JPH0628306Y2 - 電子カ−ド - Google Patents
電子カ−ドInfo
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- JPH0628306Y2 JPH0628306Y2 JP1986177607U JP17760786U JPH0628306Y2 JP H0628306 Y2 JPH0628306 Y2 JP H0628306Y2 JP 1986177607 U JP1986177607 U JP 1986177607U JP 17760786 U JP17760786 U JP 17760786U JP H0628306 Y2 JPH0628306 Y2 JP H0628306Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card body
- magnetic stripe
- card
- key
- embossed
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、入出力モジュールを内蔵しかつ表示部とキ
ーボード部を設けたカード本体に磁気ストライプとエン
ボス文字を設けた電子カードに関するものである。
ーボード部を設けたカード本体に磁気ストライプとエン
ボス文字を設けた電子カードに関するものである。
最近、一般にカード電卓と呼ばれるカード形小型電子式
計算機等のような、入出力モジュール(電子式計算機で
は計算機モジュール)を内蔵しかつ表示部とキーボード
部を設けた電子カードに、磁気ストライプとエンボス文
字を設けて、電子カードをクレジットカード等としても
使用できるようにすることが考えられている。
計算機等のような、入出力モジュール(電子式計算機で
は計算機モジュール)を内蔵しかつ表示部とキーボード
部を設けた電子カードに、磁気ストライプとエンボス文
字を設けて、電子カードをクレジットカード等としても
使用できるようにすることが考えられている。
このように電子カードにクレジットカード等としての機
能ももたせる場合、従来は、JISまたはISOで規定
されているクレジットカードの磁気ストライプ位置およ
びエンボス位置に合せて、カード本体の一側縁に沿わせ
て磁気ストライプを設け、カード本体の他側縁に沿わせ
てエンボス文字を形成するとともに、表示部を磁気スト
ライプとエンボス部との間の領域内に設け、さらにカー
ド本体内の多数のキー接点を前記磁気ストライプとエン
ボス部を避けて配設するとともにカード本体表面に前記
各キー接点と対応させてキー接点をONさせる多数のキ
ー操作面を印刷形成することにより、磁気ストライプと
エンボス部との間の領域内にキーボード部を設けてい
る。
能ももたせる場合、従来は、JISまたはISOで規定
されているクレジットカードの磁気ストライプ位置およ
びエンボス位置に合せて、カード本体の一側縁に沿わせ
て磁気ストライプを設け、カード本体の他側縁に沿わせ
てエンボス文字を形成するとともに、表示部を磁気スト
ライプとエンボス部との間の領域内に設け、さらにカー
ド本体内の多数のキー接点を前記磁気ストライプとエン
ボス部を避けて配設するとともにカード本体表面に前記
各キー接点と対応させてキー接点をONさせる多数のキ
ー操作面を印刷形成することにより、磁気ストライプと
エンボス部との間の領域内にキーボード部を設けてい
る。
しかしながら、上記のようにキーボード部を磁気ストラ
イプとエンボス部との間の領域内に設けた従来の電子カ
ードでは、磁気ストライプとエンボス部とによってキー
ボード部の面積が制約されるために、このキーボード部
を構成する各キー接点およびカード本体表面の各キー操
作面を密な間隔で形成しなければならないし、また各キ
ー操作面の面積も小さくしなければならないから、キー
操作が面倒になるという問題をもっていた。
イプとエンボス部との間の領域内に設けた従来の電子カ
ードでは、磁気ストライプとエンボス部とによってキー
ボード部の面積が制約されるために、このキーボード部
を構成する各キー接点およびカード本体表面の各キー操
作面を密な間隔で形成しなければならないし、また各キ
ー操作面の面積も小さくしなければならないから、キー
操作が面倒になるという問題をもっていた。
また、クレジットカードにおいては、エンボス文字をカ
