JPH0418207Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0418207Y2
JPH0418207Y2 JP1481486U JP1481486U JPH0418207Y2 JP H0418207 Y2 JPH0418207 Y2 JP H0418207Y2 JP 1481486 U JP1481486 U JP 1481486U JP 1481486 U JP1481486 U JP 1481486U JP H0418207 Y2 JPH0418207 Y2 JP H0418207Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
card
paper
battery holder
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1481486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62127665U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1481486U priority Critical patent/JPH0418207Y2/ja
Publication of JPS62127665U publication Critical patent/JPS62127665U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0418207Y2 publication Critical patent/JPH0418207Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Calculators And Similar Devices (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案では、電子カード、薄型電子式計算
機、薄型ラジオ受信機等の薄型電子機器における
ペーパー状電池の実装構造に関するものである。
〔考案の技術的背景〕
最近、クレジツトカードやバンキング(預貯
金)カードとして、内部にICチツプを取付けた
配線基板を設け、かつカードターミナル装置のカ
ードコンタクト部に接触する接続端子をカード外
面に露出させて設けたICカードと呼ばれる電子
カードが採用されるようになつてきている。この
電子カードは、カード内部において暗証番号の照
合を行なうもので、カードに登録されている暗証
番号は外部には読出せないようになつているか
ら、磁気カードに比べて暗証番号の秘密保持機能
が極めて高いという特長をもつている。
この電子カードは、商店や銀行等のカードター
ミナル装置に挿入して使用されるもので、この電
子カードをカードターミナル装置に挿入してその
接続端子をカードターミナル装置内のカードコン
タクト部に接触させ、この状態でカードターミナ
ル装置に接続されているキーボードから暗証番号
を入力すると、入力された暗証番号がカードター
ミナル装置から電子カードに送られて電子カード
内においてカードに登録されている暗証番号と入
力された暗証番号との照合が行なわれ、その結果
がカードターミナル装置に送られてカードターミ
ナル装置の表示部に表示される。また、この電子
カードには、暗証番号の照合機能の他に、カード
の使用経歴つまりカードによつて取引された取引
情報等の履歴情報を記憶するメモリ機能を備えて
いるものもあり、この電子カードは、商店の店員
や銀行員がカードターミナル装置にそのキーボー
ド部から入力した取引情報をカードターミナル装
置から受けて、この取引情報をメモリ部に記憶す
るようになつている。
この電子カードとしては、従来、クレジツト
用、バンキング用等というように用途が決まつて
いる単一用途のものが知られているが、最近で
は、1枚のカードを例えばクレジツト、バンキン
グ、リザベーシヨン(航空券、乗車券、指定席
券、ホテル宿泊券類の予約購入)等の複数の用途
に使用できるようにすることも考えられている。
この電子カードは多用途ICカードともいわれる
もので、その用途はカード面に設けられている用
途選択操作用キーによつて選択され、選択された
用途はカードに設けられている表示部に表示され
るようになつている。この多機能電子カードは、
前記操作用キーの操作によりカードの用途を選択
して使用されるもので、例えば用途をクレジツト
用に選択すればこのカードをクレジツトカードと
して使用することができるし、また用途をバンキ
ング用に選択すればこのカードをバンキングカー
ドとして使用することができ、用途をリザベーシ
ヨン用に選択すればこのカードをリザベーシヨン
カードとして使用することができる。
また、最近では、電子カードにそのメモリ部に
記憶させてある履歴情報(カードの使用経歴)を
表示出力する履歴情報の読出し表示機能をもたせ
ることも考えられている。この電子カードは、カ
ード面に履歴呼出し操作用キーを設けてこの操作
用キーの操作によりメモリ部に記憶されている履
歴情報を読出させ、この履歴情報を表示部に表示
させるようにしたもので、電子カードにこのよう
な履歴情報の読出し表示機能をもたせておけば、
カードによつて買掛購入した買掛金額等を忘れて
しまつた場合でも、これを容易に知ることができ
る。
ところで、このように電子カードに用途選択機
能や履歴情報の読出し表示機能等をもたせて電子
カードを多機能化するには、カード内部に前記用
途選択機能や履歴情報の読出し表示機能等を働か
せるための電源電池を設ける必要があるが、電源
電池としてボタン型あるいはコイン型電池といわ
れる通常の小型電池を使用したのでは、カードの
厚さが厚くなつて電子カードをカードターミナル
装置に挿入できなくなる心配があるために、上記
多機能電子カードの電源電池としては薄型のペー
パー状電池の使用が考えられている。
これは、上記多用途電子カードに限らず、薄型
