JPH0558489B2 - - Google Patents

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JPH0558489B2
JPH0558489B2 JP5279387A JP5279387A JPH0558489B2 JP H0558489 B2 JPH0558489 B2 JP H0558489B2 JP 5279387 A JP5279387 A JP 5279387A JP 5279387 A JP5279387 A JP 5279387A JP H0558489 B2 JPH0558489 B2 JP H0558489B2
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JP
Japan
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resolver
phase
rotation angle
circuit
frequency component
Prior art date
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Application number
JP5279387A
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English (en)
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JPS63218819A (ja
Inventor
Juzo Takakado
Hirotoshi Kawamura
Hirohiko Murata
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レゾルバによつて回転角を検出する
レゾルバ式回転角検出装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、レゾルバは回転角および回転速度を同時
に検出する装置として、特にサーボモータ用とし
て広く用いられつつあり、従来のロータリエンコ
ーダ(パルスピツクアツプ)等に比べ安価にして
堅牢であるという利点を有する。
かかるレゾルバの原理を簡単に説明する。すな
わちレゾルバはステータとロータとを有してお
り、このステータの2相巻線にそれぞれ90゜位相
差の2相交流電流を流すと、ロータ巻線には位相
変調された〓(θ+θr)なる誘起電圧が発生す
る。ここで、θrはロータ回転角である。
そして、この電圧信号〓(θ+θr)より位相信
号θrを抽出すれば、ロータ回転角θrを検出するこ
とができ、更にこれを時間微分すれば、dθr/dtと
なりロータ回転速度を検出することができる 第2図にレゾルバの2相励振回路の構成例を示
す。この第2図において、1はデジタルで〓θと
〓θの2相信号を出力する回路、2,3はデジタ
ル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器、
4,5はD/A変換器2,3の出力を増幅する増
幅器、6は2相励振タイプのレゾルバ、7はレゾ
ルバロータ(回転トランスを含む)、8は回転
角/回転速度検出回路である。
この第2図に示すものでは、D/A変換器2,
3から増幅器4,5を介してレゾルバ6における
ステータの2相巻線に90゜位相差の2相交流電流
が供給され、これによりレゾルバロータ7の巻線
に位相変調された〓(θ+θr)なる誘起電圧が発
生し、この電圧から回転角/回転速度検出回路8
が回転角θrと回転速度dθr/dtとを検出するように
なつている。
また、第3図は2相励振回路をトランジスタ等
から成るスイツチ回路で構成した例であるが、こ
の第3図において、9はトランジスタのスイツチ
ングパターンを生成し出力する回路、10,11
はそれぞれ単相ブリツジ接続されたトランドジス
タ等から成りスイツチングパターン生成回路9か
らの〓θ,〓θ相当のスイツチングパターンを受
けてレゾルバ6のステータ2相巻線に90゜位相差
の励振用交流電流を供給するスイツチング回路で
ある。なお、第3図中、第2図と同じ符号はほぼ
同様の部分を示す。また、上記スイツチングパタ
ーンとしては120゜矩形波が用いられる場合が多
い。
そして、この第3図に示すものでも、スイツチ
回路10,11からのレゾルバ6におけるステー
タの2相巻線に90゜位相差の2相交流電流が供給
され、これによりレゾルバロータ7の巻線に位相
変調された〓(θ+θr)なる誘起電圧が発生し、
この電圧か回転角/回転速度検出回路8が回転角
θrと回転速度dθr/dtとを検出するようになつてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のレゾルバ式回
転角検出装置では、例えば第2図に示すものの場
合、高価なD/A変換器が必要であり、更には各
D/A変換器出力側のOPアンプのオフセツトやゲ
インの違いにより厳密に90゜位相差を有する2相
出力を得るためには調整が必要であるほか、レゾ
ルバロータの位置変化による1次リアクタンスの
変動によつてレゾルバ回転速度に対応する波形歪
がOPアンプ出力に生じ、これによりレゾルバス
テータの回転界磁ベクトルの真円度が崩れ、レゾ
ルバロータの位置検出誤差が増大する。
また、第3図に示すものの場合、通常用いられ
る120゜矩形波では6n±1の高調波を含むので、ス
テータの回転界磁ベクトルの真円度が悪くなり、
これにより角度検出誤差が大きくなる。
本発明はこのような問題点を解決するためにな
されたもので、安価で簡単な手段を用いて正確な
2相交流が得られるようにした、レゾルバ式回転
角検出装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明のレゾルバ式回転角検出装置
は、その2相励振回路が、基本波に比べ十分高い
キヤリヤ周波数成分を有するパルス幅変調波形か