ード本体に直接突き出し形成しているが、カード本体に
直接突き出し形成するためにはカード本体をエンボス可
能な軟質の材料で形成する必要がある。しかしながら、
入出力モジュールが内蔵されかつ表示部とキーボード部
とが設けられた電子カードにあっては、カード本体をエ
ンボス文字の突き出し可能な軟らかい材料で形成する
と、カード本体の曲げに対する強さが弱くなり、弱い力
でカード本体が曲がり内部の電子モジュールの電子部品
を破損してしまうことがあり、カード本体をエンボスが
突き出し可能な材料で形成することはできない。
ード本体に直接突き出し形成しているが、カード本体に
直接突き出し形成するためにはカード本体をエンボス可
能な軟質の材料で形成する必要がある。しかしながら、
入出力モジュールが内蔵されかつ表示部とキーボード部
とが設けられた電子カードにあっては、カード本体をエ
ンボス文字の突き出し可能な軟らかい材料で形成する
と、カード本体の曲げに対する強さが弱くなり、弱い力
でカード本体が曲がり内部の電子モジュールの電子部品
を破損してしまうことがあり、カード本体をエンボスが
突き出し可能な材料で形成することはできない。
この考案は上記のような実情にかんがみてなされたもの
で、その目的とするところは、一面に表示部及びキー操
作部を設けたカード本体に磁気ストライブとエンボス文
字とを設けたものでありながら、キー操作部の大きさを
大きくできるばかりか、カード本体の強度を保ちなが
ら、エンボス文字の突き出し形成ができる電子カードを
提供することにある。
で、その目的とするところは、一面に表示部及びキー操
作部を設けたカード本体に磁気ストライブとエンボス文
字とを設けたものでありながら、キー操作部の大きさを
大きくできるばかりか、カード本体の強度を保ちなが
ら、エンボス文字の突き出し形成ができる電子カードを
提供することにある。
[問題点を解決する手段] この考案は、表示パネル及びキー入力モジュールを収納
する収納部が形成されたコア部材の一側縁部にエンボス
文字形成用厚肉部を形成し、このコア部材にコア部材と
略同等の大きさで且つエンボス文字形成用厚肉部を収納
する切欠部が形成された硬質金属パネルを接合して、硬
質金属パネルの切欠部から露出されるエンボス文字形成
用厚肉部にエンボス文字を突き出し形成すると共に、磁
気ストライブをカード本体の他面に他側縁に沿わせて、
かつキー操作部及びキー入力モジュールに重なように設
けたことを特徴とするものである。
する収納部が形成されたコア部材の一側縁部にエンボス
文字形成用厚肉部を形成し、このコア部材にコア部材と
略同等の大きさで且つエンボス文字形成用厚肉部を収納
する切欠部が形成された硬質金属パネルを接合して、硬
質金属パネルの切欠部から露出されるエンボス文字形成
用厚肉部にエンボス文字を突き出し形成すると共に、磁
気ストライブをカード本体の他面に他側縁に沿わせて、
かつキー操作部及びキー入力モジュールに重なように設
けたことを特徴とするものである。
以下、この考案の一実施例を、カード形小型電子式計算
機に磁気ストライプとエンボス文字を設けた電子カード
を例にとって図面を参照し説明する。
機に磁気ストライプとエンボス文字を設けた電子カード
を例にとって図面を参照し説明する。
この実施例の電子カードは第2図に示すような外観のも
ので、図中10はカード本体、11は表示部、12はキーボー
ド部であり、カード本体10の裏面には、その下側縁に沿
わせて磁気ストライプ13が設けられ、カード本体10の上
側縁側にはその側縁に沿わせて、エンボス文字14がカー
ド本体10の裏面側に突き出し形成されている。なお、カ
ード本体10は、一般のクレジットカードと同じ寸法(約
85.5mm×約54mm×約0.8mm)のものであり、また磁気ス
トライプ13およびエンボス文字14はJISまたはISO
の規定に基づいて形成されている。
ので、図中10はカード本体、11は表示部、12はキーボー
ド部であり、カード本体10の裏面には、その下側縁に沿
わせて磁気ストライプ13が設けられ、カード本体10の上
側縁側にはその側縁に沿わせて、エンボス文字14がカー
ド本体10の裏面側に突き出し形成されている。なお、カ
ード本体10は、一般のクレジットカードと同じ寸法(約
85.5mm×約54mm×約0.8mm)のものであり、また磁気ス