電子式計算機等の薄型電子機器でも同様であり、
薄型電子式計算機等においても、その電源電池と
して通常の小型電池を使用したのでは機器の厚さ
が厚くなつてしまうから、機器の薄型化をはかる
ためにはペーパー状電池の使用が望ましいとされ
ている。なお、薄型電池としては、ペーパー状電
池の他に太陽電池もあり、一般にカード形電卓と
呼ばれる薄型電子式計算機の電源電池としては太
陽電池が使用されているが、この薄型電子式計算
機にデータバンク機能等をもたせる場合には、そ
の電源電池として太陽電池を使用すると、太陽電
池が外光を受光できなくなつて発電を停止したと
きにメモリ部にメモリ保持電力を供給できなくな
つてしまうから、このように薄型電子式計算機に
データバンク機能等をもたせる場合には、太陽電
池は使用できないとされている。
このように上記電子カードや薄型電子式計算機
等の薄型電子機器の電源電池としてペーパー状電
池を使用する場合、ペーパー状電池は通常の電池
と同様に電池寿命をもつているために、このペー
パー状電池を、電池が切れたときに交換できるよ
うに電子機器本体内に挿脱可能に実装する必要が
あるが、ペーパー状電池は、その厚さが非常に薄
いために強度が弱いから、ペーパー状電池を機器
本体内に挿脱可能に実装するには、ペーパー状電
池を、これに曲げ力等が加わらないようにして機
器本体内に挿入する必要がある。
このペーパー状電池の実装構造としては、従
来、ペーパー状電池を枠状の電池ホルダに保持さ
せて機器本体内に挿入するようにするとともに、
機器本体の電池収納部に、前記電池ホルダに保持
されて挿入されたペーパー状電池の電極に接触し
てこのペーパー状電池を電子回路に接続する電池
接続部材と、前記電池ホルダの外側部に設けた係
合凹部に嵌入係合して挿入された電池ホルダをロ
ツクするロツク部材とを設けたものが考えられて
おり、このようにペーパー状電池を電池ホルダに
保持させて機器本体内に挿入すれば、ペーパー状
電池をこれに曲げ力等が加わらないようにして挿
入することができるし、また、前記電池ホルダを
機器本体内に挿入すれば、この電池ホルダに保持
されているペーパー状電池がその電極に接触する
電池接続部材を介して電子回路に接続されるとと
もに、電池ホルダの係合凹部に前記ロツク部材が
嵌入係合して電池ホルダがロツクされるから、ペ
ーパー状電池を前記電子回路に接続した実装状態
に保持することができる。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、上記ペーパー状電池の実装構造
は、機器本体の電池収納部に、ペーパー状電池の
電極に接触する電池接続部材と、電池ホルダの係
合凹部に嵌入係合して電池ホルダをロツクするロ
ツク部材とを設けたものであるために、この電池
接続部材とロツク部材との二種の部材を機器本体
の電池収納部に配置しなければならず、そのため
に構造が複雑であるし、また組立ても面倒である
という問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、ペ
ーパー状電池を電池ホルダに保持させて機器本体
内に挿入するとともに、機器本体内に挿入された
電池ホルダをロツクしてペーパー状電池を実装状
態に保持するようにしたものでありながら、その
構造を簡単にするとともに組立ても容易に行なえ
るようにしたペーパー状電池の実装構造を提供す
ることにある。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は、ペーパー状電池を電池
ホルダに保持させて機器本体内に挿入するととも
に、前記機器本体内に、前記電池ホルダが機器本
体内に挿入されたときにこの電池ホルダに保持さ
れたペーパー状電池の電極に直接または間接的に
接続されるとともに前記電池ホルダの外側部に形
成された係合凹部に嵌入係合して電池ホルダをロ
ツクする可撓性導電部材を設けたものである。
つまりこの考案は、前記可撓性導電部材に、ペ
ーパー状電池の接続と電池ホルダのロツクとの両
方を機能をもたせたものであり、このようにすれ
ば、機器本体の電池収納部には前記可撓性導電部
材だけを設ければよいから、電池接続部材とロツ
ク部材との二種の部材を機器本体の電池収納部に
設けている従来の実装構造に比べて、その構造を
簡単にするとともに組立ても容易にすることがで
きる。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を、用途選択機能と
履歴読出し表示機能とを備えた多機能電子カード
におけるペーパー状電池の実装構造を例にとつて
図面を参照し説明する。
まず電子カードの概略を説明すると、第4図お
よび第5図は電子カードの外観を示したもので、
この電子カードは、その平面寸法をISOで規定さ
れているクレジツトカードの平面寸法 (85.5mm×54)と同じ大きさとされており、この
電子カードの上面側には第4図に示すように、そ
の下縁側中央部に電子カードの用途を選択するた
めの用途選択キー(Aキー)2と、電子カードに
記憶されている取引情報等の履歴情報を呼出して
表示させるための履歴呼出しキー(Kキー)3と
が設けられているとともに、カード上縁側の後端
寄り部分には用途選択キー2によつて選択された
用途および履歴呼出しキー3によつて呼出された
履歴情報を表示する表示部4が設けられている。
また、この電子カードの下面側には第5図に示す
ように、カード先端側に位置させて、図示しない
カードターミナル装置のカード挿入部底面に設け
られているカードコンタクト部に接触する所要数
の接続端子5,5が二列に配列されている。
次に、この電子カードの詳細な構成を説明す
る。第1図は電子カードを分解して示しており、
第6図および第7図は第3図の−線および
−線に沿う断面を示している。
この電子カードは、カード本体1内に、配線基
板ユニツト20と、液晶表示パネル40と、用途
選択および履歴呼出しのための電源用ペーパー状
電池50とを設けたもので、液晶表示パネル40
