JPH0558667U - 緩衝材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビ等の梱包時に使用される緩衝材をコス
トが安く作業製の向上を図る構成とする。 【構成】 底緩衝材２の前面コーナー部に硬度を増した
発泡スチロ−ル（発泡倍率２０倍）製緩衝材補強部材３
を接着した構成。従来のプラスチック製コーナーパッド
に比べてコストが安く、かつ底緩衝材と緩衝材補強部材
は一体型のため、作業性も向上する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、テレビジョン受像機等の梱包時に使用される緩衝材の補強に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

図３に示すように、底緩衝材２のコーナー破損を防ぐため底緩衝材２の前面コ ーナー部に衝撃強度の高いプラスチック製のコーナーパッド５を取り行けていた 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、このコーナーパッド５は、プラスチック製の成形品のためコスドが 高く、またコーナーパッド５はセット梱包時に、あらかじめ図１のパッキンケー ス４内に置かれているため、振動によって位置がずれると底緩衝材２がパッツキ ンケース４内に挿入できなくなり、作業ロスが生じるという問題があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この目的を達成するために本考案は、図２に示すように底緩衝材２の前面部に 図のような凹形状を加工し、硬度を増した発泡スチロール製部材（たとえば発泡 倍率１９〜２１倍）からなるコーナーパッドすなわち緩衝材補強部材３を接着剤 で底緩衝材２へ取り付けるかたちで構成している。

【０００５】

【作用】

この構成によって、緩衝材補強部材３が底緩衝材２と一体となったため、コー ナパッドが位置ズレせず作業能率が向上する。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。 図１において、１はテレビ、２は底緩衝材、３は緩衝材補強部材、４はパッキン ケ−スである。

【０００７】 図２はコーナパッドすなわち緩衝材補強部材３についてその具体的構造を示し たものである。緩衝材補強部材３は底緩衝材２にくらべて硬度を増した（発泡倍 率２０倍）発泡スチロールで作られ、底緩衝材２のコーナに接着して取り付けら れる。

【０００８】

【考案の効果】

この構造によって、従来のような、振動によってコーナーパッドの位置がずれ てパッキンケース内に底緩衝材が挿入できなくなり、作業ロスが生じるという問 題はなくなる。またプラスチックの成形品のコーナーパッドにくらべ、発泡スチ ロールの緩衝材補強部材はコストも安く、かつ強度的にも発泡倍率２０倍の発泡 スチロールであれば落下試験における強度では成形品のコーナーパッド同等の強 さがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例におけるテレビ梱包の分解斜
視図

【図２】本考案の一実施例における緩衝材と補強部材の
構成斜視図

【図３】従来のコーナーパッドの斜視図

【符号の説明】

１ テレビ ２ 底緩衝材 ３ 緩衝材補強部材 ４ パッキンケース ５ コーナーパッド

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内蔵セッドを衝撃から保護する緩衝材
   （２）のコーナー部に、前記緩衝材より硬度を増した発
   泡スチロール製コーナパッド（３）を接着して補強した
   ことを特徴とする緩衝材。