トライプ13およびエンボス文字14はJISまたはISO
の規定に基づいて形成されている。
この電子カードの構造を説明すると、第1図および第3
図において、20はカード本体10のコア部材、30は上部パ
ネル、40は下部パネルであり、カード本体10は前記コア
部材20の上下面に上部パネル30と下部パネル40を接着し
て構成されている。前記コア部材20は、カード本体10の
周側面となる外周部を残して大面積の計算機モジュール
収納開口21を形成した枠状のもので、その上縁側のエン
ボス文字形成領域には、エンボス文字14を突出し形成す
るための厚肉部22がコア部材上下面に突出させて形成さ
れている。なお、このコア部材20は、エンボス文字14を
良好に突出し形成できる材質(例えば硬質塩化ビニルま
たはアルミニウム等)のものとされている。
図において、20はカード本体10のコア部材、30は上部パ
ネル、40は下部パネルであり、カード本体10は前記コア
部材20の上下面に上部パネル30と下部パネル40を接着し
て構成されている。前記コア部材20は、カード本体10の
周側面となる外周部を残して大面積の計算機モジュール
収納開口21を形成した枠状のもので、その上縁側のエン
ボス文字形成領域には、エンボス文字14を突出し形成す
るための厚肉部22がコア部材上下面に突出させて形成さ
れている。なお、このコア部材20は、エンボス文字14を
良好に突出し形成できる材質(例えば硬質塩化ビニルま
たはアルミニウム等)のものとされている。
前記カード本体10内には、フィルム配線基板50に液晶表
示パネル60とペーパー状電池70を接続した計算機モジュ
ールAが収納されている。前記配線基板50は、その上面
に多数の固定キー接点51,51を縦横に配列形成したもの
で、この配線基板50には固定キー接点51,51の形成部分
を避けてLSIチップ52が取付けられている。このLS
Iチップ52は、配線基板50に設けた開口53内に挿入して
配線基板50面の配線と接続されており、このLSIチッ
プ52の取付け部は、図示しないがエポキシレジン等によ
ってモールドされている。そして、前記液晶表示パネル
60は、配線基板50の上縁側に形成した切欠部内に収まる
ように配線基板50と並べて配置されており、この液晶表
示パネル60はヒートシールコネクタ61によって配線基板
50の下面側縁部に接続されている。また、前記ペーパー
状電池70は、配線基板50の側方に配線基板50と並べて配
置されており、このペーパー状電池70は、その上下の電
極板から導出した端子部71,71を配線基板50の下面に半
田付けして配線基板50に接続されている。この計算機モ
ジュールAはコア部材20の計算機モジュール収納開口21
内にその周壁面により位置決めされて収納されている。
示パネル60とペーパー状電池70を接続した計算機モジュ
ールAが収納されている。前記配線基板50は、その上面
に多数の固定キー接点51,51を縦横に配列形成したもの
で、この配線基板50には固定キー接点51,51の形成部分
を避けてLSIチップ52が取付けられている。このLS
Iチップ52は、配線基板50に設けた開口53内に挿入して
配線基板50面の配線と接続されており、このLSIチッ
プ52の取付け部は、図示しないがエポキシレジン等によ
ってモールドされている。そして、前記液晶表示パネル
60は、配線基板50の上縁側に形成した切欠部内に収まる
ように配線基板50と並べて配置されており、この液晶表
示パネル60はヒートシールコネクタ61によって配線基板
50の下面側縁部に接続されている。また、前記ペーパー
状電池70は、配線基板50の側方に配線基板50と並べて配
置されており、このペーパー状電池70は、その上下の電
極板から導出した端子部71,71を配線基板50の下面に半
田付けして配線基板50に接続されている。この計算機モ
ジュールAはコア部材20の計算機モジュール収納開口21
内にその周壁面により位置決めされて収納されている。
また、前記各固定キー接点51,51は、配線基板50面のほ
ぼ全域にわたって配列されており、この各固定キー接点
51,51のうち、下側の2列の固定キー接点51,51は、カ
ード本体10の裏面にその下側縁に沿わせて設けられる前
記磁気ストライプ13とラップする位置に形成されてい
る。