はカード本体1の上縁側後端寄り部分に配置され
ており、ペーパー状電池50は液晶表示パネル4
0の下側に収納されている。
まず、カード本体1について説明すると、この
カード本体1は、その外周部を構成する合成樹脂
製の枠体10と、上部パネル11および下部パネ
ル12からなつている。前記上部パネル11は、
第8図に示すように、前記枠体10の外形より若
干小さい上部シート11aの上面に、前記枠体1
0の外形と同じ大きさの上面シート11bをラミ
ネートした二層構造となつており、上部シート1
1aの下面には両面接着シート11cが接着され
ている。前記上面シート11bは、ポリエステル
等の透明樹脂シートに表示窓部4aを残して目隠
し印刷を施したもので、この上面シート11bの
下縁側中央部には用途選択キー2および履歴呼出
しキー3のキー表示2a,3aが印刷されてい
る。また、前記上部シート11aは、上部パネル
11の強度を確保するためにステンレス等の金属
板からなつており、この上部シート11aには、
上面シート11bの表示窓部4aと対応する表示
パネル嵌込み用開口13と、上面シート11bの
キー表示印刷部と対応するキー入力部用開口1
4,14が設けられている。また、前記両面接着
シート11cは上面シート11bと同じ大きさの
もので、この両面接着シート11cには、上部シ
ート11aの表示パネル嵌込み用開口13と対応
する切欠部13aと、上部シート11aのキー入
力部用開口14,14と対応する開口14a,1
4aが設けられている。
また、前記下部パネル12は、第9図に示すよ
うに、前記枠体10の外形より若干小さい下部シ
ート12aの下面に、前記枠体10の外形と同じ
大きさの下面シート12bをラミネートした二層
構造となつており、下部シート12aの上面には
両面接着シート12cが接着されている。前記下
面シート12bは、ポリエステル等の樹脂シート
からなるもので、この下面シート12bには配線
基板ユニツト20の下面に設けられている接続端
子5,5をカード下面に露出させる開口5a,5
aが設けられている。また、前記下部シート12
aは、下部パネル12の強度を確保するためにス
テンレス等の金属板からなつており、この下部シ
ート12aには、前記接続端子5,5に対して逃
げとなる端子挿通用開口15,15が設けられて
いる。また、前記両面接着シート12cは下部シ
ート12aと同じ大きさのもので、この両面接着
シート12cには、液晶表示パネル40の下側に
収納されるペーパー状電池50を保持する電池ホ
ルダ51に対して逃げとなる切欠部16と、下部
シート12aの端子挿通用開口15,15と対応
する開口15a,15aが設けられている。
また、前記枠体10は、その上下面を外周部分
を残して凹入させるとともに、前記ペーパー状電
池40の収納部と対応する部分を切欠して電池挿
入部10aを形成した形状とされており、前記上
部パネル11と下部パネル12は、その上部シー
ト11aおよび下部シート12aの外周部を前記
両面接着シート11cおよび12cを介して枠体
10の内周部上下面(凹入面)に接着するととも
に、上面シート11bおよび下面シート12bの
外周部を枠体10に外周部上下面に接着して、第
6図に示すように枠体10に固定されている。
次に、カード本体1内に設けられる配線基板ユ
ニツト20について説明すると、この配線基板ユ
ニツト20は、第10図に示すように、メイン配
線基板21と、このメイン配線基板21の上に重
合接着されるサブ配線基板22とからなつてお
り、このメイン配線基板21とサブ配線基板22
は、液晶表示パネル40とその下に収納されるペ
ーパー状電池50の配線部分を切欠した同一形状
のものとされている。前記メイン配線基板21
は、その下面に所定パターンの配線23,23を
形成したもので、このメイン基板21の下面に
は、前記下面シート12bに設けた各開口5a,
5aと対応する部分に所要数の接続端子5,5が
配設されるとともに、表示パネル配設部と対向す
る縁部に多数の表示パネル接続端子24,24が
配列形成されている。前記接続端子5,5は、前
記下面シート12bの各開口5a,5aに嵌入さ
れて第6図に示すようにカード下面に露出するも
ので、この接続端子5,5は、その表面がカード
下面とほぼ面一になるように、下部パネル12の
厚さとほぼ同じ厚さに形成されている。
また、このメイン配線基板21には、図示のよ
うな配置で、4個のICチツプつまりCPUチツプ
25、拡張I/Oポート用チツプ26、表示ドラ
イブ用チツプ27、EEP−ROMチツプ28と、
チツプコンデンサ等のチツプ部品(図示せず)が
取付けられている。これらICチツプ25,26,
27,28は、第6図および第7図に示すように
メイン配線基板21に設けた開口部29に挿入さ
れてメイン配線基板21の厚さ内に納められてお
り、これらICチツプ25,26,27,28は
ワイヤボンデイングによりメイン配線基板21面
の配線23,23と接続されている。なお、第6
図および第7図において、30はボンデイングワ
イヤ、31はICチツプ取付け部を封止する封止
樹脂である。この封止樹脂31は、ICチツプ2
5,26,27,28を取付けたメイン配線基板
21の上面にサブ配線基板22を重合接着した状
態でICチツプ取付け部に塗布されたもので、IC
チツプ25,26,27,28は、サブ配線基板
22に接面させた状態で封止樹脂31により固定
されている。
また、前記サブ配線基板22は、その上面に、
前記上面シート11bのキー表示印刷部と対向さ
せて一対ずつのキー接点32,32(第1図参
照)を形成するとともに、このキー接点32,3
2から配線33,33を導出形成したもので、こ
の各配線33,33は、サブ配線基板22とメイ
ン配線基板21とに設けたスルーホール34,3
4を介してメイン配線基板21の配線23,23
と接続されている。このスルーホール34,34
は、メイン配線基板21にサブ配線基板22を重
合接着した後に穿設されたもので、サブ配線基板
