される部分を電池収納空間C内に向け
て斜めに切り起すことによって電池収納空間C内に突出
する状態とされており、この切り起し片125,145の弾力
でペーパー状電池40の上下面の電極に押付け接触される
ようになっている。
一方、前記ケース10の上面シート13と下面シート15と
は、それぞれ合成樹脂シートからなっており、これらは
それぞれ前記上部シート12と下部シート14の表面に接着
されている。この場合、上面シート13と上部シート12は
上部カバー2を構成し、また、枠体11、下部シート14、
下面シート15は下部カバー3を構成する(第3図参
照)。
また、前記上面シート13は、前述した如く透明樹脂シー
トに透光窓部133となる部分を除いてキー表示131,132お
よび背景絵柄(図示せず)等を印刷したもので、前記表
示パネル30はこの上面シート13の透光窓部133に対応し
て配置される。そして、この上面シート13の各キー表示
131,132の下面には、それぞれ前記上部シート12の各開
口121…内に配置される可動接点136…がカーボンインク
の印刷により形成されている。この可動接点136は、前
記上面シート13の操作部(数字、文字、記号等131、…
が印刷されている部分)を指で押して下側に弾性変形さ
せることにより、前記配線基板20面のスイッチ用固定接
点23に押し付けられてこのスイッチ用固定接点23を形成
している一対の接点23a,23bを短絡させるもので、この
可動接点136と前記固定接点23とによってキースイッチ
が構成されている。なお、キー表示の中で“CF"と表示
されたCFキー135は機器内部に記憶保持されている識別
コードを使用者がキースイッチを操作して入力するコー
ドと照合する場合に用いるものであり、次に、本発明の
カード型電子機器の有する機能を第6図のブロック回路
図により説明する。
第6図において、計算用の集積回路チップ21および照合
用の集積回路チップ22の内部に構成された回路は、それ
ぞれ点線80および点線90によって示される。前者は、通
常、電卓と言われる小型電子式計算機の機能を有するも
ので、キー判別部81、CPU(中央処理装置)82、演算回
路83、メモリ部84および表示駆動回路85等から構成さ
れ、可動接点134…、固定接点23a…,23b…から形成され
るキー入力部Sからのキー信号をキー判別部81にて解読
して、このキー判別部81よりCPU82に送出される出力信
号に応じて演算回路83およびメモリ部84にて算術計算等
の種々の演算を実行し、入力情報および演算結果を表示
駆動回路85を介して表示体30にて表示せしめるものであ
る。また後者は、CPU91,メモリ部92の他にEP−ROM(Era
sable Programable ROM)(識別コード記憶部)93を有
している。
このEP−ROM93には所有者、会員等を特定するための識
別コード(この識別コードはカードの所有者が暗証番号
として覚えているものである。)が暗号化されて予め書
き込まれている。
また、CPU91は前記金属コンタクト70…と接続されてい
て、この金属コンタクト70…の各々は例えばキャッシュ
ディスペンサー等の端末TのコンタクトピンP…が接触
される(第3図に二点鎖線で示す)。金属コンタクト70
…は、アドレス・データ入出力用端子、クロック用端
子、リセット用端子、電源用のVDD端子、GND端子、およ
びEP−ROM書き込み時の電圧を与えるVCC端子を形成し、
この機器を端末Tのカード挿入口から挿入して金属コン
タクト70…が各対応するコンタクトピンP…に接続され
ると、端末T側から金属コンタクト70…のVDD端子、GND
端子を介して照合用の集積回路チップ22に電源電圧が供
給されるとともに、この接続を確認してデータ送信要求
が出される(図示せず)。次に、所有者が暗証している
識別コードをカード型電子機器に備えられているキー入
力部Sを操作して入力すると、メモリ部92に入力データ
が入力されて表示体30に表示される。
所有者はこのコードが暗証番号であることを確認したな
らば、CFキー135を操作する。このCFキー135の操作はキ
ー判別部81において判別され、ラインbを介してCPU82
へ出力信号を与える。これにより、EP−ROM93に記憶さ
れている暗号化された識別コードが復元回路94へ読み出
されて暗号の復元化が行なわれた後、この復元化回路94
のバッファに一時記憶される。
そして、メモリ部92に記憶されているコードと復元化回
路94のバッファに記憶されている識別コードとが比較回
路95で一致比較される。
両者が一致している場合には、CPU91、CPU82、メモリ部
84および表示駆動回路85を介して表示体30により、例え
ば、「OK」の表示をなし、もし不一致であれば、「NG」
等の表示を行なう。
しかして、本発明のカード型電子機器は、クレジットカ
ードと同一の厚さにすることが可能である。
すなわち、一実施例をあげれば、この実施例では、集積
回路チップ21,22、表示体30、ペーパー状電池40を各々
0.5mmとなし、上面シート13を0.07mm、上部シート12を
0.05mm、スペーサ50を0.03mm、下部シート14を0.2mm、