ぼ全域にわたって配列されており、この各固定キー接点
51,51のうち、下側の2列の固定キー接点51,51は、カ
ード本体10の裏面にその下側縁に沿わせて設けられる前
記磁気ストライプ13とラップする位置に形成されてい
る。
一方、カード本体10の上部パネル30は、カード本体10の
表面を形成する柔軟性シート30aと、この柔軟性シート3
0aの裏面にラミネートされて柔軟性シート30aをその裏
面側から支持する支持板30bとからなっている。前記柔
軟性シート30aは、カード本体10内の液晶表示パネル60
の表示領域と対応する部分に透明な表示窓31を形成する
とともにカード本体10内の配線基板50面に配列形成した
各キー接点51,51とそれぞれ対応する部分をキー操作面
32,32としたもので、この柔軟性シート30aは、ポリエ
ステル等からなる透明樹脂シートに前記表示部31部分を
除いて目隠し用の化粧印刷を施すとともに、各キー操作
面32,32部分にキー表示を印刷して形成されており、ま
た、各キー操作面32,32部分の裏面には、キー操作面32
の押圧操作により前記固定キー接点51に接触される可動
キー接点33,33が導電ゴム等によって形成されている。
また、前記支持板30bは、ステンレス等の金属薄板から
なっており、この支持板30bには、前記柔軟性シート30a
の表示窓31および各キー操作面32,32と対応する部分
に、それぞれ表示用開口34およびキー操作用開口35,35
が形成されている。またこの支持板30bには、前記コア
部材20に形成したエンボス文字形成用厚肉部22に嵌合す
る開口36が形成されており、さらに、この支持板30bの
裏面には、前記配線基板50に取付けたLSIチップ52の
配線基板50上に突出する上面部を収容する凹部37と、ペ
ーパー状電池70の上面部を収容する凹部38とがハーフエ
ッチングによって形成されている。そして、この上部パ
ネル30は、前記支持板30bの各開口34,35,36および各
凹部38,39と対応する部分にそれぞれ開口を設けた両面
接着シート39によってコア部材20の上面に接着されてお
り、柔軟性シート30aの各キー操作面32,32下に形成し
た可動キー接点33,33は、前記支持板30bおよび両面接
着シート39をスペーサとして配線基板50面の固定キー接
点51,51と離間対向している。
表面を形成する柔軟性シート30aと、この柔軟性シート3
0aの裏面にラミネートされて柔軟性シート30aをその裏
面側から支持する支持板30bとからなっている。前記柔
軟性シート30aは、カード本体10内の液晶表示パネル60
の表示領域と対応する部分に透明な表示窓31を形成する
とともにカード本体10内の配線基板50面に配列形成した
各キー接点51,51とそれぞれ対応する部分をキー操作面
32,32としたもので、この柔軟性シート30aは、ポリエ
ステル等からなる透明樹脂シートに前記表示部31部分を
除いて目隠し用の化粧印刷を施すとともに、各キー操作
面32,32部分にキー表示を印刷して形成されており、ま
た、各キー操作面32,32部分の裏面には、キー操作面32
の押圧操作により前記固定キー接点51に接触される可動
キー接点33,33が導電ゴム等によって形成されている。
また、前記支持板30bは、ステンレス等の金属薄板から
なっており、この支持板30bには、前記柔軟性シート30a
の表示窓31および各キー操作面32,32と対応する部分
に、それぞれ表示用開口34およびキー操作用開口35,35
が形成されている。またこの支持板30bには、前記コア
部材20に形成したエンボス文字形成用厚肉部22に嵌合す
る開口36が形成されており、さらに、この支持板30bの
裏面には、前記配線基板50に取付けたLSIチップ52の
配線基板50上に突出する上面部を収容する凹部37と、ペ
ーパー状電池70の上面部を収容する凹部38とがハーフエ
ッチングによって形成されている。そして、この上部パ
ネル30は、前記支持板30bの各開口34,35,36および各
凹部38,39と対応する部分にそれぞれ開口を設けた両面
接着シート39によってコア部材20の上面に接着されてお
り、柔軟性シート30aの各キー操作面32,32下に形成し
た可動キー接点33,33は、前記支持板30bおよび両面接
着シート39をスペーサとして配線基板50面の固定キー接