22とメイン配線基板21との配線33,23
は、このスルーホール34,34にメツキを施す
ことにより、このメツキ層35(第7図参照)を
介して接続されている。
一方、前記メイン配線基板21の表示パネル接
続端子配列部には、液晶表示パネル40がフレキ
シブルコネクタ41(第1図参照)を介して接続
されており、このフレキシブルコネクタ41のメ
イン配線基板接続端は、サブ配線基板22によつ
て覆われている。
そして、前記配線基板ユニツト20およびその
メイン配線基板21に接続された液晶表示パネル
40は、前記カード本体1の枠体10内に第6図
に示すように嵌装されており、配線基板ユニツト
20の上下面つまりサブ配線基板22の上面とメ
イン配線基板21の下面とは、前記上部パネル1
1および下部パネル12に前記両面接着シート1
1c,12cによつて接着固定され、また液晶表
示パネル40はその上面を前記上部パネル11の
上面シート11bにその表示窓部4aに対向させ
て透明接着剤により接着固定されている。なお、
前記下部パネル12側の両面接着シート12cに
は、前記メイン配線基板21の各ICチツプ取付
け部に対応させて、メイン配線基板21の下面に
突出しているICチツプ封止樹脂31に対して逃
げとなる開口17,17が第9図に示すように設
けられており、前記下部パネル12は、メイン配
線基板21の下面に設けられている前記接続端子
5,5を下面シート12bの配向5a,5aに嵌
入させるとともに前記ICチツプ封止樹脂31の
突出部を両面接着シート12cの厚さ内に納めた
状態で第6図および第7図に示すようにメイン配
線基板21と接着されている。
また、第7図において、32aは前記サブ配線
基板22上面のキー接点32,32と対向する可
動キー接点であり、この可動キー接点32aは、
上面シート11bのキー表示印刷部の下面に例え
ばカーボンインクの印刷によつて形成されてい
る。この可動キー接点32aは、上面シート11
bのキー表示印刷部を押圧操作することによつて
前記キー接点32,32に接触されるもので、こ
の可動キー接点32aと前記キー接点32,32
とによつて用途選択用キー入力部および履歴呼出
し用キー入力部が構成されている。
次に、用途選択および履歴呼出しのための電源
電池として使用されるペーパー状電池50とその
実装構造について説明すると、この実施例ではペ
ーパー状電池50として、2枚の横長矩形状ペー
パー状電池50a,50bを積層した第1図に示
すような二層型のものを使用している。なお、ペ
ーパー状電池は起電原理はリチユウム電池と同じ
であるが、上下2枚の電極板間に起電ユニツトを
設けた厚さ0.5mm程度の極薄構造となつており、
この実施例では、上側ペーパー状電池50aの下
部電極板と下側ペーパー状電池50bの上部電極
板とを共用することにより、二層型ペーパー状電
池50の総厚を約0.9mmにしている。また、この
ペーパー状電池50は、液晶表示パネル40より
も若干狭い巾で、かつ液晶表示パネル40より若
干長い平面寸法となつている。
このペーパー状電池50は、電池ホルダ51に
保持されてこの電池ホルダ51をカード本体1の
枠体10に設けた電池挿入部10aからカード本
体1内に挿入することにより液晶表示パネル40
の下側に挿入されるもので、前記電池ホルダ51
は次のような構成となつている。すなわち、第2
図は電池ホルダ51を示したもので、この電池ホ
ルダ51は合成樹脂製のものであり、この電池ホ
ルダ51は、前記ペーパー状電池50をほぼ密に
嵌込める大きさの電池保持部51aと、この電池
保持部51aの基端部に形成されたつまみ部51
bとからなつている。前記電池保持部51aは上
下面が開放する枠状のもので、この電池保持部5
1aの厚さは前記二層型ペーパー状電池50の厚
さより僅かに大きな厚さ(約1mm)とされてお
り、また、つまみ部51bはその上下面が電池保
持部51aの上下面から僅かに突出する厚さとさ
れている。また、52,52は前記電池保持部5
1aの先端側上下面に設けられた金属板からなる
一対の電池接触板であり、この電池接触板52,
52は、電池保持部51aの先端部上下面に形成
された凹部53,53に嵌込まれるとともに、こ
の電池接触板52,52の一側に形成したコ字形
折曲片52a,52aを電池保持部51aの先端
側両側部に形成した切欠部54,54に嵌込み嵌
合することによつて電池保持部51aに取付けら
れている。この電池ホルダ51は、先端側を前記
電池接触板52,52間に挿入して電池保持部5
1a内に挿入されるペーパー状電池50を保持す
るもので、上側の電池接触板52はペーパー状電
池50の上側電池50aの上面(例えば負極面)
に接触し、下側の電池接触板52はペーパー状電
池50の下側電池50bの下面(例えば正極面)
に接触してペーパー状電池50を上下から挟持す
るようになつている。
この電池ホルダ51は、前記電池挿入部10a
からカード本体1内の液晶表示パネル40下の電
池ホルダ収納スペース(配線基板ユニツト20の
切欠部内のスペース)に押込み挿入されるもの
で、この電池ホルダ51は、その上下面を液晶表
示パネル40の下面(表示パネル下面の反射板4
0a面)と下部パネル12の下部シート12a上
面で案内されて第6図に鎖線で示すように前記電
池ホルダ収納スペースに挿入されるようになつて
いる。また、この電池ホルダ51は、そのつまみ
部51bがカード本体1内に完全に入つてつまみ
部51bの外面がカード本体1の外面と面一にな
る位置まで挿入されるようになつており、このつ
まみ部51bの上面側は、上部パネル11の上部
パネル11a下に入り込み、つまみ部51bの下
面側は下部パネル12の下部シート12aと下面
シート12bの縁部に形成した切欠部19a,1
9b(第9図参照)に入り込むようになつている。
なお、このつまみ部51bの下面は、カード本体
1の下面とほぼ面一になつている。
また、この電池ホルダ51に設けられている前
記電池接触板52,52のコ字形折曲片52a,
