JPH055972U - 外壁材の取付構造 - Google Patents
外壁材の取付構造Info
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- JPH055972U JPH055972U JP5257491U JP5257491U JPH055972U JP H055972 U JPH055972 U JP H055972U JP 5257491 U JP5257491 U JP 5257491U JP 5257491 U JP5257491 U JP 5257491U JP H055972 U JPH055972 U JP H055972U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 風荷重による浮き上がり防止、圧力緩和及び
雨仕舞性の確保を図る。 【構成】 胴縁2 に複数枚の外壁材1 を上下方向に配置
し、上下に隣り合う外壁材1,1 間に固定金具3 を介した
外壁材の取付構造であって、固定金具3 は固定片6 と、
連絡片7 と、連絡片7 の先端から上下に分れた第1上係
止片8 及び下係止片9 と、下係止片9 の端部に形成した
第2上係止片10とを備え、下係止片9 が下側の外壁材上
端部1Bの係止突部15に係止し、第1及び第2上係止片8,
10が上側に位置する外壁材下端部1Aに形成された第1及
び第2係止凹部11,14 に嵌入係止している。
雨仕舞性の確保を図る。 【構成】 胴縁2 に複数枚の外壁材1 を上下方向に配置
し、上下に隣り合う外壁材1,1 間に固定金具3 を介した
外壁材の取付構造であって、固定金具3 は固定片6 と、
連絡片7 と、連絡片7 の先端から上下に分れた第1上係
止片8 及び下係止片9 と、下係止片9 の端部に形成した
第2上係止片10とを備え、下係止片9 が下側の外壁材上
端部1Bの係止突部15に係止し、第1及び第2上係止片8,
10が上側に位置する外壁材下端部1Aに形成された第1及
び第2係止凹部11,14 に嵌入係止している。
Description
【0001】
本考案は、建物の外壁本体又は胴縁等に外壁材を固定金具を用いて取付ける構 造に関するものである。
【0002】
一般に、建物の外装は、図4に示すように、外壁本体又はこれに固着した胴縁 21に、窯業系パネル等からなる外壁材22を、表面から釘・ビス23等を脳天打ちし て固定することにより行なわれている。しかし、デザイン性と表面仕上げの高級 化の傾向が高まり、釘・ビス等が外壁材22の表面に出ない工法が提案されている 。即ち、この工法は、図3に例示するように、胴縁21の外側に複数の外壁材22を 、その上下に隣り合う端部間に固定金具24を介装して固定するものである。前記 固定金具24は、釘25により胴縁21に固定する固定片26と、固定片26から外壁材表 面側に直角に延びる連絡片27と、連絡片27の先端から上方及び下方に斜めに突出 する上下係止片28,29 を備えている。そして、上に位置する外壁材22の下端には 係止凹部30が形成され、下に位置する外壁材22の上端には係止突部31が形成され ており、前記凹部30に上係止片28が嵌入係止され、前記突部31に下係止片29が係 止され、外壁材22の連絡片27に当接する面32,33 が外壁材22の表面又は裏面と直 角な平面とされている。なお、上下外壁材22間には、防水シール材34が介装され ている。
【0003】
ところで、上記従来技術では、風荷重(負圧)が外壁材22に作用すると、上に 位置する外壁材22の下部に浮き上がり方向に力が加わり、固定金具24の上係止片 28が図3に2点鎖線281 で示すように曲げられて、外壁材22の下部が浮き上がり 、シール材34の止水機能が失なわれて、雨水が外壁材22間から裏側に侵入し、雨 仕舞性が低下するという問題がある。
【0004】 本考案は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところ は、風荷重による浮き上がりを防止し、雨仕舞性を確保できる外壁材の取付構造 を提供するにある。
【0005】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は外壁本体又は胴縁の外面側に複数枚の外壁材を上下方向に配置し 、上下に隣り合う外壁材間に固定金具を介装してなる外壁材の取付構造において 、前記固定金具は外壁本体等への固定片と、固定片から外壁材表面側に直交方向 に延びる連結片と、連結片の外側先端から上方に延びる第1上係止片及び下方に 延びる下係止片と、下係止片の端部から外壁材表面側に延びかつ上方に延びる第 2上係止片とを備え、下係止片を下に位置する外壁材の上端裏面側に形成された 係止突部に係止し、第1及び第2上係止片を上に位置する外壁材の下端部に二段 に形成された係止凹部に嵌入係止させたことを特徴としている。
【0006】