点51,51と離間対向している。
また、カード本体10の下部パネル40は、カード本体10の
裏面を形成するポリエステル樹脂等からなる外装シート
40aと、この外装シート40aの裏面にラミネートされて外
装シート40aをその裏面側から支持するステンレス薄板
等の金属支持板40bとからなっており、前記外装シート4
0aの外面には磁気ストライプ13が設けられている。な
お、この下部パネル40の金属支持板40bは、磁気ストラ
イプ13に記録される磁気情報の書込みおよび読取りに悪
影響を及ぼさないように非磁性加工してある。また、前
記支持板40bには、前記コア部材20に形成したエンボス
文字形成用厚肉部22に嵌合する開口41が形成されてお
り、さらにこの支持板40bの裏面には、液晶表示パネル6
0の下面部を収容する凹部42と、前記LSIチップ52の
配線基板50下に突出する下面部を収容する凹部43と、ペ
ーパー状電池70の下面部を収容する凹部44とがハーフエ
ッチングによって形成されている。そして、この下部パ
ネル40は、前記支持板40bの開口41および各凹部42,4
3,44と対応する部分にそれぞれ開口を設けた両面接着
シート45によりコア部材20の下面に接着されている。
裏面を形成するポリエステル樹脂等からなる外装シート
40aと、この外装シート40aの裏面にラミネートされて外
装シート40aをその裏面側から支持するステンレス薄板
等の金属支持板40bとからなっており、前記外装シート4
0aの外面には磁気ストライプ13が設けられている。な
お、この下部パネル40の金属支持板40bは、磁気ストラ
イプ13に記録される磁気情報の書込みおよび読取りに悪
影響を及ぼさないように非磁性加工してある。また、前
記支持板40bには、前記コア部材20に形成したエンボス
文字形成用厚肉部22に嵌合する開口41が形成されてお
り、さらにこの支持板40bの裏面には、液晶表示パネル6
0の下面部を収容する凹部42と、前記LSIチップ52の
配線基板50下に突出する下面部を収容する凹部43と、ペ
ーパー状電池70の下面部を収容する凹部44とがハーフエ
ッチングによって形成されている。そして、この下部パ
ネル40は、前記支持板40bの開口41および各凹部42,4
3,44と対応する部分にそれぞれ開口を設けた両面接着
シート45によりコア部材20の下面に接着されている。
なお、上部パネル30および下部パネル40の柔軟性シート
30aおよび外装シート40aは、前記エンボス文字形成用厚
肉部22の上下面に密着しており、エンボス文字形成用厚
肉部22に設けられるエンボス文字14は、柔軟性シート30
aおよび外装シート40aの上から熱プレスすることによっ
て(コア部材20をアルミニウム等の軟質金属で形成した
場合も、樹脂シートからなる柔軟性シート30aおよび外
装シート40aをエンボス文字の形に熱変形させるために
熱をかける必要がある)、カード本体10の表面側から裏
面側に突き出し形成されている。また、カード本体10内
の配線基板50は、前記両面接着シート39,45によって上
部パネル30および下部パネル40の支持板30b,40bに接着
固定されており、また液晶表示パネル60は、上部パネル
30の柔軟性シート30aと下部パネル40の支持板40bに形成
した凹部42の底面との間に挟持固定され、ペーパー状電
池70は、上部パネル30および下部パネル40の支持板30
b,40bに形成した凹部38,44の底面間に挟持固定されて
いる。
30aおよび外装シート40aは、前記エンボス文字形成用厚
肉部22の上下面に密着しており、エンボス文字形成用厚
肉部22に設けられるエンボス文字14は、柔軟性シート30
aおよび外装シート40aの上から熱プレスすることによっ
て(コア部材20をアルミニウム等の軟質金属で形成した
場合も、樹脂シートからなる柔軟性シート30aおよび外
装シート40aをエンボス文字の形に熱変形させるために
熱をかける必要がある)、カード本体10の表面側から裏
面側に突き出し形成されている。また、カード本体10内
の配線基板50は、前記両面接着シート39,45によって上
部パネル30および下部パネル40の支持板30b,40bに接着
固定されており、また液晶表示パネル60は、上部パネル
30の柔軟性シート30aと下部パネル40の支持板40bに形成