52aは、前記配線基板ユニツト20のメイン配
線基板21に取付けた可撓性導電部材55,55
に接触する電極部とされている。前記導電部材5
5,55は、板ばねからなる第10図に示すよう
な形状のもので、その先端部には、電池ホルダ5
1の先端側(電池保持部51aの先端側)外側面
に形成した前記切欠部(以下係合凹部という)5
4に側方から嵌入係合する電池ホルダロツク部5
5aが山形に折曲形成され、基端側には、基板取
付片55bが水平に折曲形成されている。この導
電部材55,55は、電池ホルダ51の巾に対応
する間隙を存して互いに対向するように配置され
ており、この基板取付片55b,55bを、前記
メイン配線基板21の側縁部にその側面から上面
に回り込ませて形成した端子電極56,56にハ
ンダ付けしてメイン配線基板21に取付けられて
いる。なお、メイン配線基板21上面の端子電極
56,56にハンダ付けされた前記基板取付片5
5bは、サブ配線基板22によつて覆われてお
り、サブ配線基板22の前記基板取付片55b上
に重なつた盛上がり部は、上部パネル11側の両
面接着シート11cに設けた開口部18(第8図
参照)内に第6図に示すように納められている。
この可撓性導電部材55,55は、電池ホルダ
51をカード本体1内に挿入したときにこの電池
ホルダ51の係合凹部54,54に嵌入係合して
カード本体1内に挿入された電池ホルダ51をロ
ツクするとともに、この電池ホルダ51に保持さ
れているペーパー状電池50をメイン配線基板2
1と電気的に接続するもので、この導電部材5
5,55は、電池ホルダ51の係合凹部54,5
4に嵌入係合する前記電池ホルダロツク部55
a,55aにおいて前記電池接触板52,52の
コ字形折曲片52a,52aに接触し、この電池
接触板52,52を介して間接的にペーパー状電
池50の電極に接続されるようになつている。
つまり、このペーパー状電池の実装構造は、ペ
ーパー状電池50を電池ホルダ51に保持させて
カード本体1内に挿入するとともに、カード本体
1の電池収納部に、前記電池ホルダ51がカード
本体1内に挿入されたときに電池ホルダ外側面の
係合凹部54,54に嵌入係合して電池ホルダ5
1をロツクするとともにこの電池ホルダ51に設
けられている前記電池接触板52,52に接触し
てペーパー状電池50の電極と間接的に接続され
る一対の可撓性導電部材55,55を設けたもの
であり、カード本体1内に電池ホルダ51を押込
み挿入すると、前記可撓性導電部材55,55が
その電池ホルダロツク部55a,55aを電池ホ
ルダ51の先端部両側面で押されて外側に撓み変
形し、電池ホルダ51をカード本体1内に完全に
挿入したときに、この導電部材55,55の電池
ホルダロツク部55a,55aが導電部材55,
55のばね力で電池ホルダ51の切欠部54,5
4に第3図に示すように嵌入して電池ホルダ51
をロツクするとともに、この電池ホルダロツク部
55a,55aが電池接触板52,52のコ字形
折曲片52a,52aに接触して、電池ホルダ5
1に保持されているペーパー状電池50をメイン
配線基板21に電気的に接続するようになつてい
る。なお、前記電池ホルダ51のつまみ部51b
の下面には第2図に示すように爪掛け溝51cが
設けられており、電池交換時の電池ホルダ51の
引出しは、この爪掛け溝51cに爪先を引掛けて
電池ホルダ51を強く引くことによつて行なわれ
る。
一方、第4図および第5図において、60はカ
ード本体1の後端側の側面に前記電池挿入部10
aと並べて設けられたスライド式の電源スイツチ
であり、この電源スイツチ60は次のような構成
となつている。すなわち、第1図および第3図に
おいて、61a,61b,61cは配線基板ユニ
ツト20の側面に基板巾方向に沿わせて形成され
た3個のスイツチ接点(固定接点)であり、この
うち61aおよび61bはGND接点、61cは
VDD接点とされている。これら各スイツチ接点6
1a,61b,61cは、第10図に示すよう
に、メイン配線基板21とサブ配線基板22の両
方にその側面から両基板21,22の対向面(メ
イン配線基板21の上面およびサブ配線基板22
の下面)に回り込ませて形成されており、両基板
21,22の対向面に回り込ませた部分において
互いに接触接続されている。また第1および第3
図において、62は、カード本体1内に配線基板
ユニツト20のスイツチ接点形成側面に対向させ
て設けられるとともにカード本体1の枠体10の
内側面で案内されて配線基板ユニツト20の巾方
向にスライド移動される合成樹脂製のスライド部
材であり、このスライド部材62の外側面には前
記枠体10に設けた凹入溝63からカード本体1
の外側面に僅かに突出する操作つまみ62aが突
設されている。またこのスライド部材62の配線
基板ユニツト20と対向する内側面には、両端部
において配線基板ユニツト20のスイツチ接点形
成側面に弾接する板ばね製のブラシ64が取付け
られている。このブラシ64は、スライド部材6
2と一体に移動して配線基板ユニツト20の側面
に形成されている各スイツチ接点61a,61
b,61cに選択的に接触するもので、前記操作
つまみ62aのスライド操作によりスライド部材
62を表示部4側に移動させると、ブラシ64が
第3図に示すようにGND接点61aとVDD接点6
1cに接して電源スイツチ60がONされ、スラ
イド部材62を反対側(ブラシ64がGND接点
61bに接する位置)に移動させると、ブラシ6
4がVDD接点61cから離れて電源スイツチ60
がOFFされる。また前記枠体10のスライド部
材案内部には、電源スイツチ60をONさせたと
きとOFFさせたときにスライド部材62の一端
に設けられている係合凸部65と係合する2つの
スライド部材ロツク用係合凹部66a,66bが
設けられており、スライド部材62のスライド操
作に節度感を与えるとともにこのスライド部材6
2をON状態またはOFF状態にロツクするように
なつている。
なお、前記配線基板ユニツト20の厚さは上部