本考案によれば、固定金具の第1及び第2の上係止片が夫々上に位置する係止 凹部に嵌入係止されるので、外壁材に風荷重が作用した際、各上係止片に作用す る負圧力が半分となり、第1及び第2上係止片が負圧力によって曲げられること がなく、外壁材の下部が浮き上がらず、しかも、2段に設けた係止凹部によって 圧力が緩和し、したがって、雨仕舞の機能低下が生じることはない。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1において、1 は外壁材、2 は外壁本体に固着された下地材である胴縁、3 は固定金具、4 は釘で固定金具3 を胴縁2 に固着するものであり、上に位置する 外壁材1 の下端部1Aと下に位置する外壁材1 の上端部1Bとの間に、固定金具3 が 介装され、上下外壁材1,2 が接合されている。
【0008】 前記固定金具3 は、図2にも示しているように、胴縁2 等に固着される複数の 釘孔5 を有する平板状の固定片6 と、該固定片6 の下部を外壁材表面側に直交状 に切り起された連絡片7 と、連絡片7 の外側先端中央部から上方に固定片6 と平 行になるように折曲された第1上係止片8 と、該上係止片8 の両側で下方に固定 片6 と平行に折曲して延長された下係止片9 と、該下係止片9 の先端を上向きに カギ形に折曲した第2上係止片10とで構成されている。
【0009】 前記外壁材1 の上側に位置する外壁材下端部1Aには、厚さ方向の中央よりも裏 面寄りに上方に窪んだ第1係止凹部11が形成されて、その表面側が下方に長く延 びる突部12とされると共に、裏面側が突部12よりも短かい係止突部13とされてお り、前記突部12の下端にその厚さ方向の略中央に上方に窪んだ第2係止凹部14が 形成され、突部下端面12A が下側に位置する外壁材1の上端部1Bへの当接面とさ れている。
【0010】 また、下側に位置する外壁材1 の上端部1Bには、外壁材裏面(外壁本体)側に 上方に延びる係止突部15が設けられ、係止突部15の外壁材表面側に固定金具3 の 下係止片9 が当接すると共に、該表面と直角な段差状支持面16が形成され、該支 持面16に上側に位置する外壁材1 の突部下端面12A が当接し支持されるようにな っている。
【0011】 上記実施例において、外壁材1 を胴縁2 に取付ける場合、下側に位置する外壁 材1 を胴縁に当てがい(係止突部15を釘等にて固定してもよいが)、係止突部15 に固定金具3 を固定片7 下端部と下係止片9 で表裏から挟むように係止させた後 、固定片6 を釘4 により胴縁2 に固着することによって、外壁材1 の上端部1Bを 固定する。次いで、上側に位置する外壁材1の下端部1Aを、その裏面側係止突部 13が固定金具3 の固定片6 と第1上係止片8 との間に嵌入し、かつ第1及び第2 上係止片8,10が外壁材1 の2段に形成された第1及び第2係止凹部11,14 に夫々 嵌入するように胴縁2 に沿って下方にずらし、下側の外壁材1 上端部1Bの支持面 16に前記突部下端面12A を当接支持させる。このようにして、外壁材1 は下から 上へと相互に固定金具3 を介して接合しながら取付けられる。
【0012】 なお、上側と下側の外壁材1,1 間の第2上係止凹部14と支持面16の適所に、シ ール材(図示省略)を嵌入することができる。 そこで、外壁材1 の表面に風荷重(負圧)が作用した場合、その負圧力によっ て外壁材1 の下端部1Aが、図1に2点鎖線で示すように、浮き上がろうとするが 、固定金具3 の第1及び第2上係止片8,10が係止凹部11,14 内に嵌入係止されて いるので、負圧力は両係止片8,10に2分されて負担され、したがって、第1及び 第2上係止片8,10が負圧力によって曲げられることがなく、外壁材1 の下部が浮 き上がりが阻止される。また2段に設けた係止凹部11,14 によって、圧力緩和が 2段階に行なわれ、雨水の侵入が防止され、雨仕舞性が確保されると共に、外観 を取付時の状態に保持することができる。
【0013】 本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば固定金具の形状を変 えるなど、適宜設計変更することができる。
【0014】
本考案は、上述のように、外壁本体又は胴縁の外面側に複数枚の外壁材を上下 方向に配置し、上下に隣り合う外壁材間に固定金具を介装してなる外壁材の取付 構造において、前記固定金具は外壁本体等への固定片と、固定片から外壁材表面 側に直交方向に延びる連結片と、連結片の外側先端から上方に延びる第1上係止 片及び下方に延びる下係止片と、下係止片の端部から外壁材表面側に延びかつ上 方に延びる第2上係止片とを備え、下係止片を下に位置する外壁材の上端裏面側 に形成された係止突部に係止し、第1及び第2上係止片を上に位置する外壁材の 下端部に二段に形成された係止凹部に嵌入係止させたことを特徴とするものであ るから、風荷重による外壁材の浮き上がりを防止できると共に圧力緩和を図るこ とができ、雨仕舞性を確保して耐久性を向上させることができる。
【図1】本考案の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】固定金具の正面図である。
【図3】従来例を示す縦断側面図である。
【図4】他の従来例を示す縦断側面図である。