した凹部42の底面との間に挟持固定され、ペーパー状電
池70は、上部パネル30および下部パネル40の支持板30
b,40bに形成した凹部38,44の底面間に挟持固定されて
いる。
また、前記配線基板50面および上部パネル30の柔軟性シ
ート30aに配列形成した各キー接点51,51および33,33
のうちの、磁気ストライプ13とラップする位置に形成さ
れた下側の2列のキー接点51,33は、磁気ストライプ13
の中央部を挟んで、その上縁側と下縁側とにそれぞれ対
向させて配列されており、したがってキー接点部のスペ
ーサを兼ねる上部パネル側支持板30aの下側2列のキー
接点51,33と対応するキー操作用開口35,35間の部分
は、磁気ストライプ13の中央部と対向している。このよ
うに磁気ストライプ13の中央部に前記上部パネル側支持
板30aの開口間部分がくるようにしているのは、下部パ
ネル40の金属支持板40bを薄くしても、下部パネル40の
磁気ストライプ13部分が磁気ヘッドの押圧力でカード本
体10内側に撓まないようにするためである。すなわち、
下部パネル40側の金属支持板40bの厚さが0.15mm程度で
あれば、磁気ヘッドの押圧力で下部パネル側支持板40b
が撓み変形することはないが、この支持板40bを0.05mm
程度まで薄くすると、支持板40bが磁気ヘッドの押圧力
で撓み変形するようになるから、下部パネル40の磁気ス
トライプ13部分がフィルム配線基板50とともにカード本
体10内側(上部パネル側支持板30aのキー操作用開口3
5,35内)に凹入して、磁気ストライプ13が磁気ヘッド
から逃げるようになり、そのために磁気ストライプ13へ
の磁気情報の書込み不良や読取り時における磁気出力の
低下を生ずる心配がある。そこで上記実施例では、磁気
ストライプ13とラップする下側の2列のキー接点51,33
を上記のように配列して、上部パネル側支持板30aのキ
ー操作用開口35,35間の部分を磁気ストライプ13の中央
部に対向させたのであり、このようにすれば、下部パネ
ル40の磁気ストライプ13部分に加わる磁気ヘッドの押圧
力を、配線基板50および両面接着シート45,39を介して
上部パネル側支持板30aの開口間部分に受けさせること
ができるから、下部パネル40の支持板40bを薄くして
も、下部パネル40の磁気ストライプ13部分が磁気ヘッド
の押圧力でカード本体10内側に撓むことはない。
ート30aに配列形成した各キー接点51,51および33,33
のうちの、磁気ストライプ13とラップする位置に形成さ
れた下側の2列のキー接点51,33は、磁気ストライプ13
の中央部を挟んで、その上縁側と下縁側とにそれぞれ対
向させて配列されており、したがってキー接点部のスペ
ーサを兼ねる上部パネル側支持板30aの下側2列のキー
接点51,33と対応するキー操作用開口35,35間の部分
は、磁気ストライプ13の中央部と対向している。このよ
うに磁気ストライプ13の中央部に前記上部パネル側支持
板30aの開口間部分がくるようにしているのは、下部パ
ネル40の金属支持板40bを薄くしても、下部パネル40の
磁気ストライプ13部分が磁気ヘッドの押圧力でカード本
体10内側に撓まないようにするためである。すなわち、
下部パネル40側の金属支持板40bの厚さが0.15mm程度で
あれば、磁気ヘッドの押圧力で下部パネル側支持板40b
が撓み変形することはないが、この支持板40bを0.05mm
程度まで薄くすると、支持板40bが磁気ヘッドの押圧力
で撓み変形するようになるから、下部パネル40の磁気ス
トライプ13部分がフィルム配線基板50とともにカード本
体10内側(上部パネル側支持板30aのキー操作用開口3
5,35内)に凹入して、磁気ストライプ13が磁気ヘッド
から逃げるようになり、そのために磁気ストライプ13へ
の磁気情報の書込み不良や読取り時における磁気出力の
低下を生ずる心配がある。そこで上記実施例では、磁気
ストライプ13とラップする下側の2列のキー接点51,33
を上記のように配列して、上部パネル側支持板30aのキ
ー操作用開口35,35間の部分を磁気ストライプ13の中央
部に対向させたのであり、このようにすれば、下部パネ
ル40の磁気ストライプ13部分に加わる磁気ヘッドの押圧
力を、配線基板50および両面接着シート45,39を介して