パネル11と下部パネル12との間に収まる厚さ
となつており、したがつて、この電子カードの厚
さは、電池ホルダ51の厚さ約1mmに液晶表示パ
ネル40の厚さ約0.5mmと、上部パネル11の上
面シート11bおよび下部パネルの下部シート1
2aと下面シート12bの厚さを加えた厚さであ
る。つまりこの電子カードの厚さは約1.8mmであ
り、この電子カードは、表示部やキー入力部のな
い単一用途電子カードよりは若干厚くなつている
が、カードターミナル装置に無理なく挿入するこ
とができる。
次に、上記電子カードの回路構成を説明する
と、第11図において、70はCPUであり、こ
のCPU70には、カードターミナル装置のカー
ドコンタクト部に接触する接続端子5,5と、用
途選択キー2および履歴呼出しキー3と、表示駆
動部71が接続されており、さらにCPU70に
は、記憶演算部72、用途指定部73および
EEP−ROM74が接続されている。このEEP−
ROM74は、暗証番号(以下PINという)を記
憶し、カードターミナル装置に接続されているキ
ーボードからカードターミナル装置を介して入力
される入力情報(カード所有者が入力した暗証番
号)とPINとを照合して一致または不一致信号を
出力する暗証番号照合部74aと、カードの使用
経歴つまりカードによつて取引された取引情報等
の履歴情報を記憶するバランス記憶部74bを有
している。また、前記用途指定部73には、クレ
ジツト、バンキング、リザベーシヨン等の用途デ
ータが記憶されている。なお、75は電源であ
る。
この回路の動作を説明すると、前記用途選択キ
ー2は電子カードの用途を選択する際に操作され
るもので、電源スイツチ60をONさせて用途選
択キー2を操作すると、CPU70に用途選択キ
ー入力が与えられ、用途指定部73からこれに記
憶されている用途データのうちの最初の用途デー
タが読出される。この用途データは、記憶演算部
72に保持されるとともに、表示駆動部71にも
送られて表示部4に表示される。なお、この動作
は、用途選択キー2を操作するごとに繰返される
もので、用途選択キー2を操作する度に、用途指
定部73から順次用途データが読出されて記憶演
算部72に記憶される用途データコードが更新さ
れるとともに表示部4の表示も切替わる。したが
つて、所望の用途が表示部4に表示されるまで用
途選択キー2を操作すれば、カードの用途を所望
の用途に選択するとともに、記憶演算部72に選
択した用途データを記憶させることができる。
上記用途の選択は電子カードの使用時に行なわ
れるもので、用途を所望の用途例えばクレジツト
用に選択された電子カードは、電源をONさせた
ままの用途選択状態でカードターミナル装置に挿
入される。
この場合、上記電子カードは、上記のようにカ
ードの上面側に用途選択キー2と表示部4を設
け、下面側に接続端子5,5を設けたものである
から、カードの上面側を上にして用途選択キー2
の操作および表示された選択用途の確認を行なつ
た後、その姿勢のまま電子カードをターミナル装
置に挿入することで、カード下面側の接続端子
5,5をターミナル装置のカード挿入部底面に設
けられているカードコンタクト部に接触させるこ
とができるし、また、この電子カードは、表示部
4を上に向けた状態でカードターミナル装置に挿
入できるためにカードターミナル装置への挿入時
に表示部4に表示されている選択用途を再確認す
ることができるから、用途を誤選択してしまつた
場合でもこれをカードターミナル装置への挿入時
に容易に発見して、用途を誤選択したままカード
をカードターミナル装置に挿入してしまうのを防
ぐことができる。
しかして、電子カードをターミナル装置に挿入
してその接続端子5,5をターミナル装置のカー
ドコンタクト部に接触させると、ターミナル装置
からリセツト信号がカードに送られてCPU70
がリセツトされ(ただし記憶演算部72に記憶さ
れている用途データと表示部4の用途表示はその
まま残される)、カードからアンサーがターミナ
ル装置に返される。このアンサーがターミナル装
置に送られると、ターミナル装置からカードに
TCコードが送られ、カードから記憶演算部72
に記憶されている用途データがターミナル装置に
送られる。ターミナル装置では、この用途データ
をチエツクして用途データが適合すればターミナ
ル装置の表示部に暗証番号の入力指示を表示す
る。そして、カードターミナル装置に接続されて
いるキーボード部からカード所有者が暗証番号を
入力すると、この入力された情報(暗証番号)が
ターミナル装置からカードに送られる、この入力
情報は、EEP−ROM74の暗証番号照合部74
aに送られてこの暗証番号照合部74aに記憶さ
れているPINと照合され、両方が一致すれば一致
信号が、不一致の場合は不一致信号がカードから
ターミナル装置に送られる。この暗証番号の一
致、不一致は、ターミナル装置の表示部に取引
OKまたはNGとして表示される。
ここで、取引OKであれば、商店の店員は顧客
(カード所有者)が買掛購入する商品の金額等の
取引情報をターミナル装置にそのキーボード部か
ら入力する。このターミナル装置に入力された取
引情報は、ターミナル装置からカードに送られ、
カードはこの取引情報をEEP−ROM74のバラ
ンス記憶部74bに送つてそのクレジツト用記憶
エリアに記憶させる。これは、電子カードをバン
キング用やリザベーシヨン用等として使用する場
合も同様であり、例えばカードの用途をバンキン
グ用に選択してバンキングカードとして使用した
場合は、ターミナル装置から送られる情報(預貯
金預入引出し情報)がバランス記憶部74bのバ
ンキング用記憶エリアに記憶され、カードの用途
をリザベーシヨン用に選択してリザベーシヨンカ
ードとして使用した場合は、ターミナル装置から
送られる情報(予約情報および金額情報等)がバ
ランス記憶部74bのリザベーシヨン用記憶エリ
アに記憶される。
なお、取引情報等を記憶したカードは、ターミ
ナル装置の動作を終了させた後にターミナル装置