下面シート15を0.05mmとなしており、しかも、下部シー
ト14の各電子部品の嵌合凹部141,142,143および144はハ
ーフエッチングにより0.1mmの厚さとなしている。従っ
て、下部シート14の厚み0.1mmは各電子部品の厚さに吸
収され、機器全体の総厚は0.8mmである。また、このと
き、枠体11は0.4mm、接着シート16は0.03mmの厚さとさ
れる。
そして、本発明のカード型電子機器は、識別コードの照
合機能と計算機能とが一体化されているため、単に照合
機能のみを有するICカードに比して価値感を向上するこ
とができる。
なお、上述の説明においては、集積回路チップは計算用
と照合用に分離されたものとしたが、両機能を1チップ
化したものとしても良いことは勿論である。また、配線
基板20は、固定接点23、集積回路チップ21,22および金
属コンタクト70…を一枚の基板で支持するものとした
が、適宜分割してフレキシブルコネクタで接続するよう
にしても良い。また、配線基板20を一枚のシート状基板
として用いることなく、下部シート14に絶縁性材料を塗
着した上印刷または転写等により導電パターンを設ける
ようにすることもできる。この場合には、集積回路チッ
プ21,22は、その各端子をテープキャリアの導電箔に接
続した上、このテープキャリアの導電箔を導電パターン
に接合する、所謂、チップ・オン・ボード方式を採用す
れば良い。また、金属コンタクト70…は、上面シート13
の開口134…に嵌入されているが(実施例では0.1mm
弱)、これによりホコリ等が拭き取り難い場合には、導
電性金属箔を張り付けて上面シート13の上面と同一面も
しくはそれよりも突出するように設けることもできる。
また、電源用電池としては、ペーパー状電池を使用した
実施例で説明したが、これは太陽電池としても良い。
この他、本発明のカード型電子機器は、その基本的な技
術思想を利用して種々変形することが可能である。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかな通り、この発明のカード型電子機
器は、照合機能と計算機能とが一体化されたものである
から、従来の照合機能だけを有するICカードに比し、価
値感を大巾に向上できるという効果がある。この場合、
計算用と照合用の情報の入力は同一のキー入力部で兼用
することができるうえ、照合部には電源用電池により駆
動電圧が供給されているから、いつでも照合を行うこと
が可能であり且つ照合の結果を表示体にて確認すること
ができる、という従来にない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はすべて本発明のカード型電子機器の一実施例に関
し、第1図は全体の外観斜視図、第2図は第1図のII−
II線に沿う拡大断面図、第3図は第1図のIII−III線に
沿う拡大断面図、第4図は全体の分解斜視図、第5図は
ペーパー状電池の一部切開側面図、第6図は実施例のカ
ード型電子機器の機能を説明するためのブロック回路図
である。 1……電子部品構成体、2……上部カバー、3……下部
カバー、10……機器ケース、11……枠体、12……上部シ
ート(補強シート)、13……上面シート、14……下部シ
ート、20……配線基板、21,22集積回路チップ、23……
固定接点(キー接点)、30……表示体、40……ペーパー
状電池、70……金属コンタクト、123,134……開口(貫
通穴)、131,132,135……キー表示、133……透光窓部、
141,142,143,144……嵌合凹部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のキー接点を有する配線基板と、前記
    キー接点の閉成に基づいて数値、演算指示、照合指示等
    の入力情報を導入するキー入力部と、予め所定の識別コ
    ードが記憶された識別コード記憶部、前記キー入力部か
    ら入力された数値および演算指示等の入力情報情報に基
    づいて所定の演算を実行する演算部、前記識別コード記
    憶部に記憶された前記識別コードと前記キー入力部から
    入力された入力情報とを前記照合指示により照合し一致
    および不一致を判断する照合部を有する少なくとも一個
    の集積回路チップと、前記集積回路チップの所定の接続
    端子に接続され且つ前記演算部で実行された演算結果お
    よび前記照合部で実行された照合結果を表示する表示体
    と、前記集積回路チップの他の所定の端子に接続された
    複数の金属コンタクトと、前記集積回路チップと前記表
    示体に駆動電圧を供給する電源用電池を有する電子部品
    構成体と、 前記各金属コンタクトに対応してそれぞれ形成された複
    数の貫通穴および前記表示体に対応する透光部を有し前
    記電子部品構成体の上面側に接着された上部カバーと、 前記電子部品構成体を収納する収納部を有し前記電子部
    品構成体の下面側に接着された下部カバーと、 を具備してなるカード型電子機器。
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