ら成る2相交流を出力する回路として構成される
とともに、上記信号検出ラインに少なくとも上記
キヤリヤ周波数成分以上の周波数成分を除去しう
るローパスフイルタが介装されたことを特徴とし
ている。
〔作 用〕
上述の本発明のレゾルバ式回転角検出装置で
は、2相励振回路から、基本波に比べ十分高いキ
ヤリヤ周波数成分を有するパルス幅変調波形から
成る2相交流がレゾルバのステータに供給され、
これによりレゾルバロータの誘起電圧信号検出ラ
インにロータ回転角情報をもつた誘起電圧が出力
されるが、この電圧信号はキヤリヤ周波数成分
(高調波成分)を含んでいるので、これがローパ
スフイルタによつて除去される。その結果位相変
調され基本波成分がろ波されて検出される。
〔発明の実施例〕
以下、図示する実施例につき本発明を具体的に
説明する。第1図は本発明の一実施例としてのレ
ゾルバ式回転角検出装置を示すブロツク図であ
り、この第1図において、12は例えば24MHzの
高速クロツク信号を出力する発振器、13は発振
器12からのクロツク信号を計数するカウンタ、
14はカウンタ13からのデジタル信号に相応す
るスイツチングパターンを2相のパルス幅変調
(PWM)正弦波信号の形で予め記録されている
デコーダ、15,16はそれぞれ〓θ,〓θ相当
のPWM信号により高速で動作するスイツチ回路
で、これらのスイツチ回路15,16はそれぞれ
単相ブリツジ接続されたトランジスタやこのトラ
ンジスタに逆並列接続されたダイオード等から成
り、基本波に比べ十分高い(数10倍)のキヤリヤ
周波数成分を有するPWM波形から成る90゜位相差
の2相交流電流を出力できるようになつている。
すなわち、発振器12、カウンタ13、デコーダ
14、スイツチ回路15,16はレゾルバ6を励
振するため相互に90゜の位相差を有する2相交流
電流を生成する2相励振回路を構成する。
また、第1図において、17はレゾルバロータ
7に誘起された電圧を検出する誘起電圧信号検出
ライン17にはPWMによるキヤリヤ周波数成分
(高調波成分)を除去するローパスフイルタ18
が介装されている。
また、19はローパスフイルタ18からの位相
変調された基本波成分(正弦波)〓(θ+θr)を
矩形波に整形する波形整形回路、20は波形整形
回路19の出力信号の360゜毎のエツジでカウンタ
13の出力デジタル値をラツチして回転角θr情報
を検出する回転角検出器としてのラツチ回路であ
る。
上述の構成により、発振器12から24MHzとい
う高速クロツク信号が出力され、これを受けたカ
ウンタ13からの信号によつてデコーダ14が動
作しPWM信号を出力する。そしてこのPWM信
号はそのキヤリヤ周波数を基本波よりも十分に高
い数10KHz以上の高速キヤリヤとしているので、
スイツチ回路15,16からは正確な2相交流が
得られる。これによりD/A変換器等の高価な部
品が不要となり、更にはオフセツト、ゲインの調
整も不要となるほか、励振回路の内部インピーダ
ンスも低く、負荷変動による基本波波形歪を小さ
くすることができるので、真円度の高いステータ
回転磁界が得られるのである。
ところで、このようにPWM励振であるため、
レゾルバロータの誘起電圧信号検出ライン17側
には、キヤリヤ周波数成分の高調波がのる。しか
しこの高調波成分はローパスフイルタ18で簡単
に除去される。これはこの周波数成分が基本波に
対し数10倍も高い周波数であるから、その除去が
容易なのである。その結果波形歪の小さい良好な
正弦波の2次電圧帰還波形が得られ、これにより
励振電圧との位相差θrが精密にデジタル的に計数
できるので、回転角検出精度が大いに向上するの
である。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明のレゾルバ式回転
角検出装置によれば、レゾルバの2相励振交流
を、少なくとも基本波の数10倍の高速キヤリヤの
パルス幅変調波形とし、2次側の誘起電圧信号検
出ラインにローパスフイルタを受け、キマリヤ周
波数近傍のスペクトルの高調波成分を除去できる
ようにしたので、安価で簡単な手段で、正確な2
相交流を供給することができ、これにより正確な
回転角を検出できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としてのレゾルバ式
回転角検出装置を示すブロツク図、第2,3図は
いずれも従来のレゾルバ式回転角検出装置を示す
ブロツク図である。 図において、6…レゾルバ、7…レゾルバロー
タ、12…発振器、13…カウンタ、14…デコ
ーダ、15,16…スイツチ回路、17…誘起電
圧信号検出ライン、18…ローパスフイルタ、1
9…波形整形回路、20…ラツチ回路、なお、図
中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レゾルバにより回転角を検出するレゾルバ式
    回転角検出装置において、上記レゾルバを励振す
    るため相互に90゜の位相差を有する2相交流を生
    成する2相励振回路と、レゾルバロータの誘起電
    圧を検出する信号検出ラインとをそなえ、上記2
    相励振回路が、基本波に比べ十分高いキヤリヤ周
    波数成分を有するパルス幅変調波形から成る2相
    流を出力する回路として構成されるとともに、上
    記信号検出ラインに少なくとも上記キヤリヤ周波
    数成分以上の周波数成分を除去しうるローパスフ
    イルタが介装されたことを特徴とする、レゾルバ
    式回転角検出装置。
JP5279387A 1987-03-06 1987-03-06 レゾルバ式回転角検出装置 Granted JPS63218819A (ja)

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JPS63218819A JPS63218819A (ja) 1988-09-12
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