から取出される。
また、上記電子カードは、そのバランス記憶部
74bに記憶してある取引情報等の履歴情報を表
示部4に表示する機能ももつており、電源スイツ
チ60をONさせ、前記用途選択キー2を操作し
てカードの用途を例えばクレジツト用に選択した
状態で履歴呼出しキー3を操作すると、バランス
記憶部74bからそのクレジツト用記憶エリアに
記憶されている情報が記憶順に読出されて順次表
示部4に表示され、カードの用途をバンキング用
に選択した状態で履歴呼出しキー3を操作する
と、バランス記憶部74bのバンキング用記憶エ
リアに記憶されている情報が順次表示部4に表示
され、カードの用途をリザベーシヨン用に選択し
た状態で履歴呼出しキー3を操作すると、バラン
ス記憶部74bのリザベーシヨン用記憶エリアに
記憶されている情報が順次表示部4に表示され
る。したがつて、この電子カードによれば、カー
ドによつて買掛購入した買掛金額や預貯金金額お
よびリザベーシヨン内容等を忘れてしまつた場合
でも、このカードに記憶された履歴情報を任意に
呼出してカードの使用経歴を用途別に知ることが
できる。なお、上記履歴情報の表示は、一定時間
(1〜2秒)毎に自動的に切替わるようにしても
よいし、また履歴呼出しキー3を操作する毎に次
の情報が表示されるようにしてもよい。
しかして、この電子カードにおけるペーパー状
電池の実装構造では、上記のように、カード本体
1の電池収納部に、ペーパー状電池50の接続と
電池ホルダ51のロツクとの両方を機能をもたせ
た可撓性導電部材55,55を設けているから、
カード本体1の電池収納部には前記可撓性導電部
材55,55だけを設ければよく、したがつて、
ペーパー状電池50を電池ホルダ51に保持させ
てカード本体1内に挿入するとともに、カード本
体1内に挿入された電池ホルダ51をロツクして
ペーパー状電池50を実装状態に保持するように
したものでありながら、電池接続部材とロツク部
材との二種の部材を電池収納部に設けている従来
の実装構造に比べて、その構造を簡単にするとと
もに組立ても容易にすることができる。
なお、上記実施例では、電池ホルダ51に設け
られてペーパー状電池50の電極に接触する電池
接触板52,52の一部に電池ホルダ51の係合
凹部54,54内に嵌込まれるコ字形折曲片52
a,52aを形成して、導電部材55,55を電
池ホルダ51の係合凹部54,54に嵌入係合す
る電池ホルダロツク部55a,55aにおいて電
池接触板52,52の折曲片52a,52aに接
触させるようにしているが、前記導電部材55,
55は、電池ホルダロツク部55a,55aとは
別の部分において前記電池接触板52,52に接
触させるようにしてもよいし、また、前記導電部
材55,55にペーパー状電池50の電極に直接
接触する電池接触部を設けて、電池ホルダ51か
ら電池接触板52,52をなくしてもよい。
第12図はペーパー状電池50の電極に直接接
触する電池接触部を設けた可撓性導電部材55を
示したもので、この導電部材55は、一枚の金属
板に、電池ホルダ51の係合凹部54に嵌入係合
する電池ホルダロツク部55aと、基板取付片5
5bと、ペーパー状電池50の電極に接触する電
池接触部55cとを形成したものであり、この導
電部材55を使用すれば、電池ホルダ51に電池
接触板52を設ける必要はないから、部品点数を
少なくしてさらに構造を簡単にすることができ
る。
また、上記実施例では、用途選択機能と履歴情
報の読出し表示機能とをもつた多用途電子カード
におけるペーパー状電池の実装構造について説明
したが、この考案は、用途選択機能だけをもつた
多用途電子カードや、履歴情報の読出し表示機能
をもつた単一用途電子カードの側面におけるペー
パー状電池の実装構造にも適用できるし、また、
用途選択機能や履歴情報の読出し表示機能をもつ
た電子カードに限らず、カード面に表示部と演算
操作用のキーを配列して小型電子式計算機として
の機能をもたせた電子カードや、薄型電子式計算
機等の薄型電子機器におけるペーパー状電池の実
装構造にも広く適用できることはもちろんであ
る。
〔考案の効果〕
この考案は、ペーパー状電池を電池ホルダに保
持させて機器本体内に挿入するとともに、前記機
器本体内に、前記電池ホルダが電子機器本体内に
挿入されたときにこの電池ホルダに保持されたペ
ーパー状電池の電極に直接または間接的に接続さ
れるとともに前記電池ホルダの外側部に形成され
た係合凹部に嵌入係合して電池ホルダをロツクす
る可撓性導電部材を設けたものであり、このよう
に前記可撓性導電部材に、ペーパー状電池の接続
と電池ホルダのロツクとの両方を機能をもたせれ
ば、機器本体の電池収納部には前記可撓性導電部
材だけを設ければよいから、ペーパー状電池を電
池ホルダに保持させて機器本体内に挿入するとと
もに、機器本体内に挿入された電池ホルダをロツ
クしてペーパー状電池を実装状態に保持するよう
にしたものでありながら、電池接続部材とロツク
部材との二種の部材を機器本体の電池収納部に設
けている従来の実装構造に比べて、その構造を簡
単にするとともに組立ても容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図はこの考案の一実施例を示し
たもので、第1図はペーパー状電池を電源電池と
する電子カードの分解斜視図、第2図はペーパー
状電池を保持する電池ホルダの斜視図、第3図は
電子カードの電池収納部を示す拡大斜視図、第4
図および第5図は電子カードの上面側および下面
側から見た外観図、第6図および第7図は第4図
の−線および−線に沿う拡大断面図、第
8図および第9図はカード本体を構成する上部パ
ネルおよび下部パネルの分解斜視図、第10図は
カード本体内に設けられる配線基板ユニツトの分
解斜視図、第11図は電子カードの回路構成を示
すブロツク図である。第12図はこの考案の他の
実施例を示す可撓性導電部材の斜視図である。 1……カード本体、50……ペーパー状電池、
51……電池ホルダ、52……電池接触板、54