上部パネル側支持板30aの開口間部分に受けさせること
ができるから、下部パネル40の支持板40bを薄くして
も、下部パネル40の磁気ストライプ13部分が磁気ヘッド
の押圧力でカード本体10内側に撓むことはない。
しかして、この実施例の電子カードにおいては、カード
本体10の一側縁に沿わせて設ける磁気ストライプ13をカ
ード本体10の裏面に設けるとともに、カード本体10内の
多数の固定キー接点51,51と、カード本体表面の柔軟性
シート30aに形成した多数のキー操作面32,32および可
動キー接点33,33のうちの一部のキー接点およびキー操
作面を、前記磁気ストライプ13とラップする位置に設け
ているから、キーボード部12の面積を磁気ストライプ13
が設けられるカード本体10の一側縁部まで広げることが
でき、したがってこの電子カードによれば、キーボード
部12を構成する各キー接点51,33およびカード本体表面
の各キー操作面32,32の間隔と、前記各キー操作面32,
32の面積を大きくしてキー操作を容易にすることができ
る。
本体10の一側縁に沿わせて設ける磁気ストライプ13をカ
ード本体10の裏面に設けるとともに、カード本体10内の
多数の固定キー接点51,51と、カード本体表面の柔軟性
シート30aに形成した多数のキー操作面32,32および可
動キー接点33,33のうちの一部のキー接点およびキー操
作面を、前記磁気ストライプ13とラップする位置に設け
ているから、キーボード部12の面積を磁気ストライプ13
が設けられるカード本体10の一側縁部まで広げることが
でき、したがってこの電子カードによれば、キーボード
部12を構成する各キー接点51,33およびカード本体表面
の各キー操作面32,32の間隔と、前記各キー操作面32,
32の面積を大きくしてキー操作を容易にすることができ
る。
なお、上記実施例では、下側の2列のキー接点およびキ
ー操作面を磁気ストライプ13とラップさせているが、磁
気ストライプ13とラップさせるキー接点およびキー操作
面は1列だけとしてもよい。また上記実施例では、カー
ド形小型電子式計算機に磁気ストライプ13とエンボス文
字14を設けた電子カードについて説明したが、この考案
は、例えば表示部とキーボード部とを備えたICカード
等、入出力モジュールを内蔵しかつ表示部とキーボード
部を設けたカード本体に磁気ストライプとエンボス文字
を設けた電子カードに広く適用できることはもちろんで
ある。
ー操作面を磁気ストライプ13とラップさせているが、磁
気ストライプ13とラップさせるキー接点およびキー操作
面は1列だけとしてもよい。また上記実施例では、カー
ド形小型電子式計算機に磁気ストライプ13とエンボス文
字14を設けた電子カードについて説明したが、この考案
は、例えば表示部とキーボード部とを備えたICカード
等、入出力モジュールを内蔵しかつ表示部とキーボード
部を設けたカード本体に磁気ストライプとエンボス文字
を設けた電子カードに広く適用できることはもちろんで
ある。
この考案の電子カードは、上述したような構成であるか
ら、エンボス文字はカード本体の一側縁部に内部の電子
部品重ならないように設けられ、しかもエンボス文字は
カード本体外側の硬質金属パネルの切欠部に露出された
コア部材に形成するので、カード本体の強度を保ったま
まエンボス文字の突き出し形成が可能で、更に磁気スト
ライブは、キー操作部のある面とは反対側面に他側縁に
沿わせて、かつキー操作部及びキー入力モジュールに重
なように設けたので、キー操作部の面積を大きくでき各
キーの大きさを大きくでき、キー操作を容易にすること
ができる。
ら、エンボス文字はカード本体の一側縁部に内部の電子
部品重ならないように設けられ、しかもエンボス文字は
カード本体外側の硬質金属パネルの切欠部に露出された
コア部材に形成するので、カード本体の強度を保ったま
まエンボス文字の突き出し形成が可能で、更に磁気スト
ライブは、キー操作部のある面とは反対側面に他側縁に
沿わせて、かつキー操作部及びキー入力モジュールに重
なように設けたので、キー操作部の面積を大きくでき各
キーの大きさを大きくでき、キー操作を容易にすること
ができる。
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第1図は第
2図のI−I線に沿う拡大断面図、第2図および第3図