1 外壁材 1A 下端部 1B 上端部 2 胴縁 3 固定金具 6 固定片 7 連絡片 8 第1上係止片 9 下係止片 10 第2上係止片 11 第1係合凹部 12 突部 13 係止突部 14 第2係合凹部 15 係止突部
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外壁本体又は胴縁の外面側に複数枚の外
壁材を上下方向に配置し、上下に隣り合う外壁材間に固
定金具を介装してなる外壁材の取付構造において、前記
固定金具は外壁本体等への固定片と、固定片から外壁材
表面側に直交方向に延びる連結片と、連結片の外側先端
から上方に延びる第1上係止片及び下方に延びる下係止
片と、下係止片の端部から外壁材表面側に延びかつ上方
に延びる第2上係止片とを備え、下係止片を下に位置す
る外壁材の上端裏面側に形成された係止突部に係止し、
第1及び第2上係止片を上に位置する外壁材の下端部に
二段に形成された係止凹部に嵌入係止させたことを特徴
とする外壁材の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257491U JPH055972U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 外壁材の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257491U JPH055972U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 外壁材の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055972U true JPH055972U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=12918582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5257491U Pending JPH055972U (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 外壁材の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055972U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59180125A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | 捩り振動減衰装置 |
JPS59222624A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-14 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | 捩り振動減衰装置 |
JP2003020771A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Asahi Kasei Corp | パネル及びパネルの取付構造 |
JP2007155140A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Corona Corp | 屋外設置型温水器の筐体 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP5257491U patent/JPH055972U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59180125A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-13 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | 捩り振動減衰装置 |
JPH0577890B2 (ja) * | 1983-03-30 | 1993-10-27 | Atsugi Unisia Corp | |
JPS59222624A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-14 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | 捩り振動減衰装置 |
JPH0577891B2 (ja) * | 1983-05-31 | 1993-10-27 | Atsugi Unisia Corp | |
JP2003020771A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Asahi Kasei Corp | パネル及びパネルの取付構造 |
JP2007155140A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-21 | Corona Corp | 屋外設置型温水器の筐体 |
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