……係合凹部、55……可撓性導電部材、55a
……電池ホルダロツク部、55b……基板取付
片、55c……電池接触部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電子機器本体内にペーパー状電池を挿脱可能
    に実装する構造であつて、前記ペーパー状電池
    を電池ホルダに保持させて機器本体内に挿入す
    るとともに、前記機器本体の電池収納部に、前
    記電池ホルダが機器本体内に挿入されたときに
    この電池ホルダに保持されたペーパー状電池の
    電極に直接または間接的に接続されるとともに
    前記電池ホルダの外側部に形成された係合凹部
    に嵌入係合して電池ホルダをロツクする可撓性
    導電部材を設けたことを特徴とするペーパー状
    電池の実装構造。 (2) 電池ホルダにはペーパー状電池の電極に接触
    する電池接触板が設けられており、前記導電部
    材は前記電池接触板を介してペーパー状電池の
    電極に接続されることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のペーパー状電池の実
    装構造。 (3) 前記電池接触板にはその一部に電池ホルダの
    係合凹部内に嵌込まれる折曲片が形成されてお
    り、前記導電部材は電池ホルダの係合凹部に嵌
    入係合する部分において前記電池接触板の折曲
    片に接触することを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第2項記載のペーパー状電池の実装構
    造。 (4) 前記導電部材は、一枚の金属板に、電池ホル
    ダの係合凹部に嵌入係合する電池ホルダロツク
    部と、電池ホルダに保持されたペーパー状電池
    の電極に接触する電池接触部とを形成したもの
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のペーパー状電池の実装構造。
JP1481486U 1986-02-04 1986-02-04 Expired JPH0418207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1481486U JPH0418207Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1481486U JPH0418207Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62127665U JPS62127665U (ja) 1987-08-13
JPH0418207Y2 true JPH0418207Y2 (ja) 1992-04-23

Family

ID=30805158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1481486U Expired JPH0418207Y2 (ja) 1986-02-04 1986-02-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0418207Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2263189T3 (es) * 1997-11-05 2006-12-01 Philips Consumer Communications France Unidad de bateria y dispositivo portatil alimentado por bateria que incluye dicha unidad de bateria.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62127665U (ja) 1987-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62179994A (ja) 電子カ−ド
US4918631A (en) Compact type electronic information card
KR100222629B1 (ko) 포켓 사이즈 정보 전송 장치 및 그 장치를 사용하는 ic 카드
JPH1097599A (ja) Icカード用携帯端末装置
US11922245B2 (en) Smart card system for holding multiple smart cards
JPH05294093A (ja) 携帯可能記憶媒体
JPS60220482A (ja) Icカ−ド用ケ−ス
JPS58128076A (ja) Icカ−ド用ケ−ス
US6392881B1 (en) Portable electronic device
JPH0418207Y2 (ja)
EP0921490B1 (en) Electrical connector device for co-operating with a removable electronic medium
JPH0630465Y2 (ja) 電子カ−ド
JPH0416369Y2 (ja)
JPS62179995A (ja) 電子カ−ド
JPS62179993A (ja) 電子カ−ド
JPH0679478B2 (ja) 電池ホルダの装脱装置
JP3049912B2 (ja) 小型電子機器
JPS62156781A (ja) 小型電子機器
JPS62271343A (ja) 薄型電子機器の電池実装構造
JPH0731658B2 (ja) カード型電子機器
KR19990000627A (ko) 스마트 카드용 지갑
JP2001203792A (ja) 折りたたみ式携帯電話機
JPS62271165A (ja) 小型電子機器
JPH0731657B2 (ja) カード型電子機器
JPH0628306Y2 (ja) 電子カ−ド