は電子カードの外観図および分解図である。 10……カード本体、11……表示部、12……キーボード
部、13……磁気ストライプ、14……エンボス文字、30…
…上部パネル、30a……柔軟性シート、30b……支持板、
32……キー操作面、33……可動キー接点、40……下部パ
ネル、A……計算機モジュール、50……配線基板、51…
…固定キー接点、60……液晶表示パネル。
2図のI−I線に沿う拡大断面図、第2図および第3図
は電子カードの外観図および分解図である。 10……カード本体、11……表示部、12……キーボード
部、13……磁気ストライプ、14……エンボス文字、30…
…上部パネル、30a……柔軟性シート、30b……支持板、
32……キー操作面、33……可動キー接点、40……下部パ
ネル、A……計算機モジュール、50……配線基板、51…
…固定キー接点、60……液晶表示パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06K 19/08
Claims (1)
- 【請求項1】一面に表示部及びキー操作部を設けたカー
ド本体に磁気ストライブとエンボス文字とを設けた電子
カードにおいて、 前記カード本体は、 前記表示部及び前記キー操作部に対応して表示パネル及
びキー入力モジュールを収納する収納部が形成されると
共に一側縁部にエンボス文字形成用厚肉部が形成された
コア部材と、 このコア部材と略同等の大きさで且つ前記エンボス文字
形成用厚肉部と対応する部分が切欠かれ、この切欠かれ
た部分にエンボス文字形成用厚肉部を収納して前記コア
部材に接合される硬質金属パネルとを有し、 前記エンボス文字は前記硬質金属パネルの前記切欠かれ
た部分から露出される前記コア部材の前記エンボス文字
形成用厚肉部に突き出し形成され、 前記磁気ストライブは、前記カード本体の他面に他側縁
に沿わせて、かつ前記キー操作部及び前記キー入力モジ
ュールに重なるように設けられていることを特徴とする
電子カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986177607U JPH0628306Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電子カ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986177607U JPH0628306Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電子カ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6382580U JPS6382580U (ja) | 1988-05-31 |
JPH0628306Y2 true JPH0628306Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31118964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986177607U Expired - Lifetime JPH0628306Y2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 電子カ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628306Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6142667U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-19 | カシオ計算機株式会社 | カ−ド型電子機器 |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP1986177607U patent/JPH0628306Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6382580U (ja) | 1988-05-